澤地久枝作品一覧

  • 文藝春秋2024年5月号
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    ■■■緊急特集 都知事の「ウラの顔」■■■ ◎小池百合子都知事 元側近の爆弾告発 小島敏郎(元都民ファーストの会事務総長・弁護士) 「私は学歴詐称工作に加担してしまった」 ◎カイロで共に暮らした友への手紙 北原百代 百合子さん、あなたが落第して大学を去ったことを私は知っている── ◎コロナワクチン後遺症 読者の疑問に答える 福島雅典(京都大学名誉教授) ◎大座談会 昭和海軍に見る日本型エリート 保阪正康/河野克俊/戸高一成/新浪剛史/楠木建 ◎特捜部はなぜ五人衆を逮捕できないか 五十嵐紀男(元東京地検特捜部長) ◎プーチン新政権の「影の軍団」小泉悠×長谷川雄之 ◎トランプ前大統領は気配りもできる 杉山晋輔(元駐米大使) ◎短期集中連載4  駐中国大使、かく戦えり 原発処理水「情報戦」の真相 垂秀夫 ◎訂正できない日本共産党 東浩紀×松竹伸幸 ◎五大商社を鍛えた失敗の歴史 秋場大輔 ◎伝説のサラリーマン投資家が明かす個人資産800億円の投資術 清原達郎 ◎東大教授の「尊厳死」提言 あなたはどう死にたいですか 佐倉統 ◎カラダの不調スッキリ 室伏流4つのメソッド 室伏広治(スポーツ庁長官) ◎令和Z世代はなぜ働かないのか 麻布競馬場 佐藤優 ◎皇居の新博物館で宝物を探そう 磯田道史 島谷弘幸 ◎アカデミー賞なんて夢みたい 本田雄 ◎松本幸四郎インタビュー 叔父吉右衛門の煙草入れ 【連載】 ◎新連載 地図を持たない旅人 大栗博司 ◎お笑い社長繁盛記4 太田光代 ◎ムーンサルトは寝て待て10 内館牧子 ◎記者は天国に行けない28 清武英利 ◎有働由美子対談64 万城目学(作家) ◎小説 病葉草紙 京極夏彦

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  • 石川節子 愛の永遠を信じたく候
    3.0
    石川節子は、夫である石川啄木の愛と才能に命を賭けて生きた、果敢な女。天才詩人と謳われた啄木の多くの詩歌も、病気と貧困にめげぬ妻の献身なしにはありえない。だが、その晩年、節子は生活に疲れ、思想的に大きく成長していく啄木から、決定的に取り残されていく……ひとつの愛に殉じた、明治の女の哀切な生涯。
  • 家族の横顔
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    愛の絆が切れるとき、家族関係が壊れるとき、その端的な形は、離婚や家庭内殺人に結びつく。しかし、もっと見えない不確かな形で、家族の孤独は深まっている。今日ほど、家族崩壊の危機が深刻な時代はない。人間の絆とは何か。現代人の苦悩とは何か。誰しもが問われる家族のあり方と生きることの意味をさぐる。家族の孤独を追うルポルタージュ。
  • 記録 ミッドウェー海戦
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    1942年6月のミッドウェー海戦は、日本がアメリカに大敗を喫し、太平洋戦争の転換点となった海戦である。この海戦の取材は著者の予想を越えて、約7年に及ぶ壮大なプロジェクトとなった。日米双方の戦死者を調査し、戦闘経過を史料から跡付け、敗戦原因の定説であった「運命の5分間」に異を唱えることとなったのだ。本書は、ときにミッドウェー島へ赴き、日本側3056名、アメリカ側362名の戦死者の生年、所属階級、家族構成などをあらゆる手をつくして突き止め、手紙やインタビュー等を通じて戦死者とその家族の声を拾い上げた圧巻の記録である。「彼らかく生き、かく戦えり」。全名簿と統計を付した第一級の資料。
  • 心だより
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    歴史に埋もれた女たちを発掘し、その姿を生きいき甦らせて語る著者は、人間の不正義を許さぬ、苛烈で厳しい歴史認識を持つ一方、限りなく女の哀しさに寄りそう、心優しい情の人でもある。多くの人々との出会い、父と母、幼き日への回想など、さりげない日常の記憶の中に、人間的な真実の光を見る、珠玉の随筆集。古いものを愛し、さりげない情景に心魅かれる著者が、ひとり暮しの女の四季折々の心模様と、甦る幼い日の記憶をたどる、心に染みる静かな感動の好エッセイ。ハートに潤いを添える46選。
  • 昭和とわたし 澤地久枝のこころ旅
    4.0
    「本書はわが人生のアンソロジーです」。二・二六事件、太平洋戦争、沖縄密約……昭和に翻弄された女性たちに寄り添って、時代の声を刻み続けた約50年にわたる仕事を一冊に凝縮。 女性ノンフィクション作家の草分けとして知られる著者。昭和の戦争や重大事件を扱った重厚な作品から、着物について書かれたエッセイ、友人との交遊など描いた軽妙な作品まで、その魅力を余すことなく収録した「澤地久枝入門」に最適の一冊! 【目次】 序  その仕事を貫くもの I わたしの満州  戦前から戦中を過ごして II 棄民となった日々  敗戦から引揚げ III 異郷日本の戦後 わが青春は苦く切なく IV もの書きになってから 出会ったひと・考えたこと V 心の海にある記憶   静かに半生をふりかえる VI 向田邦子さん  生き続ける思い出
  • 一千日の嵐
    5.0
    ナチズム・社会主義・そして東西統一……激動の世紀を勁(つよ)く生きた女たち。歴史に翻弄される旧東ドイツの女性たちの個人史を通して、歴史と個人、政治と個人を考える。 ●ドイツ、それもいまや余計者あつかいされがちな旧東ドイツの女性たち。戦後の50年を支えてきた人たちが語ったその個人史にかさねて、わたしはわたし自身を、「昭和」と呼ばれる時代を、さらに「50年」の節目を考えたいと思っている。――(本文より)
  • 試された女たち
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    江戸から昭和、それぞれの時代を生きた女たちの軌跡。時の流れをしたたかに泳ぎ切った女、流れの外でひっそりと生きた女、流れに身をまかせた女、逆らった女……。横浜富貴楼・お倉、九絛武子、杉田久女など、時の流れの中で自己を試されながらも、勁くしなやかに生きた女たちの生と死を、今、愛惜をこめて描く。歴史の表舞台には出ない女たちの生き方!
  • 妻たちの二・二六事件 新装版
    4.4
    二・二六事件で“至誠”に殉じた熱血の青年将校たち。遺された妻たちは事件後、どのような人生を歩んでいったのか。困難な取材をねばり強く重ね、文字通り足で歩いて検証した、もう一つの二・二六事件。衝撃と感動を呼ぶ、ノンフィクションの金字塔。 〈解説〉中田整一
  • 時のほとりで
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    ささやかでいい、時代の証言者として生きたい。戦争の犠牲となった名もない人生に心ひかれ向かった、満州、ニューギニア、ロシア、トルコ……。ピースボートからゴミ問題、大島渚、小沢昭一、丸木俊、向田邦子さんのことなど、3度目の心臓手術を控えた日々、心に湧き上る思いをつづる。凛として温かく、勇気の出る随筆集。不確かな命を生きた日々の形見、時の流れに洗われ小石になっても変わるわけにゆかない「わたしの仕事」、生きる勇気の湧く名エッセイの数々。
  • 人は愛するに足り,真心は信ずるに足る アフガンとの約束
    4.2
    一九八四年に医療援助活動を開始してから二〇一九年に凶弾に倒れるまで,戦乱と劣悪な自然環境に苦しむアフガンの地で,人々の命を救うべく身命を賭して活動を続けた中村哲医師.良き聞き手を得て,自らの個人史的背景とともに,熱い思いを語った肉声の記録,待望の文庫化.遺志を受け継ぐ現地スタッフのメッセージを収録.

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  • 14歳〈フォーティーン〉満州開拓村からの帰還
    3.6
    「昭和」を見つめ、一貫して戦争や国家を問うてきた著者の原点となったのは、1945年、14歳での敗戦体験だった。家族と渡った満州・吉林。敗戦後の難民生活は一年に及ぶ。「棄民」ともいうべき壮絶な日々、そして一家での日本への引き揚げ……。14歳という多感な少女が軍国少女となり、日に日に戦争に巻き込まれていく様を、自身の記憶と膨大な資料から丁寧に回顧し綴る。【目次】少女の行程/澤地家家系図/吉林市の街中の地図/はじめに/第一章 十四歳の少女/第二章 秘密/第三章 王道楽土/第四章 戸籍謄本/第五章 学徒動員・無炊飯/第六章 水曲柳開拓団/第七章 八月十五日・敗戦/第八章 いやな記憶/第九章 蟄居の日々/第十章 内戦下/第十一章 旧陸軍兵舎/第十二章 日本へ/おわりに
  • ベラウの生と死
    -
    美しいベラウの島々で、餓えて死んでいった男たちがいた。戦争末期、孤立した南の島で、男たちの生と死をわけたのは何だったのか? ひとつの資料から取材を重ね、戦闘を描かずして「戦争」の顔を浮かび上がらせる……。もの言わぬ死せる人々を、そして、幼いいのちが担う地球の未来を、静かに見つめる必読の書。戦争は終わらない!
  • 道づれは好奇心
    5.0
    「やりたいことはかならずやるという厄介な習性。その中心に位置しているのが『好奇心さま』なのだ」という著者が、来(こ)し方を振り返りつつも、若い学生とともに学ぶ沖縄の日々を綴る。そしてその中で気づいた「伝えるべき『知恵』と経験がわたしにもある」という事実。愛に満ちた人生の指針となるエッセイ集。今日も学びながら想う……いま、伝えたいこと!
  • 未来は過去のなかにある─歴史を見つめ、新時代をひらく
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦争のない「冷戦」を享受できたのは、アジアでは日本だけであり、それは例外的状況だった! その結果として、60年以上にわたる稀有な繁栄と平和がある。その光と影を知ることは、われわれの義務ではないだろうか。 ■本文より 過去のなかには失敗したことも成功したことも含めて、さまざまな人類の叡知、知恵があると思うんです。それを読み取って自分のものにする。そのときになにを大事にするかといったら、“誰がなにを言ったか”よりも、“どんな事実があったか”です。(澤地久枝) わたくしたちはひとつの国の歴史だけではなく、また隣国の歴史はもちろんのこと、遠いヨーロッパで起きた、その歴史をもしっかりと学びながら、いまのこのキナ臭い状態にたいして、なにが未発の可能性としてありうるのかを真剣に考えなければなりません。(姜尚中) 私たちは前の時代の歴史の声に耳を澄ますと同時に、後の世に向けて歴史の声をつぶやきつづけなければいけない。そのために私たちは、日常のなかでつねに意識的であることが大事ではないか。(保阪正康) ※北海道新聞では保阪正康さんの監修のもと、「≪道新フォーラム≫現代への視点~歴史から学び、伝えるもの」という企画を2009年から継続しています。これまでに半藤一利、立花隆、澤地久枝、姜尚中、香山リカなど各氏が講演し、聴衆と活発な討論を重ねてきました。本書はその活字化の第2弾として2010年のフォーラムをお届けするものです。 ≪道新フォーラム≫活字化 第2弾 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 烙印の女たち
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    スキャンダラスな事件の裏の人生模様を描く。事件の渦中に立たされ烙印を押された女たち。彼女らの閉じられた心の深奥に分入り、その苦渋、怖れ、ためらいを共にし、恵まれぬ人生の素顔を描く、迫真のルポ。……世間は、簡単に〈烙印〉を押し、忘れない。烙印を押された側に、どんな秘めた思いがあるのか、思いやろうとする暇もなく、次々と事件は起き、流れ去ってゆく――。少女誘拐殺人事件、足利銀行二億円詐取事件、加藤新一老の悲願を支えた長女……6つの事件の中の女性たちを追い、人生の重さを伝える、迫真のルポルタージュ。
  • 六十六の暦
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    わたしは精一杯生きたいと、手さぐりしてきた。はっきりした答えのないまま、アメリカヘ行き、沖縄へ移り住んでみようとしている……。66歳にしてスタンフォード大学に学び、沖縄の習慣や行事に眼をみはる日々。貧欲に存分に人生を楽しみ、いのちを愛おしむ眼に映じた風景を切り取る、珠玉のエッセイ集。老いることと、年を重ねることは違う。若い日の問いかけを心の底に持ち続け、爽やかなチャレンジ。さあアメリカヘ、沖縄へ!
  • 私のかかげる小さな旗
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    敗戦の日、わたしは14歳だった……。あの日をさかいに、それまで頭上をおおっていた国家と軍隊、それにつらなるいっさいが、きれいに消えていった。それから60年近く。「戦後」の初心をわたしは忘れない! いまや前のめりに進む日本社会に待ったをかける、みずみずしい信念と若々しい行動をつづるエッセイ。
  • 私の青春日めくり
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    ふりかえれば迷い傷つき、苦悩した青春の日々。人と歴史とのめぐり逢い。ひたむきに生きて愛を知り、少女は大人に……。敗戦を機に上京した焼け跡だらけの街での生活、初めて仕事を通して知った社会や激しく動く政治の季節のなかで、多感な若き心が揺れる。いま「青春」のあなたに贈る、自伝的長編エッセイ。若い人生の歩みを、みずから素直に描いて、感動をよぶ!

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