菅 浩江作品一覧

  • 永遠の森 博物館惑星
    3.9
    〔日本推理作家協会賞受賞作〕全世界の芸術品が収められた衛星軌道上の巨大博物館〈アフロディーテ〉。そこでは、データベース・コンピュータに直接接続した学芸員たちが、日々搬入されるいわく付きの物品に対処するなかで、芸術にこめられた人びとの想いに触れていた。切なさの名手が描く美をめぐる9つの物語
  • アイ・アム I am.
    完結
    3.9
    私は誰?円柱形のボディに特殊ラバーの腕。プログラミングされた高度な知識と技術で、難病の子供や末期癌患者たちを介護すべく活躍を始めた〈ミキ〉。生と死が隣り合わせの現場で激しく揺れる心、なぜか甦る奇妙な記憶。私は本当にロボットなの?「自分探し」をするミキが“人間とは何か”を問う、感涙の近未来小説誕生!
  • ID‐0 I Cognosce te ipsum.――汝自身を知れ
    -
    谷口悟朗×黒田洋介のヒットメーカーコンビが、3DCGスタジオのサンジゲンと共に手がけた最注目のSFアニメーション『ID-0』。オリハルト鉱石と記憶を無くした永劫変性者(エバートランサー)であるイドの物語を、『博物館惑星』の菅浩江がノヴェライズ。2カ月連続刊行!
  • 鬼女の都
    完結
    3.0
    「あさましい鬼がいてるのン」京都もので人気の女流作家が謎の言葉を残し、自殺。生前から、そして彼女の死後も呪詛をこめた手紙を送り続ける“ミヤコ”、その正体と意図は何か?真相を追う女子大生の眼前で連続する怪事件…。「幻想」と「論理」という対極の方法論を融合した本格推理の醍醐味!
  • GEAR Another Day五色の輪舞
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    京都で話題沸騰のパフォーマンス舞台『GEAR‐ギア‐』を題材に、文・菅浩江、絵・山田章博というファンタジー界の二大作家が夢の競演したビジュアルブック。

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  • 五人姉妹
    3.9
    バイオ企業を率いる父によって成長型の人工臓器を埋め込まれた葉那子には、四体のクローンが用意されていた。無事に成長した彼女は、亡き父の想いをもとめ"姉妹"と面会するが……クローン姉妹の複雑な心模様をつづる表題作、『永遠の森 博物館惑星』の後日譚ほか“やさしさ”と“せつなさ”の名手による九篇
  • 白い手
    完結
    -
    女の胸のうちに巣くう闇。そして、ふいに姿を現しはじめた美しい白い手…。その美しい手に魅せられた女たちの結末は――? ※本作品は、他コンテンツに収録されている場合がございます。重複購入にご注意ください。
  • 末枯れの花守り
    4.2
    1巻550円 (税込)
    初めて植えた朝顔に、男への想いを託す今日子。だが、最初の一輪が咲いた時に知り合った圭二郎から連絡が絶えてひと月になる。彼女の心が限界に近づいた時、永世姫、常世姫と名のる艶やかな和装姿の女たちが現れた…
  • そばかすのフィギュア
    3.7
    新作アニメ「ダグリアンサーガ」キャラコンテストで最優秀賞を受賞した靖子。彼女のもとに送られてきた村娘アーダのフィギュアは、最新テクノロジーで自在に動き、設定に応じた感情まで持っていたが……。少女とフィギュアの優しく切ない交流を描いた星雲賞受賞の表題作他、初期傑作八篇を収録。
  • プリズムの瞳
    3.0
    かつてはロボット研究が生み出した最先端機種として、期待を集めていた人型ロボット〈ピイ・シリーズ〉。しかし、現在ではその役割を終え、絵を描くだけの無用の〈残存種(レリクト)〉と呼ばれ、各地を放浪していた。恋人との仲に悩む女性、周囲にとけ込めない中年男性、人生を踏み外しかけた青年――ピイと出会った人々は、姿だけを人と同じくするロボットの瞳に何を見いだすのか。感情を持たないピイ、その傍に寄り添う歳をとらない少女。かれらとの対話を通して揺らぐ人々のこころを柔らかに描き出す、すぐそこの未来の、希望と祈りに満ちたSF連作短編集。/解説=三村美衣
  • プレシャス・ライアー
    -
    近未来。VR(バーチャルリアリティ)空間では、人はどんなものにもなれる。ある日、従兄弟で次世代コンピュータの開発者・谷津原禎一郎の依頼で、VR空間をさまよっていた金森詳子は、“アリス”と名乗る少女に出会う。しかし“アリス”は思いもよらぬものに姿を変え「ソルト」という謎の言葉を残して姿を消してしまう…。その言葉の意味は? アリスの正体は? やがてくるであろうコンピュータ社会を見通した世界を描いた、SF長編!!

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  • ゆらぎの森のシエラ
    3.6
    塩の霧に閉ざされて立ち枯れする森と、凶暴化した異形の動植物に囲まれた地キヌーヌ。化け物に姿を変えられ、図らずも殺人に手を染めた青年・金目(キンメ)は、彼を騎士と呼び慕う不思議な少女・シエラとの出会いによって自我を取り戻す。彼女の周囲からは霧は遠ざけられ、草原は穏やかな風と陽光に満ち溢れるのだった。金目は己を化け物に変えた主人パナードへの復讐を誓うが、理想郷を目指すパナードの執念の前に苦戦を強いられる。そして急速に成長するシエラの身体は、世界の原理そのものと繋がり始める。清新な抒情と稀有の想像力に彩られた、著者の初長編にしてSFファンタジーの傑作。

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