二宮隆雄作品一覧

  • 海援隊烈風録
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    瀬戸内海の塩飽諸島出身の船乗り、高次は、幼少時より千石船の船頭になることを夢見ていた。だが、ある日、江戸湾で黒船を目撃し、より大きな海に乗り出すことを決意し、咸臨丸に乗船して太平洋を横断。勝海舟、ジョン万次郎の志に共鳴し、格段に進歩した新興国アメリカの文明に度肝を抜かれる。このまま日本が鎖国を続ければ世界から取り残される……。だが、帰国した日本には攘夷の嵐が吹き荒れていた。高次は坂本龍馬と出会い、運命をともにしてゆくが……。
  • 覇王の海 海将九鬼嘉隆
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    永禄8(1565)年7月、波切(なぎり)大王の海城を逐われた23歳の九鬼嘉隆は、まだ明けきらぬ伊勢海に血走った目をぎらつかせていた。敵対する千余の志摩地頭軍に砦を囲まれ、暗夜の海を逃げてきたのだ。だが、ただ逃げ出したのではない。嘉隆は、海をへだてた尾張国の当主、まだ見ぬ織田信長のもとに走り、世に出る機縁をつかもうとしていた。一介の志摩の海賊の身から日本水軍の大将にまで上り詰める九鬼嘉隆の凄絶な海の闘いを描く、海洋時代ロマン。

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