NORACOMI BOOKLETS - 企業・組織論作品一覧

  • エネルギーサービスマンのための環境問題入門
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    エネルギー販売事業者にとって「環境問題」とは、ダイエット食品の販売と同じではないか――。本書はそう問いかけ、エネルギー業界で大量消費・大量販売のビジネスモデルが通用する時代は終わった、すでにお客様の快適・健康・省エネをサポートするエネルギー・サービス業を目指す時代に入っている、とアピールしています。飽食の時代にあって、食品販売業者の多くが、お客様の空腹を満たす食品販売から、健康欲求をかなえるダイエット食品販売を志向し始めているのと同じようにです。 本書はそうした視点と考え方に立ち、LPガス販売業の新たなビジネスモデルのひとつとして、販売事業者とその営業マンに、時代のすう勢でもある環境問題へのトライを呼びかける入門書として発刊されました。 エネルギー業界は、国による規制緩和と技術開発の進展により、それぞれのエネルギーによる「すみ分けの時代」が去り、ボーダレスの大エネルギー市場へと変貌を遂げつつあります。その中で今、LPガス業界ではいまだにオール電化か、電気・ガス併用かといった議論が続いています。しかし、その良否を判定するのは最終的にはお客様です。だから、「供給し販売する事業者視点」から、「利用して暮らすお客様視点」へと脱却し、お客様にとってより使いやすいエネルギーを提案することこそが、エネルギー事業者の大きな潮流となっていくはずです。 本書では、なぜ、いま、LPガス販売業にとって環境問題が大切なのかを丁寧に解説。そのうえで、エネルギーサービスマンとしていかに高効率機器・太陽光発電システム・省エネ家電に取り組むべきか、その考え方と基礎知識を紹介しています。特に注目したいのは、国が壮大な普及構想を打ち出している太陽光発電システムにガスどうかかわるべきか、また遅れて参入するガス事業者の省エネ家電販売はどうあるべきかを掘り下げ、LPガス販売からエネルギー事業へと「高位化」するための道筋を描いていることでしょう。 お客様がガスや電気を買うのは、ガスや電気そのものがほしいからではなく、それを使ってお風呂に入ったり、食事をしたりしたいからなのです。本書はこうした原点にあらためて回帰し、「エネルギーサービスマンは、モノよりコトたる“環境”を売ろう」とも呼びかけています。
  • LPガス販売店のM&A入門
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    LPガス販売業界においてはこれまで、営業権売買はマイナーな動きとしてタブー視され、個々の相対交渉で行われてきました。 本書は、LPガス販売業を取り巻く最近の経営環境の変化を踏まえ、M&Aの基礎情報や基礎知識を整理したうえで、業界で行われているM&Aについて「一般化できること」と「特殊性」とを検討してみようという趣旨で企画・発行されました。営業権売買の現場は多様なので、さまざまなご意見が寄せられると思われます。しかし、本書がそのように多くの方々の目に触れることで、営業権売買の指標・指針づくりへの議論が喚起されれば、本書の発行の大きな目的は達せられたことにもなります。
  • LPガス販売店のための文書文例シリーズ1切替トラブル対策編
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    1 東京高裁判決(請求認容、最高裁支持)の意味と意義 1-1 配管代等残額の請求をめぐる裁判の歴史 1-2 東京高裁判決(請求認容)と最高裁の支持判決(上告棄却) 2 LPガス販売契約のあり方 2-1 一般住宅 2-2 集合住宅 3 離脱消費者の切戻しのあり方 3-1 消費者への情報提供 3-2 LPガス設備残額の請求 4 販売事業者における訴訟活動のあり方 4-1 切替トラブル訴訟をどう進めるか 4-2 本人訴訟の進め方 5 民法・特商法・消契法と切替問題 5-1 民法上の「解約」 5-2 特商法上の「禁止行為」「クーリング・オフ制度」 5-3 消契法上の「申込み・承諾の取消し」「違約金」 5-4 弁護士法上の「非弁行為」 6 販売店切替トラブルに関する文例 参考資料 東京高裁判決ほか
  • LPガス販売店のための文書文例シリーズ3供給・保安編
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    1 供給・保安 1-1 定期点検調査 1-2 ガス漏れ・緊急 2 災害 2-1 非常時の備え 2-2 災害直後の広報 2-3 ガス使用の再開 2-4 お見舞い 3 会社行事等 3-1 新会社発足 3-2 祝賀会の案内 3-3 社長交代 3-4 社屋の移転・電話番号の変更 3-5 休暇 3-6 その他 4 社内文書 4-1 雇用・管理 4-2 営業管理 4-3 会議案内
  • LPガス販売店のための文書文例シリーズ2取引・料金・販促編
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    1 取引 1-1 取引とは 1-2 販売契約 1-3 取引条件 1-4 見積り・通知 1-5 注文 1-6 着荷 1-7 請求 1-8 事故・クレーム 2 料金 2-1 料金のお知らせ 2-2 原料費調整制度の導入 2-3 料金自動振替のお勧め 2-4 督促 3 販促 3-1 企画提案 3-2 アンケート 3-3 チラシ 3-4 ガス機器レンタル
  • 環境変化への対応3エネルギーの複合・融合提案を
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    第1章に、都市ガスショップから電化ショップの看板をあげた益子洋さんの講演録を載せました。益子さんはガスがダメとか電化の方がいいなどとは一言も言っていません。講演では「水」まわりの提案をしましょうと言っています。総合エネルギーショップの基本思想はそこです。ガスを売るため、電気を売るための発想ではなく、お客様の暮らしの快適の提案を商売にするにはどうすべきかに知恵を絞りましょうということ。第2章は、ガス販売店の電化への取り組みを検討してきた2003~2009年の三愛ガス会オープンセミナーでの講演や、2010年の同セミナーのための取材等で私が見聞きした、いわば「講演聴講録」です。第1回目からプロジェクトに参加している当社は、講師を取材したり、講演録をまとめたり、新しい講師を探すために、全国の電化に取り組む事業者を訪問したりしています。実際の講演そのものや現場のナマの声には及びませんが、既に電化をも含めた総合エネルギーショップへの取り組みを進めている方々の、考え方の整理に少しでもお役に立てればと思いまとめました。(「はじめに」より)

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  • ガス販売事業者によるオーナーサポートを考える空室対策から新ビジネス創出へ
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    本書はLPガス販売店プロパティマネジメントセミナー(2010年10月)の講演録をもとに編集しました。本セミナーの目的は「空室対策でガスメーターを回す」「オーナーとの接点強化で顧客の維持と拡大を図る」といったことにとどまらず、不動産管理や仲介ビジネス、さらには自ら賃貸住宅経営への参入の可能性をも検討していこうというものです。
  • 「ダブル発電・トリプル給湯」を伝える
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    最初に本書のタイトルを読んだ方の多くは、「ダブル発電」はわかるけども、「トリプル給湯」って何だ、と思われたことでしょう。 「ダブル発電」とは、一般的には、太陽光発電システムとガス発電を組み合わせたエネルギー利用のしくみで、都市ガス業界を中心に普及が叫ばれています。「太陽光発電=オール電化」という世間のイメージを払拭し、ガスのメリットを活かし、家庭用エネルギーをトータルで快適かつ経済的にするこのシステムには、ガス業界から大きな期待がかけられています。 では、「トリプル給湯」とは何か。すでにガス給湯と太陽熱エネルギーとを組み合わせた「ダブル給湯」とも呼べるシステムは登場していますが、さらにそれらもう一つの熱源を加えたしくみというのは、具体的にこれだというものはまだ登場していません。最近、電気のヒートポンプとガス給湯を組み合わせたハイブリッド給湯器が登場しましたが、これにソーラーシステムを加えれば、「太陽熱+ガス+電気ヒートポンプ」でトリプルと言えるかもしれません。 しかし、本書が伝えたい「ダブル発電・トリプル給湯」とは、具体的なシステムのことではなく、以下に述べるような観点からの《複合エネルギーを象徴する言葉》として、そうしたフレーズはどうだろうかというご提案だと最初にご理解ください。(「はじめに」より)

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