渡部昇一作品一覧

  • 渡部昇一の古代史入門 頼山陽「日本楽府(がふ)」を読む
    5.0
    日本の歴史において特筆される66の出来事を、見事な漢詩に結晶させた江戸時代の思想家・頼山陽の『日本楽府』。それまで断片的な歴史の書物や、『大日本史』『本朝通鑑』のような数百巻におよぶ大部の書籍以外に存在しなかった「日本通史」を、広く一般の人々にまで伝える画期的なものであった。内容が短く何より手に取りやすい――国史の絵巻物を見るが如き鮮やかな描写と透徹した歴史観は、日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力ともなった。本書は、「古代の大英雄、日本武尊」「大化の改新」「壬申の乱」「白村江の戦い」「帰らなかった遣唐使」「和気清麻呂と道鏡」「醍醐天皇の御親政」「藤原道長の栄華」「平治の乱」など、神代から平安朝の幕引きまでを収録。保守論客の第一人者による丹念な解説で、戦後の歴史教育で語られなくなった“日本のルーツ”に再び光を当てる!

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  • かくて昭和史は甦る 教科書が教えなかった真実
    4.3
    日本の昭和史は単なる歴史ではない。まさに今日の時事問題である――日本人として最低限知っておかなければならない、明治以来の真実の歴史を熱く語りかける「渡部昇一の歴史の読み方」全400ページ。朝鮮独立を助けた日清戦争、世界史を変えた日英同盟、日韓併合の誤解、満州建国の真実、南京大虐殺の嘘、従軍慰安婦の実態、日米開戦における日本外交の失敗……「戦前はすべて悪」ではなかったのである。

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  • 逆説の時代 気概を忘れた日本人
    -
    「自国のもっとも誇るべき業績をすべて悪と断ずるような教育が行われれば、そこに気概が生じないのは当然である」「日本人が働きすぎというのは、働く概念が旧約聖書文化圏と違うのであって、むしろ日本のような労働観をもってもらったほうが社会としては健全なのである」。一見、通念に反しているような意見こそ本質をついている!思わず快哉を叫びたくなる痛快評論。

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  • 国を語る作法 勇の前に知を
    -
    戦後日本という言語空間は、新聞・テレビなど、さまざまな報道メディアによって、「嘘」で満たされてきた。自虐史観も、日本悪玉論も、日本国憲法絶対論も、国連正議論も、すべてはその産物である。これらすべてに、騙されるのはもうやめよう! 日本にとって正当とみなされる視点から国を語る姿勢こそが、今、最も必要である。国は不況では滅びない。国民精神の衰退が真に国を滅ぼして行くのである。日本人にとって誇りに満ちた国家観・愛国心を健全な形で育成することこそが、世界情勢不穏な現代にとって急務であろう。欺瞞に満ちた現代日本を憂うる著者が、久々に放つ、激辛最新評論。

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  • 皇室はなぜ尊いのか(PHP文庫) 日本人が守るべき「美しい虹」
    2.5
    神話に起源をもつ皇室は、世界がうらやむ日本の宝。それはギリシア神話に登場するアガメムノンの末裔が、いまもヨーロッパの王室として繋がっているのと同じことだから――。日本は、いまもって神話に繋がる王朝を有する世界唯一の国なのである。本書は、古代より幾度となく訪れた「皇統の危機」を乗り越え、二千年以上にわたって途切れることなく続いてきた皇室と日本民族の紐帯の歴史を、「美しい虹」のごとく描き出した著者渾身の力作。仏教伝来がもたらした国体の変化。藤原氏は、なぜ決して皇位をうかがわなかったのか。源頼朝が皇室に深い慎みを持ったのはなぜか。南北朝分裂と足利義満の野心は。能力主義を終わらせた徳川家康は……。そして明治維新はなぜ成功し、近代化と日本の伝統を両立することができたのか。一国の歴史、つまり国史とは、その国民の見る「虹」のごときもの。日本人が守り受け継ぎ、遥か未来へと繋ぐ国史の核心がここにある。

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  • 取り戻せ、日本を。 安倍晋三・私論
    3.5
    1巻1,400円 (税込)
    あたかも外国が支配していたかのような、売国的な政治が終わり、「日本を取り戻す。」と政権公約した安倍総裁率いる自由民主党が、再び政権の座に就きました。しかしながら、手放しで喜ぶのは、まだ少し早いかもしれません。残念ながら、日本を取り巻く内外の環境は、依然として厳しいからです。わが国は、いまなお国難にあります。正直に申し上げれば、かつて安倍総理が退陣に追い込まれた5年4カ月前と比較して、日本の状況は、むしろ悪化しています。再び政権の座に就いた自民党の安倍総理が果たすべき課題とは何か。安倍内閣を待ち受ける試練とは何か。それらを、若い読者にもわかりやすく書いたのが、本書です。昨年(平成24年)12月の総選挙で初めて安倍さんのことを知ったし、論壇誌など読んだこともない――そうした若い世代の方々にも、ご理解いただけるよう努めたつもりです。(渡部昇一/「まえがき」より抜粋)

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  • 日本人ならこう考える 日本と世界の文明放談
    4.0
    文系と理系の知の巨人が、日本と世界の文明についてざっくばらんに語り合った放談集。アメリカ論、毛沢東論から進化論までを縦横無尽に語りつくす。日本は世界を気にする必要なんてない!渡部「日本でも江戸時代に各藩で小判が足りなくなると藩札を刷ったものですが、いまでは世界的な藩札制度になってしまった(笑)」。養老「僕は、日本が持っているアメリカ国債なんか、どうせ紙切れなんだから焼いてしまえっていっているんです(笑)」養老「日本は温暖化対策のリーダーシップをとるなどといっていますが、何か騙されているんじゃないですかね」。渡部「日本がどんなに二酸化炭素排出をゼロにしても、アメリカが出しているのなら意味がありません」養老「中国と仲良くするのは簡単。いざというときは上納金を払えばいい」。渡部「あるいは向こうで永久革命を起こさせつづける。毛沢東が政権を握っているときは、わが国は平穏でした」

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  • 日本とシナ 一五〇〇年の真実
    3.0
    聖徳太子が送った隋への国書、「シナ絶対論」をめぐる江戸・漢学者の論争、近現代以降の幾度の戦争……。靖国参拝問題や尖閣諸島など、激動の予感がこれからも漂う時代に、「反日」と「覇権主義」をふりかざす隣国と、日本はどう向き合うべきなのか?本書は保守論客の第一人者である著者が、「日本文明とシナ文明は明確に異なる」という前提に基づき、1500年にわたる歴史と交流を繙きながら“両国のあるべき関係”を説いた渾身の論考。「神道を守り抜けば、日本人は文明の誇りを維持できる」「漢文に翻訳されなかった大和言葉」「『何が何でもシナが尊い』とされた時期」「シナをめぐる日米の対立」「コミンテルンの赤い魔手」「盧溝橋事件の真相」など、“適切な距離感”が急速に薄れてしまった日本人が、常に不安定な大国の歴史的背景を自信と確信をもって理解するための必読の内容だ。過去は未来へと繋がっており、すべては正しい歴史認識から始まる。

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  • 理想的日本人 「日本文明」の礎を築いた12人
    5.0
    1巻1,300円 (税込)
    日本人は、日本をいかなる国にしたいと望んできたのか? この独創的な日本文明を形作ったのは、いかなる人々なのか? 12人の代表的人物から、日本の歴史の本質に迫る、「渡部日本史」の傑作。歴史がおもしろくないのは人物がよく扱われていないからだ、歴史は人物の連鎖に他ならない、と著者は説く。どのような人物が、日本の歴史にいかなる意義を果たしたか。そしてそれによって、日本文明の独自性がいかに形作られてきたのか。そこに著者一流の歴史眼で切り込み、あざやかな歴史の「印象画」を描きあげる。まさに人物伝から文明の本質に迫る「おもしろくてためになる」決定的論考である。そのような「理想的日本人」として選ばれたのは、聖徳太子、紫式部、西行、源頼朝、織田信長、徳川家康、松尾芭蕉、大久保利通、伊藤博文、松下幸之助、野間清治、岸信介。それぞれの人物のどこに着目するか! 日本人として知っておきたい、まさに国民必読の一冊である。

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