和泉桂 - リンクスロマンス - 清澗寺家シリーズ作品一覧

  • 終わりなき夜の果て (上)
    3.4
    禍々しくも淫らな血統の清澗寺伯爵家――その次男・和貴は、深沢に支えられて業の深い一族を背負っていた。だが、深沢の義弟の出現で、恋人の過去と向き合う羽目になる。折しも父の冬貴が倒れ、血族を担う重圧に追い詰められた和貴は、深沢を愛するあまり彼から離れようと決意し…。雑誌掲載作に加え、初代伯爵・貴久の掌編、冬貴の伏見への深遠なる想いを描く書き下ろし作品も収録した、清澗寺家シリーズの第一部完結編・上巻。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • 暁に濡れる月 上
    4.3
    戦争で家族と引き裂かれた泰貴は美しい容姿と肉体を武器に生き延び、母の実家・清澗寺伯爵家に辿り着く。当主・和貴の息子として不自由せず育った双子の兄・弘貴と再会した泰貴は、己とは正反対に純真無垢な弘貴に激しい憎悪を抱く。心とは裏腹に快楽を求める肉体――清澗寺の呪われた血を嫌う一方で、泰貴は頭脳と躰を利用し、兄を陥れて家を手に入れる計画を進めていく。そんな中で家庭教師藤城の優しさに触れ、泰貴は彼を慕うようになるが……。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • 暁天の彼方に降る光 (上)
    4.5
    国貴編――生涯を共にすると誓った遼一郎と逃亡を続け、フランスへ辿り着いた清澗寺家の長男・国貴。つつましくも幸せな生活を送る二人の前に現れたのは、陸軍関係者である安藤だった……! 和貴編――深沢に籠の鳥のように愛される生活では、自らの淫らさから彼を破滅させるのではと危惧する次男・和貴。不安から不協和音が高まる中、和貴は何者かに拉致されてしまい――!? 冬貴編、道貴編の短編を収録の全編書き下ろしの上巻。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • 暁に堕ちる星
    3.7
    清澗寺伯爵家の養子である貴郁は、抑圧され、生の実感が希薄なまま日々を過ごしていた。やがて貴郁は政略結婚し、奔放な妻と形式的な夫婦生活を営むようになる。そんな貴郁の虚しさを慰めるのは、理想的な父親像を体現した厳しくも頼れる義父・宗晃と、優しく包容力のある義兄・篤行だった。だがある夜を境に、二人からそれぞれ肉体を求められるようになってしまう。どちらにも抗えず、義理の父兄と爛れた情交に耽る貴郁は、次第に追い詰められていくが――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • 狂おしき夜に生まれ
    4.0
    幼い頃、権力闘争で一族を滅ぼされた貴将は、関白に復讐心を抱いて育った。優秀な医師となった貴将は、復讐の機会を得るため年下の国主・暁成に近づく。『人誑し』の才と禍々しくも蠱惑的な美貌で暁成を籠絡した貴将は、いつしか孤独で無垢な暁成に惹かれていった。だが、ある夜、臣下に辱められる暁成のあまりに淫らな真の姿と、秘密を知り……。清澗寺一族に科せられた千年の孤独の呪い――その根源を描く、『清澗寺家』シリーズ外伝! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • 紅楼の夜に罪を咬む
    4.0
    憲兵の浅野要は、抗日運動の地下組織を探るという密命を帯び、上海に赴任する。情報収集を始めた矢先、浅野は妓楼『紅閨楼』の主・梁天佑という美貌の麗人に出会う。毅然とした天佑の蠱惑的な魅力としたたかさに、浅野は激しく心を動かされる。やがて紅閨楼が運動の拠点だという噂を聞いた浅野は天佑を探ろうとするが、謎めいた彼には秘密があり……。清澗寺家の次男・和貴にとって転機となった、伏見との過去の秘事を描いた作品も収録。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
  • この罪深き夜に
    4.1
    没落しつつある旧家・清澗寺家。その長男の国貴は、幼馴染みで使用人の息子である遼一郎と偶然に再会する。ささいな誤解から離ればなれになっていた二人だったが、それをきっかけに、国貴は窮屈な暮らしの中の安らぎを遼一郎に求め、彼に惹かれていく。  しかし、遼一郎には命に関わる重大な秘密があった。それを知った国貴は、自らの身体を差し出して彼を救おうとするのだが……。  許されぬ愛に溺れる、主従ラブロマンス。
  • せつなさは夜の媚薬
    3.9
    名門・清澗寺家の三男の道貴は、教会で金髪碧眼の美貌の青年と出会う。旅先で彼――クラウディオと偶然再会した道貴は、気高く紳士的な彼に強く惹かれていくのだった。やがて、残酷な宿命によって引き裂かれた二人は、二年後に劇的な邂逅を果たす。熱情に抗えず彼に抱かれる道貴だったが、意外な真実が明らかになり……。激しく互いを求め合う二人の、運命の恋の行方は――? 閉ざされた愛と欲望に縛られる次男・和貴を描いた短編も収録。
  • 罪の褥も濡れる夜
    4.5
    男爵家の三男・伏見義康は、政界の重鎮の後継者として将来を嘱望されていた。友人との賭けから清澗寺伯爵家に忍び込んだ伏見は、かつて言葉を交わした妖艶な美少女が、実は御曹司の冬貴であることを知る。清澗寺家の財力と名声を利用するため冬貴を手懐けようと画策する伏見は、無垢な冬貴を抱くが……。純粋であるが故に、淫らに染まる躰に魅せられ囚われていく――。狂おしいほどの情欲と純愛の、至高のラブロマンス登場!
  • 夜ごと蜜は滴りて
    4.3
    没落しつつある旧家・清澗寺家。その次男の和貴は、美貌と奔放な振る舞いとで醜聞を流していた。そんな中、同僚の深沢と親しくなった和貴は、彼の清廉で温和な人柄に惹かれていく。だが、深沢を誘惑した和貴を待ち受けていたのは、もう一つの顔を持つ深沢の仕掛けた淫靡な罠だった……! 快楽を求めて蕩ける躰に被虐の悦びを教え込まれ、甘美な欲望に囚われる――禁断のラブロマンス登場!

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