角川文庫 - 無頼船シリーズ作品一覧

  • 無頼船
    5.0
    海の男たちの激しさとやさしさ! 喧嘩船として名が通り、日本沿岸を航海するオンボロ貨物船孤北丸。乗組員は、四歳の時に母に捨てられ記憶に残る母の像を求め続けている船長、元坊主で今はキリスト教にこっている甲板長、警察を極度に怖れやたら刃物を振り回す司厨長、女たらしで啖呵だけは強い甲板員、女を抱いただけで気絶してしまう機関長と、様々な過去をもった荒くれ男たち。事あるごとにいがみ合い喧嘩を始めるが、心根はやさしく海の男の友情で結ばれている。船上で港でさまざまな事件に遭遇し闘いを繰り返す海に棲む男たちの海洋活劇ロマン。
  • 無頼船、緑地獄からのSOS
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    僅か199トンの老朽船ながら、世界中の悪党共から“無頼船”と恐れられた孤北丸が、母港気仙沼を目前にして座礁。更にあろうことか、船長の包木が獄に繋がれてしまった――。大金を手にそれぞれの道を歩き始めた乗務員だったが、慣れぬ陸での生活に戸惑い、忽ち破綻。所詮、彼らは海でしか生きられないのだ。一方、ロイズの依頼で単身渡米した斯波が突然行方不明に――。謀略の影を見た包木はアメリカへ飛ぶ。荒くれ男たちも後に続いた。遠く南米へ至る激しい闘いの中で、失いかけていた“無頼船魂”が蘇る、熱き心の海洋冒険シリーズ第6弾。
  • 無頼船 ブーメランの日
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    無頼船の異名を持つ世界損保連盟の調査船、孤北丸は英国から喜望峰回りで帰国することになっていたが、南アフリカ共和国沖でまたもペーパーパイレーツ調査の依頼を受けた。結果、南アフリカ共和国の秘密警察とCIA要員テリーの演出したものとわかったが、既にジェーンを拉致され、テリーはオーストラリアへ帰っていた。無頼船は一路オーストラリアに向かった。だが、テリーらの巣窟があるタスマニア島に、事件の鍵を突き止めた一行を待ち受けていたものは巨大な桃源郷だった……。小数民族の興亡にメスを入れた意欲作!痛快冒険アクション・ロマン、シリーズ第5弾。
  • 無頼船、極北光に消ゆ
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    無頼船こと、孤北丸が二年振りに母港気仙沼に帰ってきた。それも束の間、ジプチに潜入していた斯波源二郎より電報が入った。斯波は囮の罠に陥り、奴隷となって兵器密造工場で働かされていたが、折りよく命懸けで救助に来た孤北丸クルーに助けられ、ソマリア沖の沈没事件は解決したのだった。斯波の奴隷仲間だった米軍海兵隊出身のイーグルをクルーに加え、ヨーロッパへと向かったが、突如、世界損保連盟より新たな指令が下った――。保険金詐取シンジケートの本拠地は北欧に!? 大好評無頼船シリーズ、第4弾。
  • 魔境へ、無頼船
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    魔の三角水域(バミューダ・トライアングル)に20億ドルの保険をかけたフル・コンテナ船が消えた。大がかりな保険金詐取の疑いで事件の謎を追ったスティーブは惨殺された。調査依頼を受けた“無頼船”こと“孤北丸”は現地に急行、船長の包木ら8人の乗組員は消えた船団を追うが、パナマ運河を通過する孤北丸に対して、敵のミサイル攻撃が待ち受けていた! 広大な大海原に繰り広げられる男たちの熱き死闘を描いた好評“無頼船シリーズ”第3弾!
  • 攻旗だ、無頼船よ
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    荒らくれ男どもを乗せた、通称“無頼船”こと「孤北丸」は、再び海へ乗り出すことになった。世界損保連盟の依頼で、ニューギニアへ、近ごろ頻発する艦船覆没による保険金詐取の疑惑を調査することになったのだ。そんな折、一人の老人が数人の男に襲われ、小さな錦の袋を無頼船の乗組員に託して死んだ。なんと、中身は一個数億といわれる“幻の碧真珠”だった――。碧真珠の謎を秘めて、行く手に迫る数々の危機に敢然と立ち向かう男たちを描いた、痛快アクション・ロマン!

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