九州電書コレクションシリーズ作品一覧

  • 埋もれ行く恋
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    1巻660円 (税込)
    大学病院で救急救命医として働く真吾は、ある夜、祖母と二人で小料理屋を営む加奈子と出会う。世間と隔絶された不思議な美しさを持つ加奈子に、急速に惹かれていく真吾。だが、加奈子の祖母が病に倒れたことを機に、真吾は大学病院で働く医師としての自分と、一人の男性の感情との間で苦しむことになる。真夏の博多を舞台に、輝く命たちを描いた渾身の長編医療小説。九州電書コレクションに登場
  • 玄界灘を越えて 青井戸
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    日本のわび茶の王座を占める国宝、喜左ェ門井戸は朝鮮渡来のわび茶碗。村田珠光はそれまでの遊びの書院茶道から草庵わび茶を以って求道の茶道を創始、その弟子の武野紹鴎がわび茶の道具として井戸茶碗を発見した。無事で、無造作な、平常の美に、侘びがある。その美意識によるわび茶碗は戦国武将の精神のよりどころになった。五十年ほど前、喜左ェ門井戸茶碗を見た著者は、これは朝鮮の民衆が日常に使用した器ではないと直感する。日本の美術家や評論家が井戸をはじめ、渡来した高麗茶碗を朝鮮民衆が使った雑器とした説に大きな疑問を持っていた著者が、井戸茶碗のルーツに挑み、大胆な謎解きを小説として描いた九州電書コレクションのお勧め作品
  • 時の十字架
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    幕府によるキリシタン弾圧が強化される頃、天草や島原の農民たちは天災や飢饉、重税に苦しんでいた。人々の苦しみは頂点に達し、十六歳の少年、天草四郎を総大将とした一揆「天草・島原の乱」が蜂起する。幕府軍との激しい攻防戦の末、農民たちが立て籠もった原城は落城し、四郎をはじめとして乱に加わった総勢三万七千人はすべて殺され斬首された。わずか十六歳で幕を閉じた天草四郎の謎に満ちた短い生涯、その同時代を生きた三人の女性の物語。九州タウン情報誌ネットワークの「Qストーリー大賞」優秀作品が九州電書コレクションとして電子書籍化
  • 長崎もの語り散歩
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    1巻550円 (税込)
    長崎を舞台としたもの語りは驚くほど沢山ある。ただ、残念なことに、多くの作品には陽があたらずに、やがて埋もれて消えてしまいそうなのだ……。長崎をこよなく愛する著者が「もう一度、小説の舞台と内容の素晴らしさを紹介しよう」と、名作をポケットに入れ街を散歩しながら、一年間にわたって文芸サイト「マチともの語り」に書き続けた五十のコラム。この本と一緒に長崎の街を歩けば、あなたはきっと長崎が百倍好きになる九州電書コレクションのお勧め作品
  • ぱらだいす 四つの奇跡
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    布教のため訪れた長崎を愛したコルベ神父。第2次世界大戦の戦禍に巻き込まれ、アウシュビッツで死刑を宣告された若い父親の身代わりとなって殉教した聖人が、長崎を再訪。小さな四つの奇跡をプレゼントする。第一話「龍馬の流星」、第二話「蝶々夫人と蛍火」、第三話「斜面都市」、第四話「長崎は今日も……」。九州タウン情報誌ネットワークの「Qストーリー大賞」優秀作品が九州電書コレクションとして電子書籍化
  • ふくおか今昔異聞集
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    1巻440円 (税込)
    地域発ブログ文芸サイト「マチともの語り」からの生まれた、広島在住の作家、北森みおさんの福岡を舞台にした四つの掌編作品集。「人魚の海」は、江戸時代、玄界島の若い漁師と玄界灘伝説の人魚の物語。「天神とたぬきと三つの月」は、十二歳の女の子と福岡市の三日月山のたぬきのファンタジー。「紫川白蛇譚」は、江戸時代、紫川(北九州市)の白蛇伝説をもとにした男女の幻想的純愛的物語。「怪談スィートキャンディー」は、現代のちょっと怖いお話し。九州電書コレクションのお勧め作品。

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