大畠美紀 - 20分で読めるシリーズ作品一覧

  • カントと愉快な仲間たち  ドイツ観念論の系譜。20分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 【書籍説明】 皆さま、ごきげんよう。哲学者たちが集う空想の世界へ、ようこそおいでくださいました。 今回のテーマは、ドイツ最大の哲学者カントとその周辺です。 イマヌエル・カントはドイツ観念論の父とされるケーニヒスベルグ生まれの哲学者です。 彼は生涯生まれ故郷を離れませんでしたが、文通によって多くの哲学者たちとつながっています。 また、出不精のカントのために、自らケーニヒスベルグまでおもむいた人たちもいます。存外広い彼の交際範囲には、 どんな人たちが含まれていたのでしょうか。 さきほど「ドイツ観念論の父」といいましたが、フィヒテからシェリング・ヘーゲルへとつながるドイツ観念論の源流にあたるのがカントの思想です。 そういう意味では、現代まで影響を与える思想がここから出発したともいえるでしょう。 現代の思想を語るうえでも、この時代の人間関係をおさえることは欠かせません。 以下では当時の人間関係をわかりやすく伝えるために、あえて思想には踏み込まず、少々面白おかしく人間的な部分を拡大してお伝えしています。 思想について知りたい方はぜひ、関連資料をお読みください。 紙面の関係上、お伝えできるのはほんの一部ですが、楽しんでいただければと思います。 【目次】 プロローグ ケーニヒスベルグの変人 通俗哲学者とその論敵 18世紀ドイツの世相 ベルリンからの襲撃者 ドイツ観念論の系譜 複雑な関係 エピローグ 【著者紹介】 大畠美紀(オオハタミキ) 猫とドイツ観念論をこよなく愛する40代。 哲学者ゆかりの地をめぐるドイツ旅行を企画するも、資金不足のため計画倒れ。
  • 空想討論・性善説vs性悪説!孟子&老子&荘子vs荀子&韓非子&始皇帝。質問者はニーチェ!20分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 【書籍説明】 古今東西の哲学者が集う空想世界にようこそ! この架空の世界で議論されるのは「性善説vs性悪説」。 人間の本性は善なのか、それとも悪なのかを問う対立議論です。 ここでは諸子百家と呼ばれる古代中国の思想家たちが主役です。 古来から、中国では本性論が盛んに行われてきました。 道徳を大事にする儒教の考え方の中では、人のもともとの本性が善か悪かという問題はとても重大なものだったのです。 特に政治の場面では、人間の本性をどう考えるかによってその国民の扱い方が大きくわかれていきました。少々極端な言い方をしてしまうと、 本性論は国の行く末まで決めてしまうような問題だったのです。 哲学と政治が強く結び付いているのは中国の思想の特徴です。 諸子百家の時代も例外ではありません。 ですから本性論は形而上ではなく、しっかり地に足の着いた実践的な思想になって表れることが多く、 孟子も荀子も政治を頭に置いて語っている節があります。 そこが形而上に流れがちな西洋思想と違う面白さといえるでしょう。 なお、言うまでもないのですが、以下で扱う人物像はすべてまったくのフィクションです。 本当にこんな人だったとは決して思わないでください。こんなイメージのままウッカリ人に話すと驚かれます。 【目次】 諸子百家の基礎知識 登場人物紹介 問題提起 孟子、性善説を語る 荀子の主張 法治主義、そして事件発生 場外乱闘的な老荘思想 大団円 【著者紹介】 大畠美紀(オオハタミキ) 猫とドイツ観念論をこよなく愛する40代。 諸子百家の面白さに魅かれ東洋思想に傾きつつある。
  • 空想討論! 「目的論派」カント&アリストテレスvs「機械論者」スピノザ&デモクリトス!20分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 【書籍説明】 形而上学上の諸問題を、哲学者みずからの口を借りて語る「空想討論」。哲学者たちが目的論と機械論に分かれて自説を主張します。 簡単に読める哲学の世界へ、お気軽にどうぞ。 【目次】 登場人物紹介 デモクリトスの機械論 スピノザの機械論 カントの目的論 アリストテレスの目的論 質疑応答・機械論派から目的論派へ 質疑応答・目的論派から機械論派へ 結論とライプニッツの意見 【著者紹介】 大畠美紀(オオハタミキ) 猫とドイツ観念論をこよなく愛する40代。 最近になって、形而上学の面白さにあらためて開眼。
  • 諸子百家vs古代ギリシャ哲学。もし相性のよい二人をカップルにするなら誰と誰?20分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 想像力(妄想力?)で時空を超え、哲学の世界に遊ぶ空想世界へようこそ! 今回は哲学の生まれた時点、古代世界まで時間をさかのぼって世界を眺めてみましょう。 哲学の始まりといえば、最初に挙げられるのは古代ギリシャの哲学者たちです。 誰を最初の哲学者とするかは意見の分かれるところですが、一例として挙げれば、哲学史に現れる最も初期の哲学者、 タレスは紀元前7世紀から6世紀なかばごろの人でした。 ですので、一般的にはこの年代が西洋哲学の発生点とされています。 もうひとつの哲学の潮流は古代中国で生まれました。 中国の長い長い歴史の中で、最も初期の哲学者とされる孔子が活躍したのはちょうどタレスと同じころ、紀元前6世紀ごろです。 そして古代ギリシャと同じように、これ以後先人の教えを受け継ぎ、あるいは反発して自分の学派を立てたりもしながら、 あまたの哲学者が活躍することになるのです。 紀元前6世紀というほぼ同じ時期に、まったく違う場所で哲学が生まれたというのはとても興味深いことです。 それが偶然だったのか必然だったのかは今となっては歴史の謎ですが、時を同じくして生まれた二つの思想を見比べることは、 東西どちらの哲学においても理解の手助けになるに違いありません。 ここでは二つの思想の共通点と相違点を比べていきたいと思います。 ただし普通に比較したのでは空想世界の意味がありません。 そこで最終的には、東西の相性のいい哲学者を探す「フィーリングカップル企画」にしてみました。 「ふざけるな」「真面目にやれ」とのお叱りの声が今から聞こえてきそうですが……。 さてどうなることやら、最後までよろしくお付き合いくださいませ。 【目次】 基礎知識 登場人物紹介 イントロダクション 世界のはじまり 「ある」と「ない」 合理主義者の「天」と「神」 二つのロジック カップル成立? 【著者紹介】 大畠美紀(オオハタミキ) 猫とドイツ観念論をこよなく愛する40代。 だんだん諸子百家がクセになりつつある。
  • 絶対王者ルネ・デカルト。デカルトとその批判について20分くらいでざっくりわかる本。20分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 【書籍説明】 空想討論の世界へようこそおいでくださいました。 古今東西の哲学者が時空を超えて語り合う架空の世界、このたびのテーマは「近代哲学の父」デカルトです。 哲学の歴史は批判の歴史でもあります。すべての哲学者たちは先人に学び、やがて自分の学説で先人を乗り越えるために批判を行ってきました。 それにしても、デカルトほど後世に多大な影響を与え、そして大量の批判を浴びた哲学者はほかにいないのではないでしょうか。 デカルト批判はかなり広範囲に及んでいます。ほぼ同時代人のホッブスやガッサンディ、スピノザといった人たちから、 ごく最近ではラッセルやヴィトゲンシュタインまで及んでいるのです。 これほど多くの人たちに批判されたということは、裏を返せばそれだけ多くの哲学者たちに読まれ、愛されたということで、 やはりデカルトは偉大だったと思わざるをえなくなるわけです。 哲学を学ぶ学生が必ず最初に読むというデカルト。 その真価を、批判者たちと一緒に考えていきたいと思います。 【目次】 プロローグ デカルト思想の概要 「われ」の存在証明の否定 信仰の問題 カントによる神の存在証明の分類 幕間劇 私と世界をつなぐもの 超越論的現象学 強引な大団円 【著者紹介】 大畠美紀(オオハタミキ) 猫とドイツ観念論をこよなく愛する40代。 自分の家の猫に隠れて猫カフェ通いの毎日。
  • 大集合・小ソクラテス派同窓会。哲学史の最初の段階を楽しくクリアしよう。20分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 時間と場所を超えて古今東西の哲学者が集まる空想の世界へ、ようこそいらっしゃいました。 今回皆さまにお付き合いいただくのは、哲学史の世界でございます。 実は歴史というのは、哲学を学ぶ上でどうしても必要なものではありません。 ぶっちゃけ、「私はカントが好きだ!」「私はプラトンが好きだあ!」という方は、 カントなりプラトンなりをひたすら読みこんでいれば彼らの思想を十分理解できるわけです。 哲学というのは、考える頭脳さえあればできるもの。歴史にも環境にも関係なく、自己完結できてしまうものなのです。 (それをいいことととるか悪いことととるかは人それぞれです。) とはいえ、誰だって誰かに影響を受けるものです。カントの論文の中に「ライプニッツはこう言ったが……」という言葉が出てくれば、 ライプニッツを読んでみたくなるし、アリストテレスが師匠のプラトンを批判した書があると聞けば、プラトン好きは興味をしめすはず。 誰が誰に影響を受けたか、つまりひとことでいえばその人の歴史を知ることは、必要なことではないにしろ、とても大切なことなのです。 ここでは妄想でちょっと味付けしながら、哲学の歴史をひもといていきたいと思います。 【目次】 イントロダクション 小ソクラテス派について プラトンとクセノフォン エリス派のパイドン メガラ派のエウクレイデス キュレネ派のアリスティッポス キュニコス派のアンティステネス ライプニッツの結論 【著者紹介】 大畠美紀(オオハタミキ) 猫とドイツ観念論をこよなく愛する40代。 長く続いた風邪ひき状態を最近ようやく脱する。
  • 哲学者が教える幸せになれない人の5つの特徴・古代編。20分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量14,000文字以上 15,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の28ページ程度) 【書籍説明】 空想対談の世界へようこそいらっしゃいました。 古今東西の哲学者が語り合う空想企画、今回のテーマは「幸せになれない人の特徴」です。 世の中にはいろいろな人がいます。考え方も感じ方もさまざまな人の中で、「幸せな人」と「幸せになれない人」がいるのはなぜなのでしょう? 哲学者の著書の中から拾い出した意見を空想でふくらませ、「幸せになれない人の特徴」に仕立ててみました。筆者の勉強不足から強引、曲解とのそしりを免れない箇所もあるかとは思いますが、どうか広い心でご覧くださいませ。 今回登場するのは、古代の哲学者たちです。ギリシャ神話そのままの伸びやかな広がりをもつ古代ギリシャ哲学、政治に通じ実学の趣きをもつ古代ローマのストア哲学、そして大陸らしい破天荒な思想と不思議な品格とをあわせもつ古代中国の諸子百家。いずれも人生の達人を輩出した、優れた哲学です。「幸せ」というテーマを通して、そのエッセンスを少しだけでもお届けできたら、と切に願う次第です。 【著者紹介】 大畠美紀(オオハタミキ) 猫とドイツ観念論をこよなく愛する40代。 最近わりと本気で古典論理学の師匠を募集中。
  • 哲学者たちの幸福論。導き出された幸せになるための具体的で簡単な行動とは?20分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量14,000文字以上 15,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の28ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 【書籍説明】 時空を超えて哲学者たちが集まる空想世界へようこそ! 今回のテーマは「幸福論」。空想(妄想?)の力を借りて古今東西の哲学者が一堂に会し、「幸せ」について議論します。 幸せは万人が求める究極のゴールです。でも、何が幸せなの?と尋ねられてちゃんと答えられる人はどのぐらいいるでしょうか。 哲学者といっしょに幸せの本質を考え、ゴールに至る道筋を見通せるようになろう!というのが、今回の目標です。 幸せにはいろいろな形があります。 具体的な形をした幸せもあれば、漠然としたイメージとしての幸せもあります。そのどれを幸せと考えるのかも、人によって違います。 わからなくてもとにかく一歩踏み出すこと、その点が大事です。 最初の一歩がなければ、何も始まらないからです。 本書では、哲学者たちの幸福論を題材に、最終的には具体的で実行可能なアクションを提案いたします。 哲学者たちの幸福に対する議論を楽しみながらも、具体的に今何をすればいいのか、わかりやすく言及いたしました。 是非、本書をご活用いただき、幸せの道筋を発見し、ゴールに向かって一歩を踏み出してください。 【著者紹介】 大畠美紀(オオハタミキ) 猫とドイツ観念論をこよなく愛する40代。 読む本があって猫がいれば幸せ。
  • 哲学者の相談室。彼はミュージシャンです。付き合ってから既婚者と知らされました。別れたくないです。20分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 【書籍説明】 4人の哲学者が、こちらの相談に対して真剣に議論する、空想討論作品です 「私の彼氏はミュージシャンです。 既婚者であることが付き合ってからわかりました。 大好きなので別れたくありません。 どうしたらいいでしょうか?」 古今東西の哲学者が一堂に会する空想世界へ、ようこそいらっしゃいました。 このたびは空想相談室と命名した謎の空間で、哲学者たちが議論を繰り広げます。 テーマは、「哲学は現実に役に立つのか?」。 きわめて現実的な悩みに対して古典哲学がどのような答を提示できるのか、ひとつの問題を例にとって考えてみます。 はたして、現実の悩みに対して哲学は有効なのか?  それとも現実からかけ離れた雲の上の議論に終わってしまうのか?  哲学がどこまで現実に役立つか、ひとつ挑戦してみたいと思います。 このミッションに挑むのは、古代哲学者2名、近世の哲学者1名、近現代の哲学者1名の合計4人です。 古代からは、それぞれギリシャとローマを代表してソクラテスとマルクス・アウレリウス。近世からはドイツ観念論の創始者であり、 実生活では変わり者として知られたカント(この時点ですでに相談者として不適当)。 そして現代にもっとも近い哲学者として、20世紀を通して活動したバートランド・ラッセルの思想をみていきます。 まったく違う思想をもつ4人の哲学者たちは、現代のお悩みにどんな答えを出すのでしょうか? 最後までよろしくお付き合い下さいませ。 【目次】 登場人物紹介 問題提起 不倫がいけない理由・ソクラテスの場合 ソクラテスの話・続き 自由恋愛のすすめ・ラッセルの場合 不倫がいけない理由・カントの場合 不倫がいけない理由・マルクス・アウレリウスの場合 結論 【著者紹介】 大畠美紀(オオハタミキ) 猫とドイツ観念論をこよなく愛する40代。 春先に肺炎で倒れるなど、なにかとよくない今日この頃である。
  • 「私」をめぐる対話。参加者 荘子、デカルト、ライプニッツ、ソクラテス、カント、ホワイトヘッド。20分で読めるシリーズ
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    さっと読めるミニ書籍です(文章量14,000文字以上 15,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の28ページ程度) 【書籍説明】 古今東西の哲学者が集う空想世界へ、ようこそいらっしゃいました。 空想小説とも小論文ともつかないこの小さな物語では、空想力を駆使して古今の哲学者たちの意見を再構成し、議論させています。 哲学といっても難しいことは少しも書いてありません。この世界は私たちになじみ深いものを中心につくられているので、 カントが散歩するいっぽうで老子がスマホ歩きしています。 肩肘張らず、軽い気持ちでお楽しみください。 そして真面目な研究者の方は、どうか怒らず生温かい目で見守ってくださいませ。(笑) 「私は誰なのか?」 この当たり前の疑問が今回のテーマです。 自分が、他者が、世界が存在しているとはどういうことなのか。 その問いは昔から哲学者を悩ませてきました。当たり前のことすぎて、かえってうまい理屈がみつからなかったのかもしれません。 簡単なことほど説明するのは難しい、ということわざ通りです。 以下では、「私」という謎に相対した哲学者たちをご紹介していきます。 蝶と人間とのあいまいな境界線をひらひらと飛び回る荘子。 「われ思う、ゆえにわれあり」の言葉で自分を世界につなぎ留めたデカルト。 何も知らないという自覚から「私」を考え始めたソクラテス……。 彼らは一体どんな結論を出したでしょうか。どうぞ最後までお付き合いください。 【目次】 登場人物紹介 荘子とデカルト・ゆらぐ「私」の存在 荘子とライプニッツ・一人しかいない「私」 ソクラテスとカント・「私」は何を知っているのか ホワイトヘッドの有機体哲学・外部との関連でみる「私」 エピローグ・それぞれの「私」 【著者紹介】 大畠美紀(オオハタミキ) 猫とドイツ観念論をこよなく愛する40代。 今回学生時代以来××年ぶりにホワイトヘッドを読み、そのエコロジカル科学哲学にあらためて感動。 そろそろホワイトヘッドの全国的ブームが来そうな予感がしている。

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