ノンフィクション作品一覧

非表示の作品があります

  • シリコンバレーの天才たち~明日を創る「人」と「場所」~
    -
    シリコンバレーは全世界の注目を集めている。時代の花形ITを発想し、今なお電子産業の最先端を走っている場所だからだ。ここには世界中の天才たちが集まり、あすの技術を産み出そうと競い合っている。現地に居を構えた著者は、企業を取材し、天才たちの話を注意深く聞いた。日本のIT産業の未来を読みとるための書。

    試し読み

    フォロー
  • 死体の証言~死者が語る隠されたドラマ~
    3.0
    「わたしは自殺したんじゃない」。もの言わぬ死体を、じっと見つめていると、突然、訴えてきた! その後、丹念に検死をし、解剖することによって、死体に隠された驚愕の真実が浮かびあがった。生きている人の言葉には嘘があるが、死体は決して嘘をつかない。 法医学の第一人者に、専門分野の違う推理界の重鎮作家が聞く、必読の異色対談集!

    試し読み

    フォロー
  • 不可触民~もうひとつのインド~
    4.3
    「インド人口の約四分の一、二億五千万もの人びとが、三千年の昔に生まれたカースト制による差別意識に今も呻吟している。(中略)この人びとの置かれている現実の厳しさを、本書を通して少しでも感じて頂ければ幸いである」(「文庫版まえがき」より)インド観、人間観、世界観を根底から揺さぶる、衝撃の名著。

    試し読み

    フォロー
  • 電撃伝説~ちょっとあぶない世界の楽しみ方~
    -
    危ないからやっちゃダメ……、こんなことを大人から口うるさく言われれば言われるほど試したくなる。電撃はそんな人間がたまたま集まって、大人になってもまだやっている。しかも世界の人たちの前で、堂々とやってる。(「まえがき」より)世界を飛び回る男たちの、苛酷でおバカな地球の歩き方。……でも、危ないから絶対にマネしないでください。

    試し読み

    フォロー
  • 人生余熱あり
    3.0
    老いることは悲しむべきことではない。老後には自由が満ちている。会社からも、家族からも、時間からも自由、世評からの自由もあれば、他人の目からの自由もある。自分を偽らずに、好きなことをするために、ボランティアに、発展途上国に、小さな会社に身を投ずる人々。著者自ら足を運び取材した、“熱情いまだ冷めやらぬ男たち”の雄姿。

    試し読み

    フォロー
  • ザ・麻薬
    3.0
    麻薬=ドラッグは、もはや別世界の物語ではない――エクスタシーに溺れる超大物政治家の姪、麻薬を買う金を麻薬ディーラーをして稼ぐサーファー、留学1年でジャンキーになった19歳の少女……etc.なぜ彼ら日本人は麻薬にはまってしまったのか? われわれは麻薬にどう対処すればいいのか? 命の危険を冒してハワイで生の声を取材した迫真のレポート!

    試し読み

    フォロー
  • 狼がやってきた日
    -
    昭和四十八年の石油ショックは戦後最大の危機であった。当時の状況を、未発表の資料や当事者の証言を基軸に再現し、危機状況においていかに行動すべきかを考えるドキュメント。
  • 諸国畸人伝
    -
    都々一の始祖都々一坊扇歌、松江の指物師小林如泥、北越雪譜の著者鈴木牧之など近世に生きた畸人を取りあげ、その生涯を描く。〈解説〉中村幸彦

    試し読み

    フォロー
  • 極道の妻たち
    4.5
    「どうか今日一日、無事でありますように」。仏壇を前に夫の安否を気遣う女たち。血なまぐさい抗争に明け暮れた山口組・一和会をはじめ広域七団体といわれる極道(ヤクザ)組織。男の世界と言われる非情な裏社会も妻や母や恋人として女たちが支えている。子分らの食事からこづかいまでを配慮し、短気をきわめた闘争心の強い男と渡り合う「姐さん」の暮らしぶりとはいったいどんなものなのか――その赤裸々な実態を、気鋭の作家が二年にわたる体当り取材で捉えた衝撃のドキュメント力作。
  • 上杉鷹山の経営学 危機を乗り切るリーダーの条件
    3.9
    江戸中期、幕府への領地返上を考えるほどの財政危機に瀕していた米沢藩を、斬新な藩政改革と藩士の意識改革で見事に甦らせた上杉鷹山――希代の名藩主として誉れの高い鷹山とは、いったいどのような男だったのか? そして、その経営手腕とは? 故ジョン・F・ケネディをはじめ、多くの実力経営者やトップリーダーが、尊敬する人物として名を挙げる上杉鷹山の、組織と人間の管理術の要諦を探る。

    試し読み

    フォロー
  • 男たちのゲームセット 巨人・阪神激闘記
    4.8
    1973年のプロ野球セ・リーグ。長嶋、王がまだ現役で巨人のV9達成がかかった年だった。巨人のライバルである阪神は、エース江夏、主砲に田淵を擁し、V9を阻もうと燃えていた。巨人と阪神の優勝争いは、直接対決の最終戦までもつれこんだ。このプロ野球史上まれにみる一年の、選手そして監督、コーチなどそれぞれの動きにスポットを当て、激闘の裏にある男たちのドラマを描き出す。山際淳司の遺作となった最後のスポーツ・ノンフィクション。
  • 死体は知っている
    3.4
    ゲーテの臨終の言葉を法医学的に検証し、死因追求のためとはいえ葬式を途中で止め、乾いた田んぼでの溺死事件に頭を悩ませ、バラバラ殺人やめった刺し殺人の加害者心理に迫る……。監察医経験三十年、検死した変死体が二万という著者が、声なき死者の声を聞き取り、その人の人権を護り続けた貴重な記録。
  • 海の娼婦はしりかね
    5.0
    “はしりかね”とは、海に働く男たちの相手をした女たちの呼び名。三重県磯部町の的矢が帆船の停泊地として栄えていた頃の話だ。福島の奥会津、喜多方では嫁は貴重な労働力くだった。出産で休むと、家全体が村から孤立する。女たちは、自分で堕胎することも。日本各地に取材、土地の老婆たちの昔語りを収集した、昭和初頭に生きた女たちの歴史譚。
  • 暴かれた9.11疑惑の真相
    3.0
    国防総省を攻撃したのは民間旅客機ではない。世界貿易センタービルの崩落は爆弾が原因。ペンタゴンに突入したのは民間機ではない。テロ実行犯とされた人物が中東で生きている。「捏造された911」を合理的に説明できる証拠がここにある!

    試し読み

    フォロー
  • 旭山動物園の奇跡
    4.3
    北海道旭川市営旭山動物園。これほど注目を浴びた動物園は他にはない。平成16年夏、日本最北にあるこの小さな動物園が、月間入場者数で上野動物園を抜いて日本一の快挙を達成した。『行動展示』という動物たち本来の能力をみせる旭山動物園の独創的な展示方法は、他の動物園や水族館でも定番化となった。廃園の危機にもさらされたことのある北の果ての小さな動物園はいかにして、日本一になったのか。成功までの感動秘話満載。

    試し読み

    フォロー
  • 孤独死十五景
    -
    最近話題の孤独死・孤立死は今に始まった問題ではない。核家族化が進み地域社会が脆弱となっていく過程で、この問題は確実に増えていた。これは生活保護の地区担当印の活動からその実態を明らかにする衝撃の書である。ノンフィクションでは書ききれない部分にまでフィクションで踏み込んだ作品
  • いままで起きたこと、これから起きること。~「周期」で読み解く世界の未来~
    値引きあり
    4.0
    社会の姿は変われど人間の本質は変わらない。同じことを繰り返し、それが社会の循環をもたらしている。人間だけでなく万物に周期が存在する。様々な分野の専門家がサイクルの存在を指摘しており、これからの10年、あらゆる分野で大きなサイクルの転換点が重なるタイミングとなる。時代の大波を知り、示唆される危機にどう立ち向かうか。2030年代、長い冬を抜けた後に来る春の世界とは。サバイブするためのヒントを共有する。
  • 嫌われるジャーナリスト
    値引きあり
    5.0
    国民が知りたいことを 聞かないメディアは必要か!? コロナ禍で露呈した権力とマスコミの馴れ合い。緊張感のないこの関係が、日本を停滞させる要因となっているのではないだろうか。ジャーナリストとは本来、波風を立てるもの。権力を監視し、対峙することで、国民の知る権利にこたえていくべきである。記者クラブに代表される従来のメディアのあり方がこのままでよいのか。新しい時代のジャーナリストに必要なこととは何か。嫌われることを厭わない二人が徹底討論。
  • 暗い夜、星を数えて―3・11被災鉄道からの脱出―(新潮文庫)
    4.2
    遺書は書けなかった。いやだった。どうしても、どうしても――。あの日福島県に向かう常磐線で、作家は東日本大震災に遭う。攪拌(かくはん)されるような暴力的な揺れ、みるみる迫る黒い津波。自分の死を確かに意識したその夜、町は跡形もなく消え、恐ろしいほど繊細な星空だけが残っていた。地元の人々と支え合った極限の5日間、後に再訪した現地で見て感じたすべてを映し出す、渾身のルポルタージュ。(解説・石井光太)
  • Hiroshima and Nagasaki:That We Never Forget
    -
    “Each and every scene was hell itself.” “Human beings do not need atomic bombs.” - Shigeru Nonoyama, exposed to the atomic bomb in Hiroshima at the age of 15 // Over 50 hibakusha - victims of the atomic bombs dropped on Hiroshima and Nagasaki on August 6 and 9, 1945 - give vivid testimony of living through the nightmare of those fateful days and their hellish aftermath. Today, more than 70 years later, it is a challenge to keep alive an understanding of the true nature of nuclear weapons and their human toll. This book is a unique resource for those engaged in advocacy and education for the sake of peace. Accounts by women and men from Hiroshima are presented in separate sections, enabling the reader to gain a uniquely gendered perspective of the different ways the bombing affected survivors’ lives. These firsthand accounts give a chilling picture of the horror that nuclear weapons inflict. Survivors describe disfiguring and agonizing burns, and how radiation exposure causes pain, anxiety and discriminatory attitudes that last a lifetime as well as affecting subsequent generations.
  • 風の男 白洲次郎
    4.0
    日本国憲法誕生の現場に立会い、あの占領軍司令部相手に一歩も退かなかった男。常に活眼を世界に注ぎつつ、わが道を行く天衣無縫の気概。物事の筋を通し、自説を枉げぬ強靱さ。と同時に、内に秘めた優しさ、しなやかさ、ユーモア。端正な面立ち、洒落た身なり、寸鉄の片言……。正子夫人をはじめ、この男に魅せられた人々の「証言」から蘇える「昭和史を駆けぬけた巨人」の人間像。 ※新潮文庫に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 知ろうとすること。
    4.2
    福島第一原発の事故後、情報が錯綜する中で、ただ事実を分析し、発信し続けた物理学者・早野龍五。以来、学校給食の陰膳(かげぜん)調査や子どもたちの内部被ばく測定装置開発など、誠実な計測と分析を重ね、国内外に発表。その姿勢を尊敬し、自らの指針とした糸井重里が、放射線の影響や「科学的に考える力の大切さ」を早野と語る。未来に求められる「こころのありよう」とは。
  • 大蔵省元相談官 酷税 驚愕のしくみ(小学館文庫)
    3.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「取りやすいところから、取りにくいところは隠れて」徴税した税金は無駄遣い。元大蔵省役人が告発する亡国の税制の実態。私たちの血税はどう使われているのか、明日なき日本経済をどう改革するか。納税者必読!! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 死ぬという大仕事
    5.0
    女流作家の話題の遺作がついに電子化! 2009年4月14日に死去した作家・上坂冬子氏の遺作を電子化。08年秋にがん再発が見つかり、手遅れと言える状態から、「緩和ケア」医療を選択することで残された時間を有意義に生きた記録。それは同時に、自らの病状を受け入れて、「いかに自分らしく死ぬか」を徹底して追求した時間でもあった。  また上坂氏は、望む治療が受けられない「がん難民」が多発する医療制度に疑問を抱き、自らの闘病を詳細に明かすとともに、病室で医師らにインタビューして原稿にまとめた。かつてない赤裸々な筆致で末期がん患者の本音と真実が語られた「最後の傑作」である。  発売当初から大反響が起きて原書は版を重ね、「死」をテーマとしたノンフィクションとしては異例のベストセラーとなった。  文庫化に当たり、当時の主治医ほか医療スタッフに再取材し、この3年間で医療現場、緩和ケア体制がどのように変わったかを追補したものを電子化した。

    試し読み

    フォロー
  • 三遊亭圓朝の明治
    4.0
    『怪談牡丹燈籠』『真景累ケ淵』『鹽原多助一代記』などを自ら創作して演じ、現在でも「落語の神様」と呼ばれる三遊亭圓朝。彼は30歳で明治を迎え、近代化の中で伝統芸能を続けねばならなかった。そのために、山岡鐵舟などの政府の要人と関わって名を売り、怪談噺には「神経」という当時の流行語を使った解釈を付けて、時代の波に乗る。伝説の名人の一代記として、また、粋で退廃的な江戸から理性・倫理重視の明治へと切り替わる日本を描いた書としても貴重な一冊。

    試し読み

    フォロー
  • 宮本武蔵 最強伝説の真実
    3.5
    宮本武蔵ほど謎に包まれた剣豪はいない。出生地を主張する名所も二つ。あの佐々木小次郎ですらその正体が分からない。それだからこそ、吉川英治からマンガ家・井上雄彦まで、多くの作家を刺激してきた。『逆説の日本史』で知られる井沢元彦は、様々な伝説、捏造資料を精査し、真の武蔵像に迫った。井沢史観による画期的「最強剣豪伝」の誕生だ。

    試し読み

    フォロー
  • ラストレター「1リットルの涙」亜也の58通の手紙
    4.3
    「私の一生の夢はひとりで早く何でもできるようになって、親孝行していいおねえさんになりたいということ」(本文より)。将来への絶望の中で、亜也に光を与えてくれたのは、3人の親友たちとの手紙の交流だった。かけがえのない友に贈った亜也の魂の言葉が、今もなお人々の心を励まし、温かく包み込む。6年間に及ぶ58通の手紙を完全収録。
  • 情事の果て
    4.5
    不倫相手から結婚を約束され、ひたすらそれを信じ続けた女が男の裏切りを知った時、惨劇は起こった。思いあまって男の八歳になる娘を殺害してしまったのである。ところが、それを知った男が彼女に命じたことは、何と自分の娘の死体を捨ててくることだった……。克明に綴られた女の「性愛日記」を元に愛憎の真実を再現する力作ドキュメント!
  • 三陸海岸大津波
    4.2
    その時、沖合から不気味な大轟音が鳴り響いた――「ヨダだ!」大海嘯ともヨダとも呼ばれる大津波は、明治29年、昭和8年、昭和35年の3度にわたって三陸沿岸を襲った。平成23年、東日本大震災で東北を襲った巨大津波は「未曾有」ではなかったのだ。津波の前兆、海面から50メートルの高さまで上り家々をなぎ倒す海水、家族を亡くした嘆き、地方自治体の必死の闘い…生き延びた人々の貴重なインタビューや子どもたちの作文が伝える、忘れてはいけない歴史の真実。
  • のるかそるか
    -
    明智光秀、宮本武蔵、蜂須賀小六、塚原卜伝、木下藤吉郎、近藤勇、竹中半兵衛、坂本龍馬、前田利家、山岡鉄舟、黒田官兵衛、清水次郎長、佐々成政、紀伊国屋文左衛門、織田信長、渋沢栄一、豊臣秀吉、徳川慶喜、徳川家康……。 いずれも時流に乗り、運を開いた男ばかり。 ある者は天下を取り、ある者は財を成し、ある者は天下の剣豪となった。現代にも通じる処世とその決断。だから歴史はこうなった。
  • 吉田松陰 独り、志に生きる(PHP文庫)
    -
    外国の開国要求に対する藩や幕府の無定見に日本の危機を感じ、幕政批判を展開、幕藩体制の限界をいち早く見抜いていた吉田松陰。多くの門下生たちがその希有の世界観に啓発され、維新に目覚めた。時代を大きく転換させた、その「志」とは何か? 安政の大獄にたおれた、わずか30年の孤高の生涯を鮮やかに描き上げる。
  • “異色”創業者の発想 勝ち抜くための12ヵ条
    -
    高度成長期を経て経済の迷走が始まる頃、いくつかの名もない素人集団たちが次々に高収益の超優良企業にのし上がっていった。毎年創設数の三分の一が倒産するといわれる、激烈な企業生き残り競争。そこで問われる創業者の責任と先見力とは何か?彼らに成功をもたらした旺盛な行動力と誤りなき決断力とは。対象の本質に鋭く切り込む著者の洞察癌が、12人の冒険家たちの不屈の創業家魂を浮き彫りにする。

    試し読み

    フォロー
  • ロシアから来たエース 巨人軍300勝投手スタルヒンの栄光と苦悩
    -
    革命の嵐の中、日本に亡命した白系露人の子・スタルヒン。生涯国籍なく、偏見と迫害に苦しみながら、ひたすら白球を投げ続けた男。天与の豪速球で巨人軍の大エースに成長、日本球界初の300勝をマークするが、やがて押し寄せる戦争の渦のなかで、追われるようにマウンドを去っていく……。時代と運命に押し流された父の奇跡を追う執念のノンフィクション。

    試し読み

    フォロー
  • 新しい道徳 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか
    3.9
    時代を作る人は、いつだって古い道徳を打ち壊してきた。誰かに押しつけられた道徳ではなく、自分なりの道徳で生きた方がよほど格好いい。自分なりの道徳とはつまり、「自分がどう生きるか」という原則だ。今の大人たちの性根が据わっていないのは、道徳を人まかせにしているからだ。それは、自分の人生を人まかせにするのと同じことだと思う。
  • 上皇陛下からわたしたちへのおことば
    -
    2017年に刊行された書籍を増補改訂して文庫版に再編集。退位の意向を示された陛下の「おことば」が大きくクローズアップされましたが、震災直後などこれまでも折にふれ、そのお人柄がよくわかる印象的なお言葉を発せられてきました。天皇に即位されてからはもちろん、皇太子時代までさかのぼり、発せられた背景の解説とともに紹介します。
  • 死体検死医
    -
    カゼをひけば内科にかかり、ケガをすれば外科へ行く。自分の命を守る上で当然の選択である。同様に、死者の生前の人権を守るためには、死体所見に精通した監察医にまかせるべきである。死後も名医にかからなければならない……。(あとがきより) 医学博士で変死体解剖34年の経験を持つ著者が、下山国鉄総裁轢断事件から酒鬼薔薇(さかきばら)事件まで犯人と被害者しか知らない真実に迫る。
  • いのちの食べかた
    4.1
    お肉が僕らのご飯になるまでを詳細レポート。おいしいものを食べられるのは、数え切れない「誰か」がいるから。だから僕らの生活は続いている。“知って自ら考える”ことの大切さを伝えるノンフィクション。
  • 日本怪魚伝
    3.5
    幻の魚・アカメとの苦闘を描く「四万十川の伝説」、幕府が追い求めた巨鯉についての昔話をめぐる「継嗣の鐘」――。多くの釣り人が夢見る伝説の魚への憧憬と、自然への芯の通った視線に溢れる珠玉の一二編。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部と解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • ムツゴロウと天然記念物の動物たち 森の仲間
    -
    林のなかに発見したアマミノクロウサギの巣穴。そこに子ウサギがいるのは明らかだった――。コウモリ・ニホンザル・シロヘビなど、森や陸地に住む天然記念物の動物たちと著者の魅力あふれる交流を描く。
  • ムツゴロウと天然記念物の動物たち 海・水辺の仲間
    -
    オオサンショウウオ・テツギョ・ウミネコ・カブトガニなど、海や水辺に住む天然記念物の動物たち。彼らとの心温まる交流を通して、その生き生きとした生態と大自然の息吹を描く、渾身のノンフィクション。
  • 「指紋の神様」の事件簿
    -
    〈同じものは二つない〉〈一生変らない〉指紋は、我々の指先に平等に与えられた、最も確実な本人証明である。生体認証やDNA鑑定が普及しても、百年間蓄積された経験とデータには適わない。三十年この道一筋、自供に頼る捜査が主流の時代に、三億円事件、よど号ハイジャック、オウムなどに携わり、“動かぬ証拠”を武器に事件を解決に導いた鑑識官が語る、指紋の真実。

    試し読み

    フォロー
  • 明治・父・アメリカ
    4.2
    星新一の父、星一(はじめ)は、福島の田舎から東京に出て苦学し、20歳で単身アメリカに渡る。いつも貧しかったが、決して挫けず、他人に頼らず住み込みで働きながら小学校で英語を学び、行商や翻訳をして大学の学資を稼いだ。周到な計画と持ち前の克己心で困難を乗り越え、貪欲に異国の新しい文明を吸収していく……夢を抱き、野心に燃えて、星製薬を創業した父の若き日の記録。感動の評伝。
  • 青春を山に賭けて
    4.4
    植村直己はいかにして冒険家になり、いかにして「世界のウエムラ」になったか? ひとりの腕白少年が、大学へ進んで美しい山々と出会い、無一文で日本を脱出、ヨーロッパに渡りアルバイトをしながら、ついに五大陸最高峰のすべてに登頂を果たす。さらには南極大陸単独横断という目標めざして、アマゾンのイカダ下りなど過酷なまでの試練に次々と挑戦する――。大自然の中の「何か」に挑まずにはいられなかった冒険家が、みずからの型破りな青春を語り尽した感動篇。
  • 援助交際
    -
    世紀末ニッポンに出現した、前代未聞の女子中・高生──ポケベル、携帯、伝言ダイヤルを駆使して「援助交際」という名の売春で欲望を解き放った彼女たち。親から小遣いも貰い、家庭も崩壊していないのに、「ウリ」や下着を売ってお金を稼ぎ、それをブランド物や夜遊び、クスリに消費する。制服の少女たちを駆り立てるものは何なのか? 伝言ダイヤルやデートクラブで出会った女の子たちの話をひたすら聞くことで見えてきた彼女たち、そして現在に到る日本社会の闇とは。
  • 日本海軍、錨揚ゲ!
    3.5
    21世紀の現代にいたるも、多くのファンを惹きつけてやまない日本海軍の魅力とは、一体どこにあるのか? 本書では、元海軍大尉で『山本五十六』『軍艦長門の生涯』『暗い波涛』など、海軍をテーマにした名作を多数もつ阿川氏と、戦史研究の第一人者であり、自ら「歴史探偵」を称する半藤氏が、お互いの愛してやまない日本海軍の魅力について、思う存分語り尽くす。軍艦の話、提督たちについての人物評、海軍の生活や用語にまつわる面白話、実際に戦った当事者たちから聞いた戦史のウラ話……などなど、ファンにはこたえられない顔合わせと内容で満ち溢れた、必読の海軍対談である。「空前絶後の巨大戦艦・『大和』と『武蔵』」「陸軍が嫌いだから海軍を志願しました!」「井上成美と一緒に酒は飲みたくない」「海軍用語のバカバカしいほどの面白さ楽しさ」「下級指揮官に多かった真の武人」など、26話を収録。在りし日の日本海軍の臨場感が味わえる本。
  • 外科医 須磨久善【電子特典付き】
    3.8
    海堂尊が、世界の頂点に立つ心臓外科医の人間像を、圧倒的筆致で描く、興奮ノンフィクション! 超一流は突然出現する。まるで、夜空に突然眩い光を発する超新星のように。日本初の心臓外科手術、「バチスタ手術」に挑んだ超新星・須磨久善とはどんな人物なのか。須磨が、「破境者」として多くの人々をインスパイアし、世界の心臓外科医の頂点に至るまでの航路を、胸ゆさぶる筆致で描く興奮ノンフィクション。
  • 死刑と無期懲役
    NEW
    -
    本当の処罰とは。人を裁くとは、どういうことか。身の毛もよだつ凶暴・凶悪犯たちは、拘置所や刑務所の中で、どのように生き、あるいは死を待っているか。実質的に終身刑と化す無期懲役。増える死刑。そして厳罰化の風潮の中、深刻さを増す刑務官不足。囚人から事件の反省を引き出し、規律と遵法の精神を身につけさせようと励む刑務官が執行のレバーを引くという悲しさ。刑務所・拘置所で、受刑者の処遇と死刑執行に携わった元刑務官が見た真実。 序章 拘置所と刑務所 第一部 死刑 第二部 無期懲役と終身刑 第三部 冤罪 第四部 人間は変われる ●坂本敏夫(さかもと・としお) 元刑務官・ノンフィクション作家。NPO法人(受刑者の更生支援、こどのも健全育成等)理事長。1947年12月、熊本刑務所官舎で出生。高校卒業まで刑務所官舎で暮らす。母方の祖父、父に続き三代続いた刑務官。1967年大阪刑務所刑務官(看守)に採用される。神戸刑務所、大阪刑務所で係長勤務を経て、法務省法務大臣官房会計課、東京矯正管区で予算及び刑務所・少年院等矯正施設の施設整備を担当。1987年現場に復帰し、1994年広島拘置所総務部長を最後に退官。以後、作家、ジャーナリスト、タレントとして活動。『死刑のすべて』『刑務所のすべて』(文藝春秋)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)、『囚人服のメロスたち』(集英社)、『典獄と934人のメロス』(講談社)など著書多数。映画・TVドラマの監修(一部出演あり)も多い。
  • 日本史・闇を切り裂く怪盗たち
    -
    妖しく毒づく悪の華! 袴垂、酒呑童子、石川五右衛門、鼠小僧次郎吉、日本左衛門、雲霧仁左衛門など、日本史に跳梁抜扈し数々の悪業の限りを尽くした、大胆不敵な怪盗たち。その凄腕と生きざまについて、歴史書をひもといて追いかけ、痛快に描く。 *袴垂 *妖しの女盗賊 *謎の鐘泥棒 *酒呑童子 *藤原純友 *風魔小太郎 *石川五右衛門 *江戸の三甚内 *鼠小僧次郎吉 *日本左衛門 *雲霧仁左衛門 *市松小僧(五人小僧①) *稲葉小僧(五人小僧②) *田舎小僧新助(五人小僧③) *葵小僧(五人小僧④) *木鼠小僧長吉(五人小僧⑤) *鬼薊清吉 *藤岡藤十郎・無宿人富蔵 *青木弥太郎・情婦おたつ ●桐野作人(きりの・さくじん) 1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。主な著書に『本能寺の変の首謀者はだれか』『龍馬暗殺』(吉川弘文館)、『織田信長 戦国最強の軍事カリスマ』(新人物往来社)、『薩摩の密偵 桐野利秋』(NHK出版新書)、『猫の日本史』(洋泉社新書)など多数。
  • 極道が神を信じる時
    -
    血なまぐさい抗争にまみれて生きる極道たち。非情な裏社会の組織のなかで、自分を見失いそうになるとき、彼らを支えるのは……。不治の病、仲間の裏切り、妻の信仰……ある時「神」に出会い、大きくヤクザ人生を変えた男たちの生きざま。密着取材で赤裸々に内情を捉えた極道ノンフィクション。 「先祖が稼業を認めてくれている。だから自分は生かされている」 「〝寿命〟があると思えば、怖いことはない。心配もない」 「一杯の味噌汁を飲んだ瞬間、ありがたい、と思った」 「神はすべてに対して公平じゃなかった――」 「ヤクザは人の道を守らなければならない」 「何かが守ってくれている。そう思うと自信が湧いた」 「一歩外へ出たらもう、自分しか信じられない」 「桜の花が咲くように、ちゃんと咲く場所で、自分自身を開花させたい」 「心が澄んでいれば、空がきれいに見える」 「見て見ぬフリはできない。血で血を洗う考え方しかできない」 「悪いことするんやったら――たった今、一時間でも悪いことできる」 「楽しく生きるのも人生、暗く生きるのも人生」 「産まれてきた時点で、苦は始まっている。俺はいつ死んでもいい」 「行こうが戻ろうが、結局同じ。もう後悔はしたくない」 「本気で生きていても、他人の人生を羨ましいと思うことがある」 「信じているものに溺れず、生かせればいい」 「いつも、行く。行かなければ、自分にとっては逃げたことになる」 「信仰とは、夢を持って信じること」 「見えないものは、怖い。けれど心の糧とすれば、強くなれる」 「ある晴れた朝、ふと思った。自分の運命は、天に預けようと――」 ●家田荘子(いえだ・しょうこ) 作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。
  • AV男優
    -
    上半身だけを取材しても、その人の下半身は見えてこないが、下半身を取材すると不思議と上半身も見えてくる。二十年にわたって風俗を取材してきた著者がAV男優の世界を掘り下げる、渾身のルポルタージュ。有名男優へのインタビューの他、撮影現場見学記や「マイナー男優友の会」座談会など。アダルトビデオ業界に入るまでの経緯、続けることの苦悩、さまざまな暮らし……裸ひとつでかせぐ男の人生哲学がここにある。 *AV三千五百本以上に出演 加藤 鷹 *社会復帰させてくれた場所 浅井隆史 *撮影現場見学記① *制作と俳優の二足のわらじ 中山幸司 *独特の危ない世界を描く奇才 バクシーシ山下 *初本番の前にオナニー五回 花岡じった *苛められ自殺までも考えた 辻丸耕平 *撮影現場見学記② *女性の扱いに慣れた自信家 沢木和也 *哲学科出身の妖しげな男 観念絵夢 *観念絵夢自宅訪問 *漫画家が本業の異色俳優 平口広美 *夢はアメリカでAV男優 剣崎 進 *撮影現場見学記③ *会社にバレて依願退職に 武野 哲 *AVで童貞喪失をした35歳 久本大痴 *父には秘密のまま母子相姦 美の屋長さく *ジェットコースター的人生 村西とおる *努力を惜しまないプロ意識 チョコボール向井 *撮影現場見学記④ *「マイナー男優友の会」座談会 ●家田荘子(いえだ・しょうこ) 作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。
  • 続・結婚後の恋愛 セックスレス編
    -
    「妻とは、できない」。多くの既婚男性がそう口にする。夫婦一緒に買い物へも行くし家庭内は円満なのに、セックスは、できない。愛情はあるけど、できない。幸せな結婚をしても、多くのカップルが悩んでいるセックスレスにスポットをあてた、好評シリーズ『結婚後の恋愛』の続編。「セックス=愛」は幻想なのか? 渾身の性愛レポート。 case1 エッチするぐらいなら、殴られた方がいい case2 まさか、急に冷めるなんて…… case3 夢の中のエッチって、すっごく感じる case4 夜が、怖い case5 結婚してよかったのは、子供が生まれたことだけ case6 セックスするだけが夫婦じゃない case7 もう愛されてないんだって、涙が流れて…… case8 服を着て寝るようになった case9 恥ずかしいことをしてしまった、と夫は言う case10 ずっと、本気で笑ったことがなかった気がする case11 結婚する前から憧れていた彼に夢中 case12 子供のことを思うと、セックスできない case13 自分でやった方が楽 case14 セックスしたら平和じゃなくなる case15 ヨメさんとするのは恥ずかしい ●家田荘子(いえだ・しょうこ) 作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。
  • 結婚後の恋愛
    -
    「結婚」というものの価値は下がってしまったのだろうか。今では、完全に「不倫」が市民権を得てしまったかのようにみえる。男にとっても女にとっても、不倫はとても楽しそうに、私には思える。夫以外に恋人のいる人妻って、どんな女性なのだろう。そんな疑問から取材は始まった。衝撃の性愛レポート。 case1 不倫のハードルって、もっと高いと思ってた case2 寝顔見ながら、こんなにいい夫なのにごめん、って case3 いつでも家出出来るように荷造りしてある case4 主人のこと、まだ好きなんです case5 主人じゃ、この淋しさは埋まらない case6 体を賭けて、嘘を一生つき通す case7 「お父さん」とはセックスできない case8 常に誰かを好きになっていたい case9 スリルと刺激を求めて、夫を含む三角関係 case10 結婚指輪、ゴミ箱に捨てた case11 主人がいるから浮気が充実してる case12 私が私らしくいられるために case13 会う男、会う男、違っていて楽しい case14 「快感」は体で感じるものじゃない case15 若かったら、もう少し正直に生きた case16 初めて女になった。もう止められない case17 やっぱり男の人が好き case18 二度と離婚はしたくないけれど―― case19 キスから始まる、ふつうのセックスがしたい case20 妻というビジネス case21 もう1回、夫と結婚し直すって決めた case22 私を最優先してくれる彼が好き case23 自立するなら主人といたほうがまし case24 何があっても夫婦って糸で繋がってる case25 不倫をやめない。多分、死ぬまで case26 恋と生活だったら、生活を取るしかない case27 「私はもてる」結婚前のときめきが戻ってきて…… case28 最近、また夫のほうがおもしろくなってきた case29 母でありたかった。けれど人生は一度、と思うと―― case30 愛だけでいい、なんて大嘘 case31 どっちの子か判らない子を産むなんて…… ●家田荘子(いえだ・しょうこ) 作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。
  • 不妊 赤ちゃんがほしい
    -
    有名人や芸能人の方々と対談させてもらってきた中で、どうしても載せたくなかったセリフがある。それは「子供を産んで、やっと一人前の女性になった」だった。ところが、そのセリフに実に多く遭遇するのだ。なぜ、子供を産んだら一人前なのか。では、子供を産まなかったら一人前ではないのか。(本文より)  日本では10組に1組が子のない夫婦といわれ、そのほとんどが望みながら授からない夫婦である。また、未婚であっても出産を希望し、不妊治療に取り組む女性も多い。苛酷な治療の実態を追い、人々の本音に迫る渾身のルポルタージュ。不妊を通して、女性の生き方、生命の尊さについて読者、体験者とともに探る。 ●家田荘子(いえだ・しょうこ) 作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。
  • 第45回大佛次郎賞受賞記念講演 結婚と冒険(角幡唯介トークス)
    -
    「結婚なんて、しょせんは男と女が出会って、一緒になることにしました、と、言ってみればそれだけの話です。そこに語るべき理由などあるのか。」(本文より)人は誰でも必ず「事態」に遭遇する。そのときあなたならどうする? 冒険家が語る、光る人生の歩き方。本書は横浜市開港記念会館にて開催された第45回大佛次郎賞受賞記念講演を電子書籍化したものです。
  • セックスで生きていく女たち
    -
    アキには売春している人間から漂ってくる、ある種の後ろめたさのようなものが微塵も感じられない。強い使命感みたいなものがあるので、汚れた仕事をしているという感覚がないのだろう。「私、ただ必死でやっているだけで、これがエンコーなのか、売春なのかって、考えたことないです。今やっているのは、個人営業のヘルスみたいなものです。私自身にとって、本番は撮影オプションの1つに過ぎないんですよ」(第2章「彼に毎月100万円貢ぐため『個人撮影』で身体を売る元アイドル・アキ20歳」より)  10代の中高生から、61歳で風俗業界にデビューした熟女、さらには近年急増しているウリ専ボーイまで。カラダを売って金を稼ぐことに、彼らはどう向き合っているのか。元風俗嬢のノンフィクション作家が、28名の赤裸々な告白を取材した衝撃作。 第1章 居場所を失い、性の暴走者となった中高生――それぞれの事情 第2章 個人撮影――女性はヌードモデル+オプションで二重に稼げる性の穴場 第3章 主婦合コン――タダ飲みだけでは収まらなくなった主婦の欲望 第4章 ウリ専――男だけの世界ではなくなった魔界の新たな主役たち 第5章 肉食系の女がたどる性のけものみち 第6章 運命の一夜が終わったあとに訪れた予期せぬ災い 第7章 母性、父性が大きな付加価値になる性のマーケット 第8章 最底辺のフーゾク嬢たちの本音とプライド ●酒井あゆみ(さかい・あゆみ) 福島県生まれ。元風俗嬢にして元AV女優という異色の経歴をもつ作家。父親がスーパー経営に失敗。莫大な負債をかかえ家庭崩壊。高校卒業後、キャバクラでバイトをしていた時、知り合った男にファッションヘルスの店を紹介される。それをきっかけに「風俗のフルコース」と愛人業、AV女優、銀座ホステスなどを経験。20歳のときにヘルスに来た客と一緒に「AVプロダクション」を設立。AV女優をしながら社長業務をする。デビュー作『東京夜の駆け込み寺』を上梓後、TBSの深夜番組『Tokyo 夜の駆け込み寺』のMCとして出演。小泉今日子が主演した『風花』の映画監修、江角マキコ主演のTBSドラマ『独身生活』、フランスで上映した吉本多香美主演の『TOKYO NOIR』の原案・監修、『アキハバラ@DEEP2.0』ではアシスタントプロデューサーを務めるなど、映像業界でも活躍する。風俗業界と売る女たちを机上の知識ではなく、痛みを伴う性と生の経験から描き出す文章は人の心を打ち、著書は20冊以上に及ぶ。
  • 【改訂版】熊本地震体験記 震度7とはどういう地震なのか?
    -
    本書は2016年11月に発行した『熊本地震体験記 震度7とはどういう地震なのか? 』にその後の復興状況を追加した改訂版です。 2016年4月14日に発生した熊本地震。震源地の益城町に実家のある著者は地震の報を受け急遽熊本へ。そこで遭遇した深度7の本震。著者自身も被災者となり避難所生活が始まりました。 本書は熊本地震を身を持って体験した著者が、自らの体験をありのままに綴った震度7の大地震のレポートです。地震の現場で何を見て、どういう気持ちに襲われたか、そこで何を考え、どうしたか。避難所で、被災地で、復旧の現場で、著者が自身の目で見て感じたことをありのままに報告します。 地震と火山の国日本では、いつでもどこでも、そしてだれにでも起こりうる災害です。著者の体験は決して人ごとではありません。 全ての人に本書をぜひ役立ててほしいと思います。
  • 新型コロナウイルス感染記
    -
    結局のところ、毎日新型コロナウイルスの情報に接していても、実際に感染したらどうなるのか、どういう行動が求められるのか等は、自分が直接の当事者になってみないと本当のことはよくわからないものです。そしてひとたび、新型コロナウイルスの陽性反応が出てしまったら、その瞬間から、これまでの日常生活が冗談抜きで一変、いや、激変します。(「まえがき」より)  コロナ感染の症状を自覚し、検査結果が陽性……その時、家族とどう接するべきなのか? 入院へ至る手順は、隔離病棟での生活は、退院までのサポート体制はどうなっている? その全てをつぶさに記録した手記。電子オリジナル作品。 ●佐竹 敦(さたけ・あつし) ライター。日本秘境探訪家。日本全国の即身仏&五重塔&三重塔&一之宮&滝百選&棚田百選&国分寺跡をすべて訪ね歩いた一人旅の達人。テレビチャンピオン滝通選手権出場。共著書に『日本の滝百選』『この滝がすごい!』『日本の滝めぐり』。その他、テレビ東京「厳選!いい宿ナビ」や小学館「サライ」など各メディアで活躍中。
  • 勝負師の極意
    3.0
    87年にデビュー以降、日本競馬の歴史と記録を塗り替え続けている勝負師の著書が待望の文庫化。大舞台での想像もできないようなプレッシャーに打ち勝つための考え方から名馬との思い出まで。名手のすべてがわかる一冊。
  • 凶徒津田三蔵
    -
    明治24年5月11日、来遊中のロシア皇太子ニコラスが、滋賀県大津京町筋を通過中、沿道警備の巡査に切りつけられ負傷した。この大津事件を起した津田三蔵の人間像をリアルに描いた表題作。大津事件をめぐって愛国者の名を後世に残した下手人・津田三蔵、責任者・明治天皇、ほかに畠山勇子、児島惟謙の4人を論じた「愛国者たち」を収録。谷崎潤一郎賞、野間文芸賞を受賞した作家の名作。
  • セブン-イレブンの真実 鈴木敏文の蹉跌(さてつ)
    -
    鈴木敏文氏、失脚……。「コンビニ天皇」と呼ばれ、小売・流通業界に君臨していたカリスマ経営者に何が起こったのか。オーナーの過労死・自殺が問題となり、見切り販売の妨害行為を公正取引委員会から咎められ、ヨーカ堂やそごう・西武など統合した企業を再建どころか片っ端から赤字にしていき……。調べれば調べるほど、おぞましい“優良企業”の実態が明らかにされてゆく。 『セブン-イレブンの真実 鈴木敏文帝国の闇』の続編となるノンフィクション。電子オリジナル作品。 プロローグ “偉大なる”鈴木敏文会長退任 第一章 一発屋経営者を持ち上げたマスコミと財界の罪と罰 第二章 セブン‐イレブン創業と鈴木敏文会長の生い立ち 第三章 加盟店も社員も不幸にするセブン‐イレブン商法 第四章 イトーヨーカ堂“業務委員会”発足 第五章 伊藤社長退任で鈴木独裁体制完全確立 第六章 独裁者失脚へ エピローグ 鈴木敏文氏とは何者なのか? ●角田裕育(すみだ・ひろゆき) 1978年、神戸市生まれ。大阪のミニコミ紙記者を経て、2001年からフリージャーナリストに。労働問題・教育問題を得手としている。著書に『教育委員会の真実』(宝島社)など。
  • セブン-イレブンの真実 鈴木敏文帝国の闇
    -
    今や2兆円を超す売り上げを誇るコンビニの雄「セブン-イレブン」。それもそのはず、公正取引委員会から排除命令を受けるほど自社に有利なフランチャイズシステムの賜物だった。現代の「蟹工船」というべき販売店搾取の実態とは?  優良企業の“カラクリ”を暴いて話題騒然となったノンフィクションの名作が、電子版で復刊。電子版あとがきを追加収録。 プロローグ 第一章 オーナーたちの残酷物語 第二章 不当な搾取、ロスチャージ会計とピンハネ 第三章 苦悩する社員たち 第四章 販売期限偽りはお客様への背信行為ではないのか 第五章 取引業者をも侵略するセブン帝国 第六章 鈴木敏文会長は本当に名経営者なのか 第七章 セブン‐イレブン=コンビニ業界は「無法地帯」 第八章 遂に決起したオーナーたち エピローグ ●角田裕育(すみだ・ひろゆき) 1978年、神戸市生まれ。大阪のミニコミ紙記者を経て、2001年からフリージャーナリストに。労働問題・教育問題を得手としている。著書に『教育委員会の真実』(宝島社)など。
  • 東京牛乳物語
    3.0
    牛乳屋版・人生劇場!! 武士からトラバーユした初代。和田の娘に一目惚れ!の堅実な2代目。呑気な長男と、働き者の娘婿、どちらが家業を? 押し寄せる時代の波と格闘した3代目。今では当たり前に飲まれている牛乳が「薬」から「毎朝一杯!」になるまでの和田家4代の涙と笑いの物語。
  • 鴎外 闘う家長
    -
    挫折しないことの不安におびえつつ、国家と共に至福の青春を生きてしまった森鴎外が、一切の社会的令名を拒否して死に至る凄絶な生涯。外的な役割も帰属の場所も信じられず、さりとて「子」の立場の甘えにも安んじることのなかった彼が、自己の内面の空虚に耐えた秘密は何だったか――。作家の生活と作品の間を照射することで、近代知識人論に画期的な視座を提起する、記念碑的評論。
  • 言葉の海へ
    3.5
    国語の統一こそ一国の独立の標識なのだ。日本が近代国家となるためにも、一日も早くこの辞書を完成しなければならぬ……。子を失い、妻に先立たれながら、17年間を費し、遂に明治24年、大槻文彦はわが国初の近代的国語辞書『言海』を完成させた。〈近代国家・日本〉の確立に献身した一人の明治人の姿を、激動の時代に重ね合せて感動的に描き出す。大佛次郎賞・亀井勝一郎賞受賞。
  • 井伏鱒二随聞
    -
    友を語れば青春が。先達を慕えば文学の軌跡が。交遊五十年の著者に、作家井伏鱒二氏が語るその日常、出生から現況まで。作品の行間が窺える貴重な対談を収録。さらに、著者による「井伏鱒二小伝」「作品ノート」等8編の評伝を読めば、今まで知らなかった井伏鱒二の一面を垣間見られる。
  • 勝負師語録
    -
    「バットは両腕の延長、だから執念さえあれば折れるはずがない」(長島茂雄)「あの挫折があったからこそ、三冠王になれた」(落合博満)「やられたら次にやりかえす。これが3番打者の極意だ」(秋山幸二)「相撲はイメージで取ります」(舞の海)「人生、楽ありゃ、苦もあるさあ」(武豊)。時代を超え、歳月をのりこえて、本当の言葉は胸の中に熱い感動を運んでくる。プロフェッショナル71人が勝負の世界の奥深さを語る名語録。
  • 白百合の崖―山川登美子・歌と恋―
    -
    明治12年、福井県に生まれた山川登美子は与謝野鉄幹主宰の「明星」に参加、与謝野晶子と共に名花二輪と謳われる。登美子はその才能と美貌を“君が才をあまりに妬し”と晶子に詠ませながら、鉄幹への恋も、歌もあきらめ、親の定めた縁談に従う。――鉄幹・晶子の強烈な個性の陰でひっそりと散っていった登美子のあまりにも短い人生。同郷の歌人への深い共感を、愛惜をこめて綴る。
  • 血と知と地 (上)
    -
    競馬界の盟主となった吉田善哉という人間を浮き彫りにしていく  1921年吉田善助の三男坊として生まれた善哉少年。子供のころから馬のお腹から生まれたといわれたほどの馬好き。父からまかされた千葉の牧場。青年善哉の苦闘の始まりだった。結核で兵役は免除されたものの、人も馬も飢え、死と隣り合わせで遮二無二生き抜いた戦中。そして、戦後、父善助の果たせなかった夢を追う善哉の意欲はとどまることを知らず、日本人にはまれな強大なエネルギーで社台ファームを形作っていく、その馬産に賭ける前半生を描く。  1999年のJRA馬事文化賞、ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞した、ノンフィクションの名作。 ●吉川良(よしかわ・まこと) 1937年、東京生まれ。芝高等学校卒、駒澤大学仏教学部中退。1978年『自分の戦場』で第2回すばる文学賞受賞。1979年『八月の光を受けよ』で芥川賞候補、『その涙ながらの日』で二度目の候補、1980年『神田村』で三度候補となった。1999年JRA馬事文化賞、ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。
  • 源氏紙風船
    -
    「源氏物語」は、何ゆえ千年にもわたって絶えることなく読みつがれ、語りつがれてきたのか――。光源氏と彼をとりまくあまたの女、物語を飾る着物、美術工芸品などなど、舞台背景となる宴について、作者・紫式部のこと……。それぞれのテーマごとに、「源氏狂い」「源氏酔い」を自認する著者が、思いがけない角度から限りない優しさをこめて語る、くめども尽きぬ〈愛の古典〉の魅力。
  • インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日
    4.2
    【第7回開高健ノンフィクション賞受賞作】広大なユーラシア大陸を横断し、イスラム圏の国々を越えてアフリカ大陸へ――。絵葉書を売るカンボジアの少女に凜とした生きる意志を感じ、排他的な印象を抱いていたイランで受けた細やかな配慮に戸惑い、ザンビアでは貧富についての議論を交わす。周囲の声に惑わされず、自らの素直な感覚を頼りに47カ国を旅した著者が綴った684日間。
  • 【カラー版】ポチのひみつ
    -
    ハチ公は「焼き鳥」が、大好きだった……。誰もが知ってるハチ公。だが、本当の素顔は意外と知られていない? そんな日本の有名犬たちを、犬好きノンフィクション作家・片野ゆかが、愛犬ダルマ号と徹底追跡。いぬのおまわりさんはコリー犬。西郷さんの犬は祇園で鰻を食べていた、などなど……。続々と明かされるオドロキの史実と真実。犬たちの謎を追いかけた日本縦断びっくり犬紀行。電子版のみオールカラーで写真を収録。
  • サッカー万歳! ビバ!ペロータ(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 サッカーを愛する男、リー・小林・モボ。在日コリアン3世。世界各地のサッカーに魅せられた人々を追い続けている。表題作は女子サッカー黎明期に、選手として、審判としてボールを追い続ける人達のひたむきな姿を感動的に描いている。ほかに、第5回ナンバー・スポーツノンフィクション新人賞受賞作「マイ・ライト・フット」、’97年報知ドキュメント大賞優秀賞受賞作「ダブル」を併録。
  • 釣られたら恥ずかしい ネットのデマ150★いったん流れたデマは修正されずネットで広まる★真相やネタ元を辿る★貴方は既にダマされている
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 釣られたら恥ずかしいネットのデマ150 ふなっしーの正体が流出! 小保方さんの実験ノートがヒドい! ツノの生えたゴキブリが出現! おっぱいを3つにした女! インターネットには、毎日のように目を疑うような写真や噂が流れ、 SNSをとおして広く拡散されていきます。 その9割はたんにコラージュ画像だったり、 根も葉もないデタラメですが、いったん流れたデマは、 その後も修正されずにネットに広まっていき、 信じこんでしまう人を生み出し続けます。   本書は、そんなネットのデマを集めて、 真相やネタ元をかたっぱしから明かしていきます。 その数は全部で150本以上。 もしかして、あなたもすでにダマされているのかも? ・ふなっしーの中の人の写真が流出 ・本田がレーシック失敗で目に異常が ・アヒルちゃんと温泉に入る鶴竜 ・急激に老けたNHKアナウンサー ・小保方さんの実験ノートが凄い ・修道女たちが「SEXしたい!」とおっぱい全開で抗議 ・FNS歌謡祭でAKB48が口パク疑惑 ・世界一豪快な自撮り画像 ・美しすぎて怖い女装男子たち ・ソフトバンクのお父さんが犬が死亡 ・超巨大ネコ ・おっぱいを3つに増やした女 ・関東にツノの生えたゴキブリが ・おにぎりを握りちょいと詰めて♪ ■ 目次 巻頭カラー Part1 あの有名人もデモの標的に! Part2 日本の衝撃事件 Part3 世界仰天ニュース Part4 歴史をイジったデマ Part5 古くから伝わる定番デマ Part6 自然・生物系のデマ Part7 昔からよく聞くあの雑学もデモ
  • 「不祥事続出警察」に告ぐ(小学館文庫)
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 不祥事の責任をとって辞任した神奈川県警の本部長は、当初、上層部の責任を認めようとしなかった。書類送検された元本部長は、覚醒剤事件のもみ消しを指示した。著者は「神奈川県警の出方はあらかじめ警察庁長官も了承していたはず」と指摘する。その意味では長官にも責任があったのだ。全国26万警察官のトップに君臨する一握りのキャリアたち。現場を軽視し出世競争に血道を上げる彼らこそが、組織腐敗の最大原因だ。 40年に及ぶ検察官生活を通して、警察組織に知悉する元札幌高検検事長が、続発する腐敗事件を徹底検証。
  • 失われゆくものの記
    -
    近江の琴糸、月瀬の奈良さらし、越後の筆匠、佐渡の人形遣い、雪の中の瞽女たち、信濃の山蚕、忘れられた巨桜たち……。昔ながらに手間と日数をかける職人の精緻な手仕事と、日本の山野の美は、まさに滅びようとしている。各地を訪ね、痛恨の思いと復興への願いをこめて書きしるす、記念碑的ルポルタージュ16章。
  • 千昌夫の教訓(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 2000年2月4日、千昌夫の経営する不動産会社が、東京地裁に特別清算を申請した。一時は資産2000億円以上といわれた「芸能界一の大金持ち」に何が起きたのか。バブルとその崩壊に踊った一実業家の物語として分析。
  • テレビを旅する(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 今、テレビ画面の前では、どんな生活があり、どんな人生が繰り広げられているのだろう。そんな風景をカメラ片手に全国に訊ね歩いた異色のフォト・ノンフィクション。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • セックスレスな男たち
    -
    中高年男性に「バイアグラ」が熱狂的に迎えられる一方、20代・30代の、何不自由なくできる年齢のセックスレス男性が、静かに増加している。これはいったいどういうことなのだろう? ほとんどの欲望を、お金で満たすことができる時代、若い男性たちにとって、セックスは煩わしいことになってしまったのか? 恵まれすぎる時代、性欲を喪失してしまった男たちの本音に迫る異色のルポルタージュ。
  • 神待ち少女
    3.0
    携帯電話の掲示板を使って、宿や食事を無償で提供してくれる「神」を求めて街を、ネット空間をさまよう少女たち。しかし、そう簡単に「神」は現れない。宿や食事、少しばかりの金を払って、男たちは少女たちの肉体を貪ろうとする。決して目の前に降臨することのない「神」を少女たちはなぜ求め続けるのか。
  • チェ・ゲバラの遥かな旅
    4.2
    フィデル・カストロとともに1959年のキューバ革命を成就させ、20世紀最大のゲリラとして、今なお人々の心に残るチェ・ゲバラ。医学を志した学生時代から、圧政に苦しむ人々のためにゲリラ戦士となり、革命成就後、与えられた地位を拒み、新たな解放を目論み南米・ボリビアで67年に殺害されるまでのノンフィクション・ノベル。殺害された地に立った著者の思いを描く。
  • 13人の危ない男たち 仕事・恋愛・熱き心を語る(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 村上龍、内藤剛志、小林よしのり、鳩山由紀夫、久世光彦ほかが語る恋と人生。インタビュアー岸本裕紀子の誘いにのって彼らが明かした、“かたちが見えない新・恋愛時代”の男論・女論。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • コルカタの聖なるマザー・テレサ : ことばと逸話集
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 マザー・テレサ――この名前を一度も耳にしたことのない人はいないだろうが、ではどこまで知っているかと問われたら――。 本書は、マザーとの一度きりの出会いが信仰を生きる力となった聖パウロ修道会の司祭にして編集者である著者が、彼女の歩んだ生涯・珠玉のことば・人柄を示す逸話集の3つの観点からその魅力を余すところなく紹介する、絶好の「マザー入門書」といえよう。 生い立ちの紹介に続いて、マザーの143のことばが、家庭、奉仕、出会い、貧しさ、信仰、祈りなどのテーマに沿って並ぶ。 さらに続く逸話集がまた味わい深く、日常の些細な場面で感謝する彼女の人柄を生き生きと伝えている。 1997年、テレサが87年の生涯を閉じたとき、「神の愛の宣教者会」のメンバーは4,000人を数え、123ヵ国の610施設で活動を行っており、それは今もなお増え続けている。

    試し読み

    フォロー
  • 悪血 小説・毒入りギョーザ事件
    -
    食品テロか、国家が仕組んだ陰謀か……毒入りギョーザ事件の真相に迫る!  中国の一人っ子政策により生まれた、戸籍のない“黒い子ども”たち。  彼らは、国家にけしかけられ、「犯罪有理」と自らを正当化して反日運動を仕掛けたり、農村部では農民暴動を都市部では労働争議を煽動するなど、国家犯の片棒を担ぐ。その裏で、現金強奪、臓器売買、幼児誘拐など凶悪な犯罪の温床と化している。  日本を震撼させた、いわゆる「毒入りギョーザ事件」は、そんな社会背景から生まれた。  外国人技能研修制度、脱北者、海賊マグロ、革命第七世代……さまざまな要素が複雑に絡みあう、日本と中国の関係。はたしてその闇の底から中から見えてくるものとは?  本書は、犯罪に走る在日中国人、その存在を浮き彫りにするノンフィクション・ノベルである。 ※この作品は事実に基づいていますが、登場する人物や団体などはフィクションであり、実在しません。 ●森田靖郎(もりた・やすろう) 作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。主な著書に、『東京チャイニーズ』(講談社)、『見えない隣人 ~小説・中国人犯罪~』(小学館)、『スネーク・シャドウ』(朝日新聞社)、『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街 ~池袋チャイナタウン・プロジェクト~』(ナショナル出版)などがある。
  • サトウハチローものがたり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 才能豊かな詩人で何でもかけるサトウハチローは、親分肌で肉声にあたたかみがあり、風貌も絵になる人でした。父、佐藤紅緑(作家)同様、並はずれて豪胆だったサトウハチローの生涯を、おなじみの童謡や歌謡曲を交えながら、木曜会でサトウに師事した著者が綴った伝記です。
  • 柔道五輪金メダリスト猪熊功はなぜ自刃したのか
    -
    国民的ヒーローとなった男の凄絶な死  私を見て少し微笑んだように見えた次の瞬間、猪熊は「今ならできる!」という低い叫び声とともに机上の脇差を取り上げ一気に首に突き込んだ。(本文より)  2001年9月28日、東京オリンピック柔道重量級金メダリスト、猪熊功死す。自ら頸動脈をついて自害した壮絶な死の理由とは? その直前二週間、心身ともに最高の状態で死にたいという理由で行われた、美しき死のための合宿の詳細。「まだまだっ、切れてない」最後の瞬間を看取った合気道家、井上斌の証言で綴られる衝撃の真相。 プロローグ 夢 第一章 終わりへの始まり  1 始まり  2 自殺合宿 第二章 猪熊功という男の逆転人生  1 宿命を背負ったデビュー  2 対巨人との戦い  3 若者の考えを変える男  4 柔道新時代の茨の道を告げる大会 第三章 再起不能の病からの帰還  1 フィアンセヘの手紙  2 ヘーシンクという名の巨大黒船襲来  3 ウエイト・トレーニングでの復帰 第四章 美しき死への合宿  1 給料日  2 猪熊の食事  3 合宿二週目  4 傘  5 息子たちと  6 整理 第五章 人生の転換期、柔道から実業へ  1 生い立ち  2 大逆転の夢ならず  3 私(井上斌)と猪熊との出会い 第六章 再々度の延期  1 死に場所  2 時間が止まる  3 遺書のコピー  4 知人たちへの電話  5 時間つぶし  6 周到なドライブ  7 最後の役員会、最後のビール 第七章 哀しき経営者・猪熊功  1 孤独  2 東海建設と東海大学  3 事業拡大路線  4 大学との軋轢  5 中小の建設会社と銀行  6 経営破綻の償い 第八章 最期  1 決行のとき  2 まだまだっ エピローグ 光と陰 ●井上斌(いのうえ・たけし) 1946年中華民国北京市生まれ。1968年慶応大学法学部政治学科卒業。英国合気道協会主席師範を経て、1972年住友不動産入社。ハワイカントリークラブ、泉カントリー倶楽部、新宿住友ビル管理を経て、1987年退社。その後、1989年東海建設入社、社長室長、東海不動産管理常務取締役を経て、2001年東海建設破産により退職。現在株式会社エス・ユウ代表取締役。毎年1回、英国において合気道講習会を開催。師範を務める。 ●神山典士(こうやま・のりお) 1960年埼玉県生まれ。信州大学人文学部卒業。ノンフィクション作家。主な著書に、第3回小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『ライオンの夢 コンデ・コマ=前田光世伝』(小学館)、『ひとりだちへの旅』(筑摩書房)、『「日本人」はどこにいる~異文化に生きる武士道のこころ』(メディア・ファクトリー)、『アウトロー』(情報センター出版局)など。
  • 野獣の群れ チャイナマン・イン・東京
    -
    中国人密航ビジネスのカラクリを暴いた衝撃作!  母国で年収30年分にあたるほどの多額の費用を借金してまで、東京やニューヨークにやってくる中国人密航者。目的はただ一つ、“出稼ぎ”である。  密航して“出稼ぎ”をしないと生計が成り立たないほど貧困にあえぐ農村。密航船を用意する中国人マフィア。密航してきたスネーク(密航者)たちに仕事を斡旋する手配師。価格破壊で世界市場を狙う黒幕たち。その陰で、メード・イン・チャイナとメード・イン・チャイナタウンが壮絶な生き残りを賭けて闘う……。  金満ニッポンの甘い蜜に群がり、黄金を夢見てきた「透明な隣人」が堕ちる地獄を描く。  本作品は、チャイナ・マフィアと闇市場を支配する者たちが蠢く抗争街を描いた、渾身のノンフィクションです。  密航者、手配師、華僑の幹部、そして彼らを取り締まるニューヨークの捜査官まで。中国人犯罪を追い続けてきた著者が、執念の密着取材を敢行。貴重な資料写真も多数掲載しています。 ●森田靖郎(もりた・やすろう) 作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。 主な著書に、『東京チャイニーズ』(講談社)、『見えない隣人~小説・中国人犯罪~』(小学館)、『スネーク・シャドウ』(朝日新聞社)、『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街~池袋チャイナタウン・プロジェクト~』(ナショナル出版)などがある。
  • 大震災名言録
    3.0
    「大丈夫だよ」と言葉で伝えるかわりに、周囲を笑わせることで「大丈夫」を伝えるのが関西人。 「おい、これテレビで全国に流れるぞ。関西人やねんからなんかボケてみせ、ボケてみせ」 「こんだけ応援したっとんのに立ち上がろうとせん。阪神といっしょや」 「あんな倒れ方もある、こんな倒れ方もある、建造物倒れ方博覧会や」 「まあこんなこと言うたらなんやけど、アパートの壁がまるごと取れてしもて中身がそのまま丸見えのやつ、あれ『リカちゃんハウス』そっくりやね」 「家の中で壊れんと残っとるのは、茶碗三つだけや」 「ええかげんにしてくれ! トン汁はもう、においかぐのもイヤや」 「これが震災使い回しグルメナンバーワンやったね。こういうのは、伝承せなあかん」 「こんな話題やから明るい話でいきたいと思ってます。なんで私の頭見まんねん?」 「日本じゅうからあらゆる悪いヤツが集まっとる、泥棒甲子園状態や」 「『いくぞきゅうごにボランティア、阪神大震災一九九五年』とか語呂合わせされて歴史の参考書とかに載るんやろなあ」  本書は、笑いをバネに、阪神淡路大震災を乗り越えたユーモア震災記。NHKの日本語教育センターの教材に採用されたのをはじめ、『朝日新聞』、『毎日新聞』、『潮』、『赤旗』など40以上のメディアで取り上げられた。“異色の震災本”として話題となった伝説の名著が、電子書籍となって復刊!  東日本大震災を経て、政府、マスコミの対応、あるいはボランティアの様子は、どれだけ進歩していたのか。それは本書を読んで、読者諸氏に判断してもらいたい。 推薦文 ユーモア震災記(田辺聖子) 1 男と女と震災と 2 避難所もろもろ事情 3 震災関西弁あいさつ辞典 4 炊き出し食い倒れよもやま話 5 ボランティア図鑑 6 震度7通信交通錯綜事情 7 地震当世胸算用 8 神戸人物往来 9 マスコミ瞬間血風録 10 がんばれ神戸? 心のケアむずかし事情 11 おっちょこちょい政治 ●藤尾 潔(ふじお・きよし) 1966年、兵庫県神戸市垂水区に生まれ、東灘区で育つ。1990年、早稲田大学政経学部卒業後、ソニー宣伝部勤務を経て、ライターとなったとたん阪神淡路大震災。神戸の小、中、高と母校のすべてが避難所となる。以後、震災をテーマに取り組み、『大震災名言録』を出版する。著書に『早稲田大学おもしろ話』(光文社)ほか。

    試し読み

    フォロー
  • 私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録
    -
    第22回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作品  第22回大宅壮一ノンフィクション賞受賞の名作が、ついに電子化されました。  エイズ患者の実態を知ろうと、周囲の反対を押し切って、アメリカでホーム・ナース・ボランティアの資格を取得した著者は、やがて一人の黒人女性患者と生活を共にすることになります。  自らの内に潜む病への嫌悪感を乗り越え、患者たちと自然に接することができるようになるまでの苦闘と、そこに芽生えた友情を描いた感動のルポ。  また、本作品を原作として、1992年には佐藤純彌監督により、同タイトルで映画化(東映配給)もされています。 ●家田荘子(いえだ・しょうこ) 作家・高野山真言宗僧侶。日本大学芸術学部放送学科卒業。女優、ОL、セールスレディ、取り立て屋、編集アシスタント、ウェイトレス、コンパニオンなど10以上の職歴を経て作家に。小説、エッセイ、コミックの原作などの作品も数多く発表しているが、必ず本人に会って取材をし、真実を伝える「ノンフィクション」作品に定評がある。著作本は、125作品を超える。なお、著作本のうち、『極道の妻たち』など、30作品以上が映像化されている。1999年鹿児島最福寺で得度をし、2007年高野山大学にて伝法灌頂(でんぽうかんじょう)を受け、僧侶になる。
  • 原発・蛇頭列島
    -
    「震災と密航」は「蛇頭と原発」につながっていく  命と引き換えにしてまで次々と日本へ流れ込む密航者「東京チャイニーズ」。  祖国の村おこし、巨大ビジネスとして……刻々と変化する密航事情。本書では、福建、香港そして新宿・裏歌舞伎町の隅々まで徹底追跡し、闇に潜む蛇頭と不法滞在者たちの真実の姿を解明する。  また、2011年に起きた「3・11東日本大震災」と中国人密航者との関係にも言及。1995年の「阪神淡路大震災」と比較しながら、その闇を深くえぐり出す。  大震災の混乱は、“手配師”の目には大きなビジネスチャンスに見えていた。  阪神淡路大震災のドサクサに紛れて、機能を失った神戸港から、密航者が多数上陸した。  そして16年後、フクシマの原発事故処理現場には、中国人が潜入しているという噂があった…。  阪神淡路大震災から3・11東日本大震災にいたる16年の日本社会を「出稼ぎ密航者」と「原発ムラ」という「見えない外部」から、日本社会のほんとうの姿を見てみようというのが、本書の趣旨である。 第1章 震災と密航者 第2章 福建発神戸行き 第3章 原発列島 第4章 東京チャイナタウン 第5章 眠らない街 第6章 原発手配師 第7章 結婚手配師 第8章 原発・地下ビジネス 第9章 蛇頭の天国 第10章 蛇頭の正体を見る 終章 フクシマから日本の荒野が見える ●森田靖郎(もりた・やすろう) 作家。1945年、兵庫県出身。文革中に、中国・チベット地区を訪れ、辺境地に下放された都市青年との交流から中国への興味を抱く。その後、シルクロードやロングマーチ(長征)など中国各地への旅を繰り返す。改革開放、天安門事件、香港返還などを常に現場から発信し、中国をフレームにして日本への同時代メッセージを送り続けるルポで定評がある。ノンフィクションを底辺にさらに再構築した小説執筆にも精力的で、ノンフィクションでは表現出来ない中国の暗部を赤裸々に描き出している。 主な著書に、『東京チャイニーズ』(講談社)、『見えない隣人~小説・中国人犯罪~』(小学館)、『スネーク・シャドウ』(朝日新聞社)、『上海セピアモダン』(朝日新聞社)、『中国「犯罪源流を往く」』(講談社)、『悪夢』(光文社)、『地経学で読む爆走中国』(原書房)、『引き裂かれた街~池袋チャイナタウン・プロジェクト~』(ナショナル出版)などがある。
  • 犯罪捜査 聞き込み捜査の基本「地取り」「カン取り」って何だ?
    -
    ホシを追いつめるベテラン刑事の捜査術、ミクロの証拠をつかむ科学捜査法など緊迫の舞台裏を明かす本!

    試し読み

    フォロー
  • 世界の有名人ここだけの話
    -
    公園でホモだち探しする人気歌手、女遊びで怒られた総理大臣…古今東西の赤面ゴシップを笑っちゃえ!

    試し読み

    フォロー
  • 亀井静香奔る! 政界大迷走
    -
    衆院選挙で惨敗した自民・公明・保守の与党連合。中でも自民党では、沖縄サミット以後、森首相降ろしの声が澎湃として起き、党内の新旧交代論派や公明党との共闘批判派が執行部批判を繰り返す。加えて、許永中事件などの疑惑が相次ぎ、迷走状態が続いている。そごうの債権放棄問題で存在感を高めた亀井政調会長は、党内外の批判を排し、自民党の再生への道を模索するが…。政治ドキュメント。

    試し読み

    フォロー
  • 私の名前は高城 剛。住所不定、職業不明。
    4.0
    公私ともにいま最注目のキーパースン・高城剛は今何を考え、どこに向かおうとしているのか? Q、発想法は?Q、好きな店は?Q、収入は?Q、良いアイデア とは?Q、リラックス法は?Q、未来はどうなる?Q、日本の問題点は?Q、愛とは?Q、離婚騒動は? 彼のすべてがわかる144のQ&A

    試し読み

    フォロー
  • 検屍 M・モンローのヘア
    4.0
    マリリン・モンローの死は自殺か他殺か。世紀の美女の急死にマスコミは騒然、好奇心が突出した取材攻勢に検視官は沈黙の反抗を起こす。奇遇なことにアメリカで冤罪事件を調査していた著者は、くだんの検視官へと到達することになる。大宅賞受賞作家がシャロン・テート、ロバート・ケネディの担当官でもあったトーマス野口に取材し、その謎を探る「M・モンローのヘア」他、人種差別のからむアメリカの実情をひもとくとともに日本の冤罪事件を取り上げ、刑事司法のあり方を問う注目作。
  • したたかな敗者たち
    5.0
    目の前にいつも戦争があった。傷つき斃れる同世代の若者たちがいた。五月革命に揺れるパリでのベトナム和平交渉を留学生として、サイゴン陥落による南ベトナムの崩壊を海外特派員として目撃した。インドシナ戦争報道にその青春を賭け、さらに国境地帯の砲声を追って今なお戦う人びとの真実を取材した書下しノンフィクション。北ベトナム軍の一兵士からジャングルの中で祖国再興をめざす老宰相まで、みずからを傍観者と位置づけながらも、彼らを描く筆致は愛情にあふれている。
  • 懐しき文士たち 戦後篇
    -
    昭和二十年八月十五日、天皇の玉音放送によって戦争は終結、「戦後」が始まった。二十一歳の若さで三島由紀夫が颯爽と登場し、新風を文壇に吹きこむ一方では、文豪幸田露伴が八十一年の生涯を静かに閉じた。『近代文学』の創刊、昭和十九年を最後に中止されていた芥川賞・直木賞も昭和二十四年には復活、伊藤整のチャタレイ裁判、川端康成がノーベル賞受賞にあたって語ったこと等、戦後の文壇を彩った作家と文学の全貌を、興味深いエピソードで描き出す、生きた戦後文壇史。
  • 不幸になりたがる人たち 自虐指向と破滅願望
    3.9
    動物園の熊舎に身を投げた主婦、「葬式代がない」とアパートの床下に妻の遺体を埋めた夫、4匹の愛犬をつれて鉄道自殺を図った男、幼児誘拐犯・女2人の“主人と奴隷”の関係、電動式自動遥拝器を作ってひたすら「供養」する男──世の中にはときどき、不幸や悲惨さを自分から選びとっているとしか思えない人たちがいる。過酷な人生を生きるために奇妙なロジックを考え出し、不幸を「先取り」する、ちょっと困った隣人。いったい何のために自ら不幸を招くのか?
  • 父の約束 本当のフクシマの話をしよう
    -
    学校の放射線量測定、文科省への20mSv交渉。子どもたちのためにいち早く行動した著者が語る「あの日」の記録。 学校の放射線量測定、文科省への20ミリシーベルト交渉・・・子どもたちを守るためにいち早く声をあげ、行動した著者が語る「あの日」からの記録。原子力防災に必携の1冊! 【目次】 危険を知っていたのに/安全宣伝キャンペーン/覚悟を決める/学校が危険地帯に/立ち上がった親たち/避難の壁、サテライト疎開/自主避難の呼びかけ/被ばくの事実/食卓の汚染/なぜプールがこわいのか/予防を優先してほしい/避難したい人が5割/保養弱者を出さないために/被災者を守る法律 【著者】 中手聖一 1961年いわき市生まれ。福島市在住中に東日本大震災で被災。 2012年6月、30年以上勤めた障がい者団体を辞職し札幌市に移住。 2013年3月、障がい者向け訪問介助サービスを行う合同会社うつくしま「うつくしま介助サービス」を立ち上げる。「避難の権利」を求める全国避難者の会共同代表。
  • er-告白ノンフィクション──彼女たちの理由 人妻風俗嬢という生き方
    -
    人妻風俗嬢12名に直撃インタビュー! 彼女たちは経済的な問題が解決しても、なぜ「仕事」をやめないのか……?  風俗業界における「人妻」とは、実際には「人妻」ではなく「人妻」というキャラクターで働く女性たちであった。  ところが、個人的(家計という意味も含めて)に経済的な問題を抱えて風俗店で働く「本物」の主婦たちが急増すると、小遣い稼ぎの若い女性とは違って、「仕事」もまじめということもあり人気が集まる結果に。  不思議なのは、経済的な問題が解決(借金を完済)しても働き続ける主婦たちが多いこと。その理由を聞いてみると、これまでの経験や夫婦生活などでは得ることができなかった「性」の魅力を知り、その「快楽」を捨てられないそう。  目覚めてしまったものとは……、その生の声をお届けする。
  • Nuclear Focus:A Behind-the-Scenes Glimpse of the Atomic Ambitions of Pakistan,Iran and Wartime Japan(EnglishEdition)
    -
    This is an English translation of a long-term series titled, and a writing style of nonfiction “Kaku Kairo o Aruku”(Walking along nuclear corridors),which was carried in the Mainichi Shimbun daily. The series covered nuclear development in Pakistan, Iran and Japan. Attention: This content will be the same as the content distributed by other publishers in the past. Please be careful about duplicate purchases

無料で読めるノンフィクション

最近チェックした本