ノンフィクション作品一覧

非表示の作品があります

  • それでも食べて生きてゆく 東京の台所
    4.3
    朝日新聞Webマガジン「&w」大人気連載が書籍化。 さまざまな喪失を経験した人々が、食をきっかけに人生をつかみ直す。「台所」を通して市井の人の希望と再生を綴るノンフィクション。 11月中旬には本書を原作としたコミックが小学館より発売予定。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • テッペン、獲ろうか。 中卒40歳・年商14億円経営者の失敗から学んだ「成り上がり論」
    NEW
    -
    貧困、低学歴、喧嘩上等。 すべてを曝け出して生きていけ! 貧しい幼少期を過ごし、生きることを見出せなかった10代。 中卒で社会に出た著者・小澤辰矢は、 ガソリンスタンド、ホスト、闇金、建設業と職を転々とする。 運命的に出会った「コンクリート打設」という仕事で、独立起業。 海外からも評価される商品を生み出すなど、 いまでは年商14億円の「小澤総業」のグループを率いるまでになった。 類い稀なる「行動力」で嵐を巻き起こし続けてきた、 イノシシのように猛進してきたこれまでの人生。 異色の経営者がすべてを曝け出した、 「生きる勇気」をもらえる珠玉のノンフィクション。 ●目次 はじめに――地獄の底から見つかった、俺の「テッペン」  第1章 因縁――金がない、なにもない 第2章 覚醒――東京で金を稼ぐ面白さに目覚めて 第3章 船出――ポンプ車1台からのスタート 第4章 絶望――事件の連続に打ちひしがれて 第5章 転換――見つけた、俺にとっての「テッペン」 第6章 躍進――世界を変える壮大な発明 おわりに――巨大な嵐が、世界を変えていく
  • 東北モノローグ
    -
    東日本大震災の癒されえぬ傷痕、そのうえを流れた時間はいったいなにを残したのか。東北のひとびとがいま語ること、その地でこだまする声に耳を澄ます、文学とノンフィクションの臨界点。
  • 量子革命―アインシュタインとボーア、偉大なる頭脳の激突―(新潮文庫)
    4.6
    1900年、放射線の不可思議な現象を説明するため、M・プランクは「量子」という概念を考案した。その後、天才たちはこれを武器にニュートン力学を覆して、新しい世界像を提示し続ける。量子力学の解釈をめぐるアインシュタインとボーアの論争を軸に、ハイゼンベルク、ド・ブロイ、シュレーディンガーなどの人間ドラマも交え、物理学百年の流れを追った白熱の科学ノンフィクション。(解説・竹内薫)
  • 救急精神病棟
    4.5
    緊急治療を要する精神病患者に24時間取り組む病院の真実! 日本初、救急の精神病患者を専門に受け入れ治療する千葉県精神科医療センターを3年間にわたり密着取材。「精神科救急」と呼ばれる医療の現場をあますところなく精密に活写した。24時間態勢で最前線に立つ医師、看護師たちの闘いと苦悩と喜び、新薬の登場、そして精神科医療の大変革を描く渾身のノンフィクション。
  • ハレム―女官と宦官たちの世界―(新潮選書)
    値引きあり
    3.3
    性愛と淫蕩のイメージで語られてきたイスラム世界の後宮・ハレム。奴隷として連れてこられた女官たちは、いかにして愛妾、夫人、母后へと昇りつめたのか。ハレムを支配する黒人宦官と、内廷を管理する白人宦官は、どのように権力を手にしたのか。600年にわたりオスマン帝国を支えたハイスペックな官僚組織の実態を描く。
  • 奔流 コロナ「専門家」はなぜ消されたのか
    3.6
    政権と世論に翻弄され、闘った「専門家」たちは何に敗れたのか? 小学館ノンフィクション賞大賞受賞の気鋭ライターの弩級ノンフィクション 尾身茂、押谷仁、西浦茂──感染症専門家たちは、コロナ渦3年間、国家の命運を託された。だが彼らは政権に翻弄され、世論に翻弄され、やがては身を引いた。日本にとって、コロナとは何だったのか? 長期取材を経た筆者が、専門家たちの苦闘の本質を描く。なぜ、彼らは消されたのか? 衝撃のドキュメント。
  • 漫画のすごい思想
    -
    政治の季節からバブル崩壊まで、漫画は私たちに何を訴えてきたのか。つげ義春、赤瀬川原平、永井豪、バロン吉元、ますむらひろし、大島弓子、岡崎京子……すべては1968年に始まった!

    試し読み

    フォロー
  • オホーツク核要塞 歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略
    5.0
    超人気軍事研究家が、ロシアによる北方領土を含めたオホーツク海における軍事戦略を述べる。この地で進む原子力潜水艦配備の脅威を明らかにし、終わりの見えないウクライナ戦争との関連を指摘し、日本の安全保障政策はどうあるべきか提言する。
  • 井口ビジョン
    -
    プロ野球では日本一、メジャーリーグでは世界一を経験し、ロッテ監督就任後は佐々木朗希らを育てた。 各場面で井口は何を想い、考え、見据えてきたのか。そしてこの先は――。ユニフォームを脱いで初の著書で赤裸々に綴る。 「幻の2試合連続完全試合」で佐々木朗希はなぜ降板したのか?/王貞治、ギーエン両監督から学んだ勝利哲学 電撃トレードの後に掴んだ2度目の世界一/42歳まで戦力でいられた理由/監督辞任を決めたのは最終戦の試合直前…… 【目次】 はじめに 第1章 王道よりも自主性――プロになるまでのビジョン 第2章 挫折と成長で広がった世界――プロ選手としてのビジョン 第3章 環境整備と意識改革――監督としてのビジョン1 第4章 リーグ最下位から目指す常勝軍団――監督としてのビジョン2 第5章 世界王者・日本が果たすべき役割――未来へのビジョン1 第6章 100年先も野球が愛されるように――未来へのビジョン2 おわりに
  • M-1はじめました。
    4.3
    \崖っぷちから始まった起死回生の漫才復興プロジェクト/ M-1グランプリをつくった元吉本社員がその裏側をすべて語る! 今世紀のお笑いブームの陰には、 忘れ去られていた漫才を立て直そうと奮闘した 1人の吉本社員の泥臭いドラマがあった――。 毎日会社に行くのがつまらなかったぼくは、 「ミスター吉本」の異名を取る常務からあるプロジェクトを言い渡された―― その名も「漫才プロジェクト」。 M-1につながる一歩がここから始まった。 【プロローグより】 ぼくはわくわくしていた。いよいよ始まるのだ。 この数か月、この日のために走り回ってきた。 これから漫才がどうなるか、今日の結果によってすべてが決まる。 (中略) 廊下には1000枚の1万円札が大きな透明パネルの中に入れられて展示してあった。 1000万円分の1万円札だ。並べてみると1000万円は意外に少なかった。 たったこれだけか、と思った。 けれどもこの1000万円のために、みなしゃかりきに奔走してきたのだ。 そしてこの1000万円をかけて10組の漫才師が今からしのぎを削るのだ。 間もなく生放送が始まる。 ★全員が「アゲインスト」な状況を打破する、 あらゆるビジネスパーソンに響くストーリー! 一人も味方がいない状態で任命された、やらされ仕事。 それを淡々とこなしていくうちに、仲間が増え、自分も必死になり、 やがてライフワークへと昇華した。 どんな仕事も、輝きを放つ可能性を秘めている! ★M-1グランプリの誕生秘話からイノベーションの真髄を学べる! ガチンコ勝負による人と人との生々しいぶつかり合いが、 人々の胸を打つ特大コンテンツとなった。 新しいものは「人の必死さ」から生まれる! ★中川家、島田紳助、松本人志ほか著名芸人のエピソードが満載!
  • おいしい話なんてこの世にはない どん底を見たベテラン芸人がいまさら気づいた56のこと
    NEW
    -
    「愛情」と「責任感」をこじらせた男、TKO木本武宏が招いた約7億円の投資トラブル。 絶望の淵に救いの糸を垂らしてくれたのは、心が離れていた相方・木下隆行だった――。 お金、仕事、人間関係……悩みを抱えるすべての人へ。一緒に這い上がれる希望の書。 【目次】 はじめに 第1章 身の程を知る、自分を知る 第2章 不安とどう向き合うか 第3章 成功体験の落とし穴 第4章 世の中とどうやってつき合うか 第5章 生き地獄からどうやって生還するか おわりに
  • 沖縄の街で暮らして教わったたくさんのことがら
    3.5
    不条理に覆われた南の島での生活は、ときに明るく、ときにせつない。なぜ沖縄を選んだのか。どんな暮らしが待っていたのか。いまも押しつけられている「分断」。それを前提としながら「沖縄」を消費する私たち。「内地」と沖縄との二拠点生活を綴る。
  • 西行―歌と旅と人生―(新潮選書)
    5.0
    「願はくは花の下にて春死なむ」――どうすれば西行のように清々しく生きられるのか。出家の背景、秀歌の創作秘話、漂泊の旅の意味、桜への熱愛、無常を乗り越えた「道」の思想、定家との意外な関係、芭蕉への影響……偉才の知られざる素顔に迫る。西行一筋60年、西行歌集研究の第一人者がその魅力を語り尽くす決定版。
  • 地方豪族の世界 ――古代日本をつくった30人
    -
    古代の地方の人びとはどのように暮らしていたのだろうか。史料の残っている豪族クラスの人物の活動に光を当てれば、彼らがいかに躍動していたかかがわかる。郡・郡司、国衙機構や在庁官人の研究により地方支配の歴史的変遷をたどり、立体的な地域史を復元してきた著者が、神話・伝承の時代から奈良時代末まで、そこから平安時代末までに活躍したそれぞれ15人の人物を選出。一般読者向け古代史書ではあまり扱われない人物30人を紹介し、地方の動向や中央との関係を通時的に描き出す。 【目次】はじめに/I 古代国家の形成と展開/1 八束水臣津野命──国引きから国造りへ/2 野見宿禰──相撲と埴輪のはじまり/3 上毛野君の祖荒田別──海外への雄飛/4 上道臣田狭──吉備氏の力/5 筑紫君磐井──中央集権化への画期/6 箭括氏麻多智──神々との交渉と開発の推進/7 笠原直使主──国造制の施行/8 朴市秦造田来津──白村江戦での奮闘/9 尾治宿禰大隅──壬申の乱を勝利に導いた力/10 他田神護──中央出仕と郡司就任/11 壬生直小家主──後宮を支えた女性官僚/12 高麗朝臣福信──天皇への近侍と地域への貢献/13 生江臣東人──東大寺領の開発/14 田中真人広虫女──郡司妻の経営手腕/15 越優婆夷──仏教信奉の利益/II 古代国家の成熟と転換/16 伊治公呰麻呂──征夷三十八年戦争のはじまり/17 入間宿禰広成──征夷事業を支えた坂東の豪族/18 槻本公老──桓武天皇即位秘話/19 大墓公阿弖流為──坂上田村麻呂とも対峙した蝦夷の英雄/20 佐伯直真魚(空海)──真言宗の将来と布教/21 壬生吉志福正──国分寺塔の再建と子息涯分の租税前納/22 春澄朝臣善縄──祖父の学業支援と最優秀成績者の足跡/23 円仁──入唐求法の辛苦と天台密教の確立/24 於保臣(磐城臣) 雄公──地域を支配する郡司氏族の力/25 武蔵武芝──平将門の乱を誘発したもう一つの武士への道/26 真髪成村──膂力の相撲人/27 安倍頼時──源頼義・義家との対決/28 阿波民部大夫成良──神戸港の礎を築いた平清盛の家人/29 伴信明──島津庄の経営と薩摩平氏との対立/30 伊福部臣資経──流人源頼朝を支援した余慶/おわりに/人名索引
  • 特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録
    4.2
    「特殊清掃」とは、遺体痕処理から不用品撤去・遺品処理・ゴミ部屋清掃・消臭・消毒・害虫駆除まで行う作業のこと。通常の清掃業者では対応できない特殊な清掃業務をメインに活動している。 孤立死や自殺が増え続ける、この時代。その凄惨な現場の後始末をするなかで著者が見た「死」と、その向こう側に見えてくる「生」のさまざまな形は、読者を不思議な感動に誘う。 「特殊清掃」 今はいろいろなところで使われている言葉だが、もとは私の会社がつくった造語。そして、当社は、この特殊清掃の先駆企業である。 仕事の内容は、人間遺体・動物死骸・糞尿・山積ゴミなどに関係する特殊な汚染汚損を処理するというもの。 凄惨な現場に遭遇することや過酷な作業を強いられることも多く、陽の目をみることが少ない汚仕事である。 「特掃隊長」 この呼称は、本書のもとになったブログの運営管理を担っている管理人(同僚)が命名したもの。 会社組織上の肩書でも、実社会でのニックネームでもなく、あくまで、ブログ上での呼称。 そんな特掃隊長は、自分が喜んでいるほど善い人間ではないだろうけれど、自分が悲しんでいるほど悪い人間でもないかもしれない。また、自分がうぬぼれているほど賢くはないだろうけれど、人が思っているほどバカではないかもしれない。 内向的、悲観的、神経質、臆病、怠け癖、泣虫、ネクラなどなど、その性格に多くの問題を抱えるくたびれた中年男である。 私は、今まで、幾人もの死を体感し、幾人もの生を垣間見てきた。 目に見えるものを片付けるなかで、目に見えないものをたくさん目の当たりにしてきた。 すべての儚さを思い知らされつつも、死痕を消して生跡を刻み、死を生に転化させてきた。 命とは、生とは、死とは何であるか、それを探求したがる本性に心を揺さぶられてきた。 そして、自問自答を繰り返しながら、浅慮も省みず、それらを本にして出版することにしてみた。 読み手の一人ひとりが、ここから何を読み取るか、何を受け取るか、そして、自分の価値観にどう響かせ、生き方にどう反映させていくのか、私にはわからない。 そもそも、そんな何かが本書にあるのかどうかもわからない。 ただ、せっかく手に取ってもらったのだから、読んだ後、その心に少しでもよいものが残れば幸いである。
  • 母を捨てるということ
    NEW
    -
    異常なほど娘に執着した母親。やがて彼女は薬物依存症に陥った。「いっそ死んでくれ」と願う娘と「産むんじゃなかった」と悔やむ母。母に隠されたコンプレックス、そして依存症家族の未来とは。医師として活躍する著者の知られざる告白。
  • 異端のチェアマン 村井満、Jリーグ再建の真実(集英社インターナショナル)
    5.0
    日本プロスポーツ界に確固たる地位を築くJリーグが、実は長年、人気低迷と資金繰りにあえいできたことはあまり知られていない。この再建を託されたのがリクルート出身という異端の経歴をもつ5代目チェアマン、村井満だ。ビジネスの現場で培った経験をもとに抜本的な改革に取り組むが、スキャンダルや災害、さらには新型コロナ禍が追い打ちをかけ、リーグの存続さえ危ぶまれる。この危機をいかにして乗り越え、再建を果たしたのか? Jリーグ村井体制の激動の8年間を描き出す。
  • 紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男
    3.9
    とんでもない男がいた!幼いころから「美人と付き合いたい」と願い続け、そのためには大金持ちになるのが近道と、鉄屑拾い、コンドーム訪問販売、金融業など様々な商売を経て、裸一貫から成り上がった男の痛快自伝。商売が上手くいくコツ、金持ちになるための心構え、女性を口説く技から、75歳になってクスリいらずの生涯現役法まで、すべてを赤裸々に語った!文庫書き下ろし
  • 中村哲さん殺害事件 実行犯の「遺言」
    -
    2019年12月、アフガニスタンで起きた人道NGO「ペシャワール会」の中村哲医師の殺害事件。朝日新聞記者や現地助手は、その実行犯を特定。犯行グループの素性や人脈を徹底的に調べ上げ浮かび上がった背後には、国際テロ組織や諜報機関の存在があった。3年半にわたる追跡取材の記録。
  • 下山事件 最後の証言 完全版
    4.1
    「あの事件をやったのはね、もしかしたら、兄さんかもしれない…」祖父の23回忌の席で、大叔母が呟いた一言がすべての発端だった。昭和24年(1949)7月5日、初代国鉄総裁の下山定則が三越本店で失踪。翌6日未明、足立区五反野の常磐線上で轢死体となって発見された。戦後史最大のミステリー「下山事件」である。陸軍の特務機関員だった祖父は、戦中戦後、「亜細亜産業」に在籍していた。かねてからGHQのキャノン機関との関係が噂されていた謎の組織である。祖父は何者だったのか。そして亜細亜産業とは。親族、さらに組織の総師へのインタビューを通し、初めて明らかになる事件の真相!日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞受賞のベストセラーに、新たな取材、情報を加筆した完全版、待望の電子化!
  • あの公園のベンチにはなぜ仕切りがあるのか
    4.0
    排除したい。だからこそ見えづらくする。街を歩いていても気づきにくい。目をこらさないと見えてこない。こっそりと進められていく排除のシステム。誰が排除されているのか。どうやって排除しているのか。11人の論客がそれぞれの専門分野の状況を読み解く。
  • となりの一休さん
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 京都大徳寺真珠庵の襖絵制作や、2016年に板尾創路が声を演じ、「破天荒すぎる」と話題になったNHKEテレ「オトナの一休さん」のイラストレーター・伊野孝行による、マンガとエッセイ!戒律や形式に囚われないオトナになった一休さんから、日本人の愛する禅のこころや人生90年時代の生き方を学ぶ!門外不出の京都大徳寺襖絵を描いた姿も掲載!
  • ルポ 百田尚樹現象 ~愛国ポピュリズムの現在地~
    4.1
    デジタル先行配信! 百田尚樹独占インタビュー5時間半! 百田尚樹は“ヒーロー”か“ぺてん師”か―― 5時間半にわたる独占インタビューで 本人が初めて語った「百田尚樹現象」の本質とは? 見城徹、花田紀凱、小林よしのり、西尾幹二、藤岡信勝ら、 百田現象に影響を及ぼした関係者の実名証言も多数収録。 当事者の言葉から2010年代の日本を象徴する社会現象の謎に迫る。 電子書籍にて先行配信。 * * * ブレイディみかこ氏(ライター・コラムニスト)、絶賛! 「目を閉じていても現象は消え去らない。 壁を超えてみるまでそこにあるものは見えない。 書かれなければならない作品が、 読まれなければならない時に出て来た」 * * * 百田尚樹は、2010年代の日本を象徴する社会現象とも呼べる存在だ。 彼の言葉には多くの批判が集まる一方、数々のベストセラーを生み出してもきた。 賛否両論を巻き起こしながら、彼が日本中の注目を集めるのはなぜか? 百田本人のインタビューに加え、見城徹、花田紀凱、小林よしのり、西尾幹二、藤岡信勝ら関係者の証言をもとに、 百田の「放送作家」「小説家」「右派論客」としての3つの顔に迫る。
  • 栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24
    4.9
    慎太郎、あんたの人生は、奇跡だったよ!! 阪神タイガース18年ぶり優勝の年、28歳で生涯を終えた元選手がいた。 母の目線で描く、もうひとつの「奇跡のバックホーム」――感動のノンフィクションストーリー。 阪神タイガースが18年ぶりに優勝に輝いた今年、横田慎太郎選手が7月18日に28歳で亡くなった。 2019年、脳腫瘍の後遺症で視界がぼやけるなか引退試合で見せたプレーは「奇跡のバックホーム」と呼ばれ、多くの人に感動をもたらした。 引退後、再発・転移と入院を繰り返しながらも「生きたい」と願った横田選手。 3度にわたる闘病を支えたのは、病室でともに寝泊まりしながら看病を続けた母・横田まなみさんをはじめとする家族だった。 本書は映画『20歳のソウル』の脚本を務めた中井由梨子氏が、まなみさんと対話を繰り返し、 まなみさんに成り代わって横田選手とのかけがえのない日々を描いた、感動のノンフィクションストーリーである。 もうひとつの「奇跡のバックホーム」がここにある。 『18時のプレイボールの前に黙禱が捧げられました。 慎太郎が大好きな球団の皆さんと、そして4万人を超える観客の皆さんが、 慎太郎のために頭を垂れてくださいました。 「黙禱」 しんと静まり返ったスタジアムに風の音だけが響いています。 慎太郎、これが本物の甲子園の風だね。 慎太郎、今この瞬間、甲子園はあなただけのものだよ。 慎太郎、今、どこにいる?』 ――本文より 【目次】 プロローグ 甲子園の空 第一章 夢のグラウンド 第二章 奇跡のバックホーム 第三章 最後の港で エピローグ ホームランボール
  • 本屋のない人生なんて
    4.0
    出版不況と言われて久しいものの、「本」という形態のメディアは決して不要となったわけではない。しかし、ネット書店で本を取り寄せる習慣は私たちの生活に定着し、本を「買う」場所は激変した。商店街のちいさな書店はもはや当たり前の風景ではなくなっている。しかし、それでも新しい「本屋」を開く店主たちがいる。いま、なぜ本屋なのか――。北海道から九州まで。全国の気骨ある書店を訪ね歩いたノンフィクション。
  • 遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―
    3.7
    遺伝とはくじ引きのようなもの――だが、生まれつきの違いを最先端の遺伝統計学で武器に換えれば、人生は変えられる。〈遺伝と学歴〉〈双子〉の研究をしてきた気鋭の米研究者が、科学と社会をビッグデータでつなぎ「新しい平等」を指向する、全米で話題の書。サイエンス翻訳の名手、青木薫さんも絶賛する、時代を変える一冊だ。
  • 現場検証 平成の事件簿
    -
    宮崎勤、酒鬼薔薇聖斗、地下鉄サリン事件、毒入りカレー事件、世田谷一家殺人事件、相模原障害者施設殺傷事件、東日本大震災。平成の世を震撼させた数々の事件を覚えていますか?事件記者を務めたた著者が、25の重大事件現場を訪ね、混沌の平成30年史を紐解く。実際の現場や犯人の写真、現場の地図など豊富な資料や「平成重大事件年表」も掲載。
  • ならずもの 井上雅博伝 ――ヤフーを作った男
    3.5
    日本一成功したサラリーマンは都営団地に生まれた庶民の子だった。 1996年1月、ソフトバンク社長室の一角で『Yahoo! JAPAN』は産声を上げた。 専属スタッフわずか3名のその会社を、「年商1兆円」の巨大IT企業に育て上げた男の存在はほとんど知られていない。ヤフー、そして日本のインターネット産業はどうやって生まれたのか――。 序章 三〇億円の隠れ家/第一章 突然の死/第二章 都営団地が生んだ天才/第三章 タイムマシーン経営の原点/第四章 ソフトバンクの遊び人/第五章 ならずものをかき集めて/第六章 孫正義の操縦術/第七章 知られざる趣味の世界/第八章 思い知った限界/第九章 趣味人として/終章 天才の死
  • 【まんが】風俗裏街道。スキンレス春川が往く!全国遊郭巡り■20代・30代美女選び放題■ディープ街でも美女多し■数少ない日本人裏風俗【特大604ページ合本版】
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【まんが】風俗裏街道。スキンレス春川が往く!全国遊郭巡り【特大604ページ合本版】 週刊実話の人気連載が電子書籍で合本 出張や旅行で欠かせない楽しみといえば ・観光(温泉) ・郷土料理 ・地元の人との触れ合い ・風俗 知らない土地で、知らない文化、風習、女性と触れ合うのも楽しみの1つ。 到着後の時間がない中で、どこのエリアに行けばいいかや、相場も分からない。 そんなお悩みを、全国の風俗巡りをしているスキンレス春川氏が解決。 著者のリアル体験記を読んでテクニックや知識をいかそう。 過去に訪れた全国各地をご紹介しています。 【名駅エリア・ポン引き】OL娘が夜は激イキ 素人系昼間はOL 釈由美子似22歳 シックスナインではディープスロート 大2味 味噌カツ 【高知・一発屋旅館】積極土佐娘と肉弾戦 OLスーツ姿小顔 原田知世似29歳 いきなり69からの潮吹き 小7 坂本龍馬誕生の地 【宮崎・連れ出しスナック】20代・30代美女選び放題 路上で顔見茶髪 立花理沙似20歳 シャワールームでいきなりフェラ 小6 肉巻き 【久留米・一発屋】Gカップ娘が激パイズリ デカパイギャル 井上真央似20歳 チ〇ポが全部隠れるパイズリ 小8 焼鳥 【金沢石坂・ちょいの間】剛毛美女に馬乗りフェラ やり手ババアの紹介 上戸彩似25歳 馬乗りフェラから松葉崩しで突きまくり 大2 ハントンライス 【宇都宮・アパートヘルス】濡れすぎ美女とズッポシ 清楚な感じ 石原さとみ似26歳 彼女は自分のラブジュースを手に塗り、、 大1.2 餃子 【新潟万史代口・エステ】本気度◎のチャイナ娘 早見優似のチャイニーズ23歳 馬乗りになり指で性感マッサージを、、   大1.5 鮭とイクラ「わっぱめし」 ★★★他、200カ所以上。 ■著者 スキンレス春川
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音
    4.5
    ウクライナに軍事侵攻したロシアは言語道断だが、「民主主義をめぐる正義の戦い」を掲げるウクライナと、米国をはじめとする西側諸国にも看過できない深謀遠慮がある。戦争で利益を得ているのは誰かと詰めれば、米露中北の「嘘」と野望と打算、その本音のすべてが見えてくる。世界は迫りくる核戦争の恐怖を回避できるのか。停戦への道はあるのか。ロシアと米国を知り尽くした両著者がウクライナ戦争をめぐる虚実に迫る。 ・アメリカはウクライナ戦争の「管理人」 ・ゼレンスキーは第三次世界大戦を待望している? ・英国秘密情報部が「情報」と「プロパガンダ」を一緒くたにする怖さ ・戦場で漁夫の利を貪る北朝鮮の不気味 ・ロシアがウクライナ最大の軍産複合体を攻撃しないわけ ・米国とゼレンスキーは戦争を止められたはずだ ・戦争のルールが書き換えられてゆく恐怖 ・恐るべきバイデンの老人力 ・プーチンが核兵器に手をかけるとき
  • あなたの隣のモンスター社員
    3.7
    本当にあったモンスター社員の事件簿 削除されたメール、巧妙なアリバイ作り、ネットでの誹謗中傷。 一見「いい人」がある日、本性を現す── たった一人のモンスターが組織を破壊してしまうことも…… 平気で嘘をつく。 被害者を装い、同僚を陥れる。 見事な演技力で周囲を翻弄し、職場の人間関係をクラッシュさせる。 良心や倫理観が欠損し、その場かぎりの言い訳を積み重ねる。 自己愛が肥大し、虚言や自慢話ばかりまき散らす。 すぐに「損害賠償を請求する」と会社を脅す。 ネットに会社や上司の悪口を書き込み、「ブラック会社」と罵る。 周囲から見えづらい巧妙なパワハラで同僚をノイローゼにする── 社労士である著者のもとには、近年「モンスター社員」の相談が急増している。 モンスター社員は、単なる「問題社員」とはまったく違う。 その理解しがたい心理や行動はまさに「モンスター」だ。 ファイルNO.1 見事な演技力で同僚をセクハラ加害者に仕立て上げた清楚な女性社員 ファイルNO・2 「路上駐車はいけないと教えない会社が悪い」慰謝料を要求する社員 など、著者が実際に遭遇してきたモンスターの実態と素顔に迫る。 ◆ほとんどのモンスターは第一印象がいい? ◆モンスターの仮面の下 ◆理解不能に見えるモンスターの心理とは? ◆タイプ別モンスター撃退法 ◆モンスターの見分け方と履歴書・面接のポイント ◆モンスターを採用してしまったら? 一見ふつうの人にしか見えないモンスターたちは何を考えているのか? モンスターを生まない会社つくりへの現場からの緊急提言。
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発
    4.6
    2011年3月、日本は「死の淵」に立った。福島県浜通りを襲った大津波は、福島第一原発の原子炉を暴走させた。日本が「三分割」されるという中で、使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した男たちがいた。
  • ザ・原発所長(下)
    NEW
    -
    「俺たちがやらないと、誰もやる人間がいないんだぞ」全電源喪失の原発ー日本の命運は1人の男に託された。 原発トラブル隠しの発覚、特捜部の事情聴取、新潟県中越沖地震による原発への打撃などを乗り越え、奥羽第一原発所長となった富士祥夫を3月11日、巨大津波が襲う。未曽有の事態を前に、彼は何を考え、どのように決断したのか。日本の命運を背負った男の生涯と原子力の功罪を、70名以上に上る関係者への取材をもとに炙り出す感動のノンフィクションノベル! 【目次】 第9章 内部告発、第10章 東京地検、第11章 中越沖地震、第12章 運命の日、第13章 ノブレス・オブリージュ、エピローグ 【著者】 黒木亮 1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。都市銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資をめぐる攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。主な作品に『巨大投資銀行』『メイク・バンカブル!』『地球行商人』など。早稲田大学時代は箱根駅伝に2度出場し、『冬の喝采』で自身の競技生活を描いた。1988年から英国ロンドン在住。
  • ユー。 ジャニーズの性加害を告発して
    4.0
    衝撃の告発と自身の半生を辿る ジャニー喜多川氏の性加害を実名・顔出しで告発して「山」を動かした元ジャニーズJr.、カウアン・オカモト氏。オカモト氏が赤裸々に明かす、ジャニーズ性加害の実態と、波乱の人生。 目次 第一章 Baby ジャニーさんからの電話/五千人の前でアカペラ/いきなりジャニーさんのマンションへ 第二章 ブラジル団地 日系ブラジル人の両親/日本人との違い/ドロップアウト/音楽が支えだった 第三章 Junior 名古屋ジュニア/ユーは黒色だよ/「おいっ!テメェ!こっち来い!」/上京しないとキツいね/バイトジュニア 第四章 YOU 「マンション」と「プール」/カウアン、早く寝なよ/全部で十五~二十回/それでもジャニーさんに…… 第五章 退所 グループに人生を預けられない/YouTubeもダメだって/ユー、ヤバいよ/元ジャニーズの仲間と/ジャニーさんの死 第六章 告発 パニック障害/もう自分に嘘はつきたくない/きっかけはキンプリ/ガーシーとのコラボ/文春での告発/母への告白 第七章 記者会見 ものすごいスピード感/真実を伝える/もし、入所前に報じられていたら/山が動いた 第八章 カウアン、国会へ行く ジュリーさんとの対面/第一歩のはじまり/再発したパニック障害/被害者四人の署名活動 第九章 これから 目標は、ラテン・グラミー賞/日本国籍
  • 知られざる海上保安庁 - 安全保障最前線 -
    5.0
    海上保安庁という組織の実態は正直なところ、あまり世間に知られていないと思います。 確かに『海猿』『DCU』などの漫画、映画、ドラマ等の人気作品の影響で知名度が上がり、海難救助の仕事をしている組織だということは理解してもらえていると思います。 また、いわゆる尖閣問題をめぐる新聞・テレビの報道等で領海警備の仕事をしている組織だということも多くの国民に知ってもらえていると思います。 しかし、海上保安庁が、実際にどれくらいの予算で、どれくらいの人員がいて、どれくらいの守備範囲の仕事をしているのか、有事の際にはどのような対応をするのか、といった運用の実態についてはほとんど知られていません。 特に最後に挙げた「有事の際にはどのような対応をするのか」については、さまざまな“誤解”をもとにした議論が散見されます。 しかも、安全保障に関心の高い人たちほどそうした“誤解”をしている傾向があるように思われます。 日本は島国です。 ご存じの通り、日本は、尖閣諸島における中国の領海侵入の問題や、韓国との竹島をめぐる問題、ロシアとの北方領土問題など、さまざまな問題を抱えています。我が国を取り巻く安全保障環境は年々厳しいものとなっており、日本の周辺海域は常に紛争の火種を抱えているといっても過言ではありません。 その最前線で対応しているのが海上保安庁です。 海上保安庁が“誤解”されたままでは、日本の安全保障をめぐる議論そのものが誤った方向に進んでしまうおそれがあります。 当然のことながら、それは日本の国益を考えた場合プラスになりません。 海上保安庁にまつわるさまざまな誤解を解いた上で、組織運営の実態を知ってもらい、地に足の着いた国家安全保障の議論をしてもらいたい――それが本書を執筆した大きな動機のひとつです。(はじめにより) 【目次】 第一章 国民みんなに知ってほしい海保の実態 海保の非軍事性を明確に規定する庁法25条は不要?/庁法25条があるのはソ連の陰謀?/有事の際に「軍事目標」にならないために 他 第二章 海保を軍事機関にするべきか 領海警備を非軍事機関が担っているのは日本だけ?/東南アジアに多い海上保安庁モデルのコーストガード/法執行機関の「緩衝機能」は、いまや世界の共通認識 他 第三章 海保と自衛隊の連携・協力 海上保安庁の軍事機関化は“効率的”ではない/海保と海自で船舶燃料が異なるのは致命傷?/護衛艦を巡視船に転用しないと海警に対抗できない?/連携で重要なのは相手の「階級」よりも「役職」 他 第四章 海上保安分野で世界をリードする海保 「自由で開かれたインド太平洋」を具現化してきた海保/一省庁が全世界から組織のトップを集めて国際会議を開催/アジア諸国との“友情”を深めてきたキャパシティ・ビルディング 他 第五章 海保は“絶対”に負けられない 海上保安庁の“敗北”は紛争につながる/中国は「与しやすい相手」には強気に出る/海上保安庁に米軍がアプローチ/海警船を実力行使で尖閣から追い払うとどうなる? 他
  • 福島第一原発事故の「真実」 ドキュメント編
    4.8
    東日本壊滅はなぜ免れたのか? 取材期間10年、1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。 他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、第一級のノンフィクションがついに文庫化。ドキュメント編は、事故発生の経過を緊張感溢れる迫真の筆致で描く 思いも寄らない真相が次々明らかに 真相1 吉田所長の英断「海水注入」はほとんど原子炉に届かなかった 真相2 1号機で唯一残された冷却装置は40年間にわたり「封印」されてきた 真相3 原子炉を救う減圧装置には、高温高圧になると動作しにくくなる弱点があった 真相4 2号機の消防注水の失敗が皮肉にもメルトダウンの進行を遅らさせて「最悪の事態」を防いだ 真相5 巨大な津波に備えて、津波対策に着手していた原発があった 東日本壊滅が避けられたのは偶然の産物だった!? 極限の危機。核の暴走を食い止めようと、吉田所長らは、爆発や被ばくの恐怖と闘いながら決死の覚悟で現場にとどまり、知恵を絞り出して、原子炉に水を入れ続けた。幸いにして、格納容器の爆発は免れた。当時の政府のシミュレーションでは、最悪の場合、福島第一原発の半径170キロ圏内がチェルノブイリ事故の強制移住基準に達し、半径250キロ圏内が、住民が移住を希望した場合には認めるべき汚染地域になるとされた。半径250キロとは、北は岩手県盛岡市、南は横浜市に至る。東京を含む東日本3000万人が退避を強いられ、これらの地域が自然放射線レベルに戻るには、数十年かかると予測されていた。 10年にわたる取材で、この最悪シナリオが回避されたのは、消防注水の失敗や格納容器のつなぎ目の隙間から圧が抜けたりといった幾つかの偶然が重なった公算が強い。この事故では、当初考えられていた事故像が新たに発見された事実や知見によって、どんでん返しのように変わった例は枚挙に暇がない。この極限の危機において、人間は核を制御できていなかった。それが「真実」である
  • 終止符のない人生
    4.2
    夢を叶えた瞬間からすべてが始まる 日本人として51年ぶりのショパン国際ピアノコンクール2位の快挙、自身のレーベル設立、日本初“株式会社"オーケストラの結成、クラシック界のDX化 脚光を浴びる若き天才は次代の革命家でもあったーー いま世界が注目する音楽家の軌跡と未来 ■序章 冠を獲りに行く ■第1章 ピアニスト反田恭平誕生 ■第2章 いざ、世界へ ■第3章 人生を変えるショパンコンクール ■第4章 僕が世界で2位を獲れた理由 ■第5章 音楽で食べていく方法 ■第6章 音楽の未来 ■第7章 僕を支えた天才たち ■おわりに
  • 人生の一大事はデータ科学にまかせろ!~直感や思い込みに惑わされず、正しく決断する方法~
    4.0
    前著『誰もが嘘をついている』では、検索窓に打ち込まれた言葉の山から、世界の人々の本心を暴いてみせた著者。今回はデータサイエンスの多様な研究をもとに、結婚、家探し、子育て、就職、起業といった人生の一大事において、データに基づいてより良い判断をするための衝撃の真実を紹介し、人を幸福にする行動についても徹底検証する。意外な結果に驚かされるだけでなく、意外でない(まっとうな)結果にも納得させられる一冊。
  • みんなのフィードバック大全
    4.5
    フィードバックなくして成長なし! 従来の概念――上司が部下の悪いところを指摘し、改善を促す――から脱却し、フィードバックを企業の成長戦略と位置づけた画期的な書。「上司から部下、部下から上司、同僚や部門同士」「ネガティブなことだけでなくポジティブなことも」「耳の痛い言葉を受け止める力を培う」。GPTW主宰「働きがいのある会社」ランキングで6年連続1位を獲得する企業が実践する珠玉のノウハウを惜しみなく公開!
  • 生きる力 引き算の縁と足し算の縁
    4.0
    (章立て) はじめに 第一章 発覚--このタイミングでなぜ!? 第二章 入院--それでも前を向く 第三章 秘訣--「辛い!」を乗り越えるためのヒント 第四章 起動--コロナと私と#STAY HOME 第五章 寛解--どん底が教えてくれた「生きる力」 おわりに
  • エンドロールのその後に~さえない僕らの恋愛に幸せな結末を
    3.7
    ――みんなダサい恋愛を抱えて、涼しい顔して生きている。 きっと、あなただってその一人だ。 小沢一敬氏、紗倉まな氏絶賛!! 38歳独身男性・月間100万PVブログ「ハッピーエンドを前提として」著者による、アラサー男女のノンフィクション! 台本のない恋愛劇34編には、どんなハウツー本よりリアルな学びがつまっていた。 小説以上の圧倒的ドラマたちが、あなたの恋を幸せな結末へと導く。 ――『プロローグ』より一部抜粋 失恋、不倫、片想い、結婚。職業柄、僕のところにはたくさんの方から恋愛の相談が届きます。 中には相談と言うよりもまるで独り言のようなぼやきだったり、のろけだったりするものもあるのですが、その中に心を揺さぶられる美しいストーリーが山ほどあるのです。 朝の品川駅や終電後の新宿ですれ違う人たち、表参道を涼しい顔して歩く人、山手線に揺られる疲れたサラリーマン、いつものスーパーの店員さん、休日のショッピングモールのフードコートで子供にうどんを食べさせるお父さん。 そんなどこにでもいる僕たちはそれぞれ、必ず美しいストーリーを隠し持っているのです。 本書は、そんな「どこにでもいる僕たち」が実際に体験した34のエピソードと、そこから得られる教訓で構成されています。 台本もカメラもない場所で繰り広げられた、ノンフィクションの恋愛劇から僕たちは何を知り、何を得られるのでしょうか。きっと生きた体験だからこそ、リアルな学びを得られるはずです。 普段、誰にも見つからない場所に大事にしまわれている物語。 たまに思い出しては、そっと箱から取り出し、眺めたり、匂いを嗅いでみたり、恐る恐る味わってみては、また大事にしまい込まれる物語。 きっと誰もが経験したことがあり、経験する可能性のある、ありふれた生活に潜む物語。 どうかお楽しみください。 【本書の内容】 プロローグ 吾輩は、お独り様である 34のノンフィクションの物語そこから僕たちは何を学べるのか 第1章 恋愛を始める前に 第2章 男と女が出会うとき 第3章 距離を縮める 第4章 道ならぬ恋愛に迷う 第5章 男と女が別れるとき 第6章 「ふつう」と折り合いをつける 第7章 それでも新しい恋愛を あとがき むきだしの、愛
  • 負けへんで! 東証一部上場企業社長vs地検特捜部
    4.1
    検察は正義ではなかった 無実の罪によって逮捕され、創業した会社を失い、248日間にわたり勾留された男が、完全無罪を勝ち取るまでの全記録。 ●プレサンス元社長冤罪事件とは? 2019年12月、大阪の不動産ディベロッパー、プレサンスコーポレーションの山岸忍社長は、業務上横領容疑で大阪地検特捜部に逮捕・起訴され、以後248日間にわたり勾留された。しかし特捜部の捜査はずさん極まりないもので、一審で無罪。大阪地検が控訴を断念するほどの「完勝」だった。検察の見立てはまったくの誤りで、ここまでひどい捜査は珍しく、第2の村木事件と称される冤罪事件となった。 ●上場企業の社長が逮捕されたとき、何が起きる? プレサンスコーポレーションは東証一部上場、売上2000億円企業だった。その創業社長が逮捕された影響はすさまじかった。株価は急落し金融機関は資金をストップ。瞬く間に会社は危機に陥った。打てる手は自分の辞任のみ――山岸氏は拘置所の中から辞任届を提出。さらにライバル企業のトップと拘置所の面会室で会い、上場企業の売却を進めたのだった。 ●録音・録画が明かした密室の取調べ 本書は事件の発端から、山岸氏と、元検事・元判事・刑事弁護の専門家・企業法務の専門家などの最強弁護団が完全無罪を勝ち取るまでを、描出するものだ。特に、大阪地検の証拠捏造事件の結果導入された可視化策により、録音・録画された検事の取調べの様子を、膨大な努力によって解析したことは大きかった。法廷で、初めて密室での検事の取り調べの模様が明らかになったのは画期的だった。そこでは罵倒、恫喝、脅迫まがいの取り調べが堂々と行われていたのだった。
  • 現地取材400日で見えた 検証 ウクライナ侵攻10の焦点
    4.3
    ロシアによるウクライナ侵攻から1年。現場でしか知り得ない豊富な取材ルポを、10の論点のもとに構成。実際に現地で何が起きたのか。虐殺の全容、原発の恐怖、世界の未来──。様々な角度から戦争を浮き彫りにする一冊。
  • 平成監獄面会記
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新旧様々な事件を取材してきた著者が、本書校了時点までに全国各地の刑務所や拘置所で面会した殺人犯は39人に及ぶ(まだ裁判で有罪が確定していない者や、冤罪の疑いがある者を含む)。本書では、その中でも個性が際立っていた「7人と1人」について、面会と文通の記録をはじめとする膨大な取材データに基づき、実像を克明に描き出す。 日本中の誰もが知っているような有名な殺人犯たちについて、実際に本人と会った者でしか知りえなかった実像と事件の深層、意外なエピソードの数々。そして、登場する殺人犯の人数を「8人」と言わず、「7人と1人」という言い回しにしているのは、なぜなのか。 本書を読めば、あなたは今後、事件報道の見方がおそらく変わる。 【ご利用前に必ずお読みください】 ■誌面内の目次やページ表記などは紙版のものです。一部の記事は、電子版では掲載されていない場合がございます。 ■一部マスキングしている写真、掲載順序が違うページなどがある場合がございます。 ■電子版からは応募できないプレゼントやアンケート、クーポンなどがございます。以上をご理解のうえ、ご購入、ご利用ください。 ~~~本書に登場する「7人と1人」~~~ ◆小泉毅(面会場所・東京拘置所)  元厚生事務次官宅連続襲撃事件(平成20年)――「愛犬の仇討ち」で3人殺傷 ◆植松聖(面会場所・横浜拘置支所)  相模原知的障害者施設殺傷事件(平成28年)――19人殺害は戦後最悪の記録 ◆高柳和也(面会場所・大阪拘置所)  兵庫2女性バラバラ殺害事件(平成17年)――警察の不手際も大問題に ◆藤城康孝(面会場所・大阪拘置所)  加古川7人殺害事件(平成16年)――両隣の2家族を深夜に襲撃 ◆千葉祐太郎(面会場所・仙台拘置支所)  石巻3人殺傷事件(平成22年)――裁判員裁判で初めて少年に死刑判決 ◆筧千佐子(面会場所・京都拘置所)  関西連続青酸殺人事件(平成19~25年)――小説「後妻業」との酷似が話題に ◆上田美由紀(面会場所・松江刑務所)  鳥取連続不審死事件(平成16~21年)――太った女の周辺で6男性が次々に…… ◇新井竜太(面会場所・東京拘置所)  横浜・深谷親族殺害事件(平成20~21年)――無実を訴えながら死刑確定 ~~~コラム~~~ ・最高裁で行なわれる死刑事件の裁判は一見の価値あり ・殺人犯たちと面会するにはどうすればいいのか ・取り壊される殺人犯たちの家 他
  • 妻はサバイバー
    4.2
    妻に異変が起きたのは、結婚4年目、彼女が29歳の時だった。摂食障害、アルコール依存症……。介護と仕事、その両立に悩み続けた20年近くにわたる自らの体験を、貧困ジャーナリズム賞受賞歴もある朝日新聞記者が克明に綴る。
  • 自分の頭で考えよ――石原慎太郎100の名言
    -
    【内容紹介】 希代の作家・政治家・冒険家が『PRESIDENT』誌上に遺した日本人へのメッセージ! 名言、金言、猛言……。僕はちっとも喧嘩腰じゃない! 【著者紹介】 [著]石原 慎太郎(いしはら・しんたろう) 1932年9月30日-2022年2月1日。 神戸市生まれ。一橋大学卒業。 大学在学中に執筆した『太陽の季節』で1955年第1回文学界新人賞を、翌年芥川賞を受賞。1968年、自民党から参議院議員に出馬し、当選。1999年より2012年、東京都知事を務める。ミリオンセラーとなった『弟』をはじめ、『法華経を生きる』『老いてこそ人生』『天才』『「私」という男の生涯』など著書多数。 【目次抜粋】 編集部によるまえがき 第1章 私という男の生き方 第2章 政治家として 第3章 日本はどう生きるべきか 第4章 冒険的人間論 第5章 文学とは何か、芸術とは何か 第6章 家族・教育・恋愛 第7章 老いについて 第8章 宗教観・死生観 初出一覧
  • 相場秘伝 本間宗久翁秘録を読む―希代の天才相場師に学ぶ必勝の法則
    -
    日本型相場師の原点、投機の真髄を究めた人、本間宗久の人となりと宗久が書き残した本間宗久翁秘録から相場の原点、成功の秘訣を読み解く。 【主な内容】 I章 本間宗久――その人と時代/II章 本間宗久と相場秘伝/III章 <本間宗久翁秘録・現代訳1>/IV章 <本間宗久翁秘録・現代訳2>/V章 <本間宗久翁秘録・現代訳3>/「機を転ずるに智――プロの売買術
  • 諜・無法地帯 暗躍するスパイたち
    4.3
    TBS系日曜劇場『VIVANT』(2023年9月現在)公安監修者・元公安警察官の勝丸円覚による前作『警視庁公安部外事課』(光文社)に続く待望の最新作。 スパイ取材の第一人者である山田敏弘(国際ジャーナリスト)が構成として参画。 スパイ業界最強のタッグが放つ「スパイ本」の決定版!! 各国のスパイたちが日本でどのように動いているのか、その瞬間をとらえた鮮烈な筆致で描かれている。一度手にすれば、日本がいかにしてスパイたちの天国となっているかが明らかになるだろう。 これぞリアル『VIVANT』だ。 ・スパイが入国する際は申告制 ・尾行・盗聴・ハッキング・・・スパイ活動の実態 ・自衛隊の秘密組織「別班」は実在する ・スパイに公安の自宅がバレると猫の死体が届く!? ・CIA支局長が断言「日本はスパイが活動しやすい国」 ・CIAに協力している日本人は多くいる!? ・日本の有名女優似の留学生がハニートラップを仕掛ける ・日本では数万人規模の中国スパイが活動している ・ウクライナ侵攻後、日本で見せたロシアスパイの不穏な動き ・日本のドラマに出演していたロシア人俳優がスパイだった ・日本人のビットコインを盗む北朝鮮ハッカー
  • 後藤新平伝
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 奥州水沢に生まれた後藤新平は、薩長藩閥主流の時代にあって、内務省衛生局長から台湾総督府民政長官、満鉄総裁、そして外務大臣から東京市長、東京放送局総裁に至るまで、多彩かつ創造的な活動を繰り広げた。明治から昭和にかけて、その異能と行動力、先進性で日本をリードし、国民に愛された開明政治家の生き方を描く。
  • 紛争地の看護師
    4.5
    戦場を照らすルポルタージュ。 2010年「国境なき医師団」に参加以来、20回近い海外派遣を経験した著者による生と死のドキュメント。 イラク、イエメン、南スーダンなど紛争地で看護師として活動した著者は、戦禍の市民に寄り添いながら為政者の愚かさを思う。医療で戦争は止められない――思い立った著者は一時はジャーナリストへの転身を考えるも、シリアで手術後の患者の笑顔に接し、自らの使命を確かめた。 単行本上梓後は現場から退き、採用などに携わる事務局職員となった。しかし、2021年、米軍撤退とともにタリバンが復権したアフガニスタンに渡ることに(文庫版新章)。 自分の命を危険にさらしてまで紛争に巻き込まれた人々の治療に当たってきた白川さんのこの本は、これからの世界を築くことになる子供たちにも読んで欲しいです。世界中で蔓延する暴力の連鎖を断ち切らないことには人類の未来は真っ暗です――ピーターバラカン氏推薦 彼女たちの存在と活動によって確実に救われる人がいる。救われる命がある――青木理氏が解説 ※この作品は単行本版『紛争地の看護師』として配信されていた作品の文庫本版です。 (底本 2023年10月発売作品)
  • 新装版「エンタメ」の夜明け ディズニーランドが日本に来た日
    4.4
    小谷正一氏、堀貞一郎氏という2人のプロデューサーを軸に、日本のエンターテインメントビジネスの草創期から、東京ディズニーランド誕生までを追うノンフィクション。2人が魅せられた、ウォルト・ディズニーという巨人にもスポットを当てながら、究極のテーマパーク招致に奔走し、成し遂げるまでを描きます。
  • 野球ヲタ、投手コーチになる。 元プロ監督と元生物部学生コーチの京大野球部革命
    4.6
    最下位が定位置の京大野球部に2人の革命児が現れた。 1人は元ソフトバンクホークス投手の鉄道マン・近田怜王。 もう1人は灘高校生物研究部出身の野球ヲタ・三原大知。 さらには、医学部からプロ入りする規格外の男、 公認会計士の資格を持つクセスゴバットマン、 捕手とアンダースロー投手の二刀流など…… 超個性的メンバーが「京大旋風」を巻き起こす! 甲子園スターも野球推薦もゼロの難関大野球部が贈る青春奮闘記。 『下剋上球児』『野球部あるある』シリーズ著者の痛快ノンフィクション。
  • EASY FIGHT
    4.0
    第7代Bellator世界バンタム級王者 「最強のMade in Japan」が明かす格闘家としての半生。 ごちゃごちゃ語るな。 やるべきことに集中しろ。   結局、「本物」しか残らない。 目次 まえがきにかえて 難しく考えるな 第1章 前夜 鉄アレイが刺さったトビラ 5歳から始めた空手 ケンカにならない 全国大会で準優勝 初めてボコられた同級生 山本〝KID〟徳郁×魔裟斗 高校での寮生活と初めての彼女 学校でのイジメについて思うこと 「お前じゃ絶対に無理だよ」 KIDに会う 内弟子初日に思ったこと 第2章 UFC王座を目指す はじめてのプロ練習 不安どころか楽しみしかない 晴れてプロデビュー 自分が試合をする意味 KIDさんのセコンドでUFCへ オクタゴンの金網リングで闘う UFC王座への初挑戦 米国を拠点に 日本人選手のATT入りについて 強さとは何か?プロとは何か? RIZINからのオファーと選んだ理由 第3章 師匠との別れ RIZINバンタム級グランプリ 自然体で 「1位になる」 覚えていない準決勝 決勝戦は想定内 開始9秒での勝利と天心戦のアピール 台風に直撃された那須川天心戦 「なんで負けたんだよ」 KIDさんとの別れ もう一人の師匠、 二瓶さんとの別れ 第4章 日本人初の二冠王 RIZINバンタム級王座を獲得 メイウェザー戦が実現したら 難しい問題を解くための考え方──円周率は 「1」 異変 無感情 自分を信じる方法 史上初の二冠王 断った朝倉海戦と敗戦の理由 全治10カ月 アメリカに自宅を購入 第5章 カーフキック 直弟子を取るか問題 日本市場とアメリカ市場の違い 日本人が精神的に弱い理由 感情を殺すように心がける アホは強い 自分の子どもには選択肢のある人生を歩ませたい Bellatorとの契約 試合はトランプゲーム 命懸けで闘うという考え方 前向きな思い込みを意識せよ どこまで行っても気持ち 朝倉海との再戦 「イージーファイト!」 カーフキック 第6章 格闘技をメジャーに 物議を醸した記事 自分流の立ち直り方 アメリカから見た日本の風景 朝倉兄弟とローガン・ポール 1日2試合は是か非か シバター八百長騒動 キャリア初の2連敗 ついに実現した天心×武尊戦 フジテレビの撤退と次なる収益構造の模索 天心 「無敗」 の真相 格闘技をメジャーにしたい 第7章 新格闘技団体「TOP BRIGHTS」の方向性と役割 エンタメかショーか アスリート×不良 朝倉未来がメイウェザーに勝つ方法 花束投げ捨て事件と土下座 新格闘技団体 「TOP BRIGHTS」 の方向性と役割 減量について ステロイド使用の問題について 堀口恭司×井上尚弥が実現したら…… 無鉄砲がいいほうに転がるパターン 第8章 「最強」の定義を考える 「ファイター」は何が起ころうと闘うのが仕事 日本ではよく眠れない 人生の無駄とは何か? いかにシンプルに考えるか ルーティン 「最強」 の定義を考える 中間を取ることができない もし格闘技と巡り合わない人生だったら…… もし格闘家として成功していなかったら…… あとがき──自分が求めているもの
  • 遠距離介護の幸せなカタチ ~要介護の母を持つ私が専門家とたどり着いたみんなが笑顔になる方法~
    4.3
    離職しないでOK! 同居しないでOK! お金がなくてもOK! ****************************************************** 要介護の母を持ち、遠距離介護を実践中の柴田理恵さんが3人の専門家に聞いた――! これから介護に直面する人に必ず役立つ“知っておきべき&やっておくべき"こと! ! ****************************************************** 高齢のご両親を持ち、 近い将来直面するだろう親の介護問題を前に、 ――――――――――――――――――― ●仕事を辞めて地元に帰るべきだろうか? ●親と一緒に住んで介護すべきだろうか? ●施設入る場合、良い施設はどう見分ければいいのか? ●介護費用はいくらかかるのか? ――――――――――――――――――― と、内心不安を抱えていらっしゃらないでしょうか? とはいえ、 ・今の家族との暮らしもある ・お金の余裕なんかとてもない ・仕事を辞めたら生活が立ち行かない ……という方がほとんどでしょう。 では、少子高齢化の加速、子ども世代の賃金の伸び悩み等、 親の介護で子にかかる負担が著しく増加する中、 親子共倒れにならず、今の暮らしを守りながら、 最善の介護をするには、どうしたらいいのでしょうか? 本書では、“遠距離介護”を実践中の柴田理恵さんが 「どうすれば離職せずに介護できるか 」 「遠距離&在宅介護でどこまでできるか 」 「施設入居する際、どこで良悪を見分ければいいか?」 「介護保険はどう利用すればいいか?」etc.を 【遠距離介護の専門家】【在宅介護・医療の専門家】【介護のお金の専門家】に質問して、教えてもらいました。 センシティブなテーマではありますが、 これからの時代、避けては通れないことばかり……。 柴田さんと一緒に、初歩から “令和時代のしんどくならない介護のやり方”について、学んでみませんか?
  • 格差と分断の社会地図 16歳からの〈日本のリアル〉
    4.4
    所得格差、職業格差、男女格差、家庭格差、国籍格差、福祉格差、世代格差……、いま日本社会は「格差」という地雷に埋めつくされています。 著者は、世界と日本の貧困、格差の取材を重ねているノンフィクション作家。これまで、10代から20代前半の学生を対象に、講演を通して「日本における格差」について伝える活動もしています。 その理由は、これ以上格差が大きくなれば、日本社会が取り返しのつかない状況に陥るから。格差は「分断」へ行きつくといいます。 たとえばアメリカでは、「白人/マイノリティー」に留まらず、「都市/地方」「高所得/低所得」といった多数の分断を引き起こしました。選挙が近づくと、国内で双方がお互いを罵ののしりあう姿が見られ、それが衝突にまでつながることもあります。 格差が拡大し、階層の断絶が深まっているからこそ、私たちはいま、「自分とは違う階層」の現実を知る必要があるのです。 そこで本書では、7つの格差構造と、ひき起こされつつある分断を具体的に紹介。 「知っている」と思っている人ほど知らない「日本社会の問題点」と、我々がいま何をすべきかが見えてきます。
  • いのちのハードル 「1リットルの涙」母の手記
    4.4
    「生まれてきてよかった、生きていてよかったと一度でいいからこの子に感じさせてあげたい」難病という重い障害を背負いながらも懸命に生きる娘、亜也。母の私はいったい何ができるのだろうか……。ついに娘の命が尽きようとする時、亜也の夢を叶えるため天国へ嫁がせる結婚式を行うことを決意する。母と娘の絆、生きる意味を問う、感動の手記。
  • 病の皇帝「がん」に挑む(上)人類4000年の苦闘
    4.5
    地球全体で、年間700万以上の人命を奪うがん。紀元前の昔から現代まで、人間を苦しめてきた「病の皇帝」の真の姿を、患者、医師の苦闘の歴史をとおして迫真の筆致で明らかにするノンフィクション。ピュリッツァー賞受賞作。 古代エジプトのパピルスにイムホテプはこう記した「この病の治療法はない」。この病を「カルキノス」と呼んだ医聖ヒポクラテスもまた「がんは治療しないほうがよい。そのほうがより長く生きるから」と述べている。人類は4000年にわたって、この怖るべき病気と闘い続けてきた。 外科手術による病巣の切除、X線による放射線療法、抗がん剤と骨髄移植を組み合わせた超大量化学療法、さらに「がんに対する魔法の弾丸」になると期待される分子標的療法……不治の病から治癒可能な病へといたるその治療の歴史と、「がん」をめぐる患者、医師、研究者たちの人間ドラマを見事に描きだした「病の皇帝」がんの伝記。
  • 八百長リーグ 戦時下最大の野球賭博事件
    -
    戦時下の貴重な娯楽として国民を楽しませていた職業野球に闇の手が伸びる――。昭和11年、巨人軍、タイガースなど七チームによる職業野球リーグが発足すると、連盟はすぐさま、大リーグで起きた八百長事件を懸念して、防止策を急いだ。しかし、それをあざ笑うかのように、不正をはたらく選手が現れた。そして、他のチームへと拡大の様相をみせていく。選手たちを召集する巨人軍。苦悩する沢村栄治……。なぜ選手たちは、連鎖するように次々と不正に手を染めていったのか。戦時下の八百長事件を、当時の資料や証言を丹念に積み重ねることにより追跡していくと、浮かび上がったのは、今なお繰り返し起こるプロ野球界の不祥事の本質だった……。賭博の予想に使われた野球雑誌をはじめ、戦前・戦中の貴重な写真、資料、新聞記事を多数収録。
  • 本当は恐ろしいアメリカの思想と歴史 フリーメイソン=ユニテリアンは悪魔ではなく正義の秘密結社だった!
    5.0
    ピルグリム・ファーザーズの北米プリマス植民から400年。いま改めて共和制とは何かを問う。それは「王様の首を切り落とせ!」ということだ! 本書は、アメリカ独立戦争も、フランス革命も、マルクス社会主義も、今につながる欧米の大事件と大思想はすべて、ユニテリアンというキリスト教の一派が淵源であると解き明かす話題作です。日本人の知らない真実のアメリカ史を一望千里に見遥かす「副島史観」―― 血塗られた“米欧近代篇”です。
  • 金融ダークサイド 元経済ヤクザが明かす「マネーと暴力」の新世界
    3.8
    ゴーン事件は黒い氷山の一角にすぎない!マネーロンダリング、仮想通貨2.0、人工知能との仁義なき投資戦争……。元経済ヤクザが明かす、金と暴力が支配する「黒い経済」の地下世界。そしてフィンテックが切り開く金融市場の最前線。「マネーの世界に正義はない。あるのは最強の暴力の所有者による思惑だけだ。」 * * *[本書の内容]はじめに第1章 元経済ヤクザが明かすゴーン事件の最深層第2章 世界を行き交うマネーのシステム 第3章 獲物を狙うアメリカ第4章 私の黒い経済史第5章 マネーのブラックホール第6章 金融閉鎖列島を脱出したブラックマネー第7章 フィンテックが生み出す新世界 * * *これを知らなければ、来たるべき国際金融の世界は生き残れない!
  • 娼婦たちから見た戦場 イラク、ネパール、タイ、中国、韓国 (角川ebook nf)
    -
    売買春は、米軍によって変貌してきた。 15年以上の紛争地取材が生んだ、現場ルポの決定版!! 国が体裁を整えるとき、はじめに手をつけられるのは、常民ではない人々であることは世の常である。常に緊張を強いられる、極限状況で暮らす娼婦たちの眼から、世界はどのように見えているのか。 国家、軍隊、階級、習俗、貧困。人を縛るものが溢れる世で生き抜く女たち。 戦場とは遠い異国にあるのではなく、常に暮らしている社会の中にあるものだ、と彼女たちは私たちに気づかせてくれる。 日本も70年前は戦争状態にあった。そして、戦場は形を変えて日本にも既に入り込んでいるのだ。 本書に登場する娼婦たち ●イラク戦争下で生きるパンパンガール ●ガジャル・イラクで迫害されるロマ ●デウキ。寺に捧げられ娼婦となったネパールの女たち ●売春カースト・バディ村の少女たち ●ヒジュラ、第3の性の娼婦 ●娼婦供給地とされたタイ・イサーン地方の女たち ●中国の戸籍なき女、黒孩子 ●韓国米軍基地村の娼婦・洋公主 ※本書は、2016年7月30日に配信を開始した単行本「娼婦たちから見た戦場 イラク、ネパール、タイ、中国、韓国」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
  • 樹海考
    3.6
    人はなぜ「樹海」に惹かれるのか。 富士の裾野に広がる巨大な森林であり、 都市伝説のイメージで覆われた秘奥の場所 ――「青木ヶ原樹海」。 20年間にわたり総計で100回現場を訪れる 第一人者がその真実に迫る。 自殺の名所としてホラー・怪談好きには 有名なスポットであり、ハリウッド映画の題材となり、 またYoutubeの動画拡散事件により騒動が起きた ことも記憶に新しい「樹海」。 本書では、樹海の成立、歴史的背景から樹海に眠る廃墟、 遺物、信仰、探索に必要な装備や向かい方などを網羅する。 最前線から伝える、樹海ノンフィクション決定版。
  • 中国拘束2279日
    4.0
    中国が私を拘束した狙いは何だったのか? 24時間監視下で7カ月の監禁生活、取り調べ、逮捕、裁判、収監…… 日本の常識がいっさい通用しない不当拘束の実態が明らかに。 身に覚えのない罪で6年の実刑判決を受けた日中青年交流協会・元理事長による迫真の手記。 30年にわたり日中友好に関わってきた筆者は2016年7月、「スパイ」という身に覚えのない容疑で北京市国家安全局に拘束された。それから約6年間、熾烈な居住監視、収監の々を過ごし、2022年10 月11日、刑期を終えて帰国した。 日中友好に尽力した功労者がなぜ突然収監されるのか。いま中国で何が起きているのか。日中国交正常化50年を迎えた今、われわれは日中関係をどう考えるべきか。 習近平政権は2014年以降、「反スパイ法」を施行するなど中国で活動する外国人の管理を強化している。スパイ行為に関わったとして日本人を拘束するケースが相次いで表面化し、拘束された17人のうち9人が懲役3~15年の実刑判決を受けた(2023年3月現在)。 習政権下で拘束された日本人の実情が詳細に明らかになるのは極めて異例。刑期を終えて帰国した筆者が、拘束から収監、出所までの過酷な体験を赤裸々に綴る。 【本書の内容】 ●突然現れた国家安全部の男たち ●黒く厚いカーテンで閉ざされた部屋 ●「居住監視」という名の監禁生活 ●スパイ容疑の驚くべき杜撰な根拠 ●居住監視下で迎えた還暦の誕生日 ●スパイ容疑で正式逮捕、居住監視から拘置所へ ●期待外れだった中国人の弁護士 ●公安調査庁に中国のスパイがいる ●取り調べで見せられた公安調査庁職員の顔写真 ●失望しかない日本大使館の対応 ●新たな日中関係のため日本がすべきこと ●習近平政権下で置き去りにされる人権問題 ほか
  • 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録
    3.6
    カジノに入れ込み、注ぎ込んだカネの総額106億8000万円。一部上場企業・大王製紙創業家に生まれ、会長の職にありながら、なぜ男は子会社から莫大な資金を借り入れ、カネの沼にはまり込んだのか。その代償として、塀の中に堕ちた男の懺悔がここに―
  • 藤井聡太が勝ち続ける理由 王座戦――八冠の先へ
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 勝率1%からの逆転は、なぜ起きたのか――? 将棋史に残る名勝負「王座戦」(第71期)を通して、 天才・藤井の強さ、思考に迫る。 ・結果よりも内容や充実感を求める姿勢 ・いったん諦めた上で、勝ち筋を探る ・定跡にとらわれない ・継続して研鑽を積む、ライバルの存在 ・「異次元」ともいうべき計算能力 ・逆転を成功させるコツとは ・リフレッシュ法もゲーム 王座戦主催である日本経済新聞社編だからこその豊富な写真、資料も必見! 「・・・計算力の高さは「天賦の才」といえるかもしれませんが、結果よりも内容や充実感を求める姿勢を貫いている点も強さの一因ではないでしょうか。 23年10月30日に日経本社でトークショーとともに催した自戦解説会では、五番勝負の中から「会心の譜」を選んで解説してください、とお願いしました。 すると、藤井王座は、シリーズで唯一敗局となった第1局を選んだのです。 対局に勝ったとしても、構想のミスや納得のいかない手があれば、藤井王座は悔やみ、反省して、次の対局に生かそうとしています。 勝っても、内容的に納得できなければ、心の底から悔しがる姿を見て、 『だから、藤井さんは勝つんだな、強くなるんだな』と痛感しました。 本書のもう一人の主人公は、永瀬九段です。  “藤井聡太が勝ち続ける理由”の一つとして、永瀬九段を研究パートナーとして選んだこと、 そして、2人で継続して研鑽を積んできたことを挙げないわけにはいきません。」 (「歴史的で運命的なシリーズを振り返る――『はじめに』に代えて」 一部抜粋)
  • プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン 実績・省察・評価・総括
    4.7
    映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の制作という「プロジェクト」がいかに遂行されたかを『シン・エヴァ』制作スタッフ自らが振り返って分析・記録するとともに、制作関係者によるプロジェクト評価と、『シン・エヴァ』総監督の庵野秀明によるプロジェクト総括を行った公式プロジェクト記録書籍。
  • みんなのかお
    NEW
    4.0
    こんなに間近で、動物の顔をまじまじと見たことがあるでしょうか?同じ動物でも、よく見ると、「こんなに違うの?」と驚くほど、みんな個性あふれる表情をしています。目の大きさやしわや模様、歯並び、鼻の位置や大きさ、輪郭など、気になるところがたくさんあって、見るたびに新しい発見がありそうです。ゴリラ、キリン、カバなど……24種の哺乳類をそれぞれ21匹ずつ、日本中の動物園を巡って撮った動物の顔写真絵本です。

    試し読み

    フォロー
  • 私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音
    3.6
    「普通」ってなに? ポンコツじゃなくてデコボコ。 発達障害当事者、22人のリアル。 「東洋経済オンライン」の人気連載、書籍化! [書き下ろし体験レポート] 「自分も発達障害かも」と疑う著者が、実際に心療内科を受診し、心理検査を受けてみると……! 「発見の連続に、夢中になってページをめくった。私たちのよく知る生きづらさと、まったく知らなかった生き難さ。 著者だからこそ聞き出せた貴重な証言が本書には詰まっている」 雨宮処凛(作家) できること、できないことの差が激しい。 それが発達障害の大きな特徴です。 ADHD、ASD、LD――何に悩み、何を望んでいるのか。 仕事、家族、人間関係、二次障害――。 ・思わず暴言、賭け事や性欲を抑えられない ・雑談の強要が苦手で職場のコミュニケーションが困難 ・小中時代は不登校だったが、得意分野を見つけて自立 ・もっと早く自分の発達障害を知りたかった ・発達障害同士の夫婦の結婚事情 ・勉強はできたが、仕事ができず3度の転職 ・「普通」じゃないからこそ上にいける可能性もある ・自分の意見を言えない特性から性依存に ・後天的に発達障害に似た特性が出るように ・二次障害のうつ病で働けず生活保護を受給 ・当事者会に参加し、脱・引きこもりに成功 ほか
  • 誉田哲也が訊く!~警察監修プロフェッショナルの横顔~
    4.0
    『ストロベリーナイト』シリーズ、『ドルチェ』『ドンナビアンカ』『警視庁・捜査一課長』『緊急取調室』『MIU404』……数々の人気作品に携わってきた警察監修のプロフェッショナル集団に、警察小説のプロフェッショナル・誉田哲也が迫る! 日本列島を揺るがす重大事件の数々を捜査してきた刑事たちが、現役時代の秘話と、警察監修という新たな仕事を語り尽くす対談集
  • 三淵嘉子 先駆者であり続けた女性法曹の物語
    -
    【内容紹介】 2024年度・前期連続テレビ小説「虎に翼」のモデルは、日本初の女性弁護士の一人であり、初の女性判事及び家庭裁判所長・三淵嘉子(みぶち・よしこ:主演・伊藤沙莉、脚本・吉田恵里香)。本書では、三淵嘉子の生誕から晩年までの生涯と、嘉子とともに歩んだ家族、友人、同僚たちについて紹介する。 1914年、父・武藤貞雄の赴任先のシンガポールで生まれた嘉子。東京に戻ってからは「何か専門の仕事をもつ勉強を」という教育方針を受けたことから、明治大学専門部女子部を経て法学部に編入、高文司法科試験に合格し、女性初の弁護士となる。その後は結婚して1児を設けるも、夫が戦病死してしまう。逆境の中で、子どもを育てながら戦前は認められなかった女性裁判官を目指すことに。そして判事補に任命されてからは名古屋への単身赴任、帰任後の再婚を経て、女性初の裁判所長になる。そんな嘉子が生涯を賭して成し遂げたかったこととは何だったのか。「女性活躍」が求められる今にあって、その先駆者の生涯が今、明らかになる。 【目次】 はじめに 第1部 三淵嘉子の生涯① 学生時代・弁護士編  第1章 誕生から高女まで  第2章 明治大学女子部法科の時代  第3章 試験に合格、弁護士となる  第4章 戦時下・戦後の苦労 第2部 裁判官編  第5章 裁判官となる  第6章 「女性初」の判事として  第7章 家庭裁判所へ  第8章 「女性初」の裁判所所長として  第9章 退官とそれから 第3部 三淵嘉子をとりまく人々・場所・事柄 おわりに
  • 田中角栄研究全記録(上)
    4.0
    きのうまで田中角栄は日本の英雄であった。日中国交回復と列島改造を叫んで華やかに登場してきた男が、実はいま金権政治の元凶として裁かれている。首相の座が金で買われ、政治が金で動かされていった戦後保守支配体制下最大の構造的腐敗の暗部を、厖大な取材データの分析で実証する著者執念の記録。
  • 猫を棄てる 父親について語るとき
    3.8
    各紙誌で絶賛! 村上作品の原風景がここにある 村上春樹が自らのルーツを綴ったノンフィクション。中国で戦争を経験した父親の記憶を引き継いだ作家が父子の歴史と向き合う。 父の記憶、父の体験、そこから受け継いでいくもの。村上文学のルーツ。 ある夏の午後、僕は父と一緒に自転車に乗り、猫を海岸に棄てに行った。家の玄関で先回りした猫に迎えられたときは、二人で呆然とした……。 寺の次男に生まれた父は文学を愛し、家には本が溢れていた。 中国で戦争体験がある父は、毎朝小さな菩薩に向かってお経を唱えていた。 子供のころ、一緒に映画を観に行ったり、甲子園に阪神タイガースの試合を見に行ったりした。 いつからか、父との関係はすっかり疎遠になってしまった――。 村上春樹が、語られることのなかった父の経験を引き継ぎ、たどり、 自らのルーツを初めて綴った、話題の書。 イラストレーションは、台湾出身で『緑の歌―収集群風―』が話題の高妍(ガオ イェン)氏。 ※この電子書籍は2020年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • フルトヴェングラー
    -
    フルトヴェングラーの生涯の軌跡がわれわれに突きつける問題とは何か──。本書は、ヴァイマル期からナチ期、そして戦後における音楽家の振る舞いと内面を同時代人たちとの関係を通して再検討した渾身の作品である。政治に対する倫理のありようを見定め、さらには、その音楽思想がいまなお投げかけてくるものを考察する。
  • 僕の心臓は右にある
    4.1
    チャンス大城の一日は床から始まる。玄米に味噌汁にサバ缶に刻みネギを床にならべ、食べる。芸歴30年超の大半を「地下芸人」として過ごした男。小中と半端ないいじめに遭った男。彼はいかに生きているのか。その男の半生は、笑えて、笑えて、ちょっと切ない。そして、読むと、なぜか元気が出る。
  • 薬物とセックス
    値引きあり
    3.9
    やめられない。とまらない。そして“破滅”がやってくる。清原和博、高知東生、押尾学、ASKA、酒井法子……スポーツ界や芸能界で頻発する「薬物」スキャンダル。彼らはなぜカップルで逮捕されるのか? 覚醒剤とコカインとのちがいは? 入手方法や価格は? 闇ビジネスや暴力団との関係は? 廃人はどう作られるか?……新聞、テレビが決して伝えない深層を、斯界の第一人者が詳しく解き明かす「薬物と性」の最前線。
  • 時給7000円のデリヘル嬢は80万円の借金が返せない。
    -
    私にお金を払った客はこう言う。「こんなこと早く辞めた方がいい」って。 産婦人科の医者にはこう言われた。「あんた、バカ?」と。 ただ、キレイになりたかっただけなのにーー高額エステにはまった24歳のつばきとフーゾクの世界! 「フーゾクしかない」と思いこんだ”あの時のつばき”に伝えたいことを漫画とエッセイで描きだす。 ありそうでなかった、女性の性売買当事者による漫画+エッセイ集!

    試し読み

    フォロー
  • ニッポンのおじさん
    4.1
    キャバ嬢、AV女優など実体験を通して夜の世界を体現しつつ、社会学の視点と女の感性を織り交ぜた軽妙な筆致で人気を博している文筆家・鈴木涼美によって、日本社会が生み出した難解なおじさんたちが今、解剖される
  • ある日突然、慢性疲労症候群になりました。 この病気、全然「疲労」なんかじゃなかった…
    4.9
    いたって健康だったのに、 ある日突然、 体が鉛のように動かなくなったのです… ・40度の高熱でもあるかのようにしんどい… ・まるでぞうさんでも乗っているかのように体が重い… ・体ガクガク、冷や汗だくだく… ・だるい…体中痛い…頭が働かない… ・何カ月たっても治らない… な ん だ こ れ !? その病名から「疲れやすい人」「疲れのとれない人」などと 誤解されがちな「慢性疲労症候群」。 なかなか周囲の理解を得られないこの病気のことを、 ぜひマンガを読んで知ってください。
  • エリザベート ハプスブルク家最後の皇女 上
    3.5
    二十世紀中欧の動乱と悲劇を描く一大叙事詩 世紀末ウィーンのハプスブルク王家の嫡流に生まれ、帝国崩壊と二度の大戦を経て、社民党闘士と再婚した美しき大公女の波瀾の人生。 ◎祖母は人気ミュージカル「エリザベート」で有名なエリザベート皇后 ◎父は男爵令嬢と謎の自殺を遂げたルドルフ皇太子 ◎一目惚れのあげく、祖父・皇帝の力で得た初婚の不幸な結果 ◎貴賤結婚を忌んだ宮廷儀礼の末に起きたサライェヴォの悲劇 ◎オーストリア=ハンガリー帝国の崩壊に至った第一次世界大戦 ◎一市民となった後の、社会民主主義運動家との出会い ◎「同じドイツ民族」を旗じるしにナチスの恫喝で進むオーストリア併合の一部始終 ハプスブルグ家最後の皇女のたどった波乱万丈な八十年の人生を通して、激動のヨーロッパを読む。 ※この電子書籍は、2003年6月に刊行された文春文庫版を底本にしています。
  • ラーゲリより愛を込めて
    4.6
    二宮和也主演映画『ラーゲリより愛を込めて』(2022年12月9日公開)、究極の愛を描く感動巨編映画、その見どころを余すところなく伝えるノベライズ版。 原作は講談社ノンフィクション賞・大宅壮一ノンフィクション賞をダブル受賞した『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(辺見じゅん・著)。 第二次世界大戦で劣悪な環境のシベリア強制収容所に、捕虜として抑留された山本幡男一等兵。 妻やまだ幼い4人の子供とは離れ離れになったまま、消息もつかめない。 栄養失調や過酷な労働作業で命を落とす者、自ら命を断つ者が出るなか、 常に帰国する日を待ち、人間としての尊厳、生きる希望を持ち続けた山本。 絶望の状況において、収容所のひとすじの希望の光でありつづけた山本幡男を二宮和也が、 夫の帰国を心から信じ11年間待ちつづけた妻モジミを北川景子が演じる。 メガホンをとるのは『8年越しの花嫁 奇跡の実話』『64―ロクヨン― 前編/後編』の 瀬々敬久監督、脚本は『永遠の0』『糸』の林民夫。 涙なくしては読み進めることができない、驚きと感動で心が震わされる、究極の愛の実話。
  • マレーシア航空機はなぜ消えた
    4.0
    B747ジャンボ機乗務時間世界一の元機長が、航空史上最大のミステリーを解き明かす! 乗客乗員239名を乗せて突如消えた、マレーシア航空370便。筆者は事件当初から、前例なき異常の原因を予測していた。同じ空域での豊富な飛行経験なくしては語れぬ真実。テレビ朝日「ワイド!スクランブル」ほか16日連続生出演で、なにが「正しく」、なにが「ガセネタ」かを明らかにしてきた筆者が、未曽有の航空機事故の謎に迫る。
  • 仕事と人生がもっと輝くココ・シャネルの言葉
    4.5
    傷つくのが怖い? 「失敗しなくちゃ、成功はしないわよ」 仕事でうまくいかないとき、 自分に自信がもてないとき、 あなたを支える珠玉のメッセージ。 【本書の主な言葉】 「わたしは、これから起こることの側にいる人間でいたい」 「優しさに包まれてする仕事なんて、本当の仕事じゃない」 「生き生きとしていれば、醜いことはない」 「自分のことを語ってはだめよ。黙って人にわからせなくては」 「わたしがつくるものは、ひどい偽物だけれど、本物よりもずっときれいだわ」 …ほか 「働く女」の先駆者が贈る 女性を元気にする「読むサプリ」! 【目次】 プロローグ 第1章 凛として、おもねらない ─ぶれない自立と生き方をめざす 第2章 優雅に、妥協しない ─非常識をも新常識に 第3章 孤独にも、めげない ─自己肯定できるのは、好きな仕事があるから 第4章 溺れず、媚びない ─プラス思考のストイックな恋と愛 第5章 誰も、恨まない ─前向きに、エゴイスティックに運命を変える 第6章 誰をも、羨まない ─エレガントに、個人主義をつらぬくから あとがき ココ・シャネルの生き方と仕事
  • 勝負の店
    4.0
    『孤独のグルメ』原作者によるエッセイ38篇。旅先や散歩中に出会った飲食店――ネットで検索はいっさいせず、入る前に店をよーく見て、想像力をたぎらせる。決断が難しい店ほど、当たればワンアンドオンリーのおいしさと、ドラマがある。これぞリアル『孤独のグルメ』! 挿絵は、「泉昌之」名義で著者と長年タッグを組む和泉晴紀氏が担当。
  • 音の記憶 技術と心をつなげる
    4.0
    ◆パナソニック女性役員の手記◆ 日本の会社で働く全ての女性に贈る 働くこと、愛すること、継続すること。 かつて松下電器にはソニーに匹敵する自由なる研究所があった。 1986年に入社した私は、その音響研究所に配属され 栄光のブランド「テクニクス」の様々な発展形の技術・商品を開発する。 人には大切な「音の記憶」がある。その感情を技術が喚起する。 そんな商品をめざし、うちこんだ青春の日々は、 8年目でプロジェクト解散、配置転換で雲散霧消したかに見えた。 失意の中で始めたジャズ・ピアノで世界的な評価を受ける。 「君はパナソニックのトップにはなれないが、プロとしては成功する」 そうアメリカのプロデューサーに言われ、心は揺れるが……。 【目次】 ■序章 音の記憶 ■第一章 全ての生き物にはリズムがある ■第二章 就職まで ■第三章 自由なる研究所 ■第四章 汐留の輝ける青春 ■第五章 失意のプロジェクト解散 ■第六章 オール・ユー・ニード・イズ・ジャズ ■第七章 二足のわらじ ■第八章 愛こそ全て It's All About Love ■第九章 松下幸之助が教えてくれたこと ■第十章 テクニクス復活プロジェクトに懸ける ■第十一章 ベルリンでの復活宣言 ■第十二章 幻のターンテーブルSL-1200 ■第十三章 女性が欲しくなる「オーディオ」で未来を拓く ■第十四章 若い人へのレッスン
  • 神様は返事を書かない スポーツノンフィクション傑作選
    5.0
    「Sports Graphic Number」を主な舞台に、 野球、サッカー、プロレス、競馬など、 さまざまなスポーツを描き続けた阿部珠樹さん。 2015年に逝去するまでに発表した900篇以上の記事から傑作を厳選。 最後の4割打者の独白。全米を席巻したトルネードの記憶。 日本一足の速い少女が選んだ人生。強すぎて憎まれた横綱。 競馬史に残る大穴を開けた14番人気の伏兵。 観客席からあらゆるスポーツを見つめ続けた スポーツライターが遺した珠玉の42篇。 【主な収録作品】 第一章 伝説 テッド・ウィリアムス 神様は返事を書かない 金田正一/張本勲/王貞治 超人たちの瞬間 イチロー 210安打の戦慄 ブルース・リー 李小龍よ永遠に―― 第二章 肉声 長嶋茂雄、日本野球を語る 松井秀喜 進化して行く自分 野村克也 絶対に負けたくない敵だった 長州力 ピュア・ソルジャー 第三章 北の湖 憎まれた横綱 小林繁と江川卓“悲劇のヒーロー“流転の31年間 高津臣吾 野球の果てまで連れてって 三沢光晴のルーツを辿る 第四章 頂上の記憶 阿萬亜里沙 アリサは帰ってきた 神サマになりそこねた男 木田勇の短か過ぎた栄光 ダイユウサク 単勝配当 13790円 大西直宏 18年目のダービー 第五章 ゲームの分け前 未完の完全試合 山井大介“決断”の理由 アジアカップ準々決勝ヨルダン戦 奇跡には理由がある メジロマックイーンvsトウカイテイオー 2強激突の果て 第六章 野茂英雄 野茂英雄 引退、そして野球人生を語ろう 野茂英雄 17奪三振の野性と緻密
  • ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち
    3.9
    「同級生と話が合わない。なじめたことは一度もない。授業はクソつまらない」……IQ130以上がひとつの基準ともされるギフテッド。強い個性ゆえに周囲になじめない現実を描く。朝日新聞の人気連載「ギフテッド 才能の光と影」を加筆。
  • 少年A 矯正2500日 全記録
    3.9
    神戸児童連続殺傷事件から七年の年月が経ち、「少年A」が仮退院した。酒鬼薔薇聖斗の性的サディズムは、本当に克服されたのか!?元東京少年鑑別所法務教官が、医療少年院で行われた極秘の贖罪教育・矯正教育といえる「少年A更生プロジェクト」の全容を初めて明らかにした、衝撃のレポート。

    試し読み

    フォロー
  • エラスムス 闘う人文主義者
    -
    中世の大ベストセラー『痴愚神礼讃』の名を知る人は多いだろう。ヨーロッパ文化への貢献者に与えられる栄えある賞に今もその名を残す、西洋知性の粋、デジデリウス・エラスムス。宗教改革をはじめ、世俗権力と教会の対立が顕在化し、争いが絶えなかった狂乱の時代を生きた彼は、つねに学問に打ち込み、「何者にもその道を譲らない」という自らの信条が揺るぐことはなかった。派閥に属さない知性的な態度や人間味あふれる魅力的な人柄、「世界市民」としての生き方を、西欧文化を知悉する著者が憧憬をこめて描き出す傑作評伝。 【目次】まえがき/第1章 我、何者にも譲らず/第2章 不信の時代/第3章 変革への底流/第4章 古代へのめざめ/第5章 ふたつの友情/第6章 イタリアへの旅/第7章 ヴェネツィアの印刷業者/第8章 ゆっくり急げ/第9章 『痴愚神礼讃』/第10章 宗教改革の嵐/第11章 嵐のなかの生涯/第12章 自由意志論争/第13章 栄光ある孤立/はしがき
  • 借金の底なし沼で知ったお金の味~25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
    4.3
    国家的金融危機に陥る日本の現状。 そんな大きな波とは無縁かに思える年収240万のフリーターの生活。 それが一転! 生きることへの「夢」とか「希望」とか、そんな言葉が別世界の事柄に感じられる地獄の底......1億2千万円もの借金を背負ってしまった!! 誰にも相談できない、自己破産もできない、この先、借金を返済するだけの人生。 結婚したり、家を持ったりなどという「人並みの幸せ」を求める可能性をすべて奪い去られても、自殺さえできない。 親元を離れて、田舎から東京に出てきたのは「ひと山当ててやる」ためだった。 しかし気がつけば、八方塞がりの現実。 整理不可能なまでに金利で膨れあがる借金。 自宅、職場はもちろん、親、兄弟、妻、妻の実家にまで及ぶ取り立て。 それでもなんとか逃れたとしても、商事消滅時効直前に届く内容証明。 この地獄から脱出する方法はないのか、 どうすれば問題を解決できるのか......? 底なし沼の底で見つけた、起死回生の法則とは? 今は借金を完済し、経営者となった著者が、借金の苦しみから得た気づきを基に、 自らの体験を綴って示す奇跡の生還記!
  • 一休さんの般若心経講義 色即是空はとんちである
    -
    あの有名な禅僧の一休さんが、般若心経の解説書を書いていた? 江戸時代に出版されたその原書を現代語訳。一休さんの愉快なとんちエピソード・狂歌・原書の絵などを織り交ぜながら、般若心経を一行ずつ解説し、般若の知恵とは何かを楽しく学ぶ本。

    試し読み

    フォロー
  • 監察医が泣いた死体の再鑑定 2度は殺させない
    3.7
    元東京都監察医務院長を務めた監察医である著者は、長年にわたり、変死体がなぜ死にいたったか、検死・解剖を行ってきた。 それをまとめた著書『死体は語る』は、65万部を超えるベストセラーになったが、今回、初めて「死体の再鑑定」についてまとめた本を書き下ろす。 著者の元には、警察、保険会社、および遺族から再鑑定の依頼が数多く寄せられる。 引き受けた著者は、なぜ最初の鑑定が間違っていたかを紐解いていく。 「溺死ではない、殺しだ。事故死ではない、病死だ。病死ではない、暴行死だ」。 最初の鑑定の嘘を暴いていく様は、上質なミステリーを読んでいるようにドラマチックだ。 ときには裁判所で、証人として最初の鑑定人と対峙したり、再鑑定の再々鑑定を提出したりと……事件は2転、3転。 まさに究極のノンフィクションミステリー。

    試し読み

    フォロー
  • 自衛隊最高幹部が語る台湾有事(新潮新書)
    値引きあり
    3.8
    現実味を増す台湾有事に備え、自衛隊の元最高幹部たちが「有りうるかも知れない有事の形」をシミュレーションしてみた。シナリオは、グレーゾーンでの戦いの継続、物理的な台湾の封鎖、全面的軍事侵攻、終戦工作の4本。実際に有事が発生したら政府は、自衛隊は、そして国民は、どのような決断を迫られるのか。リアルなストーリーを通じて、「戦争に直面する日本」の課題をあぶり出す。
  • 太平洋戦争秘史 戦士たちの遺言
    -
    戦後長らく、最前線で戦った海軍将兵のほとんどは、戦地での経験について沈黙していたが、戦後50年を経て多くが晩年を迎えたころから、戦死した仲間のことを後世に伝えたいとぽつりぽつりと語り始めた。そんな彼らの最後の証言、遺言ともいえる声を、神立尚紀氏が「零戦搭乗員の会」との関わりの中で、丁寧に取材したエピソード集である。 【主な内容】 真珠湾攻撃に参加した搭乗員たちがこっそり明かした本音~決して「卑怯なだまし討ち」ではなかった ミッドウェー海戦で大敗した海軍指揮官がついた大嘘~搭乗員たちが語り残した真実とは? ヒトラーの要請で日仏を往復した潜水艦乗組員たちを待ち受けた過酷な運命~無寄港、6万3千キロの旅 たった2日で3千人以上が戦死したマリアナ沖海戦の悲劇~からくも生き残った搭乗員の怒りの証言 特攻を超える戦死率75%…その戦場を生き抜いた搭乗員は何を見たか~敗戦を見通しながら戦う悲劇 「戦艦大和」特攻を「思い付きの作戦」と痛烈批判した副砲長の無念~大和はなぜ特攻、沈没しなければならなかったか 生存者は語る…日本軍捕虜1100人「決死の蜂起」その壮絶な記憶~偽名のまま命を落とした若者たち 知られざる「終戦後」の空戦 8月15日に戦争は終わっていなかった~降伏決定後に戦死した若い搭乗員たち 秘密裏に36年間も遂行されていた皇統護持作戦とは?~海軍の精鋭部隊に下された密命 日本人なら知っておくべき特攻の真実 他。
  • 虜人日記
    4.5
    太平洋戦争で、日本はなぜ敗れたのか。本書で説く「克己心の欠如、反省力なき事、一人よがりで同情心がない事、思想的に徹底したものがなかった事」など「敗因21カ条」は、今もなお、われわれの内部と社会に巣くう。そして、同じ過ちをくりかえしている。これらを克服しないかぎり、日本はまた必ず敗れる。フィリピンのジャングルでの逃亡生活と抑留体験を、常に一貫した視線で、その時、その場所で、見たままのことを記し、戦友の骨壷に隠して持ち帰った一科学者の比類のない貴重な記録。ここに、戦争の真実と人間の本性の深淵を見極める。第29回毎日出版文化賞受賞の不朽の名著。 ★電子書籍版『虜人日記』では、紙の書籍でモノクロだった挿絵を全てカラーで再現。未公開の写真や挿絵も追加。
  • 逮捕されるまで 空白の2年7ヵ月の記録
    4.1
    警察官を振り切って自宅マンションより逃走した日から逮捕されるまでの二年七ヵ月、どこでどのような生活をし、何を考えていたのか。北は青森まで、そして四国、沖縄、関西、九州の各地を電車、船、バス、自転車、徒歩で転々と移動した。英国人女性殺人事件で逮捕・起訴された市橋達也が「逃げた後、捕まる」までを綴る。拘置所からの、懺悔の手記。
  • しあわせ介護計画
    4.0
    人生100年時代、「介護」は誰にでもやってきます。 しかし、ちょっと早めの準備に取り掛かることで、やがて訪れる長い老後を自分らしく過ごすことができるのです。 ポイントは、今だからこそ始められる「9つの準備」。 介護現場の実情に熟知した著者が伝える、おひとり様でも、認知症でも、しあわせに老後を生きぬくための知恵が詰まった1冊。
  • ルポ 人は科学が苦手~アメリカ「科学不信」の現場から~
    値引きあり
    4.3
    新聞社の科学記者として科学を伝える仕事をしてきた著者は、2015年、科学の新たな地平を切り開いてきたアメリカで、特派員として心躍る科学取材を始めた。だが、そこで実感したのは、意外なほどに広がる「科学への不信」だった。全米各地での取材で、地球温暖化への根強い疑問や、信仰に基づく進化論への反発の声があちこちで聞かれた。その背景に何があるのか。先進各国に共通する「科学と社会を巡る不協和音」という課題を描く。
  • AI監獄ウイグル(新潮文庫)
    NEW
    -
    中国新疆ウイグル自治区には、ホロコースト以来、史上最大規模の少数民族の強制収容所が作られた。収容されるのは、AIに将来犯罪者になると「予想」された無実の人たち。数百万台の監視カメラ、身分証のスキャン、SNSからのデータ収集……テクノロジーを駆使した監視網が、ウイグル人への弾圧を強めていく。そしてその先に待つのは――。丹念な取材で隠された真実に迫る衝撃のノンフィクション。(解説・阿古智子)
  • 起業の天才!―江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男
    4.7
    【ジェフ・ベゾスは、このヤバい日本人の「部下」だった】 かつて日本には、「起業の天才」がいた。 リクルート創業者、江副浩正。 インターネット時代を予見、日本型経営を叩き潰し、 自分では気が付いていない才能を目覚めさせた社員のモチベーションを武器に 彼がつくろうとしたのは、「グーグルのような会社」だった。 だが彼の名は「起業の天才」ではなく、 戦後最大の企業犯罪「リクルート事件の主犯」として人々に記憶される。 「ベンチャー不毛の地」となった日本に必要な「起業家の資質」とは何か。 リクルート事件の大打撃を乗り越え1兆8000億円の負債を自力で完済、 株式時価総額で国内10位にまで成長した「奇跡の会社」はどのようにつくられたのか。 苦境に立ち逆風に向かうすべての日本人に贈る、 歴史から葬られた「起業の天才」の真の姿。 【日本にも、こんな経営者がいた!】 ・グーグルの「検索」を先取り ・独自の「クラウド・コンピューティング」 ・読売新聞と「全面戦争」 ・電通から広告を奪う ・日・米・欧を結ぶコンピューター・ネットワーク ・世界の「コンピューターの天才」をかき集める 【「はじめに」より抜粋】 江副さんが生きていたら、保身に汲々とする日本の経営者にこう尋ねることでしょう。 「経営者とはどういうものか、経営者ならなにをすべきか。わたしはつねに学び、考え、 そのとおりにやってきました。あなたがた、自分が経営者であると考えたことがおありですか」 ――瀧本哲史(京都大学客員准教授、エンジェル投資家、2019年没)

無料で読めるノンフィクション

最近チェックした本