吉本ばなな - 幻冬舎作品一覧

  • ミトンとふびん
    4.0
    互いに事情を抱え、母親達の同意を得られぬまま結婚した外山くんとゆき世。新婚旅行先のヘルシンキで、レストランのクロークの男性と見知らぬ老夫婦の言葉が、若いふたりを優しく包み込む(「ミトンとふびん」)。金沢、台北、ローマ、八丈島。いつもと違う街角で、悲しみが小さな幸せに変わるまでを描く極上の6編。第58回谷崎潤一郎賞受賞作。
  • キッチン
    4.6
    1巻473円 (税込)
    私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う――。同居していた祖母を亡くし途方に暮れていた桜井みかげは、田辺家の台所を見て居候を決めた。友人の雄一、その母親のえり子さん(元は父親)との奇妙な生活が始まった。絶望の底で感じる人のあたたかさ、過ぎ去る時が与える癒し、生きることの輝きを描いた鮮烈なデビュー作にして、世界各国で読み継がれるベストセラー。「海燕」新人文学賞・泉鏡花文学賞受賞作。
  • N・P
    5.0
    1巻449円 (税込)
    熱狂的な支持を集めた97編の短編小説『N・P』。著者の高瀬皿男は、アメリカで自殺を遂げていた。遺されたのは、二卵性双生児の姉・咲と弟・乙彦。 『N・P』未収録の98話目を発見し、翻訳していた庄司もまた、自ら命を経ってしまう。その98話に描かれていたのは、実の娘に恋する男の話――。 五年後、 庄司のかつての恋人だった風美は、遺された姉弟と再会した。さらに、庄司の形見の98話目の原稿をねらう女も現れる。 高瀬の死後なお『N・P』に翻弄され続ける風美たち。その激しく美しい夏の日々を描いた傑作長編。
  • アムリタ (上)
    4.1
    1~2巻512~543円 (税込)
    甘い笑顔を持つ美しい妹が心を病み、死んだ。姉の私は頭を打ち28年間の記憶を失ってしまう。さらに弟が未来の一部を予知できるようになって……。“半分死んだ”ようになった私と“チャネリング小僧”になった弟は、高知やサイパンへの旅の中で、生命の輝きを取り戻していく。無力感にとらわれ、心が闇に近づく時、支えてくれる日常の確かな手触りと輝きを描ききった。人類を救う永遠の傑作。
  • うたかた/サンクチュアリ
    5.0
    1巻440円 (税込)
    鳥海人魚は、初めて会った「兄」と言葉を交わした瞬間、突然世界が色づいて見えた。そして、聡明な瞳と毅然と伸びた背筋を持つ彼に惹かれていく――。「うたかた」。 夜の浜辺で出会った智明と馨。二人は、互いに大切な人を喪っていた――。「サンクチュアリ」。 疲れて何も感じなくなった心が動きだす、明日の光と確かな希望が詰まった中編二作品。
  • 哀しい予感
    4.0
    幸せな四人家族の長女として、何不自由なく育った弥生。ただ一つ欠けているのは、幼い頃の記憶。心の奥底に光る「真実」に導かれるようにして、おばのゆきのの家にやってきた。弥生には、なぜか昔からおばの気持ちがわかるのだった。そこで見つけた、泣きたいほどなつかしく、胸にせまる想い出の数々。十九歳の弥生の初夏の物語が始まった――。
  • 下北沢について
    4.0
    携帯とおさいふと鍵だけ持って外に出れば、いつでも知り合いに会えた――。自由に夢を見られる雰囲気が残った街、下北沢に惹かれ家族で越してきた。本屋「B&B」と小冊子を作り、おもちゃ屋「2丁目3番地」で息子のフィギュアを真剣に選び、カレー屋「マジックスパイス」で元気を補充。小さい街の大きなあたたかさに包まれ暮らした愛の記録。
  • 白河夜船
    4.3
    1巻473円 (税込)
    私はたとえ眠っていても、それでも恋人の電話だけはわかる――。客と「添い寝」をする仕事をしていた親友のしおり。彼女が死んでから二ヶ月、寺子はなぜか眠くて仕方のない日々を送っていた。人生に訪れる停滞した時、そして始まり。許されぬ恋のせつなさ、一途な愛が起こした奇跡を描く「白河夜船」他、「夜と夜の旅人」「ある体験」の“眠り三部作”。
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    3.9
    1~4巻556~658円 (税込)
    ジュンコ先生は、大切なマリカを見つめて機中にいた。マリカの願いはバリ島に行くこと……。多重人格の深い悲しみと歓喜の光景を描いた本作は、「マリカの永い夜」として発表されたが、著者の決心により改題し大幅に書き改められた。さらなる祈りと魂の輝きにみちた小説に一九九三年四月、初めて訪れたバリで発見した神秘をつづる傑作紀行を併録。
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢
    4.0
    世界的作家の吉本ばななが、台湾の読者向けに書下した短編ストーリー絵本「切なくそして幸せな、タピオカの夢」、いよいよ日本発売! 「人生は一度しかなく、なるべく幸せでいた方がいい。なるべく愛する人と、おいしく食べた方がいい――。」緊張したデートから始まった恋人同士が、結婚して夫婦になり、子供が生まれ、家族になっていく。その中心にはいつだって美味しいご飯があった。世界的作家・吉本ばななの体験を元に描かれた。不安から解放されて心穏やかに、豊かな人生を自分らしく生きられるようになるショートストーリー。心温められるかわいいイラストも多数収録。2018年1月に台湾で発売された人気作を、いよいよ日本の読者にお届けいたします。
  • とかげ
    3.8
    1巻418円 (税込)
    とかげは眠る前、鼻づらを私の胸に強く押し付ける癖がある。デリバリーのピザが好きで、人と話すのは苦手だ。三年の交際期間を経て私がプロポーズしたある夜、とかげは言った。「実は、私子供のころ目が見えなかったことがあるの」。そして明かされる、家族を襲った惨劇と呪いーー。それぞれに傷を抱え、宿命的にひかれあった二人が見つけたのは、今は微かだけれど確かな希望。表題作「とかげ」始め、とまどいながら生きる人たちを優しく励ましてくれる6編の短編小説集。
  • すべての始まり どくだみちゃんとふしばな1
    4.6
    同窓会での歯に衣着せぬ会話で確信する自分 のルーツ、毎夏通う土肥の海のヒーリング効 果、山形のこけし師匠のどくだみ茶健康法、 父の最後の切なくて、良いうそ……。世界的 作家である著者が自分の人生を実験台に、日 常の違和感や心の動きを観察してわかったこ と。忙しなくて泣けることが多い人生を、自 由に、笑って生き抜くヒントが満載。
  • にぎやかだけど、たったひとりで 人生が変わる、大富豪の33の教え
    4.2
    人にとことん尽くしたら、お金は後からついてくるんや。 バリ島で成功した大富豪"兄貴"は、いかにして巨万の富を得たのか? 金言&実践集! 人を選んだり、責めたり、追い詰めたりしない。大目にみよう。“好き"を仕事にしない。出来ることを仕事にしろ。金儲けをしようと思ったら、まず恩を返すことを考えよ。自分が滅びても残るものは、間違いなく不動産。即戦力を雇いたかったら、ライバル会社に頭を下げろ。バリ島で大富豪になった"兄貴"の人生が豊かになる33の教え。 「前はどこか苦しくて寂しく、"自分だけが大変"と思っていました。兄貴と知り合ってから、私は若くして独立してたいへんだったからと意固地になっていた自分の良くないところが本気でわかってきました」(吉本ばなな)
  • ハードボイルド/ハードラック
    3.7
    「ハードボイルドに生きてね。どんなことがあろうと、いばっていて。」最後になった電話でそう言っていた千鶴。彼女のことを操り返し思い起こす奇妙な夜を描く「ハードボイルド」。死を待つ姉の存在が、ひとりひとりの心情を色鮮やかに変えていく季節を行く「ハードラック」。闇の中を過す人々の心が光り輝き始める時を描く、二つの癒しの物語。
  • BANANA DIARY 2021-2022 力をくれるもの
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    【電子書籍版特別価格でお楽しみいただけます】 小さな力をブタの貯金箱に貯めて、貯めて、貯めて。 いつか仲間に会いに行こう。自由に空を飛んで。 生きてさえいれば、必ず会える。 吉本ばなな 困難な時代に力をくれる、93の実践的メッセージ スピリチュアル・ダイアリーの決定版 オールカラー 書き下ろし 腹がたったときほど、自分がなにを大切にしているのかがわかる。それがなんなのかをしっかり確認する。そして勇気を出して少しでも行動する。大切にしているものがくれる力は、決しておかしな方向には導かない。 毎日少しずつ、そうじのしかたを変えてみる。退屈しないためだけではない、見えないものが見えてくるから。どういうふうにしたら床が心地よいと思ってくれるか、どう磨いたら玄関の取っ手が輝いてくれるのか。人だと思って扱ってみる。 急に人生の流れが悪くなってきたとき、海底の砂を這うイメージを持ってみる。上のほうの水と太陽のキラキラには目もくれず、一歩一歩。呼吸をしに上がるときは、慎重に。そのうちだんだん潮目が変わってくるのがよくわかる。 ●2021年● 〈1月〉ミントガムを数枚いっぺんに噛んで冷たい空気を鼻から思い切り吸い込んでみよう。目が覚めるしちょっと笑えてくる。 〈4月〉どんなことがあっても桜は咲く、私が死んだ後も。そう思って怖くなるのではなく、ただただ世界の大きさに安心しよう。 〈8月〉海の水に足だけでもひたして、いらないものを流す。そして同時にチャージする。地球がくれたものを無尽蔵にもらって、ただありがとうの気持ちだけ返す。 〈12月〉悪い風邪をひかないように、毎日ちょっとだけ体に聞く。何が足りない?冷えた?何が着たい?眠りは足りてる?そして叶えてあげる。豊かな来年のために。 ※2020年12月から2022年5月までの18ヶ月手帳 ※本作品は紙の手帳のレイアウトを変えず電子書籍化したものです。書き込み等を行うことはできませんのでご注意ください。
  • BANANA DIARY 2023-2024 生きていく
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    【電子書籍版特別価格でお楽しみいただけます】 今日は一度しかない。そう思うからこそ、力を抜いていいかげんに過ごす。 2022年12月から2024年3月までのカレンダーと、お守りのようなメッセージ60が入った、オールカラーの書き下ろし。 誰とも会話なく食事する無機質なチェーン店を淋しくて嫌いだと思っていたけれど、引きこもりの人がそういうところならやりとりが少ないから行ける、と言っているのを聞いて、そうか、やっぱりこの世にある全ての場所には意味があるんだ、と思う。そんなふうに、自分には意味がなくても人には意味があるものがあることを、忘れないでいたい。 私が見つめていようといまいと、植物はどんどん育っていく。太陽と光の力で数日の間に高く高く。 そのことに深く安らぐ。思い入れなんて意味がないんだと知る。 少しだけ様子を見るくらいしか、できることはない。だからありがたい。光が水が風が。 ベビーカーが横を通ると、赤ちゃんの顔を見て幸せになる。必ず幸せになるので、ちらっとでも見るようにしている。その瞬間、ベビーカーの後ろにいるお母さんも見ることができない、その小さなかわいさをひとりじめできる。 朝にはお腹の中身をみんな出し、夜には全てを使い切って電池切れで寝る。太陽の下で働き、日陰で風と憩う。それだけしていたら、健康でいられる。 ※本作品は紙の手帳のレイアウトを変えず電子書籍化したものです。書き込み等を行うことはできませんのでご注意ください。
  • BANANA DIARY 2020-2021
    4.0
    【電子書籍版特別価格でお楽しみいただけます】 2020年3月から2021年4月まで使える14ヶ月手帳。 季節の変化を五感で楽しめる月がわりのフレーズと、心が明るくなる56のメッセージは全て書き下ろしです。 オールカラーの豪華コラージュ製作を桜井由佳さん、美しい装丁は中島英樹さんが手がけました。 各界のプロフェッショナルの才能が結集した特別な手帳が、あなたの毎日に小さな幸せをお届けします。 ✴︎ ✴︎ ✴︎ 「明るい気持ちでいようとすることは、逃げではない。人生をつまらなくする何かに対する唯一の反逆である。」 「意外にショックだった。意外に嬉しかった。意外に疲れた。意外になんでもなかった。その意外を見たい。ただ自分、自分、自分。それだけの世界にいるよりも意外のほうが景色が広いから。」 「朝起きて、あまりに深く眠っていたので、自分がどこにいるかわからないほど。体が動く、屋根がある。太陽が光をふりそそいでいる。それだけで幸せがわいてくる。まだ自分に名前がつくまえから持っていたほんものの幸せ。」 ✴︎ ✴︎ ✴︎ ちょっと元気が出ないときに心が晴れる言葉、ふとした瞬間に幸せを感じられるようになる言葉、苦しいときに光となる言葉が満載。プレゼントにも最適です。 「この世は厳しいし、泣きたくなくても泣けることはたくさん起きる。この体も永遠ではない。人生はあっというまに終わっていく。だからこそ、しばし時間を止めてくれる、そんな友だちにこの手帳がなれたらいい。皆さんの毎日が、豊かで、幸せでありますように。」(吉本ばなな) ※本作品は紙の手帳のレイアウトを変えず電子書籍化したものです。書き込み等を行うことはできませんのでご注意ください。
  • BANANA DIARY 2022-2023 甘やかし
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    【電子書籍版特別価格でお楽しみいただけます】 手帳と言葉が一つになった、 心がほどける ヒーリング・ダイアリー。 この本を手にしたみなさんに、 氷砂糖のひとかけらみたいに、 人生の自由の甘みが届きますように。 吉本ばなな オールカラー 書き下ろし 来年はどんな年になるだろう? 嫌な予感がしたらお祈りで包む。 命があればいい、と欲をごみ箱に捨てる。 いちばん大切な人を大目に見るみたいに、自分を許しまくる。 いいよいいよ、間違うことはあるし。 寝不足だったんじゃない? 少し横になったら? お茶でも飲む? 自分が自分にどれだけきつく厳しくあたっていたか、よくわかる。 思いつめて、考えに考えてねじれながら辿り着く場所と、 ただ心を鎮めて待って待って開ける場所は同じだったりする。 だからなるべく呼吸を止めずに、ゆうゆうと歩こう。 ※本作品は紙の手帳のレイアウトを変えず電子書籍化したものです。書き込み等を行うことはできませんのでご注意ください。
  • BANANA DIARY 2024-2025 はなうた
    -
    【電子書籍版特別価格でお楽しみいただけます】 書き下ろしのお守りのような言葉が散りばめられた、世界に一つだけのダイアリー。あなたの日々に、そっと寄り添います。 これを手に取ったみなさん、どうかどうか、少しでも「自分が」楽しいほうへ、明るい気持ちになることへ、舵を切りましょう。 まわりをふみつけにして楽しい思いをする、という楽しさではなく、自分が楽しいと思うことを素直に力みなくしていたら、あれ?いつのまにか周りもみんな楽しくなっているな、というようなことだ。 こだわりや怒りや執念は、自分の紡ぐなにか大切なものだけに向けて、他者に対するそれは重い荷物になって足を引っ張るから、置いていきましょう。 意地でも笑って、笑ってるうちに大丈夫になり、手ぶらで、鼻歌を歌いながら、1年を歩いていきましょう。 そのうちに思うはず。あれ?思ったよりも遠くまで歩いてたな、気づいたらいろんなことがどうでもよくなって、体も軽いな。そうか、鼻歌を歌っていたからか、ステップを踏んでいたからか、そんなふうに。 いやなことがあって、雨に打たれ、愕然として、失望して、どろどろになって家に帰っても、このDIARYはのんびりとみなさんを待っています。(本文より) ※本作品は紙の手帳のレイアウトを変えず電子書籍化したものです。書き込み等を行うことはできませんのでご注意ください。
  • ばななブレイク
    3.6
    吉本ばななの人生を一変させた人々の言葉や生き方を紹介する「ひきつけられる人々」。 特異な緊張感がみなぎる「海外に向けた仕事」。胸に迫ってくる「心をゆらす様々なできごと」他。大きな気持ちで人生を展開する人々を描き、また、独特の視点で生活と事物を見極める吉本ばなな初のコラム集。
  • パイナップルヘッド
    3.5
    もてる人の条件を綴る『必ず恋人ができる秘訣』。死についてしみじみ、そして鋭く考察した『なにかをのこして死ぬということ』。決定的な『ダイエット考』……。 くすんだ日もあるけど、輝く日もある! 喜びと深い感動。愛にあふれた生活のヒントを書き記した50編。あなたの心に小さな奇蹟を起こす魅力のエッセイ。
  • ひな菊の人生
    3.5
    生まれついて父はいない。そして幼くして、母までも事故で亡くしたひな菊を支えたのは、親友のダリアだ。ダリアがブラジルに旅立ち十数年、二十五歳のひな菊は、ダリアとの「林の中」の鮮やかな想い出を胸に今を生きる――。哀しくも温かな人生をひな菊は語る。奈良美智とのコラボレーションで生まれた夢よりもせつない名作。
  • 日々のこと
    3.3
    ウェイトレス時代の店長一家のこと。ロンドンに旅立つ前のいとこと行った憧れの「お風呂の国」。恋人と行ってひどい目にあった京都の宿。女ばっかり3人の香港旅行。電気屋さんに聞かされた友人の結婚話……。強大な「愛」のようなものがまわりにあふれかえっていた20代。人を愛するように、日々を大切に想って描いた名エッセイ。
  • 吹上奇譚 第一話 ミミとこだち
    3.8
    1~3巻522~596円 (税込)
    双子のミミとこだちは、何があっても互いの味方。交通事故で父を失い母が寝たきりになってから、二人で支え合いながら生きてきた。しかしある日、こだちが突然失踪してしまう。交通事故の原因、異世界人、屍人、夢見の才能、そしてこだちの行方……。故郷吹上町で明かされる真実が、ミミの生来の魅力を目覚めさせていく。唯一無二の哲学ホラー、開幕。
  • 吹上奇譚 第四話 ミモザ
    3.8
    私はもう、あなたなしでは歩けない。単なる友だちだけれど。 海と山に囲まれた吹上町で、ミミは霊媒師の美鈴に出会った。 母親により痛めつけられた美鈴に、ある日妊娠が発覚し──。 傷と再生、欲と本質、自然の力を描き切った傑作長編、堂々完結。 読むとそれだけで心の底にたまり、後からじわじわと効いてくるタイプの作品ではないかと思う。──吉本ばなな
  • HOLY ホーリー
    -
    1巻101円 (税込)
    クリスマスは特別の日。すべてが祝福される日。神聖なくらい黄金色の光が射す日。この日を美しくするために、慎重に準備してきたことは見事にうまくいった。そうして恋人とのデートにでかけたわたしが、途中でひろった小さなでき事。あなたにかわって、あの人にあなたの心を伝える、幸福な一夜の物語。幻の掌編、ついに復活。
  • 夢について
    3.7
    手触りまであるカラーの夢だって見ることができる著者のドリームエッセイ。会えるなんて思ってもいなかった、憧れの藤子F先生と対談して大感激した話。死んでしまった大切な友人に夢のなかで再会できた話など、優しい気持ちにさせてくれる〈青い〉出来事を綴った二十四編。夢は美しく生きるためのもうひとつの予感。

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