あすなろ書房作品一覧
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3.8中学校生活をおくるのが不器用な子にエールをおくる、ちょっとビターな青春小説です。 木(き)佐(さ)貫(ぬき)桃(もも)は中学2年。母の再婚によって、2学期から名字が変わりました。本人にとってはどぎまぎするできごとですが、クラスメイトには、違和感があるのは最初だけ、慣れれば別にどうということのない小さな変化だとばかり思っていました。でも、9月の終わりの文化祭で、開催する予定だったミスコンを職員会議で禁止されたことから、2年1組は「いい人ランキング」といういい人を選ぶコンテストを行うことになります。木佐貫桃が第1位になり、そこからクラスの空気が変わりはじめます。小さなきっかけが、さまざまな連鎖を引き起こし、少女が追いつめられていく過程、そして、友人と妹の協力によって意外なところから、その状況を打破していく姿が、いきいきと描かれています。
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4.3世界史が、ぐっとおもしろくなる異色の歴史入門書!800ページ超の大著ながら、世界的ベストセラーとなった1493 世界を変えた大陸間の「交換」』(紀伊國屋書店刊)を、若い世代に向けて、わかりやすく、コンパクトに編みなおしたものです。1492年のコロンブスのアメリカ到達によって、世界はどう変わったのか?さまざまな思惑によって、人とモノが行き交い、世界がつながっていく様子を、ダイナミックにたどります。グローバル社会を生きる上で、知っておきたいことがたっぷりつまった1冊です。
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4.0①巻では、新興国アメリカが、市場と国際的地位を求めて海外進出し、超大国にのしあがっていくさまを、明らかにしていきます。 日本になぜ原爆が落とされたのか、また投下前後の真実が記載されており、日本人なら、読んでおきたいところです。 「何が正しいのか」を考えるとき、ものごとを多面的に見ることが必要です。 歴史に対する新しい向き合い方を提示した、これからの日米関係を考えるために必読のシリーズと言えます。
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4.612歳の男の子のアイディアで商品が大ヒット!イギリスに住む12歳のフェリックスは、お母さんにプレゼントした手作りのバースデーカードが好評だったので、カードを売ってみることにしました。オンラインショップを立ち上げると、カードはすぐに売れて、とうとう税金まで払うまでになりました。大人目線だと、子どもがお金を稼ぐということに抵抗があるようで、児童書のテーマとして使われることはほとんどないのですが、人は誰もがいずれ世間にでて自分の力で稼いでいかなくてはならないのですから、子どものころから読書によってふれる機会があってしかるべきではないでしょうか。本作は、仕事をする上での注意点が細かい部分までとてもリアルに書かれています。それから、ビジネスを成功させるには、実は家族や友だちとの関係を大切にすることが大前提であることも描かれています。 物語を楽しみながら、起業と仕事のしくみがわかってくる、異色のビジネス入門児童文学です。
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3.6私たちは、どうしたら「よき祖先」になれるのか! 私たちは皆いずれは、未来に生まれてくる人たちにとっての祖先となります。その時、未来の人たちに私たちが「よき祖先」と思ってもらえるかどうか。負の遺産を残した「悪い祖先」にならないようにするには、今、どんな行動をすればよいのかを論じた内容です。 著者はイギリスの文化思想家。「よき祖先」になるための考え方、方法、過去から現在までの活動例を紹介します。また、その問題を様々な視点から分析し、私たちに行動を起こすよう提案しています。 考え方は、長期思考を重視するということです。 日本での政治施策の例 1550年~1750年にかけて日本の森林は荒廃し、生態系も社会も崩壊する寸前でした。 国の支配者は、森を切り開いて何千もの城や神社、邸宅を建てたのです。森林が大量に伐採されたため洪水に襲われ、その結果1600年以降は大飢饉が相次ました。 これに対して、徳川家は、1760年から100年間、世界初の大規模な林業計画に着手したんです。役人は村人に報酬を払い年間10万本の苗木を植えさせました。 この結果、1度は文明衰退の道をたどった日本が19世紀後半には再び緑の国に戻ることができました。これは私たちが環境危機に対処するためにどう長期計画をたてればよいかという希望のモデルだと言えます。 出版関連の事例では、オーストリアの「人類の記憶」という企画。人類の最も重要な著書1000冊をセラミック製のタブレットに保存し100万年保存するというもの。 また、スコットランドのケイティ・パターソンは、「未来の図書館」というプロジェクトを進めています。これは、2014年から100年にわたり毎年著名な作家が新作を寄贈し、100年後印刷され、22世紀の読者に提供するというものです。 現代の人々は、基本的に目先のことに追われて、短期思考になっているので、長期思考を意識することが未来の人々のためになると語っています。 現在、「SDGs」が叫ばれていますが、正にこの本は「持続可能な開発目標」を具現化させるための方法をわかりやすく記述した書でもあります。
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4.8※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界で一番有名な日記、「アンネの日記」の「グラフィック版」です。 コミック感覚で大変読みやすく仕上がっています。 隠れ家での2年間の雑居生活、異常な環境で思春期を迎えた13歳のアンネ。 芸術家のような感受性で周囲をとらえ、それを少女とは思えない的確な自己認識で咀嚼し繊細な文章で書かれた世界的名著です。
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4.4静かな農場の納屋に住む子ブタのウイルバーとクモのシャーロット。今度のクリスマスにハムにされる子ブタを救うためにシャーロットが「奇跡」を起こす物語。児童文学の世界的ロングセラー。
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3.7※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 知っているようで意外と知らない、神社についてのあれこれをこの1冊におさめました。家族で楽しく学べる「和」の文化入門えほんです。お正月には初詣。秋には七五三。お宮参りや結婚式と、たびたびお世話になる神社ですが、見よう見まねで参拝をすませていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。本書は、正しい参拝の作法だけでなく、「なぜその動作をするのか」、その動作に込められた意味まで一歩ふみこみ、イラストでわかりやすく紹介します。少年「ゆうた」といっしょに、おじいちゃんの同級生である宮司の林さんの案内で、鳥居をくぐり、手水を取り、拝礼をしてから幣殿へと、神社の中を順番に見学していきます。林さんは、小学生にもわかるように、やさしい言葉で、神道はどのようにしてはじまったのか、また、日本の文化と神道との関わりについても、くわしく説明してくれます。ふだんは見ることのできない社務所の中も、掲載しました。神主さんや巫女さんが、どんな仕事をしているのかも、わかります。お祭りについて、知っておきたい基礎知識はもちろん、神社のさまざまな儀式、「舞」や「雅楽」など、神事芸能についても解説していますので、神道になじみのない海外の方などを案内する際にも役立つことと思います。地元の徳島県阿南市で氏子総代を務める著者ならではの、神社がぐっと身近になる日本文化入門の絵本です。
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4.5本書は、2018年度ノーベル平和賞を受賞したデニ・ムクウェゲ医師の自伝である。ノーベル平和賞では、「戦争や武力紛争の武器としての性暴力の撲滅を目指す取り組み」が評価された。ムクウェゲ医師はこの20年間、紛争が続くコンゴ東部で性暴力被害女性の支援に取り組んできた。彼が設立したコンゴの病院で治療を受けた被害女性は、4万2千人以上になる。背景には、複雑な民族・部族間の対立と鉱物資源の支配権をめぐる武装勢力の抗争があり、鉱山周辺にある村々を恐怖で制圧するために安上がりな手段として性暴力が行われているという。「コンゴでは女性への性暴力が最大な武器になっている。私の仕事は、被害にあった女性たちの身体を可能な限りもとに戻すことだ」本書は、世界を動かした医師の告発であり、性的テロ撲滅のために命をかけて闘う医師の衝撃のノンフィクションだ。プロローグの段階で、彼が命がけで被害女性の支援に取り組んでいることが伝わってくる。
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3.8コンビニなのに薄暗い。 そんなコンビニに、なにげなく入った少年イズミ。 イズミは、霊感が強く、幽霊や妖怪が見える。 そのコンビニは、幽霊や妖怪専用のコンビニだった。 イズミは、この店でバイトをすることになる。ある日、死んだばかりの美少年の幽霊が入ってきた。 美少年の名は、タカジュン。アイドル志望でダンスが得意だった。 タカジュンは、生きる希望をなくした少女と一緒にパフォーマンスを演じ、店は大変盛り上がる。そんな中、タカジュンの葬儀が行われることになり、イズミも出席することになる。 タカジュンは、自分の葬儀をながめていたところ、重大なことに気がついた … …。 面白く読めて、読者に様々な生きるヒントを感じさせる物語。
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