検索結果

  • 愛を呼ぶ指輪
    -
    クローディアは浮かない気分でサンアントニオに向かっていた。もしかしたら、頭がどうかしてしまったのかもしれない。ここ数日、見知らぬ男性の幻覚が毎日現れる。あるときは軍服姿で、またあるときは船を背景にして。わたしは、科学の教師よ。ばかげた迷信なんて信じるものですか!でも幻覚を見るようになったのは、この指輪をはめてから……。祖母は愛の魔力が宿る指輪だと言っていたが、真相は自分で見つけ出すしかない。幻覚で見た船の登録番号を頼りに、クローディアはその持ち主を訪ねた。この人だわ! 男性が現れるなり、彼女はショックで気が遠くなった。
  • 危険なマスカレード
    -
    「二週間だけ、僕と結婚しているふりをしてほしい」ずっと思い続けてきたブラッドの言葉にゾーイは唖然とした。新聞の編集長を務める彼は、架空の女性~デイジー・ローズ~の名前でコラムを執筆してきた。好評を博したそのコラムが雑誌に取材されることになり、「デイジー・ローズは僕の妻だ」と口にしてしまったのだという。彼と一緒にいられるのならどんなことだってする。だけど約束の二週間が過ぎたあと、私とブラッドはどうなるのかしら。ブラッドの頼みを受け入れる代わりに、ゾーイはある提案を口にした。本物の新婚初夜を送りたい、と。
  • 恋に酔わせて
    -
    心に大きな傷を抱え、グロリアはテキサスに帰郷した。離婚のショックが引き金となったアルコールへの依存──必死の思いでそこから立ち直り、彼女は生活も新たにジュエリーショップを立ち上げた。故郷テキサスへの移転を決めたのは、母の友人パトリック・フォーチュンの後押しがあったからだ。店の前途は明るい。高揚した気分でエレベーターに乗っていたグロリアの背後から、冷たい命令が浴びせられた。「三十階」振り返ると、ゼウス神を思わせる傲慢な男性が彼女を見据えていた。★大型ミニシリーズ『富豪一族の宿命』。フォーチュン家をめぐる新たなロマンスの幕開けです。どうぞご期待ください。★
  • 琥珀色のシャレード
    -
    最近感じる退屈と焦燥感を癒そうと、アンバー・コルトンは休暇をとり実家へ戻ってきた。そこへコルトン家の里子だったトリップが現れ、アンバーの気分はたちまちのうちに明るくなった。聞けばドクターである彼は、有名病院へ転職するために、後ろ盾を必要としているという。アンバーはときめきとともに提案した――彼女が婚約者のふりをして、後押ししてはどうかと。だがトリップは冷たく答えた。「退屈したお嬢さんの助けは必要ない」
  • 拒まれた情熱 富豪一族の伝説 VIII
    -
    ガブリエルは炎上する車を呆然と見つめた。どうやら飛び出してきた馬をよけようとして、事故を起こしたらしい。今わかっているのは自分の名前だけで、自分が何者で、どうしてここへ来たのか、まったく思い出せない。そこへ、ワイアットと名乗る保安官が駆けつけた。何も覚えていないにもかかわらず、これほど魅力的な男性に会ったのは初めてだと確信した。彼女は記憶がないことを告げるが、ワイアットはまったく信じようとせずに言い放った。「どういうことなのか、白状するんだ」。
  • 幸せが住む場所
    -
    コロラドからモンタナへ、マイアは逃げるようにしてやってきた。やっと見つけた生みの母には、捜さないでと書き置きだけ残して。あれからひと月。この山間のリゾートでは彼女の名前はマイア・スミス。マイア・ハノーヴァーという本名を、決して知られてはならない。なのに、山歩きをしていて、あのドクターに出会ってから、ここは、これからの人生を静かに考えられる場所ではなくなった。マーシャル・ケイツはもはや、単なる診療所のドクターではなく、温かい愛情で包んでくれる、大きな心の支えとなりつつあった。でも、マーシャルはマイアの素性を知ったら、きっと軽蔑するだろう。貧しい養母に背を向け、裕福な実母に走ったうえに、ひと月前、その養母を死に追いやった女など、愛してくれるはずがないから。★8月刊行の「独身貴族にさよならを」(HTP~31)に続き、『ホワイトホーン・マーヴェリック』の新たなミニシリーズ第二作をお届けします。傷心のマイアを優しく包み込む西部の力強い男の愛を、全編をおおうモンタナの美しい自然とともにお楽しみください。★
  • 白薔薇と金の瞳の幼な子
    -
    束の間の恋人と過ごした熱い二夜が、哀れな人形に命を吹きこんだ。 両親を亡くしたマチルダは育ての親のおじ夫婦を助けるため、年の離れた裕福な男性との形だけの白い結婚を受け入れた。婚約の前に旅へ出た彼女は、金色に輝く瞳のエンツォと出会って初めて恋に落ち、熱い2日間を過ごす。だが翌朝には彼の寝顔にそっと別れを告げ、泣く泣く姿を消すしかなかった。4年後、マチルダはパーティ会場に現れた大富豪をひと目見て、愕然とする。エンツォ! こんな形で彼に再会するなんて……。マチルダの傍らでは幼い息子が無心に笑い声をあげていた──エンツォとまったく同じ金色の瞳を輝かせて。 ■日本デビューを果たした期待の新作家ジャッキー・アシェンデン。感情を揺さぶる描写を大切にしつつ、キャラクターの立った登場人物や現代的な会話も挟みこむバランス感覚はさすが。本作では不動の人気のテーマ“シークレットベビー”に挑戦しています。
  • シンデレラは偽りの妻
    3.0
    偽装結婚の期限はたったの1年。親密になんてなるはずもない……。 「おまえはテオ・デ・アンジェリスと結婚することになった」突然父からそう告げられたとき、アレクサは初め冗談だと思った。実業家のテオは大金持ちなうえ、とびきりのハンサムで、つねに美女に囲まれている有名なプレイボーイだ。一方アレクサは、地味な容姿で内気な性格。恋愛経験も当然ない。父と、仇敵であるテオの父親との間でどんな取り引きがあろうと、釣り合っていないふたりの結婚なんて虚しいだけだわ。だが意に反して、初対面したテオは魅力的でアレクサは動揺する。すると彼が耳元で言った。「僕は野生の猫を手懐けるのが得意でね」 ■地味で内気で、女性らしさとはまったく無縁の26歳のアレクサは、父親の勝手な都合でプレイボーイのテオと1年限りの結婚をすることに。C・ウィリアムズが贈る、切ないシンデレラ・ストーリー!
  • プリンセスにプロポーズ 世紀のウエディング:エデンバーグ王国編 I
    -
    どんな女性とでも結婚できるわけではないんだ。特に君なんか、絶対に問題外だよ。■エデンバーグ国王ミカエルの初孫の洗礼式を控え、王家の面々は幸せそうに談笑していた。国王が自動車事故に遭ったという知らせが届くまでは。末の王女ドミニクは、事情がわかっても、父が死んだとは信じられなかった。いてもたってもいられず、事故現場を見に行くという彼女に王室の最高顧問弁護士マーカスが同行を申し出た。体調がすぐれない様子のドミニクを案じたためだが、彼女の心はときめいた。まだ少女だったころから、マーカスに憧れていたからだ。だが、そんなドミニクの気持ちは届かなかった。彼はきっぱりと言い放ったのだ。
  • 沈黙の大富豪
    -
    威圧的な男性だわ。しかもひどく不機嫌そう……。孤児院の院長職に応募したアリッサは面接官のコナー・クインを前にして、緊張に身を震わせた。施設のオーナーである彼は、盲目ながら天才発明家として巨万の富を築いた人物だ。だが開口一番、彼はアリッサを追い返そうとした。以前、モデルとして働いていたアリッサに偏見を抱いているらしい。食い下がる彼女に、コナーは冷ややかな声で告げた。「試してみよう。きっかり一カ月だけだぞ」なんて傲慢な人! かならず私の能力を証明してみせるわ。★政府の遺伝子実験で生まれ、直後に引き裂かれた天才児たちの数奇な運命を描く『闇の使徒たち』。盲目の天才発明家と孤児院育ちのヒロインに芽生えるせつないロマンスは必読です!★
  • 罪深きプレイボーイ
    -
    愛する娘を排水溝から救い出した男性を見て、ケリーは驚きを隠せなかった。ジャレッド・コルトン――かつて思いを寄せたけれど、遊び人と評判の彼とはつきあうわけにはいかないと、泣く泣くあきらめた相手だったのだ。聞けば今でも彼は一人の女性とつきあうことはないという。ケリーは距離を置こうと決意したが、ジャレッドは何かと口実を設けて、彼女を訪ねてくる。いったいどうしたらいいの?ケリーは途方にくれた。
  • ときめきは突然に
    -
    『花嫁の冒険』―グロリアは傲慢な婚約者から逃れてテキサスへやって来た。立ち寄った酒場で、彼女は偶然、隣席の男性の話を耳にする。「もう牛を売るしかないんだ。銀行は金を貸してくれない」気づくとグロリアは、そのつやと深みのある声の持ち主にとんでもない提案をした。 『胸騒ぎのオフィス』―働きながら、大学を卒業したインディ。社会でキャリアを重ね、大きな成功を収めるのが彼女の夢だ。週末の仕事先で彼女は偶然、男性の一糸まとわぬ姿を目撃する。頑丈そうな胸に、引き締まったおなか。なんてセクシーなの!驚いたことに、彼はすぐにも秘書が必要だと言うのだが……。
  • 眠れぬ夜の果て 富豪一族の宿命 III
    -
    なぜか男性とのいい出会いに恵まれないシエラ。 家庭を持つという夢が遠のきかけた矢先、 突然、捨てられた赤ん坊を預かることになる。 困り果てた彼女を支えたのは長年の親友アレックスだったが、 じつは彼も家庭に縁遠いばかりか、赤ん坊が大の苦手で……。
  • 花嫁の策略
    -
    シャイアンは母譲りの特殊な能力がある。物事を予知する“ビジョン”が見えるのだ。ある日心に浮かんだ男性の澄みきったグレーの瞳に、シャイアンは急いで映画館へと向かう。そして出てきた男性に驚いた。ジャクソン・コルトン――以前パーティで会って以来、忘れられずにいた男性だ。あのときとはまるで違う彼の暗い表情を目にして、シャイアンは悟った。運命が彼女に、ジャクソンを救うよう命じたのだと。
  • 花嫁は愛される夢を見る
    -
    今宵、花嫁は夢を見る――夫に愛される、かなわぬ夢を。 メリダが働く画廊にその夜、ニューヨーク随一の富豪、イーサン・デヴェローが現れた。美貌の彼と握手をした瞬間、彼女の体に電流が走った。しばらくして彼が立ち去っても、体の火照りは収まる気配がない。いったいどうしてしまったの?「きみにはわかっているはずだ」突然、低い声が静寂を破った。嘘! 彼は引き返してきたの? 「一緒にディナーをどうかな」彼とは住む世界が違うのに、甘いキスに我を忘れたメリダは、レストランからスイートへといざなわれ、純潔を捧げた。しかし翌日、イーサンは消え……やがてメリダは妊娠を知る。 ■一夜でとけたシンデレラの魔法。ヒーローに捨てられた悲しみも癒えぬなか、理不尽にも子供のための愛なき結婚を迫られて……。恋に臆病なヒロインとプレイボーイのロマンスが得意な大スター作家キャロル・モーティマーのファンの方に、特におすすめします!
  • 秘密の天使と愛の夢
    4.0
    無上の愛は打ち砕かれ、乙女は密かに姿を消した。 妹の夫に懇願され、セレナは2年ぶりにリムノス島を訪れた。重病のはずの妹は元気だったが、彼らの軽食堂の経営権をある有力者に奪われそうになっているので助けてほしいという。その人物とは、かつて愛したギリシア富豪アレクシスだった。愛をささやく低い声、生まれて初めて知る愛の喜び……。鮮やかによみがえる甘美な記憶を振り払いながら、セレナは勇気をかき集めてアレクシスのもとへと向かった。密かに産んだ子どもの存在を知られているとは――自分がすでに彼の罠にかかっているとは夢にも思わずに。 ■父親の卑劣な嘘によってセレナを金目当ての悪女と思い込む彼は、妹を助けたければ子どもを置いて島を去れと命じて……。引き裂かれた恋、命の芽吹き、残酷な再会――美しいギリシアの島で花開く切なくもドラマチックなシンデレラストーリーをご堪能ください。
  • 秘密を愛したホテル王
    -
    すべては演技とわかっていても、溢れる想いは止められなくて……。 イタリアからやって来るホテル王の恋人のふりをしろですって?しかも24時間、片時も彼から離れてはいけないだなんて……。上司から突然そう命じられ、刑事のリディアは動揺していた。噂では、富豪アントン・サンティーニは美麗な遊び人らしい。彼の到着を待つ間、ホテルのプールで泳いでいたリディアは、水しぶきを上げて現れた男性がアントンだと気づき、驚いた。もう“演技”を始めるの? 戸惑う彼女に甘い言葉を囁くと、アントンは巧みにキスへと導いた。陶然としながらリディアは自分を戒めた──これは仕事。愛も恋も持ちこんではだめよ。 ■キャロル・モーティマーがお好きな方にぜひともお勧めしたい、スター作家キャロル・マリネッリの意欲作! ヒーローを愛することを許されない立場と、抑えきれない熱い想いとの狭間で葛藤するヒロイン。そのせつない心情に、共感せずにはいられません。
  • 情熱のレッスン ペルセウス:運命の女たち I
    3.0
    まさか夢がかなうなんて!傭兵集団〈ペルセウス〉でアシスタントを務めるジェニーは、いつか実戦に携わることを夢見てきた。生来臆病で自信のない自分には無理だと諦めかけていたのに、誕生日プレゼントとして危険の少ない任務を与えられたのだ。だがパートナーの男性を紹介され、喜びは不安に変わる。相手は〈ペルセウス〉が抱える最高の傭兵マット・デイビスだった。小娘の子守りなどごめんだと言うに決まっている。ところが、ふだんは無愛想なマットがセクシーな笑みを向けて言った。「君にかみついたりはしないよ」混乱したジェニーは頬を染め、部屋から逃げ出した。

    試し読み

    フォロー
  • 闇に輝く虹 ペルセウス:運命の女たち II
    -
    敏腕の女性ヘリコプター・パイロットのアキバは、副指揮官ジョーとメキシコ国境でパトロールに当たる。過去の体験から男性に心を閉ざす彼女だが、二人で危険な任務を行ううちに……。

    試し読み

    フォロー
  • ボスは傲慢
    -
    男性至上主義者の父の圧力から逃れ、自分の能力を証明するために、サブリナは事件記者として必死に働いてきた。ある日新しい部長が異動してきたのを知り愕然とする。なぜ私を昇進させてくれなかったのだろう?そんな彼女の割り切れない思いなど気にも留めず、新部長のビクターは、常にサブリナを監視し、危険だからと取材することすら制限し始めた。私の能力を信用していないのね。悔しさと怒りのあまり、サブリナは一人涙にくれた。

    試し読み

    フォロー
  • 身代わり秘書の献身
    -
    私は彼の、ただの秘書。同じベッドで眠るとしても。 プレイボーイ富豪ガブリエルの秘書を務めるアビーは、スペイン出張の際に立ち寄った彼の祖母宅で立ち尽くしていた。ガブリエルの婚約者だと誤解され、同じ寝室に通されたのだ。天蓋付きの巨大なベッド、その上に置かれたふたりの荷物……。恋の炎に焼かれて破滅していった前任の秘書たちの運命を教訓に、アビーはこの2年、彼の魅力を必死に無視しつづけてきた。しかし今、冷静な秘書の仮面がはがれ落ちるのを感じながら、彼女はガブリエルの衝撃的な言葉を耳にした。「僕の婚約者を演じてくれたら、君が望むだけの報酬を払おう」 ■喜ぶ祖母の病状を気遣うガブリエルに頼み込まれ、うろたえながらも承諾したアビー。しかし、あまりにも親密な彼のしぐさに無垢な心はたやすく奪われ、罪深い喜びに身をやつして……。生真面目な田舎娘を突如襲った、激しくも切ない愛のゆくえをお見逃しなく。
  • 燃えつきるまで
    -
    ●『追憶の恋人』(ローリー・ペイジ著)ある殺人事件の捜査のため、検死官のチェルシーはモンタナ州ルーモアへ向かった。大変な事件になりそうだわ。彼女はため息をついた。ルーモア町長であるピアスは、かつての恋人なのだ。チェルシーの脳裏に八年前の熱い日々がよみがえった。 ●『謎めいた瞳』(ジェニファー・マイケルズ著)叔母を殺害されたコルビーは、事件の真相を探るため独自の調査に乗り出した。人づてに、評判の高い霊能力者テッサを紹介されたが、コルビーは半信半疑だった。魔女かなにかじゃないのか?だが目の前に華奢な美女が現れると、すべての邪念が吹き飛んだ。
  • 別れの傷跡 スキャンダラスな家族 III
    -
    七年前の誕生日の夜、わたしの心は死んだ。 ■デボラ・マクラウドは、初恋の人ディランとの恋が破れて以来故郷を離れ、傷心を抱えて暮らしてきた。兄の結婚式で久しぶりに帰郷すると、母が何者かに脅迫されていることを知る。私情を捨て警官のディランに相談を持ちかけたことがきっかけで、二人は頻繁に顔を合わせるようになった。だが、過去から完全に立ち直ったふりをするデボラに、ディランは腹を立てる。「君はもう何も感じないんだな? それなら証明してみせてくれ」彼は挑むように言うと、唇を重ねてきた。

最近チェックした本