小島剛夕 - グループ・ゼロ作品一覧

  • 春が来た(1)
    完結
    4.0
    職を失った初老の元同心・太郎兵衛と元忍者・次郎兵衛。十手一筋、隠密一筋の二人は友情で固く結ばれ、現世という“地獄”と対峙してゆく。時には、人の情、女の情にほだされながら、血の涙を流し、この生き地獄を凝視する。ほんとうの男の生きざまがここにある。小島剛夕&小池一夫の珠玉作。女好きの元同心・甘利長門こと太郎兵衛と、奥手の元忍びの者・月坂小介こと次郎兵衛のじじぃコンビが織りなす傑作人情時代劇。2002年、NHKにて太郎兵衛役=仲代達矢、次郎兵衛役=西田敏行で6回連続放映となる。 1976年~1978年「漫画アクション」(双葉社)連載。
  • 子連れ狼(1)
    完結
    4.7
    原作・小池一夫、作画・小島剛夕の黄金コンビで評判となった日本の代表的時代劇画。柳生一族の陰謀により妻を失い、遺児・大五郎と共に刺客道に生きる元・公儀介錯人にして水鴎流の達人、拝一刀の凄絶な物語。1970年9月から1976年4月まで「漫画アクション」(双葉社)に連載され、大人気となり映画やTVドラマにもなる。また、海外でも『Lone Wolf and Cub』として英語版劇画が出版されている。日本が誇る時代劇の金字塔、堂々のスタート!!収録作「子を貸し腕かしつかまつる」ほか「父なればこそ子の心 子なればこそ父の心を」「北から南 西から東」「三途の川の乳母車」「水鸚流斬馬刀」「時雨待ち」「八門遁甲の陣」「鳥に翼 獣に牙」「刺客街道」の全9話を収録。
  • 一休伝 1
    完結
    4.5
    1394年(明徳五年)元旦。後小松天皇の子が産まれた。天皇が願ってやまなかった男の子は、千菊丸と名付けられた。しかし産んだ母は南朝出身であったがために追われた身で、千菊丸は六歳にして自身の命を守るために出家せなければならなかった。周建という僧名をつけられ新たなる人生を歩み始めた千菊丸は、仏道に励み、ひたすら純粋禅を求め、真の師・謙翁宗為と出会う…。正長の一揆、応仁の乱が続く地獄の季節を生きた僧「一休」の、風狂三昧・破戒無慚の生涯を描く一大絵巻!!
  • 沖田総司 新選組の旋風
    完結
    -
    「新選組、諸事処方の第一方針は『怪しきは斬れ!』である! 隊規の厳命であるぞッ!」──沖田総司が、元・長州藩の蘭学者である深山蘭山と親しくしている。そんな情報が新選組に届いた。しかし深山は倒幕派と目されている人物。なぜ総司が倒幕派と!? 局長の芹沢らは総司を問い詰めるが……。──沖田総司の人物像を多面的に描いた必見の傑作時代劇!
  • おぼろ十忍帖
    完結
    -
    伊賀忍者には、上忍、中忍、下忍の三階級があった。下忍は上、中忍の家の手飼いとなり、平常は農耕に勤しみ、あるじの出動の際には同行して手足となる。また単独に行動を命じられる場合もあるが、これの謝礼金等はみな上忍のものとされていた。下忍のイタギはあるじである多十郎の命の支えとなり里へ戻ってきたが、下忍の宿命から、感謝もされず傷も癒やされず、手柄もすべて多十郎のもの…。多十郎の許嫁のくノ一・おぼろはそんなイタギをかばうが、そのためにかえってイタギは多十郎から凄絶な仕打ちを受けることに…。
  • 甲斐の虎 武田信玄1
    完結
    -
    若き日の信玄・晴信は、家督の譲り受けを進言し、父・信虎から疎まれる。傍若無人な信虎に反感を持つ家臣たちに担がれた晴信は叛旗を翻すが…。「俺は虎だ!」「喰うか喰われるか(前編)」の2話を収録。
  • 餓鬼の惑星
    完結
    -
    2047年、全面核戦争によって地球上は荒廃し人類がほとんど死に絶えた中で、生き残ったひとにぎりの者たち……他人や肉親の屍肉を漁るのはもはや当然、それどころか生まれてきた子供までも喰らうための食糧として備蓄する彼ら……その浅ましさは、もはや人間とは呼べないもの、人の形をしたバケモノと成り果てていた。そんな中でただひとり、汚染をまぬがれた子供たちとともに懸命に生きようとする女がいた。その名は「愛」。カニバリズム、バイオレンス、エロティシズム。圧倒的な筆力で描かれる近未来社会譚。――愛と子供たちに救いはあるのか?
  • 唇役主丞 乾いて候1
    完結
    -
    ゾッとするほどのイケメン武士。将軍家の毒味唇役(どくみくちやく)として新たに召し抱えられた男の名は腕下主丞(かいなげもんど)。将軍吉宗をなきものにと暗躍する甲賀忍群との凄絶な闘いが始まる!収録作「性は腕下(かいなげ) 名は主丞(もんど)」ほか「唇寒流 据物斬り」「抜けば たま 散る五寸の男(へ)の子」「やせても枯れても征夷大将軍」「鏡開き生命閉じ」の全5話を収録。
  • 首斬り朝(1)
    4.0
    幕臣ではなく浪人の身分のまま、御腰物奉行や町奉行の依頼を請け、刀の斬れ味や鑑定を行なう御様(ため)し御用の三代・山田朝右衛門。朝右衛門には、家督を継ぐ時に、父の命で、蔭腹を切った父の眉間をたて割りにし、初めての首打ち様(ため)しに、愛した女の首を斬り落としたという凄まじい人生があった……。
  • 愚れ者 1
    完結
    -
    この物語は、無宿渡世のなかに青春を燃焼しつくし花と散った、ある若者の記録である……。貧農の子沢山の中、生まれた嬰児を間引く親に我慢ならず、捨て台詞と共に出奔した力造。上州までたどり着き、賭場を覗くが……?滝沢解の迫力ある原作、小島剛夕のダイナミックな筆致が光る、アクション博徒ロマン活劇 !
  • ケイの凄春1
    完結
    -
    春まだ浅き北国街道。松代通りの須坂近く……。野宿していた証刑一郎こと“ケイ”は、ふとしたことで美しい大名主の娘・小夜の家の客人となった。だが、そこには小夜を力ずくで奪おうとする卑劣な武士がいた。見逃すわけにはいかん! とケイは怒りの刀を抜いた。まっすぐな青春を描いた時代巨編、堂々のスタート!
  • 孤剣の狼
    完結
    -
    大坂夏の陣も終わり、世は徳川が制するところとなったが、地方に残居する群雄たちの間では、まだ所領確保のための小競り合いは続いていた……。そんなある日、流浪の素浪人・ムサシは、仇と間違えて編笠の兵法者に斬りかかる男を見る。その兵法者こそが剣聖・宮本武蔵であった。男は武蔵からの教えにより、仇を討ち終える。その着眼点に感心するムサシは、領主の指令を盾に村人に狼藉を働く侍たちと剣を交えることに……! ムサシの往く道に待ち受けるものとは……? 小島剛夕がダイナミズム溢れる筆致で描く、剣客時代ロマン!
  • 斬奸状
    完結
    -
    斬奸状……奸者を斬るについて、その趣意をしたためた檄文である。「天に代わりて不義を討つ」を大義名分とするところから「天誅」とも称せられるこのテロ行為が、江戸の歴史を通じて幕末……文久二~三年に集中して起こったのは何故か? 天誅を繰り返し車屋として過ごしながら天誅を繰り返す清司郎。彼の目に映るはいかなる世相か……。義によって天誅を下し続ける男の生きざまを大胆な筆致で描く、幕末歴史アクション!
  • 斬殺者 1
    完結
    -
    親友「吉岡又七郎」の仇である、天下に名高い剣豪「宮本武蔵」を討つ為なら吉岡門下の主人公「無門鬼千代(むもんおにちよ)」はどんな卑劣な手段でも使う。己の欲望のままに生き、女をもいたぶる。しかし武蔵はそんな鬼千代を子供のように軽くあしらうのだったが…!?「巨人の星」の梶原一騎と「子連れ狼」の小島剛夕で描くダークヒーロー版宮本武蔵の傑作劇画ここにスタート
  • 孫悟空1
    完結
    -
    お釈迦様との約束のため、天竺まで取経の旅にでた三蔵法師・玄奘、悟空、八戒、悟浄。立ち寄った人里の村、火州・火焔村は牛魔王の女房・羅刹女の持つ芭蕉扇によって灼熱地獄と化していたが!?収録作「火州・牛魔戦争1~9」の全9話を収録。
  • 天地に夢想 1
    -
    時は戦国の世、三英雄を生み出した尾張・三河の地に、銛打ちにより鯨を捕獲する新漁法を編み出した「鯨組」があった。その名誉ある突船一番の刃刺の元に、同船を願う若き武士――いわく、その腕前を見届けたいと。漁師以外は乗せられないと断る刃刺は、仲間たちの敵、「黒おやじ」と呼ばれる巨鯨に挑み、大海に沈む。そんな中、引き戻しに来た己が父を殺める武士。それを目撃し、弟子入りを願う刃刺の倅――父を斬った者と父の仇を討たんとする者、二人旅。父の仇を討つ為、鬼になるという倅に、武士は「善き鬼」善鬼と名付ける。これが伊藤一刀斎と小野善鬼の出会いであった――。共に強さを求める二人の行脚、その道行に待つものは……? 独自の筆致で根強いファンを虜にし続けた小島剛夕と佐々木守の豪華タッグによる、歴史剣客アクション・ロマン!
  • 道中師1
    完結
    -
    劇画界の伝説コンビ、小池一夫、小島剛夕の異色傑作! 両親の仇を討つため、道中師となった男・暗九郎の生き様を描いた官能アクション時代劇。道中師【どうちゅうし】とは掏摸(スリ)、巾着切りの別称。黒元結蓮(くろもとゆいれん)と呼ばれる江戸のスリの大元締めに勝負を挑む一人の男、暗九郎。彼は、かつて凄腕の女道中師・かぶとの新子の愛弟子だった。その神業ともいえる指でスリ取ろうとするものは何か……!?1972~74年「週刊大衆」(双葉社刊)掲載。1995年DVD製作。
  • 土忍記 1
    完結
    -
    抜忍(ぬけにん)、それは忍びの世界において己の流派から脱する事である。忍びの一族は生涯、徹底的な秘密主義であり人里離れた土地で集落を形成し、外部との連絡を絶ち、内部の情報を決して外へと漏らす事を許さない。忍びに生まれた者は一生、己の流派から抜け出す事ができず、万が一、抜け出す事が出来ても常に命を狙われる事となる。本編に登場する三人はすべて抜忍である。忍びの掟は彼らの存在を決して許さず、組織の全てを駆使して抜忍を永遠に追い続けるのである。彼らの命が尽きるまで……。
  • 半蔵の門1
    -
    伊賀忍者の頭領の子・半蔵正成、後の二代目・服部半蔵は素ッ破(すっぱ=忍びの者、諜報員)として弘治三年に松平次郎三郎元信(後の徳川家康)に仕えることとなる。原作・小池一夫、作画・小島剛夕の天才コンビの戦国歴史ロマン! 戦国時代から江戸時代初期にかけて、徳川家康とその右腕となって活躍した伊賀忍者・服部半蔵(正成)の夢と野望と友情の痛快物語。1978~1984年「週刊現代」(講談社)連載。ちなみに、江戸城(現在の皇居)にある門のひとつである半蔵門は、この門を警固した服部正成・正就父子の通称「半蔵」に由来する。
  • 白虎隊 1
    完結
    -
    1860年3月3日江戸・桜田門外…薩摩藩士を含む水戸浪士17名が大老井伊直弼を暗殺。この暗殺が後に会津藩にとって悲劇の始まりになろうとは誰一人考えもしなかったであろう…。――会津藩士七百石・井上丘隅(六十才)無役ながら、子供たちに論語・会津の歴史を教え、その人柄に重役から農民まで誰もが慕っていた。そしてその中には後に飯盛山で壮烈な最期を遂げる…白虎隊二番隊の少年たちがいた…。白虎隊の壮絶な生き様を描いた作品!
  • 忘八武士道
    -
    生れついたは追われる星の下! 流れ着いたは忘八稼業! 生きては地獄、死んでは地獄!!「孝」「悌」「忠」「信」「義」「廉」「恥」の八つを忘れた外道・非情の世界。人斬り死能の鬼哭の剣に託して描きつくす黄金コンビ・小池一夫、小島剛夕の快心の傑作!!
  • 魔街道 忍法おくの細道 1
    完結
    -
    元禄二年早春。その頃江戸はすでに人口百万を数えロンドン・パリを凌ぐ世界第一の都市であった。徳川五大将軍・綱吉の戌年生まれにことよせた「生類憐れみの令」は二年前に発令されていた。柳沢吉保が将軍の補佐役側用人になったのはその前年十一月のことである。柳沢吉保は江戸町内の一人の老人を監視していた――その男とは松尾芭蕉。俳人として高名であり人徳もあったその老人の真の姿は、伊賀者の中心となる「忍び」であった! 芭蕉が旅に出ることを聞きつけた柳沢は、その真意を警戒し甲賀衆を放つが…!?
  • 宮本武蔵 1
    完結
    -
    慶長九年、京の洛外一乗寺下り松。男が一人、時が来るのを待っていた――将軍家より日本第一と認められた剣術の名門、吉岡道場において、当主である清十郎ばかりかその弟の伝七郎までが打ち倒された。このままでは吉岡の名がすたる。吉岡一門の総力を結集してかたきを討たねばならない。現当主である又七郎を御旗に、卑劣なるその男を斬り伏せるべく道場生全員が松の下に結集した。しかし…あの名作「宮本武蔵」を劇画の鉄人・小島剛夕が鬼気迫る筆致で描いた傑作!

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