住民作品一覧

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  • 領域を超えない民主主義 地方政治における競争と民意
    4.0
    1巻3,520円 (税込)
    領域を超える課題になぜ対応できないのか 地方政府は広がる都市の問題を解決できるのか。住民投票は地方の究極の民主主義なのか。日本の地方政治が抱える構造的問題を抉り出し、解決の糸口まで示唆する。サントリー学芸賞・大佛次郎論壇賞を受賞した注目の地方政治研究者による最新の論考。 【「終章」より】 地方政府を動かす基層的な政治制度の鍵は、政党という組織になると考えられる。政治家個人が有権者の支持をめぐって競争し、分裂した意思決定を生み出すのではなく、地方政府の領域という空間を超えて有権者に支持を訴え、政治家個人が辞めても組織としての決定が残る政党という存在こそが、空間と時間を超えて民意に対して責任を持ちうる。 【主要目次】 第1章 政治制度が生み出す分裂した意思決定 1 領域と結びつく地方政府 2 地方政府と領域を超える課題 3 領域への拘束をもたらす政治制度 4 政治制度の帰結 5 本書の議論と構成 第2章 都市の中心をめぐる垂直的な競争――県庁所在市の庁舎 はじめに 1 戦前の府県庁舎 2 県庁舎の位置づけの変化 3 地方自治再編期の庁舎 得られた知見 第3章 都市を縮小させる分裂した意思決定――2つの港湾都市 はじめに 1 港湾都市の発展と凋落 2 変化への対応 3 人口減少という課題 得られた知見 第4章 大都市の一体性と分節――国際比較と日本 はじめに 1 大都市への注目とその比較 2 地方政府による分節と大都市の成長 3 大都市比較のためのデータ 4 計量分析 5 比較の中の日本の大都市 得られた知見 第5章 民意をどこに求めるか――住民投票と地方議会 はじめに 1 住民投票の類型化 2 住民投票の目的 3 地方議会と住民投票の受容 4 分析 得られた知見 第6章 領域を再編する民意――平成の大合併 はじめに 1 「平成の大合併」における住民投票の位置づけ 2 住民投票の分析 得られた知見 第7章 大都市における分裂した意思決定と民意――2010年代の大阪 はじめに 1 大阪都構想の展開 2 住民投票への過程 3 静かな制度変化 4 住民投票というハードル 得られた知見 終章 分裂した意思決定の克服に向けて 本書は何を明らかにしたか 都市政治の再構築 砂原庸介(すなはら・ようすけ): 1978年大阪に生まれる。2001年東京大学教養学部卒業。2006年東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得退学。現在神戸大学大学院法学研究科教授。博士(学術)。主要著書に『地方政府の民主主義──財政資源の制約と地方政府の政策選択』(有斐閣、2011年)、『分裂と統合の日本政治──統治機構改革と政党システムの変容』(千倉書房、2017年)、『新築がお好きですか?──日本における住宅と政治』(ミネルヴァ書房、2018年)などがある。
  • 隣人の華麗な誘惑 (カラー版)〈パークアベニューにようこそII〉
    完結
    -
    マンハッタンを臨む高級アパートメント<パークアベニュー>。上流階級の住民に囲まれひとり庶民の身で留守番のアルバイトをするキャリーは悩んでいた。決まらない就職と認知症の母親、そして毎夜のトレント部隊! 隣人のプレイボーイ、トレント・タンフォードのもとを深夜訪れる美女たちは、揃いも揃って部屋を間違えキャリーの眠りを妨げるのだ。いくら彼がハンサムでお金持ちだからって、今日こそはっきり言ってやるわ! キャリーは意気込んで隣室を訪ねるが!?※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
  • 隣人の華麗な誘惑〈パークアベニューにようこそII〉
    完結
    5.0
    マンハッタンを臨む高級アパートメント<パークアベニュー>。上流階級の住民に囲まれひとり庶民の身で留守番のアルバイトをするキャリーは悩んでいた。決まらない就職と認知症の母親、そして毎夜のトレント部隊!隣人のプレイボーイ、トレント・タンフォードのもとを深夜訪れる美女たちは、揃いも揃って部屋を間違えキャリーの眠りを妨げるのだ。いくら彼がハンサムでお金持ちだからって、今日こそはっきり言ってやるわ!キャリーは意気込んで隣室を訪ねるが!?
  • 隣人の華麗な誘惑〈パークアベニューにようこそⅡ〉【分冊】 1巻
    無料あり
    -
    マンハッタンを臨む高級アパートメント<パークアベニュー>。上流階級の住民に囲まれひとり庶民の身で留守番のアルバイトをするキャリーは悩んでいた。決まらない就職と認知症の母親、そして毎夜のトレント部隊! 隣人のプレイボーイ、トレント・タンフォードのもとを深夜訪れる美女たちは、揃いも揃って部屋を間違えキャリーの眠りを妨げるのだ。いくら彼がハンサムでお金持ちだからって、今日こそはっきり言ってやるわ! キャリーは意気込んで隣室を訪ねるが!?

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  • リーマン、教祖に挑む
    4.0
    寂れた団地で急速に広がる新宗教〈ゆかり〉。大企業スザクのエリートである六三志は、自社の顧客を守るため、教団潰しを命じられた。ところが若き教祖・禅祐は、宗教を使って金儲けをたくらむ頭脳派で、六三志の告発をかわす。教団の発展か滅亡か――住民の支持を得るのはどちらか、激しい心理戦が始まった!(『もう教祖しかない!』改題)
  • ルポ池袋 アンダーワールド
    -
    魔都東京、異形の街で見た女、死、怪ーー。 SDGsと再開発の裏で起きる怪異と殺人事件。闇に集う娼婦と異常性欲者たち。ここは暗黒街か、黄泉の国かーー。 気鋭の作家ふたりが紡ぐ妖しくも猥褻なノンフィクション。 第一章 池袋の怪 心霊スポット/人斬り一族/江戸川乱歩の棲家 第二章 史上最高齢のSM女王様 異常が日常/聖水ショー/未来都市の住人/女の足の匂いを嗅ぐ 第三章 池袋の女 醜い女/首都圏連続婚活殺人事件/愛さないから愛される 第四章 変態ママと殺人事件 特殊性癖を語る場所/露出が好きな主婦だった/桶川ストーカー殺人事件/高齢化する変態たち 第五章 池袋の死 悲劇を巻き込む/四面塔の怪異/上級国民の暴走/無差別殺人/ひとりでは死ねないから 第六章 街娼は駅前に立つ 消えた立ちんぼ/SDGsの犠牲者/お掃除とフェラチオ/義父に襲われる/住民票もない 第七章 池袋の宿 ラブホテル/出会いカフェ殺人事件/売春の罪/若くない女の欲望/死にたいなら殺してあげる 第八章 埼玉県の植民地 東京の入り口/女子大生風俗嬢/東武東上線で乙女ロードへ/最低な生活/子ども部屋おじさん/ちゃんとした恋したい 第九章 池袋の疫 恐山/コロナとストリップ/売る女、買う男 第十章 東口と西口のあいだ 地下道/もう元の自分には戻れない/処女のピンサロ嬢
  • ルポ「命の選別」 誰が弱者を切り捨てるのか?
    4.2
    本書は毎日新聞のキャンペーン報道「優生社会を問う」をベースに、 担当した2人の記者が書き下ろしたものです。 旧優生保護法が改正されて四半世紀近くが過ぎましたが、 障害者への社会の理解は深まったのでしょうか? 障害者を取り巻く環境は改善されたのでしょうか? 新型出生前診断(NIPT)が拡大するのを利用した数多のクリニックの「検査ビジネス」は急成長中で、 「不安ビジネス」として社会問題化しています。 障害者施設が建設される際、いまだに周辺住民の反対運動が、最初の大きな壁となります。 そして、実の親による障害児の社会的入院、治療拒否……。 障害者入所施設・津久井やまゆり園(相模原市)での大量殺人が世間を震撼させている今日、 いまだ弱者が切り捨てられるわが国の現状を検証します。
  • ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く
    4.1
    新大久保の路地裏は 異国の路地裏へと繋がっている。 この街で暮らし、隅々まで歩き、 人々と出会うことで 浮かび上がる未来の地図。 ———————磯部涼(『ルポ川崎』著者) ◎人口の35%が外国人! この街には日本の近未来がある。 “よそもの”によって作られ、常に変貌し続ける街・新大久保。 そこで実際に暮らすことになった気鋭のノンフィクションライターが活写した、多文化都市1年間の記録。 【内容】 いま、「新大久保」が大きな注目を集めています。日本を代表するコリアンタウンとして、週末ともなれば身動きが取れないほどの人出となっています。ただ、同時に新大久保は「移民」の街、増加し続ける外国人を受け入れる日本有数の国際都市ともなってきました。この数年、新大久保ではベトナム人、ネパール人をはじめとして、東南アジア、インド周辺、中東、中国などさまざまな人が学び、働き、暮らすようになっています。 彼ら新大久保に生きる外国人は、どうしてこの国のこの街にやってきて、日々なにを思い、日本社会をどう捉え、なにを食べて、なにに喜びまた疑問に思っているのか。反対に、新大久保の日本人たちは、増加し続ける外国人をどう受け止めているのか。新大久保は、今後ますます多国籍化が進んでいく日本の、最前線であり、モデルシティであり、未来の姿といえます。 実際に新大久保に暮らすことになった著者が、新大久保の面白さや問題点、外国人たちの素顔や生活などがわかるエピソードを連ねていくことで、「カオスの街、国際都市」と呼ばれる本当の姿を描いていきます。 【内容】 ◆はじめに 僕が新大久保に引っ越した理由 ◆第1章 単なるコリアンタウンではない、多民族混在の街 ◆第2章 外国人コミュニティを支える商売人たち ◆第3章 新大久保には神さまがたくさん ◆第4章 この街に人生を賭ける外国人たち ◆第5章 外国人が暮らすための「インフラ」とはなにか ◆第6章 オールドカマーとニューカマー、ふたつの世代の韓国人たち ◆第7章 はじめて開催された4か国合同の「新大久保フェス」 ◆第8章 「よそもの」たちが紡いできた新大久保の歴史 ◆第9章 結婚もビジネスもお祈りも音楽も、なにもかもが多国籍でごちゃ混ぜ ◆第10章 外国人との軋轢、日本人住民の葛藤 ◆第11章 コロナウイルスは新大久保の姿を変えるのか ◆第12章 この街の未来を担う子供たち ◆終わりに この街はどこへ流れていくのか
  • ルポ 橋下徹
    3.0
    11月22日の「大阪W選挙」に合わせ緊急出版! 自らの政治生命をかけた「大阪都構想」が住民投票で否決され、政界から引退を表明した橋下氏。しかし彼は本当に引退するのか?この8年間に大阪のみならず全国を巻き込んだ 「橋下政治」とは何だったのか? 深層に迫る。
  • るるぶ秋田 角館 乳頭温泉郷'25
    完結
    -
    四季の絶景や地元住民に愛されるご当地グルメなど、秋田の魅力を大特集! 巻頭ではバスケの街・能代や新進気鋭の酒蔵など、気になる新情報もしっかりご紹介。 <主な特集内容> 【巻頭特集1】いち推し! 秋田 四季の絶景 ・秋田内陸縦貫鉄道田んぼアート ・角館の桜まつり ・美郷町ラベンダー園 ・なまはげ柴灯まつり ・横手のかまくら etc.. 【巻頭特集2】1泊2日モデルプラン 王道! 4つの感動コース! きらきら旅スタイル ・超王道コース(田沢湖-乳頭温泉郷-角館) ・サステナとなまはげ(秋田タウン+男鹿) ・秋田犬とバスケの聖地(大館?能代) ・田園風景(由利本荘-象潟-にかほ) 【巻頭特集3】これが満足ラインナップ!秋田名物グルメ ・しょっつる鍋 ・きりたんぽ鍋 ・比内地鶏 ・稲庭うどん etc... 【エリア特集】 ・角館桜まつり ・内町の武家屋敷巡り ・外町の蔵さんぽ ・秋田内陸縦貫鉄道 ・乳頭温泉郷 秘湯じかん ・田沢湖アクティビティ ・秋田タウンのんびりさんぽ ・爽快!男鹿ドライブ ・男鹿真山伝承館でなまはげに対面! ・男鹿水族館GAO ・鳥海山 山麓ドライブ ・白神山地のブナ林散策 ・八幡平 アスピーテラインドライブ ・大館 曲げわっぱづくり体験に挑戦! etc... 上記のほか、秋田の名物グルメ、交通ガイドなど、注目の情報満載です。 【特別付録】 秋田 ドライブ&エリアMAP + イチオシ 道の駅特集
  • Roots the hood 地域を動かすアイデアとクリエイティブ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ドローイングアンドマニュアルが培ってきた、地域ブランディング10年の記録。 数々の広告、MV、番組等を制作するクリエイティブカンパニー、ドローイングアンドマニュアル株式会社。本書では同社がこれまでに手がけてきた地方自治体との仕事とその舞台裏を紹介。一過性のバズを狙う企画ではなく、地元に根付き、地元住民と同じ目線でプロモーションについて考えるドローイングマニュアル流の地域ブランディングを10年間の実例をもとに紹介していきます。巻末特典にドローイングアンドマニュアルの企画書も。自治体関係者、観光、そこに関わるクリエイターにもおすすめの一冊です。 ●事例 東北6県 徳島県庁 石川県、金沢市 茨城県つくばみらい市 北海道白老町ほか 【著者】 DRAWING AND MANUAL(ドローイングアンドマニュアル) 1997年創立。DRAWING AND MANUAL=図画工作を活動の理念とした、映像・デザインを作り続けるクリエイティブカンパニー。広告、テレビ番組、MVといった映像クリエイティブのみならず、教育コンテンツの企画制作、美術館やギャラリーでの展覧会デザインやプランニング、インディペンデントな映像企画制作、インスタレーションやアート作品の創作など、横断的なクリエイティブを精力的に続けている。また、政府機関や公共機関、自治体へのローカルアクションやサステナブル活動に寄与する持続的なプランやクリエイティブを提案している。東京都世田谷区奥沢に本社を置きながら、石川県・徳島県・北海道にも事業所を展開。合言葉は“Good Vibration."
  • 零號琴
    4.4
    特種楽器技芸士のトロムボノクと相棒シェリュバンは惑星〈美縟〉に赴く。そこでは首都全体に配置された古の巨大楽器〈美玉鐘〉の五百年越しの竣工を記念し、全住民参加の假面劇が演じられようとしていた。上演の夜、秘曲〈零號琴〉が暴露する美縟の真実とは? 『グラン・ヴァカンス』以来、16年ぶりの第2長篇
  • 令和元年からの[地球:人類]Rescue Operation
    -
    人間が人間でなくなる!?・ 高まり、目覚め、アセンションせよ! 光のマスターから緊急警告が届きました! 令和とは、国民に光を信じさせて、実は闇で民をコントロールする偽りの光の意味です。令和では、地球や人々へのコントロールが強くなるのです。 霊的次元では、地球外生命体による人類のクローン化とそれに伴う人類の征服計画が完成に向かって進むことを象徴しているのです。 光のマスター(神々)が本書の中で全文を通してお伝えしたいことは、 1)地球外生命体のチップテクノロジーによって展開される一連の通信技術により、現在人類のクローン化が進み、このままでは多くの人類の魂が、アセンションとは真反対の、地球外生命体によるクローン人間(人間ロボット)として使用され、人間でなくなることを警告しています(これは、かつて銀河宇宙で、テクノロジーに強い闇の地球外生命体が、諸惑星において、善良な住民たちに対して行ってきたことと同じです)。 「令和」はまさにその「コントロール強化の時代の幕開け」を象徴しているものです(ある意味で、テクノロジー中心の唯物的な生き方をしていた人々の魂にとって学びを意味するかもしれませんが、それは同時に取り返しのつかない選択をすることにもなります)。 ですから、令和は、国が国民に理解させようとしているポジティブで明るい意味とは真反対なエネルギーを包み隠しているものです。 2)地球では本書にありますように、神々、光の存在は現在「救出活動」Rescue Operation に全力を尽くしています。それは、地球そのもの、地球のパラレルワールドの住人、人類、動植物、すべてに対して向けられています。「救出活動」というのは、地球の次元上昇に伴って、神々、光の存在が行う地球と人類を含む全ての地球の住民に対する一連の作業のことです。 つまり「救出活動」なくしてアセンションはあり得ないのです。

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  • 令和6年度 すぐわかる よくわかる 税制改正のポイント
    -
    長年続いたデフレ脱却・構造転換を最優先課題とし、これらに対応する税制面での取組みに加えて、人口減少、経済のグローバル化など、ステージ毎の問題解決を具現化することを目指し、令和6年度税制改正が行われました。 本書は令和6年3月30日公布の政省令の内容まで盛り込んだ税制改正の最新書籍です。「所得税・個人住民税の定額減税」「雇用者給与等支給額増加税額控除制度の改正」「交際費等の損金不算入制度の見直し・延長」など、今改正の重要ポイントを解説するとともに、改正前の規定の概要も掲載し、どこが、なぜ、どのように変わったのか、図表を豊富に用いて分かりやすく紹介しています。
  • 歴史民俗学 No.17
    -
    「非定住民」は社会の中で異視化された、マージナルな人々であった。しかし、日常生活の中で不可欠な民でもあった。人はなぜ定住よりも浮浪・漂泊を好むのか?ホームレス事情の根本を、乞食、サンカ、浮浪者といった多様な歴史民俗学的切り口から特集する。 [巻頭グラビア]乞食祭り紹介/泥棒の道具/美濃下麻生の乞食祭り(田村勇)/イカサマ行商に生きた人々《天井の無い蚊帳売》の話(勝村公)/尾張サンカの研究 8 廻遊竹細工師「オタカラシュウ」の面談・聞き書き・検証調査(飯尾恭之)/エブネ〔家船〕生活者(田村勇)/最後のサンカ面談記録(利田敏)/サンカの足跡を訪ねて(利田敏)/フロウする都市・福岡(飯嶋秀治)/幼子連れて路頭に迷う リストラホームレス/林芙美子の少女時代 両親と過ごした漂泊の日々(青木茂雄)/竹箕の招福習俗とサンカ 産子祝い習俗流布と移動生産者の相関関係を試考する(鶴田実)/太平洋戦争とコジキ(片山美洋)/浮浪者とホームレス 戦後浮浪者の生業を見る(礫川全次)/フダウリ〔廻遊宗教者の小道具〕(飯尾恭之)/中山道・大湫宿たより 自然と人との出会いの日々(深谷勇次郎)/ニセモノ師の世界 骨董商の内緒ばなし(山崎真臣)/敵機の妖術“紙の爆弾” 戦時下の世相(加藤良治)

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  • 歴史民俗学 No.21
    -
    かつてのベストセラー作家で、「八切史観」と呼ばれた独自の歴史観を展開した八切止夫。官製の歴史を廃した数々の戦国史、自ら設立した「日本シェル出版」での経営者としての側面、晩年の実証サンカ研究など、その活動は多岐に及ぶ。著作集が刊行されて、再評価の気運が高まる八切の謎に包まれた生涯と仕事を再検証する。 入門・八切史観(礫川全次)/八切止夫年譜(若狭邦男)/八切止夫サンカ論の検証 尾張サンカの研究資料としての吟味(飯尾恭之)/八切原住民史観と太田竜の「日本原住民」(青木茂雄)/父を語る 矢留楯夫(聞き手・若狭邦男)/八切止夫雑感 古書店主から見た八切止夫(中川道弘、聞き手・礫川全次+本誌編集部)/八切の徳川家康替玉説を読む(礫川全次)/八切止夫著作目録(関内孝雄)/八切止夫装幀コレクション/八切止夫の「遊女論考」に因んで(田村勇)/【覆刻掲載】「探偵小説 だるま貞女」『小説倶楽部』より/インターネットに見る八切止夫(中元宏)/【会員通信】鯨塚に何故か魅せられて(親海楽竿)/【コラム】神武天皇は石器時代人か(片山美洋)/【コラム】「マグイノリ」は実在した!(利田敏)

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  • 歴史民俗学資料叢書II 人喰いの民俗学
    -
    縄文人は人喰い人種か? モースは1877年大森貝塚を発掘し、そこに食尽の痕跡を発見した。この「衝撃」はその後の日本の人類学・考古学・歴史学の方向を決定した。ある者はモースの発見を否定し、ある者は「例外的」事例として黙殺した。そして大多数の者は縄文人を「日本人」に非ざる「先住民族」と位置づけたのである。 [解説] 『蘭学事始』と腑分/千住骨ヶ原にて/腑分の目的/山田浅右衛門の丸薬/食人の分類/モースと大森貝塚/食人の跡を示す人骨/人々の受けた衝撃/人類学に及ぼした影響/先住民族説/食人を例外的とする説/食人説の許容/寺石正路説と西南戦争/八重山列島の伝説/野口男三郎事件の真相/人体臓器取引き根絶のキャンペーン/人肉食タブーとその解除/近現代人と人肉食タブー/文明国における食人または文化としての食人 1.「支那人人肉ヲ食フノ説」神田孝平 『東京学士院会雑誌』(一八八一)より 2.「人肉ヲ食スルノ説」入沢達吉 『東京人類学会報告』(一八八七)より 3.「食人風習ニ就テ述ブ」寺石正路 『東京人類学会雑誌』(一八八八)より 4.「沖縄県八重山列嶋見聞余録」田代安定 『東京人類学会雑誌』(一八九〇)より 5.「食人風習論補遺」寺石正路 『東京人類学会雑誌』(一八九三)より 6.「常陸吹上貝塚調査報告」大野延太郎 『東京人類学会雑誌』(一八九九)より 7.「常陸吹上貝塚より発見の人類大腿骨に就て」鳥居龍蔵 『東京人類学会雑誌』(一八九九)より 8.「野口男三郎事件『予審終結決定書』」 『男三郎自筆獄中之告白』(一九〇六)より 9.「日本古る人肉食」田中香涯 『医事雑考 妖。異。変』(一九四〇)より 23.「臓器に関する薬効的迷信と犯罪」田中香涯 『医事雑考 妖。異。変』(一九四〇)より 24.「死刑囚の血染饅頭」ほか 米田祐太郎 『生活習慣北支那篇』(一九四一)より 25.「人肉食事件」関 之 『徳川・明治・大正・昭和 著名裁判録』(一九四八)より

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  • 歴史民俗学資料叢書 解説編 I 土俗とイデオロギー
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    糞尿・人喰い・乞食・刺青・生贄からみる“裏の日本民俗学”! 歴史民俗学資料叢書第1期(全5巻)の刊行が始まったのは1996年であり、第2期(全5巻)が完結したのは2004年である。足掛け8年にわたる作業を支えたのは、「アカデミズムからは好まれないし、加えてアカデミズムの体系の中にはうまく位置付けられない」人間存在の実相、本質にかかわる重要なテーマを、埋もれた論文や資料に光をあて発掘するという使命感である。第1期で取り上げた田中香涯、中山太郎、金城朝永、安田徳太郎、南方熊楠、坪井正五郎らの学者は「土俗を土俗としてその存在を認定し、観察・記録しようとする姿勢」を貫いてきた。この姿勢こそ柳田國男によって「一国民俗学」に貶められた日本民俗学の復権を担う「土俗学」の基調が、彼らに貫かれていたからである。 歴史民俗学資料叢書第1期(全5巻)の「解説」・「あとがき」を収録し、さらにその後の考察を〈補論〉として加え、巻末に叢書収録文献の総目次を収録した。叢書収録文献への足がかりとしての入門書、刊行! 【目次】 まえがき 歴史民俗学資料叢書の発刊にあたって ■ 糞尿の民俗学 解説 厠なかばに出かねたり/ホトトギスについての伝説/漱石の句の新解釈/糞尿の民俗学とは/窃盗犯の脱糞/古代インドの呪法/日本における事例/糞にまみれた老王/ミッキー安川の賭け/ヘーシオドスが記録する俗信/古代インドに見られる俗信/厠神は虚像か?/ハイヌウェレ神話と食物起源/ハイヌウェレ型神話と縄文文化/糞尿の利用法と糞尿観とのかかわり/「糞食」は存在したか あとがき 補論 ■ 人喰いの民俗学 解説 『蘭学事始』と腑分/千住骨ヶ原にて/腑分の目的/山田浅右衛門の丸薬/食人の分類/モースと大森貝塚/食人の跡を示す人骨/人々の受けた衝撃/人類学に及ぼした影響/先住民族説/食人を例外的とする説/食人説の許容/寺石正路説と西南戦争/八重山列島の伝説/野口男三郎事件の真相/人体臓器取引き根絶のキャンペーン/人肉食タブーとその解除/近現代人と人肉食タブー/文明国における食人または文化としての食人 あとがき 補論 ■ 浮浪と乞食の民俗学 解説 宮崎来城の『無銭旅行』/「無銭旅行」の心意/下村湖人の『次郎物語』/無銭旅行と「無計画の計画」/宮本常一の旅/柳田国男の切り口/モノモラヒの心意/「乞食は三日するとやめられぬ」/歓待される乞食/宗教にみる富の否定 あとがき 補論 ■ 刺青の民俗学 解説 白川静氏の文身論/加入儀礼と身体装飾/入れ墨とかかわりをもつ諸学/「いれずみ学」は成立しえないか/ベルツの入墨論/入墨=着物代用説/ベルツと安田徳太郎/和歌森太郎の批判/マサキ=南方語説 あとがき 補論 ■ 生贄と人柱の民俗学 解説【柳田、中山の確執と人柱論】 中山太郎という民俗学者/柳田国男と中山太郎の確執/柳田と中山とを比較する/中山太郎のユニークさ/師弟としての柳田・中山/『南方随筆』跋文事件/南方熊楠の度量/オナリ伝説をめぐって/なぜ中山は文献名を明示しなかったのか/なぜ柳田は着想を発展させなかったのか/日本民俗学にとっての損失 あとがき 補論 歴史民俗学資料叢書第一期全五巻 収録文献一覧 あとがき

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  • 歴史民俗学資料叢書 解説編 II 民俗とナショナリティ
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    排泄・犯罪と猟奇・男色・無法・左右からみる“人間存在の本質”! 柳田國男の創始した民俗学は「一国民俗学」を標榜してきたが、日本文化あるいは日本人の姿を正しくリアルに伝えてきたのだろうか。日本人のナショナリティ(国民性)を把握し理解するために柳田民俗学が積み重ねてきた努力は評価しなければならないが、「一国民俗学」が描く自己像にはどこか不徹底、不十分なところ、あるいは作為的な部分があり、人間存在の実相・本質には迫り得ていない面がある。叢書第2期は、糞尿と厠の民俗、日本独自の犯罪と民俗、長い歴史を持つ男色文化、悪党・極道の伝統、左尊の民俗が生む貴・賎、淨・穢の差別構造の問題を扱うことで日本人のナショナリティと深く関わる民俗文化に迫り、近隣諸国の文化と比較対照・相対化を行い民俗文化の可能性を示唆する。歴史民俗学資料叢書第2期(全5巻)の「解説」・「あとがき」を収録し、さらにその後の考察を〈補論〉として加え、巻末に叢書収録文献の総目次を収録した。 歴史民俗学資料叢書第2期(全5巻)の「解説」・「あとがき」を収録し、さらにその後の考察を〈補論〉として加え、巻末に叢書収録文献の総目次を収録した。叢書収録文献への足がかりとしての入門書、刊行! 【目次】 まえがき ■ 厠と排泄の民俗学 解説【糞尿はいつから〈汚物〉になったのか?近代ニッポン糞尿史序説】 三島由紀夫の〈汚穢屋〉願望/三島由紀夫の「出自」について/〈汚穢屋〉は賤民にあらず/昭和初年の東京における〈汚穢屋〉の実像/竹内武雄氏の「汲み取り」体験/徳富蘆花の見た「不浄取り」/都市住民の〈汚穢屋〉に対する意識/本資料集の編集方針について あとがき 補論 ■ 犯罪と猟奇の民俗学 解説【柳田國男と流血の民俗学】 柳田國男における「殺生の快楽」/『遠野物語』と三面記事/『遠野物語』における〈犯罪〉/柳田國男と〈猟奇の民俗学〉/中山太郎と犯罪民俗学/千葉徳爾と流血の民俗学 あとがき 補論 ■ 男色の民俗学 解説 【男色の沿革を略述し日本人の国民性に及ぶ】 オウムと自衛隊/明治の学校と男色の悪弊/『ヰタ・セクスアリス』と金井湛の受難/金井湛、二度目の受難/薩摩武士と男色/硬派と軟派/薩摩の郷中教育について/きだみのると「尻つき」/「レイプ容認」の風土/「ケツの穴が小さい」/その昔陰間だった老人の回想/通和散と安入散/陰間の養成法 あとがき 補論 ■ 無法と悪党の民俗学 解説篇【無法と悪党が創った国・日本】 「明治天皇は南朝の天子を殺し神器を奪った北朝の子孫」/水戸学と南朝再興の大義/喜田貞吉と「大賊・小賊」/元勲・田中光顕とコンクリート製の寝室/志士・田中光顕と血盟団事件/ダレル・ベリガンのヤクザ研究/ベリガンの批判的視点と分析的視点/長谷川昇の画期的博徒論/網野善彦の壮大な「無縁」論  あとがき 補論 ■ 左右の民俗学 解説【「左右」から見える日本文化のルーツ】 左前とは何か/なぜ左前はいけないのか/左前と「逆さごと」/「逆さごと」と左右/常識としての右尊左卑/神事における左尊右卑/右尊・左尊どちらが基礎的か/左=聖・右=俗という視点/左の両義性/左右と日本の固有文化 あとがき 補論 歴史民俗学資料叢書第二期全五巻 収録文献一覧 あとがき

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  • 歴史民俗学資料叢書 第二期 I 厠と排泄の民俗学
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    読書趣味と学問道楽と猟奇癖! 糞尿の〈呪力〉と〈汚穢性〉にみる近代日本人の糞尿観とは? 三島由紀夫の『仮面の告白』によれば、主人公の「私」は、五歳の時に道で〈汚穢屋・おわいや〉(糞尿汲取人)に出遭い、「汚穢屋になりたい」という憧れを抱いたという。三島由紀夫の出自の秘密にかかわる汚穢屋に対する過剰な思い入れは、汚穢屋に〈賤民性〉を見出す大正期以降の近代都市住民の誤解や偏見の反映であるとはいえ、糞尿の〈呪力〉に対する日本人固有の情念と憧憬に根差していたといえるのである。 近代日本における糞尿利用の変遷と近代日本人の糞尿観の変化に焦点を当てつつ、糞尿をめぐる日本人の心意を解読し、基層文化の深層に迫る資料集。 宮武外骨「小便考」、田中香涯「糞と尿」、井上一之「日本便所考」他、埋もれた資料や閲覧しにくい26の文献を収録、注釈も付した読みやすい全文新組み版。 『週刊朝日』で高橋源一郎氏、好評!!! 目次 ●解説篇 糞尿はいつから〈汚物〉になったのか?近代ニッポン糞尿史序説(礫川全次) ・三島由紀夫の〈汚穢屋〉願望/三島由紀夫の「出自」について/〈汚穢屋〉は賤民にあらず/昭和初年の東京における〈汚穢屋〉の実像/竹内武雄氏の「汲み取り」体験/徳富蘆花の見た「不浄取り」/都市住民の〈汚穢屋〉に対する意識/本資料集の編集方針について ●資料篇 凡例 ●「古糞鑑弁之記」大原栗(一八一二) 『下肥』(一九一四)より ●「阿房陀羅経(下肥の注意)」堀之内片田舎生 『新潟県農事報』(一九〇六)より ●「小便考」宮武外骨 『滑稽新聞』(一九〇八)より ●「下肥」中尾節蔵 『修正実用肥料学』(一九〇八)より ●「糞と米とは何れが尊き乎」矢崎亥八 『日本農業雑誌』(一九〇九)より ●「人糞尿又下肥」佐々田源十 『最新実用肥料学』(一九一〇)より ●「日本の糞と西洋の糞」岩村透 『ニコニコ』(一九一一)より ●「支那の厠神」吉田巌 『人類学雑誌』(一九一四)より ●「名古屋市に於ける屎尿市営方法」燕佐久太 『下肥』(一九一四)より ●「人糞尿の話」古市末雄 『軍隊農事講習講演集 ?第二輯』(一九一五)より ●「迷信としての犯罪者の脱糞」寺田精一 『変態心理』(一九一八)より ●「糞便ノ成分」(他)及能謙一 『糞便学』(一八一八)より ●『内務省実験所考案改良便所』内務省衛生局 (一九二七) ●「内務省式改良便所」相澤時正 『便所の設計及改良法』(一九二九)より ●「便所はどうすればよいか」高野六郎 『都市問題』(一九三〇)より ●「岡山地方農家の便所」今村勝彦 『旅と伝説』(一九三三)より ●「アカゴノセツチンマヘリ」(他)中山太郎 『日本民俗学辞典』(一九三三)より ●「糞と尿」(他)田中香涯 『史実の種々相』(一九三六)より ●「日本便所考」井上一之 『近世便所考』(一九三七)より ●「東洋便所風景」田辺泰 『近世便所考』(一九三七)より ●「本邦衛生工業の発達」(抄)須賀藤五郎 『近世便所考』(一九三七)より ●「城口式大正便所」高橋彦次郎 『近世便所考』(一九三七)より ●「汲取便所」(抄)高野六郎 『便所の進化』(一九四一)より ●「犯人の肉体的痕跡」矢崎憲正・中村治郎 『犯罪証拠』(一九四七)より ●「しようべん考」(他)滝川政次郎 『別嬪と美人』(一九五六)より ●「旧十五区市営前の屎尿処分の実態」黒川義雄 ?『東京都における屎尿処理の変遷』(一九六一)より

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  • レジリエンスとは何か―何があっても折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる
    3.4
    1巻1,496円 (税込)
    レジリエンスとは「しなやかな強さ」と訳します。 強い風にも重い雪にも、ぽきっと折れることなく、しなってまた元の姿に戻る竹のように、「何かあってもまた立ち直れる力」のことです。 いまの日本はこの「レジリエンス力」がとても弱くなっていると著者は言います。たとえば、効率やコストを重視するあまり、資材の調達先を一社に絞った結果、3・11のような大きな震災の場合、企業は立ちゆかなくなってしまう。 同じように効率重視で行われているのは企業経営だけにとどまらず、教育、子育て、地域社会、環境でも垣間見ることができます。 しかし、世界では、このレジリエンスの研究が進んでおり、上記のような様々な面でレジリエンスへの取り組みが積極的に行われています。 世界のレジリエンス研究家とともにレジリエンスの研究を深め、啓発活動を行ってきた著者が、レジリエンスがかつてないほど必要となっている日本と日本人にレジリエンスの考え方と取り組み方を世界の実例を交えながら解説します。 【主な内容】 序章 レジリエンスとは何か 第1部 レジリエンスの基礎を知る 第1章 生態系のレジリエンス 第2章 折れないこころをつくる~レジリエンスの心理学   第2部 折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる 第3章 折れない子どもをはぐくむ学校~レジリエンスを高める教育 第4章 折れない子どもを育てる~家庭で高めるレジリエンス 第5章 温暖化にも折れない暮らしをつくる 第6章 災害にも折れない暮らし・地域をつくる 第7章 折れない自治体や都市をつくる 第8章 住民の力で、何があっても折れない地域をつくる 第3部 自分と家族のレジリエンスを高めるには 第9章 折れない人生・折れない暮らしをつくる
  • 連続殺人鬼カエル男
    値引きあり
    4.3
    1~2巻528~825円 (税込)
    マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに……。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の正体とは?どんでん返しにつぐどんでん返し。最後の一行まで目が離せない。
  • レンタルタマちゃん
    4.7
    朽ちる町。変化はやってくる。 日々寄せられる住民の不満に疲弊する町役場の役人・矢澤は、 癒やしを求めて「ねこレンタル」を利用することにした。 サービスに来たのは猫耳しっぽをつけた人間の“タマ”だった。 人間とわかっているのに、タマと過ごす時間は 矢澤にとってかけがえのないものになっていく。 なぜ傷だらけの身体で、なぜこの仕事をしているのか? 本当のタマのことは何も知らなくて…… 愛しいと、最期に思える存在。あなたにはありますか? 【カバー下(2P)を巻末に収録配信!!】
  • 路地裏第一区 ―ムライ作品集―
    完結
    4.0
    居場所を見失い、路地裏に迷い込んだ少年。そこには、見た事のない世界が広がっていた。不思議な住民達に誘われるように、奥へ奥へと進む少年…その先で彼を誘惑するのは? 月刊IKKI新人賞・イキマンから、鳥や蝶、昆虫、植物などを緻密なタッチで描きつつ、叙情的な物語を紡いでゆく新たな才能が登場。イキマン受賞作や同人誌掲載作品、未発表作品を一挙収録した、著者初の作品集。『土星マンション』の岩岡ヒサエ氏推薦!
  • ロンドンの政治史 : 議会・政党は何をしてきたのか?
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    1巻2,750円 (税込)
    大都市ロンドンは、いつの時代も中央政府と対等に対峙してきたといわれるが、マグナ・カルタ調印から、現在の「大ロンドン都」廃止と「大ロンドン市」創設までの「ロンドン」を巡る住民・議会・政党の果たしてきた役割などを幅広く解説。 1888年に「ロンドン県」として政治・行政体制を確立したロンドンは、さらに行政権限の獲得に併せて市街地も拡大。その中で、県から独立する「特別市」への昇格運動が活発化し、このロンドン再編問題は、戦後、「大ロンドン都」の創設(1965年)で決着した。ところが、サッチャー保守党政権は経済再生の一環として自治体への補助金抑制を打ち出し、労働党が主導する大ロンドン都と全面対決。そこでサッチャー政権はその廃止を打ち出し、結局、1986年に大ロンドン都は廃止、市づくりの作成権限などが中央政府に吸い上げられ、その他の権限は32ロンドン区の権限とされた。しかし、1997年にブレア党首率いる労働党が政権に復活すると、ロンドン改革を住民投票にかけ、新たな「大ロンドン市」を復活させるとともに、イギリスでは初の市長公選も導入。こうして誕生した人口800万を抱える大ロンドン市だが、職員は600人だけ。というのも、同市は、市長が人事・予算権を握り、警察・交通・経済開発・消防の実際の行政サービスを展開する中央管理機能に特化した自治体だからだという。 「議会制民主主義」とは何かを著者は問う。今、地方自治体・議会関係者必読の書。

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  • ローマ帝国の崩壊:文明が終わるということ
    3.5
    史学・考古学双方の研究を駆使して描く実態 ローマ帝国は衰亡したのか、独自の価値をもつ「古代末期」という新しいポジティヴな時代と捉えなおすべきなのか。本書は長年のこの議論をわかりやすく解説しつつ、「ゲルマン民族が侵入してきたとき、経済や社会に何が起き、人びとの暮らしはどう変化したのか」を、文献史料や陶器・家畜の骨・建築物(の跡)などを使い、史学・考古学双方の研究を駆使して描き出している。 ローマ帝国はさまざまな方法で経済的発展を促進し、税収による莫大な金銭を再分配した。ライン川とドナウ川に沿って駐屯していた職業的な軍が五世紀に崩壊すると、給料を得ていた何万もの兵士たちの購買力も失われ、彼らの装備を製作していたイタリア北部の工場も姿を消した。また皇帝たちは自身のために、交易を円滑にするインフラを維持したが、実際には貨幣は徴税官よりも商人や一般市民の手に渡るほうがはるかに多く、道路を旅するのも、軍より荷馬車と駄獣のほうがずっと頻繁だった。帝国の終焉とともに、これらへの設備投資は劇的に減少した。結果、地域の農業・工業の専門分化や作物・工芸品の換金が困難になると、住民はより生産性の低いシステムへの回帰を強いられ、人口は減少していく。 ローマ帝国の洗練された生産・流通システムがひとたび崩壊してしまうと、地域によっては先史時代の水準にまで後退し、回復には数世紀を要したという事実は、かなり衝撃的である。英国ペンクラブのヘッセル=ティルトマン歴史賞受賞。
  • Y.M.G.A. 暴動有資格者
    4.0
    1巻1,799円 (税込)
    20XX年。グローバリズムが進行し、日本国内では地下に治外法権の社会が広がっていた。地下住民の少女リオは仲間たちと革命を試みる──。究極の格差社会の中、懸命に生きる若者たちの友情、淡い恋情を描く、超エンターテインメント青春群像活劇。
  • ワイルドマウンテン 1
    完結
    4.3
    ▼prologue▼第1話/男はとっても寂しいもの▼第2話/すばらしい日々▼第3話/チャイルド・オブ・ザ・ユニヴァース▼第4話/イエスタデイズ・ヒーロー▼第5話/アイ・ソー・ザ・ライト▼第6話/パレード▼第7話/ハヴィング・ア・パーティー▼第8話/雨を見くびるな▼第9話/不滅の男▼GINZO GAKUDAN MONOGATARI●主な登場人物/菅菅彦(元・地球防衛軍隊長。最近退職してワイルドマウンテン町の町長に)●あらすじ/中野区内に、ひときわ高くそびえる大きな山。そこに「ワイルドマウンテン町」は存在する。ここの町長・菅彦は、最近まで地球防衛軍隊長を務めていて、この日は当時の部下・小柳くんが退職金を持ってきてくれた。目の前に積まれた札束はなんと2000万円。その金額に、菅彦は改めて失ったポストの大きさを再認識する(第1話)。●本巻の特徴/店といえばジューススタンド、家を建てる立地は急斜面。エリート隊長職を捨て、10世帯そこそこの町(?)の町長に収まったワケあり男の、のどかでヘンテコな日々が描かれる。●その他の登場人物/小柳くん(地球防衛軍隊員。菅の元部下。率直な性格)、本田くん(地球防衛軍軍用車。歩くし話す)、本厚木(地球防衛軍隊長代理。菅とは防衛大学時代からのライバル)、淵野辺さん(ワイルドマウンテン町住民。銀造が心の支え)、銀造(淵野辺さんの孫。この町唯一の子ども)、神保さん夫妻(ワイルドマウンテン町住民。奥さんは美人)
  • わかった!得した!マンション管理 疑問・トラブル解決ガイド ―実例250選 Q&Aで学ぶ管理組合のための問題解決ブック―
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    「話を聞くことが増えてきた民泊。どんな注意が必要?」 「住民の高齢化による孤独死や認知症にはどう対応すべき?」 「理事会で決定できること、総会で決めないといけないことは?」 「この費用は、居住者が負担すべき?組合が負担すべき?」 「管理会社やマンション管理士を選ぶポイントは?」 マンションは多くの人にとって一生の買い物ですが、買っただけで終わりではなく、管理が必要です。しかも、様々な考えを持つ方々で管理していくため、トラブルや悩みは尽きません。本書は、実際に寄せられたマンション管理についての250の質問への回答をまとめたものです。 今さら聞けない基本的な質問から、法律に関わる専門的な悩みまで、マンション管理士として10年以上の経験を持つ著者が、一つひとつ丁寧にアドバイスします。 マンション管理に携わる方には、日々のトラブルや問題解決のヒントを。 マンションに居住されている方には、マンション管理に関わる疑問の解消を。 マンション購入を検討されている方には、マンション選びの新たな視点を。 マンションに関わる多くの方々の疑問・トラブル解決に役立つ一冊です。 ※本書は、マンション管理特化型Q&Aサイト「みんなの管理組合.com」に寄せられた疑問・質問に、マンション管理士である著者が専門的な立場と組合員・住民としての立場からアドバイスした回答をまとめたものです。

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  • わが故郷アントゥリ―西表・網取村の民俗と古謡―
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    沖縄県発・おきなわ文庫シリーズ第7弾。 タイトルにある『アントゥリ』とは沖縄県西表島の網取集落のこと。網取は昭和46年の夏に廃村となった。一時は200人もの住民がいた自然豊かな村でした。険しい地形と自然のままの山林に囲まれて、他の集落へ行くにも、自分の田畑へ行くにも舟を使うようなところであった。300有余年の歴史をもつ網取村。村建て以来、いかにして祖先が生活を営み、村を支えてきたのか、お年寄りの方々から聞かされた村の歩みと行事を中心にして、神事、地名、伝説などを僅かながらも盛り込んだ1冊が電子書籍として復刊。 本書の著者は網取集落出身でこの廃村となった網取村を今一度掘り起し、力の及ぶ限り書き綴り、子孫への贈り物にしたいと思いと願った山田武男氏(1986年の初版出版直前に急逝。)著者が亡くなってから10年後の1996年秋、網取の港からほど近い場所に、生前著者が書き遺した言葉が刻まれた、「あんとぅりの碑」が建てられた。そこにはこう記されている『網取村は西表島の最南端に三百余年の歩みを残した。耕地や交通の不便と人頭税の重圧に耐えて村人は父祖の築いた繁栄を守ってきた。しかし、政治の貧困による経済の行きづまりと医療、教育の不備を始めとする孤島苦がつのり、ついに昭和四十六年七月十四日に全員離村を余儀なくされた。ここに私たちは全体の祖先の霊を祀り、四散した村人のよりどころとするためこの碑を建てる。』みんなの力で網取に村の記念碑を建てたい、せめて記録にとどめたいという思いが実現されたのである。 「沖縄が日本に復帰する直前の1971年、西表島西南部にある小さなムラが長い歴史を閉じ廃村となった。そのムラ網取で、かつて人びとはどのように生活し、いかに歴史を伝えてきたのだろうか。忘却の彼方に流されようとしている網取りの姿を、本書は愛情をこめて克明に描いている。一つの、この民俗誌を手にした時、私たちは、沖縄が変動の過程で失ってしまったものの大きさをあらためて痛感せざるをえない。(1986年当時の作品紹介文より)。」
  • ワケありシェアハウス 妖怪つき あなたのお悩み、解決します!【電子限定特典付き】
    3.0
    会社員・櫟井明が九年ぶりに実家に戻ると、そこには【シェアハウス イチイ】の看板が掲げられていた。大家なのに不在の両親、あるはずなのに見つからない亡姉の部屋、若すぎる管理人、個性派揃いの住人たち。奇妙過ぎるシェアハウスに、姉の忘れ形見の甥・秋雲英まで住むことになるが、秋雲英は「この家には妖怪がいる」と言って怯えている。放っておけずに櫟井もシェアハウスで暮らすが、おかしな住民や秋雲英と係わるうちに、忘れていた大切な人や過去と向き合うことになり――。◆電子限定特典:渡海奈穂先生書き下ろし短編『永遠の花盛り』を収録♪◆
  • 理由あり物件 【単話売】
    完結
    -
    立地よし、価格もお手頃、優良物件の中古マンションを買って引っ越してきた私達。 管理組合の奥さんたちも親切で…と喜んでいた矢先、超ゴーマン主婦たちの恐ろしい住民粛清を見てしまい!?
  • わけいっても、わけいっても、インド
    値引きあり
    5.0
    1巻880円 (税込)
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 インドの奥地に住む先住民の美しいアート、ミティラー画を求めてずんずんずんずん旅する蔵前仁一のインド奥地紀行
  • 私はご近所運のない女
    完結
    -
    つくづくご近所運がなく、何度引っ越しても隣人とのトラブルに悩まされていた、とある主婦。そんな主婦がご近所で生きていくために選んだ結論とは!? 近隣住民とのトラブルや家庭内でのトラブルなど、身近なトラブルを描いた短編集。
  • わたしはツマミをあきらめない!(1)
    完結
    4.4
    カモメ大学に通う五十鈴は、お酒が大好きな女子大学生。 夜な夜な隣の部屋に住む日向さんや、同じアパートの住民達と飲み会をしているが、彼女たちの"ツマミ"はちょっとだけ特殊なようで……?
  • わたしは「ひとり新聞社」――岩手県大槌町で生き、考え、伝える
    5.0
    《そうだ、大槌だけの新聞をつくろう!》 町民の、町民による、町民のための小さな「大槌新聞」10年の奮闘記 ---------------------- 自分が生まれ育った町に何の関心も持たず、文章もろくに書いたことがない引っ込み思案な「わたし」。 震災を機に踏み出した、町と自身の再生への道のり……。 被災地復興の光と影、真のメディアとジャーナリズムのあり方を忖度なくあぶり出した、自伝的ノンフィクション。 ---------------------- 「町のため」と思って創刊しましたが、結局は「自分のため」でした。 子どもがいない私にとって、大槌新聞の1号1号が子どもです。 好きでやっている。それでいいんだと思いました。(「おわりに」より) ---------------------- 【目次】 ■はじめに 第1章……生きる意義を見失っていた震災前 ■私が生まれ育った町、大槌 ■大病続きの人生 第2章……大槌町の新聞を作りたい ■津波が襲った日 ■素人が「大槌新聞」を創刊  第3章……地域メディアミックスに挑む ■人口1万人の町だからこそ  ■選挙で状況が一変する  第4章……中断された震災検証 ■調査不足だった初回の検証  ■二度目の検証をしたけれど  ■記録誌は「検証」ではない  ■誇れる民間のアーカイブ  第5章……解体された大槌町旧役場庁舎 ■保存から一転、解体へ  ■解体に熟慮を求めた住民  ■訴訟にまで発展した末に  第6章……本当の復興はこれから  ■課題はいろいろ  ・縮むまちづくり  ・官民連携の難しさ  ・地域情報はコミュニティの基礎 ■地方自治の現実と可能性 ・町役場で相次ぐ不祥事  ・議会好きだからこそ言いたい  ■復興とは何なのか   ・税金の無駄にならないために  ・古くて新しい、お祭りの力 第7章……創造的メディアをめざして ■大槌新聞とマスコミとの違い  ■いつか絶対良くなる  ■おわりに
  • ワルツを踊ろう
    3.5
    容疑者は村人全員! ? 20年ぶりに帰郷した了衛を迎えたのは、閉鎖的な村人たちの好奇の目だった。 愛するワルツの名曲〈美しく青きドナウ〉を通じ、荒廃した村を立て直そうとするが……。 雄大な調べがもたらすのは、天啓か、厄災か⁉ 著者史上最狂・最悪のどんでん返しミステリ! 「まっさらで読めば、滝川野菜のところで おりょ?と騙されます。 あーラッキーだなー自分。最高に楽しんじゃいました。」 新井見枝香(三省堂書店) ●あらすじ 金も仕事も住処も失った“元エリート”溝端了衛が帰った故郷は、7世帯9人の限界集落に成り果てていた。 携帯の電波は圏外。住民は曲者ぞろい。地域に溶け込もうと奮闘する了衛の身辺で、不審な出来事が起こりはじめ……。

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