フローライト作品一覧

  • かつて救った異世界は 引退勇者、契約社員として王子様と世界を救います
    4.5
    OLの美咲は、ある日帰宅しようと会社を出たところで「姫様!」と、自分を呼んでいるらしい声を聞く。その声の主は、美咲が10年前、異世界に転生して勇者となり、魔王の手から救ってやった王国の仲間、アルフレッドだった。彼がニホンを訪ねてきた目的は、異世界の王国エルディアスと美咲の務めている商社との業務提携を進めること。思いがけない再会に、美咲の胸は熱くなる。それは、エルディアスの王太子・ローラントへの秘めた思いがあったからだ。エルディアスとニホンを頻繁に行き来することになった美咲は、ある陰謀の匂いを嗅ぎつけるのだが…。愛しい男のため、10年ぶりに勇者として立ち上がる美咲の愛と戦いのファンタジー。
  • 田舎暮らしは怪異にご注意 わけあり隣人のまかないさん始めました
    完結
    4.4
    26歳の望月いづみはグルメライター。フリーランスに転向し、田舎の一軒家で新生活をスタートさせた矢先、隣人の日本画家・秦野隆信の家で骨董品の文箱にとり憑いていた“念”に憑依されてしまう。隆信は本業とは別に、骨董にとり憑いた念を浄化するという特殊な仕事をしていて、文箱は依頼品として持ち込まれたものだった。いづみは念の正体がはっきりするまで、家事がまったくできない隆信の頼みで毎日彼の夕飯を作ることに。やがて念の力はいづみに影響を与えはじめて……。むさ苦しい日本画家×傷心のグルメライターコンビが、骨董品に秘められた哀しい過去に迫る!
  • 妖狐に嫁入り
    3.0
    外界から隔てられひっそりと育てられた少女・露里。突然彼女は、自分が妖狐の血を受け継ぎ、遥か昔に人と妖孤が交わした盟約により『妖狐の里』に嫁ぐ運命にあると知らされる。不安を胸に妖狐の里に輿入りした露里は、夫となる次期里長(さとおさ)・蒼真との対面に胸をときめかすが、婚礼の儀式で異変が起こり結婚は見合わせに。人間を嫌悪する里の妖狐たちの不満が爆発してしまう。少しずつ蒼真と心を通わせていく露里だったが、二人の婚礼を巡る騒動の裏で里に危機を及ぼす不穏な影が動きはじめる――。恋あり、アクションありのファンタジーライトノベル。※投稿コミニュティサイト「メクる」掲載作品を電子書籍化しました。
  • 工作研究部の推理ノート 七不思議を探せ
    -
    大学一回生の塚原鈴音は、毎年大学祭でキャンパス全体を使って行われるスタンプラリーの担当となった。学内の七不思議巡りを提案したものの、いざ調べてみると不思議は五つしか出てこない。そこで、先輩に紹介された雑学に詳しいという二回生の平坂を訪ね、六つ目の不思議の情報を得るが、やはり一つ足りない。あきらめきれない鈴音は、子どもの頃に一度だけ会った「憧れのお兄ちゃん」を彷彿とさせるイケメンの平坂と、彼が所属するクラフト系サークル「工作研究部」の個性的なメンバーたちの助けを得て、かつて七つ目の不思議があったことを突き止めたのだが…。大学の七不思議を巡る、恋愛ミステリー。
  • あの夏のタイムトラベル また君に会いたい
    -
    時間旅行、往復25万8千円(税込・宿泊料別途)――25歳のOL春架は、ある日ふらりと立ち寄った旅行代理店でどんな過去にも行ける「時間旅行」を勧められる。騙されていると思いつつも興味を抑えきれずに契約することに決め、本当に1923年8月の東京・銀座へ出発した春架。しかし到着早々荷物を全部盗まれてしまう。そのとき助けてくれたアキラ少年との出会いをきっかけに思いもよらない旅が始まり、アキラや居候先である水木医院の兄妹とかけがえのない時間を過ごすことに。やがて9月1日を迎え、事態は大きく変化して……。過去と現在がつながったとき、春架の前に現れたのは? 時空を超える感動の物語。
  • 明日の君に逢いにゆく~天国のひとつまえ~
    -
    「あなたは今、生と死の狭間にいるのですよ」。クリスマスイブに交通事故に遭った女子高生の吉野は、気が付くと白い綿菓子のようなものが浮かぶ奇妙な空間にいた。彼女はそこで、顔がモヤに隠れた不思議な男性たちに出会う。シセイチョウ(=死整庁)の職員を名乗る彼らは、「今日中に誰かを幸せにすれば、生き返ることができる」と言うのだが――。偶然出会った青年を幸せにしようと女子高生が奔走する『聖夜の贈り物』。介護士の綾香が母親に捨てられた少女の記憶の世界を巡る『紫陽花の少女』。十年前の学校にタイムスリップした高校二年生のあき奈。そこで出会った少年とあき奈の不思議なつながりを描く『学園祭は眠らない』、ほか四編。温かな涙が止まらない! 読むと心が元気になる連作小説集。
  • 哀しき海に人魚の赤き血が滲み
    -
    人魚の肉を食べた娘が八百年生きたという八百比丘尼(やおびくに)伝説が残る鱗谷地区。鱗谷には、代々若い娘がベク(=八百比丘尼)になるという古い因習があった。母の跡を継いで次代の“ベク”になることが決まっている鈴花は、ある想いを胸に、かつて母が通っていた高校に入学する。高校でのいくつかの出会いが、彼女の運命を変えていく。人の心の醜さがもたらす惨劇と、愛が生み出した奇跡を描いたホラーファンタジー。ネットで発表され、話題を呼んだ『Beku ‐君の影を‐』を改題の上、改稿。

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