都筑道夫 - 光文社文庫作品一覧

  • 悪意銀行〈ユーモア篇〉
    3.7
    近藤庸三と土方(ひじかた)利夫、ふたりが顔を合わせるところ悪事あり。土方が設立した悪意銀行もそのひとつ。この銀行、悪意に満ちたアイディアを預かり、それを活用したい人は、現金と引換えに融資を受けることができる。そこへ、地方都市の現市長暗殺プランを求める融資希望者が現れた! 名コンビが繰り広げる大騒動。(悪意銀行)笑いを満載、落語もあり!
  • 暗殺教程~都筑道夫コレクション〈アクション篇〉~
    5.0
    謀略反乱結社タイガーの野望を阻止しようとする、国際警察秘密ラインのトップ・エージェント、J3こと吹雪俊介を襲う危機また危機。奇想天外な攻防の舞台は、カジノ、スキー場から香港、マカオへ。「暗殺教程」007を日本に初めて紹介した都筑道夫の生んだ伝説のヒーロー、“スパイキャッチャーJ3”が、大長篇、漫画、TVシナリオを通じて、いま蘇る!
  • 朱漆(うるし)の壁に血がしたたる
    -
    逮捕された!? 殺人容疑!? 相棒・直次郎は、受話器の向こうで、助けを求めている。直次郎は、ある推理作家の依頼で、30年前の殺人事件を調べに能登(のと)に飛んだのだった。相変わらず、腰の重い太郎も、第二、第三の殺人事件が発生するに及んで、しぶしぶ能登へ。ご存じ、太郎・直次郎のコンビが、不合理な謎に論理で挑む傑作本格推理。
  • 絵の消えた額
    3.5
    かくれんぼで鬼から身体を隠していたら、いつの間にか消えてしまった子。恋人の声がして、目を凝らすと、別れた女房の顔がある。友人の危篤で駈け付けると、何もなく、首を傾げて帰宅したら、心臓発作の報が届く。ページをめくるごとに文章の妖しさに囚われていく。著者自ら名付けて、ふしぎ小説。掲載の12編は240冊の作品群から著者が厳選した、その神髄である。(『ミッドナイト・ギャラリー』改題)
  • 女泣川ものがたり(全)
    4.5
    江戸は天保末期、深川を東西に流れる小名木川のほとりには、春をひさぐ女が多くあった。彼女たちにとって、川は哀しみの涙をあつめて流れる“女泣川”だった。旗本の左文字小弥太は、苦界で懸命に生きる売女たちの姿に胸をうたれ、屋敷を飛び出し、用心棒を買って出た。竹光だが、斬れ味鋭い“べらぼう村正”を振るって難事に挑む酔狂な剣客の活躍を描いた連作集!
  • 女を逃すな~都筑道夫コレクション〈初期作品集〉~
    4.5
    ある夜、島村雄作がうたた寝中、泥坊が入った。なにも盗られた様子はないが、見知らぬ女性用ライターとヘア・ピンが落ちていた。それを発見したのが帰宅した妻の美枝子だったため夫婦の間には険悪な空気が……。その翌日、怪しげな二人組の男が押し入り、妻は人質に取られてしまう。(女を逃すな) ほかに、長篇推理「やぶにらみの時計」など初期の傑作を収録する。
  • からくり砂絵 あやかし砂絵~なめくじ長屋捕物さわぎ(二)~
    4.2
    神田の貧乏長屋に巣食う、砂絵師のセンセーとおかしな仲間たちが、江戸市中で起きた怪事件の謎を解く人気の捕物帳シリーズ。「花見の仇討」「粗忽長屋」といった古典落語の推理小説化を試みた秀作を収めた『からくり砂絵』と、暗号解読、人間消失、動機探しなどの本格推理のエッセンスを満載した『あやかし砂絵』、シリーズ初期のトリッキーな傑作2冊を合本。
  • きまぐれ砂絵 かげろう砂絵~なめくじ長屋捕物さわぎ(三)~
    3.8
    「長屋の花見」「舟徳」「野ざらし」と落語に材をとった作品で構成した、さながら“都筑寄席”ともいえる『きまぐれ砂絵』、水に浸すと花開く酒中花、南蛮渡来の燈籠、かいやぐらの太刀など、珍奇な風物を巧みに織り込んだ、江戸情緒溢れる『かげろう砂絵』の2冊を合本。砂絵書きのセンセーを中心に貧乏長屋のおかしな連中が繰り広げる人気捕物帳シリーズ第3弾!きまぐれ砂絵かげろう砂絵
  • グロテスクな夜景
    5.0
    「宅配幽霊」「わたくし雨」「会社消失」「円盤銀座」「鏡よ鏡」……と、ふしぎな国の幻燈館に入ったように鮮やかなショート・ショートが52点。あなたの眼を奪い、いつの間にか恐怖の世界へ誘い込む。題して『五十二枚の幻燈たね板』。ほかの5編の恐怖短編小説を加えて面白さを倍増した。都筑道夫ファンには手放せない秀作怪談集。
  • 最長不倒距離
    3.5
    スキー場をかねた温泉宿からの「幽霊をまた出してくれ」との珍妙な依頼に、物部(もののべ)太郎が相棒・片岡直次郎と赴くと……。野天風呂で女性が裸のまま殺される騒ぎのなか、殺されたはずの女性からの電話!? 密室での新たな殺人事件、不可解なダイイングメッセージ……。『七十五羽の烏』に続き、太郎・直次郎の名コンビが活躍する、謎と論理のエンタテインメント。
  • さかしま砂絵 うそつき砂絵~なめくじ長屋捕物さわぎ(六)~
    4.0
    半世紀を超える長い創作活動の中で、推理小説史に残る多くの傑作を発表してきた著者・都筑道夫のライフワーク、「なめくじ長屋捕物さわぎ」。その最後の単行本『さかしま砂絵』と、シリーズ無念の幕引きとなった「百物語」「二百年の仇討」の2作に加え、初文庫化を含む珠玉の時代ミステリー9編を収めた『うそつき砂絵』を合本。人気捕物帳シリーズ、これにてお仕舞い!
  • 殺人現場へ二十八歩
    3.0
    28階のホテル『ハイライズ下町』が国際通りに華ばなしくオープンした。ロビーは従来と同じで、人間模様の縮図となった。掏摸も忍び込み、コールガールも現れる。果たせるかな開業早々、奇妙な事件が発生! ホテル専属探偵こと田辺素直元刑事の名推理が冴え、事件ごとに読者の期待を高めていく。浅草風俗も活写した名作!
  • 三重露出~都筑道夫コレクション〈パロディ篇〉~
    4.5
    滝口正雄が翻訳しているのは、“ニンジュツ”修行に励む外国人ヒーローや秘術を繰り出す“くノ一”軍団が登場する日本を舞台にしたスパイ小説。訳し進めていくと、2年前に変死した女友達の名前が現れた。原著者は事件の真相を知っているのでは? 不審を感じた滝口は再調査に乗り出すが……。(三重露出) ほかに「半七もどき」などパロディの傑作短篇を併録する。
  • 七十五羽の烏
    5.0
    旧家に起こった殺人事件は、千年も前に怨(うら)みを残して死んだ姫君の祟(たた)り!? 登場するのはまったくやる気のない探偵、ものぐさ、いや物部太郎(もののべたろう)――。作者は文中で(見出しも含めて)、ひとつも嘘をつきません。そして事件解決の手がかりは、すべて読者の前に明示されます。鬼才が精巧に練り上げ、フェアプレーの精神で読者へ挑戦する本格推理ファン必読の傑作!
  • 七十五羽の烏~都筑道夫コレクション〈本格推理篇〉~
    4.0
    平将門の娘・瀧夜叉姫の祟りで伯父が殺されます――まったく働く気のない心霊探偵・物部太郎のもとへ依頼人が来た。実際殺人事件が発生し、なんの因果か、難事件に巻き込まれてしまう。立ち塞がるいくつもの謎。名コンビ・片岡直次郎を助手に、太郎はその真相を推理する。(七十五羽の烏) 「なめくじ長屋捕物さわぎ」新作2編など本格短篇とエッセイも収録した、傑作セレクション。
  • 証拠写真が三十四枚
    -
    ここに展示された三十四枚の証拠写真は、いずれも重大事件のもので、一冊の本として、公開されるのは、今回がはじめてである。恐怖にみちた狂気の事件、しみじみとした市井の事件、笑いにみちたわが家の事件、みんなが知らない未来の事件、短編の名手ツヅキが撮ったショッキング・フォトを、あなたは見ずにいられるか。
  • 世紀末鬼談
    -
    だれも見たことのない世紀末の地図です。そこでは、夜ふけの自動販売機が、あなたに反逆し、商店街の迷子が数分間で、おとなの死体になります。いっそうの恐怖に、目のくらむ結果もあれば、明快な解決に、ほっとする結末もあります。絶妙な話術の12編。
  • 西洋骨牌(かるた)探偵術
    3.0
    鍬形修二はカード占いを生業とする。死んだ兄の書斎のなかにアメリカ製のタロット・カードと英文の解説書があったので、独学で〃にわか占い師〃をはじめることになったのだ。これが面白いほど当たる。客の相談事次第では、つい親身になって、私立探偵に早変わり……。ミステリーの名手が卓抜な着想を駆使し、読者を堪能させる!
  • 前後不覚殺人事件
    3.0
    自動車修理工場あとで、高校生が殺された! 死体は背中を刺されているのに、現場には凶器がない。おまけに、奇妙奇天烈、矛盾にみちた四重密室の中なのだ!? いまどき、ディクスン・カーなんてはやらない。熱血猛進探偵タミイは、主役の紅子以上に〃密室〃に興奮している。絶好調、滝沢紅子シリーズ第三弾。
  • 探偵は眠らない 新装版~ホテル・ディック・シリーズ~
    -
    国内外の観光客で賑わう浅草に聳える高層ホテル。その警備室に、不審な男から“殺人予告”の電話があった。悪戯とは思えないが、被害者も犯行動機も判らない。数時間おきにかかってくる予告電話だけが唯一の手がかりだった。応対する田辺は元警視庁刑事で、住み込み警備員として勤務していた。見えざる犯人との息詰まる30時間の攻防を描く傑作ハードボイルド!
  • 探偵は眠らない~都筑道夫コレクション〈ハードボイルド篇〉~
    4.0
    東京浅草の高層ホテル『ハイライズ下町』。午後6時5分、警備室に最初の殺人予告の電話が入った。宿泊客の一人を殺すという。どうやら本気のようだ。刑事上がりの夜間警備責任者・田辺素直は、アメリカ流のホテル専属探偵さながらに、独自に捜査に乗り出す。息詰まる30時間の始まりだった。(探偵は眠らない) ほかに「西連寺剛」シリーズなど名作も併録した傑作セレクション。
  • 血のスープ~都筑道夫コレクション〈怪談篇〉~
    4.0
    ハワイ。小野寺慶吉は女装のホモセクシャル、ケイの誘いに応じた。事後、慶吉の太腿に残った二つの噛み痕が前兆だった。日本に戻った慶吉のもとへ、ケイから指令が届く。“食事の用意を、若い健康な日本人を”不可思議なケイの力に操られ、慶吉は生贄を探すが……。謎の存在、ケイの正体は? 吸血鬼を超えるホラー!(血のスープ) ほかに傑作怪談短篇を多数併録。
  • ちみどろ砂絵 くらやみ砂絵~なめくじ長屋捕物さわぎ(一)~
    4.3
    江戸は神田の橋本町、貧乏長屋に住まう砂絵かきのセンセーを始めとしたおかしな面々が、わずかな礼金めあてに、奇妙奇天烈な謎を解く異色の捕物帳シリーズ! 四季折々の江戸の風物を織り込み、大胆かつ巧緻な構成で展開する探偵噺は、時代小説のみならず本格ミステリーファンをも夢中にした傑作揃い。その名作が装いも新たに、ボリューム満点の二冊合本で刊行。
  • デスマスク展示会
    3.0
    トラベル・ライター雪崩連太郎、初登場。その「たわけた神」「幽霊塔」は、取材先での妖しく、怪異な体験で読者を魅了する。また「お年玉殺人事件」はコーコこと、おなじみの滝沢紅子が大活躍。さらに「手のひらの夜」「環魂記」などの六編は、いずれも苦く、恐ろしく、ノスタルジックな余韻を残す会心作ばかり。この一冊は都筑ワールドを知る貴重な展示会だ。
  • ときめき砂絵 いなずま砂絵~なめくじ長屋捕物さわぎ(五)~
    4.0
    神田の貧乏長屋にすむ砂絵かきのセンセーを始めとした大道芸人たちは、雨や雪の日は商売に出られず、長屋にこもって、なめくじみたいに寝ころんでいる。そんなおかしな面々が、市中で起きた奇々怪々の事件を解決する人気の捕物帳シリーズ。本格推理に江戸風俗を巧みに織り込んだ著者円熟期の筆捌きが堪能できる『ときめき砂絵』と『いなずま砂絵』の2冊を合本!
  • 翔び去りしものの伝説~都筑道夫コレクション〈SF篇〉~
    5.0
    非業の死を遂げた八剣巷二が蘇ったのは、王位継承をめぐって魔法使いが権勢をふるい、美女・妖婦、無敵の剣士らが入り乱れる地球外王国。王子にすり替わったウエラこと八剣には、しかし秘められた使命があった。ミステリーの鬼才が、華麗なイマジネーションを駆使する異世界ファンタジー。(翔び去りしものの伝説) ほかに未完長篇「地球強奪計画」などを収録。
  • 髑髏島殺人事件
    3.0
    鬼才・都筑道夫が自信満々でおくる本格的な長編パズル小説。名うてのシェフが、古今東西の、ミステリィの謎を材料にブラック・ジョークで味付けして、グルメに差し出す豪華なフルコースといってもいい。話は呪われた推理小説をめぐる連続殺人事件に紅子と青年探偵団が、軽妙・脱線・逆転・恐怖と波乱に富んだ大活躍を――。著者15年(当時)ぶりの記念すべき書下ろし作品である。
  • 南部殺し唄
    3.0
    御無沙汰いたしました。滝沢紅子でございます。わたしと友人の春江さん、岩手県の遠野を旅していま盛岡にいるんです。父の用事も兼ねて、物見遊山にやって来たのに、座敷わらしが出るっていう旧家の土蔵で、お婆さんが消えてしまったり、殺人事件が起こったりで、もう大変! でも犯人は私たちが探り当てなくっちゃ……。
  • 猫の舌に釘をうて〈青春篇〉
    4.0
    “私はこの事件の犯人であり、探偵であり、被害者……”一人三役というアクロバティックな設定が、主人公の手記を通して、変奏されながら明らかになっていく華麗なる本格推理。同時に、この作品は、青春の傷(いた)みをせつなく感じさせる恋愛小説としての魅力も併(あわ)せ持つ(「猫の舌に釘をうて」)。ほかに、郷愁を誘う幻の珠玉短篇集『哀愁新宿円舞曲』を完全収録。
  • 秘密箱からくり箱
    -
    首のない男と女が激しくからみあったり、マンションのエレベーターが化けものだったり、死んだはずの女につきまとわれたり……。また見知らぬ婦人から預かった、奇妙な人形がまきおこす、多感な少年が体験した異常な世界。いずれも夢か幻か、はたまた妄想の産物か。凝った趣向と絶妙な話術で、あなたを虜にする恐怖小説集。
  • ベッド・ディテクティヴ
    3.0
    吉原のソープランド「仮面舞踏会」で働くシルビアの特技は、なじみの客や同僚が持ち込む難問、事件を見事に解決すること。きょうも、評判を聞きつけた客から相談が。妻がいつの間にか双子の妹と入れ替わっているのではないかというのだ。安楽椅子探偵(アームチェアディテクティヴ)ならぬベッドの中で推理するソープ嬢――奇才の自在な発想が生み出した異色作!(『泡姫シルビアの探偵あそび』改題)
  • 毎日が13日の金曜日
    4.0
    浅草に28階のホテル『ハイライズ下町』が開業して、早くも一年。ホテル専属探偵(ディック)こと田辺素直元刑事の仕事も板についてきた。だが彼は子供の扱いは苦手。というのに19階の女性客が、「7歳の息子が消えてしまった!」とわめきだして……。高層ホテルを舞台に次々と起こる怪事件。そのたびに勘が冴えるオムニバス・ノベル。
  • 魔海風雲録~都筑道夫コレクション〈時代篇〉~
    5.0
    豊臣から徳川への歴史の転換期――。木曽の山中では、山大名・紅面夜叉の隠し財産をめぐり陰謀が渦巻いていた。そのありかを記すとされる魔鏡の争奪戦。手から手へ渡るたび人々の運命を翻弄し、その果て、魔鏡は南の大海原、奴隷船の上に流れ着いたが……。(魔海風雲録) ほか、傑作時代短篇「西郷星」及び「善亭武升なぞ解き控」を合わせた3篇を収録。
  • まだ死んでいる
    3.0
    メゾン多摩由良五階の空室に死体が転がっている。不動産屋と客が知らせに駆けつけるあいだに、なんと死体が消えていた。目の錯覚か。そうではない。死体は地下の駐車場で見つかった(!?)。以後、あちこちから死体が現れて、また消える。この奇妙な事件に滝沢紅子と青年探偵団が挑戦! 著者が死体消失の仕掛け(トリック)で読者を魅了。
  • まぼろし砂絵 おもしろ砂絵~なめくじ長屋捕物さわぎ(四)~
    4.0
    砂絵師のセンセーと貧乏長屋の大道芸人たちが、智恵を武器に幻術使いと対決する「熊坂長範」、押上村のお化け騒動を描いた「ばけもの寺」など怪奇趣味にあふれた作品を収めた『まぼろし砂絵』、二月の初午、夏の夜の麦湯みせの様子など、江戸の風俗描写に精細をきわめた作品が並ぶ『おもしろ砂絵』。シリーズ最盛期の2冊が楽しめる異色の捕物帳第4弾!
  • 目撃者は月
    3.0
    ひどく酔っていた私は、ビルの谷間で見知らぬ男ともみあっていた。相手を突き倒し、落ちた免許証入れをひろって顔を上げると、きれいな三日月が。翌日、免許証入れを取り違えていたことに気づいた私は、夜のニュースであの男が殺されたことを知った……(「目撃者は月」)。なにげない日常に忍び寄る殺人の影。名手が巧みに紡ぎ出した傑作短編集!
  • 死体置場(モルグ)の舞踏会~西連寺剛の事件簿~
    -
    妻の依頼で不倫中の夫を尾行していた私立探偵・西連寺剛は、当の夫・桑原にあっけなく見破られて面食らう。そればかりか愛人のマンションに同行を求められ、その愛人は殺されていた。しかもそれは、妻であるはずの依頼人だった!(「砂時計」)。西連寺は、男と女の事件の真相をクールに浮き彫りにしていく……。ミステリーの名手の傑作探偵小説、ここに復活!

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