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2018年に100回大会を迎えた夏の甲子園。その100回の歴史の中で、数々の名勝負、名選手、そして名監督が生まれてきた。そんな長い歴史を誇る甲子園において、誰よりも多く勝利を収めている監督が、智辯和歌山高校・高嶋仁監督(現・名誉監督)である。智辯学園、智辯和歌山を率い、春夏の甲子園出場38回、通算勝利68勝はいずれも歴代最多。古希を迎えてもなおグラウンドに立ち続けていたが、2018年夏を最後に惜しまれつつ勇退。それに至るまでの様々な葛藤や心の揺れ、「平成の王者」と言わしめた隆盛時代、翳りが見え始めた中での謹慎、それでも貫き通した信念――。本人へのインタビューを中心に、教え子、対戦監督、故郷、家族……総勢50名以上の関係者が知られざる真実を語る。この10年誰よりも高嶋を追い、本人からの信頼も厚い著者・谷上史朗が綴る渾身のノンフィクション作品。
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F1ハースチームの現役チーフエンジニア、小松礼雄が語るF1のすべて。2021シーズン、久しぶりの日本人ドライバー角田裕毅のフル参戦、ホンダF1ラストイヤーなど話題に事欠かないF1が10倍楽しくなる、F1観戦のバイブル。
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F1って理解すればするほど面白くなるスポーツだと思うんです。逆に、あまり予備知識なしで観ていると「ただグルグルずっと走っていて、なにが面白いんだろう」となってしまうかもしれません。
バイクやラリーみたいに、観た瞬間、明らかに「すごい!」とわかるインパクトがないのも、問題だと思います。
でも、考えてみてください。雨の日に前のクルマの水しぶきでなにも見えない状況で、時速300㎞以上でアクセルを踏み続けているのが、どんなに非日常的なことなのか!!
「まえがき」より一部抜粋
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とF1エンジニアが語るF1の魅力を写真と図解でやさしく解説する。F1とはどんなマシンで争われるモータースポーツなのかに始まり、F1マシンのパワーを路面に伝えるタイヤの役割。空力や車高、ブレーキ、サスペンションなどマシンのセッティング、データの解析とドライバーからのフィードバックの生かし方、レースに向けたレースウイークのスケジューリング、ワンストップなのかツーストップなのか、レースを戦う戦略の立て方など、F1ファンもこれまで知らなかったデータや数字からF1の現場を体感できる。もちろん、これからF1を楽しみたい人にも十分理解できる内容になっている。F1を語るならぜひ読んでおきたい1冊といえる。
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15歳にして親元を離れ、不慣れな土地で奮闘し、やっとの思いで甲子園に出場したのに、なぜか批判されてしまう……。そんな野球留学生を、もっと応援したくなる!覚悟を決めて地元を離れ、甲子園を目指す野球留学生たち。強豪校ゆえの激しいポジション争いや、慣れない土地での寮生活に悪戦苦闘しながら過ごす日々。郷土を思う一部の過度なファンから、気持ちよく応援してもらえないこともあるが、そんな地域文化とも向き合いながら、やがて人間としても成長していく……。『野球部あるある』『下剋上球児』で高校球児をハートフルに描いてきた菊地高弘氏が、野球留学生の奮闘の日々を、愛情を込めてお届けする青春物語。イラストは、自身も元高校球児で、『ドラフトキング』が好評連載中の漫画家・クロマツテツロウ氏。
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ありがとう!HONDA
1991年のアイルトン・セナ以来、30年ぶりにF1チャンピオンを獲得したホンダF1、熱き戦いの物語。
2021年シーズンでF1撤退を決定していたホンダだが、
最終戦アブダビGPのファイナルラップで、
レッドブル・ホンダを駆るマックス・フェルスタッペンがメルセデスのルイス・ハミルトンを逆転し、
劇的な勝利を挙げ、歓喜のF1チャンピオン獲得。
しかし、F1に復帰してからの7年間はまさに茨の道だった。
マクラーレンとのコラボでF1に復帰するも、なかなかパワーユニットの性能は上がらず、
3シーズン目にはマクラーレンのドライバー、フェルナンド・アロンソから
「こんなエンジン、いますぐゴミ箱へ捨てたほうがいい」とまで言われてしまう。
そこから、マクラーレンとの5年契約を解消し、
トロロッソと組み、翌年にはレッドブルとの共闘も始まり、
2019年オーストリアGPで復帰後初優勝を飾る。
その間に、開発体制もオールホンダによる開発へ。
だが、一方でF1撤退も決定し、F1ラストイヤーの2021年シーズンへと突入。
レッドブル・ホンダは勝利を積み重ねるが、メルセデスF1の追撃にあい……、
苦節7年の戦いはいよいよクライマックスへーー。
見事にチャンピオンを獲得したホンダF1に寄せられた数々のメッセージに思わず胸が熱くなる。
コロナ禍でありがながら、2021シーズン全戦現場で取材したF1ジャーナリスト尾張正博が、
ホンダF1の戦いの舞台裏を克明に描いた珠玉の一冊。
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甲子園を奪われた球児たちは何を思い、高校野球を終えたのか――
「甲子園のなかった世代」へ贈る、監督からのラストメッセージ
未来へ向かう彼等に、そしてコロナ禍で戦うすべての人へ届けたい最大級のエール
2020年、新型コロナウイルスの影響により、史上初めて春夏の甲子園が中止となった。
最大の目標を失い悲しみに暮れた球児たちだが、
各都道府県で開催された独自大会や、8月に甲子園で開催されたセンバツ代替試合など、
代わりに用意された舞台で前向きに、そして懸命に戦った。
そんな彼らを一番近くで見てきた全国43校の監督が「手紙」をしたためた。
未曾有の体験をした球児たちが、未来への一歩を踏み出すために贈るラストメッセージ。
トータルテンボス・藤田憲右氏大絶賛!
「ハンパねぇ!!マジ泣ける!!この先何度も読み返したくなる手紙。」
掲載校・監督一覧(敬称略)
■北海道・東北
札幌大谷・船尾隆広
盛岡大附・関口清治
仙台育英・須江航
仙台一・千葉厚
学法石川・佐々木順一朗
■関東
明秀日立・金沢成奉
前橋育英・荒井直樹
浦和学院・森士
昌平・黒坂洋介
八千代松陰・兼屋辰吾
小山台・福嶋正信
開成・青木秀憲
日大三・小倉全由
慶應義塾・森林貴彦
横浜隼人・水谷哲也
県相模原・佐相眞澄
川和・伊豆原真人
市ケ尾・菅澤悠
■東海・北信越
静岡・栗林俊輔
中京大中京・高橋源一郎
西尾東・寺澤康明
県岐阜商・鍛治舍巧
星稜・林和成
敦賀気比・東哲平
■近畿
近江・多賀章仁
乙訓・市川靖久
履正社・岡田龍生
香里丘・岡田泰典
報徳学園・大角健二
東播磨・福村順一
天理・中村良二
市和歌山・半田真一
■中国・四国
おかやま山陽・堤尚彦
岡山県共生・森下雄一
広陵・中井哲之
米子東・紙本庸由
聖カタリナ・越智良平
高知商・上田修身
■九州・沖縄
福岡大大濠・八木啓伸
創成館・稙田龍生
明豊・川崎絢平
大分商・渡邉正雄
沖縄尚学・比嘉公也
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球団ワーストの「96敗」――。2017年の東京ヤクルトスワローズに何があったのか!?負けても負けても神宮に通い続けた著者が綴るどん底シーズンに見た「希望の光」とは――。野球ファンに大人気!「文春野球コラム」待望の書籍化!「文春野球コラム ペナントレース2017」初代セ・リーグ首位打者に輝いた長谷川晶一氏のヤクルト連載に、「後日談」や「今の思い」を大幅加筆!さらに本書限定の書き下ろしコラムや、「宮本慎也」「石川雅規」「真中満」「伊藤智仁」以上4名の超豪華ロングインタューも収録!追体験で見えてくる「96敗」の真実と、新たなる「希望」2018年もヤクルトから目が離せない!
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節目の100回大会を迎える高校野球。全国一の激戦区・神奈川の勢力図はどう変わっていくのか――? 本書は、神奈川の頂点、そして日本一を目指して戦う、14名の熱き監督たちの物語である。ライバルとしてしのぎを削りながらも、監督同士のつながりが強いが神奈川の特徴。互いに尊敬し、その力を認め、切磋琢磨しているからこそ、熱い戦いが繰り広げられる。“高校野球熱”は全国屈指。指導者、選手、そして応援の力によって、神奈川独特のエネルギーが生み出されている。そんな戦国・神奈川で、覇権を争う監督たちの戦いに迫った――。
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1993年、あの松井秀喜を抑えて新人王に輝いた元ヤクルトスワローズ伝説の投手・伊藤智仁。名捕手・古田敦也に「直角に曲がる」と言わしめ、名将・野村克也でさえも「私が見た中でナンバーワン」と感嘆した“高速スライダー”を武器に、プロ野球界を席巻した。そんな鮮烈デビューを果たした伊藤だが、その後はたび重なる故障に見舞われ、長期離脱を余儀なくされる。過酷なリハビリに打ち克ち、一度はカムバックを果たしたものの、伊藤の右腕は再び悲鳴を上げる・・・。その後も復活をめざし懸命なリハビリを続けたが、とうとう神宮のマウンドに戻ることはできず、03年に現役引退。世間からは「悲運のエース」と呼ばれた。しかし、伊藤智仁は「悲運」ではなかった―。三十数時間に及ぶ伊藤智仁本人へのロングインタビューを軸に、野村克也、古田敦也、岡林洋一、石井一久、館山昌平、米野智人、松谷秀幸、由規、篠塚和典、立浪和義ら当時のチームメイトや対戦相手、さらにはアマチュア時代の恩師や家族など、総勢20名以上の関係者が今まで明かされることのなかった真実を語る。今もなお、野球ファンの心に深く刻まれている伊藤智仁。その半生を、93年のデビュー戦から17年の「最後の一日」までを見届けた作家の長谷川晶一が書き下ろす、渾身のノンフィクション作品。
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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
【伝説の投手・伊藤智仁の半生がマンガで読める!】今もなお、多くの野球ファンの心に深く刻み込まれている、元ヤクルトスワローズ伝説の投手・伊藤智仁。その半生を綴ったノンフィクション書籍『幸運な男――伊藤智仁 悲運のエースの幸福な人生』(長谷川晶一著/インプレス)を原案として、三度の飯より野球好き、むしろ三度の飯も球場で食べたい!という野球愛あふれるマンガ家・渡辺保裕氏が作画を担当したWeb連載がついにコミックになって登場!伊藤智仁はなぜ多くの野球ファンに鮮烈な印象を残したか――。知られざるエピソードを全10話でリアルに描きます。さらに、コミック限定のオリジナルストーリーや、「伊藤智仁×渡辺保裕×長谷川晶一」の豪華鼎談も掲載!
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96敗からの大逆襲――。どん底の昨シーズンから一転、再起を果たした東京ヤクルトスワローズに何が起こったのか!?「神宮の定点観測者」と呼ばれる著者が見届けた、ヤクルトの新たな夜明けとは!?野球ファンに大人気! 「文春野球コラム」書籍化!
「文春野球コラム ペナントレース2018」で日本一に輝いた「チーム・ヤクルト」の連載に、「後日談」や「今の思い」を大幅加筆!
監督の長谷川晶一を中心に、メンバーの真中満、伊藤智仁、松嵜麗のコラムはもちろんのこと、代打として登場した今浪隆博、つば九郎のコラムもたっぷり収録しています。さらに本書限定の書き下ろしコラムや、「小川淳司」「宮本慎也」「青木宣親」「原樹理」以上4名の超豪華ロングインタビューも読み応え抜群です!96敗からの見事な「再起」を追体験。さらなる躍進を期待せずにはいられない!
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日本プロ野球史上最高遊撃手の呼び声が高い坂本勇人。
2021年シーズンで現役15年目を数える。2019年には、メジャー行きを封印して「生涯巨人」を宣言。2021年東京五輪では、実質キャプテン・リーダーとして金メダルをもたらす活躍を見せた。
本書は、坂本のチームを引っ張るリーダー論、スター性、カリスマ性、勝者のメンタリティ、そして15年間のプロ野球人生を徹底分析。レジェンド級の実績や功績に加え、ここ一番の勝負強さをもつ「巨人軍・坂本勇人」を余すところなく語り尽くす。
初の坂本勇人キャリア本。『巨人軍解体新書』著者による、巨人軍シリーズ待望の第2弾。
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水泳というとテレビで見る水泳をイメージしますが、それは“競泳”(競う泳ぎです。
私たちが求める“水泳”は楽しくできること。
楽しく泳ぎたいのであれば、“競泳”を習うことは非効率なのです。
“水泳”は少しコーチの話をきいて、水で遊んでいるうちに泳げるようになります。
そもそも人は水の中から生まれてきたのだから泳げるのは当たり前で、運動神経なんていりません!
楽に楽しく泳ぐ方法を教えます。
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2018、19年の連覇を含め通算3度の日本一を誇る「多賀少年野球クラブ」を
野球愛あふれるトータルテンボス・藤田憲右が徹底解剖!
「世界一楽しく、世界一強く」を掲げ、練習も試合もとにかく楽しそう。でも超強い!
「楽しい」と「強い」を両立するには? 令和の時代に子どもを集め続けるには?
そんな悩みを解決する答えが満載!
多賀少年野球クラブおよび辻正人監督の取り組みについて全6章で構成。
学童球児の保護者でもある藤田氏の疑問・質問に辻監督が答える対談形式で読みやすい!
理解が深まるよう、練習メニューや指導法の紹介部分には、写真や動画用QRコードも掲載。
チームマネジメント・子どもへの接し方の参考にもなるほか、
指導者・保護者のリアルなお悩み相談コーナーも用意しています。
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記念すべき第100回大会を迎えた夏の高校野球。全国の伝統校・実力校の監督が描く、高校野球の未来とは――。大正、昭和、平成と、3つの元号とともに歴史を重ねてきた高校野球。時代が変われば、人の価値観も、社会が求める人間像も、高校生の気質も変わる。それに伴い、監督の指導方法も変わっていく。かつては、「トップダウン」「スパルタ」「理不尽」が当たり前の世界だったが、近年は「自立」「ボトムアップ」「主体性」「対話」という言葉がキーワードに挙がるようになった。時代が変わっても、変わらずに大切にすべきこともあれば、時代の変化に応じて、変えていかなければならないものもある。「不易流行」という考えもあれば、「温故知新」という考えもある。本書に登場するのは、甲子園の歴史を築いてきた伝統校、そして新しい歴史を創ろうとしている強豪校の監督たち。高校野球の「過去」と「今」を知る監督たちは、「これから」に向かってどのような道を歩んでいくのか。それぞれの想いに迫った――。
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今も語り継がれる世紀の名勝負
総勢50名の証言で紐解く史上最高の日本シリーズ
1992年、93年と2年間にわたって激闘が繰り広げられた
西武ライオンズとヤクルトスワローズの日本シリーズ。
現役時代は互いに名捕手として鳴らし、監督としても名采配を振るっていた
西武・森祇晶監督とヤクルト・野村克也監督が、
「キツネとタヌキの化かし合い」と称される息詰まる頭脳戦を展開した。
また、西武には石毛宏典、辻発彦、秋山幸二、清原和博、工藤公康、渡辺久信、
ヤクルトには古田敦也、池山隆寛、広沢克己、飯田哲也、川崎憲次郎、高津臣吾らが揃い、
球界最高峰の対決を見せた。
野村克也氏の生前の証言も収載し、森vs野村の究極の頭脳戦に迫る。
プロ野球史に燦然と輝く2年間の激闘を、四半世紀の時を経て、
総勢50名の当事者たちの証言で振り返るノンフィクション。
目次
序章:決戦前日「キツネ」と「タヌキ」の化かし合い
【第一部 1992年――始まりの秋】
第一章 王者と挑戦者
第二章 激戦の幕開け――10月17日 第一戦
第三章 王者の風格――10月18~22日 第二戦、三戦、四戦
第四章 弱者の兵法――10月23~25日 第五戦、六戦
第五章 詰むや、詰まざるや――10月26日 第七戦
【第二部 1993年――再びの秋】
第六章 それは、「わずか一勝」の差なのか?
第七章 成熟のとき――10月23~24日 第一戦、二戦
第八章 野村の洞察、森の戦慄――10月26~27日 第三戦、四戦
第九章 王者の底力――10月28~31日 第五戦、六戦
第十章 47時間13分、決着のとき――11月1日 第七戦
【第三部 2020年――それぞれの秋】
第十一章 王者たちのその後
第十二章 ID野球継承者たちのその後
終章 野村克也、逝く……
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緊急出版! オリンピック史に残るTOKYO2020を“いま”心に刻む。
新型コロナウイルスの世界的流行により1年延期された東京2020オリンピック大会。直前まで開催の是非が問われ、無観客、相次ぐ担当者の交代劇など、混乱のなかで開催された——。
それでも選手は大いに躍動し、日本にメダルラッシュと多くの感動をもたらした。
なかでも、13年ぶりに競技復活を果たし、東京五輪で悲願の金メダルに輝いた「野球」を中心に、五輪を振り返る。
日本では人気スポーツである一方で、世界での競技人口は少なく、2024年パリ五輪では落選となった「野球」。だからこそ東京五輪には特別な意味があり、「侍ジャパン」が賭ける想いも大きかった。
延期の影響、過去の五輪、自国で開催されたTOKYO2020の「侍ジャパン」を、興奮冷めやらぬいま、脳裏に焼きつける。
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次の100年に向けて歩みを始めた高校野球。
勝利と教育のどちらも追い求める指導者13名の
「いまどき世代への指導法」とは―。
2015年に100周年を迎えた夏の甲子園。
時代背景とともに指導方法も移り変わり、
「根性」「理不尽」「忍耐」「スパルタ」といった言葉よりも
「自主性」「主体性」「自立」などの言葉がよく聞かれるようになった。
ただ、一方で「厳しい指導ができなくなった」
「最近の子は我慢強さがない」「打たれ弱い」という
悩みを抱えている指導者も多くいると聞く。
「ゆとり世代」「スマホ世代」「さとり世代」など
さまざまな呼び方をされる、いまどきの高校生。
果たして、彼らの力を引き出すにはどんな指導が必要になるのだろうか―。
-目次-
■大渕隆×本村幸雄(北海道日本ハムファイターズ)
■馬淵史郎(明徳義塾)
■森士(浦和学院)
■長尾健司(高松商)
■佐々木順一朗(仙台育英)×須江航(仙台育英秀光中)
■狭間善徳(明石商)
■中山顕(日立一)
■平田隆康(向上)
■齊藤博久(桐蔭横浜大)
■渡辺元智(横浜)×上田誠(慶應義塾)
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あの伝説の夏から22年――。誰よりも追い続けてきた著者が、松坂世代の“それから”を書き尽くす。平成の怪物・松坂大輔を筆頭に、野球界を牽引してきた「松坂世代」。そんな最強世代も不惑を迎え、94名いた現役選手はわずか5名に。「平成」の野球界は彼等が引っ張ってきたが、「令和」に入り世代交代は確実に進行している。また、力のある選手が揃っていながら、一流選手の証しである200勝、2000本安打達成者が未だゼロという不思議な世代でもある。そんな松坂世代を誰よりも追い続けてきた著者が、再び筆を執り、書き尽くした渾身のノンフィクション。古巣・西武で復活を目指す世代筆頭の松坂大輔。現役を引退しコーチとなった村田修一、後藤武敏、木佐貫洋。世代初の監督に就任した平石洋介。野手唯一の現役・渡辺直人。さらには別の競技でアスリートを続ける者、プロには進まず指導者となった者、一般企業の社長になった者・・・総勢16名、全16章で、知られざる真実、人間ドラマに迫る。
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昨今のマラソンブームが追い風となり、走り始める方が増えています。この本が気になったあなたも「これから走ってみようかな?」、あるいは「走ってはいるけど目標が明確ではなくモチベーション維持ができないなぁ…」と思ってらっしゃるのではないでしょうか? 残念なことに、せっかく走り始めたのに、その楽しさを体感する前に途中で止めてしまう方が多いのも事実のようです。あなたが走っている理由はなんでしょうか? それは決して記録や距離だけではないかもしれません。走ることを通じて、あなたが自分自身に問いかけていることに目を向けてみませんか? そこからあなたが走るたった一つの理由が見つかるかもしれません。
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2000年代No.1投手は、松坂大輔でもダルビッシュ有でも田中将大でもない。斉藤和巳だ――。1995年ドラフト1位で福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)に入団した斉藤和巳。しばらくは二軍生活が続いたが、2000年から徐々に一軍での登板機会が増えていく。2003年には開幕投手を務めるなど先発ローテーションに定着し、20勝3敗。最多勝・最優秀防御率・最高勝率・ベストナイン・沢村賞などタイトルを総なめにする圧巻の活躍を見せ、チームのリーグ優勝、日本一に貢献した。2005年は16勝1敗、2006年は18勝5敗で投手5冠に輝くなど、「負けないエース」として圧倒的な数字を残し、マウンドに君臨した。しかし、その後は度重なる肩の故障に悩まされ、長期離脱を余儀なくされる。「もう一度マウンドに戻る」という不屈の精神から、異例の長さとなる「6年間」のリハビリ期間を懸命に過ごしたが、とうとうマウンドには戻ることはできず、2013年に現役を引退した。斉藤和巳本人へのロングインタビューを軸に、王貞治、尾花高夫、白井一幸、小久保裕紀、林孝哉、的場直樹、杉内俊哉、さらにはアマチュア時代の恩師や両親、リハビリ期間の恩人など、多くの関係者の証言をもとに、その鮮やかな野球人生の軌跡を追った。なぜ、斉藤和巳のピッチングは今もなお野球ファンの心に深く刻まれ続けているのか――。最強投手の知られざる真実に迫った渾身のノンフィクション作品。