エッセイ・紀行 - 瀬戸内晴美一覧

  • 終りの旅
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    「恋が旅に似ているように、人生も旅に似ている」。雪の根室へ、夏の津和野へ、マルセイユへ、トレドへ……。愛し、苦しみながら、なお未知なるものを求めてつづく旅。人生は死への孤独な旅であるとみる著者が、単なる旅情をこえた〈旅〉のなかで綴る人生の洞察と人間へのいとしさ。
  • 涯しない旅
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    はるかな昔、大和の神々が歩いた古道を歩き、万葉歌人の詠んだ山を仰ぎみながら、追想のなかに古の人々のドラマを見る旅。また一方、現代の名匠の手になる西陣の織物、萩の陶器、丹波立杭などを訪ねて芸術の新しい息吹にふれる旅。懐かしい人間に出会い、新鮮で未知なる驚きに出会う旅をとおし、人生という涯しない旅へ誘うエッセイ集。
  • 美女伝
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    額田王、モルガンお雪、三浦環、岡田嘉子……など、女の性と生を存分に開花させ、時代のモラルと衝突しながら生きた《乱調》の美女たちの系譜。迸る情熱とエネルギーをひそめた魔女、悪女、妖女たちの危険な新しさと美しさ。歴史上の美女たちの熱い情念と生の姿を現在に生き生きと甦らせる。
  • 見出される時
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    「生きていくということは、じぶんの失われた時への追憶であり、見出された時の確認であるのかもしれない」生命の完全燃焼と魂の全き自由を常にもとめて生き続けた著者が、徳島での幼い日から中尊寺で得度するまでの「時」を振り返り、結婚、文学、放浪、仏縁、幸福などについて語り半生の足跡を綴る自伝的エッセイ。
  • 見知らぬ人へ
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    「私は命を刻んで書きつづけるしか能がない…書きながら何かを少しづつ手さぐりで発見してゆくのだろう」。阿波徳島での出生から、女としての新しい生き方を求めた悪戦苦闘の時代、そして作家として自立するまで。情熱にすべてをかけて切り抜いた半生を振りかえり、見知らぬあなたに語りかける自伝的エッセイ。
  • わが性と生
    3.8
    もし私が天性好色で淫乱の気があれば、五十一歳で、ああはすっぱり出家は出来なかったでしょう。しかし文学少女の姉の傍らで私も読書家でした。性に目覚める環境が情緒的に豊かな十歳の頃には、世界の淫書に読みふけり神秘的なエロスの領域に踏み込んでいたわけです……。あれから幾星霜「生きた、愛した」自らの性の体験、見聞を飾らず隠さずユーモラスに大胆に刺激的に語り合う。

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