学術・語学 - 角川ソフィア文庫作品一覧

  • 悩ましい国語辞典
    4.3
    1~2巻1,188~1,232円 (税込)
    辞書編集37年の立場から、言葉が生きていることを実証的に解説。意外だが、江戸時代にも使われた「まじ」。「お父さん・お母さん」は、江戸後期に関西で使われていたが、明治の国定読本で一気に全国に。「がっつり」「ざっくり」「真逆」は最近使われ出した新しい言葉……。思いがけない形で時代と共に変化する言葉を、どの時点で切り取り記述するかが腕の見せ所。編集者を悩ませる日本語の不思議に迫る、蘊蓄満載のエッセイ。
  • はじめての王朝文化辞典
    4.3
    平安時代の家、調度品、行事や服装、儀式、季節の行事、食事や音楽、娯楽、スポーツ、病気、信仰や風習……。『源氏物語』や『枕草子』など古典文学の世界が鮮やかによみがえる! 文化を学べる読む辞典。
  • 千夜千冊エディション 本から本へ
    続巻入荷
    4.3
    知の巨人、松岡正剛の本の読み方がわかる。読書は交際であり、格闘技である! 第一章  世界読書の快楽 道元『正法眼蔵』 ブレーズ・パスカル『パンセ』 滝沢馬琴『南総里見八犬伝』 オノレ・ド・バルザック『セラフィタ』 エドガア・アラン・ポオ 『ポオ全集』 第二章 書架の森 リュシアン・フェーヴル&アンリ『書物の出現』 デレク・フラワー『知識の灯台』 フランセス・イエイツ『世界劇場』 メアリー・カラザース『記憶術と書物』 ジョナサン・グリーン『辞書の世界史』 ヴィンフリート・レーシュブルク『ヨーロッパの歴史的図書館』 アルベルト・マングェル『読書の歴史』 小川道明『棚の思想』 第三章 読みかた指南 ウォルター・オング『声の文化と文字の文化』 川島隆太・安達忠夫『脳と音読』 前田勉『江戸の読書会』 上田利男『夜学』 周興嗣『千字文』 前田愛『近代読者の成立』 ゴットフリート・ロスト『司書』 第四章 ビブリオゲーム ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』 ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』 アンドルー・ラング『書斎』
  • カウンセリングを語る
    -
    対人関係の困難から「心の問題」が取り沙汰される今、ケアを求める声は大きい。心の問題を抱えた相手とどのように接したらいいのか。日本でカウンセリングを切り開いた第一人者が語る、ロングセラーの名著。
  • 人生の哲学
    3.0
    「生と死」「愛」「自己と他者」「幸福」「生きがい」――。誰もが関心をもつ「人生の根本問題」の見つめ方を、日本を代表する哲学者が、古今東西の先人たちのテキストを縦横無尽に援用しながら解説。自分の生きる道を求め、悩みながらも真摯に生を引き受けようとする人々に向け、人生の複雑で微妙な問題をひとつひとつ丁寧に分析し、解明する。やわらかな文体で、読者とともに寄り添い導いてくれる不朽の名作、待望の文庫化。
  • 1冊で読む 世界の歴史
    -
    世界史はあっと驚く話、深い感銘を受ける話、ロマンティックな話、手に汗を握る話に満ちている。かつての社会を大きく変えた出来事の数々は、今なお読む者・知る者の心を動かし、私たちの進むべき道に指針を与えてくれる。原始から20世紀まで人類が紡いだ道のりを、100のテーマをしるべとして1冊に凝縮。学び直しの手がかりとして、また世界の潮流を掴むためとして、ストーリー仕立てのエピソードと図版資料を多数収録。
  • 空海「三教指帰」 ビギナーズ 日本の思想
    3.9
    日本に真言密教をもたらした空海が、渡唐前の青年時代に著した名著。放蕩息子に儒者・道士・仏教者がそれぞれ説得を試みるという設定で各宗教の優劣を論じ、仏教こそが最高の道であると導く情熱の書。
  • 道元『正法眼蔵』を読む
    -
    曹洞宗の開祖・道元。座禅や生活作法、世界や時間や人間のとらえ方などの思想を凝縮して伝えるのが『正法眼蔵』だ。難解で長大な原文の要点をわかりやすく解説。初学者に禅の精神をやさしく伝える。
  • 戦国関東覇権史 北条氏康の家臣団
    -
    両上杉家の打倒、北関東への進出、武田信玄との抗争と越相同盟……小田原北条氏三代・氏康の時代は、戦争が広域にわたって展開され、それを支える領国支配の仕組みが確立された戦国大名の形成期であった。当主のもと、領国の統轄に当たったのが一門衆・家老衆らの執行部である。「関東王国」を支えた、最強といわれた家臣団の知られざる戦争と統治の人事の実態を明らかにし、北条氏の最盛期を築いた氏康時代の真実に迫る。
  • 新訳 弓と禅 付・「武士道的な弓道」講演録 ビギナーズ 日本の思想
    4.2
    「考えるのをやめなさい」。日本滞在中に弓道を学んだドイツ人哲学者ヘリゲルは、自我を捨て心を無にして的を射よと説く師の言葉に、あらゆる道に通底する禅の奥義を感得する。精神集中と身体の鍛練によって、いかに「無心」となり得るのか。世界中で愛読され続ける日本論の名著を新たに訳し下ろし、講演録や鈴木大拙の序文とともに収録。最新研究を踏まえた解説により、日本的な武道と芸道、そして禅の真髄を解き明す決定版!
  • 鬼むかし 昔話の世界
    4.0
    こぶとり、桃太郎、天邪鬼……「鬼むかし」とは鬼が登場する昔話のこと。その原型は死霊と祖霊がイメージ化されたもので、死霊は人間を食べる恐怖を与える鬼に、祖霊は恐怖と共に慈しみを持つ鬼となった。これに仏教の羅刹鬼や地獄の鬼なども加わり、修験道の山伏や天狗とも結びついて様々な「鬼むかし」ができあがったのである。仏教民俗学の泰斗が、綿密な現地調査と知見を活かし、昔話の根底に潜む宗教的背景を読み解く。解説 小松和彦。
  • 道元「典座教訓」 禅の食事と心 ビギナーズ 日本の思想
    4.5
    食と仏道を同じレベルで語った『典座教訓』を、建長寺をはじめ、長く禅寺の典座(てんぞ/禅寺の食事係)を勤めた訳者自らの体験をもとに読み解く。禅の精神を日常の言葉で語り、禅の核心に迫る名著に肉迫。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • ジャータカ 仏陀の前世の物語
    -
    食べ物を何ももたないウサギは炎にとび込み、自らの肉を布施に捧げた。このウサギこそ釈尊の前世の姿であった――。古代インドの仏教徒が口づてに伝えた説話集ジャータカ。輪廻転生思想のもと、国王、バラモン、商人、そして動物から神まで、さまざまな生を描く物語は、今昔物語集や歌舞伎をつうじて日本でも親しまれてきた。詩と散文によって彩られ、利他と自己犠牲の理想を描きあげた説話文学集のエッセンスを一冊にまとめる。
  • 哲学思想史 問題の展開を中心として
    -
    哲学を歴史として体系的に把握できる名著として紹介され続けてきた作品。 ギリシャ、中世、近世、現代哲学も、現代哲学も現象学からプラグマティズムに新実在論まで、、 なぜこのような思想は現れ、流行後になぜ消えたか?という問いを軸に学ぶことができる。 生の哲学の樹立者にして、ノーベル文学賞も受賞したベルクソン。 氏の研究でも知られる著者が遺した、通読できる哲学史の決定版! 「哲学を歴史として、体系的に見ていくには1960年代の教科書が一番いい」 佐藤優氏が復刊を熱望し続けてきた入門書、ついに甦る。 ※本書は1949年に勁草書房より刊行され、62年に同社より新版が出された『哲学思想史』を文庫化したものです。 底本には71年の新版第8刷を使用しました。 【目次】 緒言 全面的に書き改めるに際して 序章 哲学と哲学史 第一章 古代哲学 第一節 ギリシャにおける学問の誕生とその発展 第二節 二元論と一元論 第三節 古代の唯物論 第四節 自由の問題 第二章 中世哲学 第五節 キリスト教思想 第六節 中世思想の根本問題 第七節 普遍者論争 第三章 近世哲学 第八節 近代文化の誕生 第九節 唯理論 第十節 経験論 第十一節 批判主義の根本精神 第十二節 弁証法的思惟 第十三節 唯物論とその超克 補章 現代哲学の動向 解説 佐藤優 参考文献 哲学者一覧表(年代順) 人名ならびに事項索引
  • ハンス・ヨナスの哲学
    -
    ハイデガーの弟子、ユダヤ人のハンス・ヨナスはその生命・技術倫理で国際条約などに広範な影響を与えた哲学者。彼の思想は、師・ハイデガーがナチスを賛美するという衝撃やアウシュビッツ収容所で母親を亡くすという悲しい経験に思索を重ね練り上げられた。「人は未来世代へ責任を取りうるのか?」原子力発電やゲノム編集など今なお発展し続ける技術と生命への問いに対し、まさに必要とされるヨナス哲学の入門書。文庫化にあたり、「補論 『存在と時間』とヨナス」を書き下ろし掲載。 【目次】 はじめに 凡例 第一章 ヨナスの人生 第二章 テクノロジーについて―技術論 第三章 生命について―哲学的生命論 第四章 人間について―哲学的人間学 第五章 責任について 第六章 未来への責任の基礎付け 第七章 神について―神学 おわりに 補 論  『存在と時間』とヨナス 読書案内 文庫版あとがき
  • 古代への情熱
    -
    ドイツ北部の町に生まれたシュリーマンは、経済的な理由から大学を諦め、雑貨店や商社などを転々としたのち、商人として大成功をおさめる。 その資金を元手に、不屈の精神で遺跡の発掘へと邁進し、ついには通説を塗り替える大発見へと至った。 没後まとめられた本書は、人々を考古・歴史のロマンへと導き、今なおその魅力が色あせることはない。 ドイツ文学者・池内紀の訳で、情熱あふれる男の物語を堪能する。 解説・周藤芳幸 【目次】 はしがき  ソフィア・シュリーマン 第一章 幼い頃、及び商人時代(1822-1866) 第二章 イタカ、ペロポネソス、トロヤへの最初の旅(1868-1869) 第三章 トロヤ(1871-1873) 第四章 ミケネ(1874-1878) 第五章 トロヤ 第二次・第三次発掘(1878-1883) 第六章 ティリンス(1884-1885) 第七章 晩年(1885-1890) 訳者コラム 訳者解説 解説  周藤芳幸
  • 植物の形には意味がある
    4.5
    街で、庭で、山や森で。花束や食材として。私たちの暮らしの中で、植物を目にしない日はほとんどありません。ところで、そんな身近な草木や花々、野菜や果物は、どうして「その形」をしているのでしょう。葉や枝や根、花や果実が、それぞれどんな理由でいまの形になったのか、豊富な図版をもちいて基礎からやさしく解説する植物学入門。
  • 和製英語 伝わらない単語、誤解される言葉
    3.0
    日本人以外にうっかり使ってしまうと、あらぬ誤解を呼びおこすかもしれない和製英語。サラリーマンは「給料計算係」、ハイテンションは「高圧電流」、ペアルックは「洋梨体型」、スキンシップは「皮製の船」――英語話者には奇妙な妄想すらかきたててしまう言葉たちを、伝わる英語で言い換えるには? 文化や語感の違いが生んだ、愛すべきメイド・イン・ジャパンの言語世界を、英国出身で翻訳・英語教育に携わる著者が楽しく解説する。
  • 仏教の思想 1 知恵と慈悲<ブッダ>
    4.4
    インドに生まれ、中国を経て日本に渡ってきた仏教。多様な思想を蔵する仏教の核心を、源流ブッダに立ち返って解明。知恵と慈悲の思想が持つ現代的意義を、ギリシア哲学とキリスト教思想との対比を通じて探る。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 茶の湯の歴史
    -
    栄西が日本に茶をもたらした? 戦国武士は一服を喫して戦場に赴いた? 「わび」は禅の美学? 従来の伝承や固定観念を史実から再検証し、茶の湯と日本文化の新たな像を描き出す。珠光や紹鴎、利休、織部、遠州から、家元制度成立、近代数寄者や戦時下の茶道まで。中世寺院における茶の栽培、茶勝負や香道の実相、連歌の美意識の影響など、新たな研究成果を踏まえつつ、点前と作法の観察からつむがれる通史の決定版。解説・藤森照信
  • 福翁百話 現代語訳
    3.8
    福沢が来客相手に語った談話を、自身で綴った代表作。自然科学、夫婦のあり方、政府と国民の関係、教育、環境衛生など、西洋に通じる新しい考えから快活に持論を展開。思想家福沢のすべてが大観できる。
  • 三酔人経綸問答 ビギナーズ 日本の思想
    -
    3人の酔客が政治談議を交わす。民主制の理想を説く洋学紳士。戦争と大国化を説く豪傑の客。やがて、黙して耳を傾けていた南海先生が口をひらく──。新たな現代語訳と解説で読み解く日本政治思想の古典。
  • シャルル・ドゥ・ゴール 自覚ある独裁
    4.7
    先のみえない世界情勢がドゥ・ゴール時代と符合する。「まだドゥ・ゴールは終わっていない」。彼の思想や業績は死してなお現在進行形である。強いフランスの威信を内外に訴えた大政治家の足跡を描く。
  • 埴輪 古代の証言者たち
    -
    ぽっかり空いた目と口、短い手足、あどけない表情。心が癒やされる可愛らしい造形で、博物館でも大人気の埴輪たち。しかし、古墳を彩る人物・道具・家・動物たちの群像として見ると、王権を巡る「さまざまな物語」が浮かび上がってくる。3世紀中頃から6世紀終わり頃まで、およそ350年にわたり造られた埴輪を、定番の名品から最新の出土品まで紹介。造形美、細部の見方、楽しみ方を第一人者が解説する。カラー図版160点掲載。
  • 幸福論
    -
    ヒルティの幸福論三部作から、第一部「幸福論」(初版昭和29年刊)と第二部の一部を「人生論」(昭和31年刊)としてまとめた新・抄訳版。新・解説/鷲田小彌太。 目次 幸福論  仕事の要領  エピクテートス  悪とたえず戦いながら、策略を使わないで 世間を渡ることが、どうしてできるか  よい習慣  この世の子らは光の子らよりも利口である  暇を見つける工夫  幸福  人間とは何か? 人生論  人生の諸段階  罪と憂い  超越的希望  教養とは何か 解説  一、ヒルティその生涯と思想  二、「幸福論」について
  • ブッダの言葉 生き方が変わる101のヒント
    4.5
    「すべてのものは滅び行くものである」(釈迦)、「本来無一物」(慧能)、「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」(親鸞)――。自分に自信がなくなったり、対人関係がぎくしゃくする時に効く人生の案内書。
  • アフリカの歴史
    4.0
    人類誕生の舞台であり、民族移動や王朝の盛衰を経て、他者と共存するおおらかな知恵を蓄えたアフリカ大陸。現地調査を重ねた文化人類学者が、「世界史」の枠組みをも問い直す、文明論的スケールの通史。
  • 仏教の大意
    -
    ◆霊性論の本質、仏教の精髄に迫った『日本的霊性』に並ぶ名著、遂に文庫化! 人は、耐え難い苦しみや大きな悲しみの経験なくして、本当の慰めと平和に至ることはできない――「大智」と「大悲」の導きで現れる「霊性」を生きることの意味とは何か。知性や理性だけでは到達できないその世界こそが、仏教の精髄へと繋がっている。キリスト教的概念や華厳仏教など独自の視点を交えつつ、困難な時代を生きる実践学としての仏教、霊性論の本質を説く講義録。『日本的霊性』と対をなす名著。 解説・若松英輔 【もくじ】 序 第一講 大 智 第二講 大 悲 解説 若松英輔
  • しぐさの民俗学
    -
    「霊柩車に出合ったら親指を隠す」「汚いものに触れたらエンガチョを切る」。呪術的な意味を帯びた「オマジナイ」と呼ばれる身ぶり。息を吸ったり吹いたり、指を組んだり、呪文を唱えたり……人が行う「しぐさ」にまつわる様々な伝承と、その背後に潜んでいる民俗的な意味を考察。伝承のプロセスを明らかにするとともに、そこに表れる日本人の精神性に迫る。身近な暮らしのなかに、新たな発見を見いだしてきた著者の代表作。 ※本書は二〇〇六年九月、ミネルヴァ書房から刊行された『しぐさの民俗学 呪術的世界と心性』を文庫化したものが底本です。
  • 聖地と日本人
    -
    鞍馬・僧正ヶ谷、比叡山横川、河原院、竹生島、熊野、志度浦の龍宮、富士山、安達ヶ原……能楽の舞台となったこれらの場所は、「聖地」と呼ばれてきた。神々が遊び、鬼や妖怪が出没するといわれた異界への入り口。俗世の向こう側にある極楽・地獄として、日本列島の中に見出された聖地とはいかなる場所であったのか? 絵画や文学作品、歴史書など、多彩な史料を手がかりに、中世の京都人が聖なる場所に込めた思いに迫る。
  • キリスト教でたどるアメリカ史
    3.6
    合衆国の理念を形作ってきたキリスト教。アメリカ大陸の「発見」から現代の反知性主義に至るまで、宗教国家・アメリカの歩みを通覧する一冊。神学研究のトップランナーが記す、新しいアメリカ史。
  • 数学の魔術師たち
    3.0
    カントール、ラマヌジャン、ゲーデル――天才的数術師たちのエピソードを交えつつ、無限・矛盾・不完全性など、彼らを駆り立ててきた摩訶不思議な世界を、ユーモア溢れる筆致解き明かす。『数術師伝説』を改題。 ※本文中に「*」が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。
  • 宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想
    3.8
    29歳で佐々木小次郎に勝ち天下一の実力を示した武蔵。「ふかき道理」の追求の果てに達した境地を「地・水・火・風・空」の5つの兵法とともに記す。近年発見された数々の資料も取り入れ、武蔵の実像に迫る。 ※本作品は紙版の書籍から挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 鳥山石燕 画図百鬼夜行全画集
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 かまいたち、火車、姑獲鳥(うぶめ)、ぬらりひょん――。あふれる想像力と類まれなる画力で、さまざまな妖怪の姿を伝えた江戸の絵師・鳥山石燕。その妖怪画集全点を、コンパクトに収録した必見の一冊!
  • 愛欲の精神史3 王朝のエロス
    値引きあり
    -
    「とはずがたり」の二条をめぐる5人の男との愛の遍歴、これと対比される璋子の野生化する奔放な愛欲のかたち、その果ての女人出家の懺悔・滅罪について描く。王朝の性愛をめぐる増補新訂、和辻哲郎文化賞受賞作品。※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 愛欲の精神史2 密教的エロス
    値引きあり
    -
    空海の即身成仏にみる密教的エロス、これに通底する『源氏物語』の「色好み」にみられる「空無化する性」。女人往生を説く法華経信仰と「変成男子」という変性のエロチシズムについて描く。和辻哲郎文化賞受賞作品。※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 愛欲の精神史1 性愛のインド
    値引きあり
    -
    ヒンドゥー教由来の生命観による強力な性愛・エロスの世界。ガンディーの「非暴力」思想の背後にある「性ののり越え」の聖性と魔性など、インドという土壌での「エロスの昇華」を描く。和辻哲郎文化賞受賞作品。※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • アインシュタインの宇宙 最新宇宙学と謎の「宇宙項」
    3.7
    波であり粒子でもある光とは何か? 「特殊相対性理論」をはじめとするアインシュタインの三論文が切り拓いた現代宇宙論の全史を徹底的に解説。宇宙再膨張の鍵を握る真空エネルギーと「宇宙項」の謎に迫る。
  • 赤ちゃんは顔をよむ
    値引きあり
    3.0
    これまで、生まれたばかりの赤ちゃんはぼんやりとしか目が見えないと思われていたが、実は生まれて数日後には母親の顔を好んで見るようになっていた! 赤ちゃんが持つ能力や、したたかな生存戦略に驚く。
  • 旭山動物園12の物語
    値引きあり
    4.0
    12の物語が人間と動物の交流を通していのちのすばらしさを伝えます。
  • アジアを学ぶ、日本で遊ぶ【千夜千冊エディション 4冊 合本版】
    -
    「千夜千冊エディション」から『大アジア』『面影日本』『ことば漬』『芸と道』を収録。 アジアにおける日本の立ち位置を考える『大アジア』、「あはれ」「をかし」から読み解く『面影日本』、千変万化の日本語を読む『ことば漬』、松岡正剛が芸道への愛惜と蘊蓄を傾けた『芸と道』の4冊をピックアップした合本版。 ※本作品は「千夜千冊エディション」シリーズ4巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • あなたに語る日本文学史
    4.0
    古来、日本文学は詩歌を中心に展開してきた。「万葉集」から始まり、「古今和歌集」「新古今和歌集」に注がれた情熱、中世の和歌と歌謡、江戸の連歌遊びと俳句――それらが近現代の散文にまで及ぼした影響に目くばせをしながら、詩人・大岡信が次世代のために語り継ぐ日本文学史。「文学史とはその言語への、無限定で深い愛着を、文学作品というある種の限定のもとにあるものを通じて、なんとか披瀝してみせるものだ」(「あとがき」より)。
  • ありてなければ 「無常」の日本精神史
    -
    「世の中は夢か現か現とも夢とも知らずありてなければ」(古今和歌集)。いま、たしかに「ある」が、それは同時に、いつか「なくなる」、あるいはもともとは「なかった」ーー。夢と現のあわいに生きる我々は、そのみずからの「はかなさ」にどう向き合い、超えていくのか。万葉から現代まで日本思想史を形成してきた無数の言葉を渉猟し、そこに通底する「はかなさ」をたどる。平凡社刊『「はかなさ」と日本人』に大幅加筆。
  • 家康家臣の戦と日常 松平家忠日記をよむ
    4.0
    家康の家臣で一族でもある松平家忠は、戦国期の17年間にわたり、毎日の出来事や見聞きした情報を記録し続けた。「家忠日記」と呼ばれるこの日記には、家康の合戦に対する苦悩や、行動の詳細な変遷、家忠の豊臣政権による不条理な要求への愚痴、茶の湯・能の鑑賞・連歌に勤しむ日常生活など、当時の一武将の周辺が記録されている。日記をもとに先駆的な研究を手掛けた著者が、戦国の合戦や日常生活から、贈与やもてなしの実態までも明らかにする。 〈目次〉 序章 松平家忠と『家忠日記』 第一章 武田氏との戦い 第二章 秀吉との対決 第三章 家忠の日常生活 第四章 忍における日々 第五章 上代での日々と伏見普請 補論一 家忠の所領と兄弟 補論二 鵜殿氏・水野氏の動向と家忠 補論三 不動国行の刀と惣無事令
  • 異界と日本人
    3.3
    古来、日本人は未知のものに対する恐れを異界の物語に託してきた。酒呑童子伝説、浦嶋伝説、七夕伝説、義経の「虎の巻」など、さまざまな異界の物語を絵巻から読み解き、日本人の隠された精神生活に迫る。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • イスラーム世界史
    3.5
    イスラーム世界から過去、現在、未来を見つめると、西洋中心の視点とはまるで異なる歴史が浮かび上がる。肥沃な三日月地帯に産声をあげる前史から、宗教としての成立、民衆への浸透、多様化と拡大、近代化、そして民族と国家の20世紀へ――。シーア派とスンナ派の起源とは? パレスチナ問題はなぜ生じた? 宗教と政治の関係は? 「歴史は誰かがつくるもの」とするイスラーム史の第一人者が日本人に語りかける100の世界史物語。 *『ビジュアル版 イスラーム歴史物語』改題。  【目次】  はじめに 1 イスラーム以前の西アジアと環地中海 2 イスラームの誕生 3 民衆のイスラーム 4 拡大するイスラーム世界 5 革新のイスラーム 6 民族、国家、そしてイスラーム  おわりに
  • 伊勢神宮の衣食住
    値引きあり
    3.5
    伊勢神宮では1500年の長きにわたり、1日も欠かさずに天照大神への奉斎が行われている。営々と伝えられてきたこれら神事・祭儀のすべてを体験した著者ならではの、衣食住にまつわる神宮の知られざる営みを描く。
  • いつのまにか大恥をかいている 「ああ勘違い」の日本語345
    -
    「前代見聞」「油断を許さない」――。あれれ、おかしくないですか? まぎらわしい漢字の読み書きや、敬語や決まった結びつきがあることばの使い方などを徹底チェック! アナタの自信を取り戻すクイズ本。
  • 稲の日本史
    5.0
    縄文遺跡から見つかるイネの痕跡は、現代の水稲とは異なる稲作が、営まれていたことを物語る。弥生時代に水稲が渡来した後も一気に普及したわけではない。縄文稲作の多様性を、今日的な視点でとらえなおす。
  • 猪・鹿・狸
    4.0
    僕は実際近頃にこのくらい愉快に読んだ本はなかった――芥川龍之介(東京日日新聞) 九十貫を超える巨猪を撃った狩人の話。仕留めた親鹿をかつぐ後から子鹿がついてきた話。村で起きる怪しい出来事はいつも狸の仕業とされた話……。奥三河・横山で見聞、古老から聴き溜めた猪・鹿・狸の逸話が縦横に語られる。芥川龍之介・島崎藤村も絶賛した文学性の高い文章は、伝説や昔話も織り交ぜて独自の伝承世界を形づくっている。暮らしの表情を鮮やかにすくい取る感性と直観力から生まれた、民俗学の古典的名著。
  • イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑
    3.5
    活弁士が紙芝居屋へ転身、貸本屋はいまのコンビニくらいあった、デマで会社をつぶす倒産屋……激動の時代を支え、高度経済成長と合理化の末に消えていった数々の仕事の記録。利便性と引き換えに、現代は大切なものを失ってはいないだろうか。懐かしの職業ばかりでなく、文献に残されることの少なかった裏商売や過酷な肉体労働も調査取材し、当時の収入、料金、業務内容まで膨大な情報を収録した保存版。全114種イラスト付き。
  • いろごと辞典
    5.0
    世界中の性用語、方言、現代の俗語・隠語までを網羅。【鴨の腹】=若い女性の陰毛。または、若い女性の陰毛に手を触れた時の感触の形容。【甘露水】=精液。【恋相撲・恋角力】=性交行為。【騒水】=女性が淫情を感じて分泌する愛液。【花を散らす】=女性の初交……などからは、いまにも熱気や匂いが漂ってきそう。創造力を刺激する語彙と説明が楽しい、いろごと研究に40年以上を費やしてきた著者による、圧巻の「性辞典」。
  • インド史 南アジアの歴史と文化
    4.5
    インダス文明に起源を持ち、思想、数学、仏教など、独自の文化を育んできたインド。多様な民族、言語、宗教を包含する国民国家はいかに生まれたのか。成長著しい大国の通史を第一人者が描き出す。
  • 宇宙「96%の謎」 宇宙の誕生と驚異の未来像
    値引きあり
    3.8
    時空も存在しない無の世界に生まれた極小の宇宙。それは一瞬で爆発的に膨張し火の玉となった! 高精度観測が解明する宇宙誕生と未来の姿、そして宇宙の96%を占めるダークマターの正体とは。最新宇宙論入門。
  • 宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃
    4.0
    (章立て) 文庫版によせて 望月新一教授からの寄稿 第1章 IUTショック 第2章 数学者の仕事 第3章 宇宙際幾何学者 第4章 たし算とかけ算 第5章 パズルのピース 第6章 対称性通信 第7章 「行為」の計算 第8章 伝達・復元・ひずみ
  • 宇宙入門 138億年を読む
    4.5
    シャボン玉や潮の干満、キリンの斑模様など、身近な自然の不思議から壮大な宇宙のしくみが見えてくる。ビッグバンからエントロピーの法則まで、宇宙物理学を楽しむための案内。『宇宙は卵から生まれた』を改題。
  • 宇宙100の謎
    4.3
    「宇宙人はいるの?」という素朴な疑問から「ニュートリノとは何ですか」という本格的な質問、「どこからが宇宙なの?」といったするどい質問まで、天文学の先生が宇宙の神秘をQ&A形式で丁寧にわかりやすく解説。※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • ここまでわかった宇宙100の謎
    -
    素粒子、太陽爆発、宇宙ステーションほか宇宙をめぐる素朴な疑問に専門家集団が答えます!「宇宙人はいるの?」「宇宙に星はいくつあるの?」といった素朴な疑問から、「太陽フレアはどのくらいの威力があるの?」「天体の体積に上限はあるの?」のような大人顔負けの疑問まで、宇宙に関するあらゆる謎に、専門家集団が回答! 日本が世界のリードをとり、ノーベル賞受賞者を多く輩出している素粒子論、震災後に注目が集まる原子力と宇宙の関係など、最新の情報も掲載した。 宇宙を100倍楽しめる「宇宙100の謎」シリーズ第二弾。
  • 美しい日本語
    3.3
    「気遣い」と「心遣い」はどう違う? --美しい表現と伝え方で、日本語力がアップする実践的日本語講義! 古来、他者との関係性や自然を大切にしてきた日本人。その豊かな文化を映しこんだ美しい言語である日本語を、言語学の第一人者が多くの事例とともに解説。日本人らしい表現や心を動かす日本語、間違いやすい言葉、「が」と「は」は何が違うのか、相手にわかりやすく説明するための6つのコツなどを、具体的なアドバイスを交えつつ紹介。人を引きつける、美しい表現と伝え方で日本語力が一段とアップする、実践的日本語講義。 ※本書は、二〇〇二年一月、小社から刊行された新書(角川oneテーマ21)『日本語を反省してみませんか』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • 梅棹忠夫の京都案内
    値引きあり
    3.5
    京都には隅々まで張り巡らされた暗黙のルールがある。生粋の京都人にして民族学の第一人者が、その美意識や本音を、京ことば、観光都市とあらゆる角度から鋭い視点で解説。辛口でユーモアたっぷりなエッセイ。
  • 英語の語源
    -
    springに「春」「ばね」「泉」の異なる意味があるのはなぜなのか。 B.C.とA.D.は何の略? シンポジウムは、もともと「飲み会」という意味だった──?! 古英語にラテン語やギリシャ語が混じりあって豊かな語彙を生み出してきた英語。 身近な単語の由来を掘り下げることは、英語の意外な歴史に触れるきっかけであると同時に、 ボキャブラリーが芋づる式に増えていく記憶術でもある。 9言語に精通する達人が、語源の楽しみを綴る113話。 *本書は、2011年に刊行された『語源の楽しみ』を改題したものです。
  • 英語の謎 歴史でわかるコトバの疑問
    3.5
    youはなぜ複数形もyouなのか。goodはなぜbetter - bestと不規則に変化するのか――。 学校英語では丸暗記するほかなかった文法規則や例外的な単語たち。 しかし1500年にわたる英語史の勘所を知りさえすれば、そこに納得の理由や法則がみえてくる。 イギリス英語とアメリカ英語のちがいがうまれた歴史から、フランス語由来の単語が英語に多い意外な理由まで。 考えてみると不思議なきまりや長年の疑問に答えがみつかる79のQ&A。
  • 絵で楽しむ江戸のことわざ
    -
    「鬼の留守に洗濯」って何の洗濯なの? 「親の脛かじり」の脛は美味? 「年寄りの冷水」って飲み水のこと?――江戸庶民の精神とユーモアにあふれた作品を厳選して紹介。日ごろ不思議に思われることわざも、いざ絵で見てみると思わず納得! 言葉のルーツに、ぐっと理解が深まっていく。質・量ともに比類なきビジュアルの世界を通じて、先人たちが残してくれた「江戸ことわざ絵ワールド」を、現代に伝える珠玉の一冊。 (掲載ことわざ一例) 開いた口へお萩/足元から鳥/頭隠して尻隠さず/阿弥陀の光も金次第/石の上にも三年/石橋を叩いて渡る/石を叱して羊となす/一富士二鷹三茄子/犬も歩けば棒にあたる/井の中の蛙大海を知らず/鰯の頭も信心から/兎波を走る/牛に引かれて善光寺参り/牛は牛づれ/内股膏薬/縁の下の舞/負うた子に教えられ浅瀬を渡る/狼に衣/鬼とも首引き/鬼に金棒/鬼の空念仏/鬼の留守に洗濯/思う念力岩通す/親の脛かじり/など
  • 江戸の高利貸
    4.0
    江戸時代の金融の流れを紹介しながら、武士社会になくてはならなかった高利貸の成立と繁栄、金を借りた武士の困窮と借金の棒引きの歴史を丁寧に解説。「粋」や「通」の文化を生んだ金貸し商人の実態とは。 【目 次】 ニッポン高利貸資本論  現代の高利貸  江戸の高利貸 札差の登場  蔵米取と札差  蔵宿師VS対談方 十八大通  幕府の札差援助  御蔵前馬鹿物語  堕落する旗本・御家人 棄捐令  借金帳消しの画策  棄捐令発布 文化・文政の繁栄と天保改革  札差株の下落  化政期の札差文化  天保の札差改革 維新、そして滅亡  蔵米取の消滅と札差業   江戸札差一覧 『江戸の高利貸』を語る 文庫版あとがき
  • 江戸の旗本事典
    4.0
    時代小説や時代劇に登場する「旗本」。彼らはどのような暮らしをしていたのか? 御家人とはどう違うのか? 三田村鳶魚の最後の弟子が、複雑な江戸幕府の制度をふまえ、これまで誤解されてきた旗本身分を正しながら解説。「徳川家直参」の意味、江戸城中での作法と年中行事、家督相続と隠居、昇進・給与、家計と年収、本家・分家との関係……豊富なエピソードで楽しく読める、歴史・時代小説ファン必携のコンパクト事典。
  • 江戸の妖怪革命
    3.3
    妖怪のカタログ「妖怪図鑑」、妖怪を出現させる「妖怪手品」のマニュアル本、妖怪カルタ、人形などの「妖怪玩具」――。江戸で大流行した妖怪遊びを紹介し、江戸時代に起きた「妖怪革命」の軌跡をたどる。
  • 大杉栄伝 永遠のアナキズム
    4.4
    第5回「いける本」大賞受賞、紀伊國屋じんぶん大 賞2015第6位の新評伝! 労働者、消費者、学生、夫、妻といった社会的アイデンティティを被らされ、「社会」の役に立つように動員されていく現代社会。 その「役に立つ」も、エッセンシャル・ワーカーを除いてはブルシット・ジョブ(デヴィッド・グレーバー)ばかりで、「やってる感」の演出のために長時間労働を強いられるばかり。 かつ、真に必要な仕事は低賃金を強いられ、新自由主義の歪みは極大化している。 “自由で民主主義的な社会”であるはずなのに、なぜ私たちはまったく自由を感じられないのか? これは、「生の負債化」である。 この「生の負債化」に対し、「生の無償性」が大杉栄のアナキズムの肝なのではないかという視点から、気鋭のアナキズム研究者が生の拡充、相互扶助の大杉思想を現代的に読み解いていく。 アナキズムとは、「支配されない状態」を目指すことだ。 「生の負債化」に抵抗し続け、無支配の世界を構想した男・大杉栄。甘粕事件で国家に虐殺された、傑出した社会思想家にして運動家を新たな文体で描いた、傑作評伝! ※本書は二〇一三年に夜光社から刊行されたものを文庫化したものです。 【目次】  はじめに 第一章 蜂起の思想 第二章 アナキズム小児病 第三章 ストライキの哲学 第四章 絶対遊戯の心 第五章 気分の労働運動 第六章 アナキストの本気  おわりに  文庫版あとがき  脚注  参考文献  解説  人物解説・索引
  • 大相撲史入門
    4.0
    神事相撲から現代までの栄枯盛衰、土俵や番付の起源や変遷、雷電・梅ヶ谷・陣幕ほか名力士たちの事績等、日本の「国技」の全てを明らかにする。江戸時代の番付になぜ「横綱」の記載がないのか。土俵はいつから円形になったのか。横綱土俵入りになぜ雲龍型と不知火型があるのか。行司家元の吉田家等が「創作」した故実や巷間流布した言説も鵜呑みにせず、史実や史跡を丁寧に再検証。著者50年に亘る相撲史研究の粋を集めた入門書。 1 歴 史 相撲の始まり/神事相撲/相撲節会/戦国時代の武家相撲/江戸時代の相撲/勧進相撲の禁止令/明治時代の相撲/大正・昭和時代の相撲 2 横綱 横綱の起源/明石志賀之助が相撲の始祖/“綱”は注連縄/横綱土俵入りの“型”について/手数入りとはなんぞや/なぜ雷電は横綱になれなかったか 3 家 元 吉田追風家とは何か/「相撲之御家」京都五條家/謎の式守五太夫/謎の南部四角土俵/土地相撲と大相撲/セミプロの巡業相撲 4 番 付 大相撲番付の変遷/年寄りの起源と変遷/二人の相生松五郎/関脇に落ちた横綱 5 土 俵 土俵はいつできたか/相撲絵画による実証 6 相撲と浮世絵 相撲の浮世絵/奇怪な錦絵の謎解/おかしなおかしな横綱 7 事件・騒動 越後国地蔵堂力士殺し/嘉永の紛擾事件/五大紛擾事件/次郎長相撲三国志 8 こぼれ話 古今珍名・奇名・シコ名くらべ/相撲と芝居/相撲を詠んだ和歌、狂歌 横綱風土記 解説 谷口公逸
  • 沖縄文化論集
    5.0
    天体や海洋への鋭敏な感性、孤島の生活、琉球神道とマレビト、古代神話と月、入墨の文化。民俗学や民芸運動の先駆者たちが、戦禍を越え「沖縄学」を打ち立てた珠玉の15編。詳細な注釈・解説で読み解く。
  • お江と戦国武将の妻たち
    -
    敵国に嫁ぐ女スパイ、夫の武器調達に資金援助をする妻――。二代将軍秀忠を尻にしいたというお江ほか、妻の役割や様々な夫婦の在り様から、男性中心に語られてきた戦国時代を新たな女性像と共に捉えなおす。
  • お皿の上の生物学
    3.8
    新入生の5月病対策として設けられたという、大阪大学の人気講義。 実験(=調理実習)をもとに、生化学・解剖学など科学の話題から、知られざる食の文化の歴史まで、ときに小ネタも挟むユニークな授業が始まる! 「酸味を甘味に変える「味覚修飾物質」の仕組みとは?」「ホワイト・デーのホワイトは、あの商品に由来していた!」 文庫化にあたって、新章「お刺身の話」を追加。 【内容抜粋】 ●味の話 味の要素「原味」とは/「味の素」を発見した池田菊苗博士の執念/味覚に個人差はあるか/生物学と日常用語の「味覚」の違い/酸味を甘味に変える「味覚修飾物質」とは ●色の話 青い食材はめったにない/ウスベニアオイのハーブティーにレモンを入れると……/モーツァルトのイカ墨で書いた楽譜/青いバラの誕生譚 ●香りの話 嗅覚とは何か/日本人の三大発明/イヌの嗅覚、ゾウの嗅覚/消臭剤には大きく2種類ある/加齢臭の正体/フェロモンとは何か ●温度の話 料理の適温/熱の移動と蒸発熱/天かす火事はこわい/冷たいカレーは魚か野菜に限る ●お刺身の話 刺身通のための解剖学/魚臭の原因は何か/刺身に向かない魚、できない魚/刺身と醤油の生理学/板さんの包丁技/やくみのやくめ ●食器の話 生態学の「ニッチ」とは何か/牛丼の歴史/かつ丼が先かとんかつが先か/食器の世界史/美味しい玉子丼の作り方 ●宴会料理の話 クリスマスにはなぜチキンか、ケーキか/フライドチキン解剖学/恐竜現存説/年越しそばとおせち/エビはなぜ赤いか ●季節の食品の話 豆まき/メンデルの法則/修道士メンデルの野望と挫折/血液型性格判断の「根拠」/欧米人にホワイト・デーは通じない
  • 大人に役立つ算数
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 方程式をあえて使わず、計算式や図をかいて、ひとつひとつ手を動かして答えを導く算数。先を読み、順序だてて物事を考える算数的発想は、数学よりも日常生活や仕事に応用しやすく、大人だからこそ楽しめる。懐かしいつるかめ算から、ひらめきが必要な図形問題、そして速さ、割合、濃度、平均、比など抽象的な文章題へ。難関中学入試レベルでは、押してだめなら引くのも大事。固くなった頭をときほぐす、大人のための算数再入門。
  • 鬼と日本人
    3.0
    雷神、酒呑童子、茨木童子、節分の鬼、ナマハゲ……古くは『日本書紀』や『風土記』にも登場する鬼。見た目の姿は人間だが、牛のような角を持ち、虎の皮の褌をしめた筋骨逞しい姿が目に浮かぶ。しかし、日本の民間伝承や芸能・絵画などの角度から鬼たちを眺めてみると、多彩で魅力的な姿が見えてくる。いかにして鬼は私たちの精神世界に住み続けてきたのか。鬼とはいったい何者なのか。日本の「闇」の歴史の主人公の正体に迫る。
  • 陰陽師 安倍晴明
    値引きあり
    3.7
    平安時代、怨霊・妖怪・疫病神を封じ、日本最大級の陰陽師として活躍した安倍晴明。式神をあやつり、闇の世界を支配するだけでなく、表の世界をも支えていたその実像を描く、晴明伝の決定版。
  • 改訂新版 ものの見方について
    3.7
    日本が真の民主的な文化国家となるために、これまでの考え方のスタイルでよいのか。西欧の新しい問題を考えるとき、日本人はいかに対処すべきなのか。「イギリス人は歩きながら考える。フランス人は考えた後で走りだす。そしてスペイン人は、走ってしまった後で考える」。朝日新聞の特派員としての滞欧8年にわたる体験をもとに、諸国民のものの見方や考え方を探り、憂国の感慨と熱情により書かれた戦後日本のベストセラー。
  • 買い物の日本史
    値引きあり
    4.0
    市場での日常品から朝廷の官位にいたるまで、中世人の購買行動から、当時の価値観や道徳意識、信仰心のありかたに迫る。政情不安な時代の生々しい実情と、人々の心性を浮かび上がらせる、新しい日本史。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 科学するブッダ 犀の角たち
    4.3
    科学と仏教、このまったく無関係に見える二つの人間活動には驚くべき共通性があった。徹底した論理で両者の知られざる関係性を明らかにし、さらに向かう未来をも見とおす。驚きと発見に満ちた知的冒険の書。
  • 科学哲学者 柏木達彦の多忙な夏 科学がわかる哲学入門
    3.5
    京都のとある大学。哲学教授・柏木達彦の研究室を物理学専攻の女子学生、咲村紫苑が訪ねる。「パラダイムって何ですか?」――。相対主義や真理論など、哲学の大問題を平易な対話体で読み解く哲学入門ノベル。
  • 科学哲学者 柏木達彦の哲学革命講義
    4.0
    絶対的真理を求めたデカルトとカントの「認識論的転回」。そして理想の言語を夢見たラッセルとヴィトゲンシュタインの「言語論的転回」。哲学史の二大革命から西洋哲学の全体像を読み解く柏木シリーズ第三弾。
  • 科学哲学者 柏木達彦の哲学講義【3冊 合本版】 『科学哲学者 柏木達彦の多忙な夏』『科学哲学者 柏木達彦のプラトン講義』『科学哲学者 柏木達彦の哲学革命講義』
    -
    京都のとある大学。哲学教授・柏木達彦の研究室を物理学専攻の女子学生、咲村紫苑が訪ねる。「パラダイムって何ですか?」――。相対主義や真理論など、哲学の大問題を平易な対話体で読み解く哲学入門ノベル。シリーズ全3冊『科学哲学者 柏木達彦の多忙な夏』『科学哲学者 柏木達彦のプラトン講義』『科学哲学者 柏木達彦の哲学革命講義』の合本版。
  • 科学哲学者 柏木達彦のプラトン講義
    4.0
    言葉と世界の繋がりに疑問を抱いた咲村紫苑は、哲学教授・柏木達彦の研究室を再び訪ねる。謎の大陸「アトランティス」が星空にあったという驚くべき学説を紹介する柏木。その真意とは? 柏木シリーズ第二弾。
  • 加賀百万石物語
    値引きあり
    3.0
    戦国乱世の利家、松子(芳春院)夫妻に始まる加賀百万石・前田家。3代利常までの草創期、5代綱紀の隆盛期、幕末維新や太平洋戦争――旧藩主の家に生まれた筆者独自の視点から、先祖の歴史を綴るエッセイ。
  • カクレキリシタン 現代に生きる民俗信仰
    3.0
    第一章 カクレキリシタンとは何か 1 カクレキリシタン研究の足跡 2 「潜伏キリシタン」と「カクレキリシタン」 3 「隠れキリシタン」か「カクレキリシタン」か 4 カクレキリシタンに対するイメージの転換 5 潜伏時代とキリシタン崩れ 6 キリシタンの復活とカクレキリシタンの出現  第二章 カクレキリシタンの分布 1 潜伏キリシタンの分布  2 現在のカクレキリシタンの分布  第三章 生月島のカクレキリシタン 1 生月キリシタンの歴史 2 生月のカクレキリシタン組織 3 生月のオラショオラショの意義 4 生月のカクレキリシタン行事 5 生月カクレキリシタンの神観念 第四章 平戸島のカクレキリシタン 1 平戸キリシタンの歴史 2 平戸カクレキリシタンの分布 3 根獅子のカクレキリシタン 4 飯良のカクレキリシタン 5 草積のカクレキリシタン 6 下中野のカクレキリシタン 7 春日のカクレキリシタン 8 獅子のカクレキリシタン 9 油水・中の原・大久保・中の崎のカクレキリシタン 10 霊山安満岳 第五章 五島のカクレキリシタン 1 外海潜伏キリシタンの五島移住 2 若松町築地・横瀬のカクレキリシタン 3 若松島有福のカクレキリシタン 4 奈留島のカクレキリシタン 5 福江島宮原のカクレキリシタン 6 福江島のその他のカクレキリシタン 第六章 長崎のカクレキリシタン 1 家野町のカクレキリシタン 2 岳路のカクレキリシタン 第七章 外海のカクレキリシタン 1 外海キリシタンの歴史 2 出津のカクレキリシタン 3 黒崎のカクレキリシタン 第八章 カクレキリシタンの解散とその未来 解散後の神様の取り扱い ほか
  • カタツムリのごちそうはブロック塀!? 身近な生き物のサイエンス
    値引きあり
    -
    四つ葉のクローバーが見つかりやすい場所があるって知っていますか? テントウムシの派手な模様は何のため? 散歩の途中で見かける身近な生き物たちの、知られざる日常や自然界を生き抜く知恵が楽しくわかる。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 角川ソフィア文庫目録2020
    無料あり
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 角川ソフィア文庫は、創業以来の伝統を受け継ぐ総合教養文庫レーベルとして、古典・歴史・詩歌・思想・自然科学など様々な分野の名著を刊行してまいりました。〈仏教の思想〉シリーズ、中学生からやさしく読める古典入門〈ビギナーズ・クラシックス〉、日本民俗学の父の代表作を精選した〈柳田国男コレクション〉、和のビジュアル文庫〈ジャパノロジー・コレクション〉、松岡正剛が読書の深奥を明かす〈千夜千冊エディション〉など、バラエティ豊かな作品やシリーズをそろえています。 ※掲載されているタイトルは2019年9月現在

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  • カビの取扱説明書
    4.3
    暗い、汚い、かび臭い――陰気なイメージのカビが、美食界では大ブーム!  レストランで著者が見たものとは…。 ほかスマホや文化財に生えるカビなど、意外な一面に驚きつつ、かしこい付き合い方がわかる! 本書は2020年に弊社より刊行された書籍の文庫化です。 文庫化にあたり、カビをどう防ぐのかについての章を設け、実用的にも充実した内容となりました。 (章立て)第一章 食べるカビが大ブーム 第二章 カビの正体 第三章 思わぬところに生えるカビ 第四章 冷蔵庫・エアコン・洗濯機──家電のカビの今昔 第五章 カビ対策 一に乾燥、二に乾燥 第六章 石灰岩帯と山火事の後 第七章 カビは体にどのくらい悪いのか 第八章 ヒトとカビの闘い
  • 鎌倉殿と執権北条130年史
    3.5
    鎌倉幕府を打ち立てた源頼朝が没すると、政治の実権を握ったのは北条一族だった。有力御家人を次々に排除し、揺るぎない権力を築き上げていく。義時の執権就任による地位の確立から、朝廷と兵刃を交えた承久の乱、泰時の御成敗式目制定と評定衆による合議制、時宗によるモンゴルとの交戦を経ながら、なぜ130年にわたって勢力を維持できたのか。敗れた御家人や朝廷の思惑にも注目しながら、執権北条氏の新たな像を提示する。 【目次】 プロローグ   第一章 梶原氏と比企氏   一 鎌倉殿頼朝死後の政局   二 梶原景時の失脚   三 比企氏の盛衰 第二章 北条時政と畠山重忠   一 時政と執権   二 元久二年の政変と牧方 第三章 北条義時と和田義盛   一 義時と「執権」制   二 和田合戦 第四章 北条義時と後鳥羽上皇   一 後鳥羽上皇と将軍実朝   二 承久合戦 第五章 北条泰時の政治   一 執権泰時の誕生   二 合議制の光と陰 第六章 北条時頼と三浦一族   一 寛元の政変   二 宝治の合戦   三 北条時頼の政治 第七章 北条時宗と安達泰盛   一 時宗政権とモンゴルの襲来   二 安達氏と鎌倉幕府 第八章 北条貞時と安達氏   一 貞時の政治   二 執権から得宗へ 第九章 北条高時と足利氏・新田氏   一 北条高時と後醍醐天皇   二 足利氏と鎌倉幕府   三 足利高氏と鎌倉幕政   四 新田氏と鎌倉幕府 補論 幕府と官僚   一 大江氏   二 三善氏   三 二階堂氏 エピローグ あとがき 主な参考文献
  • 神が愛した天才科学者たち
    値引きあり
    3.5
    神経質で冷酷なニュートン、本を読まなかったアインシュタイン・・・。あの偉大な発見の裏側はドラマチックで人間らしいエピソードにあふれていた! よくある「偉人伝」では絶対読めない、勇気をもらえる16篇。※本作品は紙版の書籍から挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 神が愛した天才数学者たち
    値引きあり
    3.9
    ギリシア一の賢人ピタゴラス、魔術師ニュートン、数学の王ガウス、決闘に斃れたガロア……。天才数学者の波瀾万丈の生涯を辿りながら幾何学の誕生や現代数学の謎を解説。中学生から愉しめる数学人物伝ベストセラー!
  • 漢字文化の世界
    3.0
    日本文化の源流をなす漢字文化。文字の成り立ちを解き明かすことで、古代中国の人々のものの見方、価値観、神話的な世界観を引き出すことができる。悠久の歴史をもつ大国の深淵に迫る文化論。
  • 感じるサイエンス【千夜千冊エディション 4冊 合本版】
    -
    「千夜千冊エディション」から『情報生命』『理科の教室』『宇宙と素粒子』『心とトラウマ』を収録。 自然科学をテーマに、SFからゲノムまでを取り上げる『情報生命』、セイゴオ少年が寺田寅彦やファラデーに憧れた『理科の教室』、天才科学者たちの発想と思考の秘密に迫る『宇宙と素粒子』、自分の中の道しるべにふと気づける本が満載の『心とトラウマ』の4冊をピックアップした合本版。 ※本作品は「千夜千冊エディション」シリーズ4巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 感染症の世界史
    4.0
    コレラ、天然痘、エボラ出血熱……征服しては新たな姿となって生まれ変わる微生物と、人類は長い軍拡競争の歴史を繰り返してきた。40億年の地球環境史の視点から、感染症の正体にせまる。
  • 関東戦国史 北条VS上杉55年戦争の真実
    3.0
    信長の出現、秀吉の天下統一で、戦国は終焉を迎えた。天下取りの舞台は西日本にあったといわれてきたが、戦乱の始まりも終わりも、実は関東の動向が基準になっていた! 関東の動きをなぞるように、畿内では室町幕府の秩序を脅かす下剋上が頻発した。関東の覇権戦争の中心にいたのが西から来た新勢力の北条氏、旧来の関東秩序勢力である山内上杉氏・扇谷上杉氏である。両氏の関東支配権を賭けた争いから中世史の真相に迫る。 プロローグ 「日本の副将軍」対「関東の副将軍」―北条氏への改称と関東管領家の誇り 第一章 北条氏綱と両上杉氏の抗争 第二章 北条氏康と両上杉氏の滅亡・没落 第三章 上杉謙信はなぜ関東に襲来したのか? 第四章 「国衆」が左右する関東戦国史 第五章 国衆を困惑させた「越相同盟」 第六章 信玄の猛攻と北条氏の危機 第七章 北関東の攻防戦と謙信の死 エピローグ 消滅した「関東の副将軍」―新たな抗争の枠組みへ ※本書は、『戦国関東の覇権戦争盻眇北条氏VS関東管領・上杉氏55年の戦い』(洋泉社、二〇一一年)を改題し、文庫化したものが底本です。
  • 漢文の語法
    -
    「これに勝る漢文文法書なし」との声も高い名著を復刊。漢文の読解力を高めるには、漢字の知識に加えて、「文法」の精確な理解が必要だ。漢字の音と意味の関係や規則、文の構造、例外的な用法などについて『論語』や『史記』などの中国古典の名著から引いた1270を超える文例を用いて実践的・体系的に解説。文例をしっかり読み込み、漢字についての知識と理解を深めることで、確かな読解力を身につけよう。語法便覧、慣用句辞典としても活用できる、究極の指南書。解説=齋藤希史、校訂=齋藤希史・田口一郎
  • 完本 妖異博物館
    -
    古今東西、日本各地の奇談・怪談を1冊に。ろくろ首、化け猫、河童などの幽霊・妖怪から怪鳥退治の話題まで。さらにその類例や原典を、国内外から探し出す。巻末には新たに索引も収録。底本は『妖異博物館』、『続 妖異博物館』(ともに青蛙房刊)。 解説:常光徹 【目次】 妖異博物館 化物振舞/大入道/一つ目小僧/轆轤首/舟幽霊/人身御供/人魂/異形の顔/深夜の訪問/ものいう人形/ものいう猫/怪火/狸の火 大猫/化け猫/狐の嫁入り/狸囃子/猿の刀・狸の刀/鼠妖/大鳥/白鴉/河童の執念/海の河童/百足と蛇/古蝦蟇/蜘蛛の網/大鯰/妖花/茸の毒 果心居士/飯綱の法/山中の異女/人の溶ける薬/煙草の効用/天狗になった人/天狗の夜宴/ 生霊/小さな妖精/執念の転化/気の病/形なき妖/大山伏/消える灯/夜光珠/化物の寄る笛/持ち去られた鐘/銭降る/猫の小判/雁の財布/古兜/斬られた石/魚石/提馬風/風穴 など 続妖異博物館 月の話/大なる幻術/雷公/雨乞い/鎌鼬/空を飛ぶ話/地中の声 宿命/火災の前兆/家屋倒壊/卒堵婆の血/経帷子/井の底の鏡/五色筆/難病治癒/診療綺譚/髑髏譚/眼玉/首なし/ノッペラポウ 竜宮類話/羅生門類話/妖魅の会合/雨夜の怪/死者の影/離魂病/樹怪/くさびら 仏と魔/金銀の精/名剣/不思議な車/樽と甕/埋もれた鐘/巌窟の宝/打出の小槌/金の亀 竜に乗る/竜の変り種/虎の皮/馬にされる話/牛になった人/猿の妖/狐の化け損ね/獺/鶴になった人/化鳥退治/大魚/鰻/胡蝶怪/蜂/銭と蛇 など 解説 索引
  • 【合本版】 渋沢栄一 『論語と算盤』『渋沢百訓』『渋沢栄一自伝』
    -
    正義に基づき、道理正しい経済を進めることが必要である──。「近代日本資本主義の父」と称される一方、私利私欲にもとづく弱肉強食の競争を諫め、教育、福祉、外交といった社会事業にも尽力した先駆的な事業家・渋沢栄一。その主著である『論語と算盤』、経営哲学をまとめた『渋沢百訓』、激動の生涯を自ら語った『渋沢栄一自伝』の3タイトルをひとつにまとめた合本版。 ※本作品は『論語と算盤』『渋沢百訓』『渋沢栄一自伝』全3巻を収録しています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • 木田元の最終講義 反哲学としての哲学
    3.4
    ハイデガー哲学の核心は「反哲学の哲学」にある!若き日の絶望の中で出会ったハイデガーを読みたい一心で大学に進学。哲学三昧の日々はいつしか50年を経過した。現代日本を代表する哲学者が自身の生と哲学を語る。
  • 気になる日本地理
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    山地と山脈の違いって何? リアス海岸の「リアス」って何だろう? 身近なテーマから地理を学べる入門書。都道府県名の由来や、和牛と国産牛の違いなど、身近なのに実は知らなかった疑問にお答えします。読んで納得、知って役立つ地理のおもしろさが詰まった1冊。
  • 気持ちをあらわす「基礎日本語辞典」
    値引きあり
    5.0
    「驚く」「感心する」「かわいそう」「気の毒」など、普段使っている言葉の中から気分や感情をあらわすものを厳選。その言葉のおおもとの意味や使い方、差異を徹底的に分析し、解説した画期的な日本語入門。
  • 饗宴 恋について
    値引きあり
    3.3
    「愛」を主題とした対話編のうち、恋愛の本質と価値について論じた「饗宴」と、友愛の動機と本質について論じた「リュシス」の2編を収録。プラトニック・ラブの真意と古代ギリシャの恋愛観に触れる。

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