ビジネス・経済 - 日経BP作品一覧

  • 転換の時代を生き抜く投資の教科書
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    ★圧倒的支持! お金のことなら、この人に聞こう! ★X(旧Twitter)フォロワー63万人、YouTubeチャンネル登録者数26万人、note有料会員2.5万人★ ★元日本経済新聞記者、後藤達也氏の初の著作!★ 必要な知識をわかりやすく、おもしろく。 視野を広げ、教養を深める「経済とお金のしくみ」 新NISA、株高、円安、インフレ、人生100年時代……今、お金をとりまく環境は、大きな転換点にきています。さまざまな価値観が複合的に変わろうとしている珍しい時代です。今まで投資をしていなかった人も、投資と向き合うべき時代になりました。 この本では、X(旧Twitter)フォロワー63万人を誇る元日経新聞記者の後藤達也さんが、お金の世界をできるだけわかりやすくご紹介します。 投資を通じて得られるのはお金だけではありません。株価は景気や企業だけでなく、世界情勢や金融政策、テクノロジー、あるいは社会の変化などさまざまな要素を映し出す鏡です。本書では、現代のビジネスパーソンが備えておくべき株式市場や経済の仕組みの最新知識を解説。ぜひ、この本で教養を身につけながら、お金について詳しくなってください。
  • 敗者のゲーム[原著第8版]
    3.7
    世界100万部の超ロングセラー。 資産運用の常識を変えた伝説の一冊! 「市場と投資の本質」を伝える投資哲学の名著として、世界中で読み継がれてきたベストセラーを、最新データに基づき全面リニューアル。 変動するマーケットに一喜一憂する。じっくり考えて決めた投資計画を無視して、高値で買い安値で売ってしまう。そんな経験をしたことがある方は少なくないでしょう。では、市場動向に左右されることなく、大切な資産を守り、実り豊かな人生を実現するには、どうすればいいのでしょうか?  本書ではその現実的な対応を教えます。 著者のエリス氏は、投資の成功は、値上がり株を見つけることでも、ベンチマーク以上の成績を上げることでもなく、「自ら取り得るリスクの限界の範囲内で、長期的な投資計画や資産配分方針を入念に策定し、市場の動向に左右されず、徹底的にその方針を守り抜く」ことだと言います。 そのための方法として詳しく紹介するのが、「インデックス・ファンド」への投資です。本書では、個人投資家が押さえるべき運用基本方針のポイント、成功する投資信託や確定拠出年金の選び方、投資の基本原則などについても広く解説。プロ・アマ問わず投資に関わる全ての人に広く役に立つ内容になっています。 ■改訂のポイント 今回の改訂では最新データに基づき全面リニューアル。新たに6章を加え、2020年の新型コロナウイルスの蔓延がもたらした大暴落と急回復期など、最新の市場動向もふまえて内容をアップデートしています。
  • ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第13版> 株式投資の不滅の真理
    4.3
    ◆全世界で読まれている「投資のバイブル」  1973年の初版以来、全米累計200万部を超え、「投資の名著」として絶賛されるベスト&ロングセラー、A Random Walk Down Wall Streetの最新版。本書の主張は「インデックスファンドへの投資がベスト」というシンプルなものだが、類書と異なる点は、なぜ他の投資方法がインデックス投資に比べて劣っているのかを、データを示してしっかり論じているところだ。過去のデータを鑑み、アクティブファンドの長期リターンが市場平均を下回ることを証明し、「猿がダーツで選んだポートフォリオを運用するのと等しい」とこき下ろすあたりは、読んでいて痛快かつ明快である。  硬派な内容でありながら、数式はほとんどなく、グラフや表を多用しており、初心者にも理解しやすくなっている。間抜けなテクニカル分析手法やチューリップからITに至るバブルの話など、読み物としても面白く読める。 ◆改訂版の特徴  原著第13版は初版から50周年の記念版。著者のマルキール氏はインフレは当面続くとみているが、その中でもこれまで示してきたインデックスファンド投資が最強という論を引き続き展開する。  新たな内容としては暗号通貨、NFT、ミーム株(オンラインコミュニティで人気になり、一時的に高値がつく株)について触れるが、これらも最終的には有効ではなく、これまでの手法の良さをさらに強調する材料となるだけである。
  • 日本製鉄の転生 巨艦はいかに甦ったか
    4.5
    USスチールを2兆円で買収する大胆な決断は、この変革の延長線上にあった! 過去最大の最終赤字4300億円を計上した年から約5年、瞬く間に復活し戦線を拡大する日本製鉄。 その裏には、血のにじむような構造改革とやるべきことを最短距離で実行する企業風土への変容があった。 「動きが重い」と言われてきたかつての姿は、もうそこにはない。 重厚長大産業の中でも、代表格である日本製鉄の「転生」を描いたノンフィクションが誕生。 日本の伝統的な大企業はこんなにも変われる!
  • 戦略ごっこ―マーケティング以前の問題
    4.8
    ★300以上の海外論文や実証研究に基づく「エビデンスベーストマーケティング」の決定版 ★「根拠のある事業成長」を目指すビジネスパーソン必読のファクト&エビデンス STP、顧客ロイヤルティ、新規獲得と離反防止、リピート、差別化、ニッチ戦略、ブランドイメージ、パーセプション、ポジショニング、プレミアム化、推奨、ファンマーケ、購買ファネル、クリエイティビティ、予算配分の最適化、マーケティングROI……。 本書では、「みんなそう言ってるから、まあそういうものなんだろう」的な話の根拠を、海外の実証研究や論文を中心に徹底的に掘り下げました。その結果、事実ではない、一般的に有効とは言えないケースが数多く見つかりました。消費者理解から商品開発、プライシング、流通、広告コミュニケーションまで、戦略や戦術に関わるほぼ全ての面で「根本的な事実誤認」があるようです。 現実と理屈が合わないとき、間違っているのは理屈のほうです。現在はリスキリングがはやっていますが、本来知り直すべきなのは「こうするとこうなる」「そうしたくても、そうはならない」という、市場と消費者行動に関する基本的なファクトです。そこを勘違いしたままでは、どんなに素晴らしいアイデアでも水の泡、企業の貴重なリソースが無駄になります。今こそ事実に基づいて、ビジネスやマーケティングの「当たり前」を見直しましょう。
  • FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
    4.5
    ファクトフルネスとは――データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。 世界を正しく見る、誰もが身につけておくべき習慣でありスキル、「ファクトフルネス」を解説しよう。 世界で100万部の大ベストセラー! 40カ国で発行予定の話題作、待望の日本上陸 ビル・ゲイツ、バラク・オバマ元アメリカ大統領も大絶賛! 「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ」―ビル・ゲイツ 「思い込みではなく、事実をもとに行動すれば、人類はもっと前に進める。そんな希望を抱かせてくれる本」―バラク・オバマ元アメリカ大統領 特にビル・ゲイツは、2018年にアメリカの大学を卒業した学生のうち、希望者全員にこの本をプレゼントしたほど。 本書では世界の基本的な事実にまつわる13問のクイズを紹介している。たとえば、こんな質問だ。 質問 世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる? ・A 20% ・B 50% ・C 80% 質問 いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる? ・A 20% ・B 50% ・C 80% 答えは本書にある。どの質問も、大半の人は正解率が3分の1以下で、ランダムに答えるチンパンジーよりも正解できない。しかも、専門家、学歴が高い人、社会的な地位がある人ほど正解率が低い。 その理由は、10の本能が引き起こす思い込みにとらわれてしまっているからだ。
  • なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか “ゆるい職場”時代の人材育成の科学
    3.9
    「職場がゆるくて、成長実感がないから辞めます」 こんな社員が登場するようになった「ゆるい職場」時代、若手社員の育成はますます困難になりつつあります。 本書では独自調査とヒアリングから、Z世代の価値観の「二層化」、その不安と焦りを浮き彫りにしたうえで、心理的安全性とともに今、職場に求められる「キャリア安全性」の重要性を示唆し、若手を活躍させることのできるマネージャーに必要な9つのポイントを紹介。  人材育成に悩む現場マネージャーにとって、今日から使える実践的な情報を提供します。
  • 日経業界地図 2024年版
    4.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 業界・企業研究に! 投資に! プレゼン資料に欠かせない! 好評の『日経業界地図』最新版 日経新聞の記者が総力取材! 充実の185業界、4600企業・団体を収録 膨大なビジネス情報をこの1冊に凝縮 ・「基礎知識」「最近の動向」「年表」「キーワード」で業界の基本が1分でわかる ・「業界天気図」「注目企業の成長戦略」「今後の焦点」で未来が読める ・「売上高」「初任給」「従業員数」「平均年齢」で会社の姿が見える 「生成AI」「水素・アンモニア」「合成燃料」…… 注目の新業界・テーマを収録!
  • 設計マネジメントの教科書
    -
    日本の製造業には、設計マネジメントが有効に機能してない企業が少なくありません。設計部門は職人気質なところがあり、誰かから教えられたり指摘されたりするのを嫌う人が多いという現実があります。そのため、管理者がマネジメントするのは非常に難しく、実質的に現場の設計者に任せてしまっているケースが多いというのが現実です。これでは設計の出来が担当した設計者に依存し、必ずしも良い設計とは言えません。本書は、トヨタ自動車の設計者出身のコンサルタントが、トヨタ自動車の設計マネジメントを担う管理者に求められるマネジメントの方法を体系的に、かつ分かりやすく解説します。品質とコスト、納期(QCD)の全てを高い水準で成立させるトヨタ自動車の開発設計の「本質」を学び取ることができる良書です。製造業の開発設計部門の管理者および設計者にとって必読の1冊です。
  • ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる
    4.2
    世界1000万部超ベストセラーシリーズ『ビジョナリー・カンパニー』の原点で最新刊! 本書『ビジョナリー・カンパニーZERO』は、『ビジョナリー・カンパニー』シリーズが発行される前の1992年にジム・コリンズが記し、日本語訳されずにいた名著『Beyond Entrepreneurship』の改訂版。まさに、ビジョナリー・カンパニーの原点だ。 ◆リード・ヘイスティングスNETFLIX共同創業者兼CEOも大絶賛! 「本書は誰よりもどの本よりも、私のリーダシップを一変させてくれた。10年以上この本を読み返した。起業家なら、86ページ分を暗記せよ」 ◆スタートアップや中小企業が「偉大な企業」になるために必要なことを解説 偉大で永続的な企業になるために必要ことを1冊に凝縮してまとめた。誰と一緒に仕事をするか、リーダーシップ・スタイル、戦略、戦術をどうつくるか、パーパスやミッションなどをどう決めて実行するか重要になる。「偉大な企業」とそうでない企業との違い、規模が小さいうちから考えておくべきことなど、時代を超えて重要な内容が理解できる。 ◆ジム・コリンズとビル・ラジアーの教えの例 ・偉大な企業という目的地があるわけではない。ひたすら成長と改善を積み重ねていく、長く困難で苦しい道のりだ。高みに上り詰めると、新たな課題、リスク、冒険、さらに高い基準を探す。 ・企業が追跡すべきもっとも重要な指標は、売上高や利益、資本収益率やキャッシュフローではない。バスの重要な座席のうち、そこにふさわしい人材で埋まっている割合だ。適切な人材を確保できるかにすべてがかかっている。
  • うかる! マンガ宅建士入門 2024年度版
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これからはじめる最初の一歩! こんな方にオススメです! ・はじめて宅建試験を受験する ・まずは試験の全体像を理解したい ・重要なポイントだけ先に知りたい ◆初学者でも読みやすい 不動産会社のストーリー形式 不動産会社を舞台にしたストーリーマンガで、試験に出る重要ポイントを理解! 「自分の城が欲しい!」 「未成年だけど契約したい!」 なんだかワケありのお客様ばかり…!? ◆宅建試験で毎年のように出題される 重要ポイントを丁寧に解説 試験の出題傾向をふまえたうえで 「毎年出題される論点」をじっくり解説しています。 ◆まとめページで関連知識を整理。 一歩先へレベルアップできる マンガの合間に、関連する重要用語を説明しています。 ◆スマホで読める「三大書面」まとめ&過去問 特に重要な「三大書面」(媒介契約書面・重要事項説明書面・37条書面)の まとめ&過去問をPDFでダウンロードできます。
  • 「指示通り」ができない人たち
    3.0
    ●なんでそうなるの?  自分の力量に気づかず、「できる人」のようにふるまって迷惑をかける人、取引先に一緒に行っても、まったく違う理解で物事を進めてしまう人、状況の変化に対応できず、すぐにパニックになってしまう人、そもそも「指示通り」に動くことが難しい人……。そういう職場にいる人たちを紹介しながら、その改善策も一緒に考えていく本。  そういう人たちの深層心理を理解することで、改善策にも近づくことができる。様々なケースをもとに、心理学博士の著者とその上司の会話で文章を展開。 ●周囲にこんな人はいないだろうか? アドバイスを意地悪と受け止める/自分はできる社員と思い込んでいる/すぐにパニックになる/評価してもらえないとすぐヤケになる/「指示通り」に動くのも難しい/すぐに記憶がなくなる/意欲が空回りする など
  • システムを作らせる技術 エンジニアではないあなたへ
    4.5
    SEじゃないあなたのための DX推進の教科書!  企業のDX推進でシステムを「作らせる技術」の重要性は増しています。  プログラマーやSEのような専門家だけがシステムについて考えればよいのではなく、「自分では作れなくとも、思い通りのシステムを『作ってもらうノウハウ』」が必須の時代になったということです。  そのためには、 ・「こんなシステムがあればいいのに」を構想し、 ・「A機能とB機能、どちらを優先すべきか」を判断し、 ・これを作るのにいくらまで投資する価値があるか?を見極め、 ・作ってくれる人(社内の情報システム部門、または社外の専門ベンダー)を探し出し適切に依頼し、 ・構築プロジェクトで沸き起こる様々な課題を解決  していかなければなりません。  本書はシステムに詳しくない業務担当者が、新しいビジネスを立ち上げるために、または既存の業務を改革するために、すべきこと/陥りやすい落とし穴を余すことなく書きます。  著者が20年以上にわたり支援してきた多くのプロジェクトでの事例やエピソードを詰め込んだ、実務家のための教科書です。
  • 天才読書 世界一の富を築いたマスク、ベゾス、ゲイツが選ぶ100冊
    4.0
    天才イノベーター3人が選ぶ100冊を一挙紹介! イーロン・マスク、ジェフ・ベゾス、ビル・ゲイツ。 世界一の富豪になった3人は猛烈な読書家。 歴史、SF、科学、経済学…古典から最先端まで。 珠玉の100冊のエッセンスを詳細に解説! "21世紀の教養"が学べる最高のブックガイド! テスラCEOのイーロン・マスク、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ──。いずれもイノベーションを起こして「フォーブス」世界長者番付1位になった天才です。実は猛烈な読書家でもある3人が読んだ100冊の本を一挙に紹介します。著者は3人を直接取材したジャーナリスト。天才たちの素顔や知られざるエピソードを交えて、名著・良書の読みどころを丁寧に解説します。古典だけでなく、教養のアップデートに役立つ最先端の本も網羅。"21世紀の教養"といえる100冊のエッセンスが学べる、最高のブックガイドです。 ◎ リーダー論、経営論、行動経済学など、仕事に役立つ本が勢ぞろい ◎ AI、データ解析、遺伝学、宇宙、人類史などの最先端の知見もカバー ◎ 物理学、構造物、材料科学など、科学の本質に迫る本も目白押し ◎ 天才たちの本棚をのぞくことで、天才の思考とアイデアの源泉に迫る ◎ 絶望的な状況でどう生きるか。人生の指針になる本を紹介 ◎ 瞑想・マインドフルネス、記憶術、睡眠など、自己啓発の名著も ◎ 自分が関心のあるテーマを選んで、どこからでも読み始められる構成 ◎ 巻末に100冊の詳細なリストを掲載 ◎ 全456ページの保存版
  • デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術
    4.4
    全米最強のトレーダー養成機関「プリスティーン」が、勝者のセオリーを初公開! デイトレーダーとして株式相場で成功するための心構えを凝縮した一冊です。 最大の特徴は、皆が本当は気付きつつも忘れてしまいがちな事を、表現を変えながら執拗に繰り返し述べている点。本書によって、迷いの罠から逃れ、より信念を持って売買できるようになります。 例えば、「株式を取引するのではなく、人を取引する」という教訓。多くの初心者が、一つひとつのトレードに必ず相手がいることを認識していない。問題は「どちらが、より賢いのか」という点であり、マーケットの機微を知って、賢い側に立てるように鍛えるアドバイスをします。

    試し読み

    フォロー
  • 儲かる会社の「しゃべる」数字
    3.0
    経営に必要な数字って、実はすごくシンプル。   行動実態を語る数字の声に耳を傾けるだけで、     必ず業績が上がり、未来が変わる!  収益性や安全性、成長性を知るために行われる財務諸表分析。ここで気をつけたいのは、これら数字は全体をみるために組み合わされ、丸められ、その結果、実際の企業行動との乖離が生じていくということ。経営は様々な要素から成り立つのだから、その要素に分解してみないと、どこに問題があるのか、強みがあるのか、真の姿はわからないのだ。  □実は値上げが最も収益改善には効果的だった  □儲かっていない事業に経営資源を投入していた  □採用費の支出が怖くて人材投資を控えてチャンスを逃してしまった  □節税に励んだつもりがかえって収益の足を引っ張っていた  行動の結果もたらされた数字は、「あなたの会社はここが問題だよ」としゃべってくれる。その声を聞けるようになれば、もう怖いものはなし。では、どうすれば声が聞こえるのか?  そもそも会社の数字は、すべてが行動の結果なのだから要素ごとに分解してしまえば、とてもシンプルなものになる。どこが儲かっているのか、何か危険な兆候はないか……数字が勝手にしゃべりだすように仕向けることで、生きた経営計画の策定と現実を直視した進捗管理が可能となり、結果として企業行動は確実に変わるのだ。  本書は、どうすれば数字を見やすく工夫できるか、これからすべきことがわかるようになるかを、会社数字の活用法を極めた著者が、豊富な事例と共に実践的に解説する、まさに「目から鱗」の、まったく新しい経営指南書。
  • 世界で一番やさしい考え方の教科書
    4.8
    鈴川葵の成長の軌跡、第3弾 「明日までに考えておけ」を実行できる 物語の主人公は、会議術や資料作りを学んで中堅社員になった女子社員です。コンサルタントの父から教わった「思考の循環サイクル」を実践し、普段意識することがなかった「考える」という行為を順序立ててこなしていきます。すると、会議や資料の質が上がるのを実感できるのです。 本書では主人公の成長を見ながら、「考え方」の原理・原則をつかんでいただきます。 「明日までに考えおいて」「もっとよく考えてほしい」──。ビジネスの現場でよく聞く、ありふれた言葉です。誰も疑問に思うことなく受け止めているが、ここで立ち止まってほしい。「よく考える」とは何をどうすることなのか? ビジネスパーソンは考えるのが仕事であるはずなのに、肝心の「考え方」は誰も教えてくれません。 考え方というとロジカルシンキングやマインドマップなどのツールを思い浮かべる人がいますが、私たちは普段、ツールを使って「考える」という動作をしているわけではないのです。自然に物事を考えている。ただし、そのやり方は言語化されておらず、再現性が低い。誰かに教えることができないのです。 本書はここに目を向けました。とはいえ、自分は「考える力に問題がある」と自覚している人は少ない。そこでビジネス小説が役立ちます。読者の考え方と主人公の考え方を比較することができます。
  • いかなる時代環境でも利益を出す仕組み
    4.4
    危機のときに必ず業績が飛躍的に伸びるのはなぜか? 「15の選択」で会社は根本から変わる ■新製品の売り上げ比率は50%以上 ■設備稼働率は70%以下にとどめる ■「選択と集中」「選択と分散」をバランス 【目次】 序章 効率偏重経営の終わり CHOICE 1 「環境変化に対応する」か「環境を自ら変革する」か 1章 製品開発力 売れる製品を最速で大量に生む仕組み CHOICE 2 フォーカスするのは「買う人」か「使う人」か CHOICE 3 KPIの目的は「業績向上」か「新陳代謝」か CHOICE 4 開発は「リレー型」か「伴走型」か 2章 市場創造力 流通を主導し、顧客と結びつく仕組み CHOICE 5 「自社の強みに絞る」か「自社の強みを絞らない」か CHOICE 6 強みは「固有の技術」か「固有の仕組み」か 3章 瞬発対応力 急な外的変化を成長に取り込む仕組み CHOICE 7 上げたいのは「稼働率」か「瞬発力」か CHOICE 8 瞬発力があるのは「身軽な外注」か「柔軟な内製」か CHOICE 9 「選択と集中」か「選択と分散」か CHOICE 10 「短期の効率」か「中期の効率」か 4章 組織活性力 仕事の属人化を徹底的に排する仕組み CHOICE 11 社長にとって「いい会社」か社員にとって「いい会社」か CHOICE 12 経営情報を「独占する」か「共有する」か CHOICE 13 組織内に「ヌシがいる」か「ヌシがいない」か 5章 利益管理力 高速のPDCAで赤字製品を潰す仕組み CHOICE 14 PDCAの要所は「PLAN」か「ACTION」か 6章 仕組みの横展開 7章 ニューノーマル時代の経営 CHOICE15 業界は「守るべきもの」か「壊すべきもの」か
  • ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則
    4.1
    「時代を超え、際立った存在であり続ける企業(ビジョナリー・カンパニー)」の源泉を解き明かした米国のロングセラー。徹底した調査とライバル企業との比較対象などから、これまでの経営神話(すばらしいアイデアの必要性、カリスマ的指導者の存在、……)を次々と看破、時の試練に耐え変わることのない「基本理念」こそ、ビジョナリー・カンパニーに最も必要なものであると説く。
  • 仕事は1枚の表にまとめなさい。
    NEW
    5.0
    大きな仕事をなし遂げられる人の 小さな習慣 孫正義氏「東日本大震災の復興支援、スクリーニングのPCR検査、コロナワクチン… 彼は判断の難しいことを形にしてきた。この整理には、学べることがあるはずだ。」 孫正義氏の数々の“むちゃぶり”を 爆速で実行に移してきた仕事の進め方 「ざっくりすぎる指示」「むちゃぶり」「ちゃぶ台返し」…… どんな困った職場でも、劇的に仕事が進む。結果が出る。 「表で」できること ・複雑な情報をすばやく整理する ・足りない情報を的確にあぶり出す ・鋭い視点で比較検討する ・物事を深く分析する ・自身のアイデアを提案する ・チームメンバーに責任ある仕事を促す ・予定通りに物事を進める ・抜け漏れのないコミュニケーションをする ・全体像・細部ともが一目でわかる提案資料をつくる ・自分の「推し」を客観視点で把握・説明できる ・どんなカリスマとも対等な立場で交渉できる
  • 戦略の要諦
    4.4
    高邁なパーパスを掲げても、戦略にはまったく役に立たない。 ミッション・ステートメントは戦略策定の足しにならない。 そんなものに時間と労力を注ぐのは無駄である。 * * * * 戦略策定がうまくいかないのは、戦略とはあらかじめ定められた目標、とくに業績目標を実現する方法のことだ、という経営陣の思い込みにある。 こうした思い込みを打破し、戦略策定を専任者に任せきりにせず、行動計画を各部門責任者に丸投げしない。 * * * * 戦略の策定とは意思決定でも目標設定でもない。 卓越した優位性も長期的ビジョンも他社との比較も要らない。 「戦略の策定」とは克服可能な【最重要ポイント】を見きわめ、それを解決する方法を見つけることである。 「戦略の戦略家」「戦略の大家」でロングセラー『良い戦略、悪い戦略』著者が、戦略をめぐる誤解を解きほぐした新たな名著。
  • 新・現代会計入門 第5版
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 企業の現実にも焦点をあてながら、理論や制度までしっかり学べる画期的テキストの最新版。収益認識やESG関連の内容などを刷新しました。 会計基準や制度の説明にとどまらず、企業の会計行動や会計現象にも焦点をあて、その背後にある要因の説明に多くのスペースを割いています。会計基準や制度が実際の企業活動にどのような影響を与えているかを多面的に理解し、会計が現実をいかに説明できるかという「切れ味」を把握することが大事だからです。 理論や歴史から実務事例までを網羅しています。第2章から第14章までの各章を、それぞれ3つのパートに分けています。最初から順番に読み進むこともできますが、制度やルールを学びたいなら各章の「Accounting Today」を、理論や歴史を調べたいなら各章の「Theory and History」を、実務への応用例を知りたいなら各章の〈Field Study〉を読み進むというように、必要な箇所から読みはじめることもできます。
  • キーエンス解剖 最強企業のメカニズム
    4.0
    営業利益率は脅威の55%超、社員の平均年間給与は2000万円超──。売上高は1兆円に満たないながらも日本の時価総額ランキングで第3位に入るのがキーエンスだ。日本を支えてきた製造業の弱体化が指摘される中、なぜキーエンスはこれだけの結果を残せるのか。その神髄は顧客の心をつかむ営業や商品開発、人材育成の仕組みにある。外部にほとんど明かされないキーエンスの正体に日経ビジネス記者が迫る。
  • 実践 企業・事業再生ハンドブック
    -
    企業再生の流れから、計画策定、業務や財務のリストラクチャリング、事業のライフサイクルや企業の規模に応じた再生のポイントまで、豊富な実例と最新の情報を交えて解説。「現場で役立つ実務書」の決定版!
  • 業界別マーケティングの地図 14業界のやるべき施策、商品の「売り方」「魅せ方」が分かる
    -
    人気マーケティング書『売上の地図』の続編・応用編が登場 食品・飲料、酒、アパレル、化粧品、日用品、自動車、外食…… 14業界の商品特性、「売り方」「魅せ方」を徹底解説 他業界との比較、相対化で「やるべき施策」が見えてくる ・1カ月に何回も購入する商品 ・1年に数回購入する商品 ・数年~10年に1回購入する商品 ・一生に1~2回、購入機会があるかどうかの商品  あなたが担当している商品はどれに当てはまりますか? 頻繁に購入する商品カテゴリーと、ひとたび購入したら「次は○年後」という商品カテゴリーでは、消費者の検討の仕方、購入に至る流れは大きく異なります。これを「カテゴリー関与度」といいます。  マーケティングには定石といわれる戦略フレームや理論、コンセプトが存在しますが、実際にそれをどう使いこなすか。自社商品に落とし込むか。それは、商品特性に基づく「カテゴリー関与度」によって変わってきます。  本書の目的は、マーケティング活動における"大外し"をなくすことです。  様々な業界のクライアントと仕事をするマーケティング支援企業のマーケターやコンサルタントはもちろんこと、一般事業会社のマーケターも、自分の所属業界・担当商品だけでなく、他業界・他カテゴリーにも目を向けてみてください。相対的に比較することで、担当商品の"立ち位置"と、注力すべき施策が高い解像度で見えてくるでしょう。
  • 経営理論をガチであてはめてみたら自分のちょっとした努力って間違ってなかった
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 働く現場で感じる「恥」「怒り」「涙」…ぜんぶ経営学に答えがある! 仕事やキャリアのモヤモヤを最新の経営学で解決する日経WOMANの大人気マンガ連載を書籍化。 『僕たちはもう帰りたい(ライツ社)』『だからお前はダメなんだ(大和書房)』など、人々の感情の機微を軽妙に捉えるマンガでツイッターフォロワー18万人のさわぐちけいすけさんと『世界標準の経営理論(ダイヤモンド社)』『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学(日経BP)』などのベストセラーを世に出す経営学者・入山章栄さんのタッグでお届け。 MBAよりもリアルな新時代のバイブルです。
  • 半導体逆転戦略 日本復活に必要な経営を問う
    NEW
    -
    【数を追わない経営では勝ち目はない】 日本の半導体産業はなぜ凋落し、その復権には何が必要なのか。本書は、技術信仰に縛られた日本企業の実態、技術で勝ってビジネスで負けてきた歴史、数を追わないことの問題点などを明らかにし、韓国、台湾になぜ逆転を許したのかについても的確に分析。ラピダスよりもJASMが日本の転機となるかもしれないなどの大胆な考えも示す復活のための経営戦略指南書。日本の半導体産業が抱える課題を、日本企業が陥りやすい技術論ではなく、ビジネスとしての成功を目指す経営学的な見地から解き明かす。生き残るために必要な経営転換策が満載の本。
  • 「言葉にできる」は武器になる。
    4.0
    人を動かすために「心地いい言葉」はいらない! 自分の思いをどうやって「言葉」にして「伝える」か? 人の心を動かす「表現」には秘密があるのか? 「うまく自分の言葉で話せない」「人の心に刺さる表現力を身につけたい」――志や思い、自分のなかにあるビジョンを言語化するために何をすればよいのか? そんな悩みを抱えている全ての人に、いま注目のコピーライターが独自の手法をわかりやすく開示する、人の心を動かす言葉の法則。  人は、その言葉の中に自分の思いを発見したときに心を動かされるのであり、技巧を凝らした表現などいらない。自身が手がけた広告コピー、古今東西の有名事例を、「メッセージとしての明確性」「そこにいかに自分を投影するか」「伝えたい想いをいかに生み出すか」という視点から分解、「意志を言葉に込める技術」を解説する。
  • 世界で一番やさしい会議の教科書(日経BP Next ICT選書)
    4.6
    3万時間。企業に勤めるあなたが一生涯で会議に費やす時間です。 これほどの膨大な時間を費やしているにもかかわらず、効率的でまともな会議はなかなかないのが実情です。 本書の主人公、鈴川葵は入社2年目のごく普通の女の子。 自分の部署でおこなわれる「グダグダ会議」にふと疑問を抱きます。 「なぜ、会議はこんなにつまらないのだろう・・・」 そのことをきっかけに、彼女は会議で小さな改革を始めます。 最初は、「たった一言」を口にするだけの小さな改革。 しかし、そこから確実に会議は変わり始めます。 小さなチャレンジを実直に積み重ねていくことによって、彼女は部署全員を巻き込み会議改革を成功させ、そして大きな成果を生み出していきます。 何をすれば会議が変わるのか、実際にどう変わっていくのか? 物語を通して、分かりやすく会議改革のやり方を解説していきます。 少しずつ脱皮するように会議が変わっていくプロセスを、主人公とともに追体験してください。
  • 投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識
    4.2
    《本書は、私の投資哲学の声明文である》 《私の狙いは、読者がこれまでに触れたためしのない投資に関するアイデアや思考方法を伝えることにある》 ●どうしたら投資リスクを限定できるのか ●コンセンサスと別の見方をする理由とは ●市場環境が芳しくないときに、損失を最小限に抑えるには ●絶好の投資機会を見つける逆張りの考え方とは ●ミスプライシングが起こりやすい非効率市場を見つけるには ●マーケット・リターンを上回る「成功する投資」を達成するには ■バフェット大絶賛! 「極めて稀に見る、実益のある本」――バフェットも大絶賛。バフェットは著者に対し「君が本を書くなら、必ず推薦文を寄せる」と日頃から本の執筆を促していたそうです。出来上がった本書をバフェットは大変に気に入り、バークシャー・ハザウェイの株主総会で配布したほどです。 ■成功する投資哲学とは? 本書は成功した投資家が教える投資のノウハウ本ではありません。著者が強調するのは投資の難しさです。しかし、その難しい投資の世界で市場に40年以上にわたって勝ち続けてきた著者が語る哲学に満ちた本書は、投資の基本書として古典となりうる珠玉の名言に溢れています。市場の見方、リスクの捉え方、市場コンセンサスとは別の見方をする「逆張りの思考法」、ミスプライシングが起こる非効率市場の見つけ方など、根本的かつ重要な投資哲学が1冊に! ■著者は巨大ファンドの創業者 著者が創業したオークツリー・キャピタルは、運用資産残高が約800億ドル(約6.2兆円)にのぼる巨大ファンドを運用し、高利回り債(ハイイールド債)と不良債権(ディストレスト・デット)への投資を得意とする著名投資会社です。
  • 【倍速講義】孫子×ビジネス戦略
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ◆2500年にわたって読み継がれる、百戦不敗の兵法書『孫子』。古今東西の為政者、経営者、指導者に愛される最高の戦略書だ。孫子の教えは、「戦わずにして勝つ」こと。そのために情報を最大限活用し、ライバルとの力の差を見極め、利害を操りながら勝機を掴んでいく。また人や組織を操るための極意も豊富で、実践しているトップ経営者も多い。本書では、そもそも『孫子』とは何かといった基礎知識から、ライバルを出し抜くための方法論、負けないための組織作りまで、ビジネスや人生に役立つ孫子の教えを60分で解説する。 ◆「倍速講義」は、より短時間で効率的に物事を理解したいというニーズに応えた「タイパ時代の新感覚ビジネス書」。話題のテーマや知っておくべき教養を、イラスト入りの3ステップ、1テーマ60秒で解説する
  • 無敗営業 「3つの質問」と「4つの力」
    4.4
    営業力とは技術である。誰でも身につけられる――。 東大卒、のべ3万人を指導してきた異色の営業コンサルが 「コンペで8年無敗」のノウハウをついに公開 「研修の翌日に、学んだことを活用して、狙っていた提案を受注しました!」 「営業をやっていて、初めて、こんなにお客さまから褒められました!」 「数百人の営業が、前年比で平均25%売上アップしました!」 「全国の販売会社でうちだけずっと未達成だったのが、7年ぶりに目標達成しました!」 筆者のもとに日々、このような喜びの声が寄せられています。 東京大学経済学部を卒業し、外資系戦略コンサルティング会社を経て 25歳で起業した筆者は、これまで一部上場企業を中心として、 3万人以上の営業パーソンに対して、コンサルティングや研修、講演を実施してきました。 300人近い講演の席も数日で埋まり、コンサルティングや研修には リピート・紹介が絶えず、一年中、朝から晩まで全国を飛び回っています。 営業担当者とお客さまの間にある情報ギャップを乗り越えて、接戦を制する「3つの質問」が一つの柱です。 「接戦状況を問う質問」ほか、具体的にその狙いと使い方を解説します。 もう一つが、お客さまの希望や期待と、実際の営業活動のズレを解消する「4つの力」です。 「質問力」「価値訴求力」「提案ロジック構築力」「提案行動力」として実用的に解説します。 「営業を科学する」が本書のモットー。 勘や経験に頼らずに営業パーソンが育ち、そして着実に成果を上げる方法がここにあります。 多くの営業経験者は目から鱗が落ちる思いをしていただけるはずです。
  • 世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか
    4.0
    米中交代のシグナルはどこを見れば分かるか。 過去の類似する時期を学べば、これから起きる事に対応できる。 世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者が、世界秩序のサイクルを明かす。 ●伝説的投資家で世界的ベストセラー『PRINCIPLES』の著者レイ・ダリオは、半世紀以上をかけて世界各国の経済とマーケットを調べ上げてきた。その彼が、過去500年に起きた政治的・経済的な激変を研究し、現在に生きる人々が経験したことのない根本的変化が、将来、発生し得ることを解説する。だが、これらの激変は、過去の類似する時期に起きてきたことなのだ。 ●数年前、ダリオはこれまで経験したことのない大きな出来事を目撃した。巨大債務と、ゼロあるいはゼロに近い金利が同時に生じ、世界の3大準備通貨で大規模な金融緩和がなされた。過去1世紀で最大と言える経済的・政治的格差と価値観の相違により、各国で大きな政治的・社会的な対立が生じた。それはとくに米国で顕著だった。新たな世界的勢力(中国)が興隆し、既存の世界大国(米国)と世界秩序に挑戦するようになった。これらにもっとも類似する出来事が起きたのは、1930~1945年だ。これを目の当たりにしたダリオは、過去500年の主要な帝国とその通貨の興亡を研究し、その盛衰の背後にあるパターンと時空を超えた因果関係を探求した。その成果が、本書である。 ●パートIでは単純化した典型的な帝国の興亡を解説。パートIIでは過去500年間に準備通貨国となったオランダ、イギリス、米国について深く掘り下げ、さらに米中対立についても1章割く。パートIIIでは、これらすべてが将来にどういう意味を持つかを論じる。
  • ユニクロ
    NEW
    4.5
    これぞ決定版! 圧倒的な筆力で描き出す、迫真のノンフィクション!! さびれた商店街でくすぶってた青年が「ユニクロ」という金の鉱脈をつかむまでの苦闘。 SPAへの挑戦。東京進出とフリースブームの到来。 集まる仲間たちと、古参社員との別れ。 苦戦する海外展開。ブラック企業批判。 そして、情報製造小売業への進化。 柳井正と、その夢に惹かれた同志たちの長き戦いをリアルに描き出す。 「ユニクロはどうやってここから生まれたのか。 地方のさびれた商店街の紳士服店は、なぜ世界的なアパレル企業になりえたのか。 本書では、その謎をひもといていくことを目的とする。 では、その歩みから何が見えてくるのだろうか。 現代を生きる我々に何を教えてくれるのか。 私が見つけたのは『希望』である。 この国に存在する名もなき企業や、そこで働く人たちにとって希望になるであろう物語である。」 ――本文より
  • 値決めの教科書 勘と経験に頼らないプライシングの新常識
    5.0
    すべての値段が上がる時代 利益を最大化する値決めの理論を徹底解説 「値決めは経営」というのは、京セラ創業者の稲盛和夫氏が値決めの大切さを説いた有名な経営訓ですが、企業の現場では、勘と経験を頼りに決めてしまうことがほとんど。 本書は、値段を決めていくために考えなければならないこと、考える手順を一から解説。この本を読むだけで値段を科学的、そして論理的に決められるようになります。 あらゆるビジネスパーソンが学ぶべき値決めの手法。その基礎を丁寧に解説する1冊です。慶応大学在学中にプライシングのコンサルティング会社を起業し、成長させ続ける新世代の経営者、高橋嘉尋氏が、具体的事例、図表やチャートで、わかりやすく解説します。 ◎勘と経験に頼らず、利益を最大化するための価格戦略を学びたい ◎コスト競争力を高め、同時に顧客満足度も引き上げるための経営手法を知りたい ◎値決めについて、物価高の時代に、顧客や社員が納得いく説明をしたい。 インフレ時代のビジネスパーソン必読の経営書。科学的値決めの手法がこの1冊で分かる!
  • 不動産バブル 静かな崩壊
    -
    長く続いた不動産「バブル」が、静かに崩壊しつつある! そして、私たちはどうすればいいのか 膨大なデータを読み込み、現場の声を聴いて、不動産市場の行方を的確に示しつづけてきた著者が「不動産バブルの静かなる崩壊」について語る。 アベノミクス始動以来、長くつづいた金融緩和政策によりバブルが、どのような形で崩壊していくのか、さまざまなデータを駆使してわかりやすく解説する。 人口減少、DXの進展、甚大化する天災や疫病被害など、環境変化が著しい最近において、私たちはどのように不動産に向き合い、行動すべきかも多様な視点で語る。不動産を買う人、売る人、貸す人、借りる人、使う人、必読の1冊。
  • 生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方
    4.0
    生成AI時代のビジネス・サービスづくりの教科書。 生成AIをいかに活用して新たな価値を生むか、成功のフレームワークを大公開! OpenAIの対話型AI「ChatGPT」をはじめとした生成AIは、もはや一過性のブームではない。 とはいえ、 「使ってみたけれど思ったほど仕事に役立たない」「どう活用すべきか分からない」 「ビジネスに本当に生かせるのか疑問」など、 懐疑的な声もあふれている。 本書は、そんな疑いや疑問を払拭するための指南書だ。 それも、経営層や事業リーダー、サービスづくりに携わる方たちが真に求めている知識やノウハウを提供することを目指した一冊だ。 「事業づくり」「サービスづくり」、そして「組織づくり」という3つのテーマに関して、「現在」と「未来」の2つの時間軸で章を展開していく。 ただ単にノウハウを学べるだけでなく、未来予測もふんだんに盛り込んでいる。 「小売」「Socialサービス」「メディア」「エンタメ」「ゲーム」「教育/学習」など、多様な業界の未来予測は必見だ。 具体的なテクニックからビジネスづくり、そして未来予測まで、生成AI時代を勝ち抜くための答えがここにある!
  • 「ハコヅメ」仕事論 女性警察官が週刊連載マンガ家になって成功した理由
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 マンガ家でも警察官でも仕事の基本は同じ? コミック累計400万部突破! ドラマも大ヒット 警察という“会社”で生き残る働き方とは? 『ハコヅメ』のネタバレ厳禁裏話も満載! ・異様に早く週刊連載にこぎ着けられた秘密 ・警察官にビジネス書を読む人が多いワケ ・欠点があるほうが、人は話を聞いてくれる ・「山田裕貴さんに悪いから、言うなよ!」 ・よき「聞き手」が人間を成長させる理由
  • 「日経平均10万円」時代が来る!
    4.4
    30年ぶりのインフレ到来、新NISA始動……。 環境が激変する中、 1兆円を運用するプロ投資家が、 これからの投資の勝ち筋を指南します。 “「ひふみ」の藤野さん”、 8年ぶりの「投資ど真ん中」の一冊です。 ■「眠くて退屈」だった日本の“大企業”が変わり始めた ■日経平均は上がるしかないが、 日経平均10万円の世界が幸せとは限らない ■新NISAで「投資するかしないかは自己責任」に ■4つのグループに分けて成長銘柄を読む ……など、インフレ下の「格差拡大」を乗り越える思考法と投資術! 【著者からのメッセージ】 今、日本は大きな転換点に立っています。 「日経平均10万円」はけっしてバラ色の世界というわけではありません。 転換点の向こうでの私たちの選択によって、 未来は明るくもなれば厳しいものにもなりうるでしょう。 そのような未来が見えているからこそ、今回、 ・私たちを取り巻く経済環境がどのように変化しつつあるのか ・なぜ日経平均が10万円になると言えるのか ・その前提のもと、私たちがどのように動くべきなのか を多くの人にお伝えしたいと思い、本書の執筆を決めました。 今は日本の未来に明るいイメージを持てていないという方、 日本株にこれから投資していいのか迷っている方、 新NISAスタートにあたって投資を始めるべきかどうか考えている方など、 幅広い方にぜひ本書をお読みいただければと思っています。 もちろんこれまで株式投資に取り組んできた方にとっても、 投資のあり方が根本的な変化を迫られる中、 今後の投資方針を考える上で参考にしていただけるはずです。
  • 「話す・聞く・書く」伝え方のシン・常識 半分にして話そう
    3.0
    テレ東「ワールドビジネスサテライト」、BSテレ東「日経ニュースプラス9」 経済誌「日経ビジネス」、ネット「テレ東BIZ」 多彩なメディアで活躍中の経済キャスターが実体験で語る、ビジネス現場での伝え方 Q:相手に言いたいことを伝えるには? A;言いたいことを全部言おうとしないことです。思い切って半分にしましょう。 Q:説明不足になりませんか? A:相手が「聞き足りない、もっと聞きたい」と思うくらいでちょうどいいんです。 「話す」「聞く」「書く」というコミュニケーション力が、視聴率、実売率、ユニー クユーザー数、といった数字でシビアに示されるメディアの世界。 そこで山川龍雄キャスターが手に入れた「シン・常識」を、対話形式で惜しみなく公開します。 ・テレビで「3つあります」は禁句 ・コメントを半分にすると伝わる ・突っ込み所を残すほうが話題になる ・自分で言うより周囲を巻き込む  ――気楽に、メディアの舞台裏を覗き見るような気持ちで、読み進めていただきたいと思っています。一読すれば、自然とコミュニケーション力が向上する、そんな効用のある本を目指して編集しました。  「話す」「聞く」「書く」という行為は、公私いずれの場面でも求められるスキルです。最新の伝え方の常識を知っておくことが、就活、恋愛、昇進、結婚、転職など、人生の節目を成功に導き、幸運をつかむための大きな武器となるでしょう」(本書「はじめに」より)
  • 危機からの脱出 I
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本企業の品質不正事件が相次いでいる。日本に品筆管理を教えてくれたデミングの「マネジメントのための14原則」が収録され、その哲学が凝縮された本書は経営者必読。
  • 危機からの脱出 II
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本企業の品質不正事件が相次いでいる。日本に品筆管理を教えてくれたデミングの「マネジメントのための14原則」が収録され、その哲学が凝縮された本書は経営者必読。
  • テスラ・中国メーカーのEV戦略&技術大解剖 トヨタ・ホンダ・日産に未来はあるか?
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 減速感が漂い始めた電気自動車(EV)市場だが、「電動化」という大潮流が弱まることはない。エンジン車はなくならないが、中長期的に見ればEVが電動パワートレーンの主流になるとの見方が強い。 自動車業界に地殻変動を起こしたのは、いまやナンバーワンEVメーカーに君臨する米テスラだ。そしてBYDを筆頭とする中国メーカーである。テスラは、日系メーカーでは実現できないような革新技術を次々に世に送り出す。中国メーカーも脅威だ。中国車は日本にいるとなじみがないが、「パクリ」と切り捨てられないほど独自の進化を遂げる。 EVの世界市場でいま何が起こっているのか――。最新鋭のEVの分解調査なども実施して、技術と戦略の両面で徹底解析する。トヨタ・ホンダ・日産の戦略も詳しく解説する。現場取材やトップへのインタビューから、反転攻勢の秘策として仕込む次世代技術を探った。キープレーヤーの戦略や独自技術を分析することで、自動車業界の明日が見えてくる。 ≪目次≫ ●第1章 EV世界市場を席巻するテスラと中国勢 塗り替わる自動車業界の勢力図 テスラが見せた次世代EVの手札 攻勢強める中国勢 特集 テスラ・BYDが描く未来 ●第2章 日本勢は大丈夫か?各社のEV追撃戦略 トヨタ自動車 ホンダ 日産自動車 ●第3章 徹底分解!BYD・テスラ・VWの世界戦略EV 模倣か先進か BYD「SEAL」徹底分解 テスラ分解 強さの源泉 統合ECUの衝撃 フォルクスワーゲン「ID.3」分解 EV専用プラットフォーム時代の幕開け ●第4章 EVの進化を支える次世代技術
  • ChatGPT産業革命
    値引きあり
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ChatGPTによる「産業革命」が始まった。導入企業の狙い、新技術の全貌、IT企業の戦略を一冊に いち早く使いこなして備えなければならない――。 「ChatGPT」に代表される生成AIの登場に産業界は敏感に反応した。世界中を魅了した新技術は、ビジネスの在り方を変えると確信したからだ。 大手企業もスタートアップも垣根はない。生成AIの実用化を巡るレースは既に始まっている。 本書では30社に上る企業の導入・活用事例や業界動向をたっぷり収録。マイクロソフトとグーグルを軸に回るグローバルトレンド、実際の企業導入に当たってのポイント、配慮したい法規制など、今知っておきたい内容を総まくりした。 テクノロジーの巨大な転換点を前に、企業はいかに動けばいいのか。手がかりをつかむための材料がここにある。 【目 次】 第1章 産業界に響く 革命の鼓動 第2章 ChatGPTに踊る世界 第3章 スペシャリストが見た熱狂の本質 第4章 生成AI 実装のいろは 第5章 未来を分かつ、AIリスクとの対峙
  • 池上彰のやさしい経済学[令和新版] 1 しくみがわかる
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 シリーズ累計48万部超の「経済学の決定版」が、10年ぶりの改訂! 「お金とは何か」ということから「需要と供給」「ケインズ経済学」「行動経済学」など、これだけは知っておきたい経済学の基礎を、用語解説やイラストを使ってわかりやすく解説。 景気が悪いと●●が売れない 中国は本当に日本より豊か? 経済が成長しても景気が悪いのはなぜ? 円安や物価高などで不安なことが多い時代だからこそ、経済学について知っておきたい。 初めて経済学を学ぶ人にも、学び直しにも最適。 「経済のしくみというのは、時代が変わっても意外に大きな変化はないものです。ですから、いったん経済学の基礎をしっかり学んでおくと、ずっと役に立つのです。」(「はじめに」より)
  • 企業不正の調査報告書を読む ESGの時代に生き残るガバナンスとリスクマネジメント
    -
    日産、JDI、日本郵政、関西電力、レオパレス、ネットワンなど最新29事件から、 経営陣、管理職、弁護士、会計士の「盲点」を解明。 誰が、何を、どうやって、チェックすれば、不正は防止できるのか? 本書は企業不正の防止に取り組む人向けに、 ガバナンスとリスクマネジメントのチェックポイントを整理したものです。 第1部では企業不正の事例を分析し、不正防止のチェックポイントをまとめています。 不祥事の調査報告書を読み解き、問題の真因を探りました。 第2部では、事例ごとのチェックポイントを体系的に整理しています。 すべてのチェックポイントは最近の事例に紐づいたものなので、 実感を伴って自社をチェックできると思います。
  • 日本の人的資本経営が危ない 強みを活かした変革の戦略
    4.0
    人的資本経営が話題になっている。ジョブ型雇用への転換と同様に日本型経営の在り方に揺さぶりをかけているかの様相であるが、人的資本情報開示に関する世界的な波に乗って横滑りの形で整えても、本質を見逃して市場からは魅力的な投資対象とみなされなくなるリスクをはらんでいる。このままではジョブ型雇用の時と同じく表面的な対応で終わる可能性大だ。 人的資本の概念自体は海外をはじめ日本でも1990年ごろ、すでに存在していた。しかし、それから「失われた30年」の間に日本で積極的に取り組まれることはなく、海外ではGAFAなどの企業が無形資産に大きな投資をしてきた結果、今日の企業競争力の差に至ったと考えられる。日本ではソニーなど限定的であった。今は当時と日本企業を取り巻く環境は異なるが、人的資本経営に関して欧米が先行して日本が後追いである構図は変わらない。 国内では、人的資本の情報開示に向けて各企業が右往左往している。それは海外の動きとともに、外圧といってもいい政官からの指針が、企業に向けていよいよ本腰の人的資本経営を求めるに至ったからであろう。 本書は、このテーマに二十年以上取り組んできた人事研究者が海外や他企業の横滑りな模倣ではなく、強みを活かした人的資本経営の実現に向けた日本企業の姿と、カギを握る人事部の在り方を提示するもの。客観的なエビデンスによる信頼性に基づく内容となっている。どのようなレベルでどこまで情報開示を行えばよいのかといった切実な疑問に答える。
  • 日米企業の経営比較―戦略的環境適応の理論
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日米の有力企業500社超(アメリカ227社、日本291社)への質問票による定量調査、さらに主要15業種における日米トップ企業--GE、IBM、東レ、日立、松下電器産業(現パナソニック)など--への定性調査を通じ、日米企業の差異を徹底分析した歴史的名著が復活。
  • 多数派の専横を防ぐ 意思決定理論とEBPM
    3.3
    ●集団的な意思決定を科学する  多様な価値観や意見、情報、選好を持つ人々が集まって集団的な決定をするのは難しい。その難しさを自覚した上で、望ましい決定を導くための工夫や制度について詳しく知ることは、様々な立場のステークホルダーにとって重要だ。本書では、社会的な意見集約と意思決定の科学について詳しく述べる。特に、EBM(科学的根拠に基づいた医療)、EBPM(科学的根拠に基づいた政策決定)、SDM(共同意思決定)、CDM(集団的意思決定)の理論と応用における具体例をふんだんに紹介することで、実感を伴った理解が深まることを目指した。 ●医学と経済学の共通点から解決策を導く  医学と経済学という、一見遠く離れた分野の共通点に焦点を合わせているのが本書の特徴。前半部分では、医学博士の宮木幸一が疫学における様々な実践例と理論を通して、EBMとEBPMの重要性、データ解釈や因果推論における落とし穴、相関関係と因果推論、人の認知の本質に関わるバイアスという落とし穴などについて解説。データを得る際にRCT(ランダム化比較試験)を使うことの重要性や、ヒルの因果性判定基準など、具体的な例と対策を紹介する。  後半部分では、経済学博士の郡山幸雄が、集団的意思決定(CDM)の理論について紹介。メカニズム・デザインやゲーム理論、投票理論を通して、意見集約と合意形成の様々な工夫について解説。理論を用いることの重要性だけではなく、人のココロにひびく施策を行うための具体例や実践例を幅広く紹介する。
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    4.2
    ■ビル・ゲイツの推薦の言葉 「二〇世紀後半、あるイノベーションが誕生し、全世界でビジネスのやり方を変えた。ソフトウェア産業の話ではない。それが起きたのは、海運業だ。おそらく大方の人があまり考えたことのないようなそのイノベーションは、あの輸送用のコンテナである。コンテナは、この夏私が読んだ最高におもしろい本『コンテナ物語』の主役を務めている。コンテナが世界を変えていく物語はじつに魅力的で、それだけでもこの本を読む十分な理由になる。そのうえこの本は、それと気づかないうちに、事業経営やイノベーションの役割についての固定観念に活を入れてくれるのである。」 世界経済とグローバル貿易を飛躍させた「箱」の物語として、国際物流の生きた教科書として2005年の刊行(日本語版は2007年)以来、版を重ねてきたロングセラー、レビンソン『コンテナ物語』の最新情報を加えた改訂版。前回から10年以上を経て、コンテナ船の巨大化が進み、世界の港湾も巨大化・自動化が進んできた。米中貿易戦争の激化もあり、コンテナの将来は予断を許さない。解説・森川健(野村総研)
  • うかる! 証券外務員一種 必修テキスト 2023-2024年版
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 9年連続、試験対策書売上ナンバーワン!編者は全国の証券会社・金融機関で「証券外務員」「FP」「コンプライアンス」を教える、研修のプロフェッショナルです。本書は、教え続けているプロだからこそ実現できた、スタンダードな試験対策書です。 <本書の主な特長> ・2023年版『外務員必携』に対応 ・難解な一種領域を「損益図」「取引イメージ」など図表で解説 ・頻出計算パターンは例題で丁寧に解説 ・[重要][注意][ひっかけ]など豊富なアイコン表示 ・同時発売の『必修問題集』へのページリンクも充実 ・暗記に便利な赤シート付き ※外務員資格には「一種外務員」「二種外務員」「特別会員一種外務員」「特別会員二種外務員」があります。本書は「一種外務員」試験をカバーしたテキストです。
  • ジェネレーティブAIの衝撃
    値引きあり
    4.0
    すべてが変わろうとしているこの時代に、あなたがジェネレーティブAIの波に乗るための1冊 ★ 仕事の80%が変わる、未来を切り開く革新的技術へのガイドブック ★ 東京大学 松尾豊教授、パナソニック コネクトCEO 樋口 泰行氏、カーネギーメロン大学金出 武雄教授、伊藤穣一氏、杉山 恒太郎氏、Microsoft小田 健太郎氏、HIKKYさわえみか氏など、一流の専門家たちへのインタビューを収録  今、世界はジェネレーティブAIの時代へと突入し、80%の仕事が変化の波に飲まれようとしています。ビジネスの未来を決定づけるこの重大なチャンスを逃すことなく、あなたも早速この新世界に足を踏み入れてみませんか?  本書は、世界が注目する次世代のAI技術、ジェネレーティブAIについて、基本概念からビジネスへの応用、AI活用の倫理までを1冊に凝縮。ChatGPTをはじめとするジェネレーティブAIが文章だけでなく、画像や動画の生成まで可能にするこの驚異的な領域を詳細に解説。  ジェネレーティブAIとは何か、それが社会や産業にどのような影響を及ぼすのか、そしてこれからどう対応すべきなのか。AIの出現によって人間が「人間とは何か」を再認識する時代に、多面的な考察を提供します。  また、日本企業の最前線にも焦点を当て、パナソニック コネクト社が全社員にChatGPTを導入した具体的な事例や、樋口社長のインタビューも掲載。ジェネレーティブAIの実際の活用法を具体的に示し、その可能性を身近に感じていただけます。  すべてが変わろうとしているこの時代に、あなたがジェネレーティブAIの波に乗るための1冊。新世界への道しるべとなることでしょう。
  • 業務改革の教科書--成功率9割のプロが教える全ノウハウ
    3.9
    最も困難で、成功を左右する立ち上げ期に重点を置いて、「反常識のプロジェクト成功法」を詳説。実名の企業事例、現場で使ったツール、当事者の声を交えてビジュアルにやさしく解説します。
  • 再生・日本の人事戦略 失われた30年を取り戻す実践手法
    -
    人的資本経営でも、また過ちを繰り返すのか。 はやりの人事制度に振り回された30年が、日本企業の競争力を奪った。 「日本の人事」を再生する方法を、現場を知るコンサルタントが明快に語る! グローバル人事、コンピテンシーモデル、ジョブ型人事、そして昨今は人的資本経営。 この30年間、新たな「人事制度ブーム」が登場しては取り入れられてきた。 しかし、結果が出たとはお世辞にも言えない。 人事マネジメントの世界でも、やはり「失われた30年」だったのである。 なぜ、うまくいかないのか。 本書ではその失敗のメカニズムを明らかにし、新時代に対応できる人事システムの再構築について語る。 【本書で掲げる5つのアジェンダ】 1 ジョブ型ありきではない人材戦略 2 お金だけではない人への投資 3 会社の付加価値増につながる「報酬引き上げ」 4 見えることではなく、「見るべきこと」を見える化する 5 人事部門を再活性化する
  • NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX
    4.0
    ●Netflixはどうやって190カ国で2億人を獲得できたのか? ●共同創業者が初めて明かすNetflixビジネスとカルチャーの真髄。 ■Netflixの「脱ルール」カルチャー *ルールが必要になる人材を雇わない *社員の意思決定を尊重する *不要な社内規定を全部捨てよ *承認プロセスは全廃していい *引き留めたくない社員は辞めさせる *社員の休暇日数は指定しない *上司を喜ばせようとするな *とことん率直に意見を言い合う ――新常態の働き方とマネジメントが凝縮
  • “未”顧客理解 なぜ、「買ってくれる人=顧客」しか見ないのか?
    4.0
    ★日本初「買わない人=未顧客」を理解するための教科書 ★ノンユーザーやライトユーザーの獲得に特化した理論やフレームワークを紹介 ★100ブランド以上で活用された、市場拡大のエッセンスを1冊にまとめて解説! 「買わない人」から目を背けるのは、もう止めませんか?ビジネスでは買う人=顧客が大事にされますが、事業を成長させるには買わない人=未顧客にも目を向ける必要があります。 どの企業のどんな商品でも、「知らない・買わない・興味のない未顧客」が市場の大半を占めています。売上を増やして事業を成長させるには、そうした「買ってくれない未顧客」を理解して、新しく1回買ってもらわなければいけません。 本書は、「未顧客を理解して市場を拡大するための教科書」です。 日本ではあまり知られていませんが、未顧客へのマーケティングは、ファンやロイヤル顧客へのマーケティングとは大きく異なります。本書は、海外の豊富な先行研究に基づくエビデンスを示しながら、未顧客を理解して事業成長するためのマーケティング原則を、マンガや図表を用いて丁寧に解説します。 また、本書は実践を重視した内容になっています。実務で大切なのは「だから、どうすればよいのか?」という手の動かし方です。本書を読み終わったとき、「買ってくれない人とどう向き合えばよいのか」に答えが見つかることでしょう。マーケティング担当者はもちろん、販売、企画、開発などに携わるビジネスパーソン必携の1冊です。
  • 儲けの科学 The B2B Marketing(ザ・B2Bマーケティング)
    4.0
    日本のB2Bマーケティングの第一人者が書いた、 物語を読むようにB2Bマーケティングの全体像が学べる1冊 この本は「マーケティング・オーケストレーション」について書かれた、日本で初めての書籍です。 マーケティングの重要性やそれが自社の弱点であることは、日本の多くの経営者は既に理解しています。問題は何がどれくらい世界から遅れているのか、どんな要素が足りていないのか、具体的にどこをどう強化すべきなのか、そのためにどのくらいの予算を割り当てるべきなのか、を誰も理解していないことなのです。 本書は、マーケティングとセールスの生産性を引き上げる方法を「儲けの科学」として具体的に書いています。日本のバックオフィスの生産性は低くありません。ものづくりに至ってはいまだに世界一です。生産性が悪いのはマーケティングとセールスで構成される「売り上げを創る」部分です。そこを網羅的に、具体的に、分かりやすく解説しています。 マーケティングは戦略であり、企業文化であり、科学です。企業の中心にしっかり据えて「ナレッジ」と「人材」に継続して投資すべきものです。さらに強い企業に進化するためには、マーケティング部門だけでなく、経営層、営業部門、ものづくり部門がマーケティングの基礎を学び、共通言語としなければなりません。これが理解されていないことが原因で、マーケティングに取り組んだ多くの日本企業が行き詰まっています。日本のB2B企業が元気になる唯一の道は、ものづくり・マーケティング・営業の高度な連携によって奏でられるハーモニーのような、全体最適の「マーケティング・オーケストレーション」に取り組むことなのです。
  • 20代からのお金と仕事の超基本
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新社会人として働き始めてから入社数年目までの時期は、家計管理や仕事で不安を抱いたり、つまずいたりすることが多いはず。そこで本書では、20代のうちに知っておきたい「お金」と「仕事」の基本的なルールをはじめ、同世代や先輩たちのさまざまな実例をたっぷり紹介。 みんなの家計簿や貯蓄・投資額、新NISAを活用した投資の基本、仕事で信頼されるための話し方やメールの書き方などのコミュニケーション術、ChatGPTを使った仕事術、年代別のキャリア転換のコツ、充実している人のお弁当の中身までを盛り込みました。 友人や同僚にはなかなか聞けない情報が満載の、日々の暮らしや仕事に自信が持てる1冊です。 ≪目次≫ PART1 日本全国 働く女性の「部屋」「家計簿」「自己投資」 PART2 知識ゼロからわかる! お金の貯め方&増やし方 PART3 なぜか仕事がうまくいく人の話し方&メール術 PART4 私たちのChatGPT活用法 PART5 年代別・キャリアの転機のつくり方 PART6 働く私たちのお弁当タイム
  • グローバル・バリューチェーンの地政学
    4.3
    ■複雑に張りめぐらされた国際分業ネットワークを、付加価値という視点から読み解くグローバル・バリューチェーン分析。OECD国際産業連関表など最新のデータをもとに、米中対立を中心とする近年の経済対立、経済安全保障問題を見通す。 ■たとえば、シャツの生産において、ミラノのデザイナーがデザインを手がけ、それをもとにロンドンの職人が型紙を起こし、最後にダッカの工場で大量生産されるなど、生産工程は細かく切り分けられ、各工程は、その業務が最も効率よく行われている国へと移転されるようになった。  輸送技術や情報通信技術の進歩、そして自由貿易を支える様々な制度の発展により生産システムは大きな変容を遂げている。 ■このような国境を越えた生産分業についてその構造に目を向けると、資産や雇用機会、テクノロジーといった「経済的価値」の分配をめぐる国際的なパワーゲームが見えてくる。生産分業の構造は企業の力関係を反映しており、究極的にはこの力関係こそが、ゲームにおける価値配分の大きさと方向性を決めるからだ。グローバル・バリューチェーンの価値ネットワークの誕生は、安全保障の考え方に少なからず影響を及ぼしている。国際経済ネットワークの「かたち」と国家間のパワーバランスを、本書では読み解いていく。 第1章 地政学への接近 第2章 チョークポイントはどこにあるか 第3章 中国の驕り、米国の恐怖 第4章 米中デカップリングのゆくえ 第5章 戦術から戦略へ 第6章 GVCによる経済安全保障
  • 絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか
    4.3
    2019年ノーベル経済学賞受賞者による、受賞第一作! いま、あらゆる国で、議論の膠着化が見られる。多くの政治指導者がひたすら怒りを煽り、不信感を蔓延させ、二極化を深刻化させている。対立する人々は、話し合いをすることもままならなくなっている。ますます建設的な行動を起こせなくなり、課題が放置されるという悪循環が起きている。 現代の危機において、経済学と経済政策は重要な役回りを演じている。たとえば・・・・・・ ●成長を回復するために何ができるか。富裕国にとって、経済成長は優先すべき課題なのか。ほかにどんな課題を優先すべきか。 ●あらゆる国で急拡大する不平等に打つ手はあるのか。 ●国際貿易は問題の解決になるのか、深刻化させているだけか。 ●貿易は不平等にどのような影響をもたらすのか。 ●貿易の未来はどうなるのか、労働コストのより低い国が中国から世界の工場の座を奪い取るのか。 ●移民問題にはどう取り組むのか。技能を持たない移民が多すぎるのではないか。 ●新技術にどう対応するのか。たとえば人工知能(AI)の台頭は歓迎すべきなのか、懸念すべきなのか。 ●これがいちばん急を要するのかもしれないが、市場から見捨てられた人々を社会はどうやって救うのか。 よりよい世界にするために、経済学にできることを真っ正面から問いかける、希望の書。
  • ウェルビーイングで変わる! 食と健康のマーケティング
    3.0
    ウェルビーイングで、これまでのビジネスが180度変わる! 身体的な健康をゴールとした「ヘルス」から、 身体と心の健康を目指した「ウェルネス」を経て、 より自分らしく生きることを目指す「ウェルビーイング」の時代へ。 これからの企業に求められる「生活者のウェルビーイングをどう実現するか」という考え方──新たな時代を生き抜くための、生活者視点のマーケティングを解説する。 ●編著者からのメッセージ 2015年にスタートした機能性表示食品制度により、特定の健康効果をうたう健康食品が市場には溢れています。しかし、その中でもヒット商品と呼べるものは限られ、市場は当初の期待通りには広がっていません。そんな中、注目を集めているのが、「ウェルビーイング(Well-being)」という潮流です。 意味合いとしては、「健康の先にある、これからの時代・社会における新しい幸せの形」 として用いられることが多いように見受けられます。 (中略) ある時期から、生活者にとって健康になることは「ゴール」ではなく「幸せになるための必要条件」と位置付けるべきであり、「ヘルスケア」「ウェルネス」の先にある「ウェルビーイング」という概念こそが食と健康を考えるうえで必要不可欠であると考えるようになりました。 本書では、変化してきた幸せの形から今求められるウェルビーイングとは何か、時代の 変遷をとらえながら、現代に必要なヘルスケアビジネスについて考えていきます。 この書籍を通して、今後求められるヘルスケアフードのあり方を考えるきっかけになれ ば幸いです。(本書「まえがき」より)
  • データサイエンス数学ストラテジスト[中級]公式問題集
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 デジタル時代に即した新資格試験 合格最短コースの公式問題集  ビジネスパーソンに求められる「基本スキル」が大きく変化しようとしています。その背景にあるのは「デジタル技術」の進化、その本質は「データ化」です。データ化とは、コンピューターで処理したり分析したりできることを意味します。  会社の業務がデータ化されるということは、業務が「データ処理」になり、業務上の判断は「データに基づいた分析」になります。そのために必要な知識とは、学校教育でいえば「数学」の分野に入るものです。例えば、データを分析するには確率統計が基本で、線形代数や微分積分を駆使することで高度な分析が可能になります。これからのビジネスパーソンにとって、「数学」はより重要になるのです。  ジャンルによってはやや高度な知識が必要ですが、学校教育の数学のすべてが必要になるわけではありません。求められるのは、ビジネスパーソンに求められるスキルを、学校教育の数学と結び付け、効率よく、無駄なく学習できるように体系立てることです。それこそが『データサイエンス数学ストラテジスト』資格制度です。世の中のトレンドを先取りしているだけでなく、ビジネスパーソンにとって実用度の高い試験内容になっています。  資格試験には中級と上級があり、本書は中級の公式問題集です。掲載している問題数は60問で、それぞれの問題を解くための考え方を丁寧に解説しています。本書での学習が合格最短コースになります。
  • 良い戦略、悪い戦略
    -
    ■良い戦略は単純明快だ! 良い戦略は、単純かつ明快である。パワーポイントを使った説明も、マトリクスやチャートも無用。必要なのは、打つ手の効果が一気に高まるポイントを見きわめ、そこに狙いを絞って資源と行動を集中させること。 良い戦略は、組織が前に進むにはどうしたらよいかを明確に示す。難局から目をそらさず、それを乗り越えるための指針が示されている。「いま何をすべきか」がはっきりと実現可能な形で示されていない戦略は、欠陥品だ。 ■世界的な戦略の研究者による第一級の著作! 世の中の「戦略」のほとんどは、戦略の体を為していない。本書の目的は、「良い戦略」と「悪い戦略」の驚くべきちがいを示し、「良い戦略」を立てる手助けをすることにある。著者ルメルトは世界的な経営学の研究者を表彰するThinkers50に選ばれた人物であり、長年にわたって戦略を研究してきた第一人者。本書は超一流の著者による「経営戦略」の書。
  • 企業の「成長の壁」を突破する改革 顧客起点の経営
    4.6
    会社や事業が成長し続けるために、一番必要なことはなにか──。 「すべては顧客のためにある。顧客起点でなければ経営ではない。本書は商売の根幹を問う」一橋大学大学院教授 楠木建氏推薦! ベストセラー『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング』(翔泳社)から3年。 ロート製薬「肌ラボ」、ロクシタンジャポン、スマートニュースなど、あらゆる商品やサービスを売り伸ばし、200社を超す企業の経営者に助言してきた西口一希氏による経営論。 〇あらゆる企業は顧客を離れ、壁にぶつかる 〇シェア100%を達成した時、あなたの顧客は何人? 〇昨日の顧客が今日も顧客であるとは限らない。どうすれば顧客に価値を見いだしてもらえるか 〇3つのフレームワークで顧客の「心理・多様性・変化」を可視化 〇大企業からスタートアップまで、実名を含む多数の事例を掲載
  • 純粋機械化経済 頭脳資本主義と日本の没落
    4.0
    2030年頃にAIは、人間と同等になったり人間を超えたりはしないものの、人間の知的振る舞いをぎこちなく真似る程度には進歩している可能性があります。人間の知性に近いそのようなAIを手にしたものが、次世代の経済的覇権や政治的覇権を手にするでしょう。 それゆえ、AIの進歩の遅れている日本のような国は没落し、進んでいる中国のような国は飛躍的に経済力や軍事力を伸ばして、覇権国家となるでしょう。AI時代に世界は大きく分岐するのです。 本書は、AIが持つ暴力的なまでの巨大な力の正体と、それが一体どんな便益や害悪をもたらすのかを明らかにします。 AIは爆発的な経済成長をもたらすとともに、多くの雇用を破壊し格差を拡大させるかもしれません。 私達の生活を便利にし豊かにするとともに、私達を怠惰にして堕落させるかもしれません。 犯罪のない安全な社会とともに、人の悪口や不道徳な行い、政府批判を一切許さないような偏狭な監視社会をもたらすかもしれません。 第1章は導入で、第2章以降を読み進めるのに必要な基本的な知識を提供する役割を担っています。 第2章では、AIがどのような技術でどこまで人間の知的振る舞いを真似ることができるのかについて検討します。 第3章では、AIがどのように人々の雇用を奪ったり、格差を拡大させるのかを論じます。 第4章では、さらにそれを経済理論に基づいて議論します。AIによる爆発的な経済成長の始まりを、本書では「テイクオフ」(離陸)と言います。テイクオフの時期には、国によるばらつきが生じます。早めにテイクオフする国々と遅めにテイクオフする国々との間の経済成長に関する開きを「AI時代の大分岐」と呼びます。 第5章と第6章で説明するように、過去に「新石器時代の大分岐」と「工業化時代の大分岐」という二つの同様の開きが生じました。これらの章では歴史的にどのような国や地域が繁栄したかということについても議論します。そのうえで第7章で、「AI時代の大分岐」について論じます。 最後に第8章で、AI時代に人々が豊かになるには、国家が何をなさなければならないのかを検討します。
  • MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昨今、タイトルに何がしかMBAと書かれた本は、ときとして西欧的なMBA教育のメリットの礼賛か、冷たく無味乾燥なファイナンス理論の本だと、先入観を持って考えられてしまうところがあるかもしれない。けれどもこの本では、精緻な企業価値評価理論を知るだけでなく、人々の信頼によって成り立つ資本市場を理解し、市場にかかわる人々の「息づかい」さえ感じることができる。 著者はハーバード・ロースクールに学び、投資銀行などの前線における経験を豊富に持つM&Aアドバイザー。全8章立てで、価値評価方法の本質を説明することを目標に、基礎編と実務応用編に分けて構成されている。第3章までの基礎編では、「企業価値」およびそれを決める要因、価値の測り方など、MBA教育とその実践の場における、「経営のグローバル共通言語」を学ぶことができる。 応用編では、「株価算定とM&Aの実務」が焦点になり、会社の値決めの実際や、「価値創造」の仕掛けに関して、最新のトピックスが数多く収められている。単色刷りではあるが図表が多く、M&Aスキーム全体についての理解の助けになる。巻末では、用語索引が日英併記され、参考書としての使い勝手もよい。 本書は、単に理論を伝えようとする図書ではないし、練習問題がたくさん収められたテキストのたぐいでもない。むしろ、著者の「思い」が託された1冊である。ふとした行間で、現場を大事にする著者のメッセージに触れられるため、読んでいて楽しい。また、歴史的背景にまで言いおよぶ、著者の思いやりにあふれた筆遣いが印象的だ。
  • 静かな働き方 「ほどよい」仕事でじぶん時間を取り戻す
    3.7
    本当の成功って、なんだろう? 人生を取り戻した人たちのストーリーが教えてくれる、大切なこと。 NYタイムズベストセラー! 過労に悩む人や人間らしさを見失っているリーダーへの警鐘となる一冊! ――アダム・グラント、ペンシルベニア大学ウォートンスクール教授 最高!仕事だけが生きる上ですべての中心であるべき、という考えへの挑戦状!! ――オリバー・バークマン『限りある時間の使い方』著者 ジャーナリストで有名デザインコンサル会社IDEOのデザインリードを務めた著者が、自身の退職を機に、働き中毒となった米国ホワイトカラーの実態とその背景にある仕事の「神話」に疑いの目を向け、「適度な仕事」を問い直す全米話題作。 ミシュランの星付きシェフ、投資会社ブラックロック、グーグル、キックスターターなど有名企業・組織をやめた人々への取材から、21世紀のいま、仕事に仕事以上の「意味」を求めすぎることで、人間性が奪われているさまが明らかにされていく。昨今の仕事における「パーパス」重視の思想が、ときに過重労働をひきおこしがちになることに強い警鐘を鳴らす。働き方を見直したいすべてのビジネスパーソンにすすめられる。
  • 会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語
    4.5
    数字のウラに隠された、驚くべき人間ドラマ。 誰にも書けなかった 「会計エンタテインメント」爆誕! 【本書の特徴】 その1 ダ・ヴィンチ、レンブラント、スティーブンソン、フォード、 ケネディ、エジソン、マッキンゼー、プレスリー、ビートルズ ……意外な「有名人」たちが続々登場! その2 冒険、成功、対立、陰謀、裏切り、愛情、喜びと悲しみ、 栄光と挫折、芸術、発明、起業と買収 ……波乱万丈、たくさんの「知られざる物語」が展開します その3 簿記、決算書、財務会計、管理会計、ファイナンス、IFRS ……物語を楽しく読み進めるだけで、これらの仕組みが驚くほどよくわかります その4 イラストと写真、ひと目でわかるイメージ図が満載。 会計の本なのに、細かい数字はいっさい出てきません! 「私はこれまで数々のビジネススクールや企業研修で 会計分野の講師を務めてきました。 会計を『大局的に・楽しく』学んでもらうのはとても難しい作業ですが、 講義で『歴史』をもちいる手法はかなり効果的でした。 会計ルールの誕生エピソードや人物秘話を少々大げさな講談調で語ると、 受講者たちが身を乗り出してきます。 本書はそんな経験をもとにしています。 皆さんにも『好奇心とともに会計を理解する』経験をしてもらえれば 嬉しいです。」 ──「旅のはじめに」より 【「9つの革命」で全体像がわかる】 第1部 簿記と会社の誕生 「3枚の絵画」 15世紀イタリアから17世紀オランダへ 銀行革命/簿記革命/会社革命 第2部 財務会計の歴史 「3つの発明」 19世紀イギリスから20世紀アメリカ、21世紀グローバルへ 利益革命/投資家革命/国際革命 第3部 管理会計とファイナンス 「3つの名曲」 19世紀から21世紀・アメリカ 標準革命/管理革命/価値革命
  • 世界で一番やさしい会議の教科書 実践編
    4.2
    【会議ファシリテーション8つの基本動作】 2万部を超えたビジネス小説仕立ての前著『世界で一番やさしい会議の教科書』の著者が、ビジネスの現場で生まれたノウハウを体系化した。 グダグダ会議を撲滅するための「会議の8つの基本動作」は必読だ。難しいものは1つもない。やるか、やらないか。 それだけの違いで、あなたの会社の会議は劇的に変わる。 【よくある18の困り事と対策】 さらに普段の会議でありがちな「よくある困り事」を18ケース取り上げて、解決策を示している。 誰も発言しない、議論が盛り上がらない、一部の人しか会議に参加しない、など、誰もが経験したことがある困り事ばかり。8つの基本動作に加えて、個別の困り事に合わせた対策は目からウロコが落ちるものばかり。 【ファシリテーション浸透の6パターン】 また、会議ファシリテーションの始め方・定着のさせ方にもページを割いているのが特徴的。会議ファシリテーションの一歩を踏み出し、かつ、それを当たり前のものとして組織に定着させていくために何が必要なのか。 最後の章で紹介されている「定着の4段サイクルと、浸透の6パターン」は読者の行動を強力に後押してくれるだろう。 前著「世界で一番やさしい会議の教科書」が物語として文脈に力点を置いていたのに対して、本書は体系的な解説書となっている。どちらか片方だけでも十分に理解できるように構成されているが、両方読むとより一層「会議ファシリテーション」に対する理解が深まるだろう。 働き方改革で最初に挙がる課題の筆頭ともいえる「会議改革」に悩むビジネスパーソンへの答えが、この本には全て詰まっている。
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵
    4.0
    開発プロジェクトで技術よりも何よりも大事なもの――それは「人」。一人一人の人格の尊重、頭を使う人間にふさわしいオフィス、人材の選び方・育て方、結束したチームがもたらす効果、仕事は楽しくあるべきもの、仕事を生み出す組織づくり、という6つの視点から「人」を中心としたプロジェクト開発の大切をユーモラスに語っている。1987年の初版発行以来、多くのソフトウエア・エンジニアの共感を呼んだ名著の改訂第3版。 第3版では、時代の変化に対応し、以下の章が追加された。「リーダーシップについて話そう」、「他者とうまくやっていく」、「幼年期の終わり」、「リスクとダンスを」、「会議、ひとりごと、対話」、「E(悪い)メール」。

    試し読み

    フォロー
  • 優秀な人材が求める3つのこと 退職を前提とした組織運営と人材マネジメント
    4.0
    ★人事担当者の悩みを解決します。 ★優秀な人材が集まる経営指南書  「学生に人気のコンサルであっても、大手企業であっても、せっかく獲得した人材が数年で辞めてしまう」――。優秀な人材ほどこうした傾向があると言われています。  従来の発想のままいくら引き留めようとしてもうまくはいかないものです。あまり極端な方法をとると、辞めずにコツコツ働く社員をないがしろにすることにもなりかねません。いま、多くの企業の人事担当者は、こうした問題に頭を抱えています。  優秀な人はなぜ辞めるのか、辞めてどこに向かうのか――筆者は本書で3点指摘しています。彼・彼女らは、(1)自律的なキャリア選択を望み、(2)評価や処遇の公平感・納得感を求め、(3)自分が「成長する機会」を欲っしています。これら3点のどれか一つでも欠けていると、業種や企業規模にかかわらず辞めてしまうというのです。  本書は「人材マネジメント」と「組織運営」の両面で、課題解決の方向性を示します。  人材マネジメントでは、優秀な人材が求める3点について、それらを具体的に人事諸制度に落とし込む方法を詳しく解説します。  組織運営では、「極めて優秀な人材」「比較的優秀な人材」「標準的な人材」に分けて考え、納得感のある施策を提案しています。  人事担当者はもちろんのこと、組織運営にかかわるビジネスパーソンには欠かせない1冊です。
  • ビジュアル ロジカル・シンキング<第2版>
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日経文庫ビジュアル版のロングセラーの改訂版。不透明な時代の「考える道しるべ」を提供。 「先が読めない時代の思考法」を含めてパワーアップ。新型コロナウイルスの拡散を例にあげるまでもなく、一歩先のシナリオがさらに不透明なものとなっている。ロジカル・シンキングは「モレなく、ダブリなく」をモットーに、スマートな判断をするために不可欠な思考法ではあるが、もともと過去や手元にある材料から思考するしかなく、それが欠点にもなりうる。時には「ダブる」ことも厭わず、幅広いシナリオを導きだし、うまくいかないときにはプランB、Cなどを用意することも求めらる。事例なども豊富で、今日からできるトレーニングも満載。
  • 教科書経営 本が会社を強くする
    4.0
    「教科書通りにやってみよう!」 仕事の壁にぶつかった時、役立つ本とは? 社長が頼りにするバイブルとは? 経営のカリスマたちが、自分の仕事に役立てる「教科書」を紹介。 ・星野リゾート星野佳路代表が「教科書通りやってみよう」と力説する理由 ・ワークマン土屋哲雄専務は読んだ後、こんなメモをつくっている! ・ジャパネットたかた創業者高田明氏が20年以上も学び続ける本とは? など、ビジネスに使える教科書を「どう選び」「どう読み」「どう使うか」を公開します。 ◎「教科書を自社にどう当てはめているか」を、注目経営者が具体的に示す ◎ 登場する専門書を分かりやすく解説。巻末には76冊のリストを掲載 ◎ 「使える本」は何でも使う 名経営者の著書やビジネスノウハウ本も紹介 ◎ トップ学者から「経営学と実際の経営」のつながりを知り、実践度を上げる ◎ 著者は「日経ビジネス」シニアエディター、『星野リゾートの教科書』も担当 ◎ 同業他社と差異化し、混戦から抜け出すために役立つ教科書は? ◎ コスト競争力を高め、同時に顧客満足度も引き上げるために役立つ教科書は? ◎ 部下のやる気を引き出して、現場のミスを減らすために役立つ教科書は? ビジネスリーダー必読の経営書。そのエッセンスと実践事例がこの1冊で分かる!
  • 異なる人と「対話」する本気のダイバーシティ経営
    4.0
    「わからない」を「わかりたい」に変えるには? メルカリ、キリンHD、東急電鉄、ソニーグループ、サントリーHD...... 「多様性」に挑む人たちの実録・風土改革!!   女性、シニア、外国人、障がいのある人、性的少数者(LGBTQ)、子育てや介護を担う人など 多様なメンバーと協働する必要性は増しているが、旧態依然とした”昭和的価値観”をもつ層の 理解を得られず、頭を悩ます経営者、管理職も少なくない。 本書は、ダイバーシティ推進に向けて組織内のコミュニケーション改革に挑む人たちの取り組みを 「対話」のあり方に焦点を当てて、ベテランジャーナリストがまとめたもの。 各社の事例、登場する人々の言葉から、組織をよりよくしたいと日々苦心する人たちの背中を 押す温かいメッセージとさまざまな工夫が感じられる一冊。
  • 人財トランスフォーメーション 日本企業の未来を変える意識・制度・行動の変革
    4.0
    『メンバーシップ型』でも『ジョブ型』でもない、 2つを超越した人的資本経営の姿がここにある DX推進に大切な、ひとの変革。 人的資本開示も表面的KPIとなる可能性が否めません。 日本特有の雇用環境を踏まえた変革の進め方とは。 著者と「伊藤レポート」の伊藤邦雄・一橋大学名誉教授との対談を収録。
  • 人材マテリアリティ 選択と集中による人的資本経営
    -
    日本企業の生き残りに必要なのは 「誰に投資をするか」だ 人的資本経営という言葉が近年注目を集めている。しかしながら、 ・有価証券報告書など法的義務に対応した情報開示以外に 今まで以上に何をやればよいのか ・経営、事業との連携という主旨はわかるが、具体的に何をやればよいのか ・今まで以上にやることを増やしても リソース不足のため実際には何もできないのでは といった状態で、せっかくの変革のタイミングを逸してしまいかねない。 本書では、事業ポートフォリオ変革の原動力となる人的資本の最大化を図る経営の考え方、 選択と集中の重要性、実行施策、モニタリングについて、事例をもって解説する。
  • 日経ムック DXスタートアップ革命
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 デジタルトランスフォーメーション(DX)をテコに起業する!  成功事例を、3つの軸で徹底分析! 琴坂将広氏(慶應義塾大学准教授)、田所雅之氏(ユニコーンファームCEO)らが変革を起こす戦略を説く デジタル化によってビジネスモデルや組織を根本的に変革するDX。DXで価値提供の方法を抜本的に変え、これまでにない商品・サービスを提供するスタートアップが様々な業界で躍進しています。DXで成功するスタートアップを多数取り上げ、成功の秘訣を明らかにします。 <注目企業・団体が多数登場> ・伝統産業へのデジタル技術投入 シタテル/ガラパゴス/Seibii/ヴァルトジャパン/CAVIN/キャディ ・岩盤市場のデジタル変革 CureApp/ドクターメイト/日本クラウドキャピタル/ミーミル/Public dots & Company+スカラ/品川女子学院/みんなのコード/滋賀県日野町/東京都北区/ONIGILLY ・コロナ禍を逆手に取ったイノベーション タイミー/リゾートワークス/助太刀/MOSH/asken/TTG
  • パーセプション 市場をつくる新発想
    4.3
    「『認知』から『パーセプション(認識)』への移行は、21世紀型マーケティングの基本である」 元ネスレ日本社長兼CEO(最高経営責任者)の高岡浩三氏は現代のマーケティングにおいて、パーセプションを軸とすることが基本になると言い切ります。そして、本書を「その本質を実務的に解説する決定版だ!」と推薦します。 本書は、『PRWEEK』誌によって「世界で最も影響力のあるPRプロフェッショナル300人」に選ばれたPRの専門家である筆者が、マーケティングにおいてパーセプションの重要性が増している理由、パーセプションが生まれるメカニズム、マーケティングへの具体的な活用法などを解説。資生堂、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、ワークマンといった先進企業の豊富な事例を交え、実務に使えるノウハウとしてさまざまなフレームワークを用いて指南します。
  • 星野佳路と考えるファミリービジネスの教科書
    4.5
    ホントは強い!同族経営 ビジネス理論で解析すれば課題と対策が見えてくる 日本経済に占める同族企業の比重は大きく、経営学の世界ではまさに今、研究が進んでいる分野です。 「実務と学問の世界をつなぎ、次世代の経営をよりよくする指針を残したい」という星野リゾートの星野佳路代表が、 ファミリービジネス マネジメントの理論と実例を探求。本書はその知見をまとめた一冊です。 ファミリービジネスは近年、注目が高まっている経営学の一分野です。 なぜファミリービジネスが強いのか。星野さんの見解も交えてたっぷりご紹介します。 一方で、ファミリービジネスには特有の弱みや課題があることも事実です。 経営者の親子や家族、親族の確執。そして絶対的権力を握る創業家出身社長の長期政権下で進む、組織の腐敗など。星野さんも嫌というほど経験しています。 このような問題が、なぜ起こるのか。そして特有の課題を乗り越え、本来の強さを存分に発揮するには、どうしたらいいのか。 星野さんは、この4年間、忙しい社長業の合間に全国各地に足を運び、この問いに対する答えを探求してきました。 本書では知的刺激にあふれた星野さんとの旅路を、皆さまにも存分に味わっていただきたいと思います。 そこから得られる知見は、ファミリービジネスの経営者や後継者、社員にとって大いに役立つものです。 ファミリービジネスは、かつて「ビジネススクールでは教えてくれないこと」でした。 しかし、今では、ビジネススクールの一科目として確立されつつあります。 ファミリービジネスの特性の理解は、日本でもこれから、ビジネスパーソンにとって基本的な要素の一つになっていくことでしょう。
  • 星野リゾートの事件簿2 なぜお客様は感動するのか?
    3.8
    注目企業、星野リゾートの舞台裏を大公開――。 「『事件が会社を強くする』」(星野佳路代表) ビジネスモデルが変わった地方の「グランドホテル」、結婚式の当日に起きた突然のアクシデント、そして宿泊業に大きな影響を及ぼすコロナ禍……。さまざまな「事件」を前に、星野リゾートの「スタッフはどう考え、どう動いたか。 ◎事件は続くよ、どこまでも 2010~20年にかけて起きた想定外の出来事がテーマ。「現場チームが果敢にチャレンジするからこそ、当然いろいろな事件は起こる」(星野代表) ◎ドラッカーのイノベーション理論を実践 事件とは「予期せぬ失敗」=イノベーションにつながる可能性のある機会になる ◎はじける現場、突き抜けるサービス 結果、「経理担当は踊り出し」、「若手は畑を耕し」、「ベテランは赤レンジャーになった」!? 【本文より】 ユニークな戦略を次々に打ち出してきた星野にとっても、思いがけないアイデアだったのだろう。提案を聞くと、こう言った。 「それで大丈夫?」 だが、フラットな組織の自由な議論から出てきたアイデアに対して、スタッフの気持ちは前向きだった。 (本書「崩れたスクラム」から) 事件と向き合った一人ひとりのスタッフの経験を、会社のナレッジとして蓄積していく……。そしてそのなかにダイヤモンドの原石のような大きなイノベーションの機会が隠れていると考えている。大事なのは、事件とは避けようとすべきことでなく、活用すべき体験である、ということだ。 (本書「解説」=星野代表=から)
  • ゆがめられた目標管理 復刻版
    4.3
    本書は『マネジメントへの挑戦』に続く、一倉定の初期著作シリーズの復刻版2作目である。 原書の執筆は1968年。競争の激化や人件費の高騰などにより、企業の大型倒産が相次いだ。 時代の変質を受け、マネジメントの見直しが問われていた時に、中小企業を中心に経営者の救世主となったのが一倉定だった。 50年以上前の本書の内容は、現代に書かれた新刊書と見まがうほどの新鮮さを有する。この事実をどう受け止めればいいか。ともあれ、時代に左右されない経営の本質を突いていることの証左であることは確かである。 【目次】 1章 経営不在の目標管理  形をかえた人間関係論/アクセサリーの企業目標 ほか 2章 目標の本質  「企業の目標」は生き残るための条件が基礎となる/上のせされる「トップの意図」/目標はワンマン決定でなければならない ほか 3章 目標の領域  ただ一つの目標は企業を危うくする/目標は必ず明文化すべし/目標には測定するモノサシが必要 ほか 4章 目標の設定  長期的ビジョンに立つ/中小企業は「賃金」から目標をきめよ/トップから目標が示されないときはどうしたらよいか ほか 5章 成果達成指導  成果は顧客によって得られる/結果に焦点を合わせる/「誤りの法則」とZDは矛盾するか ほか 6章 チェックなくして目標無  うまくいかないチェック/上司による定期的チェックが絶対に必要 ほか 7章 高収益高賃金経営の目標  目標と業績評価を結びつける/幹部の業績評価はこうして/高収益高賃金経営こそ生き残る道 ほか
  • ケースでわかる 実践パーパス経営
    4.0
    パーパスとは何か。なぜ必要なのか。どうやってつくるのか。 いま知りたい疑問に答えます! 「パーパス(揺らぐことのない社会的な存在価値)」が注目を集めている。 日本企業でも、パーパスの策定に取り組み始めたところは多いが、 何から手を付ければいいのかわからない、という声もよく聞かれる。 パーパスと社是、ミッション、ビジョンは何がちがうのか。 本当に経営やビジネスの役に立つのか。 どうすればうまくいくのか。どこで失敗するのか。 どんな手順で進めていけばいいのか。 本書では、そうした素朴な疑問に答えながら、 パーパスの定義や考え方をかみくだいて説明し、 実際にどのように策定すればよいのかを、 先進企業の事例を用いて解説する。 【本書で取り上げる主なケース】 -ソニーグループ:「感動」と「人」を軸とした長期視点での経営を目指す -オムロン:企業理念「実践」経営により、企業価値向上を目指す -ネスレ:創業150周年のタイミングで存在意義を再確認し、言語化 -イケア・ジャパン:多様なステークホルダーとビジョンを共有し、社会にポジティブな変化をもたらす など
  • サステナブル経営とコーポレートガバナンスの進化
    4.3
    プライム市場で生き残り、企業価値を上げるコーポレートガバナンスとは? そんな疑問に答える最強の指南書。 ガバナンス改革は、経営改革だ! 企業でガバナンスに携わる人のバイブル、「これならわかる コーポレートガバナンスの教科書」、 「ESG経営を強くする コーポレートガバナンスの実践」の筆者、松田千恵子氏のシリーズ第3弾です。 2021年6月に再改訂されたコーポレートガバナンス・コードに完全対応。 新たに盛り込まれた原則の意味や背景を紹介し、サステナブル経営のポイントを指南します。 2022年4月に東京証券取引所の市場区分が変更され、企業にESGが不可欠なものになります。 特に最上位の「プライム市場」には、より高度なガバナンスが求められます。 企業価値を高める取締役会の運営とは? 近年、日本で力を増すアクティビストへの対策は? など、日本企業が直面するガバナンスやサステナブル経営の課題について、分かりやすく解説します。 「ガバナンスにどう対応するか」という解説はもとより、そこから一歩踏み込んで、 「マネジメントとしてこれからどうするか」という解説も充実させました。 「サステナビリティやガバナンスは専門的で難しいかも」という人でも大丈夫です。 今回も「難しいことは言わない」「綺麗ごとも言わない」「何かあればイチから説明する」の三原則を貫きました。 コーポレートガバナンスの本質的な事柄について、「腹落ち」できることを目指しています。 企業の経営者やガバナンス関係者だけでなく、企業におけるマネジメントをどう考えるか・どう変えていくかを考えるビジネスパーソンにも役立つ、経営指南書の「決定版」です。
  • ビジネススキル図鑑
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 すべての会社 あらゆる仕事で 一生使える! 「ロジカルシンキング」「マーケティング」「コーチング」「ファシリテーション」「リーダーシップ」「キャリアデザイン」「ビジネス英語」「リスクマネジメント」「文書デザイン」「人脈づくり」…… ビジネスパーソンが身につけるべき50種類(+15種類)のスキルを厳選。各スキルを「思考系」「対人系」「組織系」「業務系」「知的生産系」の5つに分類し、カラーでビジュアルに解説しています。仕事に必要なスキルの全体像が見え、自身に足りないもの、スキルアップのための実践方法がわかります。
  • NUDGE 実践 行動経済学 完全版
    3.7
    「行動経済学」最高の入門書! ノーベル経済学賞受賞! セイラー教授の代表作が、 「最新の話題」を盛り込み、より「役に立つ」かたちになってリニューアル! 「NUDGE(ナッジ)」とは 親ゾウが、子ゾウの背中を鼻でちょっと押すように、 強制や禁止をせずに 本人の「よりよい選択」を後押しする「使える」経済学! 「うっかりしていた」「知らなかった」「じっくり考える時間がなかった」…… 実はその「損」、ナッジの活用で防げます! ・ジム、動画、音楽、雑誌……サブスクの「解約し忘れ」はなぜ起こる? ・保険料を得して医療費を安く抑える保険の選び方 ・老後の年金を結果的に「一番多く」する方法 ・事故多発の道路を安全に変えた「ある工夫」 ・地球温暖化防止、ドナー登録……不快感を生まずに参加者を増やす方法は? ・我慢や強制ではなく、「健康的な生活」を“自然に”送るには? ・新型コロナウイルスのワクチン接種、最初から接種率が高かった自治体の手法は?
  • いつも結果を出す管理職が必ずやっている80のこと
    4.0
    「管理職になった」 「管理職だけれど自信が持てない」 「管理職の仕事に興味がある」…… そんな皆さんに贈る1冊。 管理職デビューもこの1冊でラクラク乗り切れる!! 管理職の仕事が難しく思える理由の一つに、「ほかの管理職がいったい何をしているのかがいまいち分からない」というものがあります。 管理職がどんなときに、何をどうすればいいのか、実は誰も分かりやすく系統立てて教えてはくれません。 「自分で何をすべきか考えなさい」 「あなたの管理職スタイルを自力で模索しましょう」 「私の背中を見なさい」など、さまざまな助言はあるのですが。 でも、この忙しい時代に「そんな悠長なことは言っていられない」と思いませんか? この本には、これまで複数の会社に勤めて管理職や役員を何年もやってきた私が、世の管理職のみなさんを代表して「とりあえずこれをやっておけば大丈夫」という管理職ならではのToDo80個をシーン別にまとめました。 「え、80もあるの? そんなにできない!」と思った方は「管理職が最低限すべき3つのこと」をまず頭に入れてください。 もう少し頑張れそうだという人は、目次ページで☆マークの付いた項目から優先して読むことをおすすめします。 そして「できるようになった」と思った項目は、数字の上にある四角にチェックを入れていってみてください。チェックの数が増えれば増えるほど、管理職としての自信が付いていくはずです。
  • 売上の地図 3万人を指導したマーケティングの人気講師が教える「売上」を左右する20のヒント
    5.0
    なぜ売れない? なぜか売れた! →売れない理由が見つかる! 売れる「流れ」が分かる! →地図を手に売上づくりの迷路から脱出しよう あるヘアケア商品が売れ行き好調だったとします。何がよかったのでしょう? 商品が良かった、CMがよかった、コスパが良かった、売り場(棚)が取れた、メディアに掲載された、ブランドが強かった、ファンが多かった、インフルエンサーが投稿した、ソーシャルでバズった、競合が弱かった…… 企業規模が大きくなるほど、展開する商品・サービスには数多くの部署が関わるため、売上にも数多くの要因が絡んできます。縦割り組織では、何が効いて何が効いていないのかが見えづらく、マーケティングの予算配分を難しくしています。 そこで本書は、売上に影響を与える20個の説明変数を構造化し、「売上の地図」として提示。本書で取り上げる20個の説明変数は、それぞれが単独で存在・機能しているのではなく、相互に関連しあって売上に影響を与えています。どの説明変数とどの説明変数が近い距離で連鎖しているのか、"見える化"を試みました。 「売上の地図」を手に、全体を俯瞰して見ることで、自社商品・サービスの売上がどのようにしてつくられていて、課題はどこにあるか、何を強化したらよいかが浮かび上がります。この地図を理解すれば、再現性高くヒットを生み出すことができます。売上を科学した本の登場です!
  • 「心」が分かるとモノが売れる
    4.1
    ●糸井重里氏推薦の書 お客様は心を教えてくれない。だったら自分の心を使えばいい。手法と理論を超えた、目からウロコの実務書がここに誕生! 糸井氏は「いちばん謎なのはじぶんである。いちばん親しいのはじぶんである。だったら、じぶんと語りあおう」と推薦する。仕事を大きく前進させる秘策満載の一冊です。 ●なんらかのカタチで「売り上げ」に責任がある人へ ネット担当者、マーケター、広告、広報、商品開発担当、営業の方々などそれぞれの立場で売り上げを上げるためにさまざまに努力されていることでしょう。ところが、お客様は論理的に行動しているわけではありません。お客様自身さえ気付いていない「心」が行動に影響を与えています。マーケティングの世界ではそれを「インサイト」と呼びます。誰もが簡単にインサイトを見つけられる手法やツールは、残念ながら今のところありません。しかしながら、「自分の心」を使えば、インサイトを導きやすくなります。本書ではできる限り分かりやすく、どなたでも今日から実践できる思考のトレーニングも提案しています。 ★ビジネスの突破口は「心」の理解にある ★95%の消費行動は「心」が決めている ★調査では解決できないことがある ★心のパンツを脱ぐとお客様の心が見えてくる ★お客様の心に沿って炎上を防ぐ ●実力マーケターにして有名クリエイター、実務家にしてグロービスMBA教授の筆者が分かりやすく「心」と「売れる」を解明する
  • これからの日本の論点2024 日経大予測
    4.5
    記者の視点を先取り! どこに着目するかで、世界の見え方が変わる。 日本経済新聞社を代表する編集委員・コメンテーターら、ベテランの専門記者が、日本と世界を取り巻くさまざまな論点と向き合い、大胆な予測を提示する。 2024年版は生成AI、グローバルサウス、相次ぐ重要選挙を特集テーマに、企業、日本経済、世界の未来について23の論点で解説。 【特集】 2024年を予測する3つのキーワード 論点1 生成AIが社会・経済に革命をもたらす 重大リスクへの対応が求められる 論点2 グローバルサウスの怒りが世界を揺らす ~米中新冷戦の勝敗も左右~ 論点3 相次ぐ重要選挙 民主主義に真の危機が迫るか Chapter 1 日本は豊かになれるのか ・日本の株式市場 日経平均株価のバブル超えあるか ・岸田財政は火の車 ~膨らむ支出、定まらぬ財源~ ・大幅拡充の新NISA 積極活用か尻込みかで資産の二極化が鮮明に ほか Chapter 2 世界企業の新常識とは ・ESGブームは去り成熟のときへ ・人手不足が迫る持続的な賃上げと構造改革 ・ビッグテックの覇権はまだ続くのか? 新スター台頭のチャンスは? ほか Chapter 3 対立深まる世界のゆくえ ・切迫する台湾有事 最悪の事態直視し、重層的備えを ・習政権に米欧から「覇権主義国家」の烙印、「2035戦略」に黄信号 ・終わり見えぬウクライナ侵攻 カギ握るプーチン体制の行方 ほか
  • 次世代リーダーに捧ぐ 経営の定石
    -
    SDGsやESGなど、企業経営にとって社会貢献が大きな課題である今「社会に資する経営手法」を解き明かす1冊 日本の経営学の権威である一橋大学名誉教授の山城章氏が創設した山城経営研究所は、日本の文化や習慣を生かしながら、豊かな社会づくりに貢献し世界で通用する経営手法「山城実践経営モデル」の普及に努めている。 同モデルが示す理想的な経営は、まず、社会のニーズを社会問題や地球環境を含む広い視点で捉え、経営リーダーが経営を通じて社会に提供すべき価値を自身の信念として持つ。その上で、経営組織を効果的に機能させるために、経営リーダーは自身の「理念」を企業全体で共有し、効果的な「ビジョン・戦略」を立て、機能的な「戦術」に落とし込み、それを効果的に遂行できる「組織」を編成。そして、それらが十分に機能していることを把握するために「パフォーマンス管理」を行う。 こうした経営手法は、SDGsやESG、ステークホルダー資本主義といった、これまで以上に社会貢献を求める現在の経営ニーズに合致している。本書では主に、「社会」「経営リーダー」「経営組織」の三つの側面から、経営者が今実践すべき経営手法を解説する。
  • 妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話
    4.0
    「売上目標? ありません。  損益責任? それもありません」 営業にも、工場にも、「前年比」や「利益率」などの、数値目標がない。そんな会社がこの「失われた20年」で売上高23億円から400億円に急成長している。群馬県の豆腐メーカー「相模屋食料」だ。 今を遡ること約10年、2012年3月に「ザクとうふ」で機動戦士ガンダムファンをスーパーのデイリー売り場に結集させた相模屋食料は、いつのまにか豆腐市場でトップシェアを誇る企業になっていた。現在でも「うにのようなビヨンドとうふ」「肉肉しいがんも~INNOCENT MEAT」などのユニークな商品を次々投入し、市場を活気づけている。 相模屋食料を率いるのは、かつて雪印乳業の「普通の営業マン」だった鳥越淳司社長。熱狂的なガンダムファンの鳥越氏は、「ジオングに脚を付けるな!」といった独特のワーディングを駆使しつつ、群馬県ローカルの小さなメーカーだった同社を、日本一にまで引き上げた。 普通の会社員が、社員を糾合し、燃える集団に変えていった20年間を、本人の言葉で緻密に分析。経営書やマネジメント本には出てこない、実戦をくぐり抜けて培った鳥越氏の戦略・戦術を、読みやすいインタビュー形式でお届けします。なお、ガンダム濃度がちょっと高めの方には、さらに楽しめるかと思います。
  • データドリブン経営改革
    3.0
    「可視化」と「AI予測」が勝ち筋へ導く! アクセンチュアAI部門責任者による 実例ベースの組織変革方法 グローバル企業の経営幹部の84%が「AIの幅広い活用はビジネス戦略に不可欠である」と考えています。一方で「AI機能を本格的に備えた組織の構築を実現している」企業はわずか16%。この16%の企業は、その他の企業と比べてAI投資から3倍近い投資対効果を得ていることが明らかになりました。 AIを活用できる企業とそうでない企業との格差は広がる一方です。企業は適切な人材を集め、分野横断型のチームを組成し、組織全体で戦略的にデータとAIの活用に取り組まなければなりません。 データやAIの活用において日本は遅れているという声が聞こえてきます。遅れている所は遅れていると認識した上で、その弱点を補いつつ、他国と比べて優れている部分、潜在的に勝てる可能性がある領域をどう伸ばしていくべきかを解説します。
  • BCG 次の10年で勝つ経営 企業のパーパス(存在意義)に立ち還る
    3.8
    「失われた30年」から「輝ける10年」へ―― 世界的コンサルファームが叡智を結集! 感染症や天災など、予測不能なリスクの顕在化。 テクノロジーの急速な進展と、ディスラプターの出現。 米中対立に伴う世界経済秩序のゆらぎや、地政学リスクの高まり。 主要経済圏で進む生産年齢人口の減少……。 これらの現象は2020年代にはますます加速し、企業を取り巻く環境は複雑さを増していく。 日本企業が次の10年に輝きを放つために、 経営者やリーダーたちは、何を経営の軸とし、組織を勝利に導くのか。 本書ではグローバル市場の構造変化と、企業経営のパラダイムシフトについて、その本質を概説。 企業活動の根幹となる企業目標、戦略、組織、人材マネジメントについて、 変化の時代を勝ち抜くためのアクションアジェンダと考えるべきポイントを提示する。 さらに、目指す企業のあり方を実現するための、 「パーパス(存在意義)」を基点とした企業変革について解説する。
  • マッキンゼー 未来をつくる経営 日本企業の底力を引き出す
    4.0
    なぜ日本企業の存在感が高まらないのか。本書は、日本発のグローバル企業が、世界における競争力や存在感を高めるなかで直面する共通の課題を明らかにし、マッキンゼー・ジャパンの半世紀以上の活動を通じて得た学びや解決に向けたアプローチの例をまとめたもの。持続可能かつ包摂的な社会を目指すために是正すべき乖離である「エンパワーメント・ギャップ」や「サステナビリティ・ギャップ」といった概念や、独自開発した「組織健康度指数」(OHI)など、マッキンゼーが全世界で行っている最新かつ独自の調査や分析なども実例とともに紹介します。
  • 働かないニッポン
    4.2
    【この「働き損社会」の一因は、組織にはびこる“ジジイの壁”?】       やる気をなくし早々に“窓際族”を目指す30代エリート、    世帯収入3000万じゃないと就職する意味がないと嘯く女子大生、    「普通に暮らせればいいです」が口癖のZ世代会社員、 「今まで頑張ってきたから」を言い訳に会社に寄生する50代、 人生諦めたまま老いていく中年氷河期世代……    「仕事に意欲を持っている社員は5%しかおらず、世界145位中最下位」    いま、何が日本人から働く意欲を奪っているのか?     健康社会学者である著者が、会社員へのインタビューをもとに     「働かないニッポン」の構造的な問題をひもとく。
  • 売れない問題 解決の公式
    3.5
    コロナ禍、インフレ、DX……。 激変するビジネス環境下で、「売れない問題」が発生したら、どう対応するのでしょうか。 実践マーケターが、多くの具体例から解きます。 「売れる仕組み」を構築するマーケティングのステップは超シンプル。 1 何を(Product)、2 誰に(Target)、3 どうやって(Communication) の順で考えます。 では、以下のような「売れない問題」が発生したらどうすればいいのでしょうか。 ・売り上げがじりじり下がる ・新規顧客が獲得できない ・既存顧客が離れてしまう ・期待の新商品、新サービスの食いつきがいまいち ・広告や販促の効き目が薄い…… こんな場合も、原因追及は3つのステップで超シンプル。今度は逆に、 1 どうやって(Communication)、2 誰に(Target)、3 何を(Product) の順に考える。 その具体的な方法につき、身近な事例から有名なケースまで、具体的なエピソードをふんだんに紹介しながら、わかりやすく解説します。 【目次】 プロローグ 「売れない問題」に悩む私たち 第1章 「売れる仕組み」をどう動かしていくか 第2章 「買いたい人」は、あなたを知らない 第3章 顧客の心理は、日々変わっている 第4章 「売り物」の価値を高め続ける 第5章 仕組みで買っていただく力
  • 新・実践経営 企業は何のためにあるのか
    -
    日本における経営学の大家、故・山城章 一橋大学名誉教授。氏は、知識と経験を踏まえつつ絶えざる研鑽によって高い実践経営能力を体得していく「KAE原理」をはじめ、数々の実践的な経営手法を提唱し、今なお多くの経営者から高い支持を集める。その要諦は、欧米的な合理性・効率性の追求と同時に、人の心を捉えた日本的マネジメントを融合する点にある。「経営体の行動は、その組織を構成し運営する人間の行為であるから、人間の心を度外視して組織や事業を変革することはできない」という信念に基づいた経営理論だ。 時代が、これまでの「金融資本主義」や「強欲資本主義」に基づく、目先の利益を追求する経営から、新たな価値観に基づく経営を求め始める中、経営者の拠り所として、山城章の経営学が再び輝きを放つ。
  • 10年変革シナリオ 時間軸のトランスフォーメーション戦略
    4.5
    名和高司・京都先端科学大学ビジネススクール教授 推薦! あなたの会社は、10年後に生き残っていますか。 生き残っているとして、現在の主力事業は、そのまま稼ぎ続けていられるでしょうか―― これまでの企業の衰退の事例を見ると、10年前にはその芽が見られていることが多い。 変化の激しいいまだからこそ、小手先の改革ではなく、10年先の長い時間を見据えた抜本的な企業の変革に、すぐにでも着手する必要があるのだ。 本書では、長期の時間軸で強い成長力を取り戻すための戦略を、「時間軸のトランスフォーメーション戦略」と呼ぶ。 抜本的な変革を求めている企業に向けて、経営戦略の構想、シナリオ作りと実行のポイントについて解説。 成功事例を使いながら、アカデミックな理論や著者自身の実務的な経験を交えて、フレームワークとして提示する。
  • 小さな会社の儲かる整頓
    4.6
    精神論では、会社は儲からない! 儲けの7割は、「整頓」で決まる! 儲かる中小企業の現場には、どんな工夫が隠れているのか? 累計5万人が視察した「強い会社の現場」を豊富なカラーな写真で詳しく紹介。 Q&A形式で、結果を出す環境整備の極意をわかりやすく解説します。 写真で一つひとつのノウハウがひと目でわかり、今日からすぐに実践できます。 自分の会社を成長させるために、名経営者の話をたくさん聞いてきたけれど、 なかなか結果が出ない――そういう人は多くいます。 それはなぜでしょうか。 その名経営者が率いる会社の現場を、 しっかり見ていないからではないでしょうか。 名経営者がどんなに言葉を尽くしても伝わらないものがあります。 なぜなら、経営の真髄は現場にあるからです。 本書では、累計5万人が視察に訪れた株式会社武蔵野の現場写真を多数掲載。 あなたの会社を「儲かり体質」に変えるノウハウをお伝えします。 <あなたの会社を「儲かり体質」に変える5ステップ> 1.5万人が視察した株式会社武蔵野の現場の写真がたっぷり! 2.写真があるから、すぐにパクって実践できる 3.自社のモノの置き場所、置き方が改善される(=整頓) 4.会社が変わる。社員が成長する(形から入って心に至る) 5.儲かる会社の土台ができる!
  • 永守流 経営とお金の原則
    4.6
    50年、体当たりで会得した 財務と資金繰りの本質を自ら語る! 銀行との付き合い、取引先の見極め、株式上場、M&A…… 中小ベンチャーでも、大企業でも、絶対に変わらない「基本」を解説。 伝説の名著を完全リニューアル! 「創業まもないベンチャー企業は日々、 生き残るか、つぶれるかの瀬戸際での戦いを迫られる。 その中で実際に成長し、飛躍できるのはごくわずかである。 生き残って成長の花を咲かせるにはどうすればよいか。 他にはない技術や高い志、 それを実現するためのハードワークなどが必要なのはもちろんだが、 何よりお金まわりの戦略、財務の戦略が不可欠である、 と私は考えている」――本文より ■目次 序章 お金の戦略が必要だ――会社を絶対つぶさないために  第1章 キャッシュこそ企業価値の源泉――コスト意識を鍛えよう 第2章 会社を成長へ導く財務戦略――創業期に重視すべき指標とは 第3章 創業時の資金の集め方――やっぱりお金から始まる 第4章 金融機関とどう付き合うか――「取引は人なり」で活路 第5章 取引先を見極める方法――その選択が会社の命運を分かつ 第6章 チャレンジと財務バランス――持続的成長へ変化を恐れない 第7章 いざ株式上場 規律の中で鍛える――問われる発信力 第8章 M&Aをどう活用するか――永守流・勝利の方程式 第9章 海外展開は飛躍のチャンス――リスク管理は分散から 第10章 波乱の時代をどう乗り切るか

最近チェックした本