ハーレクイン・ロマンス小説 - ハーレクイン・テンプテーション - サザン・スキャンダルシリーズ作品一覧

  • いとしのタラ サザン・スキャンダル II
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    弁護士のタラは勤めていた法律事務所を首になり、今まで経験したことのない挫折感に打ちのめされていた。そんなとき、事務所がときどき調査業務を依頼する私立探偵のブレークが、突然彼女のアパートメントに現れた。二年前、初めて彼を見たときから、これほど魅力的な人はいないとずっと思ってきた。でも、タラは自分が、彼が興味を持ちそうな派手で色っぽい、自由奔放なタイプの女ではないことくらいよくわかっていた。そのブレークがちょっとした秘密の仕事に協力してほしいという。なぜわたしのところへ来たのだろう? いぶかりながらも、彼とアートギャラリーへ出かけたタラは、血だらけで床に倒れている男を見てしまう。それがブレークと二人きりの危険な逃亡生活の始まりとなった……。
  • エミリーに夢中 サザン・スキャンダル III
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    失踪した母や兄のスキャンダルの陰でひっそりと生きてきたエミリー。今ようやく、そうした生活にも終止符が打たれようとしている。長いこと病に伏していた父親が亡くなり、彼女をこの土地に縛りつける、あらゆるしがらみから解き放たれたのだ。一族の名前など知る人のいないところへ行き、自由きままに生きよう。エミリーは家を売って、生まれ育った町を離れることにした。その矢先、彼女が働いている銀行で横領事件が持ち上がり、容疑者の一人として、新任の警察署長ウェイドの質問を受ける羽目に……。事件のことで彼が家に立ち寄るたびに、エミリーは平静な気持ちではいられない自分に気づいた。ウェイドは背が高く、抗いがたい独特の魅力にあふれている。でも、彼とかかわってはいけない。私はもうすぐ町を出るのだから。
  • サザン・スキャンダル サヴァンナのためらい I
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    また、私を見ている。サヴァンナは野外に設けられたダンスフロアの向こう側に、ちらりと視線を走らせた。謎めいたハンサムな男性が椰子の木に寄りかかっている。二十代最後の冒険として、カリブ海に浮かぶ美しい島に一人で来ていた彼女は、気をつけなさいという警告の声を無視した。男性との本当に親密なひとときを一度ぐらいは経験してみたかったから。「踊ってくれませんか?」魅力的なほほえみに誘われるまま、その男性に自分の手を預ける。星空の下のダンス。高価なシャンパン。情熱のままに交わした熱い口づけ。夢のように完璧で、ロマンチックな夜だった。そして、どうしようもないほど彼に惹かれていった。だが、魔法の時間は瞬く間に過ぎ、サヴァンナは別れも告げずに島を出た。このとき忘れられない思いを抱いていたのは、彼女一人ではなかった。

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