ハーレクイン・ロマンス小説 - いいなり作品一覧

  • 疑われた無垢【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    下半身不随だったデヴォンは、ある日、恐ろしい事実を知る。彼女の莫大な手術費用を捻出するため、父が横領したというのだ。父を救おうと、社長のグラントに慈悲を乞うも、彼は信じようとしない。どころか、デヴォンを放蕩娘と決めつけ、代償として、18歳の娘には酷すぎる愛人契約を申し付けた。「僕が飽きるまで、いいなりになるなら考えてもいい」と――。だが初めての夜、彼が一瞬、息をのんだのがわかった。傲慢な笑みを浮かべ、デヴォンの裸を月光に晒したグラントは、抉られたような深い手術傷を、彼女の腰に見つけたからだ。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 聖女陥落
    -
    このひとの喉元に蜂蜜を垂らし、 舌先で舐めてみたい……今すぐ。 「きみの土曜日の夜の習慣を教えてくれ。不道徳な習慣を」 「毎週土曜日の夜、マスターベーションするわ」目を伏せて答えると、マルコが、目を細めてわたしをじっと見つめる。 脚の間がしっとりと濡れるのを感じる。立ち上がって、黒いレースのショーツをおろし、わたしが脚を広げて見せると、マルコのうめき声がする。 マルコは、コーヒーテーブルを脇へ押しやり、わたしの両脚を肩にかけ、手を押しのけると、舌をリズミカルに動かして花の蕾を舐めたり吸ったりしながら、皿の上にあったピクルスに手を伸ばし、わたしの奥深くへ挿入し始めた。 手からこぼれ落ちたラベンダー色の革製ノートパッド――わたしの成功の象徴――が転がっていき、彼の屋敷のプールの底へ沈んでいく……。 昨夜のパーティで、謎めいたハンサムな大富豪マルコが、官能的な笑みを浮かべながら声をかけてきたのだ。 “一晩だけ、僕のいいなりになれば、きみにぼくの屋敷をあげよう”と―― でも、よく知らない彼に何をされるというの? もしも四肢を縛られて、鞭や鎖が出てきたら――そのときのわたしは頭がおかしくなっていたに違いない。いままで無難に生きてきたわたしなのに、知らぬ間に頷いていたのだ。 完全にプールの底に沈んでいる、ノートパッド。あれはわたし? 危険に飛び込んだあげく、永遠に使い物にならなくなってしまった……わたし――
  • 花婿の約束
    3.0
    幼なじみで、ずっと憧れていたリチャードとの結婚――レクシーは幸せの絶頂にいるはずだった。だが結婚式のあと、レクシーはみなの前でいきなり花婿に銃を向けた。式の直前に、あいついで亡くなった父と兄を死に追いやったのは、実はリチャードだったと知ったのだ。妻としての財産も手に入れた今、私がこの手で彼をあやめてみせる。しかしリチャードは、落ち着いた様子で彼女に取り引きを申し出た。半年の間に無実を証明できなければ、君のいいなりになろう、と。それまでは普通の夫婦を演じてほしいという彼の提案で、憎き男性との奇妙な結婚生活が始まった。

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