教育 - PHP研究所作品一覧

  • 源義経 大いなる謎 伝説的英雄の真相に迫る
    3.0
    鞍馬山で天狗と剣の稽古、五条大橋での弁慶との出会い、一ノ谷・屋島・壇ノ浦での名将ぶり、そして兄頼朝に追われての奥州衣川での最期……。日本人には馴染みの深い源義経の物語だが、悲劇のヒーローとして後世に潤色されたその一生は、まだまだ謎が多く、史実と違う面が伝えられていることも少なくない。本書は、気鋭の歴史家である著者が、史料を丹念に読み込み、伝説的英雄「義経」の真実の姿を追究した力作である。「義経が三人いたというのは本当か?」「頼朝と再会した場所はどこか?」「“牛若丸”の他に名乗った名前とは?」「高館で自刃したのは義経の影武者だったのか?」など、各地の伝承も踏まえた上で、101の疑問をわかりやすく解き明かしていく。生い立ちや家族をめぐる謎から、決戦、死の真相まで、思わず目からウロコが落ちる驚きの事実が満載! 義経略年表・関係人物・関係史跡の付録つきで、楽しく勉強にもなる一冊。

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  • 耳を澄ませば聴こえてくる 音の日本語
    4.7
    1巻999円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 見う見う、かなかな、父よ父よ、肩刺せ裾刺せ綴れ刺せ……昔の人は鳥、虫、動物の鳴き声を、言葉として、聞きなおしてきました。音に関わる日本語を紐解く著者に誘われ、読みすすめていくうちに、実にさまざまな音の世界を表現する日本語があることに気づきはじめます。音の言葉に広がる世界は、本書の所々に組み込まれたカッティングアートの静かな世界と重なり、日本語の美しい「音」の世界を一層際だたせて、日本人が持っていた語感のすばらしさを確信させます。時代によって変化しやすい言葉のなかにも、その名残りをとどめているモノがなんと多いことか。『耳を澄ます』の「澄ます」の意味は、濁りや汚れをなくし、透き通った状態にすること。じっと耳を澄ますうち、音は耳で聴くのではなく、心で聞くのだと、改めて発見させてくれる珠玉の言葉集。
  • 宮本武蔵が語る「五輪書」
    -
    1巻510円 (税込)
    江戸時代から現代にいたるまで読み継がれてきた、日本屈指の兵法書の一つである「五輪書」。本書は、不世出の剣豪・宮本武蔵が、最晩年に剣の奥義を認めた「五輪書」を、武蔵本人が現代によみがえって講演するという形で、わかりやすく現代語訳したものである。「真の兵法とは戦場においてのみならず、日常生活においても、あらゆる敵に対して、真の勝者となれる道である」「修養の場にあっては基本を学ぶことを怠らず、現場にあっては基本だけに頼りきらないことが大切である」「兵法とは知恵であり、知恵のある者が勝者となれる。人生を一所懸命に戦い続けた者だけが、人として“本当の心の落ち着き”を感じられる境地にたどり着ける」――「五輪書」は剣のテクニックを説いた“実用書”でありながら、厳しい人生を生き抜く、いわば“生き方のバイブル”ともなっている。武蔵が経験から掴み取った戦いに勝つための真髄から、人生の勝者となるためのヒントを学ぶ。

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  • 宮本武蔵101の謎 出生の秘密から名勝負の真相まで
    -
    数多くの小説や映画、テレビによって、様々に描かれてきた剣豪・宮本武蔵。とりわけ国民作家・吉川英治が生み出した武蔵像は、ほとんど「実在の武蔵」とイコールのようになって人口に膾炙し、今に至っている。しかし、史料を丹念に調べ、各地の伝承なども踏まえていくと、創作の世界とはまったく別の武蔵像が浮かび上がってくる。「お通さんと武蔵は面識がなかった!?」「武蔵には妻子がいた!?」「宮本武蔵と名乗る武芸者は、何人もいた!?」「佐々木小次郎にとどめを刺したのは、弟子たちだった!?」……ほんの一例を挙げたが、これらはまったくの作り話ではない。いずれも何らかのかたちで出典を求められるものばかりなのだ。本書は、若手歴史研究家として進境著しい著者が、101の素朴な疑問に答えるかたちで、宮本武蔵の実像をわかりやすく解説。出生地や家族をめぐる謎から、晩年の暮らしや死をめぐる謎まで、目からウロコが落ちる話題が満載の力作!

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  • 「民族」を知れば、世界史の流れが見通せる
    3.0
    1巻1,500円 (税込)
    世界史とは、人類の草創期から長い年月をかけて、さまざまな「民族」がぶつかりあってできた“移住・衝突・融合”の歴史である――。21世紀の世界を悩ませる戦争と内乱、グローバリズムとナショナリズムの対立、なくならない人種差別、多くの国を揺り動かす移民・難民問題の本質を読み解くカギ、そして今後の日本と世界の未来は「民族の動き」に注目してこそ見えてくるのだ。本書は、ベストセラー『30の戦いからよむ世界史』の著者である予備校の元世界史講師が、古代地中海の覇権争いから、トルコ系民族のユーラシア席捲、アラブ人が築いたイスラム・ネットワーク、多民族国家 ロシア(ソ連)の形成、征服王朝により拡大した漢民族の概念など、今の世界を形づくった“民族移動”のダイナミズムを20のテーマから講義していく。日本人に最も必要な“歴史の視点”がここにある!
  • みんながいて ボク ワタシがいる! 大切な家族(池田書店)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和女子大学理事長・坂東眞理子さん推薦! 「『自分で答えを導く力』『人との関わりの大切さ』この本が教えてくれます。」「みんなが持ってるゲームを買ってもらいたい!」「お姉ちゃんだからって、いつもわたしがおこられる!」家族の中で起こるいろいろな問題やなやみを通じて、相手の立場になって考え、問題解決する力を育んでいく小学生のための新しい児童書です。2020年から実施される新しい学習指導要領では、知識重視ではなく、考える力や発表する力といった「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」が求められます。これから、答えがない時代、AI時代を生き抜いていくために必要な力を、ぜひ本書で身につけていてください。
  • みんながいて ボク ワタシがいる! 友だちと学校(池田書店)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昭和女子大学理事長・坂東眞理子さん推薦! 「『自分で答えを導く力』『人との関わりの大切さ』この本が教えてくれます。」「友だちに借りたものをこわしちゃった!」「わたしにとっての親友って?」友だちとの間で起こるいろいろな問題やなやみを通じて、相手の立場になって考え、問題解決する力を育んでいく小学生のための新しい児童書です。2020年から実施される新しい学習指導要領では、知識重視ではなく、考える力や発表する力といった「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」が求められます。これから、答えがない時代、AI時代を生き抜いていくために必要な力を、ぜひ本書で身につけていてください。
  • みんなとちがっていいんだよ キミに届け! セミの法則
    4.5
    1巻999円 (税込)
    90年代は「笑っていいとも!」の「悩みあてクイズ」にレギュラー出演。2003~2009年にはNHK教育の「かきこみテレビ」で思春期の子供たちのよき兄貴分として親しまれ、そして今年4月から始まった若者応援番組「カケダセ!」(NHKラジオ第1)では、AKBの2人とのかけあいが愉快なパーソナリティを務めるROLLYさん。本書はROLLYさんの切なくも愛しい青春ヒストリー。ROLLYさんは、高校を卒業したら家業の電器屋を継ぐはずだった。3歳で女装に目覚め、それを家族に知られてトラウマとなり、野球少年にならず、いじめにあい…。でも、ある夏、セミのぬけがらを見て「セミの法則」を悟ってからちょっと変わった。そしてさらにギターとの出合いが心を強くしてくれた。競争が苦手で不器用な男子が、自分のやり方で仲間をつくり、かけがえのない高校生活を充実させていく。いまセミの幼虫期かもしれない君に読んでほしい本です。

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  • 武蔵
    -
    1巻1,799円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 不敗の剣豪・宮本武蔵の、生と死から語る“黒鉄ニッポン人論”。吉岡一門との間で繰り返された決闘、佐々木小次郎との巌流島の闘い、晩年に著した『五輪書』――。誰もが知っている不世出の剣豪にもかかわらず、武蔵の生涯は謎に包まれている。その武蔵の謎の一つひとつを、『新選組』『坂本龍馬』など、歴史漫画で高く評価されてきた黒鉄ヒロシ先生が、独自の視点から読み解いていく。宮本武蔵の生と死、そしてそれを「ニッポン人論」にまで昇華した一冊。 【目次】二人の画家/武蔵の輪郭/佐々木小次郎/slap stick Ganryu-jima/武蔵の性格/吉岡拳法/吉岡伝七郎/一乗寺下り松/阿部一族と武蔵/五輪書/夢産死/DUELISTS(決闘者)/WAR!! 武蔵
  • 無条件降伏は戦争をどう変えたか
    4.0
    第二次世界大戦最中の1943年、カサブランカ会談において、アメリカ大統領ルーズベルトは日独伊に「無条件降伏」を突きつけた。いかなる妥協も許さないその要求は、連合国首脳をも驚かせ、枢軸国側は必死の抵抗を試みた。結果として戦争は長期化し、双方に多大な犠牲をもたらしたのだ――。「個々の戦闘で相手側の部隊などに無条件降伏を迫る事例は、これまでの戦争にもあったが、一国に対してそれを公然と要求したのは、第二次世界大戦がはじめてである。しかもそれによって、相手国を根本的に変革しようというのであるから、歴史上未曾有の出来事と言わねばならないだろう」なぜアメリカは無条件降伏に固執したのか? 前代未聞の過酷な要求は、どのような契機で生まれ、従来の戦争観をいかに変えたのか? 戦争に対するアメリカの潜在意識をあらためて問いなおす意欲作。
  • 無病法 極少食の威力
    4.4
    西欧では、歴史的に最も有名な長寿者であるにもかかわらず、日本ではほとんど知られていない人物。それが本書の著者ルイジ・コルナロである。コルナロはいわば「食べない健康法」の元祖。 時は16世紀のイタリア。病気がちで生死の淵をさまよった彼は、医師の忠告で節食生活を始める。すると、たちまち病は快癒し、ついには当時としては異例の102歳という天寿を全うする。彼はその体験をもとに、食を節すること(極少食)がいかに心身ともに良い影響を与え、また人間の運命をも変え得るものかを83歳から書いて配り始めた。その手記は評判を呼び、各国で翻訳されながら読み継がれ、後にフランシス・ベーコンやニーチェほか多くの有名人が言及しているほどである。この「食養のバイブル」とも言われる古典的名著が、ついに待望の邦訳! 活性酸素やサーチュイン遺伝子など現代の知見から見た懇切な解説も付いており、より深い理解を助けてくれる。

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  • 紫式部と源氏物語の謎55
    3.0
    千年間、読み継がれた日本最古の長編小説『源氏物語』。誰もが知る作品だが、作者・紫式部は生年も本名も、実のところは分かっていない。さらに、『源氏物語』のストーリーには明らかに矛盾がみられる箇所があり、「複数作者説」まで唱えられている。本書は、そんな紫式部と『源氏物語』にまつわる55の謎を取り上げ、平安時代の実態とともに、その真実に迫る。 ●第一章 『源氏物語』とは――作品をめぐる謎 どんな内容なのか?/紫式部直筆の『源氏物語』は存在するのか?/最初から五十四巻だったのか?/平安時代の後宮とは? ●第二章 なぜ光源氏が主人公なのか――物語をめぐる謎 時代設定はいつ頃なのか?/光源氏は実在の人物をモデルにしているのか?/なぜ皇室の不倫が大胆に描かれているのか?/なぜヒロインたちは出家してしまうのか? ●第三章 『源氏物語』はどうやって書かれたのか――成立をめぐる謎 なぜ紫式部は『源氏物語』を書きはじめたのか?/藤原道長はスポンサーだったのか?/最初は短編小説だったのか?/『源氏物語』の作者は一人なのか? ●第四章 なぜ『源氏物語』は読み継がれたのか――受容史をめぐる謎 なぜ「国宝源氏物語絵巻」が描かれたのか?/なぜ紫式部は地獄に堕ちたと信じられたのか?/信長・秀吉・家康は『源氏物語』を読んだのか?/海外でも『源氏物語』の擬作が書かれていた? ●第五章 本当に紫式部が書いたのか――作者をめぐる謎 紫式部の本名は?/藤原道長の愛人だったのか?/清少納言の関係とは?/『源氏物語』作者複数説とは?
  • 無理して学校へ行かなくていい、は本当か 今日からできる不登校解決メソッド
    4.0
    1巻1,200円 (税込)
    2013年度の不登校の小中学生は全国に11万人以上といわれます。中学校では実にクラスに1人の不登校生徒がいることになります。ある日を境に、学校に行かない、行けなくなってしまったわが子の現実を前に、悩み、途方に暮れる「うちの子はなぜ、学校へ行けないのか」という親の切実な声に、親と子どもをともに支援する訪問型カウンセリングで、全国の多くの子どもを復学、継続登校の実現に導き、水野マジックとまで言われるようになった、不登校を解決するための「水野式」家庭教育力論。不登校の問題は、一人ひとり、家庭の数だけの要因があり、ひとくくりにすること自体に無理がある。だからこそ、一つひとつのケースにしっかりとした対応を考えていくことが大切です。何よりもそれまでの親子関係のもつれをひもとき、家庭教育を見直すことで、解決への道が見つかります。実例の紹介も交えて、具体的な「解決」へと導きます。

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  • 名家老列伝 組織を動かした男たち
    3.0
    自ら泥をかぶってでも、組織のため、人のため、そしてトップのために行動する「意志力」を持った者たち……かつての日本には「名家老」がいた。本書は、“組織と人間”の機微を描くことに卓越している著者が、自らの役割を果たすことに一路邁進した江戸時代の家老たちの足跡を辿る。「隗より始めよ」を自ら率先垂範し、藩財政の再建に尽力した真田藩・恩田木工、あくまでも黒田家のことを思い、親会社にトップの不正を告発した黒田藩・栗山大膳、井伊直弼を無私の犠牲的精神で補佐した彦根藩・長野主膳など、時に命をかけてトップの道を正し、時に財政危機を大胆な改革で克服した、彼らの采配ぶりから、組織を統括する男たちの最大の使命とは何かを説き明かす。藩の危機をいかに乗り越えたか、トップの間違いをどう正し、信頼関係を維持したかなど、現代の組織人にとっても必須の行動原理を提示する。組織における統率者の重大な心得を改めて問いかけた好著。

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  • 名君・英雄・影の男・謎の女… 古代史 謎解きの「キーパーソン50」
    -
    1巻569円 (税込)
    たとえば、大政奉還に始まる明治維新。江戸幕府が崩壊し、天皇を中心とする新政府が成立し、日本は近代国家への第一歩を踏み出した。この歴史の大転換期に前後して登場したのが坂本龍馬であり、勝海舟であり、西郷隆盛らであることはいうまでもない。このような歴史の大転換期には、その時代を揺り動かし、時代の方向性を決定づけたキーパーソンが、相次いで登場するものである。これは、日本が国家としての体裁を整えた古代においても同様である。本書では、歴史のキーパーソンとして、ヤマト建国から奈良の動乱まで、神話と歴史をつないだ人物、ヤマトの基礎を築いた人物、大化改新にまつわる人物、藤原氏台頭に関与した人物など、古代史を語る際に、欠くことのできない人物五〇人を俎上に上げ、コンパクトに解説を施した。著者は、ミステリアスな古代史に、独自の視点で迫り、多くのファンをもつ関裕二。古代史ファンはもちろん、古代史入門の書としても最適な一冊である。

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  • 名言でたどる世界の歴史
    3.0
    1巻1,500円 (税込)
    「賽は投げられた」「むしろ鶏口となるも、牛後となるなかれ」「わたしには夢がある」など、世界の歴史には、長年語り継がれてきた数々の名言がある。一つ目は、栄光への道を切り開いたカエサルのひと言、二つ目は、大国・秦に対抗させるため、小国・韓の王を動かした蘇秦のひと言、三つ目は、大観衆の前での演説で、人種差別撤廃を訴えたキング牧師のひと言である。このように世界史には、人々を魅了してきた名言と名場面がある。本書では、名言をとっかかりとして、その言葉が生まれた時代状況や名場面を説明し、それにより世界の歴史を俯瞰する。四大文明の時代から現代まで、ほぼ人類の歴史を網羅しているが、すべて2ページ見開き構成となっているので、好きなところ、関心のあるところからつまみ食いしても、十分楽しめる。150項目ごとにある関連写真と豆知識だけでも大いに楽しめる、今までなかった世界史本。

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  • 名言・迷言で読む太平洋戦争史
    -
    1巻1,500円 (税込)
    太平洋戦争は、日本にとっても世界にとっても悲惨な歴史であった。国家総力戦という、国全体を挙げての戦いは、「日本が敗れる」という形で幕を閉じたが、その中で、数々のドラマを生み、そして、多くの名言、迷言、暴言……を当事者たちに吐かせた。本書は、それらを、戦史から抜き出し、「言葉の背景」を軸にして、太平洋戦争を通観しようという試みである。盧溝橋事件を天皇に上奏する際、「事変は一カ月ぐらいで片付きます」とまったくの見込み違いを言ってしまった陸軍大臣・杉山元。 ドイツの快進撃に、「バスに乗り遅れるな」というスローガンを聞かされ、日独伊三国同盟に走った軍部。 「ガダルカナルってどこだ」と、事が大きくなってから騒ぎ出した参謀本部。 「墜トシタ家鴨ノナカニ孔雀ガ一羽イタヨウダ」とアメリカ軍が言った山本五十六の戦死……など、戦史の中のリアルな言葉から綴られる事実は、迫力と情感を伴って心に訴えてくる。

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  • 『名将言行録』乱世を生き抜く智恵
    -
    1巻1,200円 (税込)
    戦国時代は人を率いる立場にある者をいやがうえにも賢くし、智的水準を向上させ、その成果は数え切れないほど多種類の戦記として結晶した。それらの古記録を引用して編まれたのが『名将言行録』だが、残念なことに現在は絶版となっている。本書は、『名将言行録』を所蔵している当代一流の両読書人が、現代の眼から見て感動を呼び起こす勘所を、話題を広げながら語り下ろした価値ある一冊である。取り上げている武将は、いずれも強者の27人。北条長氏(早雲)、上杉輝虎(謙信)、武田晴信(信玄)、毛利元就、北条氏康、武田信繁、太田資長(道灌)、織田信長、柴田勝家、前田利家、山内一豊、細川藤孝(幽斎)、竹中重治(半兵衛)、今川義元、豊臣秀吉、黒田孝高(官兵衛、如水)、加藤清正、小早川隆、津軽為信、伊達政宗、石田三成、黒田長政、立花宗茂、細川忠興、真田昌幸、真田幸村、松田信綱。戦国人が現代人に遺してくれた叡智を存分に味わえる名著。
  • 世界の歴史を変えた 名将たちの決定的戦術
    3.7
    1~2巻589~660円 (税込)
    1805年12月アウステルリッツ郊外において、フランス軍75,000は、オーストリア・ロシア連合軍90,000を撃破する。老練な用兵と巧みな戦術を駆使し、この戦いでナポレオンは後に芸術と称される程の勝利を手にする。このとき不世出の天才が用いた作戦とはどんなものだったのか?本書は、歴史上の名将たちがとった戦術の数々をクイズ形式で完全シミュレート。「20万のペルシャ軍をわずか5万の兵力で打ち破ったアレキサンダー大王・ガウガメラの戦い」「歴史に残る最高の名戦闘としてあらゆる戦術史に取り上げられるハンニバル・カンネの殲滅戦」「大艦隊同士が激突、世界史における決定的海戦となったレパントの海戦」「無敵の菱形陣形で2.3倍のプロシャ軍を撃滅したナポレオン・イエナの戦い」など、世界の歴史を決した26の名勝負を鮮やかに再現する。押し寄せる敵兵を前に、あなたは自軍を勝利に導くことができるか。

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  • 名将・名軍師立志伝 上杉謙信と宇佐美定満 師獅の機縁
    -
    自ら毘沙門天の転生であると公言し、後世、越後の虎とも越後の龍とも呼ばれた戦国の聖将上杉謙信。謙信の武将としての基礎を忠臣として、時に父兄としてはぐくんだ軍師・宇佐美定満。川中島の戦いでの軍師ぶりは上杉軍を常に有利に導いたという。川中島の合戦屏風にもその姿が描かれている。後に謙信の軍法として伝えられた「越後流軍学」。その祖とされた架空の軍師【宇佐美定行】は実在の武将である定満がモデルとなったもの。宇佐美定満の創られた「軍神伝説」上杉謙信は女人だった?宇佐美定満の怪死は忠義の死?本書では若き毘沙門天が軍神より培った「義・愛」の原点や二人の主従関係について描く。

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  • 名将名城伝
    4.0
    1巻1,400円 (税込)
    己の城を築くのが“男子の本懐”だった戦国時代、名将たちは如何なる思いを込めて自らの威容を誇ったのか?本書は、乱世にその名を刻んだ男たちが「一国一城の主」に上り詰めるまでの壮絶な生き様や激闘、そして城が消えゆくまでの秘められたドラマを歴史小説の第一人者が説き明かす。「信長が空中に描いた『繁栄の幻』安土城」「全山を要塞化した毛利元就の本拠・吉田郡山城」「武田信玄が巨大な城を築かなかったのは?」「長篠城を救った鳥居強右衛門の勇気」「中仙道を扼する稲葉山城で次々と入れ代わる主」「安土城の両翼の一つを占めた天下第二の名城、坂本城」「不落の要塞、石山本願寺が灰燼に帰したのは?」「奥州仕置きを命じられた家康が、伊達政宗のためにつくった岩出山城」「秀吉の普請好きと不安が、大坂城を巨大にした」など、権力の象徴――城をめぐる栄枯盛衰の物語。本書を読めば、全国の城を訪ねて歩きたくなること間違いなしの一冊だ。

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  • 明治維新で変わらなかった日本の核心
    4.0
    「日本は明治維新で近代化を果たし、それまでとは一変したと一般的には思われています。しかし、よくよく見ていくと、どうもその見方は表層的なものにも思えてくる。むしろ、江戸時代以前、というよりは古代から連綿と深層を流れてきた『核心』ともいうべき組織原理や権威構造、行動原理などがいまも色濃く影響を及ぼしているのではないか」(猪瀬直樹「はじめに」より) 「いま、読者諸氏に申しあげたい。日本が変化しないときは、時代ごとの死んだ歴史を読んでいても命に別状はない。だが、いま日本人は、これまでの構造が一夜にして変わってしまう世の中に生きている。このようなときは、『通史的思考』をなさねば変化のなかを生きてはゆけない」(磯田道史「おわりに」より) 明治以降、なぜ日本は近代化に成功したのか。それは明治維新で日本が変わったのではなく、成功の要因がすでに江戸時代までの歴史の中で形づくられていたからだ。日本には、古代から変わらない「国の核心」がある。古来、培ってきた組織原理や行動原理、権威に対する考え方などが、今なお日本人に大きな影響を与えている。その「日本的原理」の長所と短所を知らねば、この国で成功をつかむことは難しいし、いかなる変革も望めない。では、「この国の秘密」とは何か?――平安時代から江戸時代まで「通史的思考」で読み解き、日本のあり方に迫る、白熱討論。 【目次】より●第1章 日本の組織原理と権威構造の源泉――古代をたずねる ●第2章 「新しい公」の再編成――鎌倉、室町、戦国のダイナミズム ●第3章 江戸武家社会の組織と個人――サラリーマン根性の始まり ●第4章 二六〇年の泰平を維持した社会システム――「転封」や「ジャンケン国家」の智恵 ●第5章 江戸に花咲いた近代的経済――進んだ経済政策と百姓たちの企業家精神

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  • 明治天皇の世界史 六人の皇帝たちの十九世紀
    4.3
    1巻880円 (税込)
    なぜ近代日本は、天皇を必要としたか? 大帝と影法師の感動の物語。19世紀は「皇帝たちの時代」だった。19世紀初頭のナポレオン戦争以降、世界各国に次々と皇帝が生まれ、覇権争いに興じたが、第一次世界大戦が終わる1918年前後までの100年で、ほとんどの「皇帝」が消え去り。そして今や「Emperor」は日本にしか残っていない。なぜ、日本の天皇だけが残ったのか。その秘密を解くことで、近代日本の成功の「真実」が見えてくる。明治天皇、大英帝国のヴィクトリア女王、ハプスブルク帝国のフランツ・ヨーゼフ1世、ドイツ帝国のヴィルヘルム2世、ロシア帝国のニコライ2世、大清帝国の西太后の6人の同時代史比較から読み解く、壮大な世界史。「明治天皇の同時代、多くの皇帝がいた。しかし、今の世界で皇帝(Emperor)とされるのは、日本の天皇だけである。清、ロシア、オーストリア、ドイツなど多くの君主国が消え去り、かの大英帝国からも「Emperor」はいなくなった。しかし、日本だけは残った。その秘密を解き明かすことが、日本の近代とは、そして明治とは何であったのかを解き明かすことだろう」(「まえがき」より) 【目次】●まえがき:なぜ今、明治天皇なのか ●序章:皇帝たちの時代――興亡史としての「長い十九世紀」 ●第一章:明治天皇誕生――幕末維新の世界史的状況 ●第二章:めざすは立憲政体――文明国への道 ●第三章:絶妙なる日清・日露戦争――躍進する日本 ●第四章:大国になった日本――そして明治天皇崩御 ●終章:理想の立憲君主――明治大帝と他の皇帝を分けたもの ●あとがき:なぜ近代日本に天皇が必要なのか
  • 名著にある美しい日本語
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    平仮名でしか表せない和語の柔らかな語感と、もとは異国語である漢字を血肉化した熟語たちの重厚で凛とした響き合い。日本語の持つこれらの美しさを愛し、誇りに思わない日本人はいないであろう。しかし、これらの美しさは、優れた文学や随想、評論、論文、そして会話などに実際に使われたとき、その文脈の中でこそ、何にも増してまばゆいばかりに輝く。芥川龍之介『神神の微笑』、三島由紀夫『剣』、川端康成『古都』……。本書は、文豪たちの優れた作品の中にきらりと輝く美しい言葉を、前後の文章とともに厳選し、その作品の中であえてその言葉が使われている意味合いも含めて、解説している。例えば、「あいろ」「ますらお」「つづら折り」「おとなう」「居合腰」「たゆとう」「あやかし」「一散走り」など。手紙に、スピーチに、日常会話に、一度は使ってみたい、残していきたい、言葉の宝物。
  • 名門小学校に合格する「本当の知力」を身につけさせる方法
    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    慶應幼稚舎、早稲田実業初等部、学習院初等科、青山学院初等部など、名門校、難関校への合格率9割の子ども塾の教育法を紹介!小学校入学前の子どもに、ノウハウやテクニックは通用しません。子どもの興味を引き出して遊びの中で覚えることが、子どもにとっての勉強になるのです。絵を描く、洗濯物をたたむ、伝統行事に参加する……。大切なのは当たり前のことが、当たり前にできること。その中から、子どもは「本当の知力」を身につけていきます。お受験のために「これだけは覚えてね」という詰め込み教育はやめ、子どもと一緒になって汗を流したり、喜んだりして、時間を共有しましょう。それが一番の受験対策になるのです。小さな子どもでも、目標があれば頑張れます。「やればできる」という喜びを、子ども自ら体験できるようにしましょう。

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  • 目からウロコの近現代史
    -
    1巻630円 (税込)
    これほど日本の歴史が劇的であった時代は他にない!本書は、西南戦争から太平洋戦争後の高度経済成長期まで、日本史の中でも複雑で分かりにくいとされる近現代史を、謎や新説・意外なエピソードを盛り込んで面白く解説していく。例えば、大正時代に日本の首都が移転されそうになった事実をご存知だろうか? 関東大震災で東京が壊滅してしまい、この機会に首都を移そうという議論が活発になったのだ。その候補地として兵庫県の加古川台地が挙げられたが、もし首都が移転されていたら、やはり阪神・淡路大震災の影響を受けていただろう。他にも、「日の丸は最初、江戸幕府の国旗だった?」「板垣退助が自由は死せずと叫んだのは本当?」「コレラの流行で日本全国が大パニックに?」など、目からウロコの情報が満載!近現代史こそ、実は日本史のメインディッシュ。今まで食わず嫌いだった人でも美味しく食べられるよう、“新鮮な驚き”で味付けしています。

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  • 目からウロコの逆さま世界史
    3.5
    1巻1,300円 (税込)
    なぜ、あの事件は起きたのか? どうしてこうなったのか? それは時代を古い方から順に読んでも、その原因はなかなかつかめません。時代を新しい方から逆に読んでいけば、歴史の「なぜ?」がスッキリわかってきます。たとえば、「イラク戦争(2003年)の発端はイスラエル建国(1948年)が原因」「日中戦争(1937年)の遠因は義和団事件(1901年)にあった」「大英帝国の衰退(1902年)は南アフリカ戦争(1899年)が契機となった」「フランス革命(1789年)は火山の噴火(1783年)が原因で起きた」など、歴史を逆から読むことで、因果関係や歴史の流れを決定づけたターニングポイントがよくわかってきます。本書では、現代から古代へとさかのぼることで、歴史の因果関係を浮き彫りにしていきます。図版・写真が満載、目からウロコが落ちる情報も満載の一冊!

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  • 目からウロコの世界史 “読みやすさ”“面白さ”バツグンの「通史」決定版!
    -
    1巻720円 (税込)
    この広大な地球上に初めて都市国家が形成されてから現代まで、人類が歩んできた世界の歴史は約6000年――。その膨大な世界史の知識を、教養として一通り得ようと思ってもどこから勉強したらいいのか分からない、いきなりページ数の多い専門書ではとっつきにくいと迷っている方が多いのでは?本書は、世界史全体を75のポイントに分け、学校の授業では味わえない躍動感溢れるエピソードで面白く解説していきます。パラパラと本をめくって興味をもった時代のどこから読んでもOK、図表や写真も豊富に収録して、今まで世界史に馴染みが薄かったという人でもイメージが掴みやすい工夫が盛り沢山です。「モヘンジョダロから大量に発掘された人骨の謎」「名家ハプスブルク家、700年の栄華」「ドラゴン・レディー西太后による清朝末期の改革」「イギリスの繁栄を誇示した大イベント・ロンドン万国博」など、思わず目からウロコが落ちる情報が満載の一冊!

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  • 目からウロコの孫子の兵法 ライバルに勝つ65の知略!
    -
    1巻1,300円 (税込)
    『孫子』は2千年以上前に著された世界最古の兵法書であり、いまなお有用なものとみなされている。これは、中国に限ったことではなく、日本でも欧米でも同じような見方をされている。では、時代も地域も越えて、愛読されつづけてきたのはなぜか。それは、戦争に限らず、政治、外交はもちろん、仕事や親戚・友人関係など社会生活を営むうえで有益な道理が数多く含まれているからにほかならない。さらに、ことわざ、故事として現代にも息づく。例えば、「彼れを知り己れを知らば、百戦して殆うからず」「算多きは勝ち、算少なきは敗れる」、武田信玄の「風林火山」で有名な「その疾きこと風の如く、その徐なること林の如し」など現代人にも通じる名言がちりばめられている。本書では、その『孫子』全13篇を意訳・読み下し文・過去の実戦例を交えながらわかりやすく解説。また各章の終わりに、武経七書をはじめとする他の中国兵法、古戦場をも紹介する。

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  • 目からウロコの東洋史 やっぱり面白い! 「アジア」の歴史をダイナミックに解説
    -
    1巻1,400円 (税込)
    中国。この興味の尽きない国の興隆衰亡の歴史を中心に、それをとりまくアジアの歴史までをダイナミックかつ面白く解説したのが本書です。「何年に誰々が何々をした」式の味気ない解説ではなく、人物の光と影、事柄の陰と陽というように立体的に歴史をとらえることによって、たんに史実としてではなく、血の通った歴史物語として東洋史を再現することに成功しています。また、個々の項目は2頁から4頁でコンパクトにまとめられており、その部分だけ読んでも十分読み応えがあります。何も最初から通して読まなければならないということはありません。目次で面白そうな見出しを見つけて、拾い読みしていただくのもおおいに結構です。教科書のように硬苦しく考えないで、興味のおもむくままに楽しんでください。読み始めれば、きっと途中でやめられなくて結局最後まで読んでしまうことになるでしょう。この本はそんな計り知れない魅力を持った本なのですから。

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  • 目からウロコの日本史 ここまでわかった!通説のウソと新事実
    4.0
    1巻720円 (税込)
    通説の裏に隠された意外な真相こそ、歴史の醍醐味だ!絶対に変わらないようでいて確実に変わっているのが歴史。新発見があるたびに、歴史はどんどん書き換えられています。本書はそんな、最新の歴史情報を満載した一冊。偉人、英雄たちの知られざる素顔や歴史的事件の隠れたエピソードから、通説に対する新しい見方まで、まさに目からウロコが落ちる“日本史の真相”を紹介します。「縄文人は竪穴住居では生活していなかった?」「日本の稲作は定説より五千年も前から始まっていた?」「日本最古の貨幣は『和同開珎』ではなかった?」「銭形平次は、庶民の鼻つまみ者だった?」「鎌倉幕府創設は1192年ではなかった?」「鎖国時代の最大の貿易相手国は朝鮮政府だった?」「薩長同盟成立の場に坂本龍馬は立ち会っていなかった?」など古代から近代までの意外な史実を、「社会」「人物」「政治経済」「文化」「外交」のジャンル別に紹介します。教科書が教えない情報満載!

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  • 目からウロコの幕末事件簿 いま明かされるその真相
    -
    1巻1,200円 (税込)
    新撰組一番の剣の使い手といわれる沖田総司。池田屋事件で、喀血し、隊士達に野外へ運び出される……、映画やマンガでおなじみのシーン。しかし、主だった資料には、喀血の事実はでてこない。なぜ、このようなシーンは生まれたのか? 勝海舟が新政府の最高実力者西郷隆盛と会談し、成立したという江戸城無血開城。しかし、二人が会談する前に江戸城の開城は決まっていた。という、歴史的な事柄から、大河ドラマで人気を博している坂本龍馬の女性の趣味まで、普段われわれが見聞きしている幕末の出来事を資料から読み解き、意外な真相を紹介。幕末の歴史観が変わる!

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  • 【猛】列伝 真田幸村と大坂の陣(KKロングセラーズ)
    3.0
    信繁が築いた真田丸とは? 真田昌幸が信繁に与えた作戦とは? 方広寺鐘銘事件の背景とは? 牢人たちはなぜ豊臣方に集まったのか? 大坂冬の陣は避けられなかったのか? 50の謎が明らかになる。 【目次より】●第一章 大坂の陣とは? ●第二章 真田一族の謎を探る ●第三章 大坂の陣の謎を探る ●第四章 真田信繁(幸村)の謎を探る ●第五章 大坂の陣の人々 ●第六章 信繁(幸村)の最期の戦い
  • 目撃 天安門事件 歴史的民主化運動の真相
    5.0
    朝日新聞、夕刊フジ、財界をはじめとした、多数のメディアに取り上げられ、大反響を呼んだ衝撃作。事件発生時から現場の最前線で一部始終を取材した元NHK特派員が、30年以上を経た今だからこそ明かせる真相の数々。民主化を求める学生運動とそれを武力によって鎮圧する軍・政府という対立構造で語られてきた「天安門事件」。しかしそれは、事件の表向きの姿に過ぎず、中国共産党で繰り広げられていた内部闘争から、世界の目を欺くためのものだった。戦車の前に一人で立ちふさがったタンクマンと呼ばれる謎の「英雄」。突如開始された不自然すぎるハンスト。当時の指導者間の欺瞞に満ちた駆け引きや権謀術数の数々……。なぜ今もなお、中国共産党は「事件」をひた隠しにし続けるのか――。目撃者だけが知り得る当時の取材メモによる情報と、その後明らかになった資料から、中国現代史「最大のタブー」に切り込んでいく。
  • 物語の迷路 ~アンデルセンから宮沢賢治の世界まで~
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【本作品は、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。電子書籍の特性上、書き込み等はできません。予めご了承ください。】ベストセラー「遊んで学べる」迷路絵本シリーズ! 精緻に描かれた物語の世界に仕掛けられた迷路やかくし絵に挑戦しながら、旅をしましょう。どの絵も物語に沿って描かれたものなので、その物語を読んだことのある人なら、「なるほど!」と思うはず。読んだことのない人でも、物語の世界を旅しているうちに、その物語を本で読んでみたくなるはず。名作の世界を楽しく学べる一冊です。 〈内容〉「話のタネ」を探しながら、ゴールまで駆け抜けよう。「本屋さんの秘密」→「アンデルセンの世界」→「海底二万里」→「宝島」→「不思議の国のアリス」→「三国志」→「宇宙戦争」→「オズの魔法使い」→「走れメロス」→「ガリバー旅行記」→「銀河鉄道の夜」→「ピーター・パン」「かくし扉」を通って、いろんな物語の世界へ飛べるのも、これまでの迷路絵本にはない切り口で、楽しめます。
  • 森を守る文明・支配する文明
    4.5
    森は洋の東西を問わず、人類の命脈だった。縄文以来、日本人は森を崇め「森の文化」を継承してきた。しかし現代文明は次々と森を破壊し、ついに、地球環境を破壊寸前までおとしめた。人類は、いつから森の神々への畏敬の念を失い、森を支配しはじめたのか? その結果、人類を襲ったものは何だったのか? 「環境考古学」の確立者である著者が、古代の気候変動のデータをもとに、自然環境と文明興亡の深遠なる関係を解き明かす。
  • 八重と会津落城
    3.5
    1巻720円 (税込)
    「ハンサムウーマン」と呼ばれた女性の原点は会津にあった――。凄まじいほどの団結力をもって挑み、薩長政府軍を相手に、死闘を演じた会津藩。不安と混乱のなかで、会津の女性たちがとった行動は、どのようなものであったのか。主君・松平容保の義姉・照姫を中心に数百人もの女性が篭城し、一糸乱れぬ戦闘を続けた。特に八重は最新式のスペンサー銃で、土佐兵に壊滅的打撃を与えるほどだったという。炊事、洗濯、看護、弾薬製造など多方面で藩を支えた女性たち抜きではありえなかった。会津で懸命に生きた若き日の八重らを追う。

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  • やってはいけない勉強法(きずな出版)
    3.4
    【英語、ノート術、記憶、読書……目からウロコの勉強法が満載!】「一生懸命、勉強しているのに成績が上がらない……」勉強について、悩んだことがある人は多いのではないでしょうか。そんなすべての人へ朗報です。勉強法には正解があります。「やってはいけない勉強法を知り、正しい勉強法に切り替えることで、最速で成績が上がる」こう主張する石井貴士先生のメソッドは、まさに目からウロコ。 【やってはいけない!】→書いて覚える 【これで天才に!】→目で見て覚える 【やってはいけない!】→漢字の勉強をする 【これで天才に!】→漢字の勉強は一切しない 【やってはいけない!】→辞書を引く 【これで天才に!】→頭の中に辞書をつくる……etc. 上記のような「やってはいけない勉強法」と「天才になる勉強法」を、全部で50収録! 学生はもちろん、資格取得を目指すビジネスパーソンや、学び直しをしたい方々まで、勉強法の常識が変わる一冊です!

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  • やってはいけない勉強法(ポケット版)(きずな出版)
    -
    10万部のベストセラー『やってはいけない勉強法』が持ち運びやすくなって登場! 「学生のうちに出会いたかった」「資格勉強にも役立った!」と反響続々! シリーズ23万部突破の【勉強法の決定版】が、お手頃なサイズと値段で登場! 【やってはいけない!】→書いて覚える 【これで天才に!】→目で見て覚える 【やってはいけない!】→漢字の勉強をする 【これで天才に!】→漢字の勉強は一切しない 【やってはいけない!】→辞書を引く 【これで天才に!】→頭の中に辞書をつくる ……etc. 【CONTENS】第1章 「やってはいけない勉強法」をしなければ、正しい勉強法は自然と身につく 第2章 やってはいけない「記憶法」 第3章 やってはいけない「英語勉強法」 第4章 やってはいけない「ノート術」 第5章 やってはいけない「読書法」
  • 邪馬台国とヤマト建国の謎
    3.8
    1巻850円 (税込)
    卑弥呼のついたウソがわかれば、邪馬台国論争は終焉する。倭国の女王・卑弥呼は、魏の使者の邪馬台国訪問を、あらゆる手段を講じて、妨害していたのではないか。邪馬台国から朝鮮半島に続く道は、古代の流通と外交上の要衝であった。ところが対馬、壱岐を経由して九州島の末盧国にたどり着いたあと、「魏志倭人伝」には不思議な記事が載る。末盧国には四〇〇〇余の人家がある。山海のまぎわに棲んでいる。草木が茂り、前を行く人も見えないほどだ。(中略)東南に陸路を進むと、五〇〇里で伊都国に到着する……。末盧国から伊都国に向かう重要な道が獣道よりもひどかったという話、にわかには信じられない。ここは、船を利用するべきだったし、普段の倭人は、そうしていたはずなのだ。最後の最後で、船を使えぬ重大な理由があったのではないか……。文献と考古学から最大の古代史ミステリーに迫る! 文庫書き下ろし。
  • 邪馬台国発掘
    -
    近年、九州吉野ヶ里において邪馬台国跡とみられる巨大遺跡が発掘された。これをきっかけに注目をあびてるのが、長年の研究と透徹した考察により、邪馬台国を九州筑後川北岸と主張し、検証してきた著者の考古学者としての業績である。本書は、その著者が、吉野ヶ里遺跡発掘前に発表した衝撃の書であり、邪馬台国の所在を科学的に解き明かした、わが国の考古学上貴重な一書である。

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  • ヤマト王権と十大豪族の正体 物部、蘇我、大伴、出雲国造家……
    3.3
    1巻630円 (税込)
    饒速日命の末裔の物部氏、武内宿禰の末裔の蘇我氏、長髄彦の末裔の尾張氏――これら古代豪族はヤマト建国黎明期にそれぞれがヤマトの頂点に君臨し、また王家と血縁関係を結び、王家に女人を送り込んできた人々であった。彼らは王家と同等の権威を兼ね備え、あるいは、王になることもできた。この事実に驚く読者も多いだろう。古代においては、天皇と臣下という現在のイメージとは違い、彼らと王家が共同でヤマトを治めていたのだ。しかし、この複数の豪族と王家が合議によって、ヤマトを支配した体制は平安時代に藤原氏の専横状態になっている。共存してきた古代豪族は次から次と姿を消し、藤原氏だけが生き残り、政権を独り占めするという偏った状態が出来ていたのだ。この間、何があったのか? ここに「記紀」に隠蔽されたヤマト誕生の秘密と真実の古代史が隠されている。

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  • 山内一豊と妻千代101の謎
    -
    地味で凡庸。素直で真っ正直。決して特別な才能をもたない「槍一筋」の男が、聡明な妻千代の機転にも助けられ、気づいた時には土佐24万石の大名に大出世!織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と3人の天下人に仕え、コツコツと出世を果たし「功名」を得ていく人生は、現代のビジネスマンにも“等身大”の主人公として人気が高い。また千代は、苦しい家計をやりくりして夫が熱望する駿馬の購入資金を手渡すなどの逸話で有名。本書は、戦国の乱世を“夫婦二人三脚”で駆け上った山内一豊と妻千代にまつわる101の謎を、事実に基づき徹底検証!「一豊が放浪生活を送っていたのは本当か?」「千代を一豊の妻にと熱望した人物とは?」「父を兄は信長の尾張統一事業の犠牲者か?」「一豊が遠江掛川城主に抜擢された理由は?」「一豊と宮本武蔵の意外な関係」「山内家が『高知』の地名に込めた思いとは?」など、驚きのエピソードが満載の一冊。

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  • 闇に葬られた歴史
    3.7
    1巻1,500円 (税込)
    歴史とは、いったい何なのだろう? 古代のことはもちろん、戦国時代や江戸時代のことですら、文献(時には絵画)などでうっすらわかるのみで、その真実はどうにもわからない。そして、学界などでは、「このことについては、こういうことになっているのだ」ということでアンタッチャブルにし、思考停止させている向きもあるようである。 つまり、歴史には「触れてはいけないこと」が、たくさんあるのだ。それは、「日本書紀」に書いてあることが(事実のわけがないのに)信じるに足るとされていたり、「本能寺の変」で、なぜ織田信長の遺体は見つからなかったのか……というようなことだ。本書で、著者は、こうした日本史の、「みんながこと立てしないようにしていること」にあえて踏み込み、思考を縦横に重ねてゆく。そこから湧いてくるのは、歴史への本当の興味であり、そして、歴史を学ぶということへの醍醐味である。歴史の真の面白さに迫る一冊。

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  • 優位戦思考に学ぶ 大東亜戦争「失敗の本質」
    4.0
    1巻1,400円 (税込)
    大東亜戦争における日本の「失敗の本質」とは何か? それは、「戦争設計のなさ(政治的に何を勝利とするかが不分明)」と、「軍略(軍)と政略(政府)の連携不備」、「実働主体たる陸海軍の協同体制の不備」等々に原因を求めることができるが、それでも「愚かな戦争」という既成概念からは見えてこない、「優位戦思考」による戦局転回の機会はあった。「戦争目的(自存自衛、東亜の白人列強からの解放)」を達するために為すべきこと、できうることは何だったか。「優位戦思考」から分析すれば、日本の意志を戦後の国際秩序に反映させる「講和」は勝ち得たのではないか。「優位」な状況を活かせなかったとすれば、私たちの弱点や短所は何か。これらの問いかけこそが、未来の日本を切り拓く戦後の私たちに必要な教訓ではないか。独創的な発想による慧眼の士である日下公人氏と、氏に「知的刺激に満ちた時間だった」と言わしめた気鋭の論客による白熱の談議。

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  • 有名人のきわどい話満載! 歴史教科書に載らないネタ
    -
    日本史にその名を残す有名人たちには、実はあまり触れてほしくないゴシップや意外な事件があったりする。当時、もし週刊誌があったら、間違いなく「スクープ!」になったであろうこれらのネタを、それこそ週刊誌の特ダネ調に紹介したのが本書。たとえば、「西郷隆盛の未亡人が銅像を前に衝撃の告白『夫はあんな顔ではなかった』」「強面でならす新撰組局長・近藤勇、実は下戸で甘党!?」「また当たった!? 聖徳太子の大予言」「勝海舟夫人が最期に見せたしっぺ返し 女遊びにかまけた夫に三行半」「医学の世界的権威・野口英世 小説の人物と同じ名前は嫌だと改名」「東郷平八郎談『あのフンドシだけは捨ててもらいたかった』」「阿部定の出所後を大追跡!」などなど。教科書では決して教えてくれないこれらのネタは、有名人たちの人間臭い一面を教えてくれる。歴史をより身近に、また面白くしてくれる一冊である。

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  • 歪められた日本神話
    4.0
    二十一世紀になってもなお戦後民主主義、あるいは皇国史観の呪縛から逃れられずにいる古事記・日本書紀の神話解釈に、真正面から挑んだ意欲作。日本神話の成立については史実反映説、創作説、政治宣伝文書説など数多くの研究がある。しかし、古くは新井白石の解釈から、画期的だった梅原日本学に至るまで、そのほとんどが神話の合理的解釈という罠にはまっているのだ。日本こそ人々が「神話を生きている」という世界でたった一つの文明国であり、外国の学者はあらためて日本神話に注目しはじめているというのに――。本書は古今東西の研究成果を俎上に乗せ、いかに日本の神話研究が歪んでいるかを、日本神話への共感をもって強く問いかける。「記紀神話といわれるものは、歴史をねじ曲げて作った政治宣伝文書であり、あるいは、当時の思想・観念が寓意された心理資料だ、というのである。なんと古めかしい考え方か。」
  • 吉田松陰 魂をゆさぶる言葉
    -
    1巻999円 (税込)
    吉田松陰は天保元年(一八三〇年)、長州・萩で、藩士、杉百合之介の二男として生まれたが、四歳の年に叔父の山鹿流兵学師範、吉田大助の養子になった。七歳で藩校・明倫館教授見習い、十歳で藩主・毛利敬親の御前で兵学校を卒業し、十七歳で独立の師範(教授)となる。大藩・長州にあって将来を見込まれた大エリートだったが、初めての江戸遊学のさいに、友情を貫くために脱藩したために罪に問われ、籍はあっても浪人に近い身分になり松下村塾を起こす。人間の可能性を誰よりも信じ、明治の英傑を輩出し続けた吉田松陰。やがて激動の時代はペリーが率いる黒船を迎えることになる。武力を背景に開国を迫ったことから松陰の志と人生はいよいよ大きく変わる。本書は、安政の大獄で命を落とすまでの、吉田松陰の疾風怒濤なる活躍とその言葉を解説。

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  • 吉田松陰と松下村塾の志士100話
    -
    1巻1,600円 (税込)
    激動の幕末、身命を賭して日本を変えようとした吉田松陰と、その大和魂を受け継いだ松下村塾の志士たち…。彼らは何を思い、いかにして戦い、そして散っていったのか。文政13年(1830)の吉田松陰の誕生から明治9年(1876)の松下村塾の志士・前原一誠らによって起こされた萩の乱まで、松陰、高杉、久坂、妹・文らの知られざる人生の軌跡を、エピソードをふんだんに取り入れた100話を通して辿る。松陰の少年時代、諸国遊学、海外渡航の失敗、高杉晋作・久坂玄瑞・吉田稔麿・入江九一らの入塾、文の結婚、松下村塾での出来事、松陰の死、イギリス公使館焼き討ち、禁門の変、高杉の功山寺挙兵、戊辰戦争など、吉田松陰と松下村塾の志士たちの世界がわかる一冊。

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  • 吉田松陰の実学 世界を見据えた大和魂
    3.5
    幕末、世界の現実を知るべく、ペリーの黒船で密航を企てた吉田松陰。その生涯は、諸国を旅し、議論を交わし見聞を広める実践の学問で貫かれた。本書は、海外事情をいち早くつかんでいた松陰の飛耳長目(ひじちょうもく)ぶりを新史料から明かし、その実学精神に肉薄する。さらに、高杉晋作ら門下生に「情熱を注ぎ、すぐ実行せよ」と、愛情をもって説き続けた松下村塾・獄中での教育を、史料から丹念に検証。新時代を拓く人材をいかにして育てたのか。世界の情勢を踏まえ、確かな国家観に立った若き教育者の姿を描いた渾身の書。[主な内容]「燕都流言録」に見る松陰の飛耳長目、新事実!松陰はペリーの遠征記を読んでいた、いかにして危機を打開するか、松陰を鍛え上げた兵学者、長州藩の藩風、藩校明倫館、実家・杉家の家風、東北遊歴の旅、九州への旅、実学を訴えた獄中日記、獄中での読書と講義、松下村塾

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  • 四字熟語で愉しむ中国史
    3.0
    「呉越同舟」は孫子の兵法にある言葉で、仲の悪い者同士でも共通の敵には共同戦線を張ることを指す。「乾坤一擲」は楚の覇王項羽に対し、漢の劉邦が仕掛けた伸るか反るかの大勝負に由来する。また「傍若無人」は意外にも生活を心から楽しむ態度を示す言葉だった――。英雄の波乱万丈の物語、芸術家の荒唐無稽な逸話、詩人の感慨無量の境地……。それらをわずか四文字で表した四字熟語の成り立ちを解説しながら、多士済々の中国史を辿る。痛快無比の面白さ、温故知新の知的興奮! 【本書に登場する四字熟語の例】朝三暮四――不満のガス抜きにされた宋/唯々諾々――言いなりになる千人よりも一人の志士/国士無双――「股潜り」に耐え楚王となった韓信/左顧右眄――英雄豪傑の眼差しを表す/驚天動地――李白の荒れた墓を嘆いた白居易/酔生夢死/名利に動かされずに生きる/垂簾政治――西太后が政治を仕切る

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  • よみがえる松岡洋右 昭和史に葬られた男の真実
    4.0
    1巻1,699円 (税込)
    「松岡外交が太平洋戦争の引き金を引いた元凶だ!」というのが、昭和史を読む上での“お約束”の理解であった。だが、事実を調べていくと安易にその理解に従っては間違えるのではないかという疑いが出てくる。本書は、従来から、「松岡外交」の真意を探ってきた著者が、満を持して書下ろした、定説への挑戦状である。松岡洋右は、「自分の最大目的は、日米戦争を避けることにある」と常に言っていた。その言葉の裏に、日独伊三国同盟、日ソ中立条約、日米了解案反対など、松岡の害悪と言われている歴史事実の真相が浮かび上がってくる。内閣の中で浮き上がり、昭和天皇にも不快の念をもたれたなど、評価が散々の松岡洋右だが、東京裁判の初期に死亡したことにより、「罪を一身に背負わされた」観も強い。松岡を、外交家としての大構想と大戦略を持っていた人物とする著者の、「歴史への反対弁論」が熱く展開される一冊である。

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  • ラジオの戦争責任
    3.8
    なぜ当時の国民は太平洋戦争を支持したのか? この根本的な疑問に答えるために、本書では、戦前戦中のラジオ放送にかかわった五人の人物を取り上げる。労働=修行の思想を説いた高嶋米峰と、それを引き継いだ友松圓諦、受信機の普及に情熱を燃やした松下幸之助、「大東亜共栄圏」を広めた松岡洋右、玉音放送の真の仕掛け人・下村宏。これまで見過ごされていた「声の文化」の歴史的影響力を真正面から検証する。昭和天皇の「終戦の御聖断」の内幕も新資料から明らかに。当時世界最強のマスメディアの功と罪。 【おもな内容】(序章)世界最強のマスメディア・日本のラジオ/(第一章)「超絶」の演説家 高嶋米峰/(第二章)時代の寵児 友松圓諦/(第三章)熱意の商人 松下幸之助/(第四章)希代のラジオ扇動家 松岡洋右/(第五章)玉音放送の仕掛け人 下村宏/(終章)昭和初期ラジオの功と罪《あの戦争はラジオに始まり、ラジオに終わった!》
  • ラスヴェガス物語 「マフィアの街」から「究極のリゾート」へ
    3.5
    ひとつの砂漠のオアシスが、いかにして世界有数の巨大娯楽都市になりえたのだろうか? ラスヴェガスの歴史をつくった三人の男たち――禁酒法の時代にギャンブルの街を支配したマフィアのボス、B〈バグジー〉・シーゲル。マフィアを追い出し、自らの桃源郷実現を夢見てたH・ヒューズ。そしてすべての人々が楽しめる〈究極のリゾート〉を完成させ、1990年代の大躍進をもたらしたS・ウィン。本書では、三人の男たちの波乱万丈な生涯を通じて、アメリカ史の縮図ともいえるラスヴェガスの歴史を明らかにする。 【目次より】●ラスヴェガス誕生――かつて砂漠のオアシスだったところが、ギャンブルのメッカになりえた理由 ●ラスヴェガス暗黒時代の幕開け ●ラスヴェガスに桃源郷を夢見た男 ●ラスヴェガスで「究極のリゾート」の精神を具現化した男 ●ラスヴェガスの陽は沈むか このきわめてユニークな街の歴史物語を「三人の男」を中心にひもとく一冊である。
  • 「立方体が描けない子」の学力を伸ばす
    3.7
    立方体の模写は、標準的な子どもであれば大体7歳から9歳までの間にクリアする課題である。しかし著者は少年院に、立方体が描けない中学生や高校生が数多く収容されていることに気づく。「見たり聞いたりする力の弱さが非行の原因なのでは?」と考え、認知機能を強化するトレーニング法を探すも、適当なものが見当たらない。「これは自分で作るしかない」と腹をくくり、周囲の協力も得て、社会性や身体性をも伸ばす教材「コグトレ」を考案。本書ではその内容と、少年たちがトレーニングで変化したプロセス、さらに子どものモチベーションについて親に知っておいてほしいことを綴る。 【目次より】●教科学習以前のレベル ●人の気持ちがわからない ●少年たちで教え合うほうが理解が進んだ ●社会面、学習面、身体面の3方向からの包括的支援 ●一般の学校にも広がる ●「なぜ、勉強するの?」と聞かれたら ●友だちとのコミュニケーションがうまくいかないときは etc.
  • 李登輝 中華民国総統の横顔とその実力
    -
    1巻1,400円 (税込)
    国交はないが、戦前から関係の深い国であり、南の隣国である台湾は、経済的にも無視出来ない存在となった。そのたくましく成長した隣国のトップ・李登輝総統を、日本で初めて紹介する本である。
  • 良妻賢母 女が幸せになるヒント
    4.0
    家庭力を高める!夫婦・親子円満のカギは女性にあり!「良妻賢母」なんて、時代遅れだとお考えですか? そんなことはありません。夫婦や親子のかたちが多様に変化する現代、それにふさわしい妻や母としての姿があるのでは。「百組の夫婦は二百通り」「夫のプライドを傷つけない」「マネジメント能力の高い妻になる」「夫の浮気は責め立てない」「子どもの感情と共鳴する」「わが子がいじめられないために」「子どもに媚びない親になる」「家事や育児は完璧でなくても大丈夫」「家族に『ありがとう』を伝える」「老いた親となったとき」――良妻賢母の存在が、円満な家庭をもたらします。そして、何よりも女性にとって幸福な生きかたにつながるはず。今だからこそ求められる、良き妻・賢い母とは? そして、よい夫婦とは? 家庭問題コンサルタントが、豊富な経験をもとに提案します。あなたにとっての家庭のあり方を考えるヒントになれば幸いです。

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  • 龍馬暗殺の謎 諸説を徹底検証
    3.3
    幕末最大のミステリー・坂本龍馬暗殺事件。それは、大政奉還から戊辰戦争へと時代がうねる中で起きた惨劇だった。当初、実行犯と目されたのは新選組、だがそれを覆す供述で見廻組が浮上。それら幕府側の組織を統轄したのは会津藩である。一方、討幕側の薩摩藩にも陰謀めいた思惑が見え隠れする。徳川慶喜の処遇を巡って龍馬の存在が目障りとなったのか? さらに、新史料から、意外な藩の影が浮かび上がる。はたして、真犯人、そして黒幕とは? 龍馬が駆け抜けた混迷の政局を読み解き、諸説を検証する。[目次より]第一章 維新への道:「土佐の国ではあだたぬ奴」/新史料・嵯峨根良吉意見書/第二章 龍馬暗殺事件の謎:新選組説の謎/近藤勇への嫌疑/薩摩藩陰謀説の謎/容疑者・今井信郎を助けた西郷隆盛/見廻組説の謎/暗殺か職務か/諸説の謎/狙われたのは中岡のほうだった?/第三章 見廻組異聞:新発見・佐々木只三郎の鎖帷子/龍馬を斬った刀

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  • 龍馬語録 自由闊達に生きる
    -
    1巻1,100円 (税込)
    「わがなすことはわれのみぞしる」「なんの浮世は三文五厘よ。ぶんと屁のなるほどやってみよ」――。坂本龍馬の生涯をユニークな名言とともに紹介。時代を先取りする先見力、決断力、行動力、組織力――新しい視点で人生を切り拓くために。[内容例]自分流――とがって生きよ/知行一致――人の心はころころ変わる/死生観――自分は運が強い/ヘボクレ役人――自分大事は男ではない/ハイハイエヘン――おもしろいことを考えています/土佐の芋掘り――天の思し召しで天下を動かす/天下に事をなす――時機を見極めよ/天下をめぐる――時が来れば一挙に旗揚げすべし/大馬鹿もの――ぐずぐずしてただ日を過ごすな/父母の国は思うが――情に流されて志を失いたくない/仕禄を求めず――苦労覚悟で天下をめぐる/おかんむりのお龍――猿廻しが狸一匹ふりすてて/もし命があるなら――露の命ははかれない/世の中というもの――人間は牡蠣殻に棲んでいる

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  • 龍馬の「八策」 維新の核心を解き明かす
    -
    その「志」はどこから生まれ、日本をどう変えたのか? 『竜馬がゆく』が描けなかった実像! 坂本龍馬は、これまでいわれてきたよりも、もっと賢明で、もっと深みのある「志士」だった。そして、そのような龍馬をつくったものこそ、欧米の議会制度などをいち早く伝えていた驚くべき日本の知的伝統や、国学の合理主義、さらに「天皇の下での平等」という発想を基にした日本的民主主義であった。本書では坂本龍馬を「思想史」的に辿り、龍馬や志士たちが何を考えていたのか、龍馬に影響を与えた思想はどのようなものだったか、そして、その考えが明治維新後の日本にいかなる影響を及ぼしたのかに迫る。幕末の日本人は、いかに議会制度などの知識を吸収し、いかにそれを日本において実現させようとしたのか。土佐、薩摩、長州などの志士たちは何をめざし、いかに動いたのか。そこに龍馬はいかに関わったのか。維新への大きな流れの原動力や舞台裏が、当時書かれた文章の“わかりやすい現代語”を通して解き明かされていくのは圧巻である。明治維新と坂本龍馬への通念を鮮やかに覆す驚愕の書。 ●第一章:二つの「八策」 ●第二章:「薩土盟約」のゆくえ ●第三章:天皇と将軍の“立場” ●第四章:天皇と土佐の人々 ●第五章:神々・皇室・龍馬 ●第六章:欧米の「議会」というもの ●第七章:海舟・小楠・一翁 ●第八章:戦争と龍馬 ●付章:「王政復古」から「立憲君主制」へ
  • 龍馬を超えた男 小松帯刀
    -
    1巻569円 (税込)
    幕末維新を彩る主役は、龍馬、西郷、大久保、高杉たちだけではない。もう一人、この男がいなければ、薩長同盟も大政奉還も実現しなかった、といわれる人物がいた。薩摩藩家老・小松帯刀(たてわき)である。龍馬を支援する一方で、朝廷や将軍・慶喜からの信頼も厚かった名宰相。その知られざる生涯を、数々の逸話と史料で明らかにした話題作である。天保六年(一八三五)生まれの同年齢であった龍馬と帯刀は、神戸にあった勝海舟の海軍塾で初めて出会う。以後、後に海援隊となる亀山社中を作ったのも、大政奉還のために将軍・慶喜を説得したのも帯刀だったという史実は、ほとんど知られていない。しかし、坂本龍馬も、明治十六年、坂崎紫瀾が『汗血千里駒』を発表するまでは、まったく無名の人であった、と著者は言う。実は、この本の中でも小松は龍馬の知己として何度も登場するのだ。〇八年大河ドラマ「篤姫」の准主役ともなった小松帯刀の真摯な生き方を、文庫版でよみがえらせたものを電子書籍化!
  • 旅順攻防戦の真実 乃木司令部は無能ではなかった
    4.3
    日露戦争の最終的な勝敗を大きく左右した“旅順要塞”をめぐる激闘――。第三軍司令官として、かつてない予想外の一大消耗戦を指揮した乃木将軍は、その陥落までに夥しい味方の犠牲を払ったことから、歴史的に非難されるケースが多い。だが、その評価は本当に正しいものだろうか?本書は、露土戦争や第一次世界大戦で起こった、ヨーロッパの要塞攻略戦・築城学をふまえながら、旅順攻防戦と乃木希典を再評価していく画期的な一冊。「旅順要塞はブリアルモン式要塞である」「歩兵の突撃だけが要塞を落とせる」「独創的な乃木司令部の突撃壕」「海軍がまた騒ぎはじめた」「重要なのはどこを攻めるかではなく、どれだけ敵を消耗できるか」「軍司令官の評価はどうあるべきか?」など、決戦場となった二〇三高地戦の真の狙いと、その後の戦いに大きな影響を与えた乃木司令部の“革新的戦術”を明らかにする!『「坂の上の雲」では分からない旅順攻防戦』を改題。

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  • 凛とした母親が日本を救う
    -
    1巻950円 (税込)
    子供を生み育てることの素晴らしさをもっと認識してほしい。いま子供をもつ親にとって深刻な問題――それは自分の子供を、犯罪の被害者だけでなく、加害者にもしないことである。世の中凶悪事件がとどまることを知らない。しかしこれらを恐れて子供を持つことを躊躇し、少子化がますます進めば、社会は衰退する一方である。そうならないために、将来の日本の社会の繁栄・発展のカギを握っているのは、まさに「母親」という存在なのだ。自身も仕事を続けながら子供を育て上げた著者だからこそ語る、母親の心構えとは何か。子を持つ多くの親に伝えたい信念とは何か。「子供を生み育てるというのは本当に大変な仕事です。でも人間としてこれほど素晴らしい営みはありません!」
  • ルンガ沖夜戦
    4.0
    太平洋戦争を通じて日本海軍が完勝した最後の海戦「ルンガ沖夜戦」の実態とは? 開戦からの半年間、快進撃を続けてきた日本海軍は珊瑚海海戦、ミッドウェイ海戦で大敗を喫し、その主力を失った。一方、米軍は海兵隊を中心に大規模な反攻作戦を強行。日本軍は敗退を繰り返し、ソロモン諸島のガダルカナル島が日本軍の再反攻拠点として残されるのみとなる。そのガ島も、航空基地を作るために送り込まれた日本軍の設営隊が、駆逐艦から輸送される物資によってなんとか生き延びているという有様であった。昭和17年11月30日夜、ガ島近海のルンガ沖で日本の水雷艦隊と米重巡洋艦隊が遭遇する。艦の大きさ、装備、数のどれをとってもはるかに劣る日本軍の駆逐艦が、巡洋艦5隻と駆逐艦6隻の米大艦隊に魚雷戦を挑んだ。この間わずか16分であった……。本書は、圧倒的な劣勢のなかで奇蹟的かつ鮮やかな勝利を収めた“駆逐艦乗りに捧げる鎮魂歌”である。
  • レイテ沖海戦
    4.0
    昭和19年(1944)10月に戦われた「レイテ沖海戦」は、史上最大の海戦であった。字義どおり空前にして絶後、おそらく、世界最後の艦隊決戦になるであろう。戦場は、北は沖縄から、南はフィリピン南端を洗うセレベス海におよび、東はサマール島沖合いから、西はパラワン水道にいたる。この広大な戦場で、日・米両軍が総力を結集した死闘が繰り返された。本書は、その顛末を詩情あふれる筆致で克明に描き上げた、読みごたえある海戦絵巻である。本書の特色は、栗田艦隊、小沢艦隊、西村艦隊、志摩艦隊、さらに神風特攻隊という、戦いを構成するファクターを、一つの流れの中に連関させ、「レイテ沖海戦」という複雑な歴史的事実の全貌をつかみやすくすることに成功していることである。かつ、ノンフィクションのなかに、当事者のインタビューにもとづく情感をも伝え得た、壮大な海洋文学である。
  • 歴史家の心眼
    -
    私たち人間が生きるということは、その時代を築いてゆくということだけでなく、歴史の中に存在しているという意味がある。その歴史にいかなる知恵を求め、自身の教訓となしてゆくかを世の先達たちは、繰り返してきた。社会が混乱に悩む現代こそ、再び、歴史に学ぶ時である。本書では、常に歴史家として時代を見つめ、メッセージを発してきた著者の晩年の作品を集成する。日本人必読の評論集。内容は、著者による最後の長編評論となった、「ルネサンスの読み方」を始め、「バサラの化身――織田信長」、「秀吉を天下人へと駆け登らせた五人の凄腕」、「乱世の勝者と敗者を分けるもの」、「『義』に生きて『花』を咲かせる――毛利勝永」、「これを以って『創業者型人材』という――伊達政宗」、「『騎上の眼』で日本の将来を考えた男――坂本龍馬」、「『日本のビスマルク』がめざしたもの――大久保利通」、「花は桜木、人は武士」、「なぜ今、歴史小説なのか」……など、好編が満載。
  • 歴史から読み解く日本人論
    4.0
    罰則がないコロナ対策、敵国だったアメリカとの日米安保条約、一度も改正されたことがない日本国憲法……外国人から見ると驚くことが多い日本人の考え方。その行動原理の原点は歴史にあった! 日本人も気づいていない日本特有の思想の歴史的な背景を井沢史観で徹底解説。穢れ、水に流す、尊い犠牲……これらの感覚の正体とは? 憲法改正と言うといまだに「改悪でしかない」と血相変えて反対をする人がいます。それは日本人に「多くの人間の犠牲の上に成立したことは絶対に守らなければいけない」という宗教があるからです。その結果成立した日本国憲法は絶対変えてはいけないということになりました。(本書「あとがき」より) ●日本には話し合い絶対主義という宗教がある ●偉大な人間が不幸な死に方をすると怨霊になる ●日本人が考える理想的なリーダーは談合調整型 ●遷都するほど恐ろしい「死穢」 ●“きれい”と“正しい”はイコールになる
  • 歴史系倉庫 世界史の問題児たち
    4.0
    1巻950円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ニュートン、クレオパトラ、西太后……。世界史に名を残した偉人たちは、実は問題児=クズばかりだった!? 大人気世界史漫画WEBサイト「歴史系倉庫」が待望の4コマ単行本化! 偉人たちの面白クズエピソード6編を、全編描き直し&大幅加筆してまとめました。描き下ろし&解説コラムも収録。歴史好きも大満足、世界史選択の受験生にも役立つ一冊となっています。収録エピソード●クズ男を支配して国を守ろうとした女王:クレオパトラ ●人肉好きな王族と被害者が治めた大帝国:アケメネス朝ペルシャ ●周囲にケンカを吹っ掛ける「天災」数学者:ニュートン ●6人の妻をとっかえひっかえした英国王:ヘンリー8世 ●クズ夫への愛でスペインを建国した女王:イサベル ●中国三大悪女にあげられる哀しき皇太后:西太后 本書を読めば、あなたもきっと世界史が好きになる!
  • 歴史人物スクープ91 「えっ、あの人が!」と言いたくなる意外な事実
    -
    東京は上野の山に犬を連れて、堂々たる体躯で、下界を見下ろして立つ西郷隆盛の銅像。この西郷さんの銅像を制作した人物は、西郷さんの肖像画を資料として使い、それに似るように顔の表情などを刻んだのだという。ところが、である。じつは、かつてその銅像制作の資料となった肖像画を見た西郷さんの未亡人は、「まったく似ていない」と冷たくいったとか。西郷さんと言えば、頬豊かにして、どんぐり眼に太い眉、というのが一般のイメージだが、それは「似ていない」と未亡人が評価した肖像画のイメージである…。つまり、西郷さんはもっと目元涼しく、鼻筋通った顔だったのかも知れないのだ。本書には、こうした歴史のオモシロネタを91項目収録。新聞や週刊誌のスクープ記事調な視点でまとめてみた。漱石の飼っていたネコは本当に名前がなく、「ネコ、ネコ」と呼んでいたとか、教科書には出てこない話題を、歴史雑学として楽しんでいただきたい一冊である。

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  • 歴史随筆 男の流儀
    5.0
    1巻500円 (税込)
    信長は先見性で、家康は堪忍で、武蔵は兵法で、吉宗は統率力で、隆盛は潔さで、そして孔明は智略で、時代を流星の如く駆け抜けた。彼らに共通するのは、勇気であり、決断力であり、信念である。そしてその上に強運が味方する。それら数多くの英傑たちの“生き様と死に様”―そこに著者は“男の流儀”を見る。歴史の中の男たちへの熱い思いとともに、ベストセラー『下天は夢か』執筆の舞台裏や折々の随筆を収めた、歴史ファン必読の書。

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  • 歴史探偵 近代史をゆく
    4.3
    亀井勝一郎氏がこんなことを言っている。「歴史にはいりこむということはネ、イデオロギー的にきちっとでき上ったものを扱うことではなく、人間や事件の混沌と翻弄の関係にはいる、ということと同じなんだ。その声を代弁してその魂をよみがえらせるのが、歴史家の使命だと思う」本書が、その言に遠きこと幾里程か、と存じているが、覚悟だけは右のとおりといいたいまでである。(本書「まえがき」より抜粋)良いことも悪いこともしながら、人間がつみ重ねてきた時間の跡である歴史は、底がしれなくて、知れば知るほど面白い。本書では、明治から昭和を賑わせた事件の「その後」や秘話を探索。「山本五十六の恋文の行方」「松岡洋右宛・チャーチルの手紙」「東京初空襲の真相」「ロシア皇太子襲撃事件の顛末」など、大胆な推理と新発見で近代史の裏事情を探り出す。

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  • 歴史探偵 昭和史をゆく
    3.8
    「すべての大事件の前には、必ず小事件がある」と、文豪・夏目漱石は言った。本書では、激動の昭和史の“年表の行間”に、自称、歴史探偵の著者が潜入。「芥川龍之介が支那紀行文に書き留めながらも見落としていた日中関係の本質」「開戦の詔書の中の大いなる欠落点」「A級戦犯七人のお骨のゆくえ」など、著者のジャーナリスティックなセンスでなされる推理に、歴史探偵の真骨頂が発揮される。
  • 歴史とは何か 世界を俯瞰する力
    3.7
    いかにすれば歴史の真実に辿りつき、いかにすれば真実を伝えることができるのか……。本書はヘロドトス、司馬遷、吉田松陰、福沢諭吉ら、古今東西の歴史を紡いできた人々を取り上げ、彼らがいかに時代と向き合い、そしていかに歴史をとらえたかを、イスラム史の第一人者が解き明かしたものである。外交評論家の岡崎久彦氏は、本書解説でこう評す。「歴史哲学に関する古典を全て渉猟され、それの読み方を指導していただける本である。まさに表題通り、『歴史とは何か』を共に思索出来る本である」読者は、歴史学の使命と意味を知るとともに、世界といかに向き合うべきか、そのヒントを得られるに違いない。『歴史の作法』を改題。◎目次より◎『史記』から学ぶ四つの教訓/『ローマ帝国衰亡史』の運命的瞬間/『平家物語』とカフカの世界/クレオパトラの鼻・ルイ十四世の痔瘻・バヤズィトの痛風/海舟・松陰・晋作、危機に思う/孔子とアリストテレスの歴史観/トインビーが「指導的歴史家」と評価したエジプト人

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  • 歴史に消された「18人のミステリー」
    3.5
    現代に生きる我々が歴史を知ろうと試みる時、その証拠を歴史書に求めることになる。しかし、その史実は果たして真実を伝えているのであろうか? 時の権力者が作った歴史書には必ず、改竄や粉飾、捏造が含まれているものだ。そのため史実は歪められている可能性がある。また、記録そのものの消失によって闇に葬られた事実もある。つまり、歴史には、現代では解読しがたい多くの謎が常に存在するのである。本書は、平安から江戸末期までの時代の中で、特に“乱”の時代に登場した18人に焦点を当て、歴史ミステリーに健筆を振るう著者が残された史実に見え隠れする男たちの実像を読み解いた書である。「兄頼朝の怒りを招いた“東下り”の秘密」(源義経)、「徳川幕府に、副将軍格として一目置かれたのはなぜか」(伊達政宗)、「なぜ赤城埋蔵金の仕掛け人にでっちあげられたのか」(小栗上野介)など、英傑たちの人生に残る最大の謎を大胆に推理する好著。
  • 「歴史」の意外な結末 事件・人物の隠された「その後」
    3.3
    教科書などで読んで誰でも知っている歴史的事件の数々。だが、知られているのは、事件のあらましや、それに関わった人物の断片的な経歴にすぎないことが多い。 例えば、エレキテルなどで有名な平賀源内が、殺人を犯して獄死していることをご存じだろうか。清少納言や小野小町が、不遇な晩年を送ったことはあまり知られていない。 本書は、歴史上の有名な事件や人物の「その後」を辿り、意外な展開、意外な人生のドラマを紹介。また、一般に知られている話が事実とは違うものや、真偽のほどはわからないが興味深い異説も多数収録した。「坂本龍馬亡きあとの海援隊」「生類憐みの令廃止後のお犬様」などの意外な事実から、「明智光秀は生き延びて家康の参謀天海和尚になっていた」「ジャンヌ・ダルクは復活して二児の母になっていた」などの信じがたい説まで、日本史・世界史の教科書では教えない話が満載。歴史通を自称する人も思わずうなる一冊。

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  • 「歴史」の意外なネタ366日
    -
    自分や自分の身の回りには何事も起こらなかった日でも、百年前、二百年前、千年前の「その日」には、世界のどこかで「何か」が起こっていた。世界を揺るがす大事件や世紀の発見もあれば、思わず笑い出してしまうような珍発明や珍事件も、歴史に名を残した偉人たちの生や死もあった。本書は、そんな事件や出来事を、一年三百六十五日、うるう年の一日も含めて三百六十六日、その日その日に、日本と世界のどこかで起きた出来事を四百六十九話集めた、歴史面白エピソード集である。編年体で読む、いわゆる歴史書とは違い、パラパラとどのページを開いても、気軽に歴史の一端に触れることができる。教科書には書かれていないような、小さな事実を丹念に、これだけの分量を集めたのが本書の特長である。今日は何があった日か、その日その日の出来事を少しずつ読み進むのもよし、一気に読んで歴史雑学のネタを仕込むのもよし。楽しみ方は読者次第というのも面白い。
  • 歴史の勝者にはウラがある 日本人が誤解している戦国史
    3.0
    1巻699円 (税込)
    日本人がイメージする戦国史は、秀吉や家康など天下人に都合よく改変されたものばかり――。実は、秀吉は小田原城を最後まで“落城”させられず、“忠臣の鑑”と名高い家康の家臣団はとんでもない不良揃いだったと聞けば驚くだろうか? 本書は、人気歴史作家が「冴えわたる智謀」「意外な敗戦秘話」「戦国合戦の奇手奇策」「情けなき愚将たち」「生き残りをかけた策謀」など、“通説”のウラ側に隠された真相を大胆に解き明かす。戦国時代の誤解が吹き飛ぶ一冊。『戦国合戦・15のウラ物語』を改題。 【本書の内容】「小早川隆景――じつは、徹底的な頭脳戦! 厳島の奇襲を演出した知将」「白井入道――10倍もの軍勢で攻め寄せる謙信を破った謎の軍師」「三方原の戦い――いちばんの敵は味方だった!? 家康を大敗させたダメ家臣団」「石田三成――武功のためなら味方も欺く! 満天下にさらした戦下手」「毛利輝元――天下人の夢ふたたび? 大坂の役の謀反計画」……ほか
  • 歴史の流れが一気にわかる 日本史単語帳(池田書店)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 単語を見るだけで流れがつかめる! 単語は3000語収録! 3段階のレベル分けで自分の知識を確認できる! ●単語は3段階にレベル分け! 「知らなきゃやばいレベル」=超基本=高校受験基本レベル 「一般常識レベル」=標準=大学受験基本レベル 「教養レベル」=上級=レベルUP 自分の歴史知識が、現状どのレベルにあるかを知ることができ、自分が学ぶべき知識が何かを一目で分かるようにしました。 ●単語は3000語収録! 学生、社会人に向けてこれだけ知っておけばOK! という歴史用語を厳選しました。「単語」を見るだけで「原始時代から現代まで」を一気につかむことができます。 ●「単語の関連性」を矢印で表示! ただ単語を並べただけでは、これまでにある暗記するだけの小難しい「単語集」と変わりがありません。「単語と単語の関連性」を示す矢印を加えることで、人物の関係性や、出来事の流れが面白くわかるようになっています。
  • 歴史の勉強法 確かな教養を手に入れる
    4.0
    真の教養は、歴史を勉強することで身につけられる。過去を学ぶことにより、未来の姿、人生の成功例・失敗例が見えてくる――。東大教授が、歴史に強い大人になるための勉強法を伝授。初級編では、旧国名、官位、お金の換算方法など、覚えておいたほうがいい基礎知識をやさしく解説。中級編では、歴史好きのための現地探訪方法を惜しみなく披露。また上級編では、戦国武将の手紙や古文書のくずし字にも挑戦。ネットで書斎を充実させる方法も教えます。巻末には良書を厳選したブックガイドを収録しました。愉しみながら歴史を学び直したい人、必読の書です。 【目次より】◆日本史の流れを整理する/◆東京大学国史学科のゼミと講義/◆国名の不思議/◆官職と位階/◆千年の都・京都を歩く/◆武家の都・鎌倉を歩く/◆古戦場から見えてくること/◆日本の歴史全体がわかる博物館/◆真田信繁の手紙を読んでみる/◆東大データベースの活用法
  • 歴史を歩く 信長 戦いの若き日々 誕生から「天下布武」まで
    -
    1巻770円 (税込)
    信長は生まれながらの天才ではなかった! 勝幡城、小牧山城、桶狭間、岐阜城……現場から見えてくる意外な真実。信長の人生は広く知られているが、「桶狭間の戦い」以前の足跡は知らない人が多い。本書では、勝幡城で生まれてから、永禄九年(1565)に岐阜城にて「天下布武」の印を使い始めるまでの半生に着目。この天才を生み出し、育んだ背景や地域を丹念に読み解きながら、青年・信長の実像に迫る! 気難しく恐ろしげなイメージの信長だが、きれい好きで、相撲ファン、趣味は踊りなど、意外な素顔も知れる一冊。J:COMチャンネルの特別番組、『泉秀樹の歴史を歩く 信長 戦いの若き日々~誕生から「天下布武」まで~』の原作! (内容例)●第一章 乱世の織田家と少年信長 ●第二章 義父・斎藤道三と尾張統一 ●第三章 桶狭間の合戦 ●第四章 小牧山城への進出 ●第五章 美濃攻略と「天下布武」 ●第六章 上洛と青春の終わり……いつ信長は、天下統一を意識したのか?
  • 歴史を歩く 深掘り神奈川
    4.0
    1巻730円 (税込)
    日本初の鎌倉武家政権を樹立した頼朝や秀吉の小田原攻め、明治維新を招いたペリー来航など、神奈川はたびたび日本史の舞台となった。現在も、日本有数の人口を誇る人気の県である。本書は、義経や実朝、謙信、家康、篤姫や和宮など、重要人物の人生をたどりつつ、神奈川の歴史の闇に光をあてようというもの。<内容例>◎源実朝暗殺の舞台となった鶴岡八幡宮◎上杉謙信、本田忠勝も落とせなかった難攻不落の玉縄城◎大老・井伊直弼を暗殺した黒幕は中区本町2丁目の豪商◎旗本になったウイリアム・アダムス(三浦按針)の居館跡に建つ鹿島神社◎家康の影武者・矢惣次が鷹狩りをした!? 藤沢御殿跡(藤沢公民館)◎鍼術治療に一大発明をもたらした江の島の弁財天◎秀吉の小田原攻めのために築かれた石垣山一夜城◎仙了川の土手で育てた菜種を油に換え、その燈火で勉強した金次郎 ――あなたの家の前の道も、意外な歴史の鉱脈につながっているかもしれない。

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  • 歴史をいかに学ぶか ブルクハルトを現代に読む
    3.8
    「ナチズムの出現」「不安定な時代を招く大衆の登場」「アメリカ流ビジネス文明の蔓延」など21世紀の問題を予見していた19世紀の歴史家・ブルクハルト。世紀の変わり目に来て、歴史を見直す傾向のなか、バーゼルの異端的歴史家に何を学ぶか? 本書では、進歩史観の生き詰まりにいたる「歴史観の歴史」の概要をつかみ、「歴史の危機とは何か。その克服法はあるか?」という問いを、ブルクハルトとその歴史観の紹介を通して明らかにしていく。近代進歩史観信奉を経て、マルクス流だけでなく自由主義的進歩史観も凋落していった。進歩史観の限界に直面した現代にこそ、「歴史は人間精神の連続体」「人生の教師である」と捉え、「歴史の営みはおぼろげな謎」「未来は知りえないから未来である」という深い懐疑の精神に貫かれた歴史観が、危機の時代を乗りきる指針として価値をもつ。決着に何十年を要する今回の危機に臨んで、21世紀を生きぬく智恵を示す。
  • 歴史を動かした意外な人間関係 親子・男女・師弟・ライバルたちの秘められた事実
    -
    勝安房守といえば、幕臣でありながら、最後の将軍・徳川慶喜の命を受け、江戸城を無血開城に導いた男として知られている。号は海舟、幼くして剣術を学び、長じては蘭学を学び、海軍伝習所では当時の最新兵術を学んだ。生まれも育ちも江戸だから、後年語られた幕末の思い出話は歯切れのよい江戸弁。現存する写真も、目元涼しく鼻筋が通った端整な顔立ちで、歴史上の人物の中でも「海の男」を感じさせる人物の一人だ。ところがこの海舟、万延元年に日米修好通商条約批准のため、外国奉行を乗せ、咸臨丸艦長として日本人初の太平洋横断の航海に臨んだときのことである。海と舟という海に関わりの深い名に反し、ひどい船酔いで、艦長の任務を遂行できず、同乗していた福沢諭吉は呆れ果て、以後不仲になったとか……。徳川慶喜に貸しを作った清水次郎長、豊臣秀吉が警戒し続けた黒田如水などなど、歴史上の意外で面白おかしい人間関係をズラリと紹介した歴史雑学本。

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  • 歴史を変えた決断の瞬間
    3.0
    人の一生に何度か人生を決定付ける瞬間があるように、一国の歴史にもその国の命運を左右する決定的瞬間がある。本書は、今日の日本の根本的特徴を規定した歴史的条件、そしてそれを演じた人物の決定的役割について、解き明かしたものである。日本の決定的瞬間は、九つの時代の十人の決断に到達すると著者は結論する。それらの人物とは製鉄業で戦後日本のあり方を変えた元川崎製鉄社長西山弥太郎、五度陸相を務めた軍人宇垣一成、欧米列強の征服から日本を守った行動的知識人勝海舟、廻船業で近代社会を拓いた高田屋嘉兵衛、元禄を代表する芸術家尾形光琳、嫉妬から結果として閉塞日本を作った北政所、唯物合理主義者織田信長、バサラの徒佐々木道誉・高師直、初の武家政権を築いた平清盛、以上の十人であり、現代から遡る形で解説する。政治、経済、文化史といった幅広い知識と深い人間洞察力、さらには世界史の巨視的な見地から決定的瞬間を考察した名著。
  • 歴史を知る読書
    3.5
    頼山陽の『日本外史』は司馬遼太郎の小説に匹敵するほど面白い本である。一方で偏った読み方をされやすい一冊でもあり、例えば吉田松陰は弟子たちと本書を読む際、平和を築いた徳川の功績を全く無視してしまった。古代のギリシア人著述家プルタルコスが説く「ヘロドトスの悪意」の第三(立派な業績や称賛に値する手柄を省略すること)に当たると言えよう――。歴史学の泰斗が歴史書を読む愉しみや落とし穴を語った上で、青春時代最も感動した作品『留魂録』、美談や偽善では民主主義を守れないことを教える『ギリシア人の物語』、大きな時間枠でエネルギーを考える『エネルギーの人類史』など名著75冊を紹介。 【本書で紹介している本の例】●『エネルギーの人類史』先史から現代へ変遷見渡す ●『Humankind 希望の歴史』小社会では親切で共感力のある人が権力を得る ●『アルファフリー』公平な者は異教徒でも望ましい ●『言志四録』歴史で混沌を乗り切る ●『昭和天皇実録』歴史全体を俯瞰する意義 ●『徳川家康』家康はなぜ「大坂の陣」開戦に踏み切ったのか ●『ギリシア人の物語』美談では守れない民主主義 ●『外交の戦略と志』志の高い外交とは ●『ハイブリッド戦争』宇宙・サイバーを通した挑発や衝突を読み解く
  • 歴代天皇事典
    3.7
    現在、世界には二十九の君主国が存在する。それら君主国の中で最も古い歴史を持つのが日本の皇室だ。千年以上にわたってその血統を連綿と受け継いできた王室は、世界に類を見ない。また現存する君主国の中で最も人口が多い国は日本である。君主国・世界第二位の規模をもつイギリスの人口が六千万人前後だから、日本は人口規模で比較しても断トツに大きい君主国といえるだろう。つまり日本の天皇家は、世界で最も古い歴史を持ち、かつ世界最大の君主国の皇室ということだ。本書は、初代・神武天皇から今上天皇まで、百二十五代すべての天皇の生涯と事績を、わかりやすく紹介したものである。世界最古の皇室の血統はいかにして受け継がれ、民族の繁栄にどのような役割を果たしたのか。神話時代の国造りエピソードから摂関政治時代の藤原氏との微妙な関係、台頭してきた武家との熾烈な権力争いなど、天皇家を知れば日本の歩みが見えてくる。
  • 歴代天皇列伝 日本人なら知っておきたい「国家の歴史」
    -
    1巻1,400円 (税込)
    神話・伝承の時代から現代まで、歴代天皇の人物像と御業績を総覧。従来の武家からの視点ではなく、天皇を中心とした日本史を再構築する。天皇家のご先祖様たちの素顔とは? 神武から今上天皇まで125代を完全総覧。「万世一系」に秘められた謎と真実を読み解く!かつて、日本人は「日本国家の歴史」について明確なイメージを持っていた。神武天皇によって大和で創られた「クニ」から発展し、万世一系の皇室を統合のシンボルとして統一と独立を保ってきたと、千数百年にわたって理解してきた。では、果たして「歴代天皇の眼」に「国家の歴史」はどう映っていたのであろうか。こうした観点から定点観測を試みるのが本書のねらいである。

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  • 老子と荘子が話す 世界一わかりやすい「老荘思想」
    4.4
    1巻510円 (税込)
    古代中国哲学の一つである「老荘思想」は、中国のみならず日本においても、これまで多くの人びとに影響を与えてきた――。「道<タオ>とは何か」「『道徳』について」「国の指導者に必要なものは何か」「空っぽの大切さ」「強さの意味」などについて、哲学的な思索を深めていった老子。そしてそれを引き継ぎ、「無為自然とは何か」「本当の幸せとは何か」「役に立つとはどういうことか」「心の大きさ、人生の大きさとは」といった抽象的なテーマを、寓話やおとぎ話風の読み物として誰にでもわかりやすくまとめた荘子。彼らが説いた「老荘思想」は、「自分の心を自然と一体にして、心安らかに幸せに生きること」を目指すもので、混迷を深める現代を生きるわれわれにとって、“珠玉のヒント”に溢れている。本書は、それぞれの思想をまとめた『老子』『荘子』を、いまの時代によみがえった老子と荘子本人が講演会を行なうという形式で、わかりやすく現代語訳した一冊である。

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  • 論語より陽明学
    3.0
    1巻530円 (税込)
    考えるだけでなく行動せよ!――人としていかに生きるべきか、正義とは何かを問いかけ、幕末の志士たちの行動原理となり、今も日本人の心底を流れ続ける思想・陽明学。本書は、幕府に反旗を翻した大塩平八郎「自身」が語りかける形式で、儒学の祖・孔子から王陽明、日本の陽明学の礎・中江藤樹、そして西郷隆盛、三島由紀夫まで、歴史を辿りつつ、陽明学を平易に解説する。『陽明学がわかる本』を改題。

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  • 「論理的に考える力」を伸ばす50の方法
    3.3
    1巻1,100円 (税込)
    ほとんどの日本人は、意見を述べるのが上手ではありません。意見の「理詰め度」が低いからです。そういう現状を受け、中学・高校での教育のあり方や大学入試の問題のあり方は、意見を理詰めに述べることを重視した方向に向かっています。意見を理詰めに述べるためには、述べ方の様式を学ぶ必要があるのは当然ですが、それ以前に、理詰めに考えることができなければなりません。本書は、そのための土台作りの方法を、通信チェス・インターナショナル・マスターの著者がまとめたものです。本書で、その方法を知り、実践し、理詰めに考える力がつけば、成績は確実に上がります。取り上げている具体的な項目は、「単純に考えよう」「ジグソーパズルを解こう」「英語圏の小説の翻訳を多量に読もう」「数学パズルの古典問題を多量に解こう」「論理構造の部分はすべて述べよう」などです。

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  • 若い読者のための日本近代史 私が読んできた本
    4.0
    昭和史の第一人者は、いかなる本を読んできたのか?本書は、近現代史研究の第一人者が、日露戦争から戦中・戦後に至るまでの歴史を深く理解する上で名作22篇を厳選し、作品を読み解きしつつ、歴史の実相に迫ったもの。特に読みどころは、司馬遼太郎著『坂の上の雲』に関する80ページの論考。「こんな読み方があったのか」「こんな歴史があったのか」と読書の面白さを味わうとともに、知られざる歴史を知ることができる。近現代史の語り部として読者の絶大な信頼を得ているその史眼は、いかなる読書歴から培われたのか。本書には、著者独自の「本の読み方」に触れる楽しみもある。一冊でいくつもの味わいがある、まさに読書ガイドの「決定版」である。

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  • わが子に教えたい日本の心 武士道精神の源流
    -
    1巻1,300円 (税込)
    わが子がこの時代の日本に生まれてきて、一人の日本人として生きていくのであれば、素晴らしい先人の西郷南洲翁を手本とする心の教育を彼に施さなければならない。そして、この子を南洲翁の精神と美学を少しでも受け継いでくれるような「武士」として、そして「君子」として育てていきたいのである。──「後記にかえて」より。著者は北京大学を卒業後、日本で留学生活を送るうちに、子供のころ祖父から教わった『論語』の精神が、中国よりもむしろ日本の地において息づいていると確信して日本に帰化した四川省出身の知識人。現代中国に対する容赦ない批判で著名な著者が、日本人女性と結婚し、2012年1月に無事出産した第一子に向けて渾身の力で書き下ろした武士道精神の教科書。源義経、北条時頼、楠木正成、徳川家康、山鹿素行、徳川吉宗、松平定信、大塩平八郎、武市半平太、西郷隆盛、そして乃木希典、三島由紀夫にまでつながる日本武士のDNAとは。

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  • わが子の学力がグングン伸びる ユダヤ式学習法(大和出版)
    3.7
    「勉強ができる・できない」は家庭学習のやり方で決まる!ノーベル賞受賞者のじつに4人に1人を占めるユダヤ人。そのユダヤ人に代々伝わる学習法「ハブルータ」を日本の家庭にもなじむようにアレンジしたのが、本書で紹介するユダヤ式学習法です。やり方はいたってカンタン。1日20分、親子で「あること」をするだけで、驚くほど成績がアップするばかりか、親子のコミュニケーションまで劇的に改善されていきます。そのすごい成果は、全国1300組の親子がすでに実証ずみ。教科別の取り組み方からテスト対策まで、豊富な実例とともに徹底解説した「家庭学習法」の決定版です。

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  • 「和魂英才」のすゝめ
    -
    1巻1,400円 (税込)
    グローバル時代において、日本人はどう生きるべきか――大学、大学院から幼稚園・保育園まで3万2千人が学ぶ日本有数の学園グループ、都築学園グループ総長が語る教育論! 平安時代には菅原道真公提唱の「和魂漢才」が、尊王開国となった明治時代には「和魂洋才」があったように、いま必要なのは、大和心や和の精神を大切にしながら、英語をツールとして使いこなす「和魂英才」教育。「日本国の持つ個性、固有の文明に誇りを持つだけではなく、それを世界や地球のために役立て、貢献できる日本人を育てる」――総長が自身の半生を振り返りながら、教育の真髄を熱く語る。

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  • 和魂和才 世界を超えた江戸の偉人たち
    -
    1巻1,400円 (税込)
    江戸の鎖国体制下にありながら、独力で世界的、先駆的な活動・技術革新をした賢人たちがいた!そんな日本独自の発想で世界に先駆けた活躍した賢人たち。しかし、現代の私たちはその業績すらも忘れてしまっている。本書は、そんな彼らの活躍に改めて焦点をあてる、自信を喪失している日本人への激励とする書である。目次より◎地動説を唱え、物理を追及した日本最初の自然哲学者――三浦梅園◎天体機械を発明し、正しい暦を提唱した天文学者――麻田剛立◎地方から日本を考え、いち早く「公共精神」の啓蒙を図る――浜口梧陵◎世界で最初の産業協同組合をつくった先覚者――大原幽学◎独自の経済理論で藩の財政改革を実現――広瀬久兵衛◎合併されても“らしさ”を保ち、地方から世界へ情報発信――多久一族 こんなすごい人たちがいた! 日本文化の粋である江戸が生んだ、“誇るべき日本人”の力を明らかにして、現代の私たちに活かす一冊である。

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  • 私の独創教育論 「暗記偏重」教育が日本をダメにする
    -
    独創は、物事をごまかさずに自分の力で考え、誰もしていないことに挑む孤独に耐える中にしかない―半導体研究の世界的権威として知られ、教育者としても四十年以上にわたって第一線に立ち続けてきた著者。現在の教育状況が続くかぎり、新たな産業を興し国の発展をリードする人材は生まれないという危機感から、学生にロマンを持たせ、真の創造性を育む教育の理念とプランを、情熱を込めて語る。

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  • 渡部昇一の戦国史入門 頼山陽「日本楽府」を読む
    -
    日本の歴史において特筆される66の出来事を、見事な漢詩に結晶させた江戸時代の思想家・頼山陽の『日本楽府』。それまで断片的な歴史の書物や、『大日本史』『本朝通鑑』のような数百巻におよぶ大部の書籍以外に存在しなかった「日本通史」を、広く一般の人々にまで伝える画期的なものであった。内容が短く、何より手に取りやすい絵巻物を見る如き鮮やかな描写と透徹した歴史観は、日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力ともなった。本書は、「赤松満祐の反逆」「北條早雲出現の背景」「大内氏を滅亡に導いたもの」「倭寇の血をひく鄭成功の活躍」「北国の虎・上杉謙信」「桶狭間の戦いは、なぜ成功したか」「朝鮮出兵と織豊時代の終焉」などを収録。下克上の応仁の乱から信長の台頭と滅亡、秀吉の天下統一、朝鮮出兵まで、江戸期の武士の眼から見た“戦国乱世”が鮮やかに甦る!

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  • 渡部昇一の戦国史入門 頼山陽「日本楽府」を読む
    3.0
    1巻950円 (税込)
    日本の歴史において特徴的な出来事を漢詩に結晶させた頼山陽の『日本楽府』。日本人に誇りと自尊心を与え、明治維新の原動力となったその歴史観とは! 漢詩とその書き下し文、現代語訳を掲載し、その背景の歴史を分かりやすく解説する。渡部昇一氏だからこそ可能となった『日本楽府』の現代への復活! 『渡部昇一の古代史入門』『渡部昇一の中世史入門』に続く大好評シリーズ第三巻完結篇。応仁の乱勃発の背景から、信長の登場、秀吉による天下統一、そして朝鮮出兵までが鮮やかに甦る。
  • 「倭の五王」の謎を解く 雄略天皇は“興”だった
    -
    日本古代史上、最大の謎の一つに挙げられる「倭の五王」の正体。『宋書』の「倭国伝」には、5世紀に倭国王からの遣使朝貢があったと記録されている。その名を讃・珍・済・興・武という。その倭の五王たちが、往事、倭国を統治していた大王(天皇)たちの誰に相当するのか、またなぜ宋王朝を目指したのかを、丹念に史料を繙きながら考察していく。
  • わらべ歌に隠された古代史の闇
    -
    1巻699円 (税込)
    古来、子どもには不思議な力が秘められていると考えられていて、神に近い存在とみなされていた。だから多くの重要な神事にも、童子・童女は主役級の大役を任されてきたのである。その、子どもが行ってきた神事・祭りが、遊びとなって今日に伝わった疑いが強いのである。(本書「はじめに」より)「カゴメカゴメ、籠の中の鳥は、いついつ出やる。夜明の晩に……」カゴメ歌は、昔からよく知られた馴染み深い歌だ。しかし、歌の意味はよくわからない。実は、この意味不明な歌詞に登場する籠、鳥、亀などは、古代日本の民俗信仰や神事と深い関係がある。また「竹取物語」「羽衣伝説」とも共通点が見られるのだ。本書は、カゴメ歌の暗号を端緒に、古代史の真相に迫ろうというもの。歌に秘められた悲劇とは? 歴史から抹殺された者たちの怨念とは? 『かごめ歌の暗号』を改題。

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