紀行 - PHP研究所作品一覧

  • 旅の作法、人生の極意
    3.3
    1巻1,400円 (税込)
    大人のたしなみ、心を豊かにする方法など、旅は生きていくうえで大切なことを教えてくれる。そして旅は、思いがけない出会いに満ちている――。本書は、十代で旅行会社の添乗員になり、その後、様々な職業を経て直木賞作家になった山本一力氏が、旅を通して学んだことを開陳する人生論。人気作家になった今でも、日本、アメリカ、中国などを旅しながら各地で時代小説を書いている著者だが、旅先ではトラブルがつきもの。先進国でも、停電や温水が出ないことは、たびたびある。そんな「事件」を乗り越えるたびに人生の引き出しが増えていったという著者。若い頃の失敗談には心が温まるし、なにより著者が足を運び、運命的な出会いを果たした場所へ行ってみたいと思わせる何かがある。作家のホンネや創作秘話も散りばめられているが、生き方について考えさせられる、一力節満載のエッセイ集。
  • みんなの万葉集 響きあう「こころ」と「ことば」
    -
    さまざまなラジオ番組でもおなじみの著者が、万葉集の新しい魅力をわかりやすく読み解いた、うたって楽しく、歩いても楽しい決定版。万葉集の楽しさを、広く伝えるために、本書には万葉の世界を楽しめる工夫が満載。まずは、定番歌からこれまであまり知られていなかった歌まで、数多くの歌を収録。著者の楽しい解説とあわせ、人間のいきいきした情感に満ち溢れた世界を存分に満喫することができる。また、読者の一人一人が実際に歌を味わえるよう、歌は読みやすいように句切り、ルビもふっているので、実際に声に出して楽しむこともできる。さらに、雰囲気を存分に高めるのが、奈良在住の写真家・牧野貞之による写真。カラー口絵、各章トビラの奈良の風景の数々が万葉の世界に誘ってくれる。「雄大な歌が多く…」「素朴で男性的な美意識によって…」という教科書的な知識を打破し、本当の楽しさを伝えてくれる一冊。日本語って、やっぱり美しい!

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  • 自分に目覚める スピリチュアル旅へ 聖地巡礼、魂の故郷を訪ねて
    -
    1巻1,300円 (税込)
    「強く惹かれる国が、“前世の幸せな記憶”だったとは! 心の欲する場所へ旅立とう!!」(『ガンジス河でバタフライ』の著者・旅人・エッセイスト)たかのてるこさん推薦! 前世の記憶を辿る旅、聖地・パワースポットを巡る旅、トラウマを克服する旅、天使を探す旅、巡礼の旅……海に潜り、山に登り、砂漠を縦断しながら訪れた国は50カ国以上。スピリチュアル界の第一人者・山川亜希子さんが、心に残る旅を紹介。エジプトのピラミッド、エルサレムの悲しみの道、スペインの大聖堂、アルメニアの教会での神秘的な体験や、ベストセラー『アルケミスト』の著者パウロ・コエーリョ、フィンドホーンの創設者アイリーン・キャディ、『聖なる予言』や『アウト・オン・ア・リム』に登場するマチュピチュなど、翻訳した本の原作者や舞台を訪ねる、著者ならではのエピソードがいっぱい。まだ見ぬ国が、あなたの魂の故郷かも……。思いたったら気軽に出かけてみませんか?
  • 世界の終着駅へ
    -
    1巻1,200円 (税込)
    ハリー・ポッターが旅に出たロンドン・キングズ・クロス駅。ディノサウロ(恐竜)と呼ばれる独特の外観を持つローマ・テルミニ駅。超近代都市の中にアジアの香りを色濃く留めるシンガポール・ケッペルロード駅。名探偵の降り立ったイスタンブール・シルケジ駅。英国の香りを色濃く残すメルボルン・フリンダース・ストリート駅。多くの名画の舞台となったニューヨーク・グランド・セントラル駅……。人が集まるからこそ、終着駅には多くのドラマが生まれる。故・宮脇俊三先生の思い出が残るイギリスのインバネス駅からスタートし、世界最南端の終着駅、アルゼンチンのエスケル駅まで、三二カ国五〇駅を巡る「終着駅(テルミニ)」の旅。それを時にユーモア、時に郷愁を込めて描く。写真多数。
  • 世界途中下車の旅
    -
    1巻1,200円 (税込)
    世界一長い名前を持つイギリスの田舎駅、「のろのろ快速」が走る中越国境駅、車内でサファリパーク気分が味わえるアフリカの鉄道、大自然に囲まれたカナダの小さな駅……。いつもは通過してしまう世界の途中駅。でも、そんなところにこそ、旅の本当の楽しみが隠れているもの。本書は、鉄道フォトジャーナリストとして著名な著者による、「世界途中下車駅」紀行。日経新聞の好評連載を元に、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカ、オセアニアと、世界各国からよりすぐった有名、無名50駅とその魅力を豊富な写真とともに紹介する。各地の最新情報、旅のポイントについての書き下ろしも豊富で、実際の旅行のガイドとしても役立つようになっている。スピード時代にあえてのんびりとした旅のスタイルを提唱する、珠玉のエッセイ。
  • インドなんてもう絶対に行くか!! なますてっ! インドを愛する!? 引きこもり男の爆笑ツッコミ旅行記
    3.5
    1巻1,200円 (税込)
    ニートで引きこもりの著者によるインド旅行記。アジア横断の途中で立ち寄ったインドは現代科学では説明がつかない国だった…!?次々と著者の前に立ちはだかる、極悪!?インド人、ノラ牛、ノラ犬…。なかなか目的地にたどり着かないサイクルリキシャ、土産物屋では監禁され、ボッタくられ、インチキ占い師には不幸な未来を予言され…。だましだまされ激しくののしり合い、信じては裏切られ、「こんな国二度と行くかっ!!」引きこもりの著者がインドで激しく叫び、ツッコむ! 強烈なパワーを持つインド人との漫才のようなやりとりに大爆笑間違いなし!

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  • 旅路の想い 辛口日本紀行
    -
    1巻1,100円 (税込)
    旅を語ること、それは人生を語ることだ―― 旅行嫌いの旅行通、独自の旅を旅する著者の眼に映じた、各地の自然、人、風物……。失われゆく日本の情緒と、一味ちがう旅の興趣の精髄を、時に軽妙に、時にしみじみと綴る、豊かなコクの紀行エッセイ集。
  • 世界の路地裏を歩いて見つけた「憧れのニッポン」
    4.0
    「僕は日本に生まれたかった」紛争、貧困、小さな幸せ……。そんな日常のなかで、「日本が好き」と語る人々が教えてくれたこと――。 《「車が故障したから直してくれないか」「パソコンの調子が悪いから見てほしい」といった注文が何度も寄せられた。私は車やパソコンの修理などまるでできないので、これらの依頼を鄭重に断ると、「君は本当に日本人か? 中国人じゃないのか?」と言われる始末であった》 《「日本人はヒグチのことをあまり知らないのですか? それは本当ですか? 日本人は学校で何を習っているのですか?」クララさんの言葉が、戦後日本の核心を一気に突いた》 《「日本か。素晴らしい国なんだろうな。まるで夢の国みたいだ。行ってみたいけど、僕には一生、絶対に無理だな。世界は不公平だね」》(本文より)世界中を自分の足で歩き回り、路地裏の人々とふれあった著者。各国の人々の目に映る「憧れのニッポン」像から、日本人が知らない「世界と日本」が溢れ出す……。心が温まり、そして深く考えさせられる、感動の紀行エッセイ。 【目次】より ●第1章 満洲──日本人が掲げた理念の風 ●第2章 モンゴル──世界史の中の不思議な繋がり ●第3章 ルーマニア──「僕は日本に生まれたかった」 ●第4章 チェコ・ポーランド──救われた生命、奪われた生命 ●第5章 バルト三国──一枚の色褪せた「日の丸」 ●第6章 旧ユーゴスラビア──コソボの「ワールドカップ」 ●第7章 トルコ・シリア──時を越えた恩返しとトウモロコシ ●第8章 イラク──一国平和主義は卑怯で、みっともない ●第9章 イスラエル──ゴールデンブックに刻み込まれた感謝 ●第10章 サイパン・パラオ──日本流委任統治の光芒 ●第11章 フィリピン──天使たちの町に残る特攻兵の面影 ●第12章 台湾──なぜ、この地は「美しい島」なのか
  • 世界一周! 大陸横断鉄道の旅
    4.0
    一夜明けるとガラリと変わる車窓の風景。時間にあくせくしない非日常の車中泊――機関車を先頭に雄大な大地を東へ西へ。日本では決して味わえない真の贅沢が、そこにはあふれている。中国の四季を駆け抜ける『シルクロード特快』、世界一の絶景・オーストラリアの『インディアン・パシフィック号』、世界最長のシベリア鉄道、人気のロッキー山脈越え・カナダ横断鉄道、アメリカン・ドリームの象徴『エンパイア・ビルダー号』……。数カ月前から予約殺到! 世界中の鉄道ファンが憧れる、屈指の長距離列車の旅へ扉を開こう。[内容例]1章:中国横断鉄道(上海~ウルムチ 4077km)、2章:大陸横断鉄道(シドニー~パース 4343km)、3章:シベリア鉄道(ウラジオストック~モスクワ 9297km)、4章:カナダ横断鉄道(ハリファックス~バンクーバー:6358km)、5章:アメリカ横断鉄道(シアトル~ニューヨーク:5028km)

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  • 中国人、会って話せばただの人 近くて遠い隣人との対話
    -
    五六民族が暮らす中国各地を旅すれば、言語、生活様式、宗教など、様々な文化を肌で感じる。儒教や共産党の指導などでつくりあげられた「文明」が、中国の実像ではない。「面従腹背(めんじゅうふくはい)」で中央のコントロールから逃れる地方官僚。お上(かみ)の意向などよそに、日々の生活を楽しみ「鼓腹撃壌(こふくげきじょう)」を地でいく農村。漢族との共存に腐心するチベット族……。各地を広く踏査した気鋭の研究者が、北京や上海といった一部の大都市だけではわからない中国人のホンネを浮き彫りにする。国家・民族の溝と対話に思索を巡らした中国紀行。

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  • 駅弁と歴史を楽しむ旅 ベスト100食、美味しい史跡めぐり
    2.3
    全国各地の名物には、その土地の歴史が刻み込まれている。なかでも駅弁は、先人たちの食した郷土の味がコンパクトに凝縮され、一〇〇〇円前後で味わうことのできるベストアイテムだ。名所旧跡を訪れるとともに、現地の美味しい駅弁をほおばって、日本の風土伝統に思いを馳せれば、旅がいっそう楽しいものとなること間違いなし。史跡めぐりが趣味の人気予備校講師が、『おくのほそ道』や源平合戦ゆかりの地を訪ねつつ、いままで食した一〇〇〇種類もの駅弁のなかから、ベスト一〇〇を厳選して紹介する。◎『おくのほそ道』駅弁紀行――関東以東の駅弁、◎源平駅弁合戦――関東以西の駅弁、◎駅弁の歴史紀行――駅弁の歴史今昔、◎駅弁老舗ランキング、◎戦国武将駅弁列伝、◎お父さんのための居酒屋駅弁講座 etc.

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  • 日本浪漫紀行 風景、歴史、人情に魅せられて
    -
    日韓の複眼的視点を持つ著者が、日本列島の各地を旅して綴った紀行エッセイである。レトロの魅力に包まれる小樽、下北半島・恐山で感じた「あの世」、匠の伝統が生きる飛騨高山、ものづくり王国・三河、村上水軍が支配した瀬戸内海。さらに日本人の心を訪ねて富士山、伊勢神宮、熊野古道、高野山へ。都会を離れて見えてくる、豊饒で多彩な日本文化の諸相とは。著者は日本独自の美しさをこう語る。「海原と平地集落と山塊が一挙に寄り集まって形づくられる風景、神仏が混淆した調和の文化、和風モダンを演出する空間……。私は日本に来てからずっと、これらの風景の美しさに魅せられ続けてきた」全国各地を旅しながら、歴史、風土、人情にふれ、この国の神秘性に思いを馳せる。日本人には当たり前のものとして、とくに意識することはなかった風景が、著者の眼を通すことによって新鮮に見えてくるのだ。まさに美しい日本を再発見できる旅への招待である。

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  • 「東海道五十三次」おもしろ探訪 一宿一話で読む歴史雑学の旅
    -
    約千三百年前、五畿七道が大宝律令で制定されて生まれた東海道に、徳川家康が宿駅を整備してちょうど今年で四百年。長い歴史の中で庶民、大名、さらには外国人までもが歩いたこの道には、積み重ねられた歴史の香りが漂い、いまだ人々を魅了してやまない。その理由は、全長約五〇〇キロにもおよぶ東海道が、日本橋、小田原城、箱根、富士山、大井川……と名所・景勝地をズラリと網羅しているのに加え、行き交った人たちの様々な人間ドラマを今に伝えているからに他ならない。本書は「武蔵国・相模国」「伊豆国・駿河国」「遠江国」「三河国・尾張国」「伊勢国」「近江国・山城国」の六章構成で、日本橋から三条大橋までの全宿場にわたり、そこにまつわる人物や事件の歴史エピソードを、著者撮影の風景写真とともに紹介。美しい自然と風物に恵まれた東海道を、江戸時代にタイムスリップして歩いているような気分にしてくれる、一宿一話で読む痛快・街道雑学!

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  • 人生の歩き方はすべて旅から学んだ
    3.0
    著者は、歴史を現代的な見地から読み直し、ビジネス社会を生きるヒントを提示する作家であり、一方、講演などで全国を行脚する、大の旅好きでもある。本書では、日本各地を「無尽蔵の鉱脈」にたとえ、その魅力を探りつづける歴史作家ならではの視点で、東北から九州まで、各地の歴史・風土の息吹に触れながら、先人の歩みに思いを馳せる。たとえば、津軽藩祖・津軽為信の“グローカリズム”(グローバル・ナショナル・ローカルのバランス)に未来の地方都市像を見るかと思えば、自ら“心の三畳間”と呼ぶ静岡県の養鱒場でマス釣りに興じ、まったくの孤独の一時を楽しんだり、はたまた、後醍醐天皇の皇子が九州の拠点とした熊本県八代市一体には、人を惹きつける“不思議なオーラ”が満ちていると感じたり……。楽しみや不思議な発見がある旅は、まさに人生の修学旅行のようなもの。人生という「自分」発掘の旅の道標となる一冊である。

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  • 神の旅人 聖パウロの道を行く
    -
    古代ローマ帝国が地中海を制していた時代。イエス・キリストが教えを説き、そして十字架にかけられた。聖パウロは、このイエスの教えに深く共鳴し、ユダヤの律法を捨ててイエスへの信仰に生きることを決心する。そして、このイエスの教えを多くの人々に伝えるべく旅に出るのである。聖パウロは、自らの生命をかけ、2万キロにわたるこの旅に生涯をささげる。その道を二度にわたって歩き、まとめられたのが本書である。著者は述べる。「よくもこれほどの長途を苦難に耐えながら歩きとおせたものだと、私はいまさらのようにパウロの信仰の力に感嘆した」と。そして、この伝道の旅こそが世界の歴史をつくるのである。聖パウロの生命をかけたこの旅こそが、キリストの教えを世界の大宗教にしたのだから。本書は、「神の旅人」聖パウロの困難にみちた旅を丹念に辿り、この旅に秘められた歴史と人間ドラマを見事に描き出した、著者渾身の紀行文といえるであろう。

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  • ニューヨークでひなたぼっこ
    3.0
    あわただしい日常に疲れたらニューヨークへ行こう。ひと気のない田舎ではなく、エネルギーの溢れる大都会で休日を楽しめたら、あなたは旅の達人です。本書は「旅の基本は、はらはらドキドキ」だという著者がアメリカの各地を舞台に綴る、冒険小説みたいなエッセイ集。五番街の必需品は地図よりリンゴ。齧りながら歩いて、ニューヨーカーを演じよう(『五番街のリンゴ男』)値引き交渉が決裂しても諦めないで、駆け引きを楽しもう(『タイムズスクエアのベニスの商人』)ロスのカフェに入ったらウエイトレスのサインをもらおう。未来のハリウッドスターがいるはずだから(『オーバーナイト・サクセス・カフェ』)……ガイドブックには載っていない旅の楽しみ方をアドバイス。定番のコースにないスリルがあなたの意外な素顔を引き出してくれる。マジック・マウンテンの絶叫マシンで何もかも忘れ、メルローズ・アベニューの古書屋で宝物を探すetc.夢と元気の見つけ方を教えてくれる。旅で自分らしさを取り戻す本。

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  • 失われた世界、そして追憶 マヤ・アステカ私的紀行
    -
    この地球上には「失われた世界」というものが確かに存在する。いにしえの栄華の面影だけが残るその地を、私たち家族は、三十年の歳月を経て、誰も死なずに生きて再び訪れた。私たちに対する運命の甘やかし方に、私は空恐ろしいほどの思いであった――。家族と共に思い出の地メキシコ・グァテマラを旅した著者。アステカの神々、マヤの戦士たちとひそやかに語り合いながら過ごした一夏を綴る。

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