エッセイ - 田中澄江作品一覧

  • 花の百名山
    3.0
    春の御前山で思いがけず出会った、薄紅に咲きさかるカタクリの大群落。 あまりの小ささに草地に身を伏せて、ようやく所在を確かめた早池峰のチシマコザクラ。 レブンソウとの新しい出会いに、自分の命がその花に添って伸びひろがってゆくのを感じる―― 山と花をこよなく愛し、日本中の山々を踏破した著者が、その豊富な山行の中から、四季折々の山と花の結びつきを100選び、歴史や自身の思い出とともに綴った珠玉のエッセイ。第32回読売文学賞〈随筆・紀行賞〉受賞作。 1980年に刊行以来、多くの山好き・花好きの間で読み継がれてきたロングセラー。NHK衛星第2TVで放映された「NHK 花の百名山」、山と溪谷社刊行「花の百名山 登山ガイド」などを生み出すことになった、元祖である。 「あれらの山々にはどんな木が茂り、どんな水が流れ、どんな花々が咲いているのか」という思いで、生涯山に登り、花を愛しつづけた著者のひたむきさ、純粋さ、喜びが、文章の端々から伝わってくる名作が、活字を大きくして待望の復刊。 解説・平尾隆弘(初代担当者・神戸外国語大学客員教授)
  • 新・花の百名山
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    早池峰山のウスユキソウ、榛名山のユウスゲ、月山のクロユリ、甲斐駒ヶ岳のタカネバラ、阿蘇高原のリンドウ──もう一歩も登れない、と思う山路の疲れを、いつもやさしく癒してくれるのは、幾千幾万の物言わぬ花々だ。当時80歳をこえた著者が、不自由な足をいたわりながら、なお全国の山に登り続けるのは、大好きな山に咲く花をその山で愛でたいがため。中高年の登山ブームの一因となった「花の百名山」から15年を経て、新たに選び直した百峰の、花と歴史のエッセイ。
  • 淑女の勉強法
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    現代の「淑女」とは、自分の力で、自分の道を切り開く、たくましい女性のことである。今を生きる「いい女」論には、「喧嘩のしかた」「いじめられ方」「他人を思いやる心の深さ」「ダイエット法」などが必要だ。まさに「淑女」として生き抜いた、人生の大先輩・澄江おばさんが本音で教える! 本物の淑女が書いた、本物の淑女になるための一冊。

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  • よい旅 よい味 よい人生
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    遠いところへ出かけるのも楽しいけれど、家のまわり一キロ四方を三遍歩いてみても、その度に面白い発見がある。肉も魚も野菜も、おいしいものは好きだけれど、それは贅を尽くした料理じゃなくて、その土地で採れた素朴な旬な味がよい。――八十歳を越えてなお、山を愛し、家庭を守り、精力的に執筆活動を続ける著者。本書はその著者が、折にふれて感じる人生の妙味を綴る随想集。自らを絶えず成長させたいと願うすべての人に、心をこめて贈る一冊である。

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  • いま、若いお母さんたちに言いたいこと
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    家出や万引きといった子供の非行、校内暴力やいじめなど、教育現場の荒廃が言われて久しい。子供による犯罪もだんだんとエスカレートしてきている。しかし、その一方で、子育てだけに時間を奪われたくないと、外に出て働きたがる母親が増えている。一体、子供達に気力や感動する心を育む環境とはどうあるべきなのか? 教師、新聞記者を経て作家となり、自らも働きながらも子育てをしてきた著者が、自身の体験や思い出を回想しながら、子供達を幸せにする家庭と教育現場のあり方を考える。母親のあるべき姿を問い直し、警鐘を鳴らす一冊。

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