ノンフィクション・ドキュメンタリー作品一覧

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  • 命をくれたキス 「車椅子の花嫁」愛と自立の16年
    5.0
    感動のドキュメント!「車椅子の花嫁」が綴った愛と自立の16年!鈴木ひとみさん――19歳でミス・インターナショナル準日本代表に選出され、その後モデルとなり、CMやショーで活躍する最中、22歳の時に交通事故で下半身不随となり車椅子生活に。しかし、懸命なリハビリを重ね、社会復帰、そして結婚。「車椅子の花嫁」としてマスコミで話題に。スポーツへの挑戦、家事、そしてバリアフリーアドバイザーとして活躍する彼女が、懸命に生き抜いた壮絶な16年を綴った話題作、待望の電子化。

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  • いのちを繋ぐ馬産地の物語 旅立つサラブレッドの原風景
    1.0
    走る宿命にある競走馬は、生後わずか半年で母親から引き離される。そして、それが母仔の今生の別れとなる――。競馬を彩る生産のドラマを、北の大地の美しい光景とともに綴る。【本文より】出産近しを、牧場の人たちは、母馬の乳房に付着するヤニで知ります。そのヤニを認めると、「そろそろだな」と気持ちを引き締めるのです。最近の出産馬房には、モニター用のカメラがたいてい設置されていて、母屋に置かれた画面で馬の様子を、昼夜を問わず見守り始めます。ヤニの確認から、多くの場合、仔馬は3日以内に誕生します。【内容】◆誕生◆母の愛◆起立◆初乳◆自然分娩◆放牧◆種付け◆離乳【著者】河村清明:山口県出身。北海道大学文学部国文科専攻を卒業後、株式会社リクルートに入社。1996年に同社を退社したのち、執筆活動を始める。同年、「優駿エッセイ賞」を受賞。著書には『遙かなる馬産地の記憶』『ウイニング・チケット』(原作)など。電子書籍『ミスター・ジャパンカップと呼ばれた男』『競馬 衝撃の敗戦列伝(1) (2)』『ウオッカvsダイワスカーレット』『JRAディープ・インサイド』『超サバイバル時代の馬産地ビジネス』など。競馬関連の著作について業界の内外を問わず高い評価を得ている。【写真】三方義勝:札幌市生まれ。大学在学中、東京写真専門学院2部修了。広告代理店に入社、カメラマンとしてコマーシャルに携わった後フリーランス。道内の自然風景を撮影後、現在は日高地方に通い、サラブレッド、馬産地風景を撮影中。

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  • 命をつなげ!ドクターヘリ 日本医科大学千葉北総病院より
    4.3
    「ぜったいに、助ける!」そんな決意をのせて空を飛ぶのが、ドクターヘリ。一分一秒をあらそう救命救急の最前線で、医師、看護師はもちろん、オペレーター、消防隊、ヘリコプターの機長や整備士――ひとつの命を救うために、多くの人々がそれぞれのベストをつくし、奮闘する! 新米医師の目をとおして、知られざる先端医療の世界を描くノンストップ・ノンフィクション。
  • 命をつなげ―東日本大震災、大動脈復旧への戦い―
    4.5
    宮城県仙台市から青森県青森市まで。雄大なリアス式海岸に沿って走る国道45号線は「命の道」と呼ばれている。あの日、3月11日に襲った津波により国道は壊滅状態に。この道を開かなければ救助も救援もできない。度重なる余震。あるいは自らの命を失うかもしれない。けれど「やるしかねえよな」――。道路の復旧にかけた人々の高き矜持を描くノンフィクション。『命をつないだ道』改題。
  • 命を育む青森の食 5
    -
    食をめぐるエピソードと人間模様を通して、食べる楽しさ、生きる喜びについて考えた。健康的な食を提供する「あおもり食命人」の女性は、だしのうまみを活用することで塩分控えめの食事を提案。おいしい食事をつくるコツは「優しさ」だという。青森市の病院では、人生の最期まで人間らしい食生活を送れるように食事を工夫。末期がんの患者は口から食べるおいしさをかみしめた。津軽地方で、人の悩みに耳を傾けている佐藤初女さんのメッセージは「心のこもった手料理は心の扉を開ける」。食はいのちを育むことをあらためて教えてくれた。 本書は第34回ファイザー医学記事賞大賞を受賞した連載企画「あすを生きる 『福寿あおもり』目指して」の一部を再編集したものです。
  • 命を守る水害読本
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【複数色を使用したコンテンツです。モノクロ端末では一部読みづらい場合がございます】近年、豪雨の局地化・集中化・激甚化が顕著である。そんななか毎年のように水害が発生している。水害への対応もハードだけでなく、ソフト面での施策についてもタイムラインの導入など、新たな局面見せているところであるが、まだまだ全国隅々の地方自治体に普及しているとはいえない。 本書籍は地方自治体の防災担当者へ向けた住民目線での水害対策について、ソフト面での対策を中心にわかりやすい内容とする。 ●巻頭対談では、松田毎日新聞特別顧問のコーディネートによる石井国土交通大臣と福田栃木県知事の対談を収録。●その他の主な内容:岩手県岩泉町、北海道豪雨、九州南部水害、鬼怒川の決壊、兵庫県佐用町、新潟・福島豪雨、紀伊半島豪雨、九州北部豪雨、神戸市都賀川水難事故、兵庫・和歌山の防災システム、北海道滝川市、三重県紀宝町、荒川下流域、庄内川、球磨川、大豊町、茨城県常総市、新潟県飯田市など全国の水害資料とその対策を網羅している。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 遺品整理屋は見た! 孤独死、自殺、殺人、・・・・あなたの隣の「現実にある出来事」
    3.7
    「あっ!これが死臭なのか・・・・・!!」日本初の「遺品整理のプロ」の心に深く刻まれた46の壮絶な現場。少子高齢化、遺産相続争い、恋愛のもつれ、遺族の不仲、人に知られたくない性癖・・・・。そこには、人の営みの光と影のすべてが凝縮されていました。これまでにない新しい視点と独特の語り口で、圧倒的な読後感が得られるはずです。全国の家主、不動産関係者も必読!

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  • 遺品整理屋は見た!!天国へのお引越しのお手伝い
    3.7
    日本初の遺品整理屋・吉田太一が独特の語り口で読者に訴える、壮絶な34のエピソード!孤独死、身内の自殺、負の遺産問題…。これは決して他人事ではない。明日、誰にでも起こりうる現実の全てがここにある。巻末には「死体は語る」の著者、上野正彦氏との対談も収録。あなたの死生観はこの本できっと変わる!

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  • イベリコ豚を買いに
    3.7
    謎だらけのイベリコ豚を追ってスペインへ! 「本当にどんぐりを食べているのか?」「イベリコという町はどこにあるのか?」「安売りセール肉は本物か?」……。 レストラン、スペインバルはもとより、今やコンビニ、回転寿司でもごく普通に売っているイベリコ豚。高級食材として知られているはずのものが、いまや日本全国で手に入るのはなぜか?そもそも、イベリコ豚はそんなに沢山いるのだろうか? 著者はそんな素朴な疑問をいだき、取材を始めた。日本人が知らないイベリコ豚の「真実」を明らかにすべくスペインを目指した著者。幾多の困難を乗り越え、現地に辿り着いた著者を待っていたのは、驚きの連続だった。……。 ローマ時代の遙か昔からスペインで幻の豚を守り育ててきた熱き男たち。そして素晴らしい生ハム作りに命を捧げる職人たちとその家族のドラマを紡ぎながら、知られざるイベリコ豚の生態、そして食肉流通事情を解き明かしていく。さらになりゆきでハム作りにも携わることになり……。 多様なジャンルをテーマに、多くの傑作ノンフィクションを世に出してきた著者がスペインと日本を舞台に描く、読み応えのある食ノンフィクション。単行本時にメディア各社で大絶賛された作品がついに文庫化!
  • 異邦のかかりつけ医  中国人医師が40年掛けて実現した地域医療のカタチ
    -
    中国に戻ればエリート公務員の未来が約束される…… それでも僕は日本の患者を救うことを決意した 異邦の医師が地域医療を担う開業医に—— 患者に頼られるかかりつけ医を目指した40年の軌跡 ------------------------------------------------------ 本書は、日本の医療を学ぶために祖国を離れ、患者と向き合いながらひたむきに診療を続け、かかりつけ医として地域に根差した医療を提供してきた一人の中国人医師の軌跡を描いた本です。 中国・上海に生まれた著者は、1984年に九州にある大学の医学部へ留学生としてやってきます。来日当初は、祖国とは違う日本の高度な医療を学び、その知識を活かして中国の医療に貢献したいと考えていました。しかし、大学院から医療現場に研修医として出た著者が目にしたものは、病院が遠方にあるために患者本人はもちろん、付き添いの家族も大きな負担を強いられている現状でした。中国よりも先に超高齢社会を迎えようとしていた日本において、適切な治療やアドバイスをする「かかりつけ医」として目の前の患者を常に身近で支えたい、という想いが強くなっていました。そうした強い使命感に駆られ、中国に戻らず日本で医師として活動していくことを決意した著者は2001年に自身のクリニックを開業し、以来、24時間365日、患者に頼られるかかりつけ医として地域医療に身を尽くしてきました。 日本の医療に尽力してきた異邦人である著者は、今では地域患者にとって必要不可欠な存在となっています。遠く中国から海を渡り、日本の医療に貢献するため奔走してきた一人の医師による40年の記録をまとめた本書は、日本の地域医療でかかりつけ医に求められていることを、いま改めて考えるきっかけとなる一冊です。

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  • いま明かされる!すばる望遠鏡ソフトウェアとの熱き闘い 開発に秘められた情熱と現実
    -
    すばる望遠鏡は、ハワイ島のマウナ・ケア山山頂に建設された国立天文台の大型光学赤外線望遠鏡です。その建設は1991年に始まり、10年近くの年月をかけて完成しました。その主鏡は8.2メートルで、当時世界最大の反射望遠鏡でした。 すばる望遠鏡はコンピューター制御の天体望遠鏡ですが、現在では、コンピューターが望遠鏡にとって最も重要な要素の1つになっています。しかし、いくら高性能のコンピューターを使っても、その上で動くソフトウェアがまずければ、望遠鏡や観測装置が本来備えている能力を十分に引き出せません。 つまり、コンピューターというハードウェアを満足に機能させるには、それ相応のソフトウェアが必要であり、ソフトウェアの善し悪しが望遠鏡の性能や信頼度を決定するのです。 たとえば、以下のような重要なソフトウェアがあります。 ・望遠鏡制御ソフトウェア: 望遠鏡を目的の天体にすばやく向け、天体の動きに合わせて望遠鏡をなめらかに動かす ・観測装置制御・データ取得ソフトウェア: 巨大なデジカメである観測装置を操作してデータを取り、ただちに画像データに変換して出力する ・データ解析ソフトウェア: 得られた観測画像データに写っている目的天体を詳しく調べる それにもかかわらず、ソフトウェアは、観測結果の写真や望遠鏡、コンピューターといった機械と違って眼に見えないため、あまり紹介もされず、その存在自体が忘れられがちです。しかしながら、すばる望遠鏡の場合でも、このような高精度を要求されるソフトウェアの開発には、望遠鏡本体の開発と同様に、多くの人材と長い時間が必要だったのです。 本書では、これらのソフトウェアをどんな人々がどのようにして作り上げたのか、開発を担当した当事者の立場から、その歴史と状況をソフトウェアの機能を織り交ぜながら紹介・解説します。
  • いま、希望を語ろう 末期がんの若き医師が家族と見つけた「生きる意味」
    4.7
    ポール・カラニシ、36歳、脳神経外科医。2013年5月、末期がんと診断される。妻との新生活、夢の仕事の実現という未来が目の前から消えた。でも、希望は捨てない。医療現場への復帰をめざし、夫妻の子供を望み、死の直前まで書いた。限りなく前向きな生の記録を。
  • 今、そして未来(これから)
    -
    現在の日本は多くの課題を抱え、この課題を見据えてそれに向かってゆくのは30代の人達で、その課題を最も深刻に受け止めているのが、30代の女性達ではないだろうか。彼女達は働きながら、少子高齢化、介護、健康、安全・安心などに直面している。東京大学の俯瞰工学研究室では、30代を中心にした50代までの男女約100名にインタビュー調査をした。その人達はいわゆるエリートではないが、マラソンに喩えれば先頭グループのランナー達である。そして多くはこの東京で暮らしている。生活のためだけに生きている人達ではなく、悩んでいる人もいるし、目の前の生活に集中しているだけの人、やりたいことを仕事にすることができている人も多い。ある面では今の生活を楽しんでいるが、決して一本道の人生でもない。共通しているのは前向きに生きる人であり、そうした彼らの仕事観や社会観が学生や20代の人達に、人生を考えるヒントを与えてくれるのではないだろうか。

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  • 今だから、話す 6つの事件、その真相
    3.5
    誰もが知るあの事件。 当時に築かれた定説。 歴史の氷に閉ざされ、「時効」を迎えたかのような出来事に、 新たなアングルから迫り、知られざるストーリーを紡ぐ――。 NHK-BSプレミアム「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」はそんな番組です。 本書は同番組から選りすぐりの6つの事件にフォーカスし、番組ディレクターたちの「番組の声」とともに、 新たな一面に光を当てます。 当時は話せなかったが、今なら話せる。 いや、「真実」を話しておくべきだ――。 過去に埋もれた「思い」を掘り起こすと、「知られざるストーリー」が浮かび上がってきました。 <改めて知る、6つの事件> ●日航機墜落事故 1985 レンズの先、手の温もり、「命の重さ」と向き合った人々 ●チャレンジャー号爆発事故 1986 悲しみを越えて、「夢」を継ぐ者たちがいる ●チェルノブイリ原発事故 1986 隠されたはずの「真実」は、そこに飾られていた ●ベルリンの壁、崩壊 1989 「歴史の闇」を知る者が静かに、重い口を開いた ●ダイアナ妃、事故死 1997 作られたスクープ、彼女の「最後の恋の駆け引き」 ●大統領のスキャンダル 1998 翻弄し、翻弄された3人の女と、2人のクリントン
  • 未だ占領下にある日本の是非を問う 日米地位協定を自衛隊元幹部が告発する
    -
    さらば、在日アメリカ軍 脱植民地こそが日本サバイバルの鍵だ! 敗戦後、GHQによる自虐史観の刷り込みと日米地位協定によって日本の安全保障は骨抜きにされた。反米ではなく媚中でもない。脱米軍依存、脱植民地することが日本が真の独立国となるための鍵だ! 元陸将補が「日米同盟」の実態を明らかにし、日本の存亡を賭けた安全保障論を提言する。 序 章 日米地位協定の正体を明らかにする前に 第1章 「日本の空は、すべて米軍に支配されている」は本当か? 第2章 「日本の国土は、すべて米軍の治外法権下にある」は本当か? 第3章 「日本に国境はない」は本当か? 第4章 「国のトップは『米軍+官僚』である」は本当か? 第5章 「自衛隊の実力は世界トップクラス」は本当か? 第6章 「自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う」は本当か? 第7章 「北朝鮮の核放棄」は本当か? 第8章 日本の存亡を賭けた近未来の安全保障政策
  • いまどうしてる?
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あの話題沸騰Twitterアカウントが書籍化! 革命戦士として戦い続けた男が、まさかのTwitterデビューを果たしてから約4カ月。 本人は大真面目につぶやいているにもかかわらず、閲覧する者すべてを(なぜか)爆笑させ続け、SNS界に革命をもたらしました。 本書は長州力公式Twitterアカウントから傑作ツイートを厳選し、ほぼ意味不明な内容に対して本人自ら感想をつづります! 「SNS講座」と題して、つぶやく際に何を考えているのかも大公開! 【著者プロフィール】 長州力 (ちょうしゅうりき) 1951年12月3日 山口県生まれ。元プロレスラー。 専修大学時代にレスリングで活躍し、1972年ミュンヘンオリンピックに出場。 1974年8月8日、アントニオ猪木率いる新日本プロレスにてデビュー。 デビュー当時は本名の「吉田光雄」であったが、のちにファン公募で「長州力」に改名。 1982年から始まった藤波辰巳(現・辰爾)との抗争は「名勝負数え歌」と称され、史上空前のプロレスブームを巻き起こした。 2019年6月26日東京・後楽園ホールにて引退。
  • 「いまの世の中どうなってるの」〈社会時評集〉 本田靖春全作品集
    -
    『ダ・カーポ』に連載(1984年~)された時事評論集。そのテーマは新聞の報道姿勢から傑作恋愛映画まで幅広いが、スタンスのブレは感じられない。『週刊新潮』の記事「選挙民も知らなかった帰化『韓国人』の『代議士』当選」について、「新井(将敬)氏の政治家としての資格を、とどのつまり、その出自によって否定した。この種の独りよがりや傲慢さが、ジャーナリズムの名を借りてまかり通る日本は、世界の田舎である」と切る 【解説:後藤正治】
  • いままで起きたこと、これから起きること。~「周期」で読み解く世界の未来~
    4.0
    社会の姿は変われど人間の本質は変わらない。同じことを繰り返し、それが社会の循環をもたらしている。人間だけでなく万物に周期が存在する。様々な分野の専門家がサイクルの存在を指摘しており、これからの10年、あらゆる分野で大きなサイクルの転換点が重なるタイミングとなる。時代の大波を知り、示唆される危機にどう立ち向かうか。2030年代、長い冬を抜けた後に来る春の世界とは。サバイブするためのヒントを共有する。
  • 今村昌平の製作現場
    -
    巨匠の底知れぬ創作意欲と完璧を求める緻密な執念! 話題の大作映画『女衒(ぜげん)』の全製作過程に密着取材し、感動を創り出す演出手法の真髄に迫る。 役者・スタッフを完全燃焼させる今村式魔術。常に話題作をつくり、営業的にも必ず成功させる巨匠はいかに映画をつくるのか。一家言もつベテラン、まったくかけ出しの新人、創作意欲は一点に集約され爆発する。 ●「カット!」「OK!」 午後二時だった。今村監督のかすれた声が、九ふんの広場に響いた。 緒形拳が出番の終わった小道具のカバンを空中高く放り投げ、そのカバンが青空のなかでクルクルッと小気味よく回転して、地上に落ちた。それが合図のように、全員がいっせいにワーッと歓声を上げながら、大きな拍手をした。どの顔も気持ちよく疲れた顔で、めいっぱい笑っていた。 胸の奥から何かが込み上げてきて、僕もいっしょに拍手した。映画を作ることは、集団でものを作ることは、素晴らしいと思った。苦しい戦いだから、それだけうれしさが大きいに違いない。 映画の撮影現場には何度も行ったことがあるが、こんなにスタッフや俳優といっしょになってあつい気持ちになったのは初めてだった。ーー本文83ページより抜粋
  • 忌野清志郎が聴こえる 愛しあってるかい
    5.0
    ◎多くの関係者の証言を元に綴った 清志郎ファン待望のノンフィクション!! ■名曲『2時間35分』を捧げた初恋の女性が 初めて明かした「幻の未発表曲」入り テープの秘密が、今、明らかになる!! 忌野清志郎が高校時代にRCサクセションとしてデビューした後、 苦悩と挫折、そして栄光をつかむまでの青春ストーリーを 多くの関係者の証言を元に綴ったノンフィクション。 初恋の女性に贈った未発表曲入りテープと ライナーノーツの秘話をはじめ、 初めて化粧をしたときの「屋根裏」の楽屋での様子、 遺作となった「夢助」というアルバムタイトルに 込められた言葉の意味など、 これまで世に出ていなかった話が数多く語られています。 清志郎を心よりリスペクトする作家による ノンフィクションの傑作です! 【目次】 第1章…トランジスタ・ラジオ ~裏切り続けるアーティスト 第2章…ぼくの好きな先生 ~大きな夢 第3章…スローバラード ~早熟ゆえの苦悩 第4章…まぼろし ~青春の蹉跌 第5章…ぼくとあの娘 ~隠された出生の秘密 第6章…雨あがりの夜空に ~胎動 第7章…よォーこそ ~沈黙の球場の中で 第8章…サマータイム・ブルース ~歌うことは抗うこと 第9章…激しい雨 ~人生は歌うに値する 終章…夢助
  • 「今を生きる」人の心に刺さる 世界の名スピーチ50選――まずは、点と点をつなげる、ということです。
    4.0
    スティーブ・ジョブズ、イチロー、宮崎駿、レディーガガ、マドンナ、 北野武、マイケルジョーダン、甲本ヒロト、ホセ・ムヒカ、 ロッキー・バルボアらが贈る魂のメッセージ 夢の実現、反戦、追悼、引退、非差別、人権。 ・目標が定まらないとき ・岐路に立たされたとき ・私生活や仕事で躓いたとき ここで取り上げた言葉はあなたに 何かしらの指針を与えてくれるに違いない。 本書は、古今東西を問わず、 今の時代を生きる人々の心に響くスピーチ50本を収録。 チャールズ・チャップリンは映画「独裁者」の最後に訴えた。 『奴隷を作るために戦うな。自由のために戦え』 ウルグアイ元大統領のホセ・ムヒカは「地球サミット」でこう述べた。 『幸福こそが人類の最も重要な原料だ』 社会学者の上野千鶴子は東大入学式で厳しい祝辞を贈った。 『頑張っても、それが公正に報われない社会があなたたちを待っています』 ■目次 ●第1章 贈る言葉 ・U2 願うことは簡単だ。じゃあ、何ができる? ・スティーブ・ジョブズ ハングリーであれ。愚か者であれ ・ジョージ・ソーンダーズ 人生最大の公開は、優しくなりきれなかったこと ・つんく あなたの代わりはいないんだ ・北野武 両陛下がご覧になった映画が、「アウトレイジ」ではないことを祈るばかりです ・豊田章男 自分だけのドーナツを見つけてください ・ミッシー・エリオット 皆さんは、あきらめるには遅すぎるところまで来てしまった ・レディー・ガガ 人に優しく 他 ●第2章 反戦と被差別  ・モーリス・ウィリアムソン 同性婚を認めても昨日と同じ日々が続くだけ ・菅原文太 仲居眞さん、弾はまだ一発残っとるがよ ・マララ・ユスフザイ なぜ戦車を作ることは簡単で、学校を建てることは難しいのか? ・森村誠一 戦争は最も残酷な形で女性を破壊します ・バラク・オバマ 思いをはせるため私は広島を訪れた ・メリル・ストリープ 無礼は無礼を招き、暴力は暴力を駆り立てる。さあ、やりたければやればいい ・サーロー節子 あきらめるな。光に向かって這っていけ ・アーノルド・シュワルツネッガー 全ては嘘から始まった 他 ●第3章 幕引き ・野澤正平 社員は悪くありませんから! ・アントニオ猪木 この道を行けばどうなるものか ・ランディ・マケイン 子供時代に抱いた夢を実現するためには? ・イチロー 後悔などあろうはずがありません 他 ●第4章 メッセージ ●第5章 追悼 ■著者 鉄人社編集部 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
  • 今を受け入れ、今を越える。車いすマラソン世界記録保持者の「前に進む言葉」
    -
    不慮の事故によって車椅子生活を余儀なくされた土田和歌子氏。 ふさぎ込む日常から解放させてくれたのは、障がい者スポーツだった。 長野で金と銀、シドニーで銀と銅、アテネで金と銀のメダリストとなり、ボストンマラソンにて2011年、前人未到の5連覇を達成。 その偉業を成し遂げるまでの紆余曲折、さらにはひとりの女性として結婚・出産を経ての半生を初めて語りおろす。 無敵のハンディキャップの底力が読者を元気にさせてくれること請け合い!
  • 移民 棄民 遺民 国と国の境界線に立つ人々
    4.3
    国民国家の「エラー」にされた人々。 彼らから見た、移民大国・日本と世界の姿。 日本、中国、新疆ウイグル自治区、台湾をめぐった傑作ルポ!! いま、世界のルールは動揺している。「境界に置かれていた人々が、ルールの書き換えを強く要求する時代になったのだ。 我々は、彼らを知らなくてはならない――。 日本で生まれ育ったにもかかわらず無国籍者となった女子大生。 中国の軍閥高官の孫だったにもかかわらず夜都の住人を選んだ男。 移民、難民、無国籍者に、暮らしていた国が滅びた遺民、そして国家から切り捨てられた棄民など。 国民国家の「エラー」にされた人々の実態とは? 彼らの眼に移民大国・日本はどのように映っているのか?  日本、中国、新疆ウイグル自治区、台湾をめぐり、国と国の境界線に立つ人々、「境界の民」に迫った傑作ルポ!! <本書に登場する境界の民> ・日本で生まれ育った「無国籍者」。難民二世のベトナム人 ・日本人も信用できない四面楚歌。懊悩するウイグル人 ・夜都・上海に生きる軍閥の末裔。『文藝春秋』を愛読する中国人 ・日系企業・メディアを見限った漢奸の日本人と中国人 ・日本にも中国にも媚びない“ナショナル”を再構築する台湾人 ※本書は2015年2月に小社より刊行された単行本を加筆修正の上、文庫化したものです。
  • 移民クライシス 偽装留学生、奴隷労働の最前線
    5.0
    (章タイトル) はじめに 第一章 「朝日新聞」が隠すベトナム人留学生の違法就労 第二章 「便利で安価な暮らし」を支える彼らの素顔 第三章 「日本語学校」を覆う深い闇 第四章 「日本語教師」というブラック労働 第五章 「留学生で町おこし」という幻想 第六章 ベトナム「留学ブーム」の正体 第七章 幸せの国からやってきた不幸な若者たち 第八章 誰がブータン人留学生を殺したのか 第九章 政官財の利権と移民クライシス おわりに
  • 移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活
    3.9
    日本に住む二百万を超える外国人たちは、日頃いったい何を食べているのか? 「誰も行かない所に行き、誰も書かない事を書く」がモットーの著者は、伝手をたどり食卓に潜入していく。ベリーダンサーのイラン人、南三陸町のフィリピン女性、盲目のスーダン人一家……。国内の「秘境」で著者が見たものとは?
  • 移民の子どもの隣に座る  大阪・ミナミの「教室」から
    4.3
    さまざまな国の人が集まる大阪・ミナミ。日本屈指の繁華街に、移民の子どもを支える市民団体「Minamiこども教室」がある。著者は記者としての取材を兼ね、ボランティアを続けてきた。「移民のルーツをもつ子どもたち」と接するなかで見えてきた「共生」の本質を、多数のエピソードから描く。
  • 医薬品クライシス―78兆円市場の激震―
    値引きあり
    3.9
    全世界で七十八兆円、国内七兆円の医薬品業界が揺れている。巨額の投資とトップレベルの頭脳による熾烈な開発競争をもってしても、生まれなくなった新薬。ブロックバスターと呼ばれる巨大商品が、次々と特許切れを迎える「二〇一〇年問題」――。その一方で現実味をおびつつあるのが、頭のよくなる薬や不老長寿薬といった「夢の薬」だ。一粒の薬に秘められた、最先端のサイエンスとビジネスが織りなす壮大なドラマ!

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  • 癒されぬアメリカ 先住民社会を生きる
    5.0
    『ヒルビリー・エレジー』では決して描かれることのない悲哀……。トランプ政権下のアメリカ、もうひとつの今。あらゆる局面を「取り引き」になぞらえる今日のトランプ政権下にあっては、アメリカ先住民社会もまた、かつてない苦境に立たされている。ネイティブ・アメリカンは何を守り、何を奪われてきたのか。貧困、ドラッグ、アルコールに染め抜かれたコミュニティを通して見える悲哀、アメリカ社会の実相に迫る。開拓者精神、古きよきアメリカ、正義の国……。今日の米国が掲げる「理想」によって徹底的に踏みにじられてきたのが、先住民の存在だ。無二の研究者が交流を通じて記録したノンフィクション。
  • 癒す人の教科書
    -
    人は誰でも「癒しの力」を持っている。プロのヒーラーになりたい人も暮しの中で「私」や「あなた」を癒したい人も、読んでください。人は癒されることで、自分が本当にやりたいこと、この世界に生まれたことの意味を生き始めます。どんな人にも必要な「満ち足りた人生を歩むための基礎」。「願わくばこの本があなたの内に眠る魂の望みとヒーラー性を呼び覚まし、最高のポテンシャルを引き出しますように」――著者渾身の書下ろし。
  • イラストで見る 伝説の大泥棒&大脱走
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 実在した世紀の「大泥棒」と世間を賑わせた「大脱走」の記録を、新聞風デザインとポップなイラストで紹介。本書では、映画やドラマの題材となったものを含む、18の事件を収録しています。誰しもが知る大事件から、自由を求めた命懸けの逃亡劇まで、世界各国の多様なエピソードを掲載。事件の動機と経緯、その結末を分かりやすくまとめています。人類の飽くなき欲望や大胆な行動力、思いもよらぬ発想の記録が満載。「事実は小説よりも奇なり」を体現する1冊です。
  • 伊良部秀輝ラストインタビュー
    -
    元メジャーリーガー・伊良部秀輝氏の訃報は、野球界のみならず、日本中に衝撃が走った。伊良部氏が亡くなる直前、彼が静かに暮らすロサンゼルスにて、4時間にわたり現在の心境を聞いた。週刊SPA!に掲載された“遺言”ともいえるインタビューを誌面未公開部分も含めて、完全ノーカット版でお届けする。

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  • イラン
    4.0
    世界史上類を見ない「イスラム共和制」が樹立されてから40年。イランでは何が起きているのか。その現在を多面的に報告する。
  • 医療記者のダイエット 最新科学を武器に40キロやせた
    4.0
    医学部医学科卒業の医療記者が専門家・アスリートへ取材したノウハウを自ら実践し、40キロの減量に成功した。実体験に基づいて、やせる環境を作るための最も確実な10のステップを紹介。
  • 医療再生 日本とアメリカの現場から
    3.5
    医師不足や医療不信が同時多発的に拡大し、社会問題化した「医療崩壊」は、その後どのような道を辿ったのか。本書では、繰り返される医療事故をはじめ、「医療崩壊」後の日本医療が今なお抱える問題を、独自の職業観や医局運営術も交えながら検討し、米国での無給研究員時代より続く著者自身の実践から捉え直す。新医療事故調査制度や新専門医制度などの相次ぐ制度改革や、アメリカ型医療の流入といった目まぐるしい変化について、日米両国の現場で外科医療に携わった体験を交えて考察した一冊。【目次】はじめに/第一章 米国医療の光と影/第二章 日本の医療はなぜ崩壊したのか/第三章 外科医療はトキメキの宝庫/第四章 意識改革で外科医局再生――トキメキと安らぎのある村社会/第五章 日本医療の未来像/参考資料 「読売新聞」連載コラム
  • 医療の限界
    値引きあり
    4.2
    日本人は死生観を失った。リスクのない治療はない。患者は消費者ではない――。医療の現場を崩壊させる、際限のない社会の「安心・安全」要求、科学を理解しない刑事司法のレトリック、コストとクオリティを無視した建前ばかりの行政制度など、さまざまな要因を、具体例とともに思想的見地まで掘り下げて論及する。いったい医療は誰のものか? 日本の医療が直面する重大な選択肢を鋭く問う。

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  • 医療ムラの不都合な真実
    3.7
    医療で後悔しないための必読書! 政府・専門家・医師・製薬会社・マスコミの「談合体質」と「無責任」 テレビ・新聞などが報道する医療情報は果たして「正しい」のか? それは新型コロナ騒動を見れば明らかだ。政府・専門家が主導した非常事態宣言や感染症対策に「科学的根拠」などなかったことをご存知だろうか。「国民の多くが打てば集団免疫が獲得できる」と接種を促してきたコロナワクチンに関しても国民は騙された形になった。なぜ医者は「真実」を語らないのか。医療現場を取材し続けるジャーナリストが明かす医療ムラのタブー!
  • イリーガル探偵社 闇の事件簿―マッドサイエンティストは実在したか?
    -
    この話は、東京都内の編プロに勤務する著者が、網走刑務所に5年3か月間収監され、出所したばかりの、地下組織、イリーガル探偵会社の元首領に出会うところから始まる。  男の示す「事件簿」には、巨額詐欺事件、恐喝、暴行、誘拐、レイプ、毒物混入、バイオ犯罪など、おぞましい極悪非道の数々が記されていた。  犯罪の依頼者として、会社員、ソープ嬢、ホスト、会社社長、自称元政治家秘書、宗教団体などから、大手航空会社の社員、医師、マスコミの支局長などまでの名や職業がずらりと並ぶ。  復讐代行業というのは本当にあるのか?  日本航空の客室乗務員やフジテレビのロサンゼルス支局長などが、こんな怪しい組織に非合法な復讐を依頼したのか?  通信教育の大手「Z会」から7億5千万円を騙し取った事件で、捜査当局は「主犯」を取り逃したというのは本当か?  アサクラというマッドサイエンティストは実在したのか?  アフラトキシンなどのカビ毒を製造し使用したというのは事実なのか?  過去の事件における「時間の壁」と「隠された証拠」に苦悩しながら、著者が、事件の中心人物に会い、イリーガル探偵社の事件簿の輪郭を描くノンフィクション。
  • イルカと心は通じるか―海獣学者の孤軍奮闘記―(新潮新書)
    値引きあり
    4.0
    イルカと話したい。しかし、著者には大きな弱点があった。大小かまわず船がダメ、泡を吹き、気絶したことも。これでは大海のイルカは追えない。ならば、「陸」のイルカの知能に迫ろう。水族館に通い続ける日々が始まった。ことばを教えるには、音か視覚か? シャチが実験に飽きた? そしてついに、シロイルカが「私」の名を呼んだ!?――孤軍奮闘の三十余年、変わり者扱いされながらたどりついた「夢のはじまり」を一挙公開。
  • 色いろ花骨牌
    -
    抱腹絶倒してしんみり。交友エッセイの名品。 全9章構成。吉行淳之介 阿佐田哲也 尾上辰之助(初代) 芦田伸介 園山俊二 柴田錬三郎 秋山正太郎 近藤啓太郎 生島治郎 脇役も多士済々。著者が名エッセイストである証拠に、吉行淳之介の章から一場面をご紹介。 《いかなる経緯からか、膣外射精の話となり、何気なく「あれは妊娠の怖れがありますからね」と口を挟むと、卓上の三人の手が止まった、ように感じた。視線を牌から上げて御三方のご尊顔を拝し奉ると、各様に眉を上げたご表情。/(……)「いえ、あの、先っぽがちょいと濡れますところの、カウパー線液とやら言うんでしたっけ? あの中にも精子が含まれておりまして……/聞き囓りの、我が膣外射精危険説は却下された。/「数十年、その枝に頼りしも、我、かくなる仕儀と相成りしことの一度としてあらざるなり」「阿呆も休み休みに」。/翌日、「あー、吉行です。昨夜の膣外射精野郎は、そのうち手痛い目に遭いますな。いや、貴君が正しい、正しい」。/医者に確かめたのだという。/(……)/感心を通り越して、嗚呼、ぼくは凄いサロンに身を置いているのだなと、見開いた目の中を多数の精子があっちへ行ったりこっちへ来たり。》
  • 色のない島へ──脳神経科医のミクロネシア探訪記
    3.7
    先天的に色彩感覚をもたずモノトーンの視覚世界で暮らす人々がいるピンゲラップ島とポーンペイ島。原因不明の神経病が多発するグアム島とロタ島――脳神経科医のサックス博士はミクロネシアの閉ざされた島々に残る風土病の調査に訪れる。島の歴史や生活習慣を探るうちに難病の原因に関わる思いがけない仮説が浮かび上がるのだが……。美しく豊かな自然とそこで暮らす人々の生命力を力強く描く感動の探訪記。
  • 「色のふしぎ」と不思議な社会 ――2020年代の「色覚」原論
    4.6
    「!」の連続。「色の見え方」の先端科学から見えてきた、驚きの世界。前世紀の「色覚」観が私たちにもたらす、いくつかの問題。科学作家が多数の取材・調査をへてたどり着いた、まったく新しい地平。「色」に関心のあるすべての人、必読のノンフィクション!
  • 色街遺産を歩く 消えた遊廓・赤線・青線・基地の町
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 残された時間は、長くない。いまなら、まだ間に合う。色街だった名残の建物や、街の雰囲気を、そこに行きたくてたまらなくなる情景の写真とともに記録した本。いまも当時の建物に住んでいる人や、周辺の人たち、かつての事情を知る人たちへの取材も豊富。本書ならではの貴重な内容が満載。採り上げるのは、遊廓があったところ、赤線エリア、青線エリア、そして基地があった街。それぞれの事情を抱えた街と、人。それぞれの事情で、大人の遊びが生まれた街。痕跡が消えつつある、そんな色街は、いま、そこで遊んだ人たちの孫より若い人たちの興味をすら強く惹きつけている。その理由の一端が、本書で感じられるかもしれない。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできません。 【掲載した街】カネマツ・五条東会館/一発屋通り(柳通り)/板柳町(マーケット)/神町米軍キャンプ/三春遊廓/柏崎遊廓/奈良屋町・旧大工町 /玉川村・大子町/黒磯遊廓/下平通り/本庄宿/伊勢崎市緑町(旧南町)/田中町/洲崎遊廓/玉の井・鳩の街/吉原遊廓/錦町楽天地/港崎遊廓・チャブ屋・黄金町/皆ヶ作・安浦/辰巳町藤沢新地/下田遊廓/山中湖村山中・梨ヶ原地区/飯田遊廓(二本松遊廓)/御代田町/福井・栄新地/金沢・石坂/渡鹿野島/古市遊廓/飛田遊廓/五条楽園/京口新地/江口・神崎/柳町遊廓/秋田町遊廓/玉水新地/今治市(ハーモニカ横丁)/蛭子町/柳町遊廓/花畑/芦屋町/真栄原社交街/辻遊廓/吉原・照屋
  • 色街さんぽ
    -
    遊廓、岡場所、赤線・青線、三業地、風俗街と、時代とともにその呼び名は変わっても、日本各地に「色街」は存在している。都市整備や当局の摘発によって、たとえ男たちを誘う妖しい紅燈が消え、色香と憂いを漂わせる女たちが去ったとしても、街の片隅には痕跡が残り、いまだ人々の記憶の中で息づいているものだ。そんな色街を著者が訪ね歩き、関東近郊40か所の現在を活写した力作。歴史探訪を趣味にしたい人には必携のガイドブックでもある。 【著者プロフィール】 1972年神奈川県生まれ。ノンフィクション作家。写真週刊誌カメラマンを経て、フリーランスとして執筆活動に入る。世間が目を向けない人間を対象に国内はもとより世界各地を取材し、「マオキッズ 毛沢東の子どもたちを巡る旅」(小学館)で小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。近著に「裏横浜 グレーな世界とその痕跡」(ちくま新書)がある。
  • 異論正論(新潮新書)
    値引きあり
    3.0
    意見が対立することや面倒な議論を政治家は先送りにしてきた。経済、医療、安全保障等、すべてにおいてツケは溜まっていくばかり。次の世代がその負債を背負わされ、国が滅びていくのを見過ごして良いはずがない。ならば、どんなに煙たがられようとも、異議を唱え、信じる正論を語り続けるしかないではないか――政界きっての政策通が新型コロナ禍から国防まで直近のテーマをもとに正面から堂々と語る論考集。
  • 違和感ワンダーランド
    4.0
    迷走するコロナ対策、度重なる不祥事や利益優先、それでも上がらない投票率......。 世の中のあらゆる「違和感」に、愛とユーモアを込めて一刀両断! 大好評、毎日新聞別刷『日曜くらぶ』に連載中の「松尾貴史のちょっと違和感」書籍化。怒濤の時事コラム67本!巻末には、ミュージシャン・文筆家の近田春夫との対談、「違和感放談」を収録。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 岩倉使節団――誇り高き男たちの物語
    -
    本書は知られざる歴史的壮挙というべき大旅行・岩倉使節団の物語である。明治4年11月、廃藩置県からわずか4カ月後、明治新政府は岩倉具視率いる使節団を欧米諸国に派遣した。従うは大久保利通、木戸孝允、伊藤博文ら維新革命の立役者たち。幕末に条約を結んだ米欧12カ国へ、1年9カ月余りにも及ぶグランドツアーである。それは、黒船に象徴される西洋列強の圧倒的なパワーに対する、「誇り高き日本人」の華麗なるチャレンジであった。
  • 「岩宿」の発見
    4.0
    ひとつの土器片が、少年の目を黎明期時代に向けさせた。行商のかたわら赤城山麓周辺の遺跡を踏査し、遂に関東ローム層中の石器文化(岩宿文化)を発見、日本における旧石器文化研究の新分野を開拓した男の不屈の人間記録。1961年群馬県功労賞、1967年岩宿発見の功績により吉川英治賞受賞。行商のかたわら赤城山麓の遺跡を踏査。関東ローム層中の岩宿遺跡を発見、日本の旧石器文化研究の新分野を開拓した男の人間記録。
  • インカの食卓
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 インカ帝国時代、人々はどのような植物と出会い、何をどのようにして食べてきたのか。約四〇年、アンデスやアマゾンの秘境を歩き続けてきた写真家が伝える、伝統の暮らしと文化。ジャガイモ、トウモロコシから果物、酒、肉、魚まで、今に伝わるアンデスの食材と料理探訪記。
  • 隠居生活10年目 不安は9割捨てました
    3.8
    25歳で始めた隠居も気づけば10年目。 お金、地位、友人がなくても、気づけば毎日ハッピー。 それは隠居を始めたときから少しずつ「いらない不安」を捨ててきたからでした。 最近心がずっとざわざわしている、ぼんやりとした不安が常にある、 そんな人に読んでほしい1冊です。
  • インサイド・アップル
    3.5
    カリフォルニア州クパチーノのアップル本社、通称「インフィニット・ループ」。その敷地内では日々、いかなる体制のもとで、誰が、何を、どのように動かしているのだろうか? クック新CEO率いる経営陣、社員研修、キャリア開発、意思決定システム、社内競争。誰もが知りたかった「組織としてのアップル」の全貌を、元幹部・社員ら数十人の証言で初めて明らかにする全米ベストセラー。
  • 飲酒・喫煙の代償 4
    -
    青森県の短命の最大の理由とされる大量飲酒と喫煙習慣。孤独感やストレスが大量飲酒や喫煙に向かわせ、心も体もボロボロにさせる。青森市の男性は、長年の飲酒習慣と喫煙で咽頭がんを発症。心の病も患い、60代で他界。家族の心に深い傷を残した。青森市の警察医は「孤独死の多くの現場では、大量飲酒の形跡がある」と指摘。たばこの害、アルコール依存の怖さを社会にもっと訴えるべきと語る。 本書は第34回ファイザー医学記事賞大賞を受賞した連載企画「あすを生きる 『福寿あおもり』目指して」の一部を再編集したものです。
  • インタビュー術!
    3.6
    人間好き・活字好きに贈るインタビュー論。いかに下調べをし、話を引き出し、書くか? その方法を実践的に解説した上で、吉行淳之介から糸井重里まで名インタビュアーを例に活字のライブの楽しみ方を伝授。(講談社現代新書)
  • インターネットの闇に棲む悪魔 ~1,095日間の孤独な戦い~
    -
    日本は今や光ファイバーや携帯電話が90パーセントを越え、いつでもどこでもインターネットに繋がるユビキタスな社会へと変貌しています。その便利なインターネット社会は、利便性の高い部分ばかりが目につきますが、一方では、そのインターネットに潜む闇があることに気が付かない方も多いと思います。 本書は、普通の母と娘がほんの些細な切っ掛けからインターネットの闇の住人達の罠に陥り約3年に渡る苦悩と戦いの日々を赤裸々に綴っています。これは、決して他人事ではありません。きっかけさえあれば、誰もが簡単に陥る、「まさに今そこにある危機」なのです。ネットでの誹謗中傷、学校でのいじめ、個人情報の漏洩、他人事の気がしますが・・・「あなたもいつそうなるかわかりません。」 今も、誰にも言えず悩んでいる方がいるかもしれません。そんな方への少しでも力になればと著者が勇気を振り絞って書いた渾身の作品です。

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  • インティファーダの女たち《増補版》 パレスチナ被占領地を行く
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イスラエルの不法占領に抗して民衆蜂起(インティファーダ)を続けるヨルダン川西岸とガザ地区に住むパレスチナ人と生活を共にしたカメラマンが、イスラム社会の因習から自立していく女性たちを中心に活写。和平をめぐるその後を増補。

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  • インテリジェンス都市・江戸 江戸幕府の政治と情報システム
    4.0
    インテリジェンスを制する者が国を治める。徳川260年の泰平も崩壊も極秘情報をめぐる暗闘の成れの果て。将軍直属の密偵・御庭番、天皇を見張る横目、実は経済スパイだった同心──近世政治史の泰斗が貴重な「隠密報告書」から幕府情報戦略の実相を解き明かす。
  • インディジナス
    -
    ゾミアの森の民を追った記録や、未開社会といわれる辺境を撮影した映像作品を掘り下げたユニークな映像人類学的探究の論集。
  • インディーゲーム中毒者の幸福な孤独
    3.9
    人生のどこかの瞬間と響き合う、個人的なゲームたち―― 異能のアニメーション作家による唯一無二のエッセイ集。 戦火のウクライナ発の奇怪な経営シミュレーション、セラピストと絵文字だけで会話するゲーム、認知症患者となりその混乱や不安を体験…… 「数多くの個人的なゲームたちと確かに交流したのだという幸福な錯覚は、自分と世界との距離を見つめ直そうとする私に流れる孤独な時間を、今も静かに支え続けてくれている」(本文より) 【目次】 ▼はじめに ▼まるでボトルレターのように ▼オーダーメイドゲーム作家 ▼祖母を見舞う ▼アルツハイマー病患者の苦悩と孤独 ▼トイレットシミュレーターの世界 ▼自家製マリオワールド ▼常識はずれのゲーム達2021 ▼語られたがった布団の中の物語 ▼戦火の中でリリースされたゲーム ▼誤解の中で呼吸するヒロイン ▼老後も遊べるゲーム ▼本から広がる言葉の宇宙 ▼誰とでも共作できる美術館 ▼暗い橋の上から ▼人間臭いゲームたち ▼正解の無い会話 ▼めくるめく無慈悲な肯定 ▼終わらせなければ、終わらない
  • イントゥ・ザ・プラネット―ありえないほど美しく、とてつもなく恐ろしい水中洞窟への旅―
    4.3
    南極の氷山の下、ユカタン半島のシンクホール、ケイマン諸島の小さな泥沼――そこに広がっているのは、酸素も光も届かず、人間の侵入を拒む空間、水中洞窟だ。地球内部に広がる水脈を辿ると見えてくる驚くべき世界とは……。死と隣り合わせの危険な冒険の数々を、女性洞窟ダイバーの先駆者である著者がスリリングに描く!
  • インド残酷物語 世界一たくましい民
    4.1
    世界有数の大国として驀進するインド。その13億人のなかにひそむ、声なき声。残酷なカースト制度や理不尽な変化にひるまず生きる民の強さに、現地で長年研究を続けた気鋭の社会人類学者が迫る! 日本にとって親しみやすい国になったとはいえ、インドに関する著作物は実はあまり多くない。 また、そのテーマは宗教や食文化、芸術などのエキゾチシズムに偏る傾向にあり、近年ではその経済成長にのみ焦点を当てたものが目立つ。 本書は、カーストがもたらす残酷性から目をそらさず、市井の人々の声をすくいあげ、知られざる営みを綴った貴重な記録である。 徹底したリアリティにこだわりつつ、学術的な解説も付した、インドの真の姿を伝える一冊といえる。 この未曾有のコロナ禍において、過酷な状況におけるレジリエンスの重要性があらためて見直されている。 超格差社会にあるインドの人々の生き様こそが、「新しい強さ」を持って生きぬかなければならない現代への示唆となるはず。
  • インドネシアの人々が証言する日本軍政の真実-大東亜戦争は侵略戦争ではなかった
    3.5
    インドネシアが、オランダ植民地支配下の暗黒時代から独立を勝ち取った陰には、日本の大きな貢献があった。 戦時中、日本軍と深く関わったインドネシアの人々の証言から見えてくる、日本軍政の真実。 ☆スカルノ大統領は心から日本人を尊敬なさっていた 第5部:デヴィ夫人の証言より 【証言者】年齢は発刊当時 ◆ユスフ・ロノディプロ氏 1919年生まれ。戦争中は日本の軍政監部宣伝部やラジオ放送局に勤務。日本の敗戦直後にインドネシアの独立宣言文を密かにラジオ放送したために日本軍憲兵に殺されかかる。独立後は各国インドネシア大使を歴任。86歳。 ◆ハッサン・ラハヤ氏 1922年生まれ。戦争中は日本の軍政監部人事課に勤務。南方特別留学生として来日中に原爆に被爆。帰国後は日イの貿易に従事し国会議員、最高諮問会議議員を歴任。日イ親善に尽くす。2005年旭日中綬章を受ける。83歳。 ◆プロボ・スウォンド氏 1927年生まれ。高校生の時に大東亜戦争が始まる。16歳の若さで日本軍が設立した郷土防衛義勇軍に参加し小団長となる。インドネシア独立戦争中はゲリラ隊として活躍。インドネシア国軍中将。国連大使。78歳。 ◆スリオ・ウィリオハディプトロ氏 1917年生まれ。オランダ系電気会社勤務中に大東亜戦争が始まる。郷土防衛義勇軍に参加し小団長となる。独立戦争中は軍司令部で戦闘を指示。インドネシア国軍大将。89歳。 ◆デヴィ・スカルノ氏(デヴィ夫人) 1959年スカルノ・インドネシア共和国初代大統領と結婚。大統領の政治理念を補佐し日イの相互扶助に貢献。日本でもテレビ出演、講演会等で活躍、日本の誇りを復興させようと尽力している。

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  • インドネシア 兵補の訴え
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第二次大戦中、日本軍は、インドネシア人青年を兵補として動員し兵補は補助兵として約四万人が動員され数多くの戦死者を出した。彼らに日本の補償はいまだ全くない。
  • インドの食卓 そこに「カレー」はない
    4.3
    日本人にもおなじみの「カレー」は、イギリスが植民地時代のインドに押し付けた概念である。インド人は「ダール」「サンバル」「コルマ」と細分化して呼ぶのだ――南アジア研究者がインド料理のステレオタイプを解きほぐし、その豊穣な食文化世界を案内する
  • インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日
    4.2
    【第7回開高健ノンフィクション賞受賞作】広大なユーラシア大陸を横断し、イスラム圏の国々を越えてアフリカ大陸へ――。絵葉書を売るカンボジアの少女に凜とした生きる意志を感じ、排他的な印象を抱いていたイランで受けた細やかな配慮に戸惑い、ザンビアでは貧富についての議論を交わす。周囲の声に惑わされず、自らの素直な感覚を頼りに47カ国を旅した著者が綴った684日間。
  • インパール作戦従軍記―葦平「従軍手帖」全文翻刻
    -
    『麦と兵隊』の火野葦平は、兵士・報道班員として従軍し、戦地から20数冊の手帖を持ち帰った。戦場は中国大陸・マレー半島・比島・ビルマ・インドに及ぶ。勝ち戦から敗北の撤退戦までが、つぶさに記録されたその膨大な直筆の「従軍手帖」から、本書では「インパール編」6冊をその図版も含め活字化。加えて、同行した画家・向井潤吉のリアルな戦場スケッチも掲載。現役NHKディレクターが詳細に解説する立体構成。 【目次】「従軍手帖」解題 増田周子/凡例/インパール作戦概略図/手帖関連地図(ビルマ地区)/手帖関連地図(雲南・フーコン地区)/インパールへの道 渡辺 考/第1章 日本本土を発つ/第2章 司令部跡を拠点に/第3章 第三三師団拠点のティディムへ/第4章 最前線・インパールへの思い/第5章 画伯・向井潤吉との冒険行/第6章 白骨街道撤退/第7章 菊兵団が奮戦する雲南前線へ/第8章 帰国/もうひとりの主役 渡辺 考/解説 増田周子/資料編―手帖巻末控/インパール作戦「従軍手帖」関連年表/火野葦平年譜 増田周子/あとがき 玉井史太郎
  • インフォドラッグ
    3.5
    私たちの脳と心は、映像や音などふだん接する“情報”によって、大きな影響を受けている。薬物を濫用すれば依存症が発生するのと同じように、“情報”によっても依存が形成され、脳と心は深刻なダメージを受けることがある。本書では、このような脳と心をあやつる“情報”を「インフォドラッグ」と呼び、その接し方・扱い方に警鐘を鳴らす。 テレビゲームはとりわけ魅力的なインフォドラッグだ。親が放っておいたら、子どもたちはほとんどの時間をゲームに費やす。なぜなら、ゲームに夢中になっているときに脳内で放出されるドーパミンの量は、覚醒剤を注射したときに匹敵するからである。脳は二十歳ごろまでかかって形成される。未成年にとっては、テレビやゲームの暴力・レイプ・殺人シーンは、覚せい剤・コカイン・マリファナと同じだけの注意が必要である。ゲーム依存やネット依存――子どもたちをこの現代病から守らねばならない。

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  • インフルエンザ パンデミック 新型ウイルスの謎に迫る
    4.1
    2009年に執筆された本ですが、内容は全く色あせておらず、むしろ、コロナと対峙する際に、参考になることが多数見つかります。パンデミックというと未知なる体験のように思われがちですが、人類は、1918年のスペイン風邪や2009年の新型インフルエンザなどを既に経験しているので、その時の歴史を学び、経験を生かすべきです。 この書籍の中で、 1. 新型ウイルスの何が怖いのか 2. どのように変異が生まれるのか 3. どの程度PCR検査をするべきなのか 4. 感染者数に一喜一憂するな などの、現在私たちが直面している問題の解決策につながる洞察が深く掘り下げられています。 【本書に関する参考ブログ】 http://www.kenjikabashima.com/ 京大医学部の椛島先生のブログです。 ロベルト・コッホ賞を受賞したインフルエンザの世界的権威が書いた衝撃の科学ミステリー。変幻自在なインフルエンザウイルスの謎に迫る! 21世紀初のパンデミック(世界的大流行)が突如発生、ウイルスは瞬く間に世界に伝播した。はたして新型ウイルスは、人類を脅かす存在なのか。ロベルト・コッホ賞を受賞した世界的権威らが、最新の研究成果をもとに、インフルエンザウイルスにまつわるさまざまなミステリーを解き明かす。 第1章 パンデミック発生 「新型」の何が怖いのか ウイルス学の基本をおさえる ほか 第2章 インフルエンザウイルスはどのように感染するのか インフルエンザウイルスの発見 電子顕微鏡が映し出したウイルスの正体 ほか 第3章 「種の壁」を超えた感染はなぜ起きるのか? 人獣共通感染症としてのインフルエンザ 「変異」はこうして起きる ほか 第4章 ウイルスの病原性が突然高まるのはなぜか? 第5章 H5N1亜型ウイルスがパンデミックを起こす可能性はあるのか 第6章 スペイン風邪は、なぜ史上最悪の被害をもたらしたのか? 第7章 ワクチン接種で感染を予防できるのか 第8章 抗ウイルス薬は感染拡大を食い止められるのか 第9章 新型ウイルスは、人類を脅かす存在なのか? 疑問1 どのようにして新型インフルエンザウイルスが誕生したのか 疑問2 H1N1亜型のウイルスにもかかわらず、パンデミックを起こしたのはなぜか 疑問3 これから新型インフルエンザは大流行するのか 疑問4 季節性インフルエンザと何が違うのか 疑問5 病原性が高まることはないのか 疑問6「六〇歳以上の人には新型ウイルスに対する免疫がある」は本当か 疑問7 新型インフルエンザに抗インフルエンザ薬やワクチンは有効か
  • 隠蔽されたベトナム戦争 脱走米兵亡命作戦
    3.0
    約半世紀前、ベトナム戦争への派兵を忌避した米兵たちが、米軍基地を脱走、日本を足場にソ連へと渡り欧州に逃れるという前代未聞の亡命事件が起こった。 当時の資料や証言から、日本人協力者たちの「亡命作戦」と暗闘する米ソ諜報機関の「戦場なき戦争」を再構築し、その真相に迫る。 旧南ベトナムの副大統領、グエン・カオ・キ氏の単独インタビューも収録。
  • 陰謀の日本近現代史
    4.1
    必敗の対米開戦を決定づけた「空白の一日」、ルーズベルトが日本に仕掛けた「罠」、大杉栄殺害の真犯人、瀬島龍三が握りつぶした極秘電報の中身──。歴史は陰謀に満ちている。あの戦争を中心に、明治以降の重大事件の裏面と人物の命運を検証し、真実を明らかに。
  • イヴたちへの私信
    -
    あるがままの自分に/帆を上げよう/…今が船出の時/…みずからを縛る鎖をひきちぎろう/…誰のためでもなく/自分にとって「いい女」へと/自立やキャリアを/…終生のテーマとして考えられるオンナへと/なによりも「自分を生きる」ことのできるオンナへと/情緒過多でも 理智一辺倒でもない/しなやかで 強く優しい 颯爽としたオンナへとーーステレオタイプの女よ! 男よ! さようなら! 私たちは、いまだ第二の性を生きてはいないだろうか? 女らしさの神話に与みせず、誰のためにでなく自分のために、自由に颯爽と生きよう! 自らの体験をもとに提唱する。
  • ウィズマスク・セックス コロナ時代の新しい性活様式
    -
    恋のソーシャルディスタンスとは? マスクがもたらす新感覚の愉悦とは? 変容した世界にあって揺るがない、エッチな大人の新常識。 【本文より】 私が伝えたいのは、コロナによって変容してしまったさまざまな人間模様についてだ。 円滑に行われていたセックスも、唾液が恐ろしくてキスさえできなくなったカップルも多い。結婚間近でるにもかかわらず、会いたいのに会えない人たちもいる。風俗関係の業種は、客が途絶えた。 人の体温を感じられなくなり、心も温度変化していく有り様は、あまりにも理不尽だろう。 本書では、多くの人の心の声や、マイナスをプラスに変換する術を記した。困難を乗り越え、人と人との未来を繋ぐために。 【内容】 はじめに 人と人が引き離されてしまった 第一章 世界は突然、そのかたちを変えた 夫婦関係の変容/恋人関係の変容/コロナ不倫/性風俗業界に起こった変化 第二章 どんな状況でも恋は芽生える 恋のソーシャルディスタンス/スポーツジムの恋愛/マスク美人に注意/リモートセックス/サルサダンサーの野心/ゴルフが活況 第三章 ウィズコロナのセックス事情 ウィズマスク・セックス/自粛しながら浮気はできるか/好転した夫婦の性生活/自慰グッズが売れている/不倫相手は潔癖症/リモートオナニー中毒 第四章 コロナによる別れ リモートワークのストレスからSMに走った男/愛人3号の決断/セックスレスからの浮気/まさかのコンドーム/誕生日プレゼントはクンニ/給料カットで別人のようになってしまった/粉々になったプライド 第五章 こんな時代を楽しむ人々 コロナで得たものと失ったもの/リスクを厭わずセックスを満喫/笑っていられる術/コロナ合コンの魅力/コロナ禍の恋を実らせるには 第六章 コロナがもたらした光と影 女性の変化/男性の変化/目で笑う女 第七章 ウィズマスクの愉悦 マスクでわかる男の心理/マスクで振られた男/手作りマスクで満たされたい 第八章 ウィズコロナ時代の愛のかたち コロナ禍で愛は芽生えるか/家庭があるからこそ おわりに 自信を持って愛を受け取ろう 【著者】 麻未知花(あさみ・ともか) 作家、恋愛セラピスト。 FMラジオのパーソナリティ、医学会秘書などを経て、2008年、エイズ予防啓発活動であるレッドリボンに参加。 自らの経験と恋愛セラピストとしての豊富なカウンセリング経験に基づき、性をテーマに、雑誌等に執筆活動を続けている。

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  • Winny 天才プログラマー金子勇との7年半
    5.0
    インターネット上のビジネスに欠かせないP2P(ピア・ツー・ピア)技術。その可能性を開拓した「Winny」の開発者・金子勇は、2004年、「著作権法違反幇助」の疑いで逮捕・起訴され、無罪判決が確定するまでに7年半もの年月がかかりました。 本書は、「Winny事件」弁護団の事務局長を務めた壇俊光氏が自身のブログを元に小説としてまとめたものです。日本のインターネット技術の発展に負の影響を残したと言われる裁判の経緯を追いながら、壇弁護士が見た金子氏の人物像、Winnyの核心を語ります。 推薦文は、2ちゃんねる開設者・ひろゆき氏から寄せられました。
  • WILDERNESS AND RISK 荒ぶる自然と人間をめぐる10のエピソード
    3.3
    富と名声を求め、ビルの高さの大波に乗るサーファー。 火星の生命の謎を解くために、北米大陸でもっとも深い洞窟に潜るNASAの研究者。 生活のために命をかけてエベレストに登り、外国人が使う酸素ボンベを運ぶシェルパたち。 本能に突き動かされるままに、70歳近くになっても未踏ルートに挑みつづける老登山家……。 それぞれの理由を胸に、極限の自然に挑む人間たち。 荒ぶる自然と対峙したとき、彼らは何を考え、どう行動するのか? そして人間と自然の関係は、時代とともにどのように変わってきたのか? 『空へ―「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 』や『荒野へ』の著作で知られる、アメリカの人気ジャーナリスト、ジョン・クラカワーの、自然と人をめぐる10のエピソードを収録したエッセイ集。 ■内容 イントロダクション 第1話 マーク・フー、最後の波 第2話 火山の麓で暮らすということ 第3話 エベレストにおける死と怒り 第4話 火星への降下 第5話 転落のあとで 第6話 北極圏の扉 第7話 愛が彼らを殺した 第8話 穢れのない、光に満ちた場所 第9話 フレッド・ベッキーいまだ荒ぶる 第10話 苦しみを抱きしめて ■著者について 著 ジョン・クラカワー 1954年生まれ。シアトル在住のアウトドアライター、ジャーナリスト。 元登山家の経験を活かし、アウトドア関連のルポルタージュを中心に複数の著書を発表している。 巧みな構成と情感のある文章には定評があり、日本にも固定ファンを持つ。 ノンフィクション作家の角幡唯介も、もっとも影響を受けた作家としてクラカワーの名を挙げている。 翻訳 井上 大剛(いのうえ・ひろたか) 翻訳会社、出版社勤務を経て独立。 訳書に『インダストリーX.0』(日経BP) 『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』(共訳、KADOKAWA) 『初心にかえる入門書』(パンローリング) 『世界でいちばん高い山 世界でいちばん深い海』(パイインターナショナル)など。
  • ウイグル人という罪─中国による民族浄化の真実─
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中国・新疆ウイグル自治区──そこでは今、何が起きているのか。 タクラマカン砂漠、さまよえる湖ロプノール、天山山脈……。ロバ車が行き交うポプラ並木、羊の串焼きの匂い── かつて旅人たちを魅了したウイグルの美しい風景、陽気な人々が今、その地から消されようとしている。 1000万人以上の市民が、街のいたるところに設置された監視カメラで常に見張られている。突然やってきた警官に連行され収監。さまざまな拷問を受け、二度と帰らない罪なき人々。強制労働、不妊手術、臓器を取られる子どもたち…… 同時代に起きていることとは信じがたい、中国による非道な行ないを黙殺していいのか? ウイグルの人たちの証言を漫画でTwitter上に発表し、その作品が各国で翻訳・拡散されている清水ともみ氏の漫画、産経新聞北京支局時代から現地取材を続けるジャーナリスト・福島香織氏のレポートで、ウイグルの人たちが置かれている現状を伝える。
  • ウイルス・ハンター アメリカCDCの挑戦と死闘
    3.5
    エボラ、マールブルグ病、ラッサ熱……地球上で発生し続ける新興ウイルス制圧の過程には、常にこの組織の死闘があった――一九九五年にザイール(現コンゴ)で起きたエボラ出血熱の流行を軸に、感染症対策の人類最後の砦たるアメリカ疾病予防管理センター(CDC)の活躍に迫る
  • ウェルカム!ビートルズ 1966年の武道館公演を実現させたビジネスマンたち
    -
    ビートルズ来日をめぐる人間ドラマを丹念に描く感動のノンフィクション。 1966年のビートルズ来日公演、それは今になってみれば、奇跡的といえるものだった。いったい誰が、どのようにしてビートルズを日本に呼ぶ計画を立てて、それを極秘裏に進めて成功に導いたのだろうか? ——これは日本の経済復興の象徴だったリーディング・カンパニーの東芝電気と、その小さな子会社として生まれた東芝レコードにまつわる、歌と音楽とビジネスをめぐる物語である。 【目次】 第1部 ビートルズ登場の衝撃 第2部 レコード産業へ進出した名門の東芝 第3部 招聘計画 第4部 〝財界総理〟の力強い後押し 第5部 使命を全うしたサムライたち 【著者】 佐藤剛 1952年岩手県盛岡市生まれ、宮城県仙台市育ち。明治大学卒業後、音楽業界誌『ミュージック・ラボ』の編集と営業に携わる。シンコーミュージックを経て、プロデューサーとして独立。THE BOOM、ヒートウェイヴ、中村一義、由紀さおり、マルシア等、数多くのアーティストの作品やコンサートを手がける。2015年、NPO法人ミュージックソムリエ協会会長に就任。 著書に『上を向いて歩こう』(岩波書店、小学館文庫)、『黄昏のビギンの物語』(小学館新書)、『美輪明宏と「ヨイトマケの唄」』など。
  • 上野アンダーグラウンド
    -
    横丁、路地裏、色街跡、昭和の怪しさを訪ね歩く。話題作『東京最後の異界 鶯谷』著者の最新作! アメ横、パチンコ村、キムチ横丁、宝石街とスラム街、男色の歴史、昭和テイストな謎の風俗ビル、不忍池にたたずむ闇の女たち――数奇な歴史と大地の高低差が生んだ、日本一カオスな街。人はなぜこの街に引き寄せられるのか。潜入取材で描く上野の裏側と不思議な魅力、そこに生きる男と女を活写する。
  • 上野英信集・1 話の坑口
    -
    【上野英信集】 絶望に満足しない態度と鋭い光。 炭坑に生活する人々の生きざま、死にざま。その奥底に沈殿した怒り、悲しみ、そして誇りと愛。そこにこそ、著者は光をあて、掘り起こし、人間としての生き方をたどる。そこにたちあらわれてくるものは、“生身の原理”とも呼ぶべきものである。

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  • 植村直己
    4.0
    植村直己が登山を始めたのは、大学の山岳部に入ってからのこと。後年、日本を代表する冒険家となった植村直己ですが、入部当時は背が小さく、よく転ぶので「どんぐり」とあだ名される、非力な若者に過ぎませんでした。だが、彼は努力を重ね、日本人として初めて、世界最高峰のエベレスト登頂を果たし、その後も数々の偉業を成し遂げます。日本を代表する冒険家、植村直己。そのひたすらまっすぐに生き抜いた人生を描きます。
  • ☆上を向いて歩こう☆
    -
    泣きながら神様にお願いした幼少時代。お母さんに心配してもらいたくて反抗ばかりしていた中学校時代。大好きなあなたに出会って、初めて人を愛する気持ちを知った高校時代。苺の人生・恋愛の物語。著者の素直な思いがつまったノンフィクション! ケータイ小説サイトおりおん☆

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  • ウォール街の物理学者
    4.3
    いまウォール街では、既存の金融人とはまったく異質な人々が勃興している。「クオンツ」と呼ばれ物理や数学のエキスパートでもあるトレーダー達は、複雑怪奇な市場をいかに予測し、成功しているのか?  物理学者はいかにして「予測不能」な市場を読むのか?   いまウォール街では、従来の金融業界とはまったく異質な “クオンツ”と呼ばれる人びとが席捲している。物理学や数学の博士号を持つが、金融の専門家でも経済学者でもない。2008年の金融危機後もなお、高度な理論を駆使して圧倒的なパフォーマンスをあげる彼らの手法には批判の声もある。だが、クオンツたちは本当に悪者なのだろうか? そんな小さな疑問をきっかけに、好奇心に導かれて探求を進めていった著者は、思いもかけない深遠で魅力的な物語を発見していく。そこには、一見するとまったくランダムに見える株価や相場の動きを予測すべく全力を傾けてきた、数々の天才物理学者・数学者たちの姿があった――理論的思考と人間的洞察を兼ね備えた視点でウォール街の最先端を読み解き、経済と金融の未来を展望する、気宇壮大な科学ドキュメンタリー。
  • ウオッカvsダイワスカーレット 天皇賞 運命の15分と二人の厩務員
    -
    【内容】表題作については「なぜこれを取り上げたのか?」と疑問に思う読者はいないだろう。だが、もう一篇の『絆』については、もしかするとそう感じた人がいるかもしれない。一連の騒動のあと、実際はどうであったのか、河野氏には直接話を聞いている。しかしながら、本人の記憶には、病気のため服用していた薬の副作用から曖昧な部分が複数残っており、真実は誰にも正確に把握できない。ただ、だからといって河野氏の、調教師としての実績までが否定されるものではない。なにより、三浦皇成という若い才能の船出に際しては、調教師・河野通文の助力がなければ、あそこまでの素晴らしい活躍は絶対に見られなかったと、その部分については強い自信がある。だから、わずかも臆することなく、一人でも多くの読者にこの作品を読んで欲しいと、今回、電子書籍化に踏み切ったのである。【著者】山口県出身。北海道大学文学部国文科専攻を卒業後、株式会社リクルートに入社。1996年に同社を退社したのち、執筆活動を始める。同年、「優駿エッセイ賞」を受賞。著書『馬産地ビジネス』『JRAディープ・インサイド』『馬産地放浪記』『三度怒った競馬の神様』『ウオッカの背中』『ウイニング・チケット』(原作)など。電子書籍『競馬 衝撃の敗戦列伝――敗北を糧に頂点を極めた名馬たち』『競馬 衝撃の敗戦列伝2――運命を分けた一戦の知られざる真実』など。競馬関連の著作について業界の内外を問わず高い評価を得ている。

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  • ウクライナ侵攻とグローバル・サウス
    4.0
    ロシアによるウクライナ侵攻。 この暴挙は明らかな侵略戦争にもかかわらず、アフリカやアジアなどのグローバル・サウス諸国の一部は、ロシアに対して明確な非難姿勢を見せず、欧米と一線を画す態度をみせている。 この分断は、グローバル・サウスのグローバル・ノースに対する不信感、さらには植民地主義時代から始まった西洋の軍事、経済による世界支配の終焉の表れなのではないだろうか。 ウクライナ戦争が浮き彫りにした、この大きな歴史的うねり・変化の深層を、ウクライナの戦場とアフリカ諸国の現地ルポを通して、NHK記者が立体的に描き出す。
  • ウクライナ侵攻までの3000日
    4.3
    2022年2月24日に始まったウクライナ侵攻から、1年。 終わりが見えない戦争の真の原因とは? ロシアの本心と、ウクライナの内情。 あの時、世界は戦いの兆候を見逃していたーー ウクライナ東・南部は、ロシア系の住民が今も多く住む。2014年、ロシアはウクライナ南部のクリミア半島を武力で併合。しかし、それに対して欧米各国は強い態度で臨まなかった。ウクライナの内部から沸き起こる、ロシアへの強い郷愁。プーチン大統領が持つ、ロシアとウクライナはひとつという「物語」。そして、ゼレンスキー大統領登場までの国内の混乱。2022年の戦争へと至る道すじを説き起こす。
  • ウクライナのサイバー戦争(新潮新書)
    3.9
    ウクライナは、国内で人気のSNSがロシアのサーバーにホストされているほど「サイバー意識低い系」だったが、二〇一四年にクリミアを奪取され、その後もロシアによる攻撃が止まない現実を前に徐々に覚醒していった。政府データのクラウド化など防御策と、米軍や大手IT企業との連携、IT軍の創設などの攻撃策を組み合わせ、ロシアと互角以上に戦っている。サイバー専門家によるリアルタイムの戦況分析。
  • 牛と土 福島、3.11その後。
    4.0
    【第37回講談社ノンフィクション賞、第58回日本ジャーナリスト会議賞(JCJ賞)受賞作】東日本大震災、福島第一原発事故で被曝地となった福島。警戒区域内の家畜を殺処分するよう政府は指示を出した。しかし、自らの賠償金や慰謝料をつぎ込んでまで、被曝した牛たちの「生きる意味」を見出し、抗い続けた牛飼いたちがいた。牛たちの営みはやがて大地を癒していく―。そう信じた彼らの闘いに光を当てる、忘れてはならない真実の記録。
  • 失われた近代建築 1 都市施設編
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 消されてしまった日本。もう、写真の中でしか見ることができない、明治・大正・戦前の荘厳なる文化遺産。とくに歴史的価値の高い52施設と巻末リストの48施設、計100施設の建築写真を収録!
  • 失われた甲子園 記憶をなくしたエースと1989年の球児たち
    4.5
    センバツ史上もっとも悲劇的な逆転試合、涙のエース・宮田正直のその後にはさらなるドラマがあった。勝ち取ったプロ入りと挫折、打撃投手としてのリスタート、そしてアクシデント。頭に打球をうけ、あの甲子園決勝の敗北までをも忘却するほどの記憶障害……。宮田の人生を軸に、あの春に交錯した野球人たち――元木、種田、そして上宮と東邦双方の監督らの、まぶしき野球人生の光芒を描く。
  • 失われたサンゴ礁が警告する沖縄の未来
    -
    沖縄といえば、なにを思い浮かべるだろうか? 南国特有のきらめく日差し、白い砂浜、美しいサンゴが生きる青い海……。実際、とくに石垣島や西表島の海に棲息するサンゴや魚の種類は多く、生物の多種多様性は世界一と言われるほどである。海に潜ればミドリイシ類やショウガサンゴにコモンサンゴ、キクメイシ、テーブルサンゴ、ハマサンゴ、などが、陸上のお花畑のように密生し、色鮮やかな魚たちが舞う世界。しかし、それらの美しいサンゴはこの20年間で10分の1にまで激減している。色とりどりの魚や珍しい生き物たちの棲家たるサンゴは、同時に彼らの食べ物であり、海の生物の約25パーセントはサンゴ礁に頼って生きている。また、「海の熱帯雨林」とも呼ばれ、二酸化炭素を吸収して酸素を作り出すサンゴ礁は、たくさんの魚が獲れる「漁場」であり、サンゴ礁が漁業にもたらす経済効果は107億円と推計される。さらに台風などによる高波を防ぐ防波堤の役割も果たし、観光資源としてもその意義は大きく、サンゴ礁のある海がもたらす経済的効果は2400億円にも上ると言われている。 なぜ、サンゴ礁はこうまで激減してしまったのか? 衰退する沖縄のサンゴ礁を救うために、私たちになにができるのか?――沖縄の開発の歴史から地球温暖化の問題、水質汚染の元凶、国と沖縄県のさまざまな対策、植え付けによってサンゴ礁再生をめざす人々……、10年にもわたる執念の取材を通して、人間とサンゴ礁とが共生する未来を問う、渾身のルポルタージュ。

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  • 失われた思春期  祖国を追われた子どもたち サラエボからのメッセージ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 29歳の女性ディレクターが、民族間紛争の続く旧ユーゴの子どもたちを訪ね歩いた取材記。NHKスペシャルにて放映。

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  • 失われた日記 : 満州から中国へ 残留日本人の軌跡
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 4歳で満州に渡り、終戦後は中国に残り日本人を救出。関東軍が幾百万の民間人を残したまま敵前逃亡、対して中国軍要人の万国愛。8年あまり、残留邦人とともに帰国を待ちながら生き抜いた人びとの記録。日中友好の原点を見る。

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  • 失われゆくものの記
    -
    近江の琴糸、月瀬の奈良さらし、越後の筆匠、佐渡の人形遣い、雪の中の瞽女たち、信濃の山蚕、忘れられた巨桜たち……。昔ながらに手間と日数をかける職人の精緻な手仕事と、日本の山野の美は、まさに滅びようとしている。各地を訪ね、痛恨の思いと復興への願いをこめて書きしるす、記念碑的ルポルタージュ16章。
  • ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち
    4.0
    入手困難な日本ワインの知られざる誕生秘話。 日本のワイン造りは、世界の常識からかけ離れていた。 ワイン用ぶどうではなく生食用ぶどうを使い、また、海外からワインやぶどう果汁を輸入して造ることも多かった。 そのような状況に異を唱えた人物がいる。 「海外の銘醸地にコンプレックスを感じながら日本でワインを造る時代は終わった。君たちは本気で海外に負けないワインを造りなさい」  日本のワイン造りを主導した醸造家・麻井宇介(うすけ)の教えを受けた岡本英史、城戸亜紀人、曽我彰彦の3人は、師の遺志を受け継ぎ「ウスケボーイズ」と自らを名乗る。 そして、それぞれが日本では絶対に無理と言われたワイン用ぶどうの栽培から醸造までを一貫して手がけるワイン造りにすべての情熱を傾けるようになる。 日本で“本当のワイン造り”に打ち込んだ青年達の出会いから、ワイン造りを目指し、葛藤しながら成功していくまでの物語。 小学館ノンフィクション大賞受賞作、待望の文庫化! 解説は翻訳家の鴻巣友季子氏。 本作を原作とする映画『ウスケボーイズ』が2018年10月20日公開。渡辺大、橋爪功、安達祐実ら豪華キャストが出演。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた作品の文庫版となります。
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実
    4.1
    1960年プラハ。マリ(著者)はソビエト学校で個性的な友達と先生に囲まれ刺激的な毎日を過ごしていた。30年後、東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う!
  • うそつき―夫・野坂昭如との53年―
    3.0
    二十一歳の元タカラジェンヌが飛び込んだのは、想像もつかないような、波瀾万丈の結婚生活だった――。「火垂るの墓」で描かれた妹の死、複雑な生い立ち、放浪癖、直木賞受賞、歌手活動、田中角栄への挑戦、沖縄への思い、そして病に倒れて後のリハビリと口述筆記の日々……。文壇きってのトリックスターの素顔を妻が綴る。
  • ウソツキクラブ短信
    4.3
    昔は「ウソは泥棒のはじまり」と嫌われたが、最近の心理学の研究では「ウソ」は実に高く評価されている。それを踏まえて、某教育委員会が「ウソのつき方」を教え、生徒たちに週13回以上のウソをつくように指導したところ、生徒たちの精神衛生がぐっとよくなり、いじめも不登校もまったく消滅……という報告もあるという!? そんなウソ哲学からウソ雑学までを満載。河合隼雄を会長に結成された世界が注目の「日本ウソツキクラブ」。八方ふさがりのニッポン人の生き方に突破口をつくる本。
  • 嘘でもいいから……
    -
    男と女の微妙なアヤを洒脱に描くエッセイ集。美女、猛女、才媛、妻、人妻……女性のことなら何でも熟知(?)している青木雨彦氏の実感的男女関係論。正規・不正規とりまぜて、男と女の結びつきを鋭く分析。愉快、難解、不可解な男女の仲を爽快に截断! ――結婚している、ということのメリットは、かりにヨソの女とそんなことになっても、「ねぇ、あたしと結婚して!」と言われなくて済むことだろう(「妻と別れて」)……。恋愛、結婚、浮気、別れなど、男と女の関係の、はかりしれない深淵を、独特の文体で描く名人芸。エッセイ全篇を流れる『嘘でもいいから……』の呟き!
  • 嘘と絶望の生命科学
    3.7
    STAP細胞事件の背景をえぐるレポート! カネと名誉と成果、そしてブラック企業化する研究室――。iPS細胞の臨床応用にはじまり、難病の治療、食糧危機解決まで、あらゆる夢を託された生命科学。しかし、予算獲得競争は激化、若手研究者の奴隷化が進むなかで、研究不正が続発――。今や虚構と化した生命科学研究の実態を、医師にして元研究者の著者が厳しく問う。いま、生命科学に何が起きているのか!
  • 嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト
    3.4
    「人生にはいろんなことがあるよねって僕は読んでてホッとしました」 ──内田樹 ★ほしよりこの楽しいイラストに、 柴田元幸×内田樹による〈特別対談〉も収録! ひとはいつだって、それぞれの現実を生きている ◎スリに遭い、大事な写真がなくなった!でもある日、郵便受けを開けたら……(「写真」) ◎死のうと思った。二歳の息子と車に乗ってエンジンをかけたそのとき……(「死のトンネル」) 「あるある」から「まさか!」まで、どこかの誰かの身に起きた、本当にあったストーリー。 ポール・オースターが呼びかけ、全米から体験談が寄せられた『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』。 いきいきとアメリカの姿を描き出した、感動のプロジェクトを日本でも。
  • 嘘みたいな本当の話みどり 日本版ナショナル・ストーリー・プロジェクト
    4.1
    泣いた、笑った、驚いた! 今回も、日本全国からとっておきの“嘘みたい”な話が集まりました。選者・内田樹、高橋源一郎両氏の琴線に触れた実話145編に、田原総一朗、横尾忠則、立川談春、三浦大輔、小泉武夫、近藤聡乃、山崎ナオコーラ、横塚眞己人氏、計8名の「あの人の『嘘みたいな本当の話』」も特別収録。 『きょうの猫村さん』で大人気・ほしよりこさんのたのしいイラストも満載です!!
  • うそをつく子 助けを求められなかった少女の物語
    4.3
    『シーラという子』のトリイ・ヘイデン、16年ぶりの新作!ジェシーは笑顔のかわいい九歳の少女。だが日常的にうそをつき、思いどおりにならないと暴力をふるう。両親に見放されて里親のもとを転々とするジェシーに降りた診断は、「愛着障害」だった。心理学者のトリイが彼女を担当するが……。感動のノンフィクション

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