ブックガイド - 筑摩書房 - ちくま文庫作品一覧

  • 〈狐〉が選んだ入門書
    4.7
    「入門書」とは、原典を理解するための補助をめざして書かれた本のことではない。ある分野やことがらを対象に、一般の読者向けに、平明な文章で書かれているというのは無論のことだが、「入門書」はその書物自体が一個の作品となっていなければならない。各分野の厳選された入門書を紹介する画期的な読書案内。
  • 趣味は読書。
    3.9
    ふだん本を読まない人が読むからベストセラーになる。だからいわゆる「本読み」は、ベストセラーを読まずに批判する。が、それでいいのか? そう思った文芸評論家・斎藤美奈子が果敢に挑みました。49冊を読み倒し、見つけたベストセラーの法則が6つ。読めば、抱腹絶倒、悲憤慷慨、そして世間の事情がわかってきます。文庫化に際し書き下ろしたのは『国家の品格』『東京タワー』など6篇。大増補版。
  • 世間を渡る読書術
    4.0
    謎のイタリア人パオロ氏がはじめたお店は立ち食いそば屋兼古本屋! 「お金もちになるための方法は?」「体罰は必要?」「のらネコと共存するには?」──ご近所の主婦が持ち込む数々の難題を、おすすめ本でズバッと解決。鮮やかなツッコミも冴えわたる知的エンタメ読書ガイド! 「自殺予防に民主主義」「頭か、腹か」「日記に書かれた戦前・戦中」の文庫版おまけ三本を追加。
  • 男流文学論
    3.8
    吉行淳之介、島尾敏雄、谷崎潤一郎、小島信夫、村上春樹、三島由紀夫ら、6人の「男流」作家の作品とそれらをめぐる評論を、当世“札付き”の関西女3人が、バッタバッタと叩き斬る! 刊行当初から話題騒然となり、「痛快!よくぞいってくれた。胸がスッとした。」「こんなものは文芸論じゃないっ!」など、賛否両論、すさまじい論議を呼び起こしたエポックメーキングな鼎談。面白さ保証付。
  • 妊娠小説
    3.8
    『舞姫』から『風の歌を聴け』まで、望まない妊娠を扱った一大小説ジャンルが存在している──意表をついたネーミングと分析で、一大センセーションを巻き起こした処女評論。待望の文庫化。
  • 百年の誤読
    4.0
    稀代の本読み2人が、20世紀100年間のベストセラーを読みつくす! 徳冨蘆花の『不如帰』や与謝野晶子『みだれ髪』から始まり、渡辺淳一の『失楽園』、五木寛之の『大河の一滴』まで。明治・大正の文豪から昭和の重鎮までを、俎上に載せて語りつくす。意外な本に感動したり、今読むと驚くほどつまらない作品だったり……。読書の喜びを教えてくれる一冊。
  • 文学賞メッタ斬り!
    3.9
    文学賞って何? 文学賞をとると本は売れるのか? 文学賞とれば一人前か?? どの賞をとると偉いのか? 芥川賞や直木賞からメフィスト賞や星雲賞、さらに地方の文学賞(坊っちゃん文学賞やらいらっく文学賞など……)に至るまで、有名無名含め50を超える国内小説の賞について、稀代の読書家二人が徹底討論。小説好きの読者にはたまらない、文学賞ガイド。
  • 文庫本を狙え!
    4.0
    「週刊文春」誌上で20年に及ぶ長期連載をつづける坪内祐三「文庫本を狙え!」。本書はその原型ともいうべきスタートから171回分を収録。古典的名作からサブカル・雑本など、毎月次々と刊行される文庫本のヤマのなかから、おすすめの1冊を毎週選び出す。かつては新刊書評であったものが、20年たつことで絶好の古本案内としても読むことができる。
  • 別世界通信
    3.5
    J.R.R.トールキン、H.G.ウェルズ、G.マクドナルド、ウィリアム・モリス等さまざまな別世界を求めて冒険の旅に出た作家たち。ファンタジーという巨大な宇宙に憑かれ、妖精郷に遊び、世界言語を創造し、ユートピアをさまよう偉大な先人たちの旅の跡を辿り、永遠に色あせない別世界へ誘う夢先案内の一冊。
  • 本好き女子のお悩み相談室
    4.1
    「本が売れない」と言われながら、今日も全国で魅力的なブックイベントが開催されている。そして、それらを支える主催者、お客さんの中には熱心な女性の存在が目を引く。「一箱古本市」主催の著者が日本各地のイベントで出会った本好きの女性に、読書遍歴を語ってもらいながら、そのうえで彼女たちが抱えるお悩みを聞き、そこに効く3冊の本を処方する。本好き女子のお悩みブックガイド。

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