BL小説 - メディアチューンズ作品一覧
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-西門雷蔵は誰もが認める犬系男子。そして、幼なじみの名家の若様、姫野紫信に毎日手作り弁当を届ける弁当男子。 一緒にご飯を食べて、姫野さんが喜ぶ顔を見られればそれで幸せ、それで満足……のつもりだったけど。 気付かないふりをしていても、時間は確実に進んでる。今は一緒、だけど姫野さんが高校を卒業しちゃったら? 大人になったら? 「俺はいつまであの人を、追いかけて行けるんだろう」 わからないから不安になる。不安になるから、証が欲しくなる。見える形で欲しくなる。 寄り添っているはずなのに、微妙にすれ違う気持ちが焦れったい。もどかしい。 それを吹っ切るべく雷蔵は、バレンタインの直前に一念発起。「姫野さんにチョコレートをあげよう!」 ところが。チョコレート代を稼ぐべく出かけたバイト先の神社の蔵で、見つけてしまった怪しげな勾玉。 意味深なお札をうっかり剥がしてしまったもんだからさあ大変、本物の犬に姿を変えられてしまった。呪われた瞬間、心に浮かんだ最も強い願いを叶えない限り元には戻れない。タイムリミットは翌日の日没、それを過ぎたら一生犬のまま! 「姫野さん助けて、俺だよ雷蔵だよ!」叫んでもすがってもただの犬、全然わかってもらえない。それどころか怖がられる、泣かれる、逃げられる。 追いすがれば何故だか不幸な偶然が重なって、引き離される、遠ざかる。焦る間もどんどん時間は過ぎて行く。誘惑の手も伸びてくる。 「男同士がくっついてたら変に思われる。だけど犬と飼い主なら平気だよ? ずっと彼と一緒にいたいんでしょ?」 追いつめられる中、果たして雷蔵の選ぶ未来は犬か、人間か? 「俺は、姫野さんの犬だ!」
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-T医大血液腫瘍内科の雨宮博史は留学から帰国し、同期の放射線科医須崎一郎と再び一緒に働くことになった。二人は予備校時代からの親友だったが、岡井由紀乃という女性を争った過去があった。由紀乃は雨宮を選んだが、実は雨宮が愛していたのは須崎で、自分の想いを伝えられないまま、由紀乃とも別れていた。そんなある日、由紀乃にそっくりの青年篠塚良介が病院に訪ねてくる。そして姉の由紀乃は殺されたと告げ…。 講談社WH文庫の復刊に3人のその後を描いたおまけショートマンガがついています。 注意:このお話は3Pですので、受け入れられるかたのみお読み下さい。
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-清人はオメガだ。 それを知るのはかつて自分を飼っていた養父と発情期に養父からあてがわれた数人の男達だけだ。 その生活が逃れるため家出をしナンバーワンホストになった。 その店に新人黒服として入店してきた征二。 ホストになったほうがよさそうな顔とスタイルを持ちながら、誰よりも腰が低く他のホストに馬鹿にされている。 そんな征二を見るたびにイライラするのだが清人は妙に彼から目が離せない。 しかも発情して自慰している現場を征二に見られ思わず抱かれてしまう。 ある日お前の客が店の金を持ち逃げしたと清人はキャバクラの関係者に拉致される。 その仲間に清人の過去を知る男がいた。 彼は「子を孕め俺の番になれ」と言っていた獣人だった。
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