BL小説 - 鳩村衣杏 - 海王社 - ガッシュ文庫作品一覧

  • 愛の言葉を覚えているかい
    3.2
    下町の穴子屋「太子屋」三代目の赤江以和(あかえいわ)には同い年の幼なじみがいる。東京中央テレビでアナウンサーを務める「地元の星」日高光至(ひだかこうし)だ。以和の26歳の誕生日が近づいたある日、突然光至が以和に告げた。「確かにおまえは言った。『25になったら俺と結婚する』ってな……期限はとっくに過ぎてる」――何ソレまったく覚えてない!! ……のに今日まで結婚をずっと待っていたという一途(?)な光至に迫られ、押し倒された以和は……!?
  • いまさら愛など語れない【イラスト入り】
    4.0
    とあるテーマパークにひっそりと存在する青色のクマ――『青井さん』。人生相談を受け付けており、的確で辛辣な答えをくれるとの噂である。中の人はベンチャー企業を経営する羽根田迅・32歳。誰もが羨む経歴・容姿を持つ彼が、きまぐれでその着ぐるみを着るようになって一年。ある日、なんと共同経営者で親友の熊谷が現れた。あろうことか彼は「同僚を好きになった」と告げ、それはどう考えても迅のことで……。困惑と動揺を抱えながらも、その不思議な恋の相談は繰り返され――!?
  • エレベーターで君のとこまで。
    3.0
    高校卒業時の「絶交」以来、音信不通だった元親友同士が7年ぶりに再会した。長身に見合わぬ乙女心を持つ能島平は少女漫画家、身体は華奢だが男前な窪田修里はIT会社のサラリーマンになっていた。絶交中もずっとずっと修里に片思いしていた平。その愛は修里をモデルに漫画を連載するほどで、平は再会を機にどうにか関係を修復、そして恋人へと進展したいと考えるのだった。一方修里は、そんな平の想いを初めて知らされて戸惑い……?
  • 王様は美男がお好き
    3.0
    憧れの玩具メーカーに転職した各務真琴は、初出社の朝、突然男に迫られる。「身体、見せてもらえませんか?」真琴の顔、手指を愛でる男を思わず殴って逃げた真琴だったが、会社でその男と再会してしまう。彼・榎本は模型部のデザイナーで、プラモの世界においては「王様(キング)」と呼ばれる天才だった。「あなたのアウトラインは完璧だ。一目惚れです」妙な言動で、でも一途に愛を伝えてくる榎本を、なぜか邪険にできない美男・真琴だが……?
  • 絶対に負けない恋愛
    5.0
    若くして「伝説」と呼ばれるプランナーにして、ベストセラー「絶対に負けないプレゼン」の著者でのある加納英慈(かのうえいじ)。彼の持論は「プレゼンに勝る恋愛はない」。そんな彼のもとを後輩の新人プランナー・諏訪貴之(すわたかゆき)が訪ねてくる。プレゼンの極意を教えてほしいと言うのだ。素直で飲み込みの早いこの後輩を加納は気に入り、あることを思いつく。新著のハウツー本「絶対に負けない恋愛」の自己流ノウハウで彼をおとせるか――。加納の秘密の計画が始まった。
  • 弔愛~群れなす天使の歌声に~
    4.5
    1~2巻660円 (税込)
    合言葉は「『天使の群れ』をウォッカで」――。私立探偵の城上は、亡き親友の遺言で生き別れた彼の弟を捜すことになった。彼が死の間際に遺した3枚の写真と「天使の群れ」という言葉を追い、辿り着いたのはバー「ユーフォリア」。バーテンダーの憂里は、男を惑わす謎めいた笑みを浮かべ、「天使の群れ」と言う名のカクテルを出した。淫蕩に甘く、酩酊を誘う憂里に城上はある衝動を覚える。――この男を、壊したい。夜の果て、男たちのサスペンシヴ・ラブ、開幕。
  • 追憶のキスを君は奪う
    3.0
    忘れられないキスをくれたあの人から、結婚の報せを受けた夜。俺はどうしても抱かれたかった。彼とは似ても似つかないような年下の男に。そいつ……冽(れつ)は、望みどおりに俺の身体を満たしてくれたが「キスはしない、今夜一晩だけ」という約束を破り、一途に俺を求めてくる。……恋愛に陥るのは怖くて、俺はかたくなに冽を拒んだ。しかし、その不器用な情熱が次第に愛しく感じられ、俺は冽を愛するようになるのだが……。
  • 半化粧の恋
    3.5
    大正十二年、初夏。待ち続けた男が戻ってくる。侠客・佐賀屋の博徒、日垣 景の思いは複雑だった。美貌ながら、半身を紅い火傷の痕に覆われた彼の通り名は「半化粧の景」。景の、美しく白かった肌と運命とを変えたのは、奉公していた堂島邸の火事だった。その堂島家の長男であり放火犯として服役していた充洋の出所。秘かに慕い続けたかつての主は、景の弟分として任侠の道に入ることを望んだ。主従の反転が、景の想いを蝕む。紅く爛れた半身が、今また恋に灼かれていく――。炎が肌に刻んだ、一生ただ一度の恋。
  • 部長の男
    4.0
    水科康太という純朴な青年を、一人前の使える男にすること……それが、出世を条件に、印刷会社広報部部長・日下部に課せられた任務だった。容姿に恵まれ処世術にも長け、仕事も恋愛も順調な男盛りのゲイである日下部にとって、真面目だが無愛想で目つきの悪い康太は、食指も動かない取るに足らない相手。しかし彼から予想以上に懐かれ好かれて、ペースを乱される。一途な想いをいじらしく感じた衝動で、日下部は康太を抱いてしまい……。
  • 編集長の犬
    4.3
    「――おまえはMか? いや、バカか」この世のものとは思えないほどの美貌の男に罵られ、冷たくされ、大和の心は……ときめいてしまった。これは、恋だろうか? 印刷会社で営業職に就く大和は、新規担当の『ジョイント』編集部にて、運命の洗礼を受ける。編集長の佐治は、恐ろしいほど整った顔と歯に布着せない物言いで、ひたすら大和を翻弄する。困惑する大和だが、彼の仕事に対する姿勢に心揺さぶられ、尊敬は恋心へと伝播して――?
  • 松風の虜【イラスト入り】
    3.7
    「堪能されましたか?」 恋焦がれていた男に抱かれ、狂うほど泣かされた後、そんな台詞が冷たく落とされた。茶道宗家・佐生家に生まれながら、その家を出た睦月。彼を次期家元にと、当代家元の秘書である伊藤征親が迎えにきた。征親を断ち切りたいがため家を出た睦月は宗家継承を拒むが、征親はそんな睦月を快楽で縛りつけて言うがままにしようとする。愛とは遠い、望まぬ関係。睦月の絶望は、狂おしい渇愛へと変わっていくが……。
  • リフレイン~君の心を眠らせないで~
    4.1
    「雪は天使の羽根なんだよ」そう教えてくれたのは優しい恋人。でも、彼はそれを覚えていない――。営業マンの諒一は、宅配の誤送がきっかけで同じマンションに住む沖野と親しくなる。無難な人生を望んでいたのに、強く優しい沖野に惹かれ、友情はいつしか恋に変わった。戸惑い悩みながらも二人は恋人になるが、幸せのさなか沖野が事故で記憶を失い…? 愛しさ満ちる極上の恋、書き下ろしも収録して文庫化!
  • 恋情の雨が君を濡らす
    3.0
    「完璧な男」「人を虜にする天才」「王子様」――彼・渡辺森江を彩る称賛はいくらでもあった。そんな森江が離婚してから一年。雨の夜に出会った喪服の男は、転職先の社長秘書・椿佳道だった。そつのないストイックな秘書ぶりと私生活を一切明かさない頑なさに森江の興味は惹かれる。「友人……から始められないだろうか」ところが、気持ちはすぐに言葉を超えて加速した。性別、過去…すべてを超越する、なりふり構わない情熱。初めてともいえる想いに森江は溺れるが…。

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