BL小説 - 吉田珠姫 - 海王社作品一覧

  • 吉原春情絵巻~恋に命を捧げまし~
    5.0
    江戸は吉原、遊廓の太夫は実は男だった──。捨て子だった紅緒は、拾われた旗本家の長男として育てられた。しかし、何者かの策略で切腹する羽目になった父の敵を討つため、仇敵が出入りする吉原に身を落とすことを決めた。紅緒を買い付けに来たのは、吉原で育った色男・左源太。見世に出る前に具合を試すため、左源太と体を重ねることになるが、紅緒は人懐こくもどこか謎を秘めている彼に惹かれていて…。男たちは色欲にまみれ、花ひらく。遊廓で繰り広げられるドラマティックラブ。
  • 愛の魔法
    -
    砂漠に住むアリーは、実は魔物の血を引いていた! チビでやんちゃなアリーが変身すると、エッチで妖艶な美少年になるのだけど、そのことは恋人のシンには秘密。シンは魔物を退治する「魔狩り」だからだ。秘密はあるものの、シンと相思相愛になり、これからめくるめく愛の日々……と思いきや、ある日シンはアリーに内緒で旅に出てしまった! 愛されてるって思ったのは、気のせい……? せめて理由を聞きたいと必死で探したところ、「もう二度と俺の前に姿を見せるな」と言われてしまって――。
  • 青色蜘蛛
    値引きあり
    4.0
    光春は、洋卓ごしに鉄之助をジッと見つめました。彼の目は、どうかすると緑色に見えるのです。そういう彼の瞳に、覗き込むように見詰められると、もういけません。言いたくない、言いたくないという気持ちとは裏腹に、口は操り人形のように勝手に動きだしていました。 「…………ウン。じつは……或る日の、ことなんだ」――そして語り出す。「衛生博覧会」に展示されていた、臀部の模型の肌ざわり、肉感、拒むようなきつい締め付けを…あの変態的な情欲のあらましを――。
  • 大奥恋情絵巻 ~夜桜恋し~【イラスト入り】
    5.0
    父の仇討ちのため、男だということを隠し遊郭に身を落とした元旗本の長男・紅緒と、吉原の買い付け役をしていた左源太。恋仲になったふたりだが、実は左源太は、将軍の落胤であった。吉原にひとり残された紅緒は、将軍に担ぎあげられた左源太と引き裂かれ、会えなくなってしまう。しかし、ある日左源太が城を抜け出し、紅緒を迎えに来た。そしてついに紅緒も大奥へ――。元遊女が、大奥入り? 陰謀渦巻く大奥でふたりは幸せを掴むのか?
  • 恋の呪文
    5.0
    砂漠で極貧生活を送るおれ・アリーは、実は魔物の血を引いていたらしい。魔物の従者だという黒豹との契約で、おれは本来の姿(エッチなスケスケの服で色っぽい格好!)にさせられたのだ!……と思ったら、魔物退治を生業とするシンという頑強な男が現れ、おれを追ってくる……!! いったいどうなってるんだ~~!! でも、なんだかおれは、シンに一目惚れしてしまって……? 妖艶な美少年に変身するチビでやんちゃなアリーと、強くて無愛想な「魔狩り」の青年・シンのすれちがいラブv
  • 砂漠の王と偽りの未亡人【イラスト入り】
    3.0
    小さな工場で働く月也は、唯一の家族だった双子の弟を事故で亡くしてしまう。 弟は神秘の国と言われる砂漠の国の王子と結婚を誓っていた。 深い悲しみを抱えながらも王子に弟の死を伝える為、王国を訪れた月也だったが、驚くことに王子も既に他界していた。 そして月也は弟と間違われ、王子の兄・アサドに囚われ押し倒されてしまう。 王国にはある風習があったのだ。 『未亡人』となり、栄誉ある死を選ばなかった者は、王族全員の慰み者となるという恐ろしい風習が……。
  • 幸せをわけてあげたい
    5.0
    男同士で相思相愛の夫婦である善臣と幸彦。人気ロックバンドに所属するふたりは、メンバーやそれぞれの家族の優しさや温かさに感動しながら幸せを噛みしめていた。そんな彼らに、なんとファンから「ステージで結婚式を挙げて欲しい」という切実な願いが続々と届く。予想外の祝福にとまどうふたりが出した答えは―――? たどり着いた幸せの在り方。短編も収録の、幸福がぎっしり詰まった一冊。―――――天にとどく樹シリーズ7
  • 祝福をください
    4.5
    一途で純粋な幸彦と出会い、それまで荒れていた生活を一変させた善臣。愛情を知り、幸せな日々を過ごしていたふたり。彼らは、教会で内輪だけの結婚式を挙げてもらい、男同士の夫婦となったが、ある日、善臣の子供だという幼子を連れた女が乗り込んできた。過去の自分のせいで幸彦を悲しませる……と怯え、情緒不安定になる善臣に、幸彦は決意する。もう誰も善臣を傷つけないで――。立ち向かう幸彦は……? ふたりの愛の絆で危機を乗り越えられるか!? 短編も収録の決定版! ──天にとどく樹シリーズ6
  • 神官と王の切なき日々 ―神官シリーズ番外編集―
    3.8
    男らしく猛々しい王・羅剛と、神官でありながら羅剛の妃となった冴紗――二人が、切なくお互いを渇望した過去の日々…。羅剛と冴紗の出逢いや、引き離される前の幸せな少年の頃、また、冴紗を大神殿に上げねばならぬ羅剛の苦しみ等々、本編では語られていない、それぞれの時間。細やかな感情に彩られた珠玉の短編集。雑誌掲載短編や、商業誌未発表作を収録。書き下ろしもあり! 羅剛と冴紗の苦しくも甘やかな日々はここから始まる――。王と神官のファンタジックラブロマン、シリーズ番外編!
  • 神官と王、夢幻のごとき日々 ―神官シリーズ番外編集二―
    4.8
    男らしく猛々しい王・羅剛と、神官でありながら羅剛の妃となった冴紗。ある日、飛竜に乗っていた二人の前に赤い色の雲があらわれ、それを吸いこんでしまった冴紗の様子がおかしくなってしまい──二人の間に危機が…!? そして、騎士団長・永均と元軍人の親友の切ない秘められた過去など、幻の商業誌未発表作を収録。神官シリーズの幻想的な世界を堪能できる見逃せない1冊。王と神官のファンタジックラブロマン、シリーズ番外編集第二弾!
  • 神官は王に愛される
    3.9
    この想いは許されない―それを知りつつも、冴紗は今日も自分の住む神殿から遠く離れた王宮へと向かう。王宮で待つのは冴紗の愛する人…羅剛王。男らしく猛々しい王は、自ら冴紗を神殿に追いやっておきながら、ことあるごとに呼びつけ、いつも辛くあたる。嫌われていてもずっとそばにいたかった…神官などになりたくなかったのに…。あるとき、羅剛王と他国の姫君との婚礼話を耳にし、冴紗の心は乱れる―。激しく切なくそして甘い、一途なロマンス。
  • 神官は王に操を捧ぐ
    4.7
    逞しく猛々しい王・羅剛。そして神官でありながら羅剛の妃となった冴紗。ふたりは結ばれたものの、大神殿と王宮とで別れて暮らしている。このたび冴紗は羅剛とともに、近隣国・泓絢へ赴くことになり、久しぶりに会える嬉しさをかみしめていたが、いざ出発の段になるとなぜか羅剛は冴紗を置いて行ってしまった。泓絢が羅剛を謀っていると知り危機を悟った冴紗は羅剛を追う。しかし、泓絢の王子に騙され媚薬を飲んでしまい――。王と神官のファンタジックラブロマン。
  • 神官は王を狂わせる
    3.9
    王と神官という立場を乗り越え結ばれたふたり。男らしく猛々しい王・羅剛は、愛する冴紗を手に入れ、婚姻の儀を待っていた。神官と王妃、両方の役割を担うことになる冴紗を、羅剛は片時も離したくないほど狂おしく愛している。しかし、聖なる虹色の髪と瞳を持ち人々を導く存在の冴紗を奪おうと、近隣諸国が戦いを仕掛けてきた。羅剛は、冴紗には何も知らせずにひとり戦地に赴かんとする。やっと想いが通じ合ったのに、運命はまたもふたりを引き裂くのか…!?愛はすべてを凌駕する…一途で激しいラブロマンス。
  • 神官は王を恋い慕う
    4.3
    羅剛王(らごうおう)との婚礼の儀を控えた冴紗(さしゃ)は悩んでいた。羅剛王は、こんな自分で満足しているのか…と。男でありながら王を護れず、しかも子供も産めぬ。ことあるごとに「おまえは色事にうとい」と言う羅剛のために、冴紗は、せめてもっと房事を学ばなければならないと思い立つ。そんな折、羅剛と冴紗の婚礼で沸き立つ国内の騒ぎに乗じ、隣国が姦計をめぐらせる―――。ふたりの婚礼は、無事に執り行われるのか!? 神官と王のファンタジックラブロマン、シリーズ第三弾。
  • 神官は王を悩ませる
    4.3
    冴紗との婚礼の儀を済ませ、幸せなはずの羅剛王。しかし、想いが通じたからこその苦しみが羅剛を襲う。冴紗を常に自分のもとにおいておきたい、ひと時たりとも他人の目に触れさせたくない。手に入れた者だけの苦しみに羅剛は囚われる。そんな折、羅剛と冴紗は隣国・萋葩より招待を受け赴くことになった。冴紗の美貌に狂った萋葩王が催した宴に、羅剛は大いに怒り――。王と神官のファンタジックラブロマン、シリーズ第四弾。
  • 天にとどく樹
    5.0
    僕にはひみつがある。それはオトコの人が好きだという性癖。石黒(いしぐろ)家に居候することになった僕・高柳忍(たかやなぎしのぶ)が一緒に暮らすのは、美形の三兄弟、長男の和臣(かずおみ)さん・次男の善臣(よしおみ)くん・三男の直樹(なおき)。年下の直樹は、僕に突っかかってきたり、逆にやさしくなったり、僕は戸惑ってしまう……。僕は昔、直樹と何か大切な話をしたんだっけ……? しだいに露わになる石黒家の影と僕自身の過去に向き合いながら、僕は人生を左右する恋に出会い、そして彼とともに生きていく――。
  • 燈台
    5.0
    善臣と幸彦はやっとお互いの気持ちを伝え合い、恋人となった。しかし、幸彦は、ダサくて鈍くさくて、ただのファンだった自分が善臣の隣にいてもいいのだろうか、といつも不安をかかえている。バンド「GNOSIS」のメンバーとして活動している間、二人の関係は秘密。恋人として過ごせるのはわずかな間だけなのに、幸彦は自分に自信がなくて想いを言葉にできない。――引き止めたい、夜を一緒にすごしたいのに…。――天にとどく樹シリーズ3
  • どこまでも。なにがあっても。
    5.0
    善臣と幸彦は、幸せの真っ只中にいる。結婚式を終え、善臣の家の離れでふたりだけの生活をはじめることに。朝の目覚めから隣に大事な人がいるということに戸惑いつつも、言いようのない幸福に満たされている幸彦は、善臣と一生をともに生きていくことを改めて決意し……。一方「GNOSIS」の他のメンバー――光、瀬戸、そして博記は……? それぞれを主人公にした短編も読める、待望の書き下ろし新作! ─────天にとどく樹シリーズ5
  • 魔術師 THE MAGICIAN
    4.0
    石黒家次男の善臣は、苦い失恋のあと荒んだ生活を送っていたが、心の中ではただ一人、自分だけを特別に愛してくれる人を探していた。自らがリーダーをしているバンド「GNOSIS」がいよいよメジャーデビュー! というそんなとき、メンバー募集で入ってきたのは、失恋をした相手・忍に似た柴田幸彦。忍のように優しい面立ちなのに、なぜか善臣にだけ反抗的で、善臣はそれが少し気になっている。しかし、その態度とうらはらな幸彦の一途な想いを徐々に実感してくる善臣は……。 ――――天にとどく樹シリーズ2
  • ゆく道のすべてに
    5.0
    善臣と心も身体もつながりあい、幸彦はとても幸せな気分でいた。何のとりえも無い自分を、「GNOSIS」のドラマーとしてみんなが認めてくれ、何より善臣が自分のことを好きだと言ってくれる。しかし、いざ善臣に「ずっと一緒にいて。俺と結婚して」と言われると、俺なんかでいいのかと思ったり、うれしかったり、色んな気持ちがぐるぐるしてしまって――。どうしたらいいのか分からなくなり答えが出せない幸彦に……。──天にとどく樹シリーズ4
  • 恋獄の獣との愛の日々
    値引きあり
    4.5
    誰からも愛されずにいた高校生・あさぎが、迷い込んだ異世界で恋に落ちたのは、赤い髪、獣のような体躯をもつ男・ソード。ぶっきらぼうで野蛮な彼だが、あさぎへの愛は一途で情熱的だった。ソードの元へ戻れたあさぎを迎えたのは、更に熱く激しい、そして不器用な彼の愛だった…! 戸惑いながらも身体を重ねる二人…獣のようなまぐわいではない愛のある営みに、狂喜し打ち震える───。「ソードさん、これは、愛情を確かめ合う素晴らしい行為なんですよ?」恋は炎となり二人を熱く包む…甘い運命的ラブ。
  • 恋獄の獣に愛されて
    値引きあり
    4.1
    誰にも必要とされていない、という思いを抱きながら毎日を送るあさぎは、ある日違う世界へと迷い込んでしまう。そこで出会ったのは、赤い髪、獣のような体躯をもつ男・ソード。ぶっきらぼうで野蛮な彼は、あさぎへの強い欲情を押さえ込みつつも、傷だらけになりながら激しい情熱で、あさぎを魔物から護ってくれる。初めて自分が自分である意味を見いだせたあさぎは、ソードと共に生きたいと願うが、ソード自身に元の世界に戻れと突き放されてしまい…。恋の炎に焼かれる運命の恋。

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