BL小説 - 竹書房 - ラヴァーズ文庫作品一覧
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4.4「この賭けに君が負ければ、君の人生は私がもらう」「それでも逃げるのは性に合わない」仕事、恋愛。遊佐の人生はまさに順風満帆のはずだった。社運をかけた大きな契約が破談になるまでは…。理不尽なリストラをされ、その退職金で憂さ晴らしをする為に遊佐はラスベガスのカジノを訪れていた。そこでヨシュアと名乗る美形の日系人と勝負することになる。自棄になっていた遊佐は勝負に負け、約束通りヨシュアに身体も、これからの人生も握られることになるのだが、ヨシュアは遊佐をベットに押し倒しながら、更なる賭けを持ちかけてきた。今度こそ、勝負に負ければ一生囚われの身…。遊佐はその勝負を受けて立った。
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3.8「俺かあいつか、どっちかにしときゃよかったって、たっぷりと後悔させてやるよ…」ロスタ・プロダクションの敏腕マネージャー、岡崎遼一は事務所の新人、幸村京を売り出すため、人気監督の佐野のもとを訪れる。しかし、幸村を起用する代わりに佐野が出してきた条件は、岡崎の「奉仕」という、とんでもないものだった。動揺する岡崎とは反対に幸村は激怒し、映画には出ないと言い出した。幸村もまた、岡崎を自分のものにしたいと思っていたのだ。美貌の俳優と、高慢な監督の巧みな罠に絡め取られ、岡崎は―― …。誰にも知られてはいけない大人のシークレットラブ。
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3.4「兄からの褒賞を断ったSPは貴様か?」日本に華々しく降り立ったノルド王国軍総帥、ユーリは、ずらりと並ぶ警視庁のSPの中から、迷うことなく東堂喬也を選び、自分のいちばん近くに付くことを命じる。以前ユーリの兄が来日した時も、喬也は警護班に抜擢され、活躍が認められたが、ノルド王国からの褒賞を断っていた。その事をユーリは不快に受け取ったのか、今回の喬也の役目は警護だけではなかった。「貴様を呼んだのは、私が愉しむためだ」ユーリは喬也に身体の関係を要求してきたのだ。「SPは男娼ではありません」SPのプライドをかけて喬也は毅然と断るが…。
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4.1「眠れる獅子を起こすのが、あなたの仕事です」世界屈指の優良企業、ウェルネスマート。その法務部に所属する弁護士の梶谷英令は、契約問題で上海出張を命じられる。しかし、上海の表と裏社会、両方の頂点に立つレオン・リーという若い男は、ウェルネスの上海出店になどまったく興味を持っていなかった。「でも傲慢でプライドが高そうなあんたには興味がある」。レオンは、ウェルネスと契約をする代わりに梶谷に屈辱的な要求をしてくる。レオンに抱かれることと、決して裏切らないという覚悟の証に、その身体に刺青を入れること―。仕事の領域を大きく超えるレオンの要求だが、会社に逆らえない弱みがある梶谷は、苦渋をのみ…。
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3.8
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3.8二十歳になったら死ぬ子供…。そう予言された光陽(こうよう)が、間もなく二十歳を迎えようとしていた。予言を知らず、家の中に閉じ込められるようにして育った光陽は、祖父と約束した「二十歳になったら自由にしていい」という言葉を信じ誕生日を楽しみにしていた。しかしある日、光陽の前に美術愛好家の梁井(やない)と名乗る男が現れる。梁井は光陽を屋敷に呼び寄せ、「契約」を取り付けようとしてくる。「契約」の内容はとても屈辱的なもので、光陽には耐えられそうになかったが、「お互いが死なない為に必要なこと」だと言われ……。神か悪魔か…。謎の男に貪られてゆく…。
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3.8中埜里久・30歳は、この記念すべき節目の歳に自分に正直に生きることを決めた。きっかけはデートクラブ、『アンダー・ザ・ローズ』「シャイなあなたに夢のひとときを。擬似恋愛を楽しんで頂けます。(同姓デートも承ります)」品のいいサイトの一番下に書かれた、里久にとって最も重要な「同姓」という言葉に、即デートの予定を入れたまではよかったが、派遣されてきたのは、里久の希望した「小さくて可愛い男の子」ではなく、瞳の鋭い長身の華麗な青年、時春だった。「俺は可愛がって欲しいんじゃない。『可愛がりたい』んだ!」すぐにチェンジを試みる里久だが、逆に時春に気に入られ…!!
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3.9「俺がいつもお前を狙ってる事を忘れるなよ!」警視庁の検挙率No.1刑事河東一馬と、科学技術捜査研究所のクールビューティー神宮聡志、二人が付き合い始めて2ヵ月。その仲はとても恋人と呼べるものには進展していなかった。二人共、相手を「抱きたい」と思っているのだ。会えばいつもケンカになる、そんな攻防を繰り返していたある日、一馬にSP(ボディーガード)の仕事が回ってきた。美しいフランスのVIPが一馬を気に入ったという。一馬がVIPに振り回されているのを知った神宮は、自らもその危険な捜査に加わってきて……。男のプライドを賭けたラブバトル再び!!
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3.2「俺の命が欲しいなら、俺を満足させろ」落ちこぼれ悪魔リルは、次の任務を成功させなければ消滅(死)してしまうというピンチに直面していた。悪魔の仕事は人間と契約し、その命を奪うことだが、優しいリルは一度も人の命を奪ったことがなかった。そんなリルに与えられた最後のチャンスは、由緒正しき公爵家の長男、九条直次の命を取ること。直次は、家の財力と権力にものを言わせ、やりたい放題に生きてきたが、誰にも言えない本当の望みがあることを隠していた。リルが直次の望みをみつけられれば、その命はリルのもの。できなければ任務失敗でリルは死ぬ。どちらが勝っても、どちらかがいなくなる…。恨みっこなしで始めた勝負だったが、心優しき悪魔は、いつしか……。
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4.4世界でも超のつく優良企業ウェルネス社。高柳はそこで大手スーパーの香港出店を任されている。立ち上げ当初はマフィアに邪魔され困難をきたしていたが、高柳の大学の同期であり香港最大のマフィアのトップ、ティエンに助けられた。その時に交わした「代償は肉体関係」の条件のせいでティエンとは恋人同士だが、香港を治める「龍」であるティエンの力を利用しようといくつもの影が動き始めている事も、自分がティエンの弱点である事も高柳は気がついていなかった。ティエンの忠告もむなしく、巧みに近づいてきた相手に高柳は翻弄され…。香港VS上海、その中にただひとり置かれた日本人高柳の運命の龍が動き出す――…。
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3.8保育士、白崎浩一郎には、職場の園児たちよりも手のかかる息子がひとりいる。『クールビューティー、弱冠20歳にして有名モデル』世間での評判は、上々だが、家での息子は汚部屋に住み、ひとりでろくに着替えもできない。しかも、「可愛い父さんがいないと俺は生きていけない」とか「俺の愛は親子愛じゃない」とか意味不明な事をしょっちゅう言い出す始末…。息子の浹と浩一郎は血の繋がらない親子だった。妻が亡くなり、現在はふたりきりの家族。立派に育てようと張り切っている浩一郎の気も知らず、浹は密かに「恋人計画」に闘志を燃やしている。父の『威厳』か息子の『愛』か…。幸せいっぱいのスーパーラブコメディ!
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3.7日常はつまらないことばかりで、何もかもが億劫だ…。橘グループの御曹司、雄太はその恵まれた環境に甘え、毎日を好き放題に遊び回っていた。そんな雄太を連れ戻しに来るのが父の秘書、古家孝彰。雄太は、冷たくいつも取り澄ましているこの男が大嫌いだった。2人は従兄弟だが、孝彰が同性愛者だと知った時から、雄太は孝彰を避けるようになった。同じような、家が金持ちの連中と粗悪な遊びを行い、ついに最悪な事件を起こしてしまう…。追い詰められた雄太を救えるのは結局孝彰だけだった。だが孝彰は事件を隠蔽する代わりに雄太にとって最も屈辱的な要求をしてくる…。衝突する激情と異常なまでの執着心。愛と下剋上の物語。
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4.2お前を抱くのは俺だ――。警視庁に勤める検挙率Nol.1刑事、河東一馬と、科学技術捜査研究所のクールで優秀な研究者、神宮聡志。二人は反りが合わず、会えば度々ぶつかっていた。しかし、ある事件をきっかけにその関係は変化する。事件がもとで、ふたりは身体の関係を結ぶことになってしまったのだ――…。女好きで極ノーマルな一馬と、男が好きだが攻めの聡志。またしてもここで激しい衝突をすることに。ワイルドな行動派刑事と白衣のエリート研究者、果たして主導権を賭けた駆け引きに勝利するのはどっち!?男のプライドがぶつかり合う、ラブアクシデント!!
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4.3ふたりの出会った思い出の地、ラスベガス。遊佐はそこで恋人のヨシュアと共に甘い蜜月を過ごしていた。半年前、遊佐とヨシュアは、カジノでお互いの人生を賭けた勝負をした。勝負に負けた遊佐は、ヨシュアの会社に採用され、その心も長い時間をかけて口説きおとされたのだ。しかし、再び訪れたカジノで、金髪の美しい男に新たな賭けを持ち掛けられてから、遊佐の運命は変わり始める…。「お金ではなく、お互いの最も大切なモノを賭けないか?」男との駆け引きは、ただのカジノゲームではなかった。愛するヨシュアと、ふたりの大切な会社ウェルネスを守るため、遊佐は男と密約を結ぶ――…。
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4.0家庭の事情で美大を中退した神原亮は、生活のために仕事探しながらも、絵への未練を捨てきれないでいた。そんな時、業界でも有名な画商の澤と出会う。澤は亮が描きたいものを描き、画家として稼げるようになるまで生活費も含めて面倒を見てやると言う。その代わりに出された条件は、澤が望むときにいつでも身体を差し出す「愛人」になることだった。悩みながらも、どうしても絵を諦められない亮は澤と「愛人契約」を交わしてしまう。しかし、澤は画商として誰よりも優秀な目を持ちながら、絵をまったく愛さない男だった。そんな澤の中に、過去の暗い影を見た亮は…。絵を愛せない画商と、絵しか愛せない画家。それでも惹かれあう二人の狂おしい恋物語。
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3.7過去23年間、地味でずっと冴えない人生を送ってきた主人公の圭司は、会社をリストラされ、そのうえアパートが火事になって住む所も失ってしまった。頼る友人も行く所もなく、途方に暮れて酔いつぶれた圭司は、あるバーで目覚める。そのバーの美形オーナーとクールなマスターに気に入られ、とりあえずバーでバイトをさせてもらえる事になったのだが、そこに来店する客は男性ばかり。そこは「男好きな男」が通うバーだったのだ!ノーマルで彼女のいない歴23年の圭司は、見た事もないアダルトな世界に戸惑うが、店に訪れる上品で金持ちの男達には、なぜだかモテモテで…!!
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4.1ある事件が元で両目の視力を失った瀬尾裕也は、手術後、事故の後遺症に悩まされていた。そんな裕也の姿を見た恋人で刑事の竜治は、同じ事件現場かに居合わせながら、裕也を守れなかった事をひどく後悔していた。学生の頃から凶暴で危険な破壊願望のある竜治は、裕也以外は何がどうなってもいいというほど、裕也に執着している。しかし、事件のことで刑事を辞めると言い出した竜治から裕也は距離を置いてしまう。次第にすれ違ってゆく気持ちに苛立ち、竜治の中で再び危険な感情が目覚めてゆく。「裕也が離れていくとおかしくなる。失わないで済むなら人殺しでも平気で出来る」そんな竜治の闇に目をつけたひとりのヤクザが、刑事である竜治に揺さぶりをかけてくるが…。
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3.8売れない俳優、見崎真尋は友人の「便利屋」でアルバイトをしながら日々の生計をたてていた。その「便利屋」へ、ある男の恋人のふりをして欲しいという依頼が飛び込んでくる。依頼対象の男、吉峯聡瑛は記憶喪失で、しかも恋人が死んでしまったという事実だけを忘れてしまっていた。吉峯は人気急上昇中の小説家で、大きな仕事の締め切りを抱えながらも、しきりに帰ってこない恋人の事を気にしており、仕事も手につかない状態だという。真尋はその恋人と年齢も顔も似ていることから依頼を引き受け、男と同棲する事になるのだが、真尋を恋人だと思い込んでいる吉峯から受ける真剣な愛情や情熱に、次第に真尋は仕事以上の感情が芽生えてきて…。
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3.3「後任の会長に日本語とパソコン操作を教育する」外資系企業に勤める翠にイギリス出張の辞令がおりたのは、会社の会長が交代すると噂がたってすぐの事だった。後任の会長は、世界的にも容姿端麗で有名なイギリス貴族のリチャード・トレンサム。リチャードは一族の中でも特に遊び人で、日本語どころかパソコン操作さえもままならないらしい。そんな貴公子様の教育係に任命された翠は、完璧に教育が終了するまで、日本に帰してもらえない事になっていた。しかし、出張初日からワガママで傲慢なリチャードに、アヤシイ“いたずら”をされ、事態は大ピンチに!遠くの海を越えた豪華な屋敷の中で、エリートサラリーマン翠の受難の日々が始まった!
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4.4高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。目的の相手は、大学時代の同級生、ティエン・ライ。香港での仕事をマフィアに邪魔され、失敗しそうな高柳は、最後の手段でティエンに交渉を持ちかけに来たのだ。交渉金のない高柳は、自分自身の身体をティエイに売るから、それでマフィアを何とかしてほしいと頼む。必死な高柳に、香港でも有名なマフィアの血を引くティエンは、妖しい取引を持ちかけてきた。「お前の身体だけで報酬が足りない場合は、俺に一生飼われる覚悟はあるか」危険な魅力を放つティエンの目の中に茫然と頷く自分の姿を高柳は見た…。
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4.4横浜にある古着屋の店長・眞栄田英雄(まえだひでお)は、過去のトラウマで、快感に反応しない身体になってしまった。しかし、近くの交番にやってきた、無口でクールビューティーな警察官・日比谷晴人(ひびやはると)と弾みでキスをしてしまったら…!? 「本気にしないで下さい。ただのノリでしょ」 晴人は、自ら仕掛けてきたにもかかわらず、なぜか冷めていて、それ以来、英雄を避けるような態度になる。だが時折、晴人から感じる物欲しげな視線に、英雄は悩まされるようになり――。 誰もいらないと言いながら、たったひとりを強く求め合う、純粋で厄介な恋が幕を開ける。
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4.2「冷酷な人間は、お前のような奴の愛情に飢えてるんだ」 敏腕刑事の河東一馬(かわとうかずま)と、科捜研のクールビューティー・神宮聡志(じんぐうさとし)。秘密で付き合い始めたふたりの間には、いまだに解決していない問題がある。それは、どちらが相手に「抱かれるか」ということ。好きな奴とは抱き合いたい。でも男のプライドは譲れない!! そんなふたりが、神宮の大学の後輩を巡って、ケンカをしてしまう。とても綺麗な後輩・涌井紘人(わくいひろと)の周りでは、ストーカー問題が絶えず、それが次第に危険な事件へと変貌してゆく――。 「もうお前には頼まない」 一馬にそう言い残したまま、神宮の姿が消えてしまうが…。
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5.0米国の大手企業、ウェルネスマートに勤める高柳智明は、会社の重役であるヨシュアの命令で、シンガポールを訪れていた。しかし、その呼び出したはずの張本人が、突然、高柳の前から消えてしまう――。 慣れない国で、ヨシュアの行方を探す高柳は、同僚で恋人のティエン・ライの力を借りることにするが、その『獅子の都』と称される灼熱の地では、ティエンの裏の顔、香港マフィアの力が及ばない事実を知ることになる。 「あなたからの連絡を待っていましたよ。私のところにひとりでお越しください」 それでも、唯一の手掛かりとなる人物を探し当てた高柳を、その男は優雅な物腰で危険な場所へと誘う。敵か味方か、罠か…? 男に導かれ、高柳は…。
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5.0「あの男にも、抱きながらタトゥーを入れたのか」 敏腕弁護士の梶谷英令(かじやひではる)は、仕事で訪れたシンガポールで、ひとりの美しい男と出会う。その男・ハリーの身体に入れられたタトゥーを見て、梶谷はショックを受けた。それを彫ったのは、梶谷の恋人であるレオンに間違いないと、すぐにわかったからだ。 「こうして抱き合っていれば痛くない――」 恋人になる前、レオンにタトゥーを入れられながら乱れた自分が、ハリーと重なり、梶谷は暗い感情に翻弄されてゆく――。そんな梶谷の不安をよそに『上海の獅子』・レオンと『シンガポールの冷獣』・ハリーは運命の再会を果たしてしまうが…。
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3.6「お前、今、俺を抱こうとしてなかったか?」 警視庁特殊部隊・SATに所属している狙撃手の堤章大(つつみあきひろ)は、目のケガが原因で、捜査一課に異動になってしまう。そこで組まされた相棒の藤村は、かなりの問題児で、一課でも有名な刑事だった。折りをみて警察を辞める――。そう決めていた章大だったが、ある事件を捜査中に、藤村との間にも『事件』が起きてしまう! 「男としたことあんのかよ?」 「ありませんけど、あなたはあるんですか?」 「あるわけねえだろ」 なぜこんな事になったのか……。恋に不器用な男たちのトラブルラブを見届けよう!!
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3.0「長い間、禁欲しているせいで、逆に淫らな身体に仕上がっていくな…」 小さなお寺の僧侶・樫森皐(かしもりさつき)は、清い心で仏に仕えるために、恋愛をしないと決め、日々、慎ましく暮らしていた。そんなある時、十歳年下の幼馴染みの晃陽(あさひ)から、恋愛相談を持ちかけられる。しかしそれが、皐の人生を変える大きな出来事の引きがねとなった。晃陽の男の恋人・都議の三重野(みえの)から、浮気相手と誤解された皐は、その怒りを買い、ある権力者の貢ぎものとして『躾け』られることになってしまう…!! 「ごめんね。ホントはずっと皐さんに触りたかった」 「慎ましやかなふりをして、淫乱な坊主だな」 正反対の男ふたりに、抑圧していた淫靡な性を暴かれ、皐は…。
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3.0「誰かを好きという感情なんて自分にはない。だから僕を脅かしても、なんの意味もない…」 アメリカのFBI採用試験に落ちてしまった妙中涼二(たえなかりょうじ)は、その高いプライドを持ちながら、日本の警視庁で一番暇な部署、特別捜査課に配属される。 定年間際の課長と、やる気ばかりが空回りする同僚・早津虎之助(はやつとらのすけ)がいるだけの『寄せ集め部署』に、押し付けられるように回ってきた初仕事が、2件の殺人事件。 犯人を追ううち、涼二は、純粋で素直な性格だった虎之助の様子が豹変していくのに気がついた。 猟奇的に変貌した虎之助に捕らえられ、「口止め」と称して、プライドと共に肉体を陵辱された涼二に明かされた真実とは…? 警視庁の天才分析官に仕掛けられた罠。 「刑事さんは心と身体どっちが大事?」
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3.3「どうして…こんなことに……」。 警視庁に勤務する刑事の伊島亮輔(いとうりょうすけ)は、父親の遺産である廃病院に、先輩の野内健一(のうちけんいち)と同居している。 精悍で男らしい健一には、知性的で美しい医学生の弟・修次がいて、頻繁に兄のもとへ来ては、ふたりして部屋に籠り、長い時間出て来なかった。 美しい兄弟から漂う秘密めいた雰囲気の正体を、知りたくても聞けない……。そんな好奇心が、ふたりの秘密に触れた時、優しく美しかった兄弟が豹変する。 誰よりも信頼しているはずの兄弟に監禁された亮輔は、ふたりの手で陵辱を施され…。 飴(あに)と鞭(おとうと)――…。 「可愛い君には俺たちが必要だよ」
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4.0ある日、阿見川政士(あみかわまさし)に脅迫状が届く。政士と息子の樹は「社長と秘書で、仲の良い親子」という体面を保ちながら、その裏で樹は父に虐げられて生きてきた。脅迫状の要求通りに金を渡しに出向いた樹は、栂恭介(とがきょうすけ)という男に酷い辱めを受けてしまう。 「お前の親父がそれだけ憎まれるような真似をしたってことだ」 恭介は、樹を汚すことで政士にダメージを与えようとしたのだ。何の効果もないと知らずに。樹は、理不尽な陵辱に堪えかねて、父と恭介の両方に復讐することを決意するが…。 危うい謀(はかりごと)の行く先は――!?
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3.9誰とも関わらず静かに暮らしたい――。 ひっそりと『お絵かき教室』を営む、武太一郎のところへ、ある音楽グループからCDジャケット用の絵の依頼が舞い込んでくる。しかし日頃から、子どもたち以外の人間と接することを嫌っている武は、その依頼をすぐに断ってしまう。だが、依頼主は簡単に諦めてはくれなかった。 「引き受けてくれるまで、先生の側を離れない」 突然現れた綺麗な青年、歌手の倉沢慎吾は、強引に人見知りの武に近づき、そのささやかな生活を乱し始める。10歳も年下の慎吾に、為す術もなく心も身体も翻弄されてゆく武だが、ある時、慎吾の重大な秘密を知ってしまい…!!
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3.7朝陽(あさひ)の勤める小さな『何でも屋』に、報酬500万円の高額な依頼が舞い込んで来る。依頼内容は、『誰にもバレずに、ある豪邸の隠し財産を探し出すこと』。さっそく豪邸に住み込むことになったが、そこで朝陽を待ち受けていたものは、とんでもない出来事だった。 真夜中、突然、屋敷に現れた怪しい男に、無理やり身体の関係を持たされ、翌日には、更に最悪の事件が起きてしまう。すべての謎の鍵は、その後も夜ごと朝陽を抱く、真夜中の男が握っているようで…。 隠し財産を巡って起きる、姿の見えない者達の陰謀に、次第に巻き込まれていく朝陽だが…!?
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3.5「いいモノがあるんだけど、興味ある?」 禁欲的な容貌の幼馴染み・阿立(あだち)がバーテンを務める店で、ハードボイルド作家の男鹿(おが)は、見知らぬ男から妖しげな錠剤を手に入れた。「憎たらしい奴を跪かせることもできる」という売り文句に、長年邪(よこしま)な想いを寄せる阿立の顔が浮かび、つい買ってしまったのだ。顔を見れば暴言ばかり吐いてくる阿立に一度「ご主人様」と言わせてみたい…。そんな妄想気分で試した錠剤の効果は想像以上のもので――!? サディスティックな美しいバーテンとスイッチが入ると鬼畜になってしまう小説家、二匹の獣の破天荒ラブ!!
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3.7霞ヶ関・法務省で起った立てこもり事件――。 警視庁に所属する交渉人の兼坂鴻一は犯人との交渉を試みるが、冷静且つ、暴力的な犯人を、なかなか説得できずにいた。犯人は28歳の死刑囚・悠木仁。無罪を主張して、法務大臣の他、数人の幹部を人質にとっている。 「綺麗な刑事さんが、お高くとまって檻の外で喚くのは簡単だ。心理戦で俺をねじ伏せたいのなら、ここに入ってきたらどうだ?」 まだ若い年下の犯人の挑発に乗って、鴻一は自ら人質になることを選んでしまう。犯人の領域に閉じ込められた鴻一は、そこで快楽の拷問を加えられ――。 屈辱の中、主導権を握られた鴻一に勝機はあるのか…? 破壊と防御の心理戦!!「交渉人、弄ばれる気分はどうだ?」
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3.5倒産寸前の両親の会社のために、お金持ちの幼なじみのところへ、妹がお嫁にいく。 如月莉久(きさらぎりく)は、戦略結婚に複雑な思いを抱えながらも、自分の幼なじみを信じて、ふたりを祝福しようと決めていた。 しかし結婚式当日、ヴァージンロードの上で新郎に手を握られたのは、なぜだか莉久で!! 「このまま逃げて、俺に身体を差し出せば、会社は潰れずにすむ。どうする?お前に選ばせてやるよ」 新郎の黒須宗士郎(くろすそうしろう)の真意は分からないが、莉久に選択の余地はなかった…。 傲慢な幼なじみに連れられて、波乱万丈な逃避行が始まる!! これって誘拐!? 新郎にさらわれ、甘くて危険な逃避行へ!!
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-毎朝、満員電車でチカンの被害に遭っている益田愛音は、男ということが災いして、恥ずかしさのあまり、誰にも相談できずにいた。そして、決死の覚悟でたどり着いたのが、噂で聞いた怪しげなカウンセリングルーム。そこのセラピスト・十和田秀哉は、噂に反してとても優しそうな美男だった。しかし、愛音に適しているのは「催眠術」だと妖しい治療を施されてしまう! しかもその施術中に見る幻覚は、色んな人物に扮した十和田に辱められるというもので!! 森の狼男、双子、ペットの飼い主…。様々な幻覚の十和田に恥ずかしい行為を迫られ、次第に不安になる愛音だが…!?
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3.3順風満帆、今が楽しけりゃそれでいい。毎日をだららだらと適当に送っている美容師・二戸島由有(にこしまゆう)の快適な生活は、ある日、店の異動を命じられ激変する。異動先には、二戸島が最も会いたくない先輩、橋本すばるがいるのだ。 「いつも楽そうにやってたお前が、困ってる姿を見るのは楽しい……いいザマだな」 『美容師界の王子』と呼ばれ、メディアでも人気絶頂のすばるは、何故か「王子」の仮面を二戸島の前でだけ外す。地味で暗かった過去とまったく違い、傲慢で美しく変貌したすばるに、過去の「秘密」を握っている二戸島は、巧みな飴と鞭で翻弄されてゆき――。
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4.0霞ヶ関・法務省で起こった立てこもり事件――。死刑囚が無罪を訴え、数人の幹部を人質に立てこもっている。 警視庁に所属する交渉人の兼坂鴻一は、犯人説得のすえ、自らも人質となり、事件現場に潜入することに成功した。しかし、死刑を宣告されるほどの凶悪犯である悠木は、ひどく冷静で、駆け引きの主導権を握るため、鴻一に快楽の拷問を繰り返す。 そうして強制されるまま、鴻一は悠木の起こした殺人事件を調べ直すことになったのだが、そこに潜む残酷な陰謀は、鴻一の身も危険に晒し…。壮絶な心理戦ののち、お互いが手に入れた真実とは…。 地下オークションを暴く番外編『悦楽の限界(リミット)』大幅収録!
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3.0下北沢にある小さなカフェ『エモート』。そこのシェフである土ヶ谷創(つちがやそう)は、ある日、ふらりと現れたパーマ頭の青年・喜多秀虎に、無理やりアパートに居候されてしまう。 大食いで騒がしいほど明るい秀虎は、いつの間にかカフェのホールスタッフとして働くようになり、まるでひな鳥のように創の料理を心待ちにしている。そのうえ、鍛えている創の身体に憧れを抱いていて、ホモ疑惑も浮上!! 絶体絶命の創の姿を見ても、優雅なオーナーや、イケメンパティシエは面白がって知らんふりで…。 明るい謎の男、短気な創、優しすぎるオーナーと、のん気なパティシエ。厄介者ばかりが集まったカフェには波乱がいっぱい!?
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3.4麻薬捜査官。竜野真紀は、大がかりな麻薬取引の情報を掴むが、摘発直前で突然拉致され、香港へ連れ去られてしまう。マフィアのボス・王の屋敷に監禁され、お前は親友に売られたのだと告げられるが、真紀は頑なにその言葉を信じようとしなかった。「刑事である弟や親友が必ず助けに来る」その真紀の思いを踏みにじるように王は、「俺から解放して欲しければ、お前が頑固に信じている親友や弟を殺してくれと乞え」愛玩具として王に嬲られ、凌辱の限りを尽くされる真紀を、さらに卑劣な条件で追いつめてくる。人を信じようとする男と、信用しない男。二人の感情は激しく縺れ合い…。
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