BL小説 - 菜波 - いるかネットブックス作品一覧

  • ……なければよかった。
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    1巻330円 (税込)
    水月と涼司は兄弟だが、あまり仲が良いとは言えなかった。昔から真面目で物静かな兄に苦手意識がある弟。避けるように生活していたが、ある日、涼司は見たことにない顔をする兄に欲情し、水月はふと弟に恋心を抱いていたことに気付く。 涼司に嫌われていると思い込んでいた水月は、同じ様に「知られてはいけない恋」に寂しさを抱いていた職場の先輩である三島に身体を預ける。
  • 王子殿下を護衛します~メイドに扮するは一族の伝統? そんな伝統とっとと廃止してしまえ!~
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    1巻330円 (税込)
    王国に仕える隠密衆、トガクレ一族。修行を明けたオレは、第六王子殿下の護衛を仰せつかった。女装でメイドの格好で。 砂糖菓子のような甘い美形である王子だが、なぜかこの人、オレにだけセクハラとかしてくるんですけど!?危機的状況でもおかまいなしに! 「あぶない!」 と叫び終わらぬ内に、背後をひと蹴り! 「……まさか護衛対象である王子を蹴っぽるとはな」 スカートの中に頭を突っ込んで人の尻に顔を埋めてきた王子が悪い!とは声を大きくしては言えないが、生きているのだから結果オーライ!
  • 弟みたいな仲間相手にオレがメス堕ちするわけがない!~魔法戦士は快楽主義~
    5.0
    1巻330円 (税込)
    たとえ眠っていたとしても、意識を半分起こしておくのが冒険者としては当然で。こうした野宿とくれば見張りを置いているとしても、いつもでも不穏な気配に対処できるようにしておくのが常識というものだ。 よって、仲間ふたりが、どういうつもりなのか性的興奮を剥き出しにしてこちらへ向けていることを……凄腕魔法戦士の一族として世界に知られている『砂漠の薔薇』たるオレが、気がつかないはずがないのだ。 ……に、しても。こんな場所でよくもまぁ、そんな気になれるもんだな。
  • 壊れたから、戻れない。
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    1巻220円 (税込)
    脚をM字に開かされてビニールテープで縛られていることに気が付いた。 腕も、頭の上でがっちりと縛られていて動かせない。 いつの間に脱がされたのか思い出せない。 茉夏は狼狽えながら身をよじる。 しかしすぐに、自分をこうしたのが目の前の幼なじみであることを、朦朧としていた意識の記憶に思い出した。 音彦はなぜかさみしげな微笑を返す。 「好きだから、めちゃくちゃにしてやろうって思ったんだ」 茉夏はされたことを許せなかったが、幼なじみを完全に嫌悪することができなかった。
  • 愛妾王子~桜花は熱く愛されて~
    -
    1巻440円 (税込)
    無垢であり清純だったはずの第三王子ユーチャリスは成人を迎えたその日に国王陛下の愛妾になることを命じられる。調教によってメスへと仕立てられたユーチャリスは、悔しさにあふれた涙に歪む視界の中でふと……ふたりの兄の顔を思い浮かべる。 助けて欲しいと……思わず兄たちに縋りたくなってしまったが、男の身でありながら愛妾とされ実父にメスとして扱われていることを知られたくなくてはぐらかすが……
  • 蒼へと揺らぐ
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    1巻330円 (税込)
    生来、闇の色しか知らない盲目の佳人・栞。その瞳に唯一、映し出すことが出来たのは、闇から生まれたという妖人の姿だけであった。 初めて闇以外の色を眼にした栞は、犬の耳を生やした妖人に惹かれる。 名を持たなかった妖人は、栞に「空太郎」という名を付けてもらったお返しに、ひとつだけ願いを叶えてやると約束する。 たった数日の夜の逢瀬で、寂しさと情の境目にふたりして立つことになるのだが……。
  • 兄貴の描いた願望にアテられました。
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    1巻220円 (税込)
    兄貴の漫画のアシスタントをすることになったはいいが「……何を見ても、ツッコミは無しの方向で……よろしく」との念押し。気圧されオレは思わず頷いたが、送られてきた原稿データにひと通り目を通したところで、いつもの男性向けのものではないと気付いて俺は驚愕した。 「……びーえる……だ。コレ……」 美女、美少女がメインのエロエロの男性向けを描いていたはずの兄貴が、いつの間にボーイズラブの世界に足を突っ込んでいたのかなんて……。 しかもそれらは俺への願望で?
  • あの冬から待つ
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    1巻220円 (税込)
    幼馴染みで親友同士の二人は社会人になっても変わらない関係を装っていたが、二人にはふとしたことで高校生の頃にこじれてしまったことがあった。 最後の冬休み直前、放課後の教室で、豊は親友の弘明にレイプされた。 「ごめん、忘れて」と切りだされ、豊は何故かそれを承諾した。 記憶を隅に追いやり、忘れたふりをして過ごしていたが、あることをきっかけに豊はあの時の冬を思い出す。
  • アバネディアの錬金術士
    -
    1巻330円 (税込)
    小国・アバネディアに住む高名な錬金術士、ライ・フリージアとその助手であり双子の弟であるシオン。 そのふたりに、路上で花と春を売っていた女装少年ゼラニウムは拾われて錬金術士の弟子となる。三人での平和な生活が続く中で、ふとしたトラブルに見舞われたゼラニウムが抱いた渇望は……。望んではいけないと思いつつも、快感の中で彼はねだる。 「ねぇ、ライ先生、シオンさん……ふたりでもっと、オレを束縛して?」
  • 甘く優しく呪わしく。
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    1巻330円 (税込)
    ある「呪い」に掛かってしまったせいで僕は若返って少年の姿をしている。本当は二八歳の成人男性なのだが。 両親が亡くなった半年前にこの「呪い」に掛かり、それからずっと解呪法を探して兄弟二人で旅をする羽目となった。 「呪い」は継続中なのだが、ある事をすれば「呪い」の効果を和らげ、見た目の年齢を少しだけ戻すことが出来る。それは、男の精を体内に取り込むこと。 その行為を、僕は弟と……
  • いずれ思い出は遠い彼方へと~BLショートストーリー集~
    -
    1巻220円 (税込)
    止まっていた俺の時間がやっとで動き出した。 だけど、とても緩慢に。 ふと現実を見やって、過去の失意から這い上がって未来(さき)へ進まなければならないと思い立つのに…… ◇1 いずれ思い出は遠い彼方(かなた)へと 眼差しの先にあったのは、いつだって俺ではない。 そしてあの瞳はもう戻らない。曇った双眸にさえ、俺を簡単には映してくれない。 ◇2 残像 他 ◇3 プリムラ……運命を開く ◇4 酒乱 ◇5 コタツの攻防 BLショートストーリー集
  • 今、恋に気づいた ~BLショートストーリー集~
    -
    1巻220円 (税込)
    真夜中、ひとり暮らしの部屋まで押しかけ、ドアを叩いてオレを起こしたのは……通う大学は違えど高校は同じだった俊彦だ。 こうしてやって来る時のこいつは、必ずと言っていいほど酔っ払っている。 1 今、恋に気づいた 2 夕餉のお誘い 3 だからまた酔いつぶれる 4 雨に濡れる 他 恋愛未満、友情以上 誰かと誰かの、小さな小さな物語(ストーリー)
  • 彩の月が終わるまで~月華蜜恋~
    -
    1巻440円 (税込)
    収穫祭前の葉落ちの月、ネリネはずっと体の関係を持っていた長兄に貴族令嬢との婚姻が決まったことを理由に終わりを告げられる。 兄の下で働いていたネリネは傷つきながらも用心棒の仕事を続けていたが、観光に訪れていた貴族画家に、一番親しい友人にも見せたことのない泣き顔を、無意識に流していた涙を見られてしまう。 捨てられたことに傷ついたまま、兄との密事を忘れられず、ネリネは寂しさを自覚して画家と友人に身を預け……
  • 王子と騎士~因果陵辱~
    2.0
    1巻385円 (税込)
    羞恥が騎士の胸中を沸かせた。 視線をさまよわせた先にあったベッドの上、まだ眠っている従弟であり護るべき対象である王子を見つけて。 「こ……殺せっ! これ以上、僕を辱めるぐらいなら、いっそ……!」 王子の騎士として、従兄として、ラナにはそのような姿を見られたくはない。過去を思い出しても、『女』とされた自分の存在は果てしなくみじめであるというのに、護らねばならないはずの王子の目にメスの痴態をさらすなど、情けなさに死を選ぶしかない。
  • 義弟とこっそり?~流され試され~
    -
    1巻220円 (税込)
    「義兄(にい)さんって、呼んじゃったんですぅ……ッ」 彼女との情事の最中に、なぜかオレを呼んだという義弟。そこからどうしてかオレは、義弟に押し倒されていた。 「お願い、試させて」などと懇願され、隣で妻が寝ているのにオレは流され……。 ヤバイ……こんなの、おかしくなる。
  • オレだけがこの人にお触り可。~満員電車で生殺し~
    -
    1巻220円 (税込)
    朝の満員電車、たまたま揺れと人混みに圧されて、ドア付近に立っていたリーマンに被さってしまった。美少年な可愛い見目にオレの性癖が暴走し、熱を押し付ける事故的接触。 もう二度と会える可能性などないだろうと思い込み、ひと時のラッキースケベを噛み締めながらのソロ活動で一発コースの流れに身を任せたが…何とその日の内にバイト先のカフェで早すぎる再会を果たす。 動揺を隠せないオレの手にこっそり名刺が舞い込むが、その裏に ─今朝の痴漢さんへ。 って。不可抗力ですから!
  • 俺と主任と残業と~秘密は奥の深いとこ。~
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    1巻220円 (税込)
    深夜のオフィスで。 終電逃して舞い戻ってみれば、まだ残っていた主任があられもない姿に。 普段の主任と違いすぎて、俺の理性は欲情へと傾いた。 問い詰めると、やはりひとりで慰めていたらしいが…… おかしな方向へと突っ走り、主任は蠱惑的に囁く。 「お願い、もう……我慢できないからっ」 手が伸ばされる。俺の、股間に。 エロい期待を抱きながらも、戸惑ったが、リミッターが解除された俺の分身は野獣そのものであった。
  • オレは/俺は ~弟と。/兄ちゃんと。~
    -
    1巻440円 (税込)
    オレの女装に弟が血迷う。 「目ぇ覚ませ! ド阿呆ーッ!」 と叫び、オレは後ろ回し蹴りを弟の脇腹へとキメるが……! 「その蹴り、もしかして兄ちゃん?」 蹴りが入るまでオレだと気付かないような阿呆の弟であったが、これがきっかけでこいつは覚醒してしまう。 オレへと向けられる弟の凄まじい感情に翻弄され、悩みに悩んでオレはなぜかまた、女装していた……。
  • 課長、ブラが透けています!
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    1巻330円 (税込)
    激しい雨の中、逃げ込んだ小さな軒先。お互いずぶ濡れ状態で、上着を脱げばワイシャツが肌に貼りつき透けていて、課長の筋肉やっぱりすげぇな…と見惚れていたが、立派な大胸筋がブラジャーに包まれているのが透けて見えて… や、ちょっと待て。透けブラ……? とは なのになぜかこのタイミングで。 「好きなんだ、奥村」 本気の声に、表情に、眼差しに、心臓が痛い。なのに言葉の意味を、透けブラのせいなのかちゃんと理解することができなかった。
  • 消えない背徳~溺れさせて、引き上げて~
    5.0
    1巻220円 (税込)
    志宣は二十歳になったばかりの大学生。彼は小学生の時に母を、高校生の時に父を亡くした。くすぶり続けるのは父の残り火。 それを忘れるためにセフレとの快楽に溺れる日々が続いていたが、その最中を伯父に見られてしまう。 「オレが男にしか興奮できなくなったのも、ケツ掘られてよがり狂うヘンタイになったのも、全部……父さんのせいだよ」 志宣は、言葉を詰まらせる伯父に、歪んだ笑みを浮かべて全てを告げた。
  • 恋にも等しくとても愛しい~銀狼族と砂エルフの雪国暮らし~
    2.0
    1巻275円 (税込)
    砂エルフのラルディと銀狼族のカミールが出会ったのは八年前。死に際であったカミールの父親に子供だったカミールを託される。最後に抱かせて欲しいという願いを聞き入れるが、ラルディは初めて本気の恋を死にゆく父親に抱いてしまう。 やがて父親そっくりに育つカミールは国に定められた成人の年齢、一六歳を迎えて獣人特有の発情期を迎える。 求愛行動として夜毎ラルディに半端な夜這いを仕掛けるが、寝たふりをしてやり過ごすラルディだが…
  • サンザシが揺れる
    -
    1巻220円 (税込)
    激しい雷雨が降る放課後。廃体育倉庫で、吉川ハジメは泣いているクラスメイト、山中郁を見つけてしまった。 かたや優等生のクラス委員長、かたや周囲に恐れられている一匹狼の不良である。惹かれ合うも、きっかけが特殊であったから気持ちを認められない。 (俺は同情してるだけだ……) (僕は同情されているだけで……) この恋は、幸か不幸か。
  • 白より遠く現夢
    -
    1巻220円 (税込)
    白い毛並みの猫の耳とふたつに分かれた尻尾を持つ少年の姿をした妖かしは、春海の数える唄声に誘われ深遠の闇での眠りから現し世へと身を起こす。 本来ならば妖かしを消滅させる祓師の力を持つ春海であったが、敵意のない白猫の妖かしに力を使うことはなく… 愛する者を亡くして孤独となり、失意していた春海の寂しさに、白猫の少年は惹かれる。 時折こぼされる「左雨」という名を耳にして、白猫は彼の寂しさに寄り添いながらその名を望んだ。
  • ソレが恋である事実
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    1巻330円 (税込)
    僕、シトリン・ラブラドライドが、この魔法専門のパブリックスクールの門をくぐったのは、この国で定められている成人の年齢、一六歳になった春のことだった。 優等生枠に選ばれて、主席入学者のジャスパー・カクタスとの二人部屋を寄宿舎に与えられたが… その日の内に僕は知らされる。女の子のようにされる快感を。 実家でのいい子の僕も、昼間の学校での優等生である僕も、本当じゃない。夜が来て、ジャスパーによって暴かれる「淫乱なメス」である僕が……「本当」の自分だった。
  • 猫と恋する睡眠姦
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    1巻330円 (税込)
    山賊殺しの異名を持つ戦士、アーザレアに山賊から助けられた獣人猫族のナズナ。 鬼のような迫力で戦う彼に最初は恐怖したものの、後に向けられた笑顔のギャップに抱かれたいと浮かべる。ナズナは『発情』の衝動を自覚し、猫族が成獣の姿へと変わる条件である『恋』をした。 離れたくない離れたくない一心で半ば強引にアーザレアについて行き、上手く彼をサポートすることで『相方』であると認めてもらうが『発情期』を迎えてしまった獣が、その衝動を抑えて乗り切ることは難しく…
  • 背徳の罪に巻かれ~壊れて甘く満たされて~
    -
    1巻385円 (税込)
    湿原一帯を領地とする伯爵家。嫡子であるエーリカは厳しすぎる後継者教育によって心をすり減らしていた。父の期待に応えなければとあせる反面、厳しく冷たい父親へと特別な感情を抱いてもいた。 そんな中、魔道士である叔父が帰還するが、一六歳となり成人の年齢となったエーリカは、さらに厳しさが増す後継者教育に不安を抱きながらも成人の儀式へと赴く。 だが大聖堂へと着くこともなく、エーリカは領主を恨む何者かに拐かされ、禁制品である媚薬によってメスへと堕ちて……
  • 花は清楚に可憐に淫らに
    -
    1巻440円 (税込)
    下級貴族アルメレク家の兄弟レオンとジャスリン。亡き父親に性的調教を受けてきたふたりは肉体の快楽に悩まされていた。 レオンは父が所有していた男娼館の存在を知りその権利を家督と同時に受け継ぎ、雇われ経営者であるヒューバートに男娼の仕事を教えてほしいと願い出る。 成人の年齢を迎えたジャスリンは、誰でもいいという気持ちでフットマンの青年フェルカを誘い身体を許す。 性交の中に感情の伴った甘美を見つけるふたりは……
  • 春に隠れて、花咲く貴族
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    1巻440円 (税込)
    没落貴族の一人息子リュシアンは事情を隠して男娼となる。 少女ドレスに身を包み、花となって初めてを、兄のように慕っていたイトコのアンリに鬻がれ、情交の甘さを知る。 同じ男娼であるレミとも仲良くなり、度々訪れるアンリに抱かれて安らぎを得る日々。 しかし、アンリを待つリュシアンの前に、逃げていた相手が現れる。 「可愛いリュシアン。私だけの物にするはずだったのに……他人(ひと)の手によって穢されてしまったなんて……っ」 歪んだ欲望を向けてくるその相手は……
  • 深き魔が時、密夜の伽
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    1巻275円 (税込)
    「……お戯れを……」 「戯れなんかじゃない、本気……なんだ」 投げられるターコイズブルーの瞳の奥に、誘惑(テンプテーション)の魔力が潜んで瞬く。 天蓋付きのベッドの上に押し倒され、切なげな眼差しを向けられせまられていても、誘惑に傾く欲望のままに動くわけにはいかなかった。 相手は王子殿下だ。ある種の情を持っていたとしても、呪いか契約か、内側に魔女を宿しているとしても……
  • BLOOD×INTRUDER ~密夜の贄~
    -
    1巻330円 (税込)
    少年の唇が微笑む。 そこから覗いた尖った犬歯が鋭利な輝きを放つが、それはすぐに青年の首筋へと埋め込まれた。 熱い痛みに青年の表情がしかめられる。だがその次に流れ込んだのは、内側から支配する恍惚だった。 理性が、黒い瞳から消えていく。煤色だった左目が黒へと染まった。 魔法を消し去る破術の瞳が失われていく。劣情の燃え上がりを消し去ることができないのは、体内に流し込まれたそれが魔法ではないからだ――吸血鬼(ヴァンパイア)の種。 人間(ひと)を吸血鬼の贄(にえ)へと変えるための、呪いだ。
  • 放課後の快楽、淫らな指導に縛られて~兄弟は慰めに繋がれる~
    -
    1巻330円 (税込)
    「先生……これは、どういう……?」 「本当にキミたち兄弟は、よく似ているね」 教育実習生として母校を訪れた高坂鳴海は、指導教官となった小林が、自分の弟である育海とただならぬ関係であることを知らされる。そこから、小林が管理している理科準備室で、放課後の「指導」がはじまった。 快楽に流され、鳴海は小林の手によって淫らな身体へと調教されていく。 そんな鳴海の姿を、淫靡な熱と羨望と、罪悪感とをはらませた眼差しで、弟の育海は実習期間中ずっと見据えていた。
  • 魔女と試練と使い魔と
    -
    1巻385円 (税込)
    平日はリーマン、時々魔女。女装すると魔力が備わる特殊な男の娘魔女。魔女の試練で処女喪失しなければならなくて… 二十歳の時にこの難問を出されてはや五年、いくら僕が男の娘と呼ばれるぐらいに男っぽさが欠片もないとはいえ、性癖はあくまでノーマルなのである。こればかりは母さんの期待に応えてあげることはできない。 …この夜はまだ、そう思っていた。 なのに、飲みに行った仕事帰り、酔ってつぶれた後輩に処女を奪われた。その後に召喚した使い魔がなぜかその後輩で…?
  • 魔法ギルド自由恋愛模様~特別な気持ちをまだ知らない~
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    1巻440円 (税込)
    「だってひとり寝は趣味じゃないもん。なのに今夜は、お相手に恵まれなかったわけ。だから……いいでしょ? ルリ」 普段の室長代理ではなくボクの愛称で呼ぶのは……合図だ。 「はい……ジャレットさん」 魔法陣以外の楽しみを、ボクは知らなかった。肉体の快楽を教えてくれたのは、彼だ。 求められるのが嬉しい。甘美を味わうことが、楽しい。断ることなんてできない。抱かれ、繋がり、性交によって快楽を得ることが…今のボクにとって唯一の、魔法陣以外の楽しいことなのだから──……
  • 勇者な俺と世界の魔王~まさかの妊活!?~
    -
    1巻220円 (税込)
    伝説の勇者に選ばれた俺、アリアス・ロットは、世界の魔王が一人、堕落の魔王ラズズの討伐を命じられた…はずだったが、なぜか、俺と魔王で妊活する羽目に。 どっちが孕む? こうなれば、男のプライドを掛けて、ガチで殴り合いの勝負しかない! こうして夕陽を背景に、俺と魔王は拳を構えて睨み合うのであった。 勝つのは、孕むのは、俺か魔王か、どっちだ!?
  • 雪に誘い夜に失せて
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    1巻220円 (税込)
    平野彦一は幕府の同心であったが、ある日ふらりと出奔する。流浪の身となり立ち寄った村で、火の玉が飛ぶという社殿へひとり立ち寄った。 そこで彦一は二匹の霊狐と出会う。金色の毛並みを持つおぼろと、弟である白銀の毛並みを持ったほむら。 「儂らは神域を護る狐にすぎませぬ。此処はまさしく夢と現の狭間に在る、儂ら狐の領域です」霊狐の領域に連れてこられた彦一は、甘く饗され劣情のままに二匹を抱く。快楽の中で親友の優吾と、遊里へと売られた晴という幼馴染みを浮かべるが…
  • 欲望で満たすほどに、兄の誘惑に流されて
    -
    1巻220円 (税込)
    「オレ、葉二のこと好きなんだよね。兄弟だからとか家族だからじゃなくって、恋愛感情の方でさ」 「へー……」 あまりにも簡単にサラリと口にするものだから、思わず流しそうになったが、すぐにものすごい動揺が俺を襲った。 俺の兄、藤花は、女装しているわけでもないのに性別が行方不明で見た目はボーイッシュな美少女そのもの。突然の告白に翻弄し、誘惑されるがままに自分の感情もわからないままに流されて、俺は下半身の熱に従って兄を抱いた。
  • 夜も遊べば恋となる~夜這いの予約は明るいうちに~
    -
    1巻330円 (税込)
    「……こういう娯楽のない場所では、夜這いが娯楽だなんてよく言うけど……」 まさか本当に夜這いを仕掛けてくるとは。しかも初日から。 どうしたものか。迎撃するのは簡単だ、入り口に魔法で死なない程度の罠でも仕掛けておけばいい。 しかしどうしたことか。唯一の娯楽かもしれない夜這いに、僕の心は躍っていたりする。 ここは「わからせて」あげたほうが良いのか、あえて「わからせ」られるのも一興か。 「どうしようかなぁ、女の子役はしたことないのに……」
  • 籠絡? 腐男子連環の計~待て、これは腐女子妹の罠だ!~
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    1巻330円 (税込)
    現実であるというのに妄想の中の心地へと理性が傾く。 「ふたりは……千花が好きなんだよね?」彼らふたりの根底には、僕の双子の妹である千花がいる。確かめるように訊ねると、ふたりして気まずそうに言葉を濁した。 本気か冗談かわからない妹の言葉から、僕が「腐男子」という深みへと沈んでしまったからはじまってしまった妄想と、繋がってしまった現実。 現実に邪な欲望を向けられて、欲情まみれの妄想から僕は、ふたりを誘う。 「僕を、代わりにしても……いいよ」

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