TL小説 - くるみ舎 - こはく文庫作品一覧

  • 愛なき夫婦の契約結婚 ~好きになったらいけません~
    4.0
    和菓子屋で販売員として働く春那にはふたつ、秘密がある。ひとつは男性、特にイケメンが苦手なこと。そしてふたつめは、父が残した借金を返すため、従業員規定で禁じられているダブルワークをしていること。ある日、春那は和菓子屋の跡取り息子であり副社長の正周に呼び止められる。和服の似合う涼やかなイケメンである正周は、春那が最も苦手とするタイプ。二人で話がしたいという彼の言葉に、ダブルワークがバレたのだと早合点した春那は極度の緊張と疲れから、気を失ってしまう。目を覚ますと病院のベッドに寝かされていて、側にはじっとこちらを見つめる正周の姿が。状況がつかめずパニックを起こす春那に、正周は淡々と告げる。「俺と、結婚してみる気はないか?」 ろくに話したこともないのに結婚!? 驚きを通り越し呆気にとられる春那。「俺を愛していない女と結婚したいんだ」と語る正周は、「結婚してくれるなら借金を肩代わりしてやる」とまで言い出して……。
  • 赤い薔薇は恋人の香り ~没落令嬢の幸せな結婚~
    3.6
    うなじから背中にかけて大きな傷のあるフィオナは、いつも首元までしっかりと隠れた質素なドレスに身を包んでいる。結婚も諦め、自立した職業婦人として生きていく決意を固めている彼女だったが、ある日、妹・アリシアの結婚式で美貌の大富豪・トンプソン伯爵からダンスに誘われる。男性に声をかけられることなど初めてのフィオナは、驚きつつも喜びに胸をときめかせるが、自分に自信を持てないあまり、トンプソン伯爵の何気ない言葉に傷つき、その場を逃げ出してしまう。数日後、家庭教師の職を探して街を歩いていたフィオナは、トンプソン伯爵と再会する。成り行きで「住み込みの職を探している」と説明すると、トンプソン伯爵は信じられないような提案をしてきて……。
  • 遊び人社長とワンナイトしたら溺愛されてしまいました
    値引きあり
    3.5
    設計事務所でインテリアデザイナーとして働く日下千歳は29歳。何をやるにも、どこに行くにも、一人のほうが気楽だと感じる、いわゆるソロ活女子。今は仕事が楽しいこともあり、恋愛に対しても消極的だ。しかし、リフレッシュ目的に出かけた一人旅行の最中、見知らぬ土地の解放感からか、千歳は行きずりの男性・影雪と一夜を共にしてしまう。その夜は盛り上がったものの、翌朝、後悔に襲われた千歳は、影雪一人を残し、そそくさとその場を後にする。それから数日後、旅先でのハプニングなど忘れた千歳は、いつものように無謀な営業を試みていた。営業先は大手商社である成瀬商事。度々足を運んでいるが、いつも玉砕している相手だ。今回もまた契約には至らず、肩を落として帰ろうとした千歳の前に現れたのは、影雪だった。なんと影雪は、成瀬商事の社長だったのだ。あの夜のこともあり影雪とは二度と関わりたくない千歳だったが、影雪はそうは思っていないようで……。
  • 遊び人な宰相補佐は愛しの騎士令嬢だけ落とせない
    3.9
    王族の護衛騎士を務めている辺境伯令嬢のシェリーは、女性らしく美しい双子の妹・キャロルに対するコンプレックスもあり、誰よりも騎士らしくあろうとしている。そんなシェリーには最近、悩みがある。それは国中の女性のあこがれの的・宰相補佐のルイスのことだ。女性であれば誰彼かまわず甘い言葉を囁く色男として有名なルイスだが、なぜかシェリーだけは口説かれたことがない。なのに必要以上にシェリーに絡んでくるのだ。取り巻きの女性たちの目の前で馴れ馴れしく話しかけてくるものだから、シェリーは女性たちの嫉妬の的にされている。職務第一のシェリーにとってはいい迷惑でしかない。そんな二人がある日、共同任務に就くこととなる。任務は外遊に来た隣国の皇子の護衛。皇子は自由奔放な性格で、二人は皇子の言動に振り回される日々。しかも皇子はシェリーのことが気に入ったようで、シェリーを口説き始めて……。
  • 遊び人の冷酷伯爵は、意図せぬ結婚で真実の愛を知る
    3.0
    舞踏会の夜、エリザベスは談話室で聞いてしまった。見合い相手がエリザベスとの結婚を政略結婚だと断言し、「アウラ家に広大な土地がなければ、あんな野暮ったい娘と結婚なんて願い下げだよ」と言い放つのを。男は隣に座る美女を抱き寄せ「愛しているのは、君だけだ」と囁いた。エリザベスは逃げるようにして、明かりのない中庭へと足を進めた。もとより、エリザベスの気持ちなど顧みられることなく、親が決めた相手である。愛されないと知りながら、嫁がなければならない。涙を堪えるエリザベスの近くに現れたのは……ダグラス・ローファー伯爵! 社交界きっての色男として知られるエリザベスの初恋の相手だ。まもなく結婚する身であるエリザベス。初恋を振り切ろうと意を決してダグラスが落としたハンカチを差し出すと、ダグラスに強引に唇を奪われてしまう。酔って、誰かと間違えている? だが、その現場を主催者に目撃され、破廉恥だと責め立てられて、屋敷は大騒ぎ。ついにはエリザベスの兄デビッドまで出てきて、ダグラスに責任をとって結婚するよう迫るのだった――。
  • あなたが運命の人ですか? ~年下のスパダリ社長は恋も結婚もまっすぐです~
    -
    幹本麻理恵、29歳。高校時代の仲良しグループ五人のうち、とうとう最後のシングルになってしまった。試しに婚活アプリに登録してみたものの、あまりの登録者数の多さに圧倒され、気持ちがくじけてしまう。退会しようとする麻理恵のもとに、『あなたにひとめぼれしてしまいました。結婚前提にお付き合いしていただけませんか?』というメッセージが届く。半信半疑でヒロと名乗る相手のプロフィールを見ると、会社を経営する美しい顔立ちの25歳。そんな人がなぜ私に? はじめはメッセージのやりとりから。有名レストランでの初めてのデート。よそ見をしないようにと二人は同時に婚活アプリを退会する。そして次のデートは麻理恵の幼馴染が俳優として出演する芝居を見に行き、彼が少し嫉妬したりと、距離を縮めていく二人。だが、まっすぐに気持ちをぶつけてくるヒロとは対照的に、麻理恵は慎重だった。この人が運命の人だったら嬉しい。それでも麻理恵はヒロとの出会いを手放しで喜べない。婚活アプリで知り合ったということも気になっている。女性なら放っておくわけがない彼ほどの人がなぜ私を? 麻理恵がヒロに訊ねると、ヒロは顔を赤らめながらようやく理由を話してくれた。それは……。
  • あの夜のドクターとの再会愛は、私をとらえて離さない
    4.0
    友人の結婚式に出席するために故郷に帰ってきた夏織は、ホテルのバーで知り合った智也と一夜を過ごす。その場限りの関係とそっと部屋を出、祖母を見舞ったあとは、東京のいつもの生活に戻っていた。ある日会社でケガをしてしまい病院に行けば、なんとそこに智也が! あれからずっと気になっていた。本気になるのが怖くて連絡先も交換せず、逃げるように部屋を出ていったというのに、まさかこんなところで。驚く夏織に、智也もまた、夏織ともう一度会いたいと願っていたと告白。もう離さないというその言葉の通り、智也は夏織に四六時中付き添うように。だが、待合室で鉢合わせた女性が智也とやけに親密そうで……。
  • アパレル社長は初心な花屋を愛してやみません
    -
    藤田日菜子は両親と兄夫婦と共に花屋を営んでいる。日がな一日花のことばかり考えているため、23歳になった今もお洒落には無関心で、恋愛経験もゼロに近い。ある日、日菜子は沢山のフラワーアレンジメントの注文を受ける。注文したのは近々、近所のファッションビルへの出店が決まっている有名ブランド「カレンティーノ」のデザイナー兼社長・稲葉航大。童顔の日菜子をバイト扱いし、失礼な態度を取る航大に腹を立てる日菜子だったが、「予算内で自由にアレンジを作って欲しい」という初めての大仕事はやりがいがあり楽しかった。兄と共にアレンジを納品すると、航大は素晴らしい出来だと褒めてくれ、中でも日菜子の手掛けた花かごを気に入ってくれたようだった。それ以来、航大は何日かに一度店に訪れては、花束を注文するようになる。しかも配達は必ず日菜子が来るように、という指名付き。度々顔を合わせ言葉を交わすうち、二人の距離は徐々に縮まっていくが……。
  • 甘い視線 ~王太子の婚約者は救国の騎士に溺愛される~
    5/16入荷
    -
    侯爵令嬢マリエルは今日も憂鬱な気分で溜め息をついた。婚約者である王太子・デリックは、偶然出会った街娘のイーリカに心を奪われ、マリエルとの約束も何度も反故にして、足繁く彼女のもとへ通っている。限界が近づいていたマリエルは、ある時、優秀と名高い王立騎士団の副団長ライオネルからの視線に気づく。それ以降、互いの姿を見かけては視線を送りあう日々。ライオネルの視線には少しずつ熱がこもり、マリエルもまた秘密のやり取りに心を揺らしていた。そんなある日、舞踏会で気分が悪くなったマリエルはライオネルに介抱される。二人きりで言葉を交わすなかで、マリエルは彼に淡い期待を寄せていることに気づく。ライオネルもまた焦がれるように自分を見つめていることに気づいたマリエルは思ってしまった。「私が欲しいなら―――どうか奪って」

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  • 甘い独占愛 ~地味OLがエリート社長の秘書になりました~
    3.6
    倉沢瑞希は真面目だけが取り柄の地味なOL。若き社長・角南に密かにあこがれているものの、自己評価が低いせいでそれを「恋」とは自覚しないまま、日々コツコツと仕事に精を出していた。そんなある日、遅くまで残業していたところ、角南に声をかけられ、訳も分からぬまま彼の車で自宅まで送ってもらうことに。楽しい会話もできないつまらない自分に引け目を感じ、恐縮しっぱなしの瑞希だったが、角南はそんな彼女を「楽しい人」と評してくれた。それだけでこれからも仕事が頑張れる! 翌日、気合も新たに仕事に打ち込んでいた瑞希へ、とんでもない辞令が発表される。「角南社長の意向により、あなたには今日から秘書課に異動してもらいます」 秘書課と言えば美人揃いの花形部署。自己肯定感の低い内気な地味OL瑞希は、きらびやかな秘書課でやっていけるのか!? そして彼女を秘書課に推した、角南の真意は!?
  • 雨の夜、エリート社長と運命の出会いがありました
    4.3
    26歳の結菜はある雨の夜、公園のベンチに腰掛けるずぶ濡れの男性と出会う。思いつめたような様子に、見て見ぬ振りをして通り過ぎることもできず傘を差し出し声をかけると、それは結菜の勤務する会社の社長・蒼士だった。大手自動車メーカーのトップに若くして上り詰めた蒼士は、整ったビジュアルもありメディアからも注目される、結菜にとっては雲の上の存在。もう二度と二人きりで言葉をかわす機会などないだろうと思っていた結菜だったが、どうしたことかその翌日から社内で度々、蒼士と遭遇するようになる。雨の夜の偶然の出会いが縁となって繋がったことを単純に嬉しく思う結菜とは異なり、あの夜の出会いを特別なものだと思っているらしい蒼士は、結菜のことをもっと知りたいと言ってきて……。
  • 暗殺されかけたので、初恋の公爵様の閨教育係(仮)になりました
    3.0
    亡き母譲りの美貌と豊満な肉体に恵まれたことで継母から疎まれ、嫌味を言われる日々を送っていたレティシア。そんなある日、レティシアは義姉との買い物中に何者かに拉致されてしまう。国境の森で殺されかけたレティシアを助けてくれたのは、隣国の公爵子息・ユーリスだった。初恋の相手でもあるユーリスとの再会を喜んだのもつかの間、レティシアはその後の身の振り方に困ってしまう。というのも、 レティシア は自身を殺そうとした犯人として継母を疑っていたのだ。このままのこのこ屋敷に帰ったら、再び命を狙われかねない。そんなレティシアをよそに、ユーリスの屋敷ではとんだ勘違いが始まっていた。レティシアの豊満な体つきから、ユーリスの「閨教育係」と勘違いされてしまったのだ。ひとまず好都合な勘違いに便乗する形で身をひそめることに成功したレティシアだったが、ユーリスの「一刻も早く閨教育を受ける必要がある」という事情を知って……。
  • 許婚から、はじめましょう ~イケメン御曹司のプロポーズ~
    3.4
    箱入り娘の菊乃は、彼氏と呼べるような相手がいないまま、とうとう26歳に。ついに祖父から縁談を進めると宣言されるのだが、よくよく話を聞いてみると、祖父同士で決めた許婚の存在が明らかに! え? 今どき? 時代錯誤もはなはだしい。とにかく会って話さなきゃ……。祖父のメモを元に、正太郎というその相手にアポイントをとって会社に乗り込んだ菊乃。出てきた太郎は、今をときめくアウトドア系ファッションブランドの社長で、しかもイケメン! そのカッコよさに気持ちがぐらっと動いてしまう菊乃だったが、何も知らない正太郎からは不審がられて、あまりのそっけなさに第一印象は最悪。しかしその騒ぎに祖父が倒れてしまい、その祖父から三か月間、お試し交際をするようにいわれた二人はしぶしぶ初デートへ。ついつい悪態をついてしまう菊乃だったが、正太郎のほうは……。
  • 許婚は俺様ドクター! 独占愛からは逃げられない
    4.2
    仕事一筋で、恋のチャンスを逃してきた看護師の美智は、母の勧めでお見合いをしてみることに。親友の母親同士で、生まれて間もないころから二人を結婚させようと約束していたらしいのだ。初めて会った婚約相手は、トップクラスの病院に勤務する医師・雅也。誰が見ても100点満点をつけるに違いないほどの美形だが、会えば喧嘩で相性はサイアク。しかし、美智は娘を思う母の気持ちを無下にはできず、月に一度、雅也と会いつづけていた。出会いから2年。美智の転職先に、雅也がいた!? 転職初日当日に、雅也から「彼女と俺は許嫁の関係」と宣言され、なぜか周囲から羨ましがられる美智。どうやら雅也は看護師からも医師からも評判がいいらしい。普段とのギャップに戸惑っている美智に、雅也は「そろそろ、結婚話を進めるぞ」と宣言。はあ? どういうことよ……!?
  • いきなりプロポーズですか? ~初恋の御曹司との再会愛~
    1.0
    結婚しよう――まだ5歳の子どものころ、結婚の約束をした奏多と梓。一緒にいるのが当たり前で、いつも二人ですごしていた。10年前のあの日も、そんな一日になるはずだった。だが、奏多のいきなりのキスに驚いて逃げ出してしまった梓は、それから彼を避けるようになり、いつのまにか二人には距離ができてしまったのだ。5年前に成人式で会った時は、もうすっかり他人だった。なのに、どうして? ある夕方、自宅を訪ねてきた奏多に、突然プロポーズをされて戸惑う梓。『あの時』からすれ違ってしまった二人。梓にだって、後悔がないわけじゃない。友だちからやり直そう。そう決めて……。
  • イケメン御曹司の偽装婚約者になったら本気で愛されました
    4.7
    過去のトラウマから男性恐怖症をわずらう香奈。彼女は、ガンで倒れながらも手術を拒否する祖母の「香奈の花嫁姿が見たかった」という願いを叶えるため、店の常連客である翔に「偽の婚約者になってほしい」と頼む。翔もまた、勝手なお見合いを進めようとする両親の説得のため、香奈の申し出を快諾し、二人はお互い助け合う関係に。これで一件落着かと思われたとき……、なんと自らが超一流ホテル経営者の跡取りであるという素性を明かした翔は、「僕はこの婚約を『嘘』だとは、一度も言ったことないけどね」と、香奈との本気の婚約を強引な態度で迫る。そして香奈も、男性が怖いはずなのに素直に反応してしまう自身の心に戸惑いながら、翔の想いを受け入れて正式な恋人となった。順調だと思われた二人の関係だったが、ある時、翔の関わるプロジェクトを知ってしまったことで、香奈の心はかき乱されることになる。果たして、嘘から始まった二人の愛の行方とは――。
  • イケメン御曹司の指導係ですが、むしろヤられっぱなしです
    3.7
    すらりとした体型とクールな顔立ちから“クール・ビューティ”と思われている咲良。でも実は、その見た目に反してキャラクターグッズや女の子らしい服装が大好き。「男を手玉に取る魔性の女」なんて噂されてはいるものの、恋愛経験はゼロだし、もちろん処女! しかし周囲の目を気にするあまり、それを隠して噂通りの自分であろうと努力していた。そんなある日、咲良は他部署から異動してきたチャラいイケメン・隆見の指導係を任せられる。指導係、とはいえ隆見は数々の部署で功績を上げてきたエリートで、しかも社長の息子。「自分が彼に指導できることなんて何もない」と困惑する咲良に対しても、隆見はチャラついた態度で迫ってくる。そんな隆見に振り回されっぱなしの咲良だったが、彼が実は仕事に対しては真摯に取り組んでいること、そして意外にも誠実であることに気づき……。
  • イケメン御曹司のシークレットベビー ~会えると信じて、待っていました~
    2.0
    大学卒業後、サークルの懇親会で知り合った菜月と祐輝。その後二人は食事をするようになり、クリスマスイブに菜月は祐輝から「恋人になってほしい」と告白され、交際がはじまる。数か月後の菜月の誕生日、祐輝からプレゼントされた温泉旅行で二人は結ばれた。だが、その翌日に一週間後から三年間の海外赴任することを聞かされる。祐輝は大手ワイン商社・ニトカンパニーの社長令息。極秘ミッションで南アフリカに渡るため、会うのはもちろん、連絡をとるのも難しいという。言いそびれていたことを詫びる祐輝。三年は長すぎる、だから待ってくれとは言わないと伝える祐輝に、それでも待つと菜月は答える。もしお互いの気持ちが変わらなかったら、三年後の菜月の誕生日に会うことを約束して、祐輝は旅立っていった。その後、菜月にまさかの妊娠が発覚。気をつけていたはずなのに……。菜月は再会を信じて、一人で産む決心をする――。
  • イケメン御曹司は地味OLを溺愛して逃さない!
    3.8
    本社への異動を控えた大沼陽菜子は、施設育ちで天涯孤独。いつか大好きな人と結婚して家庭を持つことを夢見つつ、必死で仕事に打ち込んできた結果、25歳となった今も恋愛経験はゼロのまま。そんなある日、いつものように一人、バーでグラスを傾けていると見知らぬ男性から声をかけられる。艶のある低音ボイスと、整った顔に浮かぶ優しい微笑み。けれど奥手な陽菜子は男性からのアプローチに気づくこともなく、楽しい会話を交わした後、一人帰路についてしまう。翌朝、本社へ初出社した陽菜子を待っていたのは、昨夜バーで出逢った男。実は彼こそが、陽菜子の新しい上司である営業部長・聖夜だったのだ。超絶イケメンで社長の息子(つまり御曹司!)である聖夜は当然、営業事務の女子たちの憧れの的。しかし聖夜は社内ではニコリとも笑わない堅物で通っているらしく、仕事以外の会話はほとんど受け付けないという。昨夜の彼とのギャップに戸惑う陽菜子を他所に、聖夜は二人きりになった途端、昨夜のような優しい笑みを陽菜子に向けてきて……!?
  • イケメン完璧社長は残念系!? 秘書を愛でたいのに素直になれません
    3.5
    社長秘書を務める松原和歌には悩みがあった。それは社長・花山尊について。スペースデザイン会社の社長でありながら、自身も一流デザイナーである花山は顔が良い。おまけにスラリとした高身長でスタイルも良い。そして、とても軽い。女性と見れば息をするように甘い言葉を囁く花山だが、なぜか和歌に対してだけは全く異なる態度を取るのだ。彼の秘書となり3年が経つというのに、業務以外の会話はほぼゼロ。和歌のほうを見ようともせず、にこりともしない。「そんなに私が嫌いなら、クビにでもすれば良いのに!」 しかしクビになる気配はゼロ。そんなある日、花山の付き添いで出席したパーティで、和歌に見合い話が浮上。それを耳にした花山は何故か激怒して……!?
  • イケメン外科医と干物女 ~再会した後輩が強引に迫ってきます~
    4.2
    総合病院の総務部で働く蘭は34歳。大学生の頃はその美貌から高嶺の花として人気を集めていたが、今では仕事終わりのボッチ宅呑みが大好きな干物女となっていた。そんなある日、院内の食堂で一人、スマホをいじりながらランチをとっていた蘭に声をかけてきた男性が……。「もしかして、蘭さん?」 顔を上げるとそこには、きれいな顔をした白衣姿の男性。彼は蘭の大学時代の後輩・桜介だった。大学時代の蘭を知る桜介は、蘭の変わりっぷりに驚いた様子を見せるものの、なぜかその日から猛アタックをスタート! 恋愛への興味とともに、女としての自覚や喜びも忘れたつもりだったが、桜介からの熱烈な求愛に、蘭の心は徐々に変化し始めて……!?
  • イケメン外科医は訳あり看護師を守りたい
    値引きあり
    4.3
    武井理央は、同僚看護師や医師たちから「氷の天使」と呼ばれるしっかり者の看護師。家族とは疎遠なため誰にも頼らず自分の力で生きていたが、ストーカーに目をつけられたことで最近、不安な日々を送っていた。そんなある日、それを知った外科医・水科櫂が「ストーカー除けに彼氏のふりをしてやる」と提案してくる。病院の跡取り息子でもあるイケメンドクターの櫂は当然、看護師の注目の的。「そんな人が彼氏だなんて」と遠慮する理央だったが、ストーカー行為がエスカレートしたため櫂の提案に乗り、しばらくの間、彼のマンションに居候させてもらうことに。過ぎるほど親切にしてくれる櫂の優しさに、家族とのトラブルが原因で人と深い関わりを持つことが苦手だった理央も、徐々に櫂に対して心を開き始める。しかしそんな理央に、櫂は衝撃の告白をする。「ずっと武井に近づきたいと思ってた。いま、チャンスだって思ってる」 櫂の真摯な思いを知った理央は……。
  • イケメン社長の偽装恋人は本気で愛されています
    4.3
    1巻550円 (税込)
    同じオフィスビルに入居する若き起業家英治にほのかな憧れを抱いていた派遣社員の千波は、ある時、英治から交流会で恋人のフリをしてくれないかと頼まれる。たとえ偽物でもこれほどの人の恋人になれるのなら、と気軽に引き受ける千波だったが、デートを重ねるごとに英治への想いが募っていくのだった。交流会が終われば切れてしまう関係。いつのまにか大好きになってしまった英治から受けるキスも、ぜんぶ演技。これは契約なんだと何度も自分に言い聞かせ、自分の気持ちに蓋をする千波だったが、英治から紅葉を見に行こうと二泊三日の温泉旅行に誘われ、いよいよ抱かれることに。優しくてあたたかくて、慈しみに満ちた視線。今だけは、本物の本当の恋人になったつもりで、彼を求めてもいい……よね?
  • イケメン社長は新人秘書を溺愛中
    4.5
    勤務先の飲食店が不況で潰れ、職場の寮住まいだった千夏は仕事と住む部屋を同時に失った。飲食業での再就職先を探すもうまく行かず、困り果てた千夏は昼はバイトの受付嬢、夜はキャバ嬢(寮付き)として働くことに。これで一安心と思いきや、受付嬢として勤務する東西商事は業績悪化のため、買収が決まっているという。「バイトの受付嬢なんて真っ先にリストラ対象だ……」と肩を落とす千夏だったが、なぜか千夏は新社長の植村に抜擢され、秘書部への異動を命じられる。しかも、社長秘書として! 千夏に対し細やかな気配りを見せてくれる植村に密かに心ときめかせながら、なんとか秘書としての業務をこなしていく千夏。しかし、そんな千夏の大抜擢を快く思わない社員は少なくなくて……。
  • イケメン社長は地味OLの変身に気がつきません
    3.8
    恋愛には興味がなく、結婚願望もゼロの菫。30歳までオシャレもせずに真面目に働いてきたおかげである程度の蓄えもできた。「マンションでも購入しようか」と思っていたある日、結婚が決まった友人から「菫も運命の人に出逢えば考えが変わる!」と男性を紹介される。友人の強引な誘いに根負けした菫は、一度だけという約束で男性と食事をすることに。友人にされるがまま、別人のように着飾って約束の場所へ行ってみると、そこにいたのは菫の働く会社の社長、伊月だった! しかし、普段の菫からは想像もつかないほど濃いメイクをしているせいか、伊月は全く気がつかない。それに気を良くした菫は、伊月とのデートを別人として楽しむ決意をして……。
  • イケメン社長はぽっちゃりOLをご所望です!
    3.0
    食べることが大好きな実乃梨は、ぽっちゃりとした体型。26歳になった今でも恋愛経験はゼロ。しかし太っていることを悲観するでもなく、太っていることを言い訳にしたくないからと、人一倍身だしなみにも行動にも気を使っている。仕事だって熱心で、部署内での評判も悪くない。ある日、昨夜の食べすぎがたたって体調を崩した実乃梨は、社内の医務室で仮眠を取ることに。誰もいない医務室で一人眠っていると、そこに現れたのは社長の速水! 速水はおもむろに実乃梨の手をにぎると、「やっぱり、すごく良い手触りだ」と恍惚の表情を浮かべる。「これってセクハラ!?」と焦る実乃梨をよそに、速水は実乃梨の眠るベッドに勝手に潜り込むと、実乃梨を抱きしめて、すやすやと眠ってしまう。40分後、目を覚ました速水は信じられない提案を口にする。「俺の抱き枕になってくれないか?」
  • イケメンCEOは幼馴染みのファーストキス泥棒でした
    -
    佐伯七海はある日、人数合わせで呼ばれた合コンで井上奏多という男性と出会う。「若きやり手起業家」としてメディアでも注目されているらしいが、彼はなぜか初対面の七海に対し、やたらと突っかかってくる。聞けば、実は彼は小学生の頃の七海のクラスメイトで、まったく気づいてくれない七海に腹を立てたのだという。謝罪する奏多の姿に、七海は当時のことを思い出す。なんと奏多は昔、強引に七海のファーストキスを奪った相手だったのだ。予期せぬ再会に驚く七海に、奏多はこう聞いてくる。「……で? 七海は、俺になにか言うことがあるんじゃない?」 どうやら昔、七海と奏多はなにか約束をしたらしい。それがなんなのか思い出せない七海に対し、奏多はこんな提案をしてくる。「思い出すまで、俺と付き合えよ」 強引な奏多に押し切られる形で、ふたりは交際をスタートさせるが……。
  • イケメン弁護士に恋を教えてもらいました
    3.0
    和菓子屋の接客として働く澤村咲には、気になる相手がいた。それはここ二か月の間、雨の日だけ買い物にくるお客様。整った顔立ちをした、物腰柔らかな彼のスーツの胸元には弁護士バッチが輝いていて、名前を知らない彼のことを、咲は密かに「弁護士紳士さん」と呼んでいた。ある雨の日。和菓子を買いにきた彼は咲と普段より少し長めに会話をした後、傘立てに傘を忘れて店を出て行ってしまった。咲が慌てて後を追い傘を手渡すと、彼は喜びお礼に、と咲を食事に誘ってくれた。手渡された名刺には「橘 響」と書いてあり、咲は初めて彼の名前を知る。咲に対する彼の態度は思わせぶりで、恋愛経験ゼロである咲の戸惑いなどお構いなしに、二人の距離は急速に縮まっていき……。
  • イケメン弁護士の甘く優しい失恋相談
    -
    26歳の森 葵はある日、「結婚まであと少し!」と思っていた恋人・光輝と自身の親友・彩が仲睦まじく歩いている姿を目撃する。状況を飲み込めない葵に向かい、二人は信じられないような事実を告げてきた。二人は三年も前から関係を持っていたこと。そして、彩は光輝の子供を妊娠していて、二人は結婚するつもりだということ。突然のことに雨の中、泣き崩れてしまう葵に、そんな一部始終を偶然にも目にしてしまった一人の男性、弁護士の佐藤律樹が優しく声をかけてくれる。彼は悲惨な有様の葵を見かねて、着替えまで用意してくれた。葵はお礼がしたいと申し出たが、彼は必要ないの一点張り。それでも何かさせて欲しいと食い下がると、律樹は「それでは後日、食事に行きましょう」と葵を誘い、連絡先の交換まで求めてくる。面食らう葵に向け、律樹は「愚痴でもなんでもいいから、誰かとやりとしていると気が紛れるでしょう」とどこまでも葵のことを気遣ってくれる。それをきっかけに連絡を取り合うようになった二人は、徐々に距離を縮めていき……。
  • 異国の皇子は身代わり王女を愛で蕩かせる
    NEW
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    大陸にある5つの国のうち、最小であるラズロー王国の姫・リリアンは、城の庭に建てられた小屋で暮らしている。国王である父と母は政略結婚であり、二人は憎み合っていた。そのため国王はリリアンを愛するどころか、存在しないものとして扱ったのだ。そんなリリアンに蛮族の国と呼ばれるルーバル帝国との縁談が決まった。正確にはリリアンの腹違いの妹・セシリアへの縁談だったが、セシリアを溺愛している国王が、リリアンをセシリアと偽り差し出すことに決めたのだった。もし身代わりであることがバレたら命はないかもしれない……。恐怖におびえながらセシリアとしてルーバルに嫁ぐリリアン。しかしルーバルの地で待っていたのは、幸せな生活だった。ルーバルの民は蛮族などではなく、縁談相手である第三皇子・ナタクはとても美しく優しい青年だった。けれどルーバルでのリリアンは「セシリア」だ。ナタクに「セシリア」と呼ばれるたびに、リリアンの胸は痛み……。
  • 意地悪な幼なじみ侯爵の溺愛キス (上)
    2.5
    フローリアが父から告げられた婚約者とは……アドルフ・ヴィックス侯爵ですって!? アドルフはフローリアの兄の友人で幼なじみ。しかし彼はフローリアに嫌がらせばかりしてきたはずだ。新手の嫌がらせ? 周囲の祝福をよそに、狐につままれたフローリアだったが、留学先から戻ったアドルフと再会。事情を聞けば、初めて会った時から想いを寄せていたという。愛していると告白され、戸惑いながらも過去の誤解も解けて、少しずつ二人の距離を縮めていった。しかしアドルフの意地悪は、初めてのキスの時に発揮されて……。
  • 一途な御曹司の10年続く愛の告白
    NEW
    -
    真部若菜はイベント会社で企画営業として働いている。新企画の街コンイベントの下見として、他社主催の街コンに参加した若菜はそこで、親会社の御曹司・深守史埜と遭遇する。若菜と史埜は学生自体からの知人であり、当時若菜は史埜にひそかな片思いをしていた。御曹司という身分と人目を惹く華やかな容姿をした史埜は、多くの女性から言い寄られており、自分に自信を持てずにいた若葉は、想いを告げることなく卒業し、それきりになっていた。そんな史埜と偶然にも職場で再会を果たしたのは最近のこと。それ以来、史埜はやたらと若菜にちょっかいをかけてくるのだ。街コンで遭遇した若菜に対しても、史埜はやけに馴れ馴れしい態度を取り、まるで他の男性と若菜の接触を邪魔しているかのよう。史埜の態度に戸惑う若菜に、史埜は「こういう場所で相手を探すくらいなら自分にしておけば?」と、とんでもない提案を持ち掛けてきて……。
  • 一途な騎士は愛しの魔女に何百回も愛を告げる
    3.5
    赤い髪に緑の目という容姿のせいで、幼いころから魔女として忌み嫌われ、すっかり人間嫌いになってしまった男爵令嬢のマーヤ。幼いころから培ってきた薬や医学の知識を生かし、戦場で救護班として働いたあと、人里離れた山奥の小屋で人間を避けるようにして暮らしていた。そんなマーヤの元へ、珍客が訪れるようになった。彼の名はオリヴァー。騎士であるオリヴァーは戦場でマーヤに命を救われ、それ以来マーヤに恋をしているのだという。マーヤは取り合わなかったが、それでも彼はめげもせず毎日のようにマーヤの元へ通ってくる。そんな日々を過ごすうち、オリヴァーが橋渡しとなり、マーヤの元には病気や怪我により薬を求める村人が訊ねてくるようになった。オリヴァーとの交流は、閉ざしていたマーヤの心を開いてくれたのだ。しかし、ある日を境にオリヴァーの訪問がぱったりとなくなる。村人から彼がまた戦地へ向かったと聞いたマーヤは……。
  • 一途な第二王子は不遇の伯爵令嬢に真実の愛を囁く
    4.0
    1巻550円 (税込)
    美しい双子の妹・ラケルと常に比べられ、“双子の出来が悪い方”“双子の地味な方”と呼ばれ冷遇されてきた伯爵令嬢のヒルダ・ブローム。両親の愛情は愛らしい妹に向けられ、屋敷をしばしば訪れる幼馴染のイェルドも妹に見惚れてばかりだ。ヒルダはイェルドに恋心を抱いていたが、ラケルを盲信する彼を見続けるうちにその恋心も萎みつつあった。すべての贅はラケルのためにあり、伯爵家の恥にならない程度の質素なものだけがヒルダに与えられる。ヒルダは愛を得ることを、すっかり諦めていた。そんな日常の中での慰めは、五年前、病にかかり行くことになった療養地で出会った、三つ年下の美しい謎の少年……“アレク”との手紙のやり取りだった。ある日、ヒルダに“後妻を探している侯爵様”との結婚話が浮上する。幼馴染のイェルドとの婚約が決まったラケルの「私だけお嫁に行くのでは、お姉様が可哀想」という一言から決まった縁談らしい。幸せな結婚をするラケルとは違い、自分は高位貴族との繋がりのために四十歳近くも年上の、好色として有名な侯爵の元に売られるのだと涙するヒルダ。そこへ、長い間外交に出ていた第二王子アレクサンデルから突然、「ブローム家の娘を花嫁に迎えたい」と書状が届く。突然の王子からの求婚に色めき立つ両親とラケルだったが、屋敷を訪れた第二王子はラケルには目もくれず、「僕が迎えにきたのはヒルダだ、その女ではない」と言い放ち……。
  • 一途な伯爵子息は年上家庭教師を逃がさない
    -
    没落した実家の借金を返すため、元貴族令嬢でありながら家庭教師として働いているフレーチェはある日、乗合馬車の事故により怪我をしてしまう。それを助けてくれたのは、元教え子のラルスだった。フレーチェが未婚のまま家庭教師として働いていることを知ったラルスは「自分のそばにいてほしい」と求婚してくる。聞けば、ラルスはフレーチェのことを想い続けてきたのだという。借金を背負った没落貴族であり、ラルスより6つも年上の自分では不釣り合いだと求婚を断るフレーチェだが、ラルスは引かない。「ならばせめて、妹の家庭教師として屋敷に滞在してくれないか」という申し出に、フレーチェは悩みながらも承諾する。若さゆえの気の迷いだろう。時間が経てばラルスの気持ちも覚めるはずだ、と考えていたフレーチェだったが、ラルスの気持ちは冷めるどころかさらに熱を帯びていき……。
  • 一夜限りの関係のはずが、御曹司は私に本気のようです
    4.0
    水原巴は大手飲料メーカー・間木坂飲料の営業アシスタントとして働いている。ある夜、残業を終えて帰ろうとした巴は、休憩スペースの自販機から鳴り響くけたたましい電子音に気がつく。覗いてみると、そこには間木坂飲料の御曹司でもある営業部係長・間木坂斎がいた。彼は巴を見つけると「手伝ってくれ」と懇願してきた。バグを起こした自販機から缶ジュースが出続け、困っているというのだ。斎は整った顔立ちと御曹司という立場から社内ではアイドル的存在だが、巴は彼が苦手だった。過去の恋愛によるトラウマのせいで、きらびやかな男性の前では特に委縮してしまうのだ。しかし、改めて対峙してみると斎は話しやすく、お礼を兼ねた食事に誘われると、珍しく巴はその誘いに乗ってしまう。巴は食事だけのつもりだった。けれど斎は言葉の端々で以前から巴のことを気にかけていたことを匂わせ、さらに深い関係へと誘ってくる。彼の言葉巧みな、けれど強引ではないその誘いに巴は……。
  • 一夜の相手は義理の兄!? スパダリ上司は御曹司でした
    4.0
    ある日、明日奈は再婚を考えている相手に紹介したいという母親に連れられてホテルにやってきた。そんな相手がいるのも明日奈は初耳。驚くいっぽうで、女手ひとつで苦労してきた母親の幸せそうな顔がうれしくもある。しかしいよいよ相手と対面してみると、相手はなんと明日奈の勤め先であるカフェチェーン「フルール」をはじめとした企業を統括するエムズホールディングスの社長だった。しかもその横に座る社長の息子は、明日奈の上司である事業推進部部長・瑞樹。瑞樹が御曹司であったことも初めて知ったし、瑞樹が義兄になるという事態に明日奈は言葉を失くす。それもそのはず。実は、瑞樹と明日奈は一週間前に一度だけ、一夜を共にしていたのだ。みんなのあこがれの的であるスパダリ上司・瑞樹と身体の関係を持ってしまった。それだけでも明日奈にとっては予期せぬハプニングなのに、この上、瑞樹が義兄になる!? あの夜のことはすっかり忘れ、兄妹として付き合おうとする明日奈だったが……。
  • 一夜の恋のお相手は、宿敵国の王兄でした!
    4.5
    モラン王国・第三王女のパトリシアは、愛情深く活発な少女。城を抜け出しては、王都の修道院で負傷兵のお世話をしている。モラン王国は隣国サイード王国と長きにわたり戦を続けており、パトリシアは国のために兵が血を流すことに胸を痛めていた。父の在位十周年を記念した晩餐会を数日後に控えたある日、二国の間に同盟話が浮上する。サイード王国の出した条件は、サイード王国の王兄であり、冷酷な男として有名なルドルフとパトリシアとの婚姻。国のため、民のため役に立ちたいと思う反面、敵国に人質のような形で嫁ぐことへパトリシアは不安を覚える。ルドルフとの婚姻に対する答えを出せず、憂鬱な気持ちのまま出席した晩餐会で、パトリシアはサックと名乗る傭兵と出会う。「敵国へ嫁ぐのか」というサックの問いにパトリシアは、見知らぬ相手への気安さか、ついぽろりと「恋くらいはしたかった」と本音をこぼしてしまう。するとサックは「では、私と恋をしませんか?」とパトリシアへ囁きかけてくる。素性も知らぬ傭兵の誘いに、パトリシアは……。
  • 偽りのお妃候補でしたが、王太子に愛されてしまいました
    3.5
    マリーナお嬢さまの縁談相手はアルベルト・サーフェス王太子殿下? ……って、ええーーーーーっ! “名誉”であることは重々承知。が、王城とはすなわち、魑魅魍魎が住む伏魔殿。お嬢さまご本人も「行きたくない」どころか「私、実は好きな人がいるの」とまで言いだす始末。「お願い、助けて!」と懇願された世話係であり幼なじみのシリス。マリーナになりすまして、王太子妃候補から正しく落選してくることを思いつく。なりすましなど王家を欺く重罪。周囲の心配をよそに王城へと乗り込んだシリスは、ある朝、“誉れ高き王子”の意外な一面を覗き見てしまうことに……。シリスもシリスだが、王太子は王太子で相当なクセモノ。牽制しているつもりのシリスだったが、とうとう王太子に正体がバレてしまい――。
  • 歪な純愛 ~新妻は義弟に夜ごと愛される~ (1)
    5.0
    資産家である八嶋家の一人娘である百合は、大学卒業後、かねてから婚約中だった宇津木雅人と結婚したものの、いつになっても雅人と本当の意味での夫婦になることができずにいた。妻となったのに夫が手を出してこないのは、自分が大事にされているからに違いない――百合はそう思っていた。しかし、実は雅人には美冬という愛人がいて、出産したばかりだという事実が発覚する。夫と別れることを決意した百合。そんな彼女に、雅人の弟である悠馬が信じられない言葉を口にする。「兄のことは諦めてもらって、俺が代わりに君の〝夫〟になるのはどうだろう」 抵抗も虚しく、悠馬に抱かれてしまう百合。しかも悠馬はそのまま、百合を宇津木家の屋敷に閉じ込めてしまう。夫である雅人にさえ抱かれたことがなかった百合は、処女を奪われて心に深い傷を負う。しかし、悠馬に成されるがまま意に染まぬ行為を繰り返すうち、彼の細やかさ、冷ややかな見た目に反した情熱的な部分に、次第に戸惑いをおぼえ……。
  • 歪な純愛 ~新妻は義弟に夜ごと愛される~ [合本版]
    3.9
    【※1~5話の合本版となります。重複購入にご注意ください】 資産家である八嶋家の一人娘である百合は、大学卒業後、かねてから婚約中だった宇津木雅人と結婚したものの、いつになっても雅人と本当の意味での夫婦になることができずにいた。妻となったのに夫が手を出してこないのは、自分が大事にされているからに違いない――百合はそう思っていた。しかし、実は雅人には美冬という愛人がいて、出産したばかりだという事実が発覚する。夫と別れることを決意した百合。そんな彼女に、雅人の弟である悠馬が信じられない言葉を口にする。「兄のことは諦めてもらって、俺が代わりに君の〝夫〟になるのはどうだろう」 抵抗も虚しく、悠馬に抱かれてしまう百合。しかも悠馬はそのまま、百合を宇津木家の屋敷に閉じ込めてしまう。夫である雅人にさえ抱かれたことがなかった百合は、処女を奪われて心に深い傷を負う。しかし、悠馬に成されるがまま意に染まぬ行為を繰り返すうち、彼の細やかさ、冷ややかな見た目に反した情熱的な部分に、次第に戸惑いをおぼえ……。
  • 妹以上、恋人未満!? ~過保護な幼なじみは私にだけ甘い~
    -
    もともと少し内気で気が弱い木崎らなは、短大卒業後に就職したブラック企業で体調を崩し、現在は静養生活を送っている。そんならなを心配した姉の一花が、アルバイトを紹介してくれた。それは姉の同級生であり、らなにとっては初恋の幼なじみである織原智哉からの誘いらしい。30歳を機に独立したばかりの智哉は、雑務を片付けてくれるバイトを探しているという。智哉への恋心をいまだに燻ぶらせているらなは、その誘いを受けることに。しかし、らなには気がかりなことがあった。それは姉と智哉の関係。「もしかしたら二人は付き合っているのかも」 ふたりの仲を勘繰ったらなは、智哉とは適度な距離を取ろうとする。しかし智哉は昔と変わらぬ親しみを持ってらなに接してくるから、らなの恋心は増すばかりだった。そんな中、開かれたらなの歓迎会。お酒を飲みなれないらなは酔っぱらった挙げ句、あろうことか智哉と一線を越えてしまい……。
  • 裏表アリ!? 年下御曹司の偽装恋人になりました!
    4.3
    29歳独身、男性経験はキス止まりの地味OL・桃香には美人でアクティブな姉がいる。幼い頃から姉との違いを周囲にからかわれてきたせいで、姉のように華やかな人種が苦手になってしまった桃香は、同僚たちがしきりに話題にしている社内の王子様・御曹司の尊にも興味ゼロ。むしろ爽やかに「お疲れさまです」と挨拶をされるたび、キラキラオーラに気圧されていた。ある日、残業を終えた桃香は人のいるはずのない会議室の扉が開いていることに気がついた。誰かが閉め忘れたのだろうか。扉を閉めようと会議室に近づくと、中から話し声が聞こえてきた。なんとその声は御曹司、尊のものだった! しかも彼はだらしなく椅子に腰掛け、電話の相手に気だるげに悪態をついている。その姿は、普段の礼儀正しく爽やかな彼とはまるで別人のようで……。
  • 裏切られた初恋 ~英雄騎士と没落令嬢~
    2.0
    両親の死後、名ばかりの貴族となってしまったエマーソン家。家の再興を目指す兄・ギニアスが戦争に向かい、一人になってしまったロゼッタは叔父一家と同居し、使用人のようにこき使われる日々が始まった。しかしロゼッタにとって何よりつらかったのは、叔父から知らされたエマーソン家没落の真相だった。「エマーソン家はローズブレイド家の謀により没落した」 ロゼッタはローズブレイド家の嫡男・オーウェンに幼いころから恋をしていたのだ。それから6年の歳月が過ぎ、戦争が終わった。オーウェンは戦の活躍が認められ、王からライナス地方のダルレン城とその一帯をいただいたらしい。そこはかつて、ロゼッタの父が所有し住んでいた場所だった。兄が身をたてた暁には、あの領地を返してもらう――兄とロゼッタの夢はオーウェンにより奪われてしまった。初恋相手でもあるオーウェンに二度も裏切られたロゼッタは絶望し、彼を憎むようになるが……。
  • 麗しの公爵令息の溺愛 ~スパイ令嬢の恋はひそかに花咲く~
    4.7
    男爵令嬢のアンリエットは「メイドのマリエル」としてデラージュ公爵家に潜入している。有力貴族であるデラージュ公爵家の嫡男・ユベールとアンリエットの姉との政略結婚を目論む父のため、なんとか姉がユベールとお近づきになるための情報を得ようとしているのだ。好奇心旺盛なおてんばであるアンリエットにとっては、ちょっとした冒険気分。持ち前の人懐こさで屋敷に溶け込み、ユベールとの距離も縮めていく。しかし、ユベールのことを知っていくうち、アンリエットの心には変化が生じていく。政略結婚のための情報収集だったはずが、いつしか純粋にユベールのことを知りたいと思うようになっていた。それはつまり、アンリエットの中にユベールへの好意が芽生え始めたということで……。
  • 麗しの聖騎士は忘れられた王女に愛を誓う
    -
    孤児として修道院で暮らしていたイヴォンはある日、信じられない真実を告げられる。自身は現国王の娘であり、病身の国王はイヴォンを次期王女として王宮に呼び寄せたがっていると。突然のことに戸惑うイヴォンだったが、迎えにきた聖騎士・ラファエルの説得に応じ、王女としての責務を全うする決意をする。その胸中には、以前命を救ってくれたラファエルへの淡い恋心があった。王女としての責務……、それは国王の愛人の娘が王位に就くのを阻止すること。そのためには、早々にしかるべき相手との婚姻を結び、イヴォンこそが正統なる王女であると国民に知らしめる必要があった。しかし次期王女としての教育と婚約者選びに急き立てられる日々の中で、イヴォンのラファエルにあてた恋心は着実に育っていた。王族としての務めと自身の恋心の板挟みとなり苦しむイヴォン。しかも彼女には国王の愛人による暗殺計画も企てられていて……。
  • 噂のふたり ~残虐な軍人公爵と悪名高き伯爵令嬢~
    2.5
    華やかな顔立ちとグラマラスな身体つきが目を引く伯爵令嬢・グロリアは、夜会での強引な誘いを断った腹いせに、相手の男により「男遊びの激しい尻軽」だと根も葉もない噂を流されてしまう。しかしグロリアはその見た目に反して初心で真面目な淑女。噂に踊らされている人々の好奇の目に晒されながらも、町の教会で奉仕活動に勤しんでいた。実はグロリアは、同じく奉仕活動に参加している常に襟巻きで顔を隠している男性・シェロに密かに思いを寄せていたのだ。そんなある日グロリアは両親から、隣国の公爵との縁談が決まったと告げられる。断ることはできないと悟り、シェロにせめて恋心だけは伝えようと試みるグロリアだったが、シェロはそれを受け入れてはくれなかった。それでも、最後に彼と言葉をかわすことができた。その思い出を心の支えとし、故郷を離れ隣国へ嫁ぐ決意を固めるグロリアだったが……。
  • 運命の相手が癒し系ドクター!? アラサー仕事女子は副業占い師に夢中
    -
    念願のウェブデザイナーに転職した可憐だったが、現実は思い描いていた世界とはまるで違い、適当な上司とやる気のない後輩の間で板挟み。二人の尻拭いを押し付けられる日々に嫌気がさした可憐はいつしか、心のよりどころとして占いにハマっていく。しかも、同年代の男性占い師RYOに対しては恋愛感情まで抱いてしまい、客と占い師という関係ながら、可憐のことを特別に気にかけているようなそぶりを見せるRYOに、可憐の心は舞い上がる。しかしそんな日々は長くは続かなかった。RYOが突然占い師をやめ、可憐の前から姿を消してしまったのだ。それから二年後のある夜、相変わらずのヘビーワークで徹夜明けの可憐は、バイクとぶつかり緊急搬送される。病室で目を覚ますと、可憐の横にはなぜか占い師のRYOが! 聞けば、彼は救急医師が本業で、占いは趣味でやっていただけだという。偶然の再会に運命を期待する可憐。それは彼も同じようで、二人の距離は急速に縮まっていくが……。
  • 運命の相手は商売敵の御曹司
    -
    金森明良は、日本海に面した歴史的風情溢れる観光地・調古井で生まれ育った。観光地といえど過疎化が進んでいる調古井市には、近々都心部から直通の新幹線が通る予定があり、明良の祖母が営む市内の商店街にある小さな土産物屋『かなもり』には立ち退きの話がきていた。思い出の場所がなくなることが耐えられない明良は再開発には断固反対だが、祖母を始め商店街の人々には半ば、諦めのムードが漂っていた。そんなある日、明良は出社前にたまたま立ち寄ったカフェで置き忘れられたスマートフォンを拾う。落とし主は見るからにこの土地の人間ではない、洗練された空気を全身から醸し出す男性。人の見た目に頓着しない明良が見惚れてしまうほど、とても美しい男だった。立ち退き話で陰鬱としていた心が少し晴れやかになったような気がして、偶然の出会いに感謝した明良だったが偶然は続くもので、仕事帰りに駅前を通りがかった明良はまたしても、今朝の男性と出くわしてしまう。二度目の偶然は怪しまれるのではないか、と一度はその場を立ち去りかけた明良だったが、困った様子の彼を放っておくこともできず、声をかけてしまう。住民のすべてが顔見知りのような小さな町ではなかなか起こり得ない、運命的な新たな出会いに胸を高鳴らせる明良だったが……。
  • 運命の出会いは小料理屋!? イケメンCEOと呑み友達になりました
    -
    ショッピングモールの管理会社で働いている友里は、仕事と趣味で充実した生活を送るあまり干物女子に片足を突っ込んでいる28歳。そんな友里のストレス発散法はスポーツジムで汗を流した後、行きつけの小料理屋・はまゆうで美味しいお酒を飲むこと。ある晩、いつものようにはまゆうで夕餉を楽しんでいた友里は、見知らぬ美形な男性とプロ野球談議を交わす。彼ははまゆうの女将・英恵に「聡史くん」と呼ばれており、はまゆうの常連らしかった。それから数日後、友里は思いがけず「聡史くん」と再会することに。彼は美優の職場に新規テナント入りするridgeホールディングスのCEOだったのだ。職場とはまゆうで顔を合わせるうち2人の距離は徐々に縮まっていき、友里は聡史の複雑な生い立ちを知ることとなる。彼の抱く葛藤を知り、友里はますます聡史に惹かれていく。そんなある日、友里は売り場で起こった諍いに巻き込まれ、左遷されることになり……。
  • 英雄騎士は健気な侍女を不器用に愛します
    4.1
    ユニス・キャトレイは子爵家の長女でありながら、借金を抱えた実家へ仕送りをするため、王女の侍女として働いていた。彼女の夢は世界に唯ひとつ、自分だけのオーダーメイドドレスを作ること。ある夜会の夜、ユニスは王女・イングリットから、破れた上着を直してほしいと頼まれる。それはユニスのあこれがれの騎士・ディーングラードのものだった。それをきっかけとして、急激に距離を縮めていくユニスとディーングラード。憧れの騎士と恋仲に、なんてありえない! とは思いつつも、ユニスはディーングラードとともに過ごす幸福な時間に酔いしれてしまう。しかしある日、ディーングラードはユニスが予想もしていなかった言葉を口にする。「故郷に残してきた大切な女性にドレスを贈りたい。一緒に選んでもらえないか?」 ディーングラードの言葉に失恋を覚悟したユニスだったが……!?
  • エリート御曹司の甘く優しい恋愛リハビリ
    値引きあり
    5.0
    不動産屋で働いている和泉愛花は、彼氏を親友に寝取られて以来数年間、恋愛から遠ざかっている。とはいえ物件好きな愛花にとって今の仕事は天職で、かわいい後輩の鈴木朱里と共に仕事に励む毎日は充実していた。ある日、愛花は朱里から兄の景を紹介される。朱里の強引さに押され仕方なく景と会ってみた愛花は、そこで朱里の生い立ちを知る。実は朱里は、愛花の勤める不動産会社の親会社であるSホールディングスの創業者一族の娘だった。そして朱里の兄である景はなんと、Sホールディングスの副社長だったのだ。デートを重ねるうち、互いに惹かれあう景と愛花。しかし未だ恋愛に対する恐れを克服できない愛花は、真摯に愛を告げてくる景に「まだ自分には、恋愛感情を持つことができない」と素直に伝える。すると景は「恋愛のリハビリとして俺と付き合ってみない?」と提案してきて……。
  • エリート御曹司の溺愛が、気弱な地味OLを強くする
    2.5
    1巻550円 (税込)
    気の弱さが災いして、我慢してばかりの人生を送っている葉山恵。電車に乗れば痴漢に遭い、仕事場では仕事を押し付けられる日々。そんなある日、恵は通勤電車で激しい生理痛に襲われる。立ったまま苦痛に耐えていると、目の前の座席に座っていた男性が優しく声をかけてくれた。彼は次の駅で恵と共に電車から降りると、恵の体調が落ち着くのを見届け、名乗りもせずにそのまま立ち去ってしまった。その後、恵がタクシーで出社すると、新任課長の自己紹介が行われていた。社員の前に立った彼はなんと今朝、恵を助けてくれたあの男性・渡瀬広大だった。偶然にも恵の上司となった広大は、甲斐甲斐しく恵の世話を焼いてくれるようになり……。
  • エリート御曹司の恋愛指南 ~初体験は契約外です~
    4.5
    佐伯流花は自動車メーカーでマネージャー職として働くバリバリのキャリアウーマン。恋愛に興味はあるものの、社内ではデキる女として見られ合コンにも誘われず、異性との交流が壊滅的。マッチングアプリや街コンに出向いても、28歳でいまだ処女ということが気にかかり、なかなか次のステップに踏み出せないでいた。そんなある日、流花は会社の同期であり社長子息の一ノ瀬湊から相談を持ちかけられる。一ノ瀬は将来の役員としての席も用意されているが、まずは下積みとして現場で修行中。高身長・高学歴でルックスの良さを鼻にかけず、人あたりの良さと気さくな性格で男女問わず社内の人気者だ。「自分のステータスを狙って猛アピールしてくる女性から身を守りたい」という彼に、自分が恋愛初心者&処女であることを隠しつつ、付き合っているフリをする『契約恋人』になる約束をした流花だったが……。
  • エリート社長に10年越しのこじらせ片想いをしています
    値引きあり
    3.8
    亜美と圭人は大学時代からの友達。圭人が社長を務める会社で派遣社員として働いている亜美は、10年以上の間、ずっと圭人に片想いをし続けている。友情を壊すくらいなら友達のままそばにいたい。そう思ってズルズルと想い続けてきたものの、そろそろ諦めるべきなのかもしれない……。そう考え始めていたある日、信じられない出来事が。会社の後輩のイケメンハーフ、三橋から告白を受けたのだ。圭人を諦める良いきっかけになるかもしれないと、亜美は三橋とデートの約束をしてしまう。しかし、デートの前夜、突然アパートを訪ねてきた圭人は亜美を抱きしめ、強引にキスをしてきて……。
  • エリート社長に求められ、秘書室へ異動になりました
    3.0
    大手機械メーカーの総務部で働く陽菜は26歳。同じ会社の営業部に所属する彼氏に二股をかけられた挙げ句、捨てられたばかり。ある日、しつこいナンパに遭い困っているところを、見とれてしまうほどのイケメンに助けられる。彼は優しくて、陽菜は他人の気安さもあって振られたことを話してしまう。それから三日後、陽菜の務める会社では新社長の就任挨拶が行われ、支社務めの陽菜はその様子を配信で観ていた。会議室のモニターに映し出されたのはなんと、三日前、傷心の陽菜を慰めてくれたイケメン! 酔っていたこともあり、自分のフルネームと会社まで教えてしまったことを思い出し、愕然とする陽菜。しかし陽菜の業務では社長と直接のやり取りは皆無。彼もきっと、あの夜のことは忘れているはず……と祈るように自分に言い聞かせたのだが、デスクに戻った陽菜に告げられたのは、社長命令による秘書室への異動で……。
  • エリート社長の甘く淫らな溺愛療法
    -
    佐々木絵里は26歳。家庭の事情で大学進学を断念し、高校卒業とともに働き始めた。高卒・派遣社員という自分の肩書をコンプレックスに感じるあまりコミュ障気味になってしまい、派遣開始から3か月が経った今も、社内には友達ゼロ。そんなある日、いつも通り会社近くの穴場カフェでボッチ飯をしていると、ある男性から突然、声をかけられる。まるで旧知の仲のように気さくに話しかけてくる彼はなんと、恵理の勤めている蒼崎システムソリューションズの社長・蒼崎慶だった。恵理のことなど知らぬ風な慶に、素直に社員であることを告げると、彼はさらに親しげに恵理との距離を縮めてきて、それ以来ふたりはランチ時間を共に過ごすようになる。コミュ力の高い慶に引きずられるようにして心を開いた恵理は、彼に自身のコンプレックスを打ち明ける。すると慶は「俺に、君の心を治療させてくれないか?」と奇妙な提案をしてきて……。
  • エリート社長の偽装恋人は、ウブな傷心アラサー女子!?
    2.0
    「エッチは夫婦になってから」 そんな貞操観念の高さを理由に二股をかけられた挙げ句、3年間付き合った彼氏にクリスマス・イブに振られてしまった陽菜は、聖なる夜に華やぐ街から逃げるようにして訪れた海で、謎の男・智人と出逢う。大企業の社長を務めている智人は、肩書に魅せられ言い寄ってくる女性たちに嫌気が差し、一人海まで逃げてきたのだという。互いの身の上話をし、なんとなく意気投合した二人は智人の提案で偽装恋人として付き合うことに。もう男なんてコリゴリだと思っていた陽菜だったが、智人と友達以上恋人未満の微妙な関係を続けていくうち、心境に変化が現れて……!?
  • エリート社長の溺愛同棲
    5.0
    26歳の神谷日葵には同棲中の恋人がいるが、どうやら彼は浮気をしているらしい。浮気の現場を押さえるべく、出かけるふりをして浮気相手を待ち構えていると、なんとやってきたのは日葵の親友! ショックを受けつつも問いただすと、親友はまさかの逆ギレ。実は昔から日葵ことが嫌いで、嫌がらせのために彼氏を奪ったのだと激昂する親友の剣幕に気圧され、マンションから追い出されてしまった。恋人と親友、そして住む場所を同時に失い途方に暮れる日葵。今後の金銭面も不安でホテルにも入れず、取り敢えず会社の仮眠室で一夜を明かそうとしたところを、運悪く警備員に見つかりまたしても追い出されそうになる。すると、騒ぎを聞いていた社長の柚木浩介が、「それなら今夜は、僕の家に泊まるといい」と救いの手を差し伸べてくれて……。
  • エリート商社マンは残念系OLを淫らに激しく愛します!
    値引きあり
    3.6
    受付嬢として働く千草は、女性らしく愛らしい容姿とは裏腹に、26歳になった今でも彼氏ができたことがない。というのも、見た目とは間逆な男勝りの性格がため、親しくなればなるほど“親しい友達”として恋愛対象から外されてしまうのだ。そんなある日、受付嬢仲間から誘われるまま参加した合コンで、千草は商社マン・壮士と出逢う。「どうせこの人も私を友達としか見ないんだ」 そんな諦めの境地で壮士の前でも気取らず日本酒を注文する千草に、好意的な態度を示す壮士。気取らずありのままの自分をさらけ出すことができたためか、気持ちよく酔っ払った千草は、目を覚ますと壮士と二人、ラブホテルにいた。どうせ恋愛対象としてみなされていない、という心安さから、初めて足を踏み入れたラブホテルに無邪気にはしゃぐ千草。しかし、そんな彼女を優しく組み敷いて、壮士は囁く。「千草ちゃんの初めて、俺にちょうだい?」 処女好きヘンタイ(?)エリート商社マンと、黙っていればモテる残念系受付嬢の、不器用ラブストーリー!
  • エリート同期と意地っ張りな私が、恋を成就させる方法
    -
    大手菓子メーカーに務める佐藤愛華と佐藤樹は、顔を合わせれば喧嘩し合う犬猿の仲。しかし仕事中は互いにないものを補い合い、切磋琢磨し合うベストパートナー。趣味や価値観が同じで、なにより仕事に対して同じくらい情熱を抱いている樹に愛華は惹かれていた。ところが、仲を深めれば深めるほど樹は愛華に対して意地悪になっていく。それは樹が自分に心を開いてくれている証拠だとはわかっていても、異性として意識されていないようで悲しくもある。そんな時、二人の部署に新入社員の心愛が配属される。顔も態度も女性らしくて可愛らしい心愛は、すぐに部署のアイドル的存在に。そして、こともあろうに心愛は樹に一目惚れしたと言って、愛華に協力してほしいと頼んでくる。素直に自分も樹が好きだと言えない愛華は、心愛に協力すると言ってしまい……。
  • エロスな王子の紅茶係になりました! ~王子様、私の味見はやめてください~
    3.6
    領主の娘であるケイトリンは両親を失って以来、叔母と従姉妹に使用人のように虐げられながら日々を送っていた。そんな彼女の唯一の楽しみは紅茶。香り高い紅茶を楽しんでいるときだけ、心からの安らぎを得ることができた。そんなある日、ケイトリンは叔母の一存により、女中見習いとして城へ奉公に出ることに。奉公初日、ケイトリンは城の庭園で居眠りをする美しい男と、彼にキスをしようとする令嬢の姿を目撃してしまう。ケイトリンのたてた物音に驚き、令嬢は逃げるように去ってしまい、後に残されたのは美しい男とケイトリン。 男は、混乱するケイトリンに向け「君も僕とキスしたいの?」と言ったかと思うと、濃厚なキスをしてきて……。
  • 王子様、お戯れを! ~激甘王子が花屋の娘にプロポーズしたら~
    3.3
    両親が事故で他界し親類の家で暮らしていたコルネリアは、成人を機に実家に戻ってきた。両親との思い出が詰まったこの家。営んでいた花屋を継ぎ、守っていくためだ。留守中、近隣の人たちが管理をしてくれていた花畑は、二年が経つ今でも豊かであった。時を同じくしてコルネリアの花畑に心癒やされていた人物がいた。ここウェルバーグ王国王子、ルーラント。彼は公務で隣国へ通う道すがら、この花畑を愛でていたのだ。その大切な花畑に人影が……。不審に思ったルーラントが追った人物こそ、花畑の主コルネリアだった。そしてコルネリアに一目惚れしたルーラントは、毎日花屋に通いつめるように。コルネリアといえば、身分が違いすぎて、ルーラントの求愛を本気にしていない。業を煮やしたルーラントは隣国王女との縁談を利用し、破談にするためコルネリアに婚約者のふりをしてほしいと頼み込むのだが――。
  • 王子は今日も偽りの花嫁にお節介をやいています
    2.8
    母を亡くしたシンシアは、父の再婚によって生活が一変。癇癪持ちの義姉のアイリンはなにかとシンシアをいじめ、小間使いのようにこき使う。父も見て見ぬふりだ。王子の結婚相手を探すという舞踏会に行くようにいわれるが、それもアイリンの罠だった。そんなシンシアに優しく手を差し伸べる紳士が現れる。やがてその紳士とダンスを踊るシンシア。しかしその紳士こそが、アルフレド王子だった!! 抜け駆けを激しくののしるアイリン。その苛烈さに、アルフレドはシンシアを“俺の花嫁”と公言して庇うのだった。一年間だけ婚約者として王子と暮らしはじめたシンシアは、優しく接してくれるアルフレドの言葉と態度に戸惑いつつ、やがて彼への愛を自覚する。だが、シンシアに与えられた時間は一年で、その期限は刻々と近づいてくるのだった。
  • 王太子様の政略結婚 (1)
    続巻入荷
    -
    プルトガルム帝国の第八皇女・イルミリアは、整った容姿ながら一切の感情を見せないことから「人形姫」と呼ばれていた。ある日、そんなイルミリアにエベルシア王国の王子への輿入れの勅令が下り、政略結婚をすることになる。エベルシア王国で生活し教育を受けるうち、結婚相手の王子・グリフレットのことを知っていくイルミリア。そして結婚式を迎え、ふたりは正式に夫婦となった。婚礼のパーティでふたりは語り合い、グリフレットは裏表のないイルミリアに惹かれていく……。迎えた初夜、「声、聞きたいな」「名前で呼んで」とグリフレットの要望はどんどん高まり、甘くとろけるような時間を過ごすふたり。政略結婚のはずなのに、どこか甘く接するグリフレットと、そんな彼に心臓をときめきを覚えるイルミリア。ふたりの恋の行方やいかに……。
  • 王太子との結婚は嫌なので、近衛騎士と婚約しました
    3.8
    男爵令嬢のセルセラは母を早くに亡くし、父と二人で生きてきた。そんな父が再婚し、セルセラには義妹ができた。義妹の名はルムア。ルムアには夢見の能力があり、ルムアが言うには「セルセラは王子殿下と結婚する」運命にあるらしい。なんて大迷惑な話! 留学を夢見ているセルセラは、ルムアの予知夢を回避するため、ルムアを王子の婚約者にしようと画策する。努力の甲斐あり、ルムアと第一王子の間に良いムードができつつあることを確信したセルセラは、保険とばかりに自分も「適当な」婚約者を作ることに。セルセラが狙いを定めたのは近衛騎士・ジュアル。この近衛騎士はおそらく貴族ではない。男爵家からの求婚は断りにくいはず、と考えてのことだった。セルセラの思惑通りジュアルは婚約を受け入れてくれた。しかもセルセラの留学も快諾し、留学前に式を挙げてしまおうとまで言ってくれた。しかしそんなジュアルの態度に、セルセラは違和感を覚え……。
  • 王太子の初恋は亡国王女の復讐心を愛に変える
    3.9
    気の置けない友人たちを集めたお茶会。何の変哲もないその夜、一瞬にして国が滅びた……。アムル国の王女リリーは、敵国フエリエ王国で幽閉されている。城を爆破された衝撃で瞼に火傷を負い、一時的に視力も失っている。手厚い治療を受けながら、侍女のウラただひとりを支えに、何とか囚われの屈辱に耐えていたのだった。そんなある日、王太子マティアスがリリーのもとを訪れる。マティアスはリリーの両親の身の安全を保障しただけでなく、驚くべきことにリリーを王太子妃として迎えたいと申し出たのだ。さらにアムル王国を滅ぼすつもりはなかったと告げられ、謝罪される。混乱するリリー。しかし祖国が滅びてしまったことに変わりはない。心を閉ざしたまま王太子の求婚を受けること。それはリリーにとっての復讐だった。だが、マティアスの繊細さ、優しさに触れていくにつれて、リリーの心にも少しずつ変化が表れ……。
  • 王太子は王宮薬師に寵愛をそそぐ (1)
    完結
    5.0
    全5巻660円 (税込)
    瞳以外の全身が白い異質な少女・フィオレがウォルテアの小さな村、リノに現れたのは2年前。記憶喪失状態だったフィオレは親切な夫妻に助けられ、以来、薬師としてひっそりと過ごしていた。ある日、フィオレは森の奥でクラウスという青年と出会う。自身の容姿を気にもとめず気さくに接してくれるクラウスに、フィオレは好意を抱いていく。そんな折、フィオレは森の奥で暴漢に襲われる。クラウスに助けられ事なきを得たが、そんな彼女を心配したクラウスは、一緒に王都へ行こうと言い出す。「王宮で薬師として働かないか?」 なんとクラウスは、王太子だったのだ。こうして王宮の薬師見習いとして働き始めたフィオレだったが……。
  • 王弟殿下は気弱な令嬢が可愛すぎて今夜も眠れない
    4.2
    人づきあいを避け、アロマオイルを作りながらひっそりと暮らしていた伯爵令嬢のユリアーナはある日、「王弟のディオンが不眠症で悩んでいるからアロマの力を借りたい」と王宮から依頼を受ける。しかしディオンはアロマテラピーに猜疑的で、ユリアーナのことも適当にあしらってばかり……だったが、あることに気がついた瞬間、ディオンの態度は一変する。「やはりお前だ。お前の香りが甘くて、ひどく、落ち着く……」 ユリアーナ自身の香りに心安らぐ、と気づいたディオンはなんと、アロマの代わりにユリアーナへ添い寝を求めてきたのだ。こうしてユリアーナは「ディオンの抱き枕」という大役を担うことに。ユリアーナのおかげでディオンの不眠は改善され、生来の穏やかさを取り戻したディオンにユリアーナは徐々に惹かれ始める。そんなある日、ユリアーナはディオンの妹であるヘンリエッテから、夫婦のセックスレスに効くアロマを依頼され……。
  • 奥手な騎士を結婚させる方法 ~健気な令嬢は一途な愛に因われる~
    2.9
    絶世の美女として街で噂されているリリーシアは、両親を早くに亡くし祖母と二人で慎ましやかに暮らしていた。そんなある日、リリーシアの元へ城の使いが訪れる。聞けば、リリーシアに「王女殿下の話し相手」になって欲しいというのだ。破格の高額報酬に驚き尻込みするリリーシアだったが、祖母に背中を押され、二人揃って王宮で住み込みで働くことに。リリーシアとよく似た背丈のおてんばな王女・セレフィーナと国王。そして英雄・ギルフォード・ヘデュク騎士団長たちに快く迎え入れられたリリーシアだったがある日、セレフィーナと間違われ、何者かに襲われてしまう。間一髪のところでギルフォードに助けられたリリーシア。危険に満ちた王宮での生活に怯えながらも、セレフィーナの話し相手としての勤めに励んでいたある夜、リリーシアは男子禁制のはずの後宮で男性のうめき声を聞いてしまう。ひどく苦しげなその声を哀れに思ったリリーシアは、声の主を救おうとするが……!?
  • 幼なじみ御曹司の執着愛 ~20年ぶりの淫らな再会~
    4.0
    『いつか大人になったら――必ず、迎えにいくから。僕と結婚してください』 幼馴染みの少年と交わした幼い約束を忘れられないまま25歳になった碧衣。同僚の誘いを断りきれず参加した合コンで、強引なチャラ男に目をつけられホテルに連れ込まれそうになったところを、精巧な人形のように整った顔立ちをした青年に助けられる。「探したよ、碧衣」 雅な所作と涼やかな低音ボイス。この世の人とは思えないほど美しい青年は、碧衣が20年待ちわびていた幼馴染み、睦月だった。求められるまま、再会したその日に睦月のマンションで深い関係になってしまった二人は、結婚を前提として付き合うことに。しかし大企業の御曹司であり自身も会社社長を務める睦月は、碧衣とは全く異なる世界に生きていた。「20年も逢っていなかった私を、睦月君はどうしてこんなにも愛してくれるの?」 ごく平凡な人生を送ってきた碧衣は自分に自信が持てず、睦月の愛情さえも疑い始めてしまう。そんな碧衣に、睦月は自身の過去を語り始める。そこには、出逢った頃の幼い睦月が背負っていた過酷な運命が関係していて……。
  • 幼なじみが国王陛下!? 農家の娘は王妃になりたくありません
    3.8
    クリスティーンとローラントは、幼い頃から同じ家で兄弟のようにして育った仲。そんな二人の関係に、変化が訪れたのはクリスティーンが18歳になった年の秋祭りの数日前。秋祭りでは18歳以上の男女はダンスに参加し、そこでプロポーズを行うことが通例となっていた。ローラントが、秋祭りでクリスティーンにプロポーズしたいと言い出したのだ。クリスティーンは驚くも、彼の真摯な気持ちに動かされ、結婚を承諾する。そして迎えた秋祭りの夜。クリスティーンがローラントからのプロポーズを受けたまさにその時、王都から近衛兵の一団がおしかけてくる。突然のことに慌てふためく村人たちを無視して、近衛兵はローラントの前にひざまずき、言った。「この方は、国王バルタザール様の正式な、そして今や唯一の息子である」 なんと、ローラントは国王陛下の愛妾の子だったのだ。現国王の後を継ぐはずだった第一王子が亡くなったことで、ローラントが城に呼び戻されることになったのだという。ローラントはクリスティーンに「一緒に城に来てほしい」と懇願してきて……。
  • 幼なじみ社長の住み込み家政婦は純真無垢な元令嬢
    3.5
    結華は元お嬢様であるものの、小学生の頃に両親が他界し会社は倒産。天涯孤独の身となった今は、ホテルのベッドメイク係として働いていた。そんなある日、特別室のベッドメイキングに向かった結華は、そこで幼なじみの久成と再会する。彼は幼い頃、結華の家の住込み家政婦として働いていた女性の息子であり、結華にとっては本当の弟のように可愛い存在だった。大人になった久成は若手起業家として成功しており、結華の働くホテルの買収計画が進んでいるという。結華の事情を知った久成に、「俺の家で住込み家政婦として働いてほしい」と提案され、喜んで引き受ける結華だったが、久成の家に着くと彼の態度は豹変。「昔、俺をいじめた償いをしてもらおうか」 昔と変わらないきれいな顔で微笑んで、結華をベッドに押し倒してきて……!?
  • 幼なじみ副社長の復讐は、私を溺愛することでした
    3.0
    志倉澄玲には、忘れられない人がいる。彼とは小学校1年生の頃に出会った。ほんの僅かな時間だったけれど、二人の間には温かな友情があった。しかし二人の友情は、「大嫌いだ」と言う彼の一言で終わった。言葉と共にガラス窓に突き飛ばされた澄玲は、背中に大きな傷を負ってしまう。醜い傷が原因で内向的な性格になってしまった澄玲は、24歳になった今なお人付き合いが苦手で、恋愛さえしたことがない。ある日、澄玲は聞き覚えのある名前を耳にする。――浅海優人。それは澄玲に消えない傷を負わせた彼の名前だった。本社から視察にきた副社長として現れた優人は、初対面を装い穏やかに澄玲に笑いかけてきたが、二人きりになった途端、態度を豹変させる。「死ぬほど憎らしかった。俺をいじめた志倉澄玲という人間が」 子供の頃、澄玲からひどいいじめを受けていたと言う優人。身に覚えのない澄玲は必死に否定するが、優人は構わず、澄玲を乱暴にベッドに組み敷いて……。
  • 幼なじみのイケメン弁護士が強引に同居を迫ってきます!
    値引きあり
    2.9
    しっかり者に見られがち……だけど実際はドジで引っ込み思案な詩織と、容姿端麗でみんなの人気者の勇士は幼馴染み。面倒見の良い勇士は幼い頃から、なにかと詩織の世話を焼いてくれていた。そんな関係は大人になっても変わらず、会社の後輩によるストーカー行為が原因で無職となった詩織は、勇士に仕事を紹介してもらうと同時に、彼のマンションで同居することに。初めは遠慮したものの、兄弟のようにして育った仲の二人。遠慮することはないという勇士の優しさに甘えてしまった詩織は、すぐに後悔することになる。「俺さ、誰にでも優しいわけじゃないの、気づいてる?」 二人きりの生活が始まった途端、勇士は詩織を“女”として扱い出したのだ。ファーストキスを奪われ、「ずっと昔から好きだった」と伝えられた詩織は……。
  • 幼なじみの御曹司とお試し同棲はじめます!
    2.0
    実家の書店で働く杏子は、三十路を目前にして彼氏なし。男の気配が全く感じられない我が子の様子を心配した両親からは、結婚を急かされてばかり。そんなある日、杏子は幼馴染の俊一と10年ぶりに再会する。聞けば俊一は、杏子が働く書店の近くにある、彼の父親が代表を務める音楽事務所で働いているという。それからというもの、俊一は客として書店に顔を見せるようになり、二人の距離は急激に縮まっていく。そんなある日、杏子と俊一はそれぞれの父親から信じられない提案を持ちかけられる。「君たち二人、結婚する気はないかい?」 突然の提案に戸惑う杏子だったが、俊一は意外にも乗り気なようで、「お試し期間として、1ヶ月同棲してみない?」なんて言い出して……。
  • 幼なじみの御曹司と偽装婚約しました
    -
    安奈は窮地に陥っていた。高校卒業後からずっと働いてきた老夫婦が営む小さな不動産屋が店をたたむことになり、格安で借りていた老夫婦が管理する古アパートも取り壊しが決まってしまった。仕事と住む場所を同時に失うことが決まったというのに、転職活動もうまくいかない。そんなある日、安奈にとっては幼なじみであり初恋の人でもある大地が突然、安奈を訪ねてくる。8年前、大地が海外へ行ってしまって以来の思いがけない再会に胸ときめかせる安奈に、大地は信じられない提案をしてくる。「安奈ちゃん、僕の、婚約者になってくれないかな」 聞けば、危篤状態にある祖父が大地の結婚を望んでいるらしい。しかし今の大地には結婚願望がない。そこで、安奈に偽の婚約者となり祖父に会ってほしいというのだ。大好きな大地の役に立てるのならと、安奈は偽の婚約者を演じることを承諾するが……。
  • 幼なじみの御曹司は鈍感OLを一途に想い続けます
    3.3
    ジュエリー会社で販売員として働いているひかりは、副社長の瑞輝とは幼馴染み。幼い頃からずっと一緒に育ってきた二人の関係は、大人になった今、少し微妙になっていた。恋人のような濃厚なキスは交わすものの、付き合っているわけではない。……と、ひかりは思っている。告白をされた覚えはないし、二人の間に流れる空気は恋人としての甘いものでもない。ただ、たまにお互いの家を行き来して夕食をともにするだけの家族のような関係だと、ひかりはそう思っていた。しかしそんなある日、ひかりは瑞輝が婚約をしたという噂を聞いてしまう。相手はひかりも知っている、本店の美人マネージャー。瑞輝の隣に自分以外の女性が立つ。そんな未来を想像し、ひかりはようやく瑞輝への思いを自覚して……。
  • 幼馴染みのクールな騎士は、重たい愛の持ち主でした
    4.0
    王女つきの侍女・エルシェは、建国祭を1カ月後に控えた忙しいある日、王女からとある悩みを相談される。それは夫であるローガン王国の第二王子との新婚生活について。性行為が気持ち良くないらしい。最中の王女の様子からそれを感じ取ったのか、最近では王子は、王女に触れることさえなくなったという。建国祭では国王夫妻と顔を合わせることになる。世継ぎについて聞かれるだろうから、それまでになんとか夫婦生活を改善したいというのだ。王女を助けたい。しかし経験のないエシェルには解決策などわからない。「王女にアドバイスをするために、自分も性行為を経験してみなければ!」 そう思いついたエシェルは、ひそかに恋心を寄せている護衛騎士・ノアに相談することに。これをきっかけとしてノアとの仲を発展させたいと思ったのだ。しかし堅物男・ノアは取りつく島もない。はたしてエルシェは無事ノアに処女をささげ、王女の悩みを解決できるのか……。
  • 幼なじみのクールな伯爵は初恋の令嬢を逃さない
    3.4
    伯爵令嬢のシャーロットは、歳のわりにおっとりとしていて甘えん坊な性格。そのせいか、19歳となり社交界デビューをはたした今なお、恋人ができたためしがない。すこし良い雰囲気になって距離を詰め始めると、どの殿方もことごとくシャーロットのもとから去って行ってしまうのだ。自分の何が悪いのか、と嘆き悲しむシャーロットを哀れんだ兄がシャーロットに紹介したのは、幼い頃からの兄の友人であるロイ。いまだ独身のロイはシャーロットにちょうどよいのではないか、という兄の提案に乗り気のロイから求婚され、シャーロットは胸をときめかせる。というのも、実はロイはシャーロットにとっては初恋の相手。たとえお情けだとしても初恋のロイと結婚できるだけで幸せだ。そう思っていたシャーロットだが、実はロイには忘れられない相手がいて、そのため25歳まで独身を貫いてきたのだと知り……。
  • 幼なじみの侯爵は、行き遅れ伯爵令嬢の婚約者に名乗り出る
    3.9
    1巻550円 (税込)
    とある事情で「疵物の売女」という汚名を着せられてしまった伯爵令嬢のメイベル。すっかり行き遅れてしまった彼女を疎ましく思う義理の母が用意した縁談相手は、好色家として有名なブリッジズ侯爵。何人もの愛人を囲い、娼館通いが日課だという彼は、すっかりメイベルのことを気に入ってしまっている。「このままでは本当に彼と結婚させられてしまう!」と戦々恐々としていたメイベルの元へ、海外へ留学していた幼馴染み、マクファーレン侯爵家の子息・ユリウスが訪ねてくる。メイベルの置かれた状況を知ったユリウスは、メイベルに「契約的な婚約」を提案。「僕も結婚を急かされていて、困っていたんだ。お互いが窮地を脱するまで、婚約者のふりをしてやり過ごそう」というユリウスの言葉に、メイベルは継母の反対を押し切りユリウスと「契約的な」婚約をする。しかしメイベルが一安心したのもつかの間、今度はユリウスの様子がおかしい。夜会に一緒に参加するのは当たり前で、その中でさり気なくスキンシップを取られる。ハグはよくされるし、手の甲や頬などへのキスは日常と、まるで本物の恋人のように扱われるのだ。あくまでも表向きでは婚約者を装うだけ、という考えだったメイベルは戸惑うばかり! しかも破談となったはずのブリッジズ侯爵は、いまだにメイベルのことを諦めていないようで……。
  • 幼なじみの公爵は、記憶喪失の婚約者を愛の力で取り戻す
    3.0
    オッドアイのオーレリアは珍しい瞳の色を気にして社交界に出ず、自邸に構える菜園で土いじりをするちょっと変わった伯爵令嬢だ。そんなある日、想いを寄せる幼なじみの公爵ラファエルから思いがけず求婚される。驚きと喜び、そして気後れ。だが愛しい人に強く求められて、オーレリアはプロポーズを受けることに。無事に婚約を発表し、ラファエルのフィアンセとして各パーティに出席するオーレリアは、あるパーティで同じオッドアイを持つ辺境伯にラファエルの進退について大事な話があると囁かれる。指定された場所へ出向けば、乱暴に馬車に乗せられそうになり、抵抗したものの木に頭をぶつけて気絶してしまう。そして次に目が覚めたら自分が誰かもわからず、辺境伯から彼の婚約者だと言われて――。
  • 幼なじみの敏腕弁護士はオクテ女子を淫らに愛する
    2.7
    小さな街の小さな弁護士事務所でパラリーガルとして働く麻里奈は、幼い頃に初恋相手・マナトに「ブス」と言われてからというもの、自分に自身を持つことができず、恋愛経験さえもないまま26歳になってしまったオクテ女子。ある日、高齢となった事務所所長が引退を表明。海外で弁護士を務めていた甥が跡を継ぐことに。「頼りにしています。よろしくお願いします、河合麻里奈さん」 そう言って握手を求めてきた青年は、旬のイケメン俳優も顔負けの整った顔立ちをしていて、麻里奈は思わず見惚れてしまう。――あれ、でも、この人どこかで……。奇妙な既視感に首をひねる麻里奈だったが、彼の名前を聞いて気がつく。小松真人。新しい所長は、昔麻里奈を「ブス」と罵った初恋の相手・マナトだった。それなのに真人は執拗に麻里奈に興味を示し、二人きりになった途端親しげに距離を詰めてくる。「俺たち、付き合ってみる?」 きれいな顔に可逆的な笑みを浮かべて麻里奈に迫る、真人の本心は……!?
  • お騒がせ令嬢は堅物騎士団長の強引プロポーズに抗いたい
    3.0
    ルイーゼは伯爵家の18歳になるお騒がせ令嬢である。毎日昼過ぎに起きて夜会や舞踏会に繰り出し、ワインを飲んでは遊び回る生活を謳歌していた。ルイーゼの華やかな容姿に惹かれて、ちやほやしてくれる貴公子はまわりに大勢いる。恋の駆け引きを楽しんでいたルイーゼだったが、特に気があっていた貴公子が、ルイーゼとは真逆のタイプの清楚な令嬢と結婚を決めたと聞かされる。このままでは結婚が危ういと内心焦るルイーゼだったが、そんな彼女の前に堅物として有名な騎士団長・レイラールが現れ、「俺と結婚してほしい」と結婚を申し込まれたばかりか、「いますぐ返事をしてくれないか」と迫られる。驚いたことにルイーゼの両親は了承済みだという。レイラールのあまりに不躾な申し出に、家に戻って両親に話を聞いてくると返したルイーゼであったが、レイラールはルイーゼに「君にはこのまま俺の邸にきてもらう」と言い放った。レイラールはルイーゼと結婚のために三日休暇をもらったのだと説明する。結婚するのに、たったの三日!? だが、その後の記憶は残っていない。目覚めると、そこはレイラールの邸宅だった……。
  • 推し上司にギャップ萌え ~御曹司と秘密の恋、はじめました~
    2.0
    1巻660円 (税込)
    グローバル企業の御曹司で、その子会社・モーメント社でCOO(最高執行責任者)を務める柊人は、仕事のできるリーダーで業績も上げている。だが、柊人の秘書・菫は、とても御曹司とは思えないほど気さくで、少し抜けたところもある柊人に淡い恋心を抱いていた。同期男性にも「推し仲間」がいるほど柊人のギャップに悶絶しながら、菫は同期と推しトークで盛り上がったり、柊人が信頼するCFO(最高財務責任者)の女性に嫉妬してみたり……。そんなある日、柊人が大株主の娘と結婚するらしいという話を聞きつけた。ショックを受けた菫は、推し仲間の同期男性と二人で飲みに行き、意気投合。すっかり遅くなって帰路を急いでいたところ、柊人と女性CFOが二人で歩いているところに出くわした。え? なんで? 例のお嬢様は? CFOが本命ってこと? 混乱する菫。どちらにしても、失恋決定! なのに、なぜか不機嫌なのは柊人のほう。いったい何を考えてるの? 果たして、推し上司との恋の行方は……。
  • お嬢様(推し)の恋人に溺愛されているのですが
    3.5
    伯爵令嬢であるアリスは侯爵令嬢のユーフィミアのもと、行儀見習いを兼ねて侍女として働いている。ユーフィミアは心優しく見眼麗しい令嬢で、アリスは彼女に心酔していた。ユーフィミアの誕生日が近づいた冬の日、親族が集まり誕生日パーティーが開催された。そこでアリスは、ユーフィミアと彼女の従弟であるクライブの二人が恋仲であることを確信する。「氷の元帥」と呼ばれているクライブは容姿端麗で、ユーフィミアともお似合いだ。そんな二人の恋路を応援しようと決意したアリスは、クライブからの「ユーフィミアの誕生日プレゼント選びを手伝ってほしい」という誘いにも喜んで同行する。プレゼントを選びながら、クライブとたわいのない会話を交わしたアリスは「こんな優しくてかっこいい人なら、ユーフィミア様とお似合いだわ!」とますます二人の仲を応援する気持ちを強めていく。しかしその夜、事態は急変する。なんとアリスは、クライブと一夜の過ちを犯してしまって……。
  • お転婆令嬢、記憶喪失の堅物伯爵と恋に落ちる
    4.3
    シルベスタント公爵家のクロエは、社交界でも絶世の美女と評される容姿を持ちながら、乗馬をしたり拳闘を習ったりと、淑女らしからぬ快活な令嬢。今日も幼馴染のホーイエと軽口を叩きながら拳を振っていた。その様子に乱暴されていると勘違いした紳士が割って入ってきた。クロエの拳がきれいに決まってしまったせいで、失神した紳士。慌てて病院に連れていったクロエは、紳士が一時的に記憶喪失になったことを告げられ、紳士の面倒をみることに。名前も思い出せない紳士のハンカチに『D』のイニシャルが刺繍されていたことから、クロエは紳士を「ディー」を呼ぶことにした。惹かれ合う二人だったが……。
  • お転婆令嬢は犬猿の仲の公爵様に恋をする
    2.8
    叔父であるベネショフ公爵から、娘のライサの相手をしてほしいと頼まれ、ライサの住まう屋敷に滞在していたイリーナ。ある日、イリーナは偶然、ライサと見知らぬ男性の逢い引き現場を目撃してしまう。慌ててその場を立ち去ろうとしたイリーナだったが、木の根に足を取られ転倒し、そのまま気を失ってしまう。次にイリーナが目覚めたのはベッドの上。森で倒れていたイリーナを助けてくれたのは、叔父が敵対する貴族・シュミート伯爵家の現当主・アドリアンだった。実はライサの逢い引き相手は、シュミート側の人間だったのだ。ライサの恋のため、そして自身の胸に芽生えたアドリアンへの思慕のため、両家の争いを諌めようと決意するイリーナだったが……。
  • お隣さんが初恋の人!? 地味OLは再会したCEOに溺愛されています
    3.0
    25歳の美緒は幼い頃からずっと勉強一筋に生きてきた。恋愛経験といえば、中学生の頃に塾が一緒だった男の子とたった三ヶ月、恋人ごっこのような日々を過ごしたことがあるだけ。社会人になってからは仕事一筋に生きてきたおかげで、今ではそこそこ良いマンションで悠々自適な一人暮らしを満喫していた。そんなある日、美緒のマンションの隣の部屋に、とある男性が引っ越してきた。挨拶に来た男性の顔を見て、美緒はビックリ仰天。彼はなんと、中学生の頃の美緒の元カレ・樹だった。聞けば、樹は大学卒業後すぐに会社を立ち上げ、今は社長として忙しくしているらしい。都心から離れた郊外に家を建てたが、通勤には不便だからと会社から近いこのマンションを平日の住まいとして借りたという。偶然の再会に心踊らせる美緒だったが、見違えるほど素敵な男性に成長した樹の姿に、昔と何ら変わらない自分が恥ずかしくてたまらない。親しくしていたことはもう過去のこととして気持ちに蓋をしようとする美緒だったが、美緒の気持ちを知らない樹は昔のまま、美緒に優しく接してくる。そんな樹に心絆された美緒は、生まれてはじめての自分磨きを開始するが……。
  • オフィスで愛は育めません!俺様社長の強引な引き抜き
    2.0
    佐藤美亜はショックを受けていた。密かに片思いをしていた上司・大貫群司が独立するため退職するというのだ。突然の別れに、大切にしていた恋心の終わりを覚悟した美亜だったが、その数日後、大貫から「話がある」と呼び出される。久しぶりに大貫に会える! 内心大喜びの美亜だったが、以前とは異なる横柄な態度で美亜に接する大貫にびっくり。以前の優しく気遣い上手だった大貫とは違う、自信に満ち溢れた強気な態度に、しかし美亜の心はどうしたわけか余計に熱く燃え上がってしまう。しかも大貫は、美亜に「うちの会社で、俺の秘書をしてほしい」と頼んで来て……。
  • お見合い相手に一目惚れ! 御曹司と田舎娘の激甘新婚生活
    4.0
    大安、吉日。愛海と肇は結婚した。経営不振にあえぐ会社を立て直さんと、躍起になっている愛海の祖父による強引な政略結婚だったが、実は二人共に一目惚れ。互いに強く想い合っているのに「政略結婚」という前提がため、相手に愛されている確信が持てず、不安を抱いたまま新婚生活がスタートする。しかも田舎育ちの愛海は恋愛経験ゼロで、肇に触れることさえできない。そんな愛海に、肇は「一週間ごとにステップアップ計画」を提案する。月曜日がくる度に「名前で呼び合う」「手を繋ぐ」「同じベッドで眠る」……と夫婦になるためのミッションをクリアしていく二人。ようやくキスまで辿り着き幸せを噛みしめる愛海だったが、肇はもう我慢の限界。数日後に迫った愛海の誕生日に「愛海の全部をもらうよ」と大胆な宣言をしてしまい……。
  • オレ様隠れ御曹司は、意地っ張りなOLを愛したい!
    3.4
    赤久保ほまれは女性にしては背が高く、中性的な顔立ちをしているせいで、子供の頃から「ほまれ王子」と呼ばれ女子からは人気を得るものの、男子からはからかわれてばかり。それは大人になった今でも相変わらずで、「女性も第一線で活躍するべき」という会社の方針により、関東支社では唯一の女性営業として働くことになり、ここでも男性から疎まれてしまう。嫌味陰口は日常茶飯事。挙句の果てには売上の上がる見込みのない辺境の地を営業担当地とされてしまい、唯一の味方である3人の部下たちと一緒に、頭を悩ませていた。そんな時、新任の営業課長が本社から赴任してきた。外国の血が入っているのか、誰よりも背が高くモデルのように美しい目鼻立ちをした彼・小此木は不遜な態度で営業一同を威圧したかと思うと、ほまれのチームを自分の直属にすると言い出す。しかもほまれに対して「俺に惚れさせてみせる」と宣戦布告のような告白をしてきて……!? 本社では企画部部長補佐として数々のプロジェクトを成功に導く、という華々しい功績を残している小此木は、とにかく自信満々。始めのうちこそ「嫌な男」として警戒していたほまれだったが、口だけではない彼の有能さ、そして強引な言動の中に見え隠れする彼の優しさに気づき、徐々に惹かれていく。しかしそんなある日、本社時代小此木の上司だった女性、企画部部長・蒼井が現れて……。
  • 俺様社長との恋愛は、乙女ゲームより激甘でした
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    飲料メーカーのマーケティング部で働く白石ありすは、24歳にして恋愛経験ゼロ。その代わり、ありすは乙女ゲームが大好きだった。現実ではあり得ない甘く幸せな恋愛を体験させてくれる乙女ゲームはありすの癒やしだった。ある日、ありすが提出した販促企画「飲料水の擬人化乙女ゲーム」が採用され、ありすは担当者としてゲーム開発会社へ打ち合わせに向かう。「大好きな乙女ゲームを作れる!」と胸を高鳴らせていたありすだったが、打ち合わせ相手であるIT企業の社長・青木薫は乙女ゲームを馬鹿にした発言を繰り返し、挙げ句の果てには「こんな仕事はしたくない」とまで言われてしまう。ありすは彼の発言に大激怒。実は彼は、ありすが何度も繰り返しプレイしている大好きな乙女ゲームの開発者だったのだ。憧れの存在でもある薫にゲームを作ってもらいたい! 熱意をもって訴えるありすに、薫の態度は一変する。なぜか薫は企画よりも、ありす自身に興味を持ったようで……。
  • 俺様社長と淫らな同居生活
    2.0
    幼くして母を事故で亡くした若崎詩帆は、父からは「母の事故の原因はお前だ」と責められ、双子の妹の渚からは「呪われた女」としていじめられ続けたことで、人付き合いが苦手な根暗女子に育ってしまった。そのせいで25歳になった今でも恋愛経験はゼロ。友人もろくにいない。最も長い付き合いとなっているのは、入社当時からの上司、御曹司の東郷正臣。彼とはかれこれ5年の付き合いになるが、仕事熱心な鬼上司である正臣の前では、いまだに詩帆は萎縮してばかりいた。そんなある日、社長に就任した正臣により、詩帆は強引に社長秘書にされてしまう。社長秘書なんて務まらない、と突然の人事に呆然とする詩帆。しかも悪いことは続くもので、借りていたアパートが火事に見舞われ全焼。住む家を失った詩帆に救いの手を差し伸べてくれたのは、正臣だった。「俺のマンションに空き部屋がある。落ち着くまでそこに住めばいい」という彼の言葉に甘えることにした詩帆だったが……。
  • 俺様社長は地味OLをいじめて愛して離さない!
    3.7
    小学生の頃、初恋の男の子からいじめられたことがトラウマとなり、引っ込み思案な性格になってしまった真穂。普段は地味に、目立たないように生活している彼女の密かな楽しみは、昼間とは別人のようにオシャレをして、一人でバーに行くこと。その時間だけは自分に自身を持ち、心から楽しい時間を過ごすことができるのだ。ある日、いつものように行きつけのバーで一人お酒を呑んでいた真穂は、見知らぬ男から声をかけられる。いつものように適当にあしらおうとしたものの、自信満々に振る舞う美しい男に魅了され、真穂は男と一夜を共にしてしまう。翌朝、愚かな過ちを後悔しながら会社に出勤した真穂を待っていたのは、昨夜の美しい男。なんと彼は、真穂の勤めている会社の社長、江成だったのだ。二人きりになった途端、「どうして俺を置いて帰った?」と甘く迫ってくる江成。一夜限りの関係のはずなのに、江成は真穂にプロポーズまでされてしまい……。
  • 御曹司×2が私を嫁にしようとバトルをしています!?
    2.0
    1巻550円 (税込)
    なぜか「良家のお嬢様」だという噂が社内で立ち始めて以来、来生乃々香には人生初のモテ期が到来していた。地味で大人しい乃々香には目もくれなかった男性社員が、こぞって声をかけてくるのだ。しかし、乃々香が密かに憧れている上司・檜山凌だけは興味もないといわんばかりのそっけない態度。そのことに寂しさを感じていた乃々香だが、噂はデマだと理解した男性社員が乃々香から興味を失った途端、なぜか檜山は執拗に乃々香に迫ってくるようになる。ガラリと変わった檜山の態度は嬉しい反面、その意図がわからず乃々香はタジタジ。そんなある日、社内にまた噂が流れ出す。それは檜山が会社を辞めると言う内容で……。
  • 御曹司と偽装夫婦になりました
    5.0
    桐ケ谷花壇のウェディング事業部でブーケデザイナーとして働いている萌々は、結婚式を挙げる恋人たちを笑顔にできるこの仕事に誇りを持っていた。そんな萌々にも、職場に対して不満がひとつ。それは、花にも結婚にも興味のない冷酷な男だと噂される御曹司、龍志がウェディング事業部に配属されたこと。ところがある日の就業時間後、萌々は龍志がブーケ作りの練習をしている姿を目撃する。話を聞いてみれば、噂は全くのデマらしい。跡取りとしてずっと花の勉強をしてきたし、見合い話を断り続けてはいるが、結婚に興味がないわけでもないという。数日後、萌々は上司から、上層部から萌々を名指ししたお見合いの話がきていると聞かされる。「出席するだけでいいから」という上司の言葉を鵜呑みにして、相手も知らぬままお見合いの場へ出向いた萌々だったが、なんとそこに現れたのは龍志で……。
  • 御曹司との勝負に負けたら、婚約を迫られました!
    3.5
    文具メーカーの営業として働く陶子は、社長就任が発表された御曹司・一真とは同期の間柄。仕事熱心で勝ち気な性格をした二人は反りが合わず、入社当時はなにかと競い合っていた。とはいえ、それはもう昔の話。入社から五年が経った今となっては、一真も忘れているだろうと思っていた陶子のもとに、一真から「五年前の勝負の約束は有効だ」と連絡が……。五年前、一真から持ちかけられた勝負。それは負けたほうが、なんでも言うことを聞くことを条件とした、「一真の社長就任と陶子の営業部長就任、どちらが先に成し遂げられるか」を競うものだった。潔く負けを認めた陶子に突きつけられた一真の要求は、「俺と婚約してくれ」という思いもよらぬ内容で……。
  • 御曹司との行きずりの一夜には、どうやら裏がありそうです
    -
    恋人から一方的に別れを告げられた長塚芽衣。どうやら二股をかけられていたようで、本命の彼女である大企業の社長令嬢と婚約をしたから、もう二度と連絡するなと言うのだ。「お前は真面目過ぎてつまらない」 去り際に彼が残した言葉は、過去に付き合った男性たちにも言われ続けてきたものだった。ひとり取り残されたホテルのラウンジで、涙を流す芽衣。その時、見知らぬ男性が芽衣に声をかけてきた。自動車メーカーに勤務しているというその男性・如月遥斗は、芽衣に優しく寄り添ってくれた。整った甘い顔立ちと柔らかな物腰の遥斗にすっかり気を許してしまった芽衣は、真面目過ぎるつまらない自分に嫌気がさしていることを遥斗に打ち明ける。すると遥斗は「芽衣は魅力的な女性だということを証明してあげたい」と芽衣をホテルに誘ってくる。普段の芽衣ならば、そんな誘いには乗らなかった。けれど今までの自分を脱却したい芽衣は、遥斗と一夜を共にしてしまい……。
  • 御曹司の家政婦になったら溺愛されました
    3.5
    岩倉桃香は、同棲していた彼の浮気現場を目撃してしまう。それだけでも大きなダメージを受けているのに、こともあろうに浮気相手は桃香が面倒を見ていた職場の後輩。その場で桃香を振った彼は、数日後に後輩との婚約を発表したのだ。心身ともに疲れ果ててしまった桃香は、赤信号を渡ろうとして車にひかれそうになる。車を運転していた男性は激怒。怒鳴りつけてくる彼の口振りに元カレを思い出してしまった桃香は、言葉もなくその場に泣き崩れてしまう。そんな桃香の様子に何かを察したのか、男性は桃香を車に乗せ、自身のマンションへと連れ帰ってくれた。ようやく落ち着きを取り戻した桃香はそこで、ようやく気がついた。車を運転していた男性は、桃香の勤めている会社の親会社の社長・藤堂麗司だったのだ。彼に問われるまま、同棲していた彼に浮気され、振られたことを話した桃香。すると麗司は、自分のマンションで暮らせばいいと提案してきて……。

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