国内小説 - 小説 - 実業之日本社一覧
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4.3「なんて美しくて ロマンチックな小説なんだろう」 ――小説家・中村航さんも感動!絶賛! 人気作家・いぬじゅんが贈る、不朽の名作! 愛を見つけに深夜特急は北へ。 終着駅で待っていたのは……!? 「嘘、でしょう?」 神戸に住む琴葉がある朝出社すると会社は倒産。 札幌にいる遠距離恋愛中の恋人・海斗に電話し不安をぶつけるが、彼の反応はなぜか歯切れが悪い。 見え隠れする元カノの影。 悩んだ琴葉は、衝動的に深夜特急に乗り、彼に会いに行くが……。 車中、訳アリな面々との出会いが、彼女の心を変えていく。 心揺さぶる結末が待つハートウォーミングストーリー! この物語は、2014年11月に公募された「otoCoto presents OtoBon ソングノベルズ大賞 ~音楽を感じる小説~ DREAMS COME TRUE編」の入選受賞作。 大のドリカム好き著者が、『LAT.43°N ~forty-three degrees north latitude~』(北緯43度)という楽曲を元に書きあげた小説。 そして今、7年の時を経て、新たなエピソードや登場人物を含めて書き直され、感涙必至の物語に生まれ変わった! それはまさに愛と優しさに満ちた、最高にヒューマンなエンターテインメント! 人生に勇気をくれる1冊!
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3.5朝は三女・朝日の喫茶店、昼は次女・まひるの讃岐うどん屋、夜は長女・夜月のスナック――朝・昼・晩で業態がガラリと変わるその店は、通称「三人屋」。やって来るのは、三女にひと目惚れしたサラリーマン、出戻りの幼なじみに恋する鶏肉店主、女泣かせのスーパー店長など、ひと癖ある常連客たち。三姉妹が作るごはんを口にすれば、胃袋だけじゃなく、心もたっぷり満腹に!? 心とお腹にじんわりしみる、美味しい[人情×ごはん]エンタメ!「高いビルの屋上から、道行く人をじっと眺めているような小説である。大所高所から見下ろしているという意味ではない。ちっぽけな人間たちが、時に迷ったり立ち止まったりしながらも、それぞれの目的地を目指して懸命に歩いている姿を目にした時の、あの切ないような尊いような心持ちを思い出させてくれるのだ。」――北大路公子氏「解説」より
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3.920××年、相馬凛子(そうま・りんこ)は42歳の若さで第111代総理大臣に選出された。 鳥類学者の夫・日和(ひより)は、「ファースト・ジェントルマン」として妻を支えることを決意。 妻の奮闘の日々を、後世に遺すべく日記に綴る。税制、原発、社会福祉。混迷の状況下、相馬内閣は高く支持されるが、 陰謀を企てる者が現れ……。凛子の理想は実現するのか!? 痛快&感動の政界エンターテインメント! 「なぜ日本の総理は当たり前のように男性なのか?それをフィクションで覆してみたかった。 凜子は私の理想そのもので、彼女を支える夫・日和は何があっても妻を信じ、陰ながら守り抜く。 本作は政界を舞台にした、信じ合い支え合う夫婦愛の物語である。 日和役の田中圭さんはお茶目でまっすぐな役柄にぴったり。凛子役の中谷美紀さんは書きながらイメージしていたので とても嬉しい。このカップルが日本を変える、封切りの日が待ち遠しい。」 ――原田マハ(映画化決定にあたって) ※本書は、2016年刊行の『総理の夫 First Gentleman』(実業之日本社文庫)と同じ内容です。 新版刊行にあたり装幀を新たにし、国谷裕子氏による解説を収録しました。
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4.3きっと見つかる、大切なもの。 ――実業之日本社文庫GROW誕生! 第3弾! たった三日であなたを忘れる。 それはあなたを殺すのと同じ。 だから…… 「絶対に忘れない」 ――それは命より大切な約束。 過去を失った少女と、未来に失望した青年。 ふたりの出会いが奇跡を起こす! 松崎颯真は傷心の旅先で、高校生の岬陽菜穂と出会う。 ふたりは互いにほのかな恋心を抱くが、ある日再会した陽菜穂は、颯真に関する一切の記憶を失っていた。 それは悲しい過去の後遺症によるもので、彼女はどんなに大切な相手でも、三日会わずにいただけで忘れ去ってしまう宿命を背負っていた。 苦悩の果て、ふたりは――。 衝撃のラストは号泣必至! 愛と絆の物語! ――読後、このタイトルとカバーに描かれた情景の意味を知り、切なさに誰もがきっと涙してしまう!
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3.5朝は三女・朝日の喫茶店、昼は次女・まひるの讃岐うどん屋、夜は長女・夜月のスナック――志野原家の美人三姉妹が営む「三人屋」は、朝日の就職を機に、朝の店を終了、業態を転換することになった。 朝日が出勤前に焼いたパンを使い、まひるが朝からランチ時まで売る自家製の玉子サンドイッチが、見映えも良くおいしいと大評判に。かたや長女のスナックは、ラプンツェル商店街で働き、暮らす人々のサロンとしてにぎわっている。 ゲイの青年、売れない作家、女泣かせのスーパー店長など、ワケあり常連客たちが夜ごと来店、三姉妹の色恋沙汰を肴に、互いの悩みを打ち明けあったり、くだを巻いたり… 悲喜こもごも、味わい深い人間模様を描く大ヒット小説『三人屋』待望の続編! 心も体もくたくたな日は「三人屋」の新名物「玉子サンド」を召し上がれ!
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4.0笑って泣いて元気になれる、お仕事小説アンソロジー第1弾!! 漫画家、通信講座講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツ・ライター、ツアー・コンダクター。6人の「働く」女性たちが、ときに悩み、へこみながらも、自分らしい生き方を見つけていく姿をいきいきと描く。漫画家の収入の仕組みや、ディスプレイデザイナーの働く時間、ツアー・コンダクターのスケジュールなども盛り込み、気になる職業の豆知識や裏側も楽しめる。仕事帰りの電車の中で、一日の終わりのベッドの中で、お疲れのアナタを癒やす全6話を収録。人気作家が競作!! 責任編集/書評家・大矢博子。
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3.6人気女性誌「Fame」副編集長の七瀬和美は37歳。共働きで子育てをしながら、実質的な編集長として部員をリードしてきたが、リニューアルをめぐって社の上層部に嫌われ、「新雑誌準備室」という名の閑職へ追いやられる。理不尽な仕打ちに加え、学校では娘をめぐるトラブルも発生。退社するかどうか悩む和美だったが、「働いてるママが好き」という娘の言葉に触発され、ある大きな「挑戦」をはじめる――。馴れ合いだらけの男社会に「カツ」を入れる、痛快なお仕事エンターテインメント! シリーズ3作の累計が25万部を超える大ヒット作になった『書店ガール』の「原点」ともいうべきデビュー長編! すべての働く女性必読の一冊です。
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4.2※本作品は 2011年12月2日~2014年9月30日まで販売しておりました単行本版『ラストダンス』の文庫版となります。 本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。 プロ野球<スターズ>の同期、真田誠と樋口孝明。その野球人生は常に対照的だった。ドラフト2位で即戦力と期待された樋口はついにレギュラーを奪えず、真田はドラフト5位から球界を代表するスター選手へとのし上がる。そして今季、球界最年長・40歳の二人に引き際が訪れた。二軍監督要請という形で引退勧告を受けた樋口に対し、真田はシーズン半ばで突然引退会見を行う。ところが引退宣言以降の登板で真田は連勝、低迷していたチームも優勝争いにからむ快進撃を始めた。シーズン終盤、正捕手の負傷で一軍に昇格した樋口が、17年ぶりに真田とバッテリーを組む日が到来して……。予想外に展開する引退ドラマを濃密に描く感動作!
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3.3モテるためにひたすら努力する“Bランク”男。「愛してる」の一言さえあれば家庭円満、が持論の夫。“はずれっ子”と付き合うことに精を出す負け犬女教師。恋多きゲイの失恋&ひと目惚れ騒動……。ちょっぴりずれた“愛”の形をユーモラスに描く。大爆笑のち、じんわりほろり。心のデトックスに効き目バツグンの傑作小説集! 恋人、夫婦、親子、浮気――あれも、これも、きっと愛。2005年刊行の『Bランクの恋人』を改題して文庫化する本書は、著者が2001年の作家デビュー直後から05年にかけて書き綴った短編集。作中には当時のトピックだった出来事や人名が目白押し。時代の変遷に伴って、背景や言葉が通じにくくなっていることを鑑み、若い読者の助けとなるよう、巻頭に「作者による取扱説明書」が加筆されています。
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3.0きっと見つかる、大切なもの。 ――実業之日本社文庫GROW誕生! 12万部突破の大ヒット 『記憶喪失の君と、君だけを忘れてしまった僕。』で話題の著者作! 時を超えて出逢った“ふたり” それは「愛」が起こした奇跡!? 大学生の小柳朋花は、恋人から与えられる愛を信じることができない。 実母にさえ愛されなかったトラウマがあるからだ。 親子だからといって心が通じ合うとは限らないし、それが他人ならなおさらだ―― そう考えていた朋花の前に現れたのは、明日香という名の女子高生。 彼女は過去から来た朋花の母親で…!? すべての謎が解ける衝撃の結末は感動必至。 切なさが、胸に突き刺さる。 ――これは、奇跡の愛の物語!
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4.1在宅医療専門クリニック看護師のわたし(中嶋享子)と新米医師の三沢、クリニック院長の一ノ瀬らが様々な患者本人と家族、病とその終焉、そして安楽死の問題にも向き合う。「綿をつめる」膵臓がん患者の60代女性が亡くなった。わたしは三沢に死後処置――遺体に綿をつめる作業を教えることに――。「いつか、あなたも」在宅医療は老人ばかりではない。26歳の女性患者は統合失調症に見えたが、症状は複雑だ。その女性がわたしに投げかけた言葉「いつか、あなたも」の意味は――。カルテに書かれることのない医療小説、六つの物語。著者は、2001年から14年まで、在宅医療が専門のクリニックに非常勤医師として勤め、多くの患者さんを診察してきた。本作は、そのときの経験をもとにした、ほぼ実話の小説です。
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3.7きっと見つかる、大切なもの。 実業之日本社文庫GROW誕生!第1弾 恋も愛も、こんなに醜い。驚愕の青春サスペンス!! いぬじゅん史上最高の超どんでん返し! ラスト、《ありえない》真実が!? 瞳(レンズ)から始まる想定外の物語。 世界が震撼のラストは圧巻! 一ノ瀬美姫は、その派手な名前に反して地味な高校生。ところが地元テレビ局の番組で突然、美姫は主役に抜擢されてしまう。それは高校を舞台にした超絶リアリティーショーで、関係者全員がコンタクトカメラという小型機械を瞳に入れ、視聴覚の全てを記録するという実験的な企画だった。だが、その裏には信じられないような本当(リアル)が隠れていて……!? 【実業之日本社文庫GROWとは?】 GROW=成長。 自分らしく生きることを探し続けるあなたへのエール。 それが「実業之日本社文庫GROW」です。 この1冊が、あなたの心を育て、希望を与えてくれますように。
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3.4銘和乳業宣伝部課長職のわたし(川村晶子)とピーアール会社の契約社員・児島くん。38歳と24歳、14歳差の二人は結婚を決意してつきあい始めたが、周囲の反応は様々でてんやわんや。児島くんの父やわたしの友人の一部は賛成だったが、児島くんの姉妹や母親に会ったところ微妙な反応、そして最大の難関はわたしの父。これが断固反対で話がまとまらないのだ。くわえて、銘和乳業の新製品健康ドリンク“モナ”販売戦略でも難問山積み、こちらも社内で意見が二分してしまった。ロングセラーを狙い、いたずらな増産をさけたい宣伝部と、売り上げ倍増でいけいけどんどんの販売部とが意見対立状態に。わたしと児島くんがウエディング・ベルを鳴らせるのは一体いつのこと? “年下”シリーズ第2弾。
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3.0波多野一人、通称・ヒトリ。誰もが彼に、ひとときの恋をする――。恋に不器用な大人の女性に贈る、甘くて苦い恋愛小説集。「デリバリーサンタクロース」/三十代前半・女性ライター。クリスマスを間近に控えたある日、編集者から渡されたいかがわしげなチラシ。URLにアクセスしてみると、ずらり並んだ若い男たちの中に、かつてのクラスメイト――波多野一人の名前があった。「漂泊シャネル」/二十代半ば・OL。お金もないのに靴を買ってしまった帰り道、犬猫でも拾うような気軽さで、シャネルを背負った男の子を拾った。「東京タイガーリリー」/女子中学生。渋谷ハチ公前。混雑と暑さにうんざりしていたあたしの前に、魔法みたいにそいつは現れた。「ウェンディ、ウェンズデイ」/三十代後半・専業主婦。水曜日。夫と子どもたちを送り出すと、ランチバッグにお弁当を詰めて、あの場所へ向かう。渋谷の路地裏に存在するネバーランドへ――。「ティンカーベルは100万回死ぬ」/義理の妹。「ずっとおまえがほしかった」。あたしの目を見てヒトリが言う。なんべんもくりかえしみた夢。もういいよ。もういやだ。こんなのもう、だれか鋏で断ち切って――。「屋根裏のピーターパン」/波多野一人。部屋の外に置かれていたとんでもなく物騒なブツを前におれは途方に暮れる。「まじかよ」――いまに限らずもうずっと、おれは途方に暮れているんだ。 「東京ネバーランド」改題。
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4.2『ランチのアッコちゃん』の次はコレ! いま最も注目を集める著者が贈る、パワー全開!永遠のガールズ小説!! 王冠を手にするのは誰? 教室は少女達の戦場! 私立女子校・聖鏡女学園中等部二年の範子は雑誌の編集長として勤める母と二人で暮らしながら、チヨジ、スーさん、リンダさんという気の合う仲間たちと、地味ながらも楽しく平和な学園生活を送っていた。ところが、クラスである事件が起き、公開裁判の末に滝沢さん(=王妃)がクラスの頂点にいる姫グループを追われてしまう。なりゆきで滝沢さんを迎え入れることとなった範子たちだったが、彼女の傍若無人さに、グループの調和は崩壊! 穏やかな日常を取り戻すために、範子たちはある計画を企てる……。傷つきやすくて我がままで――みんながプリンセスだった時代を鮮烈に描き出すガールズ小説!
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3.0【きっと見つかる、大切なもの。 ――実業之日本社文庫GROWからあなたへ。】 遂に、この冬の大本命登場! 著者累計90万部突破! 青春小説の人気No.1作家が贈る完全書き下ろし最新作! 孤独な少女が、幼い頃から繰り返し見る夢。 そこに隠された真実とはいったい……!? 汐見夏衛史上、最も切なく、最も温かい! 愛する人へつなぐ命の物語。 またこの夢か――。 疎外感ばかりの灰色の現実世界に、生きる希望を失った女子高生・緒方きらら。彼女は、不可解な「虹色の世界」の夢を幼い頃から繰り返し見ていた。 自殺を思い訪れた地で彼女は偶然、その「虹色の世界」を描く青年・芳川景と出会う。彼もまた同じ夢を見続けていた。 これはいったい何を意味するのか!? やがて、夢の謎を追うふたりを待っていたのは、想像を絶する過酷な真実と衝撃の運命で……。 生きる意味、命の尊さにボロ泣き必至! 人知を超え、心揺さぶる「命と再生」の感動作!
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3.4【きっと見つかる、大切なもの。 ――実業之日本社文庫GROWからあなたへ。】 誰もが抱える「後悔」を 奇跡で救う不思議なお弁当屋。 人生に迷ったら、ここへおいで。 ここは、あなたのための場所。 ――あなたの「後悔」はなんですか? 街の片隅に佇むお弁当屋。店名は誰も知らない。 やって来るのは、心の底に厄介な「後悔」を抱えた人々。 記憶の中のトゲが抜けず日々を無為に過ごす女性、母を疎ましく思いながらもその存在に縛られる青年、捨て猫にトラウマがある女子高生……。 客に差し出されるささやかな奇跡がそっと心を救って――。 人生の迷子に寄り添う感動作。ラスト、タイトルの意味を知り落涙! 優しさを紡ぐ名手・加藤 元の真骨頂! 切なさが心に沁みる珠玉の5編は、 悔いも迷いも乗り越えて、前に進む勇気を与えてくれるはず!
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3.3風見窓子は33歳。会社の給料は決して高くないけれど、自宅通勤なので不自由はないし、寿退社する後輩を妬むこともない。友人以上恋人未満の交際相手と結婚するつもりもない。しかし、世間体を気にする両親からは、「こうして家にいられるのも、干支三回り=36歳が限度」との宣告がなされる。そんな窓子に「しないの、結婚?」と声をかけてきたのは、やり手の独身女性上司、47歳の有磯潮美。東京下町・三ノ輪で居酒屋を営む潮美の実家との交流を機に、窓子の日常は突如変容をみせる。八方塞がりのヒロイン・窓子が選ぶ、しあわせのかたちとは……? サスペンスの女王が「イヤミス」を封印して放つ新境地。“脱力系”未婚女性の居場所探しの物語。
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3.7迷いも哀しみも、きっと奇跡に変わる――。幼児向け雑誌の編集部で働く統子は、4歳の息子・智康を保育園に預けながら、仕事と育児に追われる日々を送っている。予定通りには進まない仕事、智康の突然の発熱、保育園からの呼び出し、孫に会いたいとやって来る実母とは気持ちがすれ違い、ママ友との人間関係にヒヤリとする。それでも、智康が見せる笑顔や成長の様子に癒され、親友の朝子と励まし合い、シッターの神田さんの力を借りながら、懸命に過ごす。そんなある日、統子は旅雑誌のグラビアページに智康とそっくりの、双子の少年が載っているのを見つけた。智康の出生には、親にも話していない秘密があった。元夫の阿川は子どもをほしがったが、精液所見で問題が見つかっていたのだ。統子は智康を連れ、写真の撮影地である五島列島・中通島へ向かうが――。日々を全力で生きる親子たちの姿を通し、命の尊さ、親子の絆、家族の奇跡を描く著者の渾身作。「おかあさん」とかつて子どもだったあなたに贈る感動小説!
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4.0きっと見つかる、大切なもの。 ――実業之日本社文庫GROW誕生!第3弾! 「大切な人を、もっと大切に思える1冊。」 家族・恋人・友達…愛されることの奇跡を描いた感涙ストーリー! 最愛の母を亡くし2年。 嘆き悲しむ暇もなく、遺された家族のため気丈に頑張ってきた大学生の智子。 だが、新しい恋人を作る父、バイトもせず家にこもる兄…と報われない毎日が嫌になり、智子は母の故郷・秋田へ「家出」という名の旅に出るが――。 謎の少女との出会い、衝撃的な母の過去の秘密に触れる中、人との絆や愛される奇跡に気づいていく、最高に心温まる物語。 愛がすべてを繋いでいく――。 時空を超えた絆の強さに、涙あふれずにはいられない!
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3.7五輪代表は誰の手に? 衝撃のマラソン・サスペンス! 大学の陸上部で同級生だった三人が、オリンピック男子マラソン代表・最後の一枠選考レースに出場する。三十歳の彼らにとって、おそらくこれは五輪へのラストチャンスだった。日本最高記録を持ちながら故障に泣かされ続け、「ガラスのエース」とも称された天才ランナー・須田は、最高の練習環境に身を置いて復活を賭ける。陸連批判をして表舞台から去り、四年ぶりに走る武藤は「俺が勝つ」と豪語。そして、優勝経験がなく、“勝ち方を知らない”青山の前には、ドーピングを勧める正体不明の男が接触してきた。青山は卑劣な手段を一旦は拒むが……。スポーツ小説の名手が手がけた、ランナーたちの人生を賭した勝負を活写する、ロングセラー『チーム』の原点ともいうべき傑作長編!
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-「オセロ」「マクベス」「ハムレット」「リア王」 愛と裏切りの果て、逆転劇を演じたのはあの脇役だった! これぞまったく新しい解釈と展望による21世紀のシェイクスピアだ。 ――縄田一男氏(文芸評論家)絶賛! 世界の古典文学に人気時代小説家が新たな風を吹き込む四つの物語 「オセロ」―将軍を破滅に追い込んだ男の妻を意外な訪問者が…!?(「イヤーゴの女房」) 「マクベス」―魔女の予言に心を囚われた武将の眼には短剣が…。(「魔女中の魔女」) 「ハムレット」―抜擢した新人女優の拙い演技を見て演出家は…(「幕間 オフィーリア狂乱」) 「リア王」-最愛の娘の一言が父王とと王国の運命を一変させた―(「リアを継ぐ者」)
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4.0創薬投資に絡んで発生した不審死事件。銀行支店長が謎に挑む! うなばら銀行浜田山支店の金庫室で、若手行員・神崎進介の自他殺不明死体が発見された。数々の不祥事から銀行を救ってきた貞務定男に、頭取の久木原から同支店の立て直し要請が下る。明らかになるのは、職場内パワハラや、神崎の不可解な言動。そこへ同行ファンドが手掛ける創薬ビジネスのキーマンである若手研究医と神崎との奇妙な関係が浮かび上がり…!? 【目次】 1章 転勤 2章 疑心 3章 研究者 4章 創薬 5章 暗雲 6章 懊悩 7章 進展 8章 殺人 9章 深い闇 10章 血の涙
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-やっと見つけた…! これがわたしの「音」。 声がコンプレックスの星良は、楽器で自信をつけようと吹奏楽部の名門・志戸高校に入学するが、練習の厳しさや人間関係の難しさに続ける気力を失ってしまう。 親友の柚葉が励ます中で、星良は口笛が自分を表現する音になることに気づく。 吹奏楽部内で浮いてしまっている少女たちとも口笛をとおして心を通わせていくが、その活動が問題視されてしまい──。 Vtuber小説家による、爽やかな感動が駆け抜ける青春小説。 【目次】 プロローグ 第一章 カントリー・ロード 第二章 かえるのうた(輪唱) 第三章 スターティング・オーヴァー 第四章 スタンド・バイ・ミー 第五章 フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン エピローグ
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3.6仕事も恋も「迷子」の梓が、同じ名前の特急列車で旅に出る! 空回りしがちな仕事と、望まない結婚を迫る恋人を置いて、介護福祉士の梓(あずさ)は、新宿駅から特急あずさに乗り込んだ。上諏訪駅で下車し、諏訪湖畔で途方に暮れる梓に声をかけたのは、陶芸家の桂だった。泊まるところのない梓は、桂に連れられ長野・高遠町の民宿「すやすや」へ。雄大な自然とのんびり暮らす人々に囲まれて過ごし、心は揺れ動くが……。高遠と東京を行き来しながら、新しい生き方を見つけていく女性の姿をいきいきと描く。新しい人生に出会えるハッピーストーリー。『迷子の大人』として刊行された単行本に、掌編「花の咲くころ」を加えたオリジナル版。
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4.0【きっと見つかる、大切なもの。 ――実業之日本社文庫GROWからあなたへ。】 大帝国の末っ子皇子の相棒は、後宮最強の宝石オタク少女!? なんと!!! 後宮を揺るがす大事件を、名コンビが解決!! 「前を向くための背を押してくれる、 宝石のような彼女のことを、もっと知りたい」 ――小説家・沖田 円さん大絶賛! これぞ絶品! 中華風ファンタジー! 輝峰国の末の皇子・皓月にとって皇宮での日々は彩りに欠けたものだった。 しかし宦官のふりをして潜りこんだ父の後宮で、下働きの風変わりな少女・晶華に出会い、その猛烈な宝石愛に触れるうち、皓月の退屈な生活は波瀾万丈なものになってゆく。 自分に価値を見いだせない皇子と、どん底人生にもめげず明るく生きる少女の、痛快中華風ファンタジー!
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3.3将棋の世界で歩む7人をあたたかな筆致で描く感動作 藤井聡太二冠の師匠・杉本昌隆八段も共感! 「絶対棋士になってやる」と誓った中学1年生の祐也だが、次第に勝てなくなり学校の成績も落ちてきて……(「それでも、将棋が好きだ」)。 青春・家族小説の名手が、プロを目指す中学生、引退間際の棋士、将棋会館の清掃員など、勝負の世界で歩みを進める人々のドラマを生き生きと描く珠玉の短編集。第31回将棋ペンクラブ大賞文芸部門優秀賞受賞作。 「将棋の厳しさ、楽しさ、人の情を感じる作品。最後は師匠目線で読みました」――杉本昌隆八段(解説より) 装画 高杉千明
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3.6女性管理職+学者の妻+娘の母親の三役をこなし、皆が羨む存在だったのに、最近職場で孤独を感じ、暗い毎日を送る、表題作のワーキング・ウーマンほか、婚活を放棄したOL、対人恐怖症の美女、デコデコ・フリフリファッションの少女趣味なオバさんなど、いろんな「わたし」が登場。欠点や弱点、悪い癖を自分から引きはがせずにあがく女たちの悲喜こもごも、人生にジタバタ、ドタバタする「わたし」たちの生態を、ユーモラスに、シニカルに、そしてほろりと描き出す。「平節」炸裂の傑作コメディ7編。――「そんなあなたを許します」と誰かが言ってくれるまで、先は長いぞ、頑張ろう! 解説/中江有里
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3.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 宇宙も音楽も感じられる算数、それはワンダーランド! 神秘性で知られた、東京郊外の桃山町。小学6年生の千葉空良(そら)と河邑(かわむら)ユーキ、紺野アランの3人組は、算術絵馬で名高い地元神社への冒険を始めた。それを機に起こる偶然の暗合――高等数学が得意な転校生の出現、担任の先生から誘われた算数宇宙杯への出場。空良たちはさらに、素数の正体、ゼータ関数の定義を経て、ファンタジックな複素数の世界へ……。数学小説の傑作!
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4.3「もうすぐ死ぬってわかってる。でも…」 わたしの分まで生きて! 痛いほど切ない、最期の日々。 余命短い少女の友情と恋の行方は!? ――号泣必至の感動作! SNSで自殺願望を綴っていた城野絆は、秘密の投稿を同じクラスの徳川郁に見られてしまう。 だが、郁からも重大な秘密を告げられる。 「あたしの寿命、あと半年なんだ」。 絆は余命短い郁の「死ぬまでにやりたいこと」の実現に協力するが、そこには驚愕の真実が…。 孤独な《死にたがり》少女と、《生きたい》美少女の友情の日々を描く号泣必至のストーリー!
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3.7(『牛丼愛』改題)子持ちの主婦パート・恵は年下バイトとの浮気に溺れ、仕事もサボりがち。生真面目な働きぶりで店長の信頼も厚いおデブな女子大生・日和は、恵の身勝手な言動に業を煮やし、逆襲を試みるが──。従業員間のトラブル、客との交流、店長の恋……牛丼屋で交錯するちょっとワケあり人間模様をあたたかな筆致で描きだす。注目度ナンバーワン作家が贈る異色の連作群像劇! 解説・藤田香織さんも激賞!「小野寺作品の主人公たちは、どんなに激しい喜怒哀楽の感情も、やがて普通の毎日に溶かし込んで生きていく。そのいってしまえば地味な強かさを読むといつも、心の凹みかけていた部分が、パコンと戻るような気になる」
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4.01989年に東京の女子大に入学し、バブル崩壊後の1993年に出版社に就職した石川ひとみの半生は、変転の連続だった。不本意な配属、失恋、プロポーズ、予期せぬ妊娠、そして離婚……。時に家族や友人を裏切ってまで仕事に貪欲であり続けたひとみの20年間、彼女の欲望と葛藤の行方を、ポケベルの時代から、インターネットやSNSの登場に至るまでの“人と人をつなぐツール”の変遷や、移りゆく世相を巧みに織り込んで描き出す。就活小説『あの子が欲しい』で話題の著者が放つ、「女の狡さ」と「黒い本音」全開のこの物語は、あなたの魂を捉えて離さない!(解説:柳瀬博一)
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4.0俺たちが組めば、甲子園は夢じゃない! 県内ナンバーワン投手・里田を擁する新潟成南高校を悲運が襲う。試合後の選手を乗せたバスがまさかの横転事故。里田は軽傷だったが、監督と部員の半数が重傷を負い、夏の予選出場は絶望的と思われた。一方、強豪・鳥屋野高校は廃部の危機に瀕していた。監督のパワハラで退部者が続出。唯一の三年生・キャプテン尾沢を含め、全部員が五人に激減したのだ。 予選エントリーまで二週間。尾沢は、中学でバッテリーを組んでいた里田に「連合チーム」を結成して出場しようと、持ちかけるーー。 『チーム』『大延長』そしてーースポーツ小説の新たなる最高傑作、誕生!
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3.7千紗子という新たな名前を持つこと。心の裡を言葉にすること。自分を解放するために得た術が彼女の人生を大きく変えた――。明治の終わりの沖縄で、士族の家に生まれたツタ。父親の事業の失敗によって、暮らしは貧しくなるが、女学校の友人・キヨ子の家で音楽や文学に触れるうち、「書くこと」に目覚める。やがて自分の裡にあるものを言葉にすることで、窮屈な世界から自分を解き放てると知ったツタは、「作家として立つ」と誓う。結婚や出産、思いがけない恋愛と哀しい別れを経て、ツタは昭和七年に婦人雑誌に投稿した作品でデビューする機会を得た。ところが、待ち受けていたのは、思いもよらない抗議だった……。「幻の女流作家」となったツタの数奇な運命。一作ごとに新しい扉を開く、『ピエタ』の著者の会心作!
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4.0切なくて温かい人と鉄道の「絆」の物語。国鉄が健在だった1981年、北海道から東京までひとりで旅をする不思議な男の子がいた。室蘭本線、中央線、東海道線、相模線……男の子の存在は出会った人々の記憶に深く刻まれる。彼はなぜひとりで旅しているのだろう。成長した「わたし」は、思いがけない形で自らの過去を知ることになるが――家族・青春小説の名手が贈る、謎と希望に満ちた感動の物語(「鉄童の旅」改題)! 梯久美子氏の解説より一部抜粋「本書には佐川さんの小説にはめずらしくミステリーの要素があり、またファンタジックな側面もあるが、一方でいつもの佐川さんらしく、地に足の着いたリアリティと生活感があり、成長小説、職業小説としても読むことができる。そこに鉄道が大きくかかわってくるのが私のような鉄道ファンにはたまらないのだが、とくに鉄道好きというわけではない人にとっても、主人公とともに電車に乗って旅をしながら謎を解いていく過程は、ワクワクしたり、しんみりしたり、涙したりしながら、やがては自分自身の過去と未来に思いをはせる、特別な読書体験となるに違いない」
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3.5理想のラグビーとは何か。頂点に挑む男たちの熱き闘い! 大学リーグ四連覇を目指す強豪・城陽大ラグビー部が初戦に大勝した夜、名監督の誉れ高い進藤元が急死。チームは、ヘッドコーチから昇格した七瀬龍司に引き継がれた。七瀬は城陽OBではなく、進藤監督の高校時代の教え子で、半年前にヘッドコーチに就任したばかりだったが、亡き監督が生前、七瀬を後継者にしたいという意向を伝えていたのだ。動揺する選手たちに対して七瀬は、従来の城陽の「型に縛られた」プレースタイルにとらわれず、選手の自主性を促し、相反する戦術を試みようとしていた。そのことに、亡き監督の息子でもあるキャプテンの進藤直哉は反発。OBも介入し、チーム内には不協和音が……。新たな戦術にこだわる七瀬の真意とは。そして、最後に栄冠をつかむのは誰か!?
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3.7オリンピック柔道金メダルを花道に引退した沢居弘人は、スポーツ省から特別強化指定選手「SA」(エスエー)の高校生・仲島雄平のサポートを命じられる。陸上長距離で日本記録を更新する反面、メンタルが弱い仲島の意識改革が狙いだった。次回五輪での「金メダル倍増計画」を国策に掲げ、アスリートを管理育成する体制に違和感を覚えながら練習に励む仲島のもとに、ある誘いが届く。選択を迫られた仲島は……。「堂場さんの『独走』は、日本がオリンピック熱に浮かされはじめたいま、とても貴重な視点をたくさん提供してくれるエンターテインメントだ。そして、人にとってスポーツがどんな意味を持つのか、根源的な問いを投げかけてくれる作品でもあるのだ。」――解説・生島淳氏、絶賛!
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4.2現役キャバ嬢代議士・小町が奮闘! 全有権者必読の政治エンタメ! 「夜の銀座」専門の託児施設を立ち上げた行動力を買われて衆院選に出馬、見事初当選を果たした芹沢小町。“現役”キャバクラ嬢でシングルマザーという経歴、物怖じしないキャラクターがメディアで話題となり、働く母親達を中心に熱い支持を集めている。ひとり親家庭、貧困、埋まらない男女格差。“ジェンダー不平等国”ニッポンに、小町のパワーは風穴を開けられるのか!? 新・直木賞作家が放つ衝撃作、待望の文庫化。巻末解説を寄稿した書評家・斎藤美奈子氏、認定NPO法人フローレンス代表・駒崎弘樹氏他、各界より絶賛応援の声、続々。全有権者必読の政治エンタメ!
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5.0映画への制御不可能な愛と情熱が迸る圧倒的巨編! 亡き恩師からいわくつきの脚本を託された若き映画監督・安達雄矢。“天使”にまつわる物語を本編(ホンペン)として完成させるべく、安達は奔走。助監督、撮影・録音・衣装・美術・照明を担う異能の映画職人たち、そして、個性派俳優、プロデューサーが集結する。クランクアップを阻む数多の妨害に翻弄される彼らの、全人生を賭けた奮闘を描きだした、群像劇にしてスぺクタクルな職業小説! 長大な本書の前半部は、監督、助監督、撮影技師、録音技師、衣装デザイナー、美術部、照明技師、俳優、プロデューサー、それぞれが主人公に据えられた連作短編形式。後半部は、ここまでに登場した映画人たちが本編撮影に挑む姿を「グランドホテル形式」で描く長編群像劇になっている。ミステリ、青春群像、恋愛、ケイパー、ハードボイルド、マジックリアリズム、ホラー、映画史…と、一冊にあらゆるジャンルを包括。さらに作中には、邦画洋画問わず、360作品に及ぶ映画の引用・トリビア・レコメンドが注釈スタイルで盛り込まれている。2018年エンタメ小説界を席巻した傑作『宝島』を放った著者が、その異才を遺憾なく発揮し、圧倒的なスケールで描かれた入魂の一作、型破りな「映画小説」である
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3.0猫は、そこにいるだけで「物語」を生む。 なぜ作家は猫を描くのか。天邪鬼でわがまま、時に甘えん坊。 飄々としたこのいきものに心惹かれ、物語を仕立てようとする作家は多い。 人間より上位の動物として地球に君臨する猫を表現したSF「ネコ」(星新一)や、 飼い猫から見た作家の生態を描く「黒猫ジュリエットの話」(森茉莉)など、9人の作家による個性あふれる猫小説集。 【収録作品】 森茉莉 『黒猫ジュリエットの話』 吉行理恵 『雲とトンガ』 室生犀星 『猫のうた』『愛猫』 佐藤春夫 『猫と婆さん』 小松左京 『猫の首』 梅崎春生 『大王猫の病気』 宮沢賢治 『どんぐりと山猫』 金井美恵子 『暗殺者』 星新一 『ネコ』
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3.3インド出張中に勤め先がつぶれた挙句、帰国してみれば、故郷である奈良県ちはや市で唯一の総合病院院長だった父親が急逝していた。遺された病院も倒産寸前と発覚! 元・サラリーマンで医師免許も持たない主人公の青年・風祭翔は、急遽父のあとを継ぐかたちで病院理事に就任することに……。知識も経験もない逆境のなか、父の遺した病院を赤字経営から救えるか?! タイムリミットまではあと三か月。産婦人科医の辞職、医者の勤務体系問題、病院経営と銀行、患者の不満と不安、医療難民、消えた院内アンケート……。著者・福田和代氏の綿密な取材を下敷きに、地域医療の危機と青年の成長が丁寧に描かれる。医療技術が発達することで選択肢と可能性が増えていく一方で、治療のありかた、病院のありかた自体にかかわる課題もまた山積みになっていく――きれいごとだけではやっていけない病院の“今”がわかるエンタメお仕事小説、登場! 「ヒポクラテスのため息」改題。
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3.0裸エプロンの店長の周りで、事件&アクシデントが勃発!? どっこい商店街の外れの海月(くらげ)ベーカリーで、アルバイトを始めた漫画家志望のマスミ。寝坊と勘違いしていつもより早く出社してしまった朝、固く閉ざされていた厨房の中で、店長の蘭子が裸でパンを焼いていることを知ってしまった――!! 魚を使った調理パンをめぐる魚屋との料理バトルや、夏祭りに現れたはだかの変質者、夏休みのパン作り教室での大ピンチなどなど、蘭子とマスミの周りはトラブルだらけ! パン屋でアルバイトを続けるマスミの漫画家への夢は? そして明らかになる蘭子の裸のヒミツとは!? ちょっぴりエッチでしみじみ美味しい、ハートウォーミングコメディ!【目次】■第一話 ひみつのパン屋さん■第二話 パン屋さんと商店街の愉快な人々■第三話 祭りだ、わっしょい、パン屋さん■第四話 真夏の夜のパン屋さん■第五話 それゆけ、はだかのパン屋さん■エピローグ