アダルト - シティブックス作品一覧
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-美顔器の製造販売をはじめた幼馴染みであり社長の久能から、代田はクレーム処理の対応係を依頼された。未経験の仕事だったが、再就職先のめどがたたない代田にとってはありがたい誘いだった。 初めて訪問したのは、夫に相手にされなくて淋しさをつのらせていた人妻の自宅。彼女はその日が誕生日。なのに、夫に忘れられていた。その不満が、美顔器への苦情を大げさなものにさせていた。代田は、誠心誠意、心と体を使って不満を解消させることに成功した。代田はほかにも、美容院経営者、女医などのクレームをときほぐしていく。 クレーム処理係という大変な仕事の別の面にスポットを当てた、ファンタジーいっぱいの官能長編。
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-石木響介と見合い結婚し、姑と三人で暮らして一年になる律子は、初めての子を身籠もりながらも平凡な生活に不満を抱いていた。 ある日、四年前に半年ほど付き合っていた宗田拓也から都心のホテルに呼び出された律子は、一度だけという思いで身を任せてしまう。ところが部屋を出ようとした律子に、夫の響介が交通事故死したという報せを受けた――。 なぜ夫は死んだのか、自分のせいなのか。次々に分かってくる不可解な事実に疑問を持った律子は、亡き夫の影を追い求め、やがて生まれくる子にある計画を企てる。 これは、究極の愛の形なのか? 連城三紀彦が問い、そして答えた愛の形とは?
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-賄い付きの下宿の大家さんはあまりにも艶やかな美女だった。下宿人の大学生は、美しき大家の色香に引き込まれていく。そんなある日、思わぬ光景を目にした大学生は……。(おこもり下宿) 「私の処女をもらってください」。登山者にそう呼び掛けてくる美女が、北関東の県境に位置する山に現れるという。その噂を追ったまま消息を絶った息子を探すため、男は噂の山を訪れた。山肌にできた亀裂を潜り抜けた先に出現した集落で、男は「娘の処女をもらっていただきたいんですが」という美しき母親と出会う。(メガミ山) どこか懐かしさの漂う光景の中で、繰り広げられるエロス。全七編、グググッとくる官能短編集。
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-男性はもちろん女性にも強くおススメしたい、飛び切りエロティックで繊細な官能小説集。6編に登場するヒロインは、二九歳・マゾ奴隷志願のOL、二七歳既婚の女性教師など、ごくごくの普通の女性たち。あなたの隣にいそうな彼女たちが欲望をあらわにし、スリリングなセックスの快楽にのめり込んでいく――その心と体の有り様を、作品によって男の視点、女性目線と使い分けながら物語は紡ぎだしている。描かれるSMの世界は、蝋燭・縄・ムチといったハードなものよりも、暗示・じらし・精神的調教といったソフトでありながら、ひじょうに官能的なもの。著者ならではの男女の会話の妙と繊細な描写によって、めくるめく快楽が展開されていく。数ある神崎作品の中でも最高に体が熱くなり、脳がとろける一冊であること間違いなし!
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-深夜1時、突然の大地震で高層マンションのエレベーターに閉じ込められた男女。男には結婚15年になる最愛の妻があり、女はIT企業の役員を夫に持つ20代の人妻。ろくに言葉をかわしたこともなかったふたりが、究極の密室で繰り広げる痴態とは?(『宙吊りの密室』)。 人気グラビアイドルが急死したラブホテルの部屋を取材していたデキる女は、何かに憑かれたかのように突然淫乱になり、同行した若手男性社員を誘った。いったい取材記者の女性に何が起きたのか?(『淫魔が取り憑く』)。その他、「ふしだらな転職」「可憐な鬼嫁」「四つ巴の獣」「初恋の匂い」「蕩ける恥蜜」など、著者の創作意欲に満ちた全7編を収録した官能短編集。
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