ビジネス・実用 - 岩波書店作品一覧

  • 功利主義
    4.4
    最大多数の最大幸福をめざす功利主義は,目先の快楽追求に満足しないソクラテスの有徳な生き方と両立する.人間生活全般の根本原理として,個人や社会が正義とともに個性や人類愛を尊重するよう後押しする功利主義のあり方を追究したJ..S.ミルの円熟期の著作(初版一八六三年).『論理学体系』の関連部分も併せて収録.

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  • 孤猿随筆
    3.0
    はなれ猿に送り狼,狐の飛脚,化ける猫.「この事実を,まことこの世の中に存在するものと,見なければ気が済まぬという所に歴史があるのである」.動物たちは人間の生活と感情のなかでどんな位置を占めてきたのか.伝承・物語・記録を織り交ぜながら,飼い犬や庭のどら猫一族まで,「小さな真実」の考察は自由に架橋する.(解説=室井光広)

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  • 呼吸を感じるエクササイズ
    5.0
    呼吸を通して身体の感覚を味わってみよう、心をほぐしてリラックスしよう、そして生命のつながりを感じてみよう…。ビルマで修行した著者が、日常的に実践できるさまざまなエクササイズを紹介します。ヨーガの呼吸法や「ストレッチ呼吸」「呼吸のキャッチボール」など通して、呼吸をじっくり感じてみませんか?

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  • 国語学史
    4.0
    日本語とはいかなる言語か? 『万葉集』『古事記』の注釈や,「てにをは」の役割,仮名遣いや表記法など,平安から明治期までの長い歴史のなかで,文人・国学者らが捉えてきた日本語の姿を明らかにする.西洋から移入された言語学の枠組みではなく,自前の「国語学史」から日本語の本質に迫らんとする時枝誠記(1900―67)の高らかな宣言とその豊饒なる成果.(解説=藤井貞和)

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  • 国語をめぐる冒険
    3.6
    「国語は冒険だ」と言われたら,驚きませんか? 国語には,未知の世界や存在が溢れています.危険を恐れず踏み出せば,新しい自分,他者,言葉との出会い,そして成長への機会が待ち受けています.学ぶ意味や楽しさだけでなく,国語を使ってどう生きるかを,「冒険」をモチーフに語ります.

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  • 国際協力ってなんだろう 現場に生きる開発経済学
    3.3
    貧困削減や開発援助、感染症対策、平和構築、紛争予防、環境保全、ジェンダーなど、国際協力に関する24のテーマを取り上げる。現場の研究者の目に映った開発途上国の厳しい現状や課題を中心に、開発経済学の視点から、ダイナミックに変化している開発途上国の姿を伝え、国際開発の取り組みを紹介する。

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  • 国際人権入門 現場から考える
    4.1
    第二次大戦後,人権に関するさまざまな国際ルールがめざましい発展を遂げ,日本もそれを守ることとされている.日本社会で現実に起きているさまざまな人権問題も,これらの国際人権基準に照らして考えることで,新たな光を当てられ,解決の方法を見出すことができる場合が少なくない.日本の現場から国際人権法の「活かし方」を考える.

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  • 国勢調査 日本社会の百年
    3.0
    私たちの氏名、生年月、学歴、家族構成、仕事、家の広さ……5年に一度、私生活に関わる情報を書いて提出することが求められる国勢調査。このような調査は、いつ、どのような理由で始まったのか。この調査結果は私たちの生活に役立っているのか、個人情報保護重視の時代に将来どうなっていくのか。この一冊で分かります。

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  • 国土の変貌と水害
    5.0
    わが国は古くから水害に悩まされてきた.水害を防ぐための多くの苦心と努力にもかかわらず,水害そのものは一向になくならないばかりか,むしろ被害も大きくなってきているようにみえる.大がかりに国土に手を加えることによって,恐るべき水害の要因をつくり出してはいないか.水害史をふり返りつつ,新たな水害について警告する.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 苔三昧 モコモコ・うるうる・寺めぐり
    4.5
    凛としたウマスギゴケ,ふさふさのヒノキゴケ,透き通るようなコツボゴケ…….ただの緑のじゅうたんと言うなかれ.大自然が凝縮された「お寺の庭」は,知られざるコケの宝庫だ.全国津々浦々,選りすぐりのコケ庭とともに,約40種のコケたちの個性ゆたかな素顔を紹介.お寺に行ってコケを見る,前代未聞のコケ入門.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • こころと身体の心理学
    4.2
    SNSやバーチャルリアリティが普及し,身体の捉え方は多用化している.一方でリアルな痛みは自分の存在を実感させ,他者の痛みにも気づかせてくれる.金縛り,絶対音感,文字に色や形に味を感じる共感覚,全盲者がつくりあげる空間世界――様々な事例をもとに第一線の科学者が自身の病とも向き合って解説した,今を生きるための身体論.

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  • 心と脳―認知科学入門
    3.6
    人間とは何か? 社会や環境の中で、何かを感じ、知り、考える心のはたらきとはどのような仕組みか? それは脳の中でどのようにできているのか? 20世紀半ば、情報という概念を軸にして芽吹いた認知科学は、人間の思考や言語などを解き明かし、社会性や創造性の核心に迫っている。その全体像を描く、またとない入門書。

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  • 心の病 回復への道
    3.6
    職場で学校で、大きな問題となっている心の病。なぜ人は心を病むのか? どのような対処が適切で、回復には何が必要なのか? チームケアに取り組む精神科医が、身近な具体例と共に、精神障害者のおかれた歴史、精神医学の最新知見や、日本・世界の新たな潮流を紹介する。ハウツーにとどまらず、心にしっかり効く一冊。

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  • 心の理論 心を読む心の科学
    3.7
    他人の心や行動が読めるのはなぜだろう。心が分かるとはどういうことなのだろう。人は行動の背景にある心について理論を構成し、次の行動を予測する。ではいつその理論を身につけるのか。動くものに感じ、見つめあい、分かちあって、人は心を育てていく。動物の心、機械の心、人の心をつなぐ新たなキーワード-心の理論。

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  • 心は前を向いている
    3.0
    三か月児から大人までを対象とした多くの心理学実験が,人の心の基本設計をどう描きだしているのだろうか.信頼,想像,錯覚,がまん,疲労,悲しみなどのキーワードごとに,実験を通して心の向き方を解説していきます.後ろ向きになりやすく,ネガティブな感情にも役立つ機能があることから,前を向くための秘訣は?

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  • 個性を引き出すスポーツトレーニング
    5.0
    近鉄、ロッテ、そしてメジャー初の日本人コンディショニングコーチとしてメッツで活躍した著者が語る選手育成法。年齢に応じた筋力・心肺機能のトレーニング法や選手のモチベーションの高め方、食生活のアドバイスなど、子どもの才能を最大限に伸ばすための実践的な方法を公開。

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  • 古代ギリシアの民主政
    4.5
    およそ二五〇〇年前,古代ギリシアに生まれた民主政.順ぐりに支配し,支配されるという人類史にかつてない政体は,いかにして考え出され,実施されたのか.公共性を,一人ひとりが平等にあずかり,分かちあうことを基本にして古代の民主政を積み重ねた人びとの歴史的経験は,いまを生きる私たちの世界とつながっている.

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  • 国家 上
    4.1
    ソクラテスは国家の名において処刑された。それを契機としてプラトンは、師が説きつづけた正義の徳の実現には人間の魂の在り方だけでなく、国家そのものを原理的に問わねばならぬと考えるに至る。この課題の追求の末に提示されるのが、本書の中心テーゼをなすあの哲人統治の思想に他ならなかった。プラトン対話篇中の最高峰。

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  • 国家神道
    4.5
    国家神道は、近代天皇制国家がつくりだした国家宗教であり、明治維新から太平洋戦争の敗戦まで八十年間、日本人を精神的に支配しつづけた。本書は、国家神道の成立から解体までの過程を詳細にたどり、その構造と思想を分析して本質的性格を明らかにすることによって、神道が日本人にとっていかなる意味をもったかを追求する。

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  • 国家と宗教 ヨーロッパ精神史の研究
    -
    戦時下,国体思想に支えられた天皇制ファシズムに対して批判者として立ち続けた南原繁(1889-1974).プラトンから危機神学に至るヨーロッパ精神史をたどり,カントに依拠して,正義としての「永久平和」の実現こそが国家の使命であると謳う.理念への信頼に立脚する批判精神の可能性を示す書.(解説=福田歓一・加藤節)

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  • 古典がもっと好きになる
    3.0
    古文の授業がおもしろくない,というだけで日本の古典が嫌いになってしまってはもったいない! 実は,オカルトあり,恋愛ありのわくわくの宝庫なのです.教科書でもおなじみの作品を〈超訳〉で紹介しながら,自称「古文おちこぼれ」だった国文学者が,奥深い古典の世界の楽しみ方,文法にしばられない原文の読み方を案内.

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  • 古典を読む
    -
    情報化が急激に進む現在、はるか昔に書き遺されたものに価値はあるのか。それを読むことは、今の私たちにどんな意味があるのか。ニーチェ『この人を見よ』の読解を通して展開される、古典を読む態度をめぐる解釈学的議論は、自己と他者をめぐる実存的な議論へと発展してゆく。情報には還元されない、古典を読むことの意味と可能性を探る。

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  • ことばあそび 同音漢字問題集
    -
    4行詩形式の同音漢字問題が500あまり。遊びながら漢字を覚えよう。読みが同音、異なる漢字。何が入る? 熟語のよみは? 「キョウ味を感じて熱キョウ的に 勉キョウしたので キョウ師はキョウ嘆」「緑ショウ浮いた この梵ショウは かの名ショウの 汗の結ショウ」(答えは本書)。常用漢字音訓表の同音異字をカバー。

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  • ことばと国家
    4.1
    だれしも母を選ぶことができないように、生まれてくる子どもにはことばを選ぶ権利はない。その母語が、あるものは野卑な方言とされ、あるいは権威ある国家語とされるのはなぜか。国家語成立の過程で作り出されることばの差別の諸相を明らかにし、ユダヤ人や植民地住民など、無国籍の雑種言語を母語とする人びとのたたかいを描き出す。

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  • ことばと算数 その間違いにはワケがある
    3.5
    「かける数とかけられる数,どっちがどっち?」「マイナスのマイナスは…とってもマイナス?」──混乱するのは子どもだけとは限らない.ことばのしくみに原因があることも.『ちいさい言語学者の冒険』で子どもの言語習得の旅を案内した言語学者が,小学生の宿題やテストの間違いを通して,意外に深いことばと算数の関係にせまる.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • ことばと思考
    4.3
    私たちは、ことばを通して世界を見たり、ものごとを考えたりする。では、異なる言語を話す日本人と外国人では、認識や思考のあり方は異なるのだろうか。「前・後・左・右」のない言語の位置表現、ことばの獲得が子どもの思考に与える影響など、興味深い調査・実験の成果をふんだんに紹介しながら、認知心理学の立場から語る。(カラー口絵2頁)

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  • ぼくらは赤いうたうさぎ
    -
    「くも」は空にうかぶ雲,それとも,えものを待ちかまえるクモ? よく知られた同音異義語にはじまり,ことばの区切りかたで意味がかわる文など,ひとつの文がふたとおりやそれ以上の意味にとれる,あいまい文を集めました.つぎつぎくりだされるちがった種類のあいまいさがぜんぶわかりますか?※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • ことばの由来
    3.8
    「どっこいしょ」とは何か、「べそをかく」とは何をすることか。日常生活でなにげなく使っていることばや言い回しを取り上げて、その由来を丁寧に説き明かす。ことばというものの思いがけない生い立ちに目を見張り、日本文化と深くかかわりながら変遷してきた日本語の面白さ、豊かさ、隠されている先人の知恵などを感じ取っていただきたい。

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  • ことばの力学 応用言語学への招待
    4.0
    ことばは知らない間に人間の行動を左右する。標準語と方言、英語と現地語など、複数の言語が関わる状況では、優劣を生み出す無意識の力学が働く。問題を科学的に解決するための言語学――応用言語学の最新の研究から、外国語教育、バイリンガリズム、異文化との接し方、法言語学、手話、言語障害など幅広い話題を紹介。

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  • 「孤独な育児」のない社会へ 未来を拓く保育
    3.0
    ワンオペ育児、産後うつ…。家族の形も変わる中、「孤独な育児」が日常化している。保育所やこども園は大きな支えになるのに育休中の退園や保育所建設反対はなぜ起きるのか。現場を長年取材し、今後に向けて提言する。

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  • 子どもとことば
    3.9
    子どもがことばを話しはじめる。これほど愛らしい光景はないが、その内部では、ことばを獲得するための激しい戦いが繰りひろげられている。子どもはある時点に至らないとなぜ話しはじめないのか。ことば以前のコミュニケーションに注目し、どのようにことばが生み出され、そのことばが子どもの発達をどう方向づけるかを語る。

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  • 子どもと本
    3.8
    財団法人東京子ども図書館を設立、以後理事長として活躍する一方で、児童文学の翻訳、創作、研究をつづける第一人者が、本のたのしみを分かち合うための神髄を惜しみなく披露します。長年の実践に力強く裏付けられた心構えの数々からは、子どもと本への限りない信頼と愛が満ちあふれてきて、読者をあたたかく励ましてくれます。

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  • 子どもにかかわる仕事
    4.0
    学校、診察室、地域などの現場で、子どものいのち、育ち、こころ、そして生きづらさに真摯に寄りそい、支える13人が自らの仕事を率直に語る。仕事の喜びや意義だけでなく、難しさや、苦しみ、迷いも伝えることで、この仕事を目指す若者ばかりでなく、生き方に悩む人たちにとっても大きな励ましとなる一冊。

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  • 子どもの危機をどう見るか
    3.5
    1巻682円 (税込)
    小学校低学年で急速に広がり出した学級崩壊、キレて凶悪事件を引き起こす十代の少年たち、いじめ、幼児虐待、援助交際、不登校…。いま、子どもの世界では、何が起きているのか。危機の実態とそれを生み出す背景を徹底的に解明し、教育再生への考え方と実践例を提示。これまでの学校観や子育て観の転換を迫る。

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  • 子どもの声を社会へ 子どもオンブズの挑戦
    4.0
    兵庫県川西市の「子どもの人権オンブズパーソン」は、子どもたちの小さな声に耳を傾け、関係者・機関の間をつなぎ、問題の解決を図って、時には制度改善にまでつなげていく。この希有な公的制度の中から、子どもたちの息詰まる状況をつぶさに目にしてきた著者が、その問題解決のための「職人的技」と背景にある思想を紹介する。

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  • 子どもの算数,なんでそうなる?
    4.5
    その突拍子もない発想や間違いの奥には何があるのだろう.子どもの言動は,一見意味不明でも,よく聞き出すと,子どもなりに一貫した考えや理由をもっていることが多い.数学者である父親が,わが子と算数を考えることを楽しみながら,子どもの頭の中で何が起きたのかを推理する.学びとは何かを深く問いかけるエッセイ.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 子どもの貧困 日本の不公平を考える
    4.1
    学力、健康、親との交流。大人になっても続く、人生のスタートラインの「不利」。OECD諸国の中で第2位という日本の貧困の現実を前に、子どもの貧困の定義、測定方法、そして、さまざまな「不利」と貧困の関係を、豊富なデータをもとに検証する。貧困の世代間連鎖を断つために本当に必要な「子ども対策」とは何か。

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  • 子どもへの性的虐待
    4.0
    子どもをめぐる悲惨な事件の報道が後を絶たない.いったい,この種の事件の背景に何があるのか.本書では,実態を把握し,抱かれがちな誤解を解き,なぜ適切な介入が困難なのか,解決のためにどうすればいいのかを考察していく.制度改革への緊急提言をも盛り込みつつ,あらゆるいのちに力強いエールを送る,「こころの救急箱」.

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  • この世界の片隅で
    -
    「これが広島じゃ」「ウチも隣も、全部々々焼けてしもうたんじゃ」――戦争が終わっても広島は被爆を生きねばならなかった。市井の声を丹念に拾い集め被爆体験からの思索の歩みを追求してきた人たちが、その成果を共同で綴った。長年にわたる「世界の片隅」での闘いを積み重ねてきた思いが結実した一冊。

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  • 〈個〉の誕生 キリスト教教理をつくった人びと
    4.3
    イエスの隣人愛の思想がその死後ギリシア・ローマの哲学的言語によって教義化されていく過程で,新たな存在論が作り出された.個の個的存在性(かけがえのなさ)を指し示す概念を中心とするこの存在論が古代末期から中世初期に東地中海世界の激動のうちで形成された次第を,哲学・宗教・歴史を横断し伸びやかな筆致で描き出す.(解説=山本芳久)

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  • この人を見よ
    3.5
    『この人を見よ』が書かれたのは一八八八年の秋、ニーチェ四四歳のときであり、以後彼は死の年まで十一年間を狂気の闇に生きることになる。この破天荒な自伝は、あらゆる価値の根本的転換を説きつづけたニーチェの全思想について自らなされた解明であって、われわれはこれによって彼の内面的全体像を把握することができる。

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  • 古武術に学ぶ身体操法
    3.6
    「ためない,ひねらない,うねらない」という古武術の身体操法が,桑田真澄投手を復活させ,桐朋高校バスケットボール部をインターハイに導いた! 身体の可能性を追究する武術家が,桑田投手とのやりとりから,一般の人にも役立つ疲れない走り方・緊急時の身体の使い方,定型にとらわれない発想まで,幅広く語る.

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  • こぶとり爺さん・かちかち山 日本の昔ばなしI
    3.3
    北は青森から南は鹿児島に至る広い地域を歩いて,各地に語りつがれてきた昔話を採集して代表的なもの五十篇を選び出した.しかもそれぞれの地方の方言と話され方を生かして標準語化を試みた点で,これは新しい昔話集といえよう.本巻には『かちかち山』をはじめ民話劇で有名になった『夕鶴』や『絵姿女房』も収められている.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 「コミュニケーション能力がない」と悩むまえに 生きづらさを考える
    4.1
    学校や就職,仕事など様々な場面で重視される「コミュニケーション能力」.しかし人と人の関係性や場に応じて変化するコミュニケーションを,個人の能力のように考えてよいのか.そこから現在の独特の「生きづらさ」も生まれてくるのではないか.自らの不登校体験もふまえ,問題を個人にも社会にも還元せずに丁寧に論じる.

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  • コミュニケーションのための英会話作法
    -
    英会話上達のためには、ちょっとした発想の転換が必要です。たとえば、まずI think~と言って立場を明らかにすること、次に、相手が答えやすいような訊ね方を工夫すること。たったこれだけのことで驚くほど会話がスムーズになります。ボキャブラリーが少なくても本書で紹介するコツさえマスターすれば、もう英会話は怖くない。

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  • コミュニケーション力
    3.6
    いま、若い人たちのコミュニケーション能力が確実に低下している。それは一体なぜなのか。豊かな会話、生きいきしたやりとりは、どのようにして成り立つのか。話の流れをつかむ「文脈力」や基盤としての身体の重要性について説き、響き合うコミュニケーションのための知恵を伝授する。旺盛な発言と実践をふまえた決定版。

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  • コミュニケーション力を高めるプレゼン・発表術
    3.0
    これからの社会でますます求められる「コミュニケーション力」.そしてプレゼンテーションはグループ学習やチーム作業を行ううえで必要不可欠な「自己表現」の手段です.本書ではパワポスライドの効果的な作り方やスピーチの基本技術,相手を動かすプレゼンについてわかりやすく解説します.

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  • コミュニティヘルスのある社会へ 「つながり」が生み出す「いのち」の輪
    3.0
    いまケアの場が病院から在宅を中心とするものへ,すなわち病院で完結する医療から,完治の難しい病気と長くつきあっていく医療へと変化している.その中で患者や周囲を取り巻く人々や専門家ではない人々がケアの担い手として,新しいつながりや新しい仕組みをつくっていく「コミュニティヘルス」が日本社会の中で広がっている.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 雇用身分社会
    3.4
    労働条件の底が抜けた? 派遣はいつでも切られる身分。パートは賞与なし、昇給なしの低時給で雇い止めされる身分。正社員は時間の鎖に縛られて「奴隷」的に働くか、リストラされて労働市場を漂流する身分――こんな働き方があっていいのか。この三〇年ですっかり様変わりした雇用関係を概観し、雇用身分社会から抜け出す道筋を考える。

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  • 雇用,利子および貨幣の一般理論 (上)
    4.0
    1~2巻880~1,078円 (税込)
    経済学の歴史に「ケインズ革命」と呼ばれる一大転機を画した書。新古典派理論の特殊性と決別し、それに代わる包括的な「一般理論」を打ち立てた。資本主義の抱える大量失業と不安定な経済循環への処方箋として、雇用と有効需要、利子率と流動性とを組み合わせた独自の体系を構想。現代経済学の出発点にして、今なお必読の古典の待望の新訳。

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  • コルチャック先生
    4.5
    「私は子どもたちの父親なのです。私だけがどうして」自分だけにさしのべられた救いの手を拒絶し、教え子たちとともに死の収容所トレブリンカ行きの貨車へ……。ポーランド系ユダヤ人で「子どもの権利条約の精神的な父」と言われる教育者コルチャック(一八七九‐一九四二)の壮絶な生涯を描き、その先駆的な人権思想を辿る。

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  • コルトレーン ジャズの殉教者
    3.9
    ジョン・コルトレーン(1926-67)。そのサックスから迸る音は、ジャズという音楽を根本から変えた。本書は、世界的に知られる研究家が著す、決定版評伝である。発掘資料、貴重写真、関係者へのインタビュー記録などを駆使し、ジャズの可能性を極限まで追求しつづけ、ついにはジャズに殉じて逝った男の全人生を描く。

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  • これからどうする 未来のつくり方
    3.9
    将来の展望を描きにくくなっている今、読者に広く呼びかけたいと思います。私たちはこれからどこへ向かうべきか、何を大切にしていったらよいのか、議論を始めようではないか、と。政治・経済・文化・社会・科学技術など、さまざまな分野で活躍する228人が、「これからどうする」を真剣かつ大胆に提案します。

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  • これからのエネルギー
    3.0
    石油の終わりが近づき,原子力の危険性が再確認された現在,私たちは真剣に未来のエネルギーを考えなければならない.世界でつぎつぎ発表されている再生可能エネルギー100%シナリオをながめ,いまの技術レベルと今後の展開予測をあわせて,どんな形が可能なのかを検討する.さらに必要な省エネにも新しい技術が登場している.

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  • これからの住まい ハウジング・スモールネスの時代へ
    3.0
    低成長,少子高齢化,単身世帯の増加,人生100年時代….現在の住宅政策は社会の変化に十分に追いつけていないのではないか.戦後直後から今日まで,特に平成期の住宅事情と政策の変遷を読み解き,それが人口減少社会でさまざまな歪みを生じている現状を指摘.先進事例を紹介し,新しい時代に即した住まいのありようを展望する.

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  • これからの防災・減災がわかる本
    4.2
    家で、学校で、外出先で、もし災害に遭ったら? 世の中進んでいるはずなのに、大災害が増え、被害も拡大しています。命と財産を守る「減災」社会に変えていくにはどうしたらよいか。単なるハウツーではなく、災害のメカニズムを知り、適切な危機管理能力を身につけ、みなさんが自分で考えて行動できるようになるための1冊。

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  • 「殺すな」と「共生」 大震災とともに考える
    3.5
    九五年一月の阪神大震災は,今まで築いてきた「経済大国」日本の現実をも一気に露呈させてしまった.この反省にたって,「殺し,殺され」ることなく本当に「共に生きる」市民社会をこれからどうつくっていくべきか.大空襲の体験を思索の出発点とし,今また大震災を体験した著者が,戦後五○年に力強く訴える.

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  • コロナ後の世界を生きる 私たちの提言
    3.9
    新型コロナのパンデミックをうけて,私たちはどのような時代に突入するのか.私たちを待ち受けているのは,いかなる世界なのか.コロナ禍によって照らしだされた社会の現実,その深層にある課題など,いま何を考えるべきなのか.コロナ後の世界を生き抜くための指針を,各界の第一人者二四名が提言する緊急出版企画.*本電子書籍では著作権上の理由により,底本とした書籍版で収録されていたマーガレット・アトウッド「堀を飛び越える」は掲載されておりません.

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  • コロナ戦記 医療現場と政治の700日
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    なぜ日本は新型コロナの感染を食い止められないのか.二〇二〇年初頭,集団感染の発生した永寿総合病院,ダイヤモンド・プリンセス号から,デルタ株に襲われる第五波までの約七〇〇日間,各地の対応現場を克明に取材.緊急対応を続ける医療従事者や,最前線で拡大をくいとめる自治体・保健所スタッフの声から,あるべき対応を模索する.

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  • コロンブス 全航海の報告
    4.0
    新天地を発見した第一次航海、大船団を組み出帆するも、部下の反抗、原住民の蜂起に遭ってエスパニョーラ島の統治が困難となった第二次航海、鉄鎖を付され本国に送還された第三次航海、そして失意の第四次航海――。四回にわたる航海の様子と成果について、コロンブス(1451-1506)自らが国王や貴顕に宛てて認めた報告書簡。

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  • こわれている電卓
    -
    1巻1,281円 (税込)
    足し算やかけ算が入り組んだ式を計算するときには、カッコをたくさん使いますね。すると、どのカッコとどのカッコが対応しているのかわからなくなります。でも、簡単に見分ける方法がありますよ。

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  • 婚姻の話
    3.5
    人はどうやって結婚相手を見つけ,子をなすのか? 既成の学問が問うてこなかった婚姻習俗の歴史と意味を,柳田国男(1875-1962)は積極的に論じた.「嫁入」ではなく「聟入」が婚姻の主流であったこと,娘宿・若者宿の結婚相手の選択や性教育の場としての機能,家における主婦の権威など.本書は,婚姻における個人の自由が保障された戦後直後,今後の結婚問題を考えるために提示された味わい深い読み物である.(解説=上野千鶴子)

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  • 昆虫の交尾は、味わい深い…。
    4.2
    ワインの栓を抜くように、鯛焼きを鋳型で焼くように――!? 昆虫の交尾は、奇想天外・摩訶不思議。その謎に魅せられた研究者が、時には吸血昆虫を飼育するため自らの血を与え、観察中のメスが受精すれば自分が虫のオスになったように感動しながら、徹底した観察と実験で真実を解き明かしてゆく知的探求サイエンス・エンタメノンフィクション!

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  • こんどこそ! わかる数学
    4.5
    小学校・中学校時代には、算数・数学に興味関心を持つどころか大嫌いだったという著者。それだからこそ、大学は法学部に進んだのに、なぜか予想に反して数学者になってしまう。そんな著者が自身の悲惨な経験を踏まえ「もし中学生に教える機会があれば、こんな教え方をしてみたい」と思い立って書いたのがこの本だ。数学イメージが変わる。

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  • コンプレックス
    4.4
    「コンプレックス」という言葉は日常的に用いられるが、その意味を正確に理解している人は少ない。それは、現代なお探険の可能性に満ちている未踏の領域、われわれの内界、無意識の世界の別名である。この言葉を最初に用いたユングの心理学にもとづいて、自我、ノイローゼ、夢、男性と女性、元型など、人間の深奥を解き明かす。

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  • コーポレート・ガバナンス
    3.9
    低迷する業績、頻発するスキャンダル。悲鳴をあげる日本企業にとって、ガバナンス(企業統治)の見直しは必須である。1990年代以降、会社法施行・改正によって企業はどう変わったのか。そもそも銀行をはじめとする日本企業のガバナンスにはどのような特徴があったのか。実証分析によって通説がくつがえる。

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  • 『コーラン』を読む
    4.4
    イスラーム哲学研究の第一人者が,『コーラン』をテキストにそって,多角的な観点を用いながら解読する.イスラームの根本概念である「終末論」「預言・預言者」「啓示」等を通して,『コーラン』の深い精神性が明確にされる.本書は,優れたコーラン入門としてはもとより,井筒哲学の基礎的構造を論じた「井筒俊彦入門」の書でもある.(解説=若松英輔)

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  • 語感トレーニング 日本語のセンスをみがく55題
    3.7
    〈正確〉なだけでは物足りない!「快調」「好調」「順調」、もっとも調子がいいのはどれ? 「過日」「先日」「この間」、どう使い分ける? 誰もが思いあたる、「些細」だけれど「瑣末」ではない日本語の感触の違いを、語感研究の第一人者が解説する。Q&A形式で楽しく読める、〈伝えたい思い〉を〈適切なことば〉で届けるための55のヒント。

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  • ご近所のムシがおもしろい!
    3.8
    家の庭で、通学の途中にある田畑や川、雑木林で、身近にすむ昆虫や小動物をよ~く見てみよう。祈る虫カマキリ、土の管理人ミミズ……、かれらのユニークな習性にあっと驚き、環境や生態系での役割を知れば感心してしまう。昆虫から「虫へん」のつく小動物まで、「プチ生物研究家」谷本氏の観察・飼育おもしろ体験談や、古今東西のエピソードがつまった絶好のムシガイド。虫が苦手な人にもオススメ。(カラー16頁)

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  • 語源でふやそう英単語
    4.0
    英単語をおぼえるのは大変ですね。aではじまる語からおぼえようとしたけれど、aの最後までも進まなかった。そんな経験をした人も多いでしょう。そこで、語源という整理ボックスに入れて、まとめておぼえていこう――というのが本書の提案です。英文読解で新しい単語に出くわしても、語源から意味を連想できる力もつきます。

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  • 瞽女うた
    3.4
    紺絣に丸笠、手ぬぐい頬かむりの盲目の女性が、門々を巡り歩き三味線伴奏で唄う――関八州・甲信越を中心に活躍した旅芸人、瞽女は、縁起物の門付け唄から人情話や時事ネタの語りものまで、芸能の最新流行を絶えずレパートリーにして渡世を凌いだ。その芸と生業、とりまく社会の姿を掘りおこし、「歌を聴く」文化を考える。

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  • 五輪書
    3.3
    一身の切合いに勝ち数人の戦いに勝つのが武士というものだ、それには、といって武蔵(一五八四―一六四五)は、構え方、足の踏み方、目のつけ方等をつぶさに述べ、相手の強弱を知って先にしかけよとも説く。本書が長く読みつがれてきたのも、剣法の奥義が、具体的・合理的に書かれているからに相違ない。読み易さに意を用いた。

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  • ゴルギアス
    4.4
    ソクラテスと三人の人物との対話は、弁論術が立身栄達の術とされている現実や若い人の実利主義的道徳意識などを次々と明るみに出す。プラトンは本編によって、個人の道徳と同時に政治の問題を追求し、アテナイの現実の政治に痛烈な批判を投げかけた。後に『国家』において発展させられた哲人政治の思想の第一歩である。

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  • 災害支援に女性の視点を!
    3.0
    先進国の中でも、女性の社会進出が遅れている日本では、日頃から政策決定に女性の声が反映されにくい。そのため災害時の被災者支援も男性基準で進められ、女性被災者にしわ寄せがいきやすい。また被災地でのセクハラやDVなどの被害も表面化しにくい。東日本大震災の女性被災者たちの実状を報告し、多様な支援のあり方を考える。

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  • 西郷隆盛 西南戦争への道
    4.0
    維新の最大の功労者、西郷はなぜ反乱をおこしたのか。またなぜ、復権されるのか。根強い民衆的人気の秘密は何か。その実像をさぐるには、西郷が打倒しようとした明治政府権力の性格こそ検討されなければならない。気鋭の近代史家が、幕末動乱から征韓論争、西南戦争にいたる、西郷の栄光と悲劇の意味を読み解いていく。

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  • 再審制度ってなんだ? 袴田事件から学ぶ
    4.0
    2023年3月13日,袴田事件の再審開始決定が確定した.事件から57年が経過していた.なぜ,冤罪は起こるのか?実際に袴田事件で再審開始決定を下した元裁判官をはじめとする刑事裁判の専門家が,日本の刑事司法制度の下で冤罪が発生する要因に正面から迫り,是正策や法改正の必要を解き明かす.

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  • 最新知見で新型コロナとたたかう
    -
    このままでは次の大流行の波を乗り切れない! 若くても,重症化も合併症も可能性あり.後遺症も怖い「常識破り」の感染症.原因ウイルスの正体とは? 対抗・防衛手段の検査方法とは? 抗体検査でわかってきた免疫の新常識,ワクチンや薬の開発…….経済活動と感染拡大抑制の両立を目指し,最新の科学的知見を基本から解説.

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  • 最澄と徳一 仏教史上最大の対決
    3.7
    これは問答か,謗法(ほうぼう)か.平安時代初期,天台宗の最澄と法相宗の徳一が交わした批判の応酬は,仏教史上まれにみる規模におよぶ.相容れない立場の二人が,五年間にわたる濃密な対話を続けたのはなぜだったのか.彼らは何をどのように語り合ったのか.「真理」を求める論争を解きほぐして描く,仏教史の新たな見取り図.

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  • 差異の政治学 新版
    3.0
    「われわれ」と「かれら」,「内部」と「外部」との間にひかれる切断線.ジェンダーをとってみても,人種をとってみても,「差別のない区別」はなく,必ずそこに権力関係が生じる.その力学を読み解き,フェミニズムがもたらしたパラダイム・シフトの意義と,今後の可能性を提示する.

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  • 栽培植物と農耕の起源
    3.9
    野生時代のものとは全く違った存在となってしまった今日のムギやイネは、私たちの祖先の手で何千年もかかって改良に改良を重ねられてきた。イネをはじめ、ムギ、イモ、バナナ、雑穀、マメ、茶など人間生活と切り離すことのできない栽培植物の起源を追求して、アジアの奥地やヒマラヤ地域、南太平洋の全域を探査した貴重な記録。

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  • サイバー時代の戦争
    3.6
    奇態な姿をした無人偵察機など、軍事技術の変化が著しい。しかし、個々の兵器の変貌ぶりに目を奪われてはならない。真の変化は、IT技術を基礎にした戦争のネットワークシステム化にある。それは日常と戦場との境界を取り払う危険性を秘めている。米軍やNATO関係者への直接取材をもとに、最新の軍事動向をレポートする。

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  • サイバーセキュリティ
    3.8
    深刻さを増すサイバー攻撃から重要な情報をどう守るか。政府のサイバーセキュリティの責任者をつとめた著者がわかりやすく解説。

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  • サイボーグ昆虫、フェロモンを追う
    3.4
    数キロ離れた所から漂うフェロモンの匂いを頼りにメスを見つけ出すオスのカイコガ。米粒ほどの小さな脳でありながら、優れたセンサと巧みな行動戦略で、工学者に解けなかった難題をこなす。そんな昆虫脳のはたらきが、ひとつひとつのニューロンをコンピュータ上にモデル化し、シミュレーションすることで明らかになってきた。

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  • サイボーグになる テクノロジーと障害,わたしたちの不完全さについて
    5.0
    世界が注目するSF作家と,俳優にして弁護士の作家.ともに障害当事者でもある二人が,私たちの身体性とテクノロジーについて縦横に語る.完全さに到達するための治療でなく,不完全さを抱えたままで,よりよく生きていくための技術とは? 韓国発・新しい社会と環境をデザインするための刺激的な対話.韓国出版文化賞受賞作.

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  • さえずり言語起源論 新版 小鳥の歌からヒトの言葉へ
    4.0
    ジュウシマツの歌には「文法」がある――これが転機をもたらす大発見だった.進化的な起源の異なる小鳥の歌が,言語進化の謎に迫るカギとなるのはなぜなのか.初版刊行から七年半,性淘汰起源説に相互分節化仮説が加わった.「言語の起源は求愛の歌だった」とする進化のシナリオを,苦労と喜びと興奮が満載の研究者人生とともに描く.

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  • 魚と日本人 食と職の経済学
    4.0
    多くの「職人」によって支えられている日本独自の魚食文化。漁師、産地の市場と消費地の市場の卸、仲買人、そして鮮魚店。長年培われてきたこのシステムが、いま大きく変貌している。日本各地の漁港を歩いてきた著者が、食と職の関係を再考し、「食べる人」への影響をも活写する。

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  • 相模原事件とヘイトクライム
    3.9
    2016年7月に起こった相模原事件は,重度の知的障害者が襲撃され,19名が亡くなるという戦後最悪の被害を出した.怒りと悲しみが渦巻くなかで,加害者の障害者抹殺論を肯定する声も聞かれている.日本社会に蔓延する差別意識が最も残酷な形で現れたのが相模原事件だったのではないか.事件の本質を探り,障害者差別の根を断つ方途を考える.

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  • 桜

    4.5
    花は桜──。古来より日本人はこの花を愛し、格別な想いを寄せてきた。里の桜、山の桜。豊かな日本の自然に育まれ、桜は各地で多種多様な姿を見せながら息づいている。都会にも咲く‘染井吉野’は、日本人の美意識を象徴する。植物としての基礎知識から、歴史・文化とのかかわりまで。心をとらえてやまない、花の魅力のありかを伝える。カラー口絵4ページ。

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  • 桜が創った「日本」 ソメイヨシノ 起源への旅
    3.8
    一面を同じ色で彩り,一斉に散っていくソメイヨシノ.明治初めに見出されたこの桜は,凄まじい勢いで全国に拡がって行った.さまざまな語りが生み出される中で,どんな意味をあたえられてきたのか.語られた桜と現実の桜の往還関係を追いながら,そこから浮かび上がってくる「日本」の姿を,近代という時代とともに考える.

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  • 支える,支えられる,支え合う
    3.7
    あなたの周りに誰かの助けを必要としている人はいますか? あなたは困ったことがあったら周りにSOSを出すことはできますか? サヘル・ローズさんが自らの体験をたどりながら,他者を思いやり,寄り添うことの大切さを伝えます.森山誉恵さん,慎泰俊さん,三好祐也さん,ブローハン聡さんなど,10代の居場所づくり,病気の子どもの教育など様々な支援に携わる方々の活動も紹介します.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 砂糖の世界史
    4.5
    茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖。この、甘くて白くて誰もが好むひとつのモノにスポットをあて、近代以降の世界史の流れをダイナミックに描く。大航海時代、植民地、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命―教科書に出てくる用語が相互につながって、いきいきと動き出すかのよう。世界史Aを学ぶ人は必読!

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  • さとやま 〈知の航海〉シリーズ 生物多様性と生態系模様
    3.8
    ヒトによる適度で多様な自然の利用と管理によって維持され、多様な生きものたちを育んできた豊かな「さとやま」。なぜいま消滅の危機にさられているのでしょう。古代遺跡や万葉集をたどりながら人類誕生からその成立の過程を考え、再生の試みを紹介。さとやまの現在・過去・未来を描きます。

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  • 佐渡鉱山と朝鮮人労働
    3.0
    佐渡金山をユネスコ世界遺産に登録すべく,国・自治体をあげた取り組みが加速している.しかし,そこが古から過酷な労働の場であること,とりわけ戦時の朝鮮人が苦しんだ「負の歴史」を否定する声がその伝統賛美を後押ししている.埋もれかけた貴重な史料や戦後の証言から,鉱山に生きた人たちの苦しみを活写する.

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  • サバからマグロが産まれる!?
    4.0
    クロマグロの生息数が激減するなか、サバを代理の親にして増やそうという研究が進められている。この技術は応用の幅が広く、すでにクニマスをはじめとする国内外の魚類の保全にも実用化されている。魚をこよなく愛する研究者たちの試練と発見に満ちた挑戦を紹介する。

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  • サピエンス減少 縮減する未来の課題を探る
    3.8
    有史以来,増加しつづけてきた人類はいま,人類史的な転換点を迎えている.パンデミックや世界戦争による一時的な減少や停滞はあったにせよ,人口増を前提にした政治と経済,文化,社会システムは再構築を迫られている.もはや不可避の未来である世界の人口減少の”最突端”に位置する日本から,サピエンスの未来を考察する.

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  • サボり上手な動物たち 海の中から新発見!
    4.0
    一生懸命だからこそ、サボるんだ! 動物搭載型の記録装置による「バイオロギング」や「音」を使った最新の記録・分析システムで、予想も常識も覆す、驚きの新発見が続出。南極のペンギンやアザラシから、身近な日本のイルカ、ウミガメまで、謎に包まれた生きものたちの生態と〈本気の姿〉を明らかにする、新しい海洋動物学。[カラー版]

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  • さらば,男性政治
    4.0
    男性政治とは,男性だけで営まれ,男性だけが迎え入れられ,それを当然だと感じ,たまに女性の参入が認められても対等には扱われない政治である.ジェンダー平等な社会を目指す推進力が生まれているが,男性政治の最後の砦,永田町がその流れを阻んでいる.こうした日本の現実を超えて,女性も,男性も,マイノリティも,誰もが生きやすい社会への道を探る.

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  • 猿橋勝子という生き方
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    女性が理系の道を選ぶことも困難な時代に地球化学の分野で世界的な業績をあげ、さらに後進を育てようと女性科学者を顕彰する「猿橋賞」を設けた猿橋勝子。自らも猿橋の精神を受け継いで後進育成に尽力する著者が、その直向な生き方を伝えることで若い女性に勇気を与えたい、と次世代へのエールを込めて綴る渾身の評伝。

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  • さわっておどろく! 点字・点図がひらく世界
    3.7
    視覚障害者は、音や匂い、味などで周囲の物事を認識しています。視覚に頼った生活をしているとあまり気づきませんが、実は、〈さわる〉ことからもたくさんの情報を得ることができます。眼で見るのではなくさわって感じ取ることで今まで気づかなかった新しい世界が開けてくるかもしれません。この本では、点字や点図からスタートして、さわる宇宙の旅にご招待します。

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  • 3.11 複合被災
    3.6
    途方もない数の人命と暮らしを一瞬にして奪い去った東日本大震災は、歴史上類をみない「複合災害」だった。震災と大津波、そして福島第一原発事故が折り重なる中で、人びとは何を思い、どんな経験をしたのか。被災地に通い続ける著者が見聞きしたルポをまじえながら、3.11全体の輪郭を描き、残された課題を考える。

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