ビジネス・実用 - 講談社 - セール作品一覧

  • ガーデン植物大図鑑
    値引きあり
    4.7
    すてきな庭をつくる樹木と草花&基礎情報! 庭を構成するメインである樹木と宿根草を中心に、最新情報を交えて使い方・手入れの仕方を解説。庭づくりの基礎からさまざまな庭の実例を美しいカラーで紹介。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 企業・家計複合体の理論
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「自営業家計」を企業・家計複合体と定義する。生産活動に関する意思決定を行うという点では、企業と同様の側面を持ち、一方で、家族労働力を使って所得を獲得し、消費をするといいう点では、家計的な側面もある。また、その特徴として、景気後退局面において、家族従事者を解雇することが非常にまれであることから、窮迫投資(自己防衛的投資)、窮迫雇用、窮迫販売(目先の利益のために生産量を増やし、売ること)という通常の企業がとらない行動をとることがある。経済の重要な一翼を担う自営業家計が、経済に与える影響を研究した画期的な書。 【目次】 目次  はしがき 第1章 企業・家計複合体理論の課題 第2章 企業・家計複合体の原型モデル 1 家族企業モデルの定式化ならびに予備的分析 2 労働・消費者家計モデルの定式化ならびに予備的分析 3 企業・家計複合体モデルの定式化ならびに予備的分析 第3章 市場の発展にともなう行動の変貌 1 自給自足経済における行動 2 生産物市場が競争的である経済における行動 3 資本用役市場が競争的である経済における行動 4 労働市場が競争的である経済における行動 第4章 経済分化 1 労働過剰経済における企業・家計複合体の行動 2 賃労働を雇用する資本制企業的複合体 3 不労資本家 4 労働・消費者家計に転化する半プロレタリア的複合体 第5章 労働供給の構造 1 労働・消費者家計による労働供給 2 企業・家計複合体による労働供給 3 縁辺労働力層による労働供給 第6章 資本用役の需要 1 雇用不足経済における資本用役の需要 2 雇用豊富経済における資本用役の需要 3 準雇用不足経済における資本用役の需要 第7章 企業・家計複合体を含むケインズ型経済の政策分析 1 森嶋氏による二重構造経済の政策分析 2 自営業を含むケインズ型経済のモデル 3 追加的政府投資の効果 数学付録 AI 諸準備 AII εq(R)とσRとの逆数同値性の証明 索引 丸山 義皓 経済学者。筑波大学名誉教授。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 北朝鮮の経済 起源・形成・崩壊
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 1930年代の経済統制期から近年の崩壊までの北朝鮮経済を、国内外を通じて初めて一貫した論理で説明する。 1945年8月8日に対日参戦したソ連軍は、その直後に朝鮮半島に進攻し、同月20日すぎには北朝鮮(38度線以北)のほぼ全域を支配下においた。これが北朝鮮における共産主義(金日成)政権の始まりであった。本書の課題は、この政権下の北朝鮮経済を実証的および理論的に解明することである。 【目次より】 凡例 北朝鮮概観図 はしがき 図表目次 序章 戦時期朝鮮の経済統制 1 農業統制 2 工業統制 3 むすび 前編 生成期の北朝鮮経済 第1章 農業制度の変革 1 土地改革の準備 2 土地改革の実施 3 国家統制 4 総括 第2章 穀物の徴収と生産・消費 1 穀物徴収 2 穀物生産 3 農民の穀物消費 4 むすび 第3章 工業 1 基本政策 2 国営沙里院紡織工場 3 生産の検証と考察 4 まとめ 第4章 労働者 1 公表文献にみる労働者 2 捕獲文書にみる労働者 3 職場離脱の要因 生活・労働条件 4 労働需給と労働者の性格 むすびに代えて 補論1  8・15前後の北朝鮮産業施設の破壊と物資搬出 補論2 1947年貨幣改革 後編 金日成体制下の北朝鮮経済 はじめに 第5章 農業の実態 1 協同農場 2 機械化,化学化 3 むすび 第6章 経済の構造と特質 1 構造 農業と工業 2 特質 3 総括 第7章 金日成体制の理論分析 1 独裁モデル 2 金日成体制 3 理論化 4 結論 補論3 援助と貿易 補論4 1990年代の食糧危機 補論5 農業崩壊のモデル分析 終章 結論 付表 あとがき 参考文献 重要事項略年表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 木村 光彦 1951年生まれ。北海道大学経済学部卒業、大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学。青山学院大学国際政治経済学部国際経済学科教授。専門は、東アジア経済論。 著書に、『日本統治下の朝鮮』『北朝鮮の経済』『戦後日朝関係の研究』(共著)『北朝鮮の軍事工業化』(共著)などがある。
  • 究極のナローゲージ鉄道 せまい鉄路の記録集
    値引きあり
    -
    消えてしまった! 「特殊な」30の廃線軌道。400点にも及ぶ、「初出記録写真」が映し出す驚きの光景。見ることのできなかった「幻」の軽便鉄道が蘇る。知られざる関西の「中山製鋼所の構内鉄道」、奇跡! 木曽森林鉄道「王滝本線」のカラー写真、絶対立ち入り禁止の「奥多摩工業の石灰運搬軌道」など。埋もれた28の線路図も完全復活。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 救貧看護とフィランスロピア(関西学院大学研究叢書) 古代キリスト教におけるフィランスロピア論の生成
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 人間とは何か。キリスト教の発展とともに人間観に大きな変化が生じた。本書は、フィランスロピア(人間愛)という概念が二世紀以降どのように展開したのかを跡付け、ギリシア・ローマ世界に対して、受肉論をもとにレプラの病貧者を含む「貧者」を人間とする思想と実践がカッパドキア教父において展開したことを論じる労作。 【目次より】 まえがき 序論 問題としてのフィランスロピア 古代ギリシア・ローマ、古代ユダヤ思想、初期キリスト教 第一部 カッパドキア教父以前のフィランスロピア論の生成 第一章 使徒教父と弁証家におけるフィランスロビアの用法と救貧思想 第二章 アレクサンドリアのクレメンスにおけるフィランスロビア論の形成 第三章 疫病とフィランスロピア トゥキュディデス、ディオニュシオス、エウセビオス 第二部 カッパドキア教父における救貧とフィランスロピア 第四章 どうすれば貧者の苦しみがあなたには見えるのか 飢饉とカイサレアのバシレイオス 第五章 カイサレアのバシレイオスと「バシレイアス」 古代キリスト教における病院施設の一考察 第六章 ナジアンゾスのグレゴリオスとレプラの病伝貧者 第一四講話における救貧思想 第七章 フィランスロピアと終末論 ニュッサのグレゴリオスにおける救貧の思想 第八章 ニュッサのグレゴリオスにおける救貧と否定神学 第九章 なぜ神は人間になったのか 受肉論・フィランスロビア・救貧 結論 補遺一 新約外典文書におけるフィランスロピアの用例 補遺二 「キュプリアヌスの疫病」考 補遺三 ニュッサのグレゴリオスにおける「レプラ」の用法と意味 付録 バシレイオス説教「飢饉と旱魃の時期に」 あとがき エウセビオス『教会史』におけるをフィランスロピア注合ならびに関連語の用例一覧 文献表 文献略号表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 土井 健司 1962年生まれ。神学者。関西学院大学教授。 関西学院大学神学部卒業。同大学院神学研究科修士課程聖書神学専攻修了、京都大学大学院文学研究科博士後期課程(キリスト教学)中退。文学博士。 著書に『神認識とエペクタシス』『「わたし」は如何にして「わたし」であるのか』『キリスト教を問いなおす』『古代キリスト教探訪』『愛と意志と生成の神」』『司教と貧者』『キリスト教は戦争好きか』『救貧看護とフィランスロピア』『現代を生きるキリスト教 』(共著) 『宗教と生命倫理』(共編)など、 訳書に、R.A.マーカス『アウグスティヌス神学における歴史と社会』(共訳)C.マルクシース『天を仰ぎ、地を歩む』 C.マルクシース『グノーシス』などがある。
  • 旧約聖書における知恵と解釈
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 旧約聖書の「知恵と黙示」に焦点を当て、「ダニエル書」と「コーヘレト」を対象として研究する。解釈の実践的要請上、「創世記」、「サムエル記」等からもテクストを取り上げ、解釈を展開。 ポール・リクールの解釈学的方法を基礎にすえ、「予言」から「黙示」を見る立場を排して「知恵」から「黙示」を見る立場を提示、聖書解釈に新たな局面を展開する。従来の通時的・文献分析的方法に共時的・構造分析的方法を対峙させた前著『旧約聖書の予言と知恵』の方法論をいっそう透徹させた画期的労作。 【目次より】 まえがき 目次 第一部 一 ヨナ書の問題 予言と知恵 二 旧約聖書における「霊」 三 釈義の方法論 四 知恵と知恵文学の概念 五 ダニエル書解釈への素描 七章を中心に 六 ダニエル書の解釈 七 知恵と黙示について 一 知恵について I 予言と知恵の構造的相違 II 逆啓示型(ペレ型) 二 黙示に関して I 解釈の対象と歴史についての誤解 II 黙示文学の機能 八 ダニエル書とコーヘレトの解釈 「時空における秩序づけと混沌」 I コーヘレトの時間 II ダニエル書の時間 III コーヘレトの言語学的特徴から 第二部 一 アブラハムとイサクの物語 文学と歴史 二 正義と憐れみ サムエル記下二一章 三 コーヘレト(伝道の書)の世界 あとがき 参考書略号 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 西村 俊昭 1930年生まれる。神学者。元日本聖書神学校特任教授。東京大学文学部仏文科卒業、青山学院大学大学院聖書神学思想専攻(博士課程終了)、フランス・ストラスブール大学院(宗教学博士)。 著書に、『「コーヘレトの言葉」注解』『ヨナ書註解』『旧約聖書における知恵と解釈』など、 訳書に、アンドレ・ネエル『言葉の捕囚』エドモン・ジャコブ『旧約聖書』エドモン・ジャコブ『聖書・文化・信仰』クロード・トレスモンタン『ヘブル思想の特質』などがある。
  • 旧約聖書の予言と知恵 歴史・構造・解釈
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 聖書の歴史主義的な研究方法を批判的に継承しつつ、聖書の言語構造の分析を導入し独自な解釈を提起した問題作。 【目次】 序 第一部 一 初代サウル王国の場合 二 ナタンの予言――サムエル記下七章におけるダビデ王国の問題 三 ソロモンにおける王国と知恵 第一節 宮廷の知恵 第二節 ギベオンの夢の啓示における知恵 第三節 巧みな裁判の知恵 四 アモス書理解の一つの試み 五 ホセアにおけるミシュパート 六 RAQの用法について 第二部 一 旧約における知恵――その方法と理念 二 コーヘレトにおける「神の恐れ」についての覚え書――セミオロジーの観点から 三 コーヘレト一章二――一一節のマーシャール(その一) 四 コーヘレト一章二――一一節のマーシャール(その二) 第三部 一 創世記第二二章一――一九節 二 ヨナ書第一章 三 旧約聖書における「大魚」――海の怪物 参考書略号 あとがき 著者・聖句索引 西村 俊昭 1930年生まれる。神学者。元日本聖書神学校特任教授。東京大学文学部仏文科卒業、青山学院大学大学院聖書神学思想専攻(博士課程終了)、フランス・ストラスブール大学院(宗教学博士)。 著書に、『「コーヘレトの言葉」注解』『ヨナ書註解』『旧約聖書における知恵と解釈』など、 訳書に、アンドレ・ネエル『言葉の捕囚』エドモン・ジャコブ『旧約聖書』エドモン・ジャコブ『聖書・文化・信仰』クロード・トレスモンタン『ヘブル思想の特質』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 教育の哲学 人間形成の基礎理論
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ディルタイ、フッサールの専門家による教育哲学の入門書。人間形成、世界観、倫理、権威と責任など、教育をめぐって深く考察を加えた力作である。 【目次】 序 序論 課題と方法 第一章 人間形成の哲学と古典的教育哲学 第二章 人間形成の場としての教育的現実 第三章 哲学的態度 第四章 研究方法とその問題領域 本論  序篇 教育概念の解釈 第一章 教育の日常的意味 第二章 教育の専門的意味 第一篇 教育的存在論 第一章 方法論的前提 第二章 教育的人間論(個としての人間形成) I 本能的行為様式 II 習慣的行為様式 III 知性的行為様式 IV 理性的行為様式(生を超えるもの) 第三章 教育的環境論 I 自然的環境(風土) II 精神的環境(文化) III 人間的交渉 IV 教育的交渉 第四章 人間形成の場としての学校 第二篇 教育的世界観論 第一章 教育的世界観論の意義と方法 第二章 教育的世界観の構造 第三章 教育的世界観の類型 I 類型設定の方法  II 教育的世界観の三つの類型 第四章 教育的世界観の評価(教育的価値論) 第三篇 教育的行為論 第一章 教育的現実における教育的行為の位置 第二章 教育的行為の特性 I 政治的行為と教育的行為 II 行政的行為と教育的行為 III 研究的行為と教育的行為 第三章 教育的行為の論理 第四章 教育的行為における権威と責任 I 権威の問題 II 責任の問題 終章 方法論的回顧 細谷 恒夫 1904~1970年。教育哲学者。東北大学名誉教授。東京帝国大学文学部教育学科卒業。専門は、ディルタイ、フッサール。 著書に、『ディルタイ ナートルプ 大教育家文庫』『認識現象学序説』『世論と教育』『教育の哲学 人間形成の基礎理論』『教師の社会的地位』(編著)『哲学史要説』(編著)など、 訳書に、ナトルプ『フッセルの「純粋現象学考案」』フッサール『ヨーロッパの学問の危機と先験的現象学』『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』(共訳)などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 教会・神学・救い(長崎純心レクチャーズ) 新しい千年紀への展望
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 二十世紀は進歩・革新・繁栄と同時に戦争・伝統的価値の崩壊・未来の不確実さという負の遺産を残した。こうした状況の中でキリスト教の現状を歴史的に位置づけ、諸宗教との対話など世界が一体化する中で教会と信仰が直面する困難と将来への展望を明快に論じた講演。アリストテレスおよびトマス研究者としての学識とローマ教皇庁での経験を踏まえた考察は、多くの知見と豊かな示唆に富む。 【目次より】 「長崎純心レクチャーズ」について   片岡千鶴子 序言 目次 第一日 西欧における教会の現状 I 序 II 歴史の流れのなかで起こったいくつかの危機 III 現代のキリスト信者の間に見られる誤謬の原因 1 時代精神ー主観主義・個人主義 2 近代科学の世界像 3 技術の発達と世俗化 4 宗教改革と知的相対主義 5 反キリスト教的イデオロギー 6 無神論と倫理的悪 IV 新しい精神態度 V 将来の予測 希望の徴し 第二日 カトリック神学の現状 I 短い歴史的序論 II 神学と教会の教導職 III 神学と哲学との関係 IV 歴史主義と解釈学に直面する神学 V 神学者の今日的課題 第三日 諸宗教の救済力に関する新奇な理論 1 序 2 宗教多元主義理論の中心主題 3 この理論に関する哲学的評価 4 神学的評価 5 超自然的信仰、救済のための条件 6 旧約聖書と諸宗教 7 新約聖書の証言 8 教父たちと諸宗教 9 教会の教説 10 神の言と聖霊 11 神の国と非キリスト教諸宗教 12 キリスト以外の仲保者か? 13 諸宗教間対話、宣教活動の新方法か? 14 アシジの宗教サミット、新時代の端緒? 15 結論 あとがき   稲垣良典 註 訳註    荒井洋一 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 エルダース,レオ オランダ・ロルドゥック神学大学教授。
  • 共同討議 哲学とは何か
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 京都学派を代表する哲学者の高坂・西谷、科学史家の下村、倫理学者の三宅、西田幾多郎・フッサールに学ぶも京都学派とは距離をとった哲学者・務台ら、超一流の哲学者たちが、「哲学」について縦横無尽に語り尽くす。 【目次より」 第一章 哲学とはなにか 哲学の本質および方法 哲学の方法としての対話 第二章 物質とはなにか 自然哲学 問題への展望 下村寅太郎 第三章 生命とはなにか 生の哲学 問題への展望 三宅剛一 第四章 歴史とはなにか 歴史哲学と唯物史観 問題への展望 高坂正顕 ヤ革命観 二つの終末観の総合 第五章 人間とはなにか 人間学および実存哲学 問題への展望 西谷啓治 ハイデッガーのニヒリズム 死の問題 第六章 人間はいかに生くべきか 道徳的危機とヒューマニズム 道徳的危機の問題 編集後記 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 教父と古典解釈 予型論の射程
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ギリシア教父たちは西洋古典の内にも救世主像を見出そうと試みた。異教文化受容を巡る教父の神学理解と、写本の筆写に携わる修道士や聖職者の隠れた努力を支えた修道院の精神とは何か。それが近代ルネサンスの先駆けともなったことを示す本書は、古典研究と教父学を総合的に考察して、中世哲学と古典学の領域に新たな視座を提供した。 9~10世紀ビザンティン時代の人文主義(特にアレタス)から遡って、教父時代における古典の受容と精神的境位がそれら後世のヒューマニズムに合致するものであることを実証し、キリスト教的人文主義の根底に潜むものを普遍的な相において探った。ホメロスなどの作品の解釈と伝承を分析し、西洋古典文献学を実証的写本伝承史のレベルから再構成。教父学の視点から異文化受容のあり方に光を当て、それがキリスト教ヒューマニズムの淵源であることを明らかにする。 地中海学会ヘレンド賞受賞。 【目次より】 序章 本書の構成と目的について 古典文献伝承と教父神学 第一部 ビザンティン時代における人文主義の成立と神学 第一章 地中海世界における書物史 カイサレイアのアレタスまでの文献史 第二章 アレタスの人文主義的神学 『黙示録注解』を中心に 第二部 カッパドキア教父たちの古典観と神学 第三章 バシレイオスと「ルネッサンス」 神学と人文主義の関係をめぐって 第四章 ニュッサのグレゴリオスにおける「神の像」理解の変容 人間性の再構築 第三部 終末論と予型論 第五章 オリゲネス的終末論の展開と証聖者マクシモス アポカタスタシスを中心に 第六章 証聖者マクシモスにおける終末論と神化 旧約聖書解釈との関連で 第四部 教父神学から古典解釈ヘ 第七章 アレクサンドレイアのクレメンスによる『オデュッセイア』解釈 古典の神学的受容 第八章 コンスタンティノス大帝とウェルギリウス『牧歌』第四歌 「異教予型論」と古典の受容 結章 人文主義的教父神学の地平と終末論的予型論の射程 総括と展望 あとがき 注 参考文献表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 秋山 学 1963年生まれ。筑波大学教授。東京大学文学部、同大学院人文科学研究科西洋古典学専攻修士課程、総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了。博士(学術)。専門は、西洋古典学、地中海学、教父学。 著書に、『教父と古典解釈』『慈雲尊者と悉曇学―自筆本『法華陀羅尼略解』と「梵学津梁」の世界』『ハンガリーのギリシア・カトリック教会』など、 共訳書に、『ニュッサのグレゴリオス』『中世思想原典集成2 盛期ギリシア教父』『中世思想原典集成1 初期ギリシア教父』『ギリシア文学概説』『中世思想原典集成20 近世のスコラ学』などがある。
  • 享保改革の研究
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 緊縮財政と新田開発等を、享保年間(1716~35)に、徳川吉宗が行った改革。目安箱の設置や公事方御定書も制定。三大改革の1つとして知られる。17世紀末より、通貨が混乱し、物価が上昇していた。また、幕府財政も大幅に悪化し、政治も立て直しが必要であった。本書は、享保改革を多方面より検討する。 【目次』 はしがき 序説 幕政研究史の回顧と享保改革の問題点 一 幕政展開過程のとらえ方について 二 享保改革の問題点 第一章 文治政治論 一 享保改革は武断復古か 二 所謂「文治主義政治」の性格 第二章 天和の治について 一 綱吉治世の問題点 二 酒井忠清の宮将軍擁立説 三 「賞罰厳明」と譜代層の圧迫 四 将軍専制と側近政治 五 直轄領支配の刷新 六 天和の治と元緑の政治 第三章 正徳の政局と新井白石 一 正徳政治の形態 二 詮房・白石の孤立と政治の停滞 第四章 吉宗の将軍継嗣と政局 一 吉宗の登場と譜代勢力 二 将軍権威の確立 三 目安箱設置をめぐる問題 第五章 将軍独裁政治の支柱 一 人材の登用について 二 勘定所機構の整備 第六章 徴租機構の改革と年貢増徴 一 代官所機構の改革 二 年貢の増徴 第七章 通貨の統一 一 正徳期の通貨問題 二 享保新金の鋳造について 三 新金銀通用令とその影響 四 元文の通貨政策 第八章 商業の統制 一 改革と商業資本との関係 二 物価政策と商業統制 結論 一 改革過程の三段階 二 享保改革の幕府政治史上の位置──幕政史の中期について 辻 達也 1926年生まれ。歴史学者、横浜市立大学名誉教授。東京大学文学部国史学科卒。文学博士(東京大学)。専門は、日本近世史、幕府政治史。 著書に、『徳川吉宗 人物叢書』『享保改革の研究』『大岡越前守 名奉行の虚像と実像』『日本の歴史 16 江戸開府』『江戸時代を考える 徳川三百年の遺産』『近世史話 人と政治』『江戸幕府政治史研究』『撰要類集(第1~第三)』(校訂)『新稿一橋徳川家記』(編)『大岡政談(全2巻))』『享保通鑑』(校訂)荻生徂徠『政談』(校注) 『日本の近世(全18巻)』(朝尾直弘共編。毎日出版文化賞)『一橋徳川家文書 摘録考註百選』(編著)などがある。
  • 共和国のプラトン的世界 イタリア・ルネサンス研究 続
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古代のレトリック、弁論の伝統を受け継ぐ中世では、弁論術が書簡作成に応用された。ところが、キケロや小プリニウスの書簡発見は、新思想・新感情を織り込む自由な自己表現をルネサンス書簡に与えることになる。フィチーノはヒューマニズムの先達、ぺトラルカ以来の書簡文学の系譜に属しながら、プラトン主義を基盤に形而上学的内容に富む、夥しい数の書簡を認めた。人間関係を教えるこれらの書簡から、ルネサンスの思想的特質を読み解く。他方で、彼の同時代人リヌッチーニのなかに共和政的自由の喪失を嘆く声を聴き、改めて前著『フィレンツェ共和国のヒューマニスト』で扱った主題に立ち返る。そこではメディチ家中心の政治が進展し、誇り高い市民が従属を強いられ始めていた。権力者ロレンツォ・イル・マニフィコの死後、同国が国際関係に翻弄されるなか、独立不羈のルチェッライは政治と文化の調和を図ろうとする。 【目次より】 第一章 フィチーノとプラトン・アカデミーの社会 1 ジェンティーレの古写本研究 2 家庭教師から「アカデミー」の頭首ヘ 発見された新史料 3 アカデミーの有無をめぐる問題 4 アカデミーと信心会 5 ロレンツォ・ピサーノとフィレンツェ文化 第二章 市民社会におけるフマニタス概念 フィチーノ書簡に見る愛と美と倫理思想 1 フマニタスとフマニタス研究 2 書簡「フマニタスについて」 3 書簡「幸運は運命に、真の幸福は徳に」 4 書簡「結婚礼賛」 第三章 フィチーノとロレンツォの幸福論 メチェナティズモに見られる哲学的関係 1 イタリア・ルネサンスという時代 2 フォルトゥーナの意味と対策 3 内面的精神と真の歓喜 4 ロレンツォの詩『論争』とフィチーノの幸福論 5 知と愛 6 個と時代の不幸 第四章 メディチ体制とリヌッチーニの『自由をめぐる対話』 1 メディチ体制と自由 2 フィレンツェ史の展開とアラマンノ・リヌッチーニ 3 アラマンノ・リヌッチーニの自由観 4 自由の喪失感 第五章 プラトン・アカデミーからオルティ・オリチェッラーリへ メディチ家=指導者像の形成過程と文化 1 アカデミーと転換期の政治一族 2 コスモスの反映としての自然と社会 3 オルティ・オリチェッラーリの文化的・政治的世界 4 ロレンツォとその時代の回顧 結語 付論 フィチーノ書簡「歴史礼賛」と近代的思惟 プラトン主義的伝統と歴史主義 あとがき 注 研究文献(イタリア・ルネサンス研究) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 根占 献一 1949年生まれ。西洋史家。学習院女子大学名誉教授。専門はルネサンス文化史、思想史。 早稲田大学第一文学部(西洋史)、同大学院文学研究科修士課程、同大学院同研究科博士課程満期退学。文学博士。 著書に、『イタリア・ルネサンスの霊魂論』(編著・編訳) 『ロレンツォ・デ・メディチ』(マルコ・ポーロ賞)『東西ルネサンスの邂逅』『フィレンツェ共和国のヒューマニスト イタリア・ルネサンス研究 [正]』『共和国のプラトン的世界 イタリア・ルネサンス研究 続』『ルネサンス精神への旅』『イタリア・ルネサンスとアジア日本』『ルネサンス文化人の世界』など、 訳書に、クリステラー『イタリア・ルネサンスの哲学者』(共訳)『原典イタリア・ルネサンス人文主義』(共訳)『原典ルネサンス自然学』(共訳)ハービソン『キリスト教的学識者』(共訳)などがある。
  • キリスト教修道制の成立
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 今日世界各地に見られるキリスト教の修道院の源流は、3-4世紀の地中海世界、特にエジプトなどに求めることができる。本来人間が生きられない場所である砂漠への隠遁を敢行した「修道者の父」アントニオス、さらにその先駆者たちの試みがキリスト教修道制の端緒を成しているのである。その後の歴史に鑑みて、修道制の成立はキリスト教史上巨大な意義を有すると言うことができる。では、修道制はどのようにして成立したのか。これまでに提出された様々な学説を批判的に検討し、さらに修道生活とはそもそもどのようなものだったかを提示しつつ、修道制の成立という、古代キリスト教史研究上最もよく議論されてきた問題の一つに対して、新たな光を当てるのが本書の狙いである。 【目次より】 序言 凡例 第一部 修道制の成立をめぐる諸論点 第一章 「最初の隠遁者テーバイのパウルス」は実在したか? 第二章 『アントニオス伝』の史料価値をめぐって 第三章 無学な修道者アントニオス? 初期修道制研究の 動向 第四章 キリスト教修道制の成立とマニ教 エジプトとシリアの場合 第五章 エジプトにおけるキリスト教修道制の成宜をめぐる覚書 第六章 ローマ期エジプトにおけるキリスト教の普及をめぐって 第二部 キリスト教修道制の成立 第一章 『師父たちの金言』とポントスのエウアグリオス 第二章 古代末期におけるキリスト教修道制の成立 第三章 キリスト教修道制の成立をめぐる諸論点の詳論 補論 初期修道制と「主知主義」 第一章 グノーシス主義と修道制 第二章 なぜエウアグリオスは秘教的だったか? 註 文献略号表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 戸田 聡 北海道大学大学院文学研究院准教授。 東京大学経済学部卒。一橋大学大学院中退。ベルギー・ルーヴァンカトリック大学特別学士課程修了。オランダ・ライデン大学文学部博士課程。文学博士。専門は、古代キリスト教史、東方キリスト教文学。
  • キリスト教と仏教の対比
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 西洋のキリスト教と東洋の仏教との相違点はどこにあるのか。罪、悪、罰などの重要な考え方、聖書と仏典の比較などを通して、読み解く 【目次より】 まえがき 序説 「対比」の内容と方法について 第一章 「罪( hamarthia)」と「罪業」 第一節 「悪(ro'a)」と「無明」(その一) 第二節 「悪(ro'a)」と「無明」(その二) 第三節 「悪、罪、罰」と「惑業苦」 第四節 パウロの「悩み(talaiporhia)」と親鶯の「悲傷」 第五節 「わたしの内に宿っている罪」と「宿業」 第六節 「罪(hamarthia)」と「罪業」 パウロと道元、法然、盤珪そして親鸞 第二章 「神の言への反逆」と「如来の願よりの逸脱」 第一節 「『創世記』第二章」と「生因三願」(その一) 第二節 「『創世記』第二章」と「生因三願」(その二) 第三節 「『創世記』第三章」と「『観経』下々品」 第四節 「天使の堕落」と「大聖の権化」 第三章 「福音を否む罪」と「誓願疑惑」 第一節 パウロの「悩み」と韋提希の「憂悩」 第二節 「神の怒りのもとの人問」と「五逆の罪人」 第三節 「罪の律法による欺き(exaphate)」と「誓願疑惑」 第四節 「福音を否む罪」と「誹謗正法の罪」 第五節 「神の審き」と「本願の唯除」(その一) 第六節 「神の審き」と「本願の唯除」(その二) 第四章 「十字架の死」と「寂滅」 第一節 「イエスの死」と「釈迦の涅槃」 第二節 「滅び(dpholeia)」と「寂滅」 第三節 「受難」と「代受苦」(その一) 第四節 「受難」と「代受苦」(その二) 第五節 「受難」と「代受苦」(その三) 第六節 「五劫・永劫」と「ただ一度の死」 第五章 「愛( agape)」と「慈悲」 第一節 「衆生縁」の慈悲 第二節 「隣人」への愛 第三節 「隣人愛」と「法縁の慈悲」 第四節 地上の愛を超えるもの 第五節 「愛の”行為“」と「慈悲の”行“」 第六節 「隣人」とは誰か 第七節 「隣人」と「衆生」 第八節 「キリストにある愛(agape hen khritho )」と「無縁の慈悲」 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 岩本 泰波 著書に、『仏教とキリスト教 : 宗教哲学論文』『救いなき人間の救い : 仏教講話集』『仏教とキリスト教 : 宗教哲学論文集』『救いなき人間の救い : 仏教講和集』『一語一絵 : ルーペで覗く心の底』『ユダと提婆達多 : 救いなき人間の救い』『キリスト教と仏教の対比』『宗教に於ける罪の問題 : 仏教の基督教との対比試論』などがある。
  • キリスト教における殉教研究
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 16~17世紀、世界を震撼させた日本殉教者たち。彼らを導いた殉教録や殉教者伝などの文書成立過程、そして中世から近世に及ぶ殉教者崇拝の発展過程を追跡することで、キリスト教誕生から密接不可分な殉教の思想構造の歴史的解明を試みる。日本キリシタン、古代キリスト教、そして宗教改革後の西欧近世敬虔思想のつながりをたぐりながら、殉教の本質を追究した神学思想史の労作。 【目次より】 序論 第I部 殉教とは何か 第一章 通俗概念の混乱とその使用範囲の広がり 第二章 日本キリシタンにおける殉教問題 第II部 殉教録・殉教者行伝の成立と殉教者崇拝 第一章 古代教会における殉教者崇拝文書の成立とその宗教的役割 第二章 古代教会典礼の視点から見た殉教者崇拝 第III部 古代教会に出現した迫害・殉教の研究とその史観 第一章 古代キリスト教殉教研究のあらたな検討課題 第二章 倫理行為としての殉教史観 第三章 古代キリスト教社会における女性殉教者と教会指導者たち 第四章 古代教会における殉教希求の分析 第IV部 古代教会における「棄教論」の再考察 第一章 キプリアヌスの『棄教論』に関する歴史的課題 第二章 『棄教論』の執筆背景 第三章 『棄教論』の内容分析 第V部 アンティオキアのイグナティオスにおける殉教思想 第一章 イグナティオスの殉教 第二章 イグナティオスにおける殉教思想の分析とその検証 第三章 イグナティオスの殉教思想研究における史的展開と課題分析 付録 原典訳一 キプリアヌス『棄教論(棄教者について)』 原典訳二 テルトリアヌス『殉教者たちへ』 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 佐藤 吉昭 1927年生まれ。神学者。京都産業大学名誉教授。京都大学文学部哲学科基督教学専攻課程(旧制)終了、同大学院研究科を経て、スイス連邦共和国フリブール大学、ドイツ連邦共和国ミュンヘン大学神学部で学ぶ。 著書に、『キリスト教における殉教研究』などがある。
  • キリスト論
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 マルコ、パウロ、ヨハネらは、イエス・キリストをどう見ていたのか? という問いに対して、聖書学の立場から学問的水準を保ちつつ、真のイエスの姿を新約聖書の中に把握した問題提起の書。 【目次より】 目次 序論 問題の選択 信仰の立場 学問の立場 人の子 問題をめぐって 旧約の背景 「人の子」出所一覧 試金石の箇所 来たるべき「人の子」 受難の予告 地上の「人の子」 キリスト論上の結論 マルコ 序論 メシヤの秘密 復活とその前触れ 受難の記述 権威あるイエス 結論に代えて パウロ パウロの生涯 パウロの”福音”(ロマ1・2-4) 終末のキリスト 信者からキリストへ 普遍性 万物の支配者 御子 ヘブル人への手紙 手紙の概況 メルキゼデク型の大司祭 兄貴としての大司祭 ヘブル書はわれわれに何を教えるか ヨハネ 序論 イエスの時 栄光 真理 父と子 ヨハネ福音書の序言 先在 アンチオケのイグナチオ アレイオス カルケドーン公会議 現代の視座に立って 受肉について 時間におけるキリスト あとがき ネラン,ジョルジュ 1920~2011年。カトリック教会司祭。スナックバー・エポペ(美しい冒険)創立者・顧問。フランス・サン・シール陸軍士官学校卒業。 著書に、『我ら人生を論ず』『キリスト論』『盛り場司祭の猛語録』『おバカさんの自叙伝半分―聖書片手にニッポン40年間』『キリストの復活』『ま、飲みながらでも―貴方にキリストをご紹介します』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • キルケゴール 主体性の真理
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は、生きている自分自身の内実を取り戻す手がかりを、キルケゴールによる主体性の真理の追究に求める問題作である。 【目次より】 緒言 キルケゴールが追求したことを跡づけるために 第一部 問い 自己自身を明らかにするために 第一章 発端の問い 『ヨハンネス・クリマクス』草稿 第二章 反復の可能性 第三章 真理の問い 『哲学的断片』の場合 第四章 ヤスパースのキルケゴール理解 第五章 ヨハンネス・クリマクスの総決算 一 『哲学的断片に対する完結的非学問的あとがき』へ 二 主体になること 三 実存すること 四 問いの行方 第二部 救い 真理存在になるために 第一章 キリスト教の場合への移行 ヨハンネス・クリマクスからアンチ‐クリマクスへ 第二章 罪の不安 『不安の概念』 第三章 罪の現実 第四章 罪の赦し 問いの答え 一 招き イエスの悲劇 二 真理に対する躓き 三 真理とは? 結語 キルケゴールが行き着いたところを受け止めて 注 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 浜田 恂子 1932年生まれ。倫理学者、哲学者。関東学院大学名誉教授。 東京大学文学部独文学科・倫理学科卒業。同大学院博士課程単位取得満期退学。文学博士。 著書に、『倫理学入門 倫理学についての対話』『キルケゴール 主体性の真理』『歌舞伎随想』『生きる環境の模索 苦悩する知』『死生論』『近・現代日本哲学思想史』『二つの『忠臣蔵』 続歌舞伎随想』『入門 近代日本思想史』『歌舞伎勝手三昧』などがある。
  • キルケゴールと「キリスト教界」
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 70年代における実存主義の退潮後も、なお様々に語られ多くの者が思想を構築する際に陰に陽に参照点として活用するキルケゴール。これまで数多のキルケゴールが語られてきたが、渦中のキルケゴール自身はいったい何を考えていたのであろうか。本書はテクストを詳細に読み解き、「キリスト教界」をキーワードに「一九世紀デンマークの改革者」という実像に迫る画期作。キリスト教信仰を堅持しつつ哲学者や神学者の形而上学を鋭く批判したキルケゴール思想の輪郭を確定するとともに、イエスを倣って卑賤の実存を志向する、そのキリスト教倫理がもつ現代的意義を展望する。 【目次より】 序論 第一部 前期キルケゴールのキリスト教人間学 第一章 実存弁証法と形而上学批判 第一節 主体性の発展 第二節 インコグニト、諸段階の関係 第三節 形而上学を拒む実存 第四節 伝達、人格、ネガティビティ 第二章 キリスト教主義の思想 第一節 第二倫理 第二節 反復 第三節 前期仮名著作の「詐術」 第四節 前提としての信仰 第二部 キルケゴールと「キリスト教界」 第三章 後期キルケゴール思想の展開 第一節 近世デンマーク史 第二節 隣人愛 第三節 大勢と単独者 第四節 卑賤論の提示をめぐる煩悶 第五節 義務と恩寵 第四章 フォイエルバッハと人間主義の問題 第一節 フォイエルバッハのヘーゲル理解 第二節 投影論と卑賤論 第三節 フォイエルバッハの「新しい哲学」 第四節 投影論を超克する論理 第五節 キリスト教主義と人間主義 第五章 キルケゴールと「キリスト教界」 第一節 キルケゴールのキリスト教史理解 第二節 キルケゴールの自己理解 第三節 教会との関わり 第四節 宗教と政治 第三部 キリスト教界内の思想家としてのキルケゴール 第六章 「キリスト教界」批判とキリスト教主義 第一節 現象としての「キリスト教界」と理念としてのキリスト教 第二節 実定宗教としてのキリスト教 第三節 信仰と演繹 第四節 キリスト教界とその外部 第七章 素朴性の問題 第一節 信仰主義の反省性と素朴性 第二節 「哲学」批判の現代性 第三節 歴史と永遠 第四節 「キリスト教界」という文脈 第八章 キルケゴールと現代 第一節 世俗化 第二節 形而上学批判の射程 第三節 哲学と歴史学 結論 あとがき 引用文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 須藤 孝也 1974年生まれ。一橋大学、立教大学、法政大学などで非常勤講師を務める。専門は、思想史、倫理学、宗教、哲学。一橋大学社会学部(社会学専攻)卒業。デンマーク、コペンハーゲン大学主体性研究センターにて客員研究員。一橋大学大学院社会学研究科博士課程社会学専攻修了。 著書に『キルケゴールと「キリスト教界」』『人間になるということ』、訳書にマーク・C・テイラー『神の後に 上・下』などがある。
  • キルケゴールとその思想風土 北欧ロマンティークと敬虔主義
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 デンマーク語文献を駆使し、北欧の二大思想潮流から初めて光を当てた力作。日本宗教学会賞受賞。 【目次より】 凡例 略記号表 序論 第一部 デンマークロマンティークとデンマーク敬虔主義 第一章 「ロマンティーク」概念について 第一節 訳語をめぐる混乱 第二節 フリードリッヒ・シュレーゲルの用語法 第三節 「ロマンティーク」という言葉の由来とノヴァーリスの用語法 第四節 まとめ 第二章 デンマークロマンティーク 第一節 「デンマークロマンティーク」概念について 第二節 ヘンリック・スティフェンス 第三節 アダム・ゴットゥロープ・エーレンスレーァ 第四節 ニコライ・フレゼリク・セヴェーリン・グルントヴィ 第五節 まとめ 第三章 デンマーク敬虔主義 第一節 キリスト教の歴史的受容におけるひとつの問題 第二節 ハンス・アドルフ・c 第三節 まとめ 第二部 キルケゴールにおける北欧ロマンティークと敬虔主義 第一章 予備的考察 第一節 従来の代表的方法について 第二節 概念史的研究方法 第二章 「自然」理解について 第一節 初期キルケゴールにおける自然理解の諸特徴 第二節 自然描写における諸特徴 第三節 自然認識 自然における神の顕現をめぐる理解の変容 第四節 自然科学 第五節 自然の構造 第三章 「予感」概念の展開 第一節 「予感」の構造と「気分」の構造 第二節 「予感」の救済的性格 第四章 「建徳」概念の展開 第一節 「建徳」概念の背景 第二節 「建徳的なもの」 第五章 まとめ 第三部 キルケゴール思想の原理 第一章 「呼称作用」(呼びかけ) 第一節 呼格 第二節 力動性 第三節 永遠なものそれ自体における分離 第二章 卑賎(低さ) 第一節 聖書に対する態度 第二節 「卑賎」の構造 第三章 隠喩と神話性 第一節 隠喩 第二節 神を語ること あとがき 註 キルケゴールの著作活動における二重性 文献目録 欧文目次 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 中里 巧 東洋大学教授。
  • 「キレイになったね!」と言われるメイクの手抜き
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「毎日のメイクに時間がかかる」「時間がかかるわりにきれいにメイクできていない」と多くの女性が悩んでいます。特に仕事に家事に子育てに、と忙しいうえに肌の衰えも感じ始めるアラフォー世代には、メイクを負担と感じる人も。そこで、著者はみずからメイクが早い理由を分析。誰でもリズミカルにメイクできる、「すべての工程3ステップメイク」を提案します。メイクがより整ってみえる簡単なヘアアレンジも紹介します。
  • 均衡理論の研究
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 市場経済では,需要と供給が一致するように価格が決まるという前提に基づく理論。需要と供給が一致した状態が均衡である。ある産業や企業だけの均衡を扱うのが、「部分均衡論」である。市場のあらゆる財・サービスの均衡を扱うのが「一般均衡論」である。 【目次】 福岡正夫論文集刊行について 第1部 線型経済学の諸問題 完全雇用と固定的生産係数 柴田博士のカッセル批判をめぐって カッセル一般均衡体系の再検討 線型経済学と伝統理論 投入産出モデルと市場機構 投入産出の不等式体系 動学的レオンチェフ体系における双対安定の非両立性について ゲーム問題の若干の特殊な解法について 第2部 一般均衡理論の基礎をめぐって 均衡点存在問題の一考察 価格調整関数と存在定理 一つの注解 存在問題の再考察 安定条件と調整速度 一つの批判的覚書 ヒックス教授の需要理論 価格決定における需要の役割 均衡理論の進路 ケインズ経済学のミクロ理論的基礎 展望と評価 マクロ分析とミクロ分析 第3部 成長理論およびマクロ経済学 再生産表式と均衡成長 再生産表式モデルにおける双対安定性について 新古典派定理と2部門成長モデル 最適成長理論 展望 インフレーション理論の展望 貨幣的成長のケインズ・モデル カルドアの成長理論 ケインズと現代経済理論 ケインズ経済学の現局面 あとがき 索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 近世江戸の都市法とその構造
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 これまでの都市法研究は、「町触」を主に分析するものであり、そこには法と現実社会との乖離という大きな溝が存在した。本書は、近世江戸を考察の対象とし、「尋」や「答」、「申合」といった役人間で交わされる「行政法規」を同時に視野に入れることにより、都市法だけでなくその運用についても明らかにし、従来とは全く異なった重層的「都市法」像を描き出す。日本の近世法をめぐる数多くの研究はもとより、ヨーロッパの都市法研究に対しても重要な提言を試みる画期作。 【目次より】 序章 先行研究の整理と本書の課題 第一篇 江戸における都市法の構造 第一章 近世江戸の都市法とその運用・施行に関する一試論 『類集撰要』(旧幕府引継書)巻七・巻八を素材として 第一節 法の発給主体と都市法の運用 第二節 「尋」「回答」と法令の実態調査 第三節 町年寄・与力の機能と都市法の運用 第四節 町役人間の「申合」とその都市法上の機能 補論一 年番名主の「申合」とその基本的性格について 補論二 都市政策の展開と定式町触の内容の変遷 奉公人・人宿に関する「定式町触」を事例として 第二章 都市法における「尋」と「答」の目的とその機能 江戸の「地面」と「人別」の問題を分析対象として 第一節 「地面(土地)」問題をめぐる町触と「尋」・「答」 第二節 「人別」問題をめぐる町触と「尋」・「答」 第二篇 都市政策の展開と都市法の整備 第三章 近世中後期・江戸の「町火消」制度の変遷とその特色 特に町役人宛ての法令類を通じて 第一節 享保期より天明期までの町火消制度の変遷 第二節 天明期より寛政期前半の「町火消」制度の変化と定火消の機能の浮上 第三節 寛政期後半以降の町火消制度 第四章 「紛失物吟味」制度の変遷に見る「都市法」の成立 第一節 質屋等の組合の結成と紛失物の「訴方」手続きの成立 第二節 組合人数の確定と紛失物の「訴方」手続きの修正 第三節 「紛失物吟味」制度のその後の展開 第三篇 天保改革期の都市法の特色 第五章 天保改革期の江戸における都市法の内容構成とその特質 第一節 天保改革期の江戸の法 「触」と「申渡」の存在 第二節 天保改革期における江戸の町方での法令の類制化 第三節 京都における江戸「町触」の具体的内容 補論三 「御触被仰渡目録」(「布告留」一)の記述内容と江戸における都市法の諸類型 第六章 天保改革期の江戸における都市法の構造とその運用 第一節 天保改革期の江戸における都市法の構造 第二節 天保改革期の江戸における都市法の運用の特色 終章 近世中・後期の江戸における都市法の特質 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 坂本 忠久 1959年生まれ。法制史学者。東北大学大学院法学研究科教授。早稲田大学法学部卒、金沢大学大学院修士課程修了、大阪大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。法学博士(東北大学)。専門は、日本近世の法制史。 著書に、『天保改革の法と政策』『近世後期都市政策の研究』『近世都市社会の「訴訟」と行政』『近世江戸の都市法とその構造』『藩法史料叢書 1 佐野藩』(編)などがある。
  • 近世刑事訴訟法の研究
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 幕府の刑事法が整った御定書制定以後の刑事裁判制度を、幕・藩にわたって統一的かつ体系的に詳説した画期的著作。  【目次より】 緒言 史料目録 本論 第一部 封建領主および特殊団体の刑罰 序説 第一章 大名 第一節 自分仕置令 第二節 自分仕置 第三節 他領他支配引合 第四節 奉行所吟味願 第五節 家中に関する特則 附甲 陪臣  乙 三卿  丙 支藩 第六節藩刑政の実態 第二章 旗本 第三章 公家 附天皇 第四章 寺社 第五章 特殊団体 甲 穢多非人 乙 当道 第二部 幕府刑事訴訟法 前編 序説 第一章 裁判機関 第二章 裁判管轄 第三章 法源 第四章 私的刑罰権 後編 序説 第一章 犯罪の探知 第一節 捜査の端緒 第二節 捜査機関 第三節 捜査の方法 第四節 逮捕 第五節 下吟味 第二章 犯罪事実の認定 第一節 被糺問者 第二節 召喚 第三節 法廷 第四節 直糺 第五節 未決勾留 第六節 下役糺 第七節 吟味詰 第八節 拷問 第三章 刑罰の決定 第一節 手限仕置 第二節 仕置伺 第三節 併合罪 第四章 裁判の終了 第五章 刑罰の執行 第一節 刑罰体系 第二節 牢屋 第三節 刑罰執行手続 第四節 刑罰執行上の特則 第六章 武士に関する特別手続 第七章 恩赦 第八章 幕府刑政の実態 結語 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 平松 義郎 1926-1984。法制史学者。元名古屋大学教授。日本近世法制史。 東京大学法学部卒業。法学博士。名古屋大学教授。 著書に、『近世刑事訴訟法の研究』『江戸の罪と罰』『刑罰の理論と現実』(共著)『行刑の現代的視点』(共編)などがある。
  • 近世私法史 特にドイツにおける発展を顧慮して
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 大戦後発展した近世私法史学の代表的著作で、水準の高い概説書。 【目次より】 原著者の日本語版への序文 〔邦訳のための凡例〕 序文 第一部 諸基礎 第一章 この叙述の課題および対象 第二章 近世私法史の諸時期 第三章 ヨーロッパの法文化の諸起源 第四章 ローマ法に関する学問の成立 第五章 中世的法学の完結 第六章 継受の前夜におけるドイツの法発展 第二部 ドイツにおけるヨーロッパ的法学の継受 第七章 継受の諸原因および諸条件 第八章 ドイツ法律家身分の成立 第九章 継受時代の法律学的文献 第一〇章 学者的裁判の進出 第一一章 継受の時代における立法 第一二章 ドイツ普通法学とパンデクテンの現代的慣用との確立 第一三章 継受についての収支決算 第三部 理性法論の時代 第一四章 諸基礎 第一五章 理性法論の開拓者および創始者 第一六章 体系的理性法論の理論家たち 第一七章 理性法論と啓蒙主義との結びつき 第一八章 自然法的な諸法典の編纂 第四部 歴史学派・パンデクテン法学および民事法的実証主義 第一九章 歴史法学派の諸前提と諸起源 第二〇章 歴史学派の創始者と指導者 第二一章 法の歴史の発見 第二二章 パンデクテン法学ないし学問的実証主義の支配 第二三章 学問的実証主義から法律実証主義への移行 第二四章 民法典 第二五章 スイス民法典。パンデクテン法学による法典編纂以後の・世界の「法家族」 五 ヨーロッパの諸法文化 第五部 実証主義の崩壊と克服 第二六章 ドイツ民法のその後の発展 第二七章 私法の理念的統一性の壊滅 第二八章 法律実証主義の退化 第二九章 法律学的自然主義 第三〇章 実体的正義への復帰 展望 私法学の課題 訳者あとがき 第二刷のための訳者あとがき 年表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 ヴィーアッカー,F 1908~1994年。ドイツの歴史家。.
  • 近世初期の外交
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 17世紀前半に確立した近世外交の特質をオランダ文書と日本語史料を駆使して本格的に分析し鎖国論の克服を試みた問題作。和辻賞受賞。 【目次より】 序 目次 第一部 近世初期の外交担当者 一 家康・秀忠の二元政治時代 1 本多正信と正純 2 将軍の買物掛と後藤庄三郎 3 以心崇伝と林羅山 4 小括 二 秀忠単独支配から秀忠・家光の二元政治 1 土井大炊頭利勝 2 酒井雅楽頭忠世 3 酒井讃岐守忠勝 4 伊丹播磨守康勝と松平右衛門正綱 5 秀忠の上意 6 小括 三 家光政権 1 綱紀粛清 2 異国之事 3 閣老の横ならびの時代 4 酒井讃岐守忠勝 5 榊原飛騨守職直 6 松平伊豆守信綱 7 井上筑後守政重 8 ポルトガル人追放の決定 9 小括 第二部 近世の外交儀礼の確立 一 拝謁 1 ポルトガル人 2 オランダ人 二 国書の形式 三 小括 第三部 オランダの台湾貿易 一 海賊とアドヴェンチュラー 1 李旦 2 許心素 3 一官(鄭芝龍) 二 日本貿易の基地としての台湾 1 通航許可証を得た中国人のタイオワン来航 2 在日華商の台湾貿易の排除 3 台湾貿易の拡大とタイオワン商館の資金不足 4 日本向け絹織物の買付 5 ハンブアンと一官 6 小括 むすびにかえて あとがき 表 地図 註 貨幣換算表 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 永積 洋子 永積 洋子(ながづみ ようこ) 1930年.歴史学者。東京大学名誉教授。東京大学国史学科卒、同大学大学院修士課程修了。文学博士。専門は、近世通行貿易史。 著書に、『近世初期の外交』『平戸オランダ商館日記』『朱印船』など、 訳書に、ヤン・ロメイン『アジアの世紀』(共訳) 『平戸オランダ商館の日記 第1-4輯』 『南部漂着記 南部山田浦漂着のオランダ船長コルネリス・スハープの日記』ヘンドリック・ドゥーフ『ドゥーフ日本回想録』などがある。
  • 近世浅草寺の寺法と構造
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 近世の日本に宗派・寺院の自治的支配を規律した寺法が存在したことは周知の事実であるが、個々の寺法については未だその内容は不明な点が多い。寺法の解明は、宗派や寺院の内部構造を知るためのみならず、近世法の性格や国制を理解するためにも不可欠である。本書は、長期に亙る寺務日記「浅草寺日記」を精緻に読み解き、江戸を代表する天台宗の大寺、金龍山浅草寺の構造とそれを支えた寺法の実態を解明し、近世寺法の体系的考察の端緒を拓く画期作。 【目次より】 まえがき 凡例 序論 第一章 日本近世寺法研究序説 寺法研究の背景 近世国家と寺法 近世社会と寺法 第二章 近世の浅草寺 裁判権について 浅草寺について 本論 I 近世寺法研究の沿革と論点 第三章 近世仏教と法制史研究 近世仏教研究の沿革 法制史家の研究 第四章 寺法研究の論点 中世寺法の研究 近世寺法の研究 II 浅草寺一山と寺法体系 第五章 浅草寺の寺法体系試案 寺法体系と浅草寺 浅草寺の寺法体系 第六章 浅草寺の「一山体制」 「一山体制」と本章の課題 浅草寺の「一山体制」 III 役僧と寺中住職の就任過程 第七章 別当代の就任過程 統理者(住職)とその任命 別当代の就任過程 歴代の別当代就任 第八章 役者の就任過程 浅草寺一山と役者 役者の就任過程 「役者選出寺法」の運用 第九章 寺中住職の就任過程 浅草寺一山と寺中住職 寺中住職の就任過程 IV 寺院経済の統制と借金銀寺法 第十章 幕府による寺院経済の統制 寺社奉行による寺院支配 「幕府寺法」による寺院経済の統制 第十一章 天台宗による末寺経済の統制 天台宗の本末関係 寛永寺による浅草寺支配 寛永寺への上納金 「宗派寺法」による寺院経済の統制 第十二章 借金銀寺法 幕府の寺院法度および寛永寺の掟 浅草寺一山借金銀寺法 V  僧侶の処罰 第十三章 『浅草寺日記』に記された寛政三年の僧侶刑罰法規 問題の所在 江戸時代の浅草寺と寺法 寛政三年僧侶刑罰法規の触れ出しとその内容 寛政三年僧侶刑罰法規の制定者について 第十四章 僧侶刑罰法と浅草寺の僧侶処罰 幕府の僧侶刑罰法と処罰 寛永寺の僧侶刑罰法と処罰 浅草寺の僧侶刑罰法と処罰 第十五章 執行機関の僧侶処罰に関する寺務 別当代および役者の寺務 僧侶処罰に関する寺務 結論 第十六章 浅草寺の寺法研究と今後の課題 浅草寺の寺法研究 時代区分論について 近世国家論について 今後の課題 あとがき 本書収録論文初出一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 小島 信泰 1957年生まれ。法制史研究者。創価大学教授。創価大学法学部卒、同大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(法学 東北大学)。専門は、日本の法制史。 著書に、『日本法制史のなかの国家と宗教』『最澄と日蓮 法華経と国家へのアプローチ』『近世浅草寺の寺法と構造』などがある。
  • 近世都市社会の「訴訟」と行政
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 江戸時代、地方の人々が裁判のために多くの時間と労力を割いたことは数々の史料によって窺い知られる。しかし江戸の町人については、彼らが多くの訴えを提起したという司法統計は存在するものの、具体的にどのような訴訟制度が用意されていたのかこれまで充分には究明されてこなかった。本書は訴訟・許認可・処分などの措置を公権力へ求める制度「訴願」に焦点をあて、「吟味筋」(刑事裁判)「出入筋」(民事裁判)との関連や異同を明らかにし、近世都市社会の訴訟制度の特質をあざやかに描き出す。「裁判史料」のみならず、「町方史料」、「行政史料」をも駆使して近世社会の司法と行政に新たな光をあてた画期作。 【目次より】 序章 先行研究の整理と本書の課題 第一章 「訴願」手続きの整備と都市行政の展開 第一節 享保期の「訴願」手続き規定と都市行政 第二節 寛政の町法改正と「訴願」手続きの変更 第三節 町法改正と普請奉行管轄下の行政手続き 第四節 天保期における行政手続きの変更 補論一 「訴願」手続きの成立とその変遷 第一節 「欠落」に関する訴願手続き 第二節 「検使見分」に関する訴願手続き 第三節 「捨子」に関する訴願手続き 補論二 江戸の「訴訟」制度と公事宿、町役人の機能 第一節 「在方」と公事宿の関係と先行研究の再検討 第二節 江戸の「訴訟」と町役人の機能 第二章 「訴願」に対する町奉行所の対処方法とその特質 「内寄合」と「見分」を中心に 第一節 「御内寄合物一件」にみる「内寄合」と「見分」 第二節 「見分」と「内寄合」の過程における諸問題 第三章 町人の「訴願」と町奉行所・町年寄の利害調整機能 「正宝録」の「訴答之部」の再検討を通じて 第一節 「正宝録」の「訴答之部」の具体的内容 第二節 「坂本町旧記」と「江戸橋広小路井最寄旧記」にみる「返答書」関係の記事 第三節 訴願の「審理」における町奉行・町年寄の利害調整機能 第四章 「町触願」とその裁定をめぐる幕府の原則 第一節 「正宝録」の「訴答之部」にみる「町触流し願」 第二節 「町触願」の否定と「被仰渡」「申渡」 第三節 「申渡」「町触」「惣触」の触れ出しに関する審議 補論三 「訴願」の終結と「願下ケ」手続きの特色 第一節 「願下ケ」手続きの実態 第二節 「市中取締類集」諸願筋下ケ之部の内容 第五章 月行事の「訴願」と都市社会の行政 第一節 月行事の「訴願」と都市における「管轄権」や行政「管轄」の問題 第二節 月行事による町政の運営をめぐる訴願 第三節 月行事による都市行政への要望に関する訴願 終章 近世都市社会における「訴訟」と行政の特色 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 坂本 忠久 1959年生まれ。法制史学者。東北大学大学院法学研究科教授。早稲田大学法学部卒、金沢大学大学院修士課程修了、大阪大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。法学博士(東北大学)。専門は、日本近世の法制史。 著書に、『天保改革の法と政策』『近世後期都市政策の研究』『近世都市社会の「訴訟」と行政』『近世江戸の都市法とその構造』『藩法史料叢書 1 佐野藩』(編)などがある。
  • 近世ドイツ絶対主義の構造
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 さまざまな史料の「概念史研究」にもとづき、権原論を軸としてドイツ領邦権力の国制構造を体系的に考察・解明した意欲作。 第一篇 序説 絶対主義的領邦権力研究の諸前提 はじめに:ヨハン・ウルリッヒ・フォン・クラーマーの二つの判断 第一節 絶対主義をめぐる諸問題と諸課題 第二節 「ランデスホーハイト」研究史 第三節 ドイツ史学史上の「近代国家」論 第四節 我が国での研究史と本書の構成 第二篇 一六世紀における領邦君主権 第一章 諸権原 第一節 守護権(Schutz) 第二節 一般的権原 第三節 特殊的権原 一 修道院フォークタイ 二 封主権 第二章 領邦君主権の複合体的性格 第三篇 絶対主義的領邦権力の近世的構造 第一章 領邦権力概念の諸類型 第一節 定義 一 Jus territorii, Superioritas territorialis 二 Maiestas, Souverainete, Suprematus 三 Landeshoheit 第二節 構造的特質:諸高権の秩序化 一 Jus territorii, Superioritas territorialis 二 Maiestas, Souverainete, Suprematus 三 Landeshoheit 〔補論〕 領邦権力と帝国身分 第二章 領土概念と臣民概念 第一節 領土 一 “in territorio” - “de territorio” 論 二 “territorium clausum” - “territorium non clausum” 論 第二節 臣民 第三節 法実務における領土と臣民 一 〔フランケン〕 二 〔ライン流域〕 三 〔シュヴァーベン〕 第四節 家産制国家論と優越所有権論 第三章 諸権原 第一節 一般的権原 一 上級裁判権 二 下級裁判権的フォークタイ 三 領邦守護権と契約守護権 第二節 特殊的権原 一 教会-修道院フォークタイ 二 封主権 第四章 ポリツァイ 第一節 文献におけるポリツァイ 一 一六世紀のポリツァイ論 二 一七世紀及び一八世紀前半のポリツァイ論 第二節 法令におけるポリツァイ 〔補論〕 近世的官僚制の基本論点 第五章 軍事権力 第一節 第一次「軍制改革」 傭兵軍と選抜民兵軍との二元兵制 一 「理論」 二 実態 第二節 絶対主義の軍制 職業的常備軍と選抜民兵軍との二元兵制 一 「理論」 二 実態 総括と展望 あとがき 引用史料・文献一覧 欧文要旨 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 神寶 秀夫 1948年生まれ。西洋史学者。九州大学名誉教授。専門は、ドイツ史。 東北大学文学部卒、同大学院博士課程満期退学。文学博士。 著書、『近世ドイツ絶対主義の構造』『中・近世ドイツ都市の統治構造と変質 』『中・近世ドイツ統治構造史論』などがある。
  • 近世日本の人身売買の系譜
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 日本史における人身売買をめぐる禁止令を概観し、江戸時代における徳川幕府による人売買、宿女、遊女、芸者、年季奉公人の実態を探る。 【目次】 はしがき 序章 第一節 緒言 第二節 人身売買の概念 第三節 近世までの人身売買禁止 一 律令制における人身売買禁止 二 新制における人身売買禁止 三 鎌倉幕府法における人身売買禁止 四 分国法における人身売買制度 五 秀吉の人身売買禁止 六 概括 第一章 徳川幕府の人売買規制 第一節 問題の所在 第二節 学説史 第三節 徳川幕府の人売買規制 一 幕府法における人売買の概念 二 幕府法の規定の推移 三 五人組帳の人売買に関する規定 四人売買に対する刑罰と判例 第四節 人売買の慣行 一 人身の永代売買 二 脱法行為 三 奉公形式の変化と人身売買 第五節 幕府の人売買に関する法の意味 一 人売買の禁止 二 年季の制限 三 年季制限の撤廃 四 永年季の再禁止 第六節 結言 第二章 身売奉公契約の形成過程 第一節 問題の所在 第二節 近世における奉公形態の一般的推移 第三節 追分宿女奉公人請状の変遷 一 学説史 二 追分宿概要 三 女奉公人請状 四 男奉公人請状 五 総括 第四節 身売奉公人請状の形成過程 第三章 身売奉公人請状 第一節 問題の所在 第二節 身売奉公人請状の定型化 第三節 遊女奉公人請状 第四節 道中旅籠屋食売奉公人請状 第五節 大坂の茶立奉公人・泊茶屋食焼奉公人請状 第六節 芸者奉公人請状・その他 第七節 身売奉公人請状の形式・内容 第八節 普通年季奉公人請状との比較 第九節 身売奉公を温存せしめる基盤について 第四章 明治初期の人身売買禁止 第一節 問題の所在 第二節 新律綱領の成立まで 一 仮刑律 二 渉外関係 三 世論 四 新律綱領略売人条 第二節 娼妓解放令前後 一 小菅県の建議 二 マリア・ルス号事件 三 人身売買禁止と娼妓の解放 四 禁止令の適用 第三節 改定律例 一 改定律例略売人条例 二 人身売買禁止の内容 三 校正律例稿 四 人身の引当 第四節 結言 結章にかえて 付録 一 大坂元伏見坂町伏見屋善兵衛文書──大坂の茶屋および茶立奉公人 一 緒言 二 大坂の茶屋 三 元伏見坂町および伏見屋善兵衛 四 伏見屋菩兵衛文書 五 結言 二 西国における身売奉公人請状 一 緒言 二 備前 下津弁  三 備中 宮内  四 安芸 御手洗 五 周防 室津 六 讃岐 金比羅 七 肥前 長崎 八 結言 牧 英正 1924年生まれ。法制史学者、大阪市立大学名誉教授。 京都帝国大学法学部卒。京都大学法学博士。 著書に、『日本法史における人身売買の研究』『近世日本の人身売買の系譜』『人身売買』『雇用の歴史』『道頓堀裁判』『差別戒名の系譜 偽書「貞観政要格式目」の研究』『身分差別の制度化』、『日本法制史』(大竹秀男共編)『日本法制史』(藤原明久共編) 『大阪「断刑録」 :明治初年の罪と罰』(安竹貴彦共著)などがある。
  • 近世日本の訴訟と法
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は、新発見の幕府評定所民事判例集を素材にして享保改革期における金銭債権保護の特質を明らかにするとともに、「〈伺・指令型〉司法」、「秘密法・問答法・くり返し法など法の特殊な存在形態」、「民事司法における金銭債権の特異な取扱い・内済に対する江戸人の評価・裁判機関に持ち込まれた民事紛争の終わり方」、「刑事司法における〈無罪〉の多発・日本的特質の連続性論」、「行政庁への訴願の訴状・手続」など、多方面に亙り江戸時代の訴訟と法の実態に迫った著者渾身の作。 【目次より】 目次 序論 第一編 総論編 第一章 伺・指令型司法 第二章 法が生まれるとき 第二編 民事編 第一章 江戸幕府評定所民事判例集と相対済令 第二章 「金公事」債権の保護 第三章 内済と裁判 第四章 「出入」の終了 第五章 判決が出たあと 付論 書評・神保文夫著「江戸幕府出入筋の裁判における本公事・金公事の分化について」 第三編 刑事編 第一章 刑事裁判と「無罪」 第二章 「精密司法」と江戸幕府の刑事手続 付論 書評・山田勉著「延岡藩の刑事内済」 第四編 訴願編 第一章 訴願と訴状 第二章 訴願の手続 結論 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大平 祐一 1946年生。法政史学者。東北大学法学部卒。同助手、立命館大学法学部助教授、同教授を経て、立命館大学法学部特別任用教授。専攻、日本法制史。 著書に、『「日本型社会」論の射程』(共著)『目安箱の研究』『近世日本の訴訟と法』『近世の非合法的訴訟』などがある。
  • 近世の非合法的訴訟
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 法制史学の泰斗による、江戸時代の駕籠訴、駆込訴などの通常の司法とは異なる方法での訴訟手続を研究した重要著作。 【目次より】 はしがき 序章 本書の課題と構成 一 本書の課題 二 本書の構成 第一章 駕籠訴・駆込訴の取扱い 第一節 『駕籠訴・駆込訴取扱帳』 第二節 老中への駕籠訴・駆込訴 第一項 老中への駕籠訴・駆込訴の取扱い 第二項 老中への駕籠訴人・駆込訴人の取扱い 第三節 三奉行への駕籠訴・駆込訴 第四節 小括 第二章 駕籠訴・駆込訴の背景 第一節 序 第二節 訴訟抑圧 第一項 序 第二項 町村 第三項 代官所 第四項 大名領、旗本領 第三節 不公正な審理 第一項 序 第二項 「公正な審理」の理念とその不徹底 第三項 現実の「訴訟」審理 第四節 訴訟遅延 第一項 序 第二項 訴訟遅延とその背景 第三項 未済案件届出制と訴訟遅延の常態化 第四項 訴訟遅延と越訴 第五項 訴訟遅延の背景再論 第五節 「上訴」制度の不備 第一項 近世日本の上訴 第二項 清代中国、イングランドの上訴 第三項 近世日本における「上訴」制度の不備の理由 第四項 「上訴」制度の不備と非合法的「訴訟」 第五項 「差出」 第六項 訴状箱(目安箱)・巡見使 第七項 上訴制度導入と非合法的「訴訟」(越訴)の終焉 第三章 駕籠訴・駆込訴の機能 第一節 審理の実現 第一項 幕府中央機関での審理の実現 第二項 支配役所での審理の実現 第二節 「法」の回復・実現 第一項 「法」の回復 第二項 「法」の実現 第三節 「訴訟」制度の補完物・近世国家の安全弁 終章 「訴訟」制度の限界と駕籠訴・駆込訴の意味 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大平 祐一 1946年生。法政史学者。東北大学法学部卒。同助手、立命館大学法学部助教授、同教授を経て、立命館大学法学部特別任用教授。専攻、日本法制史。 著書に、『「日本型社会」論の射程』(共著)『目安箱の研究』『近世日本の訴訟と法』『近世の非合法的訴訟』などがある。
  • 近代科学哲学の形成
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 17ー18世紀の科学の成立から、デカルト、ニュートンを経て、カントの近代哲学に出会うまでの近代科学の哲学史を俯瞰する入門書。ジョルダーノ・ブルーノから、ガリレイ、デカルト、ニュートン、ライプニッツ、カントと近代科学と近代哲学の関係を読み解く。 【目次】 序 第一章 近代科学の成立 I 黎明 II ブルーノの無限世界 III ケプラーの調和的世界觀 1 神秘 2 天空の物理学 3 調和論 IV ガリレイの力學原理 1 発見の論理 2 数学の形成力 3 力学原理 第二章 デカルトの幾何學と普遍数学 I 革新 II 方法 III 普遍数学 第三章 無限数学の系譜 I 展望 II 生成 III 成熟 第四章 ニュートンの流率法と自然哲学 I 統合 II 徹底  III 数学的原理の形而上學 第五章 ライプニッツの微分法と調和の哲学 I 発見 II 拡張 III 記号法の形形而上学 第六章 近代科学とカントの超越観念論 I 乖離 II 超越 III 科学哲学の帰趨 後記 事項・人名索引 永井 博 1921~ 2012年。哲学者。専門は、科学史・科学哲学。筑波大学名誉教授。 東京文理科大学卒業。東京教育大学文学博士。著書に、『近代科学哲学の形成』 『ライプニッツ』『数理の存在論的基礎』『現代自然哲学の研究』(田辺元賞)『科学概論 科学の哲学』『生命論の哲学的基礎』『人間と世界の形而上学』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 近代啓蒙批判とナチズムの病理 カール・シュミットにおける法・国家・ユダヤ人
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 20世紀を体現した思想家カール・シュミットの近代批判・近代啓蒙批判を、シュミットが影響を受けた、あるいは論敵であった思想家、とりわけマックス・ヴェーバーの学問論や法・政治論との比較を通じて、またナチスの反ユダヤ主義や安楽死計画との関連を通じて浮き彫りにし、近代啓蒙批判とナチズムの病理・野蛮性との思想史的連関性を詳細に描き出す。ナチズムに代表される近代の生態を、未公刊の資料を駆使し複眼的な視角から解明、更に後世への歴史的教訓を引き出した画期的作品。 【目次より】 序 近代の病理とシュミット 第一章 シュミットの思想の基盤 法学と文芸の接点から 一 シュミットの家庭環境と修学時代 二 風刺書『影絵』(一九一三年)について 三 風刺文「ブリブンケン」(一九一八年)の内容とその意義 第二章 ヴェーバーとシュミット 学問論の相克 一 シュミットのヴェーバーに対する知的接触 二 「職業としての学問」(一九一七年)の成立事情 三 「職業としての学問」の論点 四 「職業としての学問」とシュミットの学問論 五 初期シュミット(一九一〇~一八年)の思想の核 六 「職業としての学問」の五つの論点とシュミットの「ブリブンケン」『政治的ロマン主義』 第三章 ヴェーバーとシュミット 政治論の相克 一 シュミットの『政治的なものの概念』とヴェーバー "二 シ ュミット『政治的なものの概念』の四つの論点とヴェーバー" 三 シュミットの議会主義・民主主義観とヴェーバー 第四章 ナチス安楽死計画とシュミット 法史的社会史的視角から 一 生命の価値とシュミットの「価値の専制」(一九五九年) 二 ナチス安楽死計画(一九三九~四五年)の事実の概要 三 ナチス安楽死計画の前史 四 「安楽死」の法制化をめぐって 司法省と総統官房 第五章 反ユダヤ主義とシュミット 法・国家・ユダヤ人 一 研究史的前提 二 シュミットの反ユダヤ主義的発言 三 シュミットの反ユダヤ主義的思考の要因 結び 近代啓蒙批判とその教訓 注 あとがき 初出論文一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 佐野 誠 1954年生まれ。奈良教育大学名誉教授。中央大学法学部卒業。京都大学大学院博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は、基礎法学 西洋法制史。 著書に『ヴェーバーとナチズムの間』『ヴェーバーとリベラリズム』『新版「生きるに値しない命」とは誰のことか』(編著)『ヴェーバーとリベラリズム』などがある。
  • 近代社会の経済理論
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「通常の経済原論ないし経済理論の教科書では、理想型の資本主義社会を前提として、企業や家計の生態が説明されるとともに、社会の機構と動態が分析されている。けれども現実の資本主義社会は理想型どおりではないし、また資本主義諸国は世界の一部をなしているにすぎない。もはや時代は、非資本主義的要素や勢力を無視ないし軽視すると、現実の社会の重要な現象を理解しえないばかりか、硬直的な視角から、かたくなに世の中を見るという羽目に陥ってしまうような段階にきている。 しかしながら勢力を増大しつつある非資本主義経済と、資本主義経済の間には、それらが共に近代的な経済体制であるがゆえの、多くの論理の共通点があるし、また現実の資本主義経済(たとえば日本経済)が理想型どおりでないといっても、「ずれ」は無原則的ではなく、「ずれ」には「ずれ」の論理がある。本書においては、対象を理想型の資本主義経済に限定せず、社会主義経済を含む近代社会に一貫する経済合理性を明らかにすると共に、他方において日本の経済が明治革命以後たどって来た特異な経済発展をも説得的に説明することを試みる。したがって本書は、広い意味での比較体制論の領域に属するであろうが、その領域の屁金的な研究よりも、さらに論理的・分析的である。それと同時に本書は、その視野が短期的であるという意味で不完全であり、一層大部の書物の上巻であるに過ぎないかも知れないということを指摘しておかねばならない。」(本書「はしがき」より) 本書は1967から68年に大阪大学で行われた講義をもとにしています。 【目次より】 はしがき 序論 近代国民経済 理想型としての近代国民経済 ー 本書の梗概 第1部 経済のミクロ的合理性 1.生産技術 生産の樹木図  生産関数 ー 総生産関数 2.技術の選択 異なる技術の併用 ー 総額崇拝の誤謬 3.利潤の分配 分配とイデオロギー ー イデオロギー的利潤分配の非合理性 4.計画の変更 企業者活動の相対性 ー ストルパー・サミュエルソンの定理とリブチンスキーの定理の拡張 5.家計の行動 家計の独立性  伝統的需要理論 ー 闇市場のある場合 第2部 市場機構と計画 6.伸縮価格経済 価格決定の二方式 ー 価格形成過程の分析 7.固定価格経済 ケインズ登場 ー 有効需要の原理 8.分権的計画経済 資本財および労働の最適配置  ー 価格公定の法則 第3部 国家による経済制御 9.財政と完全雇用 政府の経済行為  ー  完全雇用乗数 10.二重構造と失業 日本の潜在的失業 ー ケインズ政策と潜在的失業 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 近代自由思想の源流 16世紀自由意志学説の研究
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 アウグスティヌス以来の自由意志論の発展を原典により跡づけ、近代的自由の原型を見事に解明した画期作。 【目次より】 序章 近代的自由の理念 1 中世末期と近代初期との連続性と非連続性 2 近代的人間の特質 3 自由の消極性と積極性 4 近代自由論の問題点 第一章 中世自由意志学説の発展 1 アウグスティヌス 2 ボエティウス 3 アンセルムス 4 ベルナール、ロンバルドゥス、ボナヴェントゥラ 5 トマス・アクィナス6 ドゥンス・スコトゥス 7 エックハルトとタウラー 第二章 オッカム主義の自由意志学説 1 オッカムの自由論 2 ガプリエル・ビールの自由意志学説 第三章 ルターとオッカム主義の伝統 1 オッカム主義の影響 2 オッカム主義の契約神学の受容と超克 3 自由の消極性と積極性 第四章 ルターのスコラ神学批判の視点 1 アウグスティヌス『霊と文字』の受容過程 2 新しい神学とスコラ神学批判 第五章 イタリア・ヒューマニズムの自由意志論 1 ペトラルカとルネサンスヒューマニズム 2 ヴァッラ 3 フィチーノ 4 ビコ・デラ・ミランドーラ 5 ルフェーヴルとコレット 第六章 初期エラスムスの思想形成 1 ヒューマニズムの神学 2 『ニンキリディオン』の人間学 3 情念論および神学的方法論 4 意志の無記性と自由 5 philosophia Christiの確立 6 哲学的神学の根本命題 7 キリスト論の特質 第七章 エラスムスの自由意志学説 1 『ロマ書注解』から『評論・自由意志』へ 2 自由意志の定義 3 人間の創造と堕罪 4 自由意志を排除しない必然性 5 契約神学の問題 6 恩恵と自由意志の共働説 7 キリスト教ヒューマニズムの特質 第八章 ルターと神学的決定論 1 神学的決定論についての疑義 2 隠れたる神と絶対的必然性 3 神の全能と自由意志との矛盾的対立 4 恩恵を受容する能力としての自由意志 5 不変の必然性と強制的必然性 6 人問学的比較考察 第九章 エラスムスによる再批判 1 『ヒペラスピステス』第一巻 2 自由意志の定義に対する弁護 3 モアヘの手紙 4 『ヒペラスピステス』第二巻 5 恩恵の受容力としての自由意志 第十章 近代自由意志学説の発展 1 ツヴィングリ 2 メランヒトン 3 カルヴァン 4 トリエントの公会議 5 パスカルとデカルト 6 ライプニッツ 7 カントと近代的自由思想の完成 あとがき 索引(人名・事項) 資料と参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 金子 晴勇 1932年生まれ。倫理学者。聖学院大学客員教授。京都大学文学部卒。同大学院博士課程中退。文学博士。専攻は、キリスト教思想史専攻。 著書に、『ルターの人間学』(学士院賞)『対話的思考』『宗教改革の精神 ルターとエラスムスとの対決』『アウグスティヌスの人間学』『恥と良心』『ルターとその時代』『対話の構造』『近代自由思想の源流』『キリスト教倫理入門』『倫理学講義』『愛の秩序』『聖なるものの現象学 宗教現象学入門』『マックス・シェーラーの人間学』『ヨーロッパの思想文化』『人間学から見た霊性』『宗教改革者たちの信仰』『霊性の証言 ヨーロッパのプネウマ物語』『ヨーロッパ思想史 理性と信仰のダイナミズム』など、 訳書に、C.F.v.ヴァイツゼカー『科学の射程』(共訳マルティン・ルター『生と死について 詩篇90篇講解』C.N. コックレン『キリスト教と古典文化 アウグストゥスからアウグスティヌスに至る思想と活動の研究』エラスムス『対話集』など多数。
  • 近代ドイツ公教育体制の再編過程
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 教育への国家関与と財政支援が本格化する第二帝政期における公教育制度の再編過程を、各種法案と議会審議の分析により初めて解明する。 【目次より】 はしがき 序章 本研究の課題と構成 第一節 本研究の課題と先行研究 第二節 本研究の構成 第一章 ドイツ帝国の成立と公教育体制の再編の模索 第一節 ファルク文相の就任と学校監督法(一八七二年)の成立 第二節 ファルク教育法案(一八七七年)と公教育体制の再編構想 第三節 ファルク文相による初等教育の条件整備施策とその矛盾 第二章 一八八〇年代における保守派の台頭と教育行財政制度の再編 第一節 保守派の台頭と初等教育の条件整備をめぐる確執 第二節 プロイセン教育行財政制度の再編とその構造 第三章 「包括的民衆学校法」制定の挫折と初等教育の条件整備 第一節 ゴスラー民衆学校法案(一八九〇年)とその挫折 第二節 ツェドリッツ民衆学校法案(一八九二年)とその挫折 第三節 ボッセ文相による教育条件整備施策 第四章 学校維持法の成立(一九〇六年)と民衆学校の維持・管理機構の法制化 第一節 学校維持法制定に向けた議会活動の高揚とその背景 第二節 「学校妥協」の成立と学校維持法案の特質 第三節 政府原案の修正過程と学校維持法の構造 終章 第二帝政期プロイセンの公教育体制の再編とその構造 付録 III 第二帝政期プロイセン地方教育行政機構図 付録 II 第二帝政期プロイセン文部省主要人名一覧 付録 I プロイセン衆議院(下院)および帝国議会の政党別議席数 主要参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 遠藤 孝夫 淑徳大学教授。東北大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科教育学専攻修士課程修了、同大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。専門は、ドイツ教育史。 著書に、『近代ドイツ公教育体制の再編過程』『管理から自律へ 戦後ドイツの学校改革』『「主体的・対話的で深い学び」の理論と実践』(共著)『ドイツ 過去の克服と人間形成』 (共著) 『教員養成学の誕生 弘前大学教育学部の挑戦』(共著)などがある。
  • 近代ドイツの精神と歴史
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 19世紀から20世紀にかけてのドイツの精神史を辿る。ロマン主義、カント、フィヒテ、ランケ、シェリング、そしてナチズムまでの、ドイツ近代における思想・哲学・社会の流れを追跡する。 【目次】  まえがき 第一部 一 ドイツ・ロマンティクと復古政治――アーダム・ミュラーのフランス革命観を中心として 二 カントの国際主義の性格とゲンツの平和論 三 ヘルダーの平和論 四 フィヒテにおける戦争と平和の問題 五 ゲーテとナポレオンの会見について 第二部  六 Urburschenschaft(一八一五-一九)の本質と意義――一九世紀ドイツ学生運動史の一齣 七 一八一七年のワルトブルク祝祭について 八 ゲーテと学生運動 九 「ハンバハ祭」とハインリヒ・フォン・ガーゲルン 一〇 フランクフルト騒擾(一八三三)の史的評価について 一一 一八四八年の第二次ワルトブルク祝祭について 第三部  一二 フリードリヒ大王像の史的変遷について 一三 マルクス主義とナポレオン 一四 ランケの戦争原因観――『フランス革命戦争の起源』を中心として 一五 ランケの書簡について 一六 ランケの遺稿について 一七 ランケのオプティミズムについて 一八 ランケとシェリングについての一考 一九 西独史学界におけるナチズム観の問題 二〇 ヒトラーの「フリデリークス=コンプレスク」 掲載誌名および発表年月 人名索引 村岡 晢 1911~1996年。西洋史学者。早稲田大学名誉教授。東北帝国大学文学部卒、文学博士(東京大学)。専門は、ドイツ近代史。 著書に、『フリードリヒ大王研究』『ランケ』『フリードリヒ大王 啓蒙専制君主とドイツ』『近代ドイツの精神と歴史』『レーオポルト・フォン・ランケ 歴史と政治』『史想・随想・回想』『続史想・随想・回想』『新稿西洋史』(池田哲郎、西村貞二共編著)『西洋史要』(池田哲郎, 西村貞二共編著)『ヨーロッパ世界の史的形成』(共著)など、 訳書に、ヴィルヘルム・ディルタイ『フリードリヒ大王とドイツ啓蒙主義』『ランケ選集 第1巻 (歴史・政治論集)』(共訳)ヴィンデルバント『近世哲学史 上巻』(共訳)レーオポルト・フォン・ランケ『世界史の流れ』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 近代日本の国際関係認識 朝永三十郎と「カントの平和論」
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 この世界とは何か、を説明しようとする時、意識するとしないとにかかわらず、思い浮かべ、考えざるを得ない問いがある。それは、「人間とは何か」「国家とは何か」「国際関係とは何か」という3つの問いである。これらの問いが織りなす「世界のできあがり方」の構造を、本書は<自我・国家・国際関係>と呼ぶ。現在も世界の人々を拘束し続ける、この認識論的機制の近代日本における形成過程を、明治末から昭和前半期に活躍した哲学史家、朝永三十郎の「文脈設定者」としての思想的苦闘から描き出す。「国際関係とは何か」という、国際関係研究の根源への問いを問うには、世界国家の可能性を封じ込めた瞬間を把捉しなければならない。カントの『永遠平和のために』の単なる解説書とされてきた朝永の『カントの平和論』における、「国際」と「国家」の矛盾、という議論に、その瞬間は埋蔵されていたのである。学問領域を横断し、理論と歴史、思想と実証を交錯させて根源への問いへ挑み、21世紀の世界の見方、考え方を広く問いかける。 【目次より】 はじめに 第一部 背景と枠組 第一章 国際関係認識とはなにか 第二章 国際関係認識の研究枠組 第三章 カントと近代国際関係認識 第二部 朝永三十郎と『カントの平和論』 第一章 近代日本と朝永三十郎 第二章 『カントの平和論』の成立過程 第三章 自己申告上の契機 第四章 初期の朝氷 一九〇二~〇九年 第五章 留学とその後一九〇九~一六年 第六章「カントの平和論』前後及び晩年 一九一七~五一年 第三部 近代国際関係認識の原的形成 第一章 朝永三十郎の意味 第二章 カント解釈の系譜学 朝永以後 第三章 自我・国家・国際関係 あとがき 注 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 芝崎 厚士 1970年生まれ。国際関係研究者、国際政治学者。駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授。東京大学教養学部教養学科卒業、同大学院総合文化研究科国際社会科学専攻、学術博士。専門は、国際文化論、国際関係思想。 著書に、『近代日本と国際文化交流 国際文化振興会の創設と展開 1934-45年』『近代日本の国際関係認識』『国際関係の思想史』などがある。
  • 近代日本の政治と人間
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 丸山眞男に師事した著者の専門分野である近代日本政治思想史についての著作である。特に近世国学から明治期における政治思想と人間観について論じる。 【目次より】 一 明治思想における政治と人間 二 啓蒙期知識人の役割 三 加藤弘之の転向 四 明治前期の保守主義思想 五 「民本主義」の構造と機能 吉野作造を中心として 六 大山郁夫の政治思想 大正デモクラシー期における思想と言論 七 国民的使命観の歴史的変遷 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 近代日本の哲学と実存思想
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 明治以降、西欧の近代哲学と邂逅した日本の思想はどのように形成されたのか? 京都学派をはじめ、近代日本哲学の画期を探究する。元々あった儒教・仏教思想の根幹やハイデガーの実存思想などの影響を改めて読み直す。 【目次】 再版への序 序論 視点と問題提起 第一章 近代日本哲学の思考様式 一 近代日本思想史における自我の問題 二 西田幾多郎――みずから立つ自我―― 三 田辺 元――自我のたたかい―― 四 波多野精一――内をみる自我―― 五 和辻哲郎――かくれたる自我―― 六 三木 清――自我の底への問いかけ―― 第二章 近代日本哲学における東西の出会い 一 伝統的思考様式との関連 I儒教 二 伝統的思考様式との関連 II仏教 三 近代哲学としての問題 I合理主義と非合理主義 四 近代哲学としての問題 II身体性と直接経験論 第三章 実存思想と存在論の復位 一 実存思想はなぜ存在論を必要とするのか 二 存在論的思考様式とその解体 三 認識論的思考様式の問題点 四 フッサール、ベルグゾン、西田 五 ハイデガー存在論の批判的検討 六 存在論における実存と本質の問題 湯浅 泰雄 1925年生まれ。東京大学文学部(倫理学科)卒業。文学博士。山梨大学・大阪大学・筑波大学教授、桜美林大学国際学部教授を歴任。 著書に『近代日本の哲学と実存思想』『和辻哲郎 近代日本哲学の運命』『日本人の宗教意識』『東洋文化の深層』『宗教経験と深層心理』『古代日本の精神世界』『ユングと東洋』『気・修行・身体』など。講談社学術文庫に『ユングとキリスト教』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 近代日本の文学と宗教
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の近代文学において、宗教の影響を探る。特に、明治維新以降解禁されたキリスト教は、文学にどのような影響を与えたのか? また、仏教や神道と文学の関係にも迫る。 【目次】 第一部 石川啄木と現代 一 ロマンティシズムからニヒリズムへ 二 社会主義的ヒューマニズムの側面 三 超人思想とその挫折 四 神と議論した夢 五 啄木の残した問題 夏目漱石における近代化と伝統 一 外発的近代化の苦悩 二 自己本位の立場 三 創作活動のモチーフ 四 近代的自我の崩壊過程(一) 五 近代的自我の崩壊過程(二) 六 伝統的思想への志向 太宰治におけるデカダンスとモラル 一 モラルとデカダンス 二 太宰治のデカダンスの生成過程 三 虚無と信仰 四 道化の理論 堀辰雄の世界 一 心の白絹 二 死の味わいのする生 三 孤独な者の灯す明り 四 堀辰雄と芥川龍之介 志賀直哉と椎名麟三 一 対蹠的な問題意識 二 肯定的人生態度の共通性 a 椎名麟三の思想形成 b 志賀直哉の思想形成 三 東洋的立場とキリスト教的立場 椎名麟三の『美しい女』について 一 椎名麟三の基礎体験 二 『美しい女』の主人公の性格 三人のキリスト者の肖像 一 植村正久 正統的キリスト教の育成 二 内村鑑三 福音の主体的把握と現実との対決 三 賀川豊彦 捨身の実践 第二部 日本の近代化と伝統 一 近代化と伝統の並存 二 近代化のふくむ伝統否定 a 功利主義による伝統の破壊 b 自然主義による伝統の破壊 c マルクス主義による伝統の破壊 d プラグマティズムによる伝統の破壊 三 近代化のなかの伝統への復帰 四 知識階級の民衆よりの遊離 大正の知識人の形成 一 一般的動向 二 白樺派の人道主義 三 新カント派哲学、文化主義、人格主義 四 教養思想 五 宗教の動向 現代日本人の精神構造 一 天下泰平とモラル 二 近代日本の宗教的空白と天皇制 三 天皇制とコンミュニズムの権威喪失と私生活中心の到来 四 死の衝動と伝統への還帰 日本精神史におけるキリスト教の位置 一 太宰治の「反キリスト的なものへの戦ひ」 二 近代精神の媒介者としてのキリスト教 三 キリスト教蔑視とその原因 四 近代精神の克服者としてのキリスト教 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 近代日本文学とキリスト教・試論
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 キリスト教は、日本の近代文学にどのように関係しているのか? 芥川、堀辰雄、大岡昇平、宮澤賢治、中原中也、遠藤周作などを検証する。 【目次より】 序 I 芥川龍之介 宗教と文学とにおけるひとつの問題 吉本隆明の「マチウ書試論」をめぐって 叛逆の倫理 堀 辰雄 「芥川論」をめぐって 「菜穂子」をめぐって 遠藤周作の「堀辰雄論」をめぐって 中原 中也 「朝の歌」をめぐって 「冬の長門峡」をめぐって 大岡昇平の「中原中也論」をめぐって II 感想 堀辰雄のこと 二つの作品の間で 「アルトナの幽閉者」と「海鳴りの底から」 宮沢賢治管見 「雨ニモマケズ」論争をめぐって あとがき 佐藤 泰正 1917~2015年。日本近代文学研究者、文芸評論家。元梅光学院大学学長。早稲田大学文学部卒業。文学博士(早稲田大学)。 著書に、『蕪村と近代詩』『近代日本文学とキリスト教・試論』『文学と宗教の間』『日本近代詩とキリスト教』『文学その内なる神 日本近代文学一面』『近代文学遠望』『夏目漱石論』『佐藤泰正著作集(全12巻別巻1)』『中原中也という場所』『文学講義録 これが漱石だ。』『文学の力とは何か』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 近代の終末(歴史学叢書) 方向づけへの試み
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は現代に対するもっとも絶望的な診断である。しかしこれは光明に転ずる可能性を秘めた絶望である。著者は「問題の核心は権力である。未来の文化活動はこの点をめぐって展開され、これの解決にこそ一切が、生存か死滅かが賭けられている。」と述べ、高い精神的視点にたって進むべき道を探求する。真摯で正統的なキリスト教思想家の歴史観の真髄。 【目次より】 著者のまえがき 中世における存在意識と世界像 近代的世界像の成立 近代的世界像の解体と来たるべきもの 訳注 訳者のあとがき ロマーノ・グァルディーニの著作目録 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 グァルディーニ,R 1885~1968年。ドイツのカトリック神学者。イタリア、ベローナ生まれ。1920年代からのカトリック青少年運動や典礼運動の指導者。神学、哲学、文学、ヨーロッパ精神史にまでを射程に発言した。
  • 近代のジレンマ(フォルミカ選書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近代になって誕生した民主主義、科学、そして新しい宗教(プロテスタント)が、もたらした功と罪を歴史学の立場から読み直す名著。 【目次より】 はしがき 近代のジレンマ 一 ヨーロッパの伝統 二 変化の力 三 民主主義 四 科学 五 宗教 訳者のあとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 近代ロシアと農村共同体 改革と伝統
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ソ連邦崩壊から十余年を経過しながらなお混迷するロシアにおいて、将来を見通す鍵となるのがその歴史的特殊性の解明である。本書は、近代ロシアにより推進された土地改革(農奴制廃止、ストルィピン改革)・農業改良が伝統的な共同体秩序のなかで辿った運命を、そして改革と伝統がそれぞれ有した歴史的意義を考察、歴史の断面を鋭く抉り出し、深層に連綿として流れる集団的原理が果たした役割を浮き彫りにする。 【目次より はしがき 地図 ヨーロッパ・ロシアの諸県(帝政期) 総説 近代ロシアと農村共同体 一 ロシアと西欧 共同体問題の思想性 二 近代化と共同体 三 ストルィピン改革と共同体 第I部 農奴解放前 第一章 農業改良論と共同体有害論 一 「新しい農業」への動き 二 共同体的土地利用有害論 第二章 バルト海沿岸クールラントの農民改革 はじめに 一 グーツヘルシャフト 二 一八一七・一八年の改革 三 一九世紀中葉の諸改革 第II部 ストルィピン改革前 第三章 農奴解放 その歴史的意義をめぐって 一 農奴解放原因論 二 農奴解放と農民の土地利用 三 農奴解放の歴史的意義 一つの試論 第四章 農村共同体の集会決議録 一八八〇~九〇年代のモスクワ県 はじめに 一 決議録の形式 二 役員の選出 三 税の割当 四 土地割替・その他土地関係 五 家族分割 六 その他の決議事項 第五章 西部ロシアにおける土地整理 コフォドの調査報告から はじめに 一 地域的分布と歴史的経緯 二 土地整理の動機および反対理由 三 土地整理の実態 四 土地整理の影響 五 土地整理の障害 第III部 ストルィピン改革 第六章 フートル経営視察旅行 ヴォルガ河中流域ペンザ県から西部ロシアへ はじめに 一 視察旅行の準備と行程 二 フートル経営の調査 三 視察農民の反応 第七章 土地混在と土地整理 ロシア中央部を中心に はじめに 一 土地混在 二 土地整理 第八章 全村オートルプ化 モスクワ県プチコヴァ村 はじめに 一 村の概要と区画地化決議 二 区画地化の土地 三 土地分割 四 まとめ 第九章 改革に抵抗する共同体農民 はじめに 一 一九〇六年一一月九日勅令にたいする農民の拒否的反応 二 土地整理委員会の創設にたいする農民の抵抗 三 農民土地銀行所有地の購入・区画地化にたいする農民の抵抗 四 土地(分与地)整理=区画地化にたいする農民の抵抗 おわりに ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 鈴木 健夫 1943年生まれ。歴史学者、経済史家。早稲田大学名誉教授。専門は、とくに近代ロシアの農村社会経済史。 早稲田大学文学部卒業、同大学文学研究科修士課程修了、同大学経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。 著書に、『帝政ロシアの共同体と農民』『近代ロシアと農村共同体―改革と伝統』『ヴォルガのドイツ人女性アンナ』など、 訳書に、L.A.クラークソン『プロト工業化 工業化の第一局面』ペ・ア・ザイオンチコーフスキー『ロシヤにおける農奴制の廃止』(共訳) M.ウェーバー『ロシア革命論2』(共訳)R.E.F.スミス、D.クリスチャン『パンと塩』(共訳)アルカージー・ゲルマン、イーゴリ・プレーヴェ『ヴォルガ・ドイツ人』(共訳)などがある。
  • 近代ロシヤ政治思想史 西欧主義とスラヴ主義
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 19世紀のロシアでは、西欧化するか、スラブ主義を貫くかの政治的葛藤があった。維新期の日本さながら、守旧派と革新派の闘争を読む。ヨーロッパに隣接しながら、独自のスラブ的精神風土をもっていたロシア。近代化の波にどのように対処したのかを、政治思想の観点から説き明かす。 【目次】 序 第一部 第一章 西欧文明の挑戦に対するロシヤの応答 第二章 ロシヤ精神史における「西」と「東」、インディヴィドゥアリズムとコレクティヴィズム 第三章 チャアダーエフとその歴史哲学的問題提起 第四章 スラヴ派と西欧派の大論戦 第二部  第五章 西欧派の系譜 第六章 ペリンスキーとその無神論的社会主義 第七章 バクーニンとその無政府主義 第八章 ゲルツェンのナロードニチェストヴォ 第三部 第九章 古典的スラヴ主義 第十章 キレエーフスキー――ロシヤとヨーロッパの精神史的対比 第十一章 ホミヤーコフにおけるスラヴ主義の展開 第十二章 ダニレフスキーの生物学的スラヴ主義 第十三章 附説 ロシヤ帝国主義のイデオロギーとしての汎スラヴ主義 第十四章 レオンチェフの反動的スラヴ主義 註 参考文献について 主要人名索引 勝田 吉太郎 1928~2019年。政治学者。京都大学、奈良県立大学名誉教授。鈴鹿国際大学名誉学長。京都大学法学部卒業。専門は、ロシア政治思想史、ロシア精神史、アナーキズム。法学博士(京都大学)。 著書に、『近代ロシヤ政治思想史―西欧主義とスラヴ主義』『革命とインテリゲンツィヤ』『アナーキスト-ロシア革命の先駆』『ドストエフスキー』『知識人と自由』『革新の幻想-社会主義を問い直す』『革命の神話-社会主義に未来はあるか』『現代社会と自由の運命』『平和憲法を疑う』『平和病日本を撃つ』『敗戦後遺症シンドローム』『神なき時代の預言者 ドストエフスキーと現代』『宰相論』『民主主義の幻想』『時を読む 勝田吉太郎の警世嗟言』『民主教育の落し穴 戦後世俗化の風土を斬る!!』『勝田吉太郎著作集(全8巻)』『思想の旅路 神なき世紀の悲劇を見つめて』『文明の曲がり角』『核の論理再論-日本よ、どこへ行く』『甦るドストエフスキーの世紀 現代日本への警鐘』『ドストエフスキー』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 金融経済の構造(経済発展研究会叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 政府、日本銀行、企業などの金融市場のプレイヤーたちの貸付、資金調達、貨幣発行、政策などが、どのように金融市場で機能するのか? 金融経済の基本図書。 【目次】 第1章 通貨の量はどうして決まるか 1 貨幣とは何か 2 わが国の発券制度 3 日本銀行の貸借対照表 4 発券高が経済界の必要によってきまるということの意味 5 金本位制のもとではなぜ貨幣の価値は金の価値に等しいか 6 金の流入と流出 7 金本位制度はなぜ崩れたか 8 昭和31年から昭和32年にかけての経験 など 第2章 金融資産の蓄積はどういう意味をもつか 1 国民貸借対照表 2 借手グループと貸手グループ 3 貨幣の平均流通期間をめぐって 4 「貸手の選択」と金融資産の構成 5 へーゲンおよびカークパトリックの経済予測 6 ピグウ効果の意義とその背景 など 第3章 金融資産の構成と流動性 1 法人企業の統合貸借対照表 2 法人企業以外の部門の統合貸借対照表 3 金融資産の構成をみることの重要性 4 流動性状況 5 流動性選好について 6 部門別にみた流動性状況の変化 7 景気の動向と部門別流動性状況の変化 8 間接金融方式の比重 9 金融機関は貸手と借手の間の緊張を緩和する など 1 金利政策の後退 2 貨幣政策への不信 3 財貨の流れと資金の流れ 4 外国貿易乗数と中央銀行の貨幣政策 5 貨幣政策の復位 6 アメリカの金融政策 7 日本の場合 8 オーバー・ローンについて 9 選択的信用調整 10 アメリカの金融政策についての例外的な場合 11 公債市場安定の意義 12 金融諸施策の相互調整 13 日本銀行の地位 第5章 証券資金と産業資金 1 証券金融 2 証券業をめぐる短期資金の流れ 3 株式取引所とコール・マネー 4 ケインズの弱気の理論と証券資金 5 ケインズの弱気の理論の批判 6 証券市場における資金吸収 7 証券市場の好況と資金需要 8 証券市場の好況が資金需要を増加させる場合 第6章 利子理論の理解のために 1 実物的利子理論への反省 2 貯蓄・投資説の修正としての貸付資金説 3 ヒックスによる貨幣的利子理論綜合の試み 4 ヒックスによる綜合はかならずしも支持しがたい 5 貸付資金説の定式化についての疑問 6 ストックとフロウについての旧来の考え方 7 ストック分析の新しい意味 8 資本の限界効率と利子率 9 貸付資金説と流動性選好説 10 金融資産の蓄積とその利子に対する意義 11 貸付資金説の再吟味 鎌倉 昇 1924~1969年。経済学者。京都大学教授。京都帝国大学経済学部卒業、同大学大学院。経済学博士。 著書に、『価格・競争・独占』『経済成長と計画編成』『金融経済の構造』『株入門 現代資本主義を動かすもの』『日本経済論』『消費者ローン 流通革命を支えるもの』『経済生活を動かすもの 常識的物価論を是正する』『社会人のための近代経済学』『再編成期の企業戦略 中堅企業が生き抜く道』『日本の金融政策』『現代企業論』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ギリシア・ポリスの国家理念 その歴史的発展に関する研究
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ギリシアの都市国家の歴史的発展に関する研究。エーゲ海の雄大な古代世界に展開するデーモスとコイノンの二つの国家理念の葛藤を描いた画期的業績。 【目次より】 序言 目次 序説 都市国家と世界帝国 「自治と自由」誕生のオリエント的背景 前篇 ポリス理念の形成と展開 デーモスからパトリオス・ポリーテイアまで 第一章 ポリス生成期のデーモスとアゴラ 第二章 テュラニスとイソノミアの間 植民運動の 'back influence' を中心に 第三章 クレイステネース改革とデーモス 第四章 前五世紀アテーナイ国家の一断面──ストラテーギアの発展に見る 第五章 アテーナイの「寡頭派革命」について ポリーテイア論の構成との連関 第六章 スパルタ混合政論の確立と展開 エプォロス職の位置づけを中心に 中間考察 ポリス理念史の岐路としてのヘラス連盟 はじめに──ポリス理念史の岐路としてのヘラス連盟 第一章 シェネドリオン考 「エイレーネー」の制度化とその限界 第二章 ストラテーゴス・アウトクラトール考 後篇 ポリス理念の拡大と変容 「コイノンとしてのローマ帝国」に至る はじめに ポリーテイアとしてのコイノン 第一部 コイノン 拡大されたポリス理念 第二部 ヘレニズム王権とポリス理念 第一章 コイノンの立場より見たるアンティゴノス王朝の性格 第二章 セレウコス王朝に於ける植民運動と国家統一の問題 第三部 ローマ世界に於けるポリス理念 第一章 ギリシア=ローマ両国家理念の交錯 混合政論の推移に見る 第二章 ポリス市民の描くローマ帝国像 その前提と達成 結論 コイノンの発展のローマ的限界 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 合阪 學 1937年生まれ。大阪大学名誉教授(文学博士)。元追手門学院大学文学部、大阪大学文学部教授。 著書に、『ギリシア・ポリスの国家理念』など、訳書にサルッティウス『カティリーナの陰謀』(共訳)などがある。
  • 銀座スエヒロのからだにやさしい“肉食”社員食堂
    値引きあり
    -
    社員食堂で各企業から「体によいメニューを作ってほしい」という依頼はあるものの、実際には低カロリーでいかにも健康的という料理より、ボリュームのある料理、とくに「肉料理」に人気が集中する。しかも「ステーキと言えばスエヒロ」といわれる銀座の老舗「銀座スエヒロカフェテリアサービス」となれば、さらに肉料理の人気が高まるのも当然。そこでからだにいい肉料理のメニューと効能を教えていただきます。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • クザーヌスと近世哲学
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は、クザーヌスの思想と立場を近世哲学の諸展開への視線のうちで解明する研究である。クザーヌスの思想自体をルネサンスまたは近世初頭と呼ばれる新しい時代への過渡のうちに位置づけつつ、その眼差しのうちで彼の思想展開の諸相と同時代の思想背景を考察し、クザーヌス研究に新たな地平を指し示す。 同著者の『〈無限〉の思惟 ニコラウス・クザーヌス研究』の続編である。 【目次より】 序 I 第一章 近世的思考の原点 クザーヌスの「ドクタ・イグノランチア」をめぐって  第一節 「無知の知」について 第二節 ソクラテスの無知 第三節 デカルトの懐疑、カントの批判 第四節 比較による知 第五節 把握と抱握 第六節 知恵(真実知)の可能性 第七節 臆測について 第八節 科学の立場 第九節 科学と宗教 第二章 クザーヌスと「無限」の問題 第三章 近世哲学における神の問題 クザーヌスからカントへ  II 第四章 クザーヌスにおけるIdiotaの立場と〈ことば〉 第五章 ルネサンス的人間観の成立と意義 序 世界と人間の発見 第一節 キリスト教的人間観 第二節 ルネサンス的人間観の形成 N・クザーヌスの場合 第三節 ルネサンス的人間観の成立 ピコの場合 第四節 ルネサンス的人間観の特質 結び ルネサンス的人間観の意義 第六章 宗教における多元性と普遍性 N・クザーヌスの『信仰の平安』をめぐって  第一節 多元性の問題 第二節 多様な宗教と一なる神 第三節 一と多の論理 第四節 宗教における普遍性と多元性 第七章 -aemgmatica scientia-について 後期クザーヌスにおける知の問題  はじめに 第一節 緑柱石について 第二節 〈aemgmatica scientia〉について 第三節 人間知性と神的知性 第四節 〈species〉をめぐって むすび 第八章 〈non-aliud〉について 後期クザーヌスにおける神の問題 III 第九章 近世初頭における自然哲学と自然科学 はじめに 第一節 「神の書物」としての自然 第二節 自然と人間の解放 第三節 占星術と自然哲学 ポンポナッツィとピコ 第四節 魔術と自然哲学 テレジオとポルタ おわりに 第十章 ルネサンスの自然観について N・クザーヌスからJ・ベーメヘ  第一節 ルネサンスという時代 第二節 「自然」への関心 第三節 ルネサンス的自然認識の三つの方向 第四節 ルネサンス的自然の原像 N・クザーヌス 第五節 ドイツ自然哲学の特質 パラケルズス 第六節 ドイツ自然哲学の大成 J・ベーメ 第七節 結び ルネサンス自然観の特質 第十一章 〈神〉なき神の探求 註 初出一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 薗田 坦 1936-2016。哲学者・宗教学者。専門は西洋近世哲学史・宗教哲学。文学博士。京都大学名誉教授、仁愛大学名誉教授。 著書に、『〈無限〉の思惟 ニコラウス・クザーヌス研究』『クザーヌスと近世哲学』『親鸞他力の宗教 ドイツ講話集』『現代の人間と仏教 仏教への道』『無底と意志-形而上学 ヤーコプ・ベーメ研究』など。
  • クザーヌスの世界像
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 神の創造物であるにも拘わらず、世界は何ゆえ分裂と相異に満ちたものなのか。本書はその著作のみならず説教をも駆使して、その思想の全体的構造を明らかにする。哲学の目的は愛によって神の真理に到達することであるとした彼は、脱中心・二極性・楕円の思考といった独自の方法で自らの思惟を相対化し、現実の世界が〈協和〉に向かって存在することを探究する画期的業績。 【目次より】 目次 序章 本研究の目的と方法 第一章 クザーヌスにおける〈哲学〉 第一節 「学としての哲学」 第二節 哲学と神学をめぐるヴェンクとの応酬 第三節 『覚知的無知について』と『推測について』における〈哲学〉 第四節 〈知恵〉への思索 第五節 〈Amor sapientiae〉としての〈哲学〉 第六節 〈知恵の狩〉 第二章 〈多様性〉問題 第一節 クザーヌスの思惟の根本動態 第二節 〈多様性〉問題への取り組みの発端 第三節 『覚知的無知について』と『推測について』における〈多様性〉問題 第四節 『創造についての対話』における〈多様性〉問題 第五節 中期以降における〈多様性〉問題 第三章 方法としての〈反対対立の合致〉 第一節 〈反対対立の合致〉の思惟をめぐるミリュー 第二節 前期における〈反対対立の合致〉 第三節 『神の観について』を中心とする〈反対対立の合致〉 第四節 〈媒介〉としての〈反対対立の合致〉 第四章 楕円の思考 序節 第一節 〈脱中心の思考〉 第二節 クザーヌスの〈思考の二極性〉 第三節 楕円の思考 第五章 〈神の現れ〉の諸相 序説 第一節 世界という〈神の現れ〉 第二節 〈秩序〉という〈神の現れ〉 第三節 人間という〈神の現れ〉 第六章 〈協和〉としての世界 序節  第一節 〈個物〉における〈協和〉 第二節 〈水平的協和〉と〈垂直的協和〉 第三節 〈協和〉としての認識 終章 〈多様性〉から〈協和〉へ あとがき 注 文献目録 欧文要旨 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 八巻 和彦 1947年生まれ。)哲学者。早稲田大学名誉教授。早稲田大学第一文学部卒業。東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了、同大学院文学研究科博士後期課程中退。専門は、哲学、倫理学、文明論。 著書に、『クザーヌスの世界像』『クザーヌス 生きている中世』『クザーヌスの思索のプリズム―中世末期の現実を超克する試み』(編著)『境界に立つクザーヌス』(共編) 訳書に、ニコラウス・クザーヌス『可能現実存在』(共訳)『神を観ることについて 他二篇』L・ハーゲマン『キリスト教とイスラーム』(共訳)などがある。
  • 『公事方御定書』研究序説 『寛政刑典』と『棠蔭秘鑑』収録『公事方御定書』
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 18世紀半ばになった幕府の内規集。8代将軍徳川吉宗が裁判,行政の準拠とすべく編纂させたものである。著者のライフワークであった本書は、一部未完であるが、「公事方御定書」の研究書として重要である。その構成の全貌が目次から読み取ることができる。 【目次】 序言 一 『寛政刑典』に対する位置づけ 1 『寛政刑典」位置づけの二説 2 菊池駿助氏の『寛政刑典』に対する位置づけ 3 『寛政刑典』位憧づけ誤謬の原因 二 『寛政刑典』を町奉行所編纂法典と解する根拠 1 『寛政刑典』の町奉行所編纂法典の根拠 2 『寛政刑典』に収録の新規定 三 『寛政刑典』の成立と廃棄 1 『寛政刑典』の成立時期 2 『寛政刑典』の編纂者 3 『寛政刑典』の実効性 4 『寛政刑典』の廃棄時期 5 『寛政刑典』編纂の意義 四 宝暦『御定書』固守(『棠蔭秘鑑』収録『公事方御定書』成立)の背景──その一 古法墨守への執着 1 形式(体裁)上での対応 2 実質(内容)上での対応 五 宝暦『御定書』固守(『棠蔭秘鑑』収録『公事方御定書』成立)の背景──その二 宝暦『御定書』に内在する弱点と改正の煩雑 1 法源としての地位の低下 2 欠陥刑罰、刑法などの内包 3 法源の多様性と身分による適用法の差異 4 既存の法秩序を無視した新法の乱発 六 宝暦『御定書』固守(『棠蔭秘鑑』収録『公事方御定書』成立)の背景──その三「御定書懸」三奉行の多忙と怠慢 七 宝暦『御定書』を通じてみた近世後半期の幕府裁判法体制の実態 1 宝暦『御定書』に対する時勢適応、便宜主義的改正 2 大名、幕府諸奉行、代官などにみられる手限仕置権の拡大、強化 3 宝暦『御定書』に規定されない佐州水替人足差遣および江戸石川島人足寄場収容といった刑罰の重用 八 『公事方御定書』研究における今後の課題 1 課題の領域 2 寛保、宝暦両『御定書』の定本確定 3 特定時期における宝暦『御定書』の本文確定 4 幕府裁判法制史上における寛保、宝暦両『御定書』の位置づけ 5 明治新政府の宝暦『御定書』に対する評価 結語〔原稿不完全〕 あとがき 吉田正志 服藤 弘司 1921~ 2005年。法制史学者、東北大学名誉教授。九州帝国大学卒。近世武家法が専門。 著書に、『幕府法と藩法(幕藩体制国家の法と権力1)』『大名預所の研究(幕藩体制国家の法と権力2)』『大名留守居の研究(幕藩体制国家の法と権力3)』『刑事法と民事法(幕藩体制国家の法と権力4)』『相続法の特質(幕藩体制国家の法と権力5)』『地方支配機構と法(幕藩体制国家の法と権力6)』『『公事方御定書』研究序説――『寛政刑典』と『棠蔭秘艦』収録『公事方御定書』』、『幕末御触書集成 全6巻別巻』(石井良助共編著)『三奉行問答(問答集)』(共編著)『火附盗賊改の研究 史料編』(共編著)『藩法史料叢書 2 金沢藩』(共編著)『御触書集成目録』(石井良助共編)などがある。
  • くまのプーさん FAN BOOK
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 原作からディズニーアニメーションまで、100エーカーの森の仲間たちのすべてを網羅した、 プーさん初めてのファンブックです。 物語、キャラクター、名言、歴史、パーク、プーのティータイム、日本のオリジナルグッズたち・・・・・・ ハグしたくなる、プーの全てが1冊に。 日本唯一の“大人向け”ディズニー情報誌、月刊「ディズニーファン」責任編集。 ・主な内容・ ◆100エーカーの森のキャラクター紹介 ◆アニメーションの世界 ◆ウォルトが作ったプーさんの世界 ◆原作「クマのプーさん」の世界 ◆プーのトリビアAtoZ ◆プー語の世界観 ◆アートギャラリー~四季のプーさん~ (C)Disney ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 熊本藩法制史料集
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 主に永青文庫所蔵の熊本藩法制史料の中から、「刑法草書」を中心に刑事関係の基礎的史料を選び、解題を付して編集。2部構成で、第1部では「刑法草書」の立法、第2部ではその運用に関する史料をそれぞれ翻刻収録した。 【目次より】 序 解題 第一部 1 宝暦四年捧呈、同五年施行の刑法草書 1 御刑法草書 一冊 2 御刑法草書 一冊 2 宝暦十一年施行の刑法草書の草案 1 堀平太左衛門起草の試案 一冊 2 第一次草案ならびに編纂委員意見 四冊 3 第二次草案ならびに編纂委員意見・付札例書 三冊 3 暦十一年施行の刑法草書 三冊 4 天保十年施行の御刑法草書附例 二冊 附録 刑法新律草稿 一冊 第二部 1 熊本藩刑律和解及御裁例 四冊 2 参談書抜 一冊 3 御刑法方定式 一冊 4 旧章略記 一冊(抄録) 5 死刑一巻帳書抜 一冊 6 除墨帳 一 冊(抄録) 7 小盗笞刑 一 冊 8 益田彌一右衛門上書堀平太左衛門返答之書付 一 冊 9 肥後経済録 一 冊(抄録) 10 隈本政事録 一 冊(抄録) 11 肥後物語 一 冊(抄録) 12 通俗徒刑解 一 冊(抄録) 13 銀台遺事 一 冊(抄録) 14 肥後熊本聞書 一 冊(抄録) 15 拷問図 一巻 第一部 1 宝暦四年捧呈、同五年施行の刑法草書 1 御刑法草書(宝暦四年捧呈) 2 御刑法草書(宝暦四年捧呈、同五年施行、施行中随時修正増補) 2 宝暦十一年施行の刑法草書の草案 1 堀平太左衛門起草の試案 律艸書 2 第一次草案ならびに編纂委員意見 御刑法例書  御刑法艸書 盜賊・人命  御刑法艸書 訴訟・詐偽・受贓・関津・捕亡・犯姦  御刑法艸書 闘殴・雑犯 3 第二次草案ならびに編纂委員意見・付札例書 御刑法例書   御刑法草書 盗賊・詐偽・奔亡・犯姦   御刑法草書 闘殴・人命・雑犯 3 宝暦十一年施行の刑法草書 刑法例書   刑法艸書 盗賊・詐偽・奔亡・犯姦   刑法艸書 闘殴・人命・雑犯 4 天保十年施行の御刑法草書附例 御刑法草書附例 乾 名例・盗賊・詐偽  御刑法草書附例 坤 奔亡・犯姦・闘殴・人命・雑犯  附録 刑法新律草稿 第二部 1 熊本藩刑律和解及御裁例 2 参談書抜 3 御刑法方定式 4 旧章略記(抄録) 5 死刑一巻帳書拔 6 除墨帳(抄録) 7 小盗笞刑 8 益田彌一右衛門上書堀平太左衛門返答之書付 9 肥後経済録(抄録) 10 隈本政事録(抄録) 11 肥後物語(抄録) 12 通俗徒刑解(抄録) 13 銀台遺事(抄録) 14 肥後熊本聞書(抄録) 15 拷問図 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 熊本藩の法と政治 近代的統治への胎動
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 熊本藩の統治機構と官僚制の発達の経過、刑法史、商工業活動に対する規制と庶民の生活上の諸規制、横井小楠を中心とする肥後実学党の実像を明らかにする論文集。 【目次より】 はじめに 序章 熊本藩概況 一 領地と領民 二 家臣団 三 財政状況 第一部 統治機構と官僚制の整備 第一章 藩庁中央機構 一 時代区分および軍事機構と政治機構の関係 二 第一期 寛永九年から延宝八年まで四九年間 三 第二期 天和元年から宝暦元年まで七一年間 四 第三期 宝暦二年から寛政八年まで四五年間 五 第四期 寛政九年から明治元年まで七二年間 六 小括 第二章 町方、特に熊本城下町の統治機構 一 熊本藩における諸町の行政的位置づけ 二 熊本城下町の形成と発展 三 熊本城下町の統治機構 四 小括 第三章 郡村統治機構 一 郡村統治機構の変遷の概要 二 宝暦改革後の郡村支配機構の概要 第四章 統治機構の合理化と官僚制の整備 一 宝暦改革前の機構整備 二 宝暦改革およびその後の機構整備と官僚制の整備 第二部 近代的刑法の誕生と行刑史 第一章 熊本藩刑政の変遷 一 初期の刑政 二 中期の刑政 三 宝暦の改革と刑政 四 後期の刑政 五 小括 第二章 刑罰と行政罰の分離 一 仕置から刑罰の分離独立 二 郡方処罰権と行政罰体系 三 町方処罰の実態 四 小括 第三章 拷問について 第三部 藩民統制 第一章 商工業活動に対する規制 一 商札・職札制 二 問屋制 三 運上 四 藩内流通規制 五 藩外流通規制と国産仕立 六 物価・手間賃・給銀の規制 七 個別業種についての規制例 第二章 都市生活上の規制 一 取り締まり機構 二 種々の生活諸規制 第三章 農村生活上の規制 第四部 幕末政治史の一斑 肥後実学党をめぐって 第一章 天保期熊本藩政と実学党の誕生 一 伊藤石之助・大塚仙之助の乱 二 天保期藩政の実態 三 実学党誕生前夜 四 実学党の誕生 五 むすびにかえて 第二章 横井小楠と長岡監物 第三章 横井小楠覚書 おわりに 付 町方法令集 解題 凡例 「市井式稿」 「市井雑式草書 乾」 「市井雑式草書 〓」 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 鎌田 浩 専修大学・熊本大学名誉教授。専門は、日本法制史。 著書に、『熊本藩の法と政治』『肥後藩の庶民事件録』『幕藩体制における武士家族法』などがある。
  • 栗原心平の とっておき「パパごはん」
    値引きあり
    -
    「子供の頃、父親がたまに作ってくれた料理は、毎日の母の味とは別物の、"たまに"だからこそ特別で、大人になってもいつまでも印象に残る"とっておきの味の記憶"になる」。男の人になじみのあるレシピ、これを作ってくれたらママがニコニコしそうなレシピを厳選。作り方にも工夫を凝らし、初めて厨房に立つパパにもわかりやすくまとめました。また、ママのために、初めてのパパを無理なく料理作りに誘導する秘訣もアドバイス。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 愚行の賦
    値引きあり
    3.0
    人はなぜ 愚行を怖れ しかも魅惑されるのか フローベール、ドストエフスキー、ニーチェ、バルト、そして谷崎潤一郎 愚行は西洋近代が考案した〈人間の宿命〉である 「愚」という尊き徳をめぐる最新長篇論考 愚行を地上から消滅させることは不可能であると認識していた者は、いつの時代にも少数だが存在していた。だが多くの者は、何らかの条件さえ整えば、人は愚行に対して勝利を収めることができるものだと考えていた。しかし今日にいたるまで愚行は消滅することなく、それどころかますます猖獗を極め、強固な構造として世界に遍在している。
  • グレゴリウス改革の研究
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 グレゴリウス改革とは、ヨーロッパ中世における最大の教会改革である。教皇レオ9世の登位(1049)から第1回ラテラン公会議(1123)までの教皇による教会改革のことである。グレゴリウス7世がその中心的な役割を果たした。 その改革の全容を解明する。 序説 一 課題と対象 二 名称をめぐる問題 三 研究史概観 第一章 グレゴリウス改革の対象 教会の危機 一 ローマ教皇座の危機 二 教会の変質と聖職者の倫理的堕落 三 王権の教会支配 四 教会の王権に対する態度 第二章 グレゴリウス改革の起原 一 グレゴリウス改革とクリュニー 二 改革教皇座成立までの教会改革 第三章 グレゴリウス改革の出現とその展開 一 改革教皇座の成立と改革の基礎づけ 二 教皇座をめぐる状勢の変化と改革の進展 三 アレクサンデル二世の在位期 第四章 グレゴリウス時代初期(一〇七三~七五年)における諸問題 第一節 聖職者の倫理的改革 第二節 教皇権威の浸透 第三節 世俗権との関係 第四節 東方計画 第五章 教皇首位権と《Dictatus papae》 第六章 改革の進展(一)教会の解放 第一節 ハインリヒ四世との闘争と教権の俗権に対する優越 一 一〇七五年の俗人叙任禁令 二 公会議後における教皇座とドイツ王との関係 三 闘争の開始とその本質 四 教皇の破門宜言の性格とその目的 五 トリブール オッペンハイム カノッサ 六 対立王の選出と教皇の中立的態度 七 ハインリヒに対する二回目の破門廃位とルードルフの承認 八 一〇八〇年以後の闘争 第二節 俗人叙任の問題 第七章 改革の進展(二)聖職者の倫理的改革 第八章 改革の進展(三)教会の中央集権 第九章 改革の進展(四)教皇座への世俗諸君主の結合と従属 第十章 グレゴリウス七世と十一世紀の諸教会改革の動き 第一節 グレゴリウス七世とクリュニー 第二節 聖堂参事会改革運動とグレゴリウス七世 結語 付論一 ヒルデブラント 付論二 グレゴリウス七世の教皇選出 あとがき 主要参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 野口 洋二 1933年生まれ。西洋史学者。早稲田大学名誉教授。専門は西洋中世史。 早稲田大学大学院博士課程修了。文学博士。 著書に、『グレゴリウス改革の研究』『中世ヨーロッパの教会と民衆の世界』『中世ヨーロッパの異教・迷信・魔術』『西洋の歴史<古代・中世編>』(編著)など、 訳書に、オーギュスタン・フリシュ『叙任権闘争』チャールズ・ハスキンズ『十二世紀ルネサンス』クリストファー・ドーソン『中世ヨーロッパ文化史』ジャック・ヴェルジェ『入門 十二世紀ルネサンス』ジャック・ヴェルジェ『ヨーロッパ中世末期の学識者』などがある。
  • グローバル経済の産業連関分析
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 今日の世界は,貿易や直接投資あるいは自然環境を通じて経済的な相互依存関係にある。それらの実態を分析する上で産業連関分析は成熟した分析手法として多くのエコノミストに利用されてきた。本書は新たに開発された最新の手法を紹介しつつ、経済のグローバル化に伴ってますます重視されてきたエネルギー消費と環境汚染物質の排出の関連といった環境問題をはじめ、アジアNIEsや米国との産業構造、費用構造の国際比較、消費税導入の経済効果、さらには地域間の産業構造格差や輸入財を除いた国産化率など、多岐にわたる実証分析の応用を通してその可能性を明らかにする。 【目次より】 はしがき 第1章 産業連関表と産業連関分析 産業連関表とは 産業連関分析 産業連関分析のミクロ経済的基礎と多部門経済モデル的発展 第2章 日本の産業構造の変化とその要因 はじめに 比例成長からの乖離モデル 日本の産業構造の変化とその要因 まとめ 第3章 韓国・台湾・米国の産業構造の変化とその要因 はじめに 韓国の産業構造変化とその要因  台湾の産業構造変化とその要因  米国の産業構造変化とその要因  まとめ 第4章 産業構造の地域間格差の要因分析 はじめに:日本の産業構造と国土政策 地域産業連関表での比例拡大からの乖離モデル  地域格差の要因分析 まとめ 第5章 環境問題と産業連関分析 産業別環境汚染物質発生量の予測 エネルギーと環境問題 持続可能な経済開発 エネルギー消費と二酸化炭素・硫黄酸化物排出量  産業別二酸化炭素・硫黄酸化物の排出量 日中の産業別二酸化炭素・硫黄酸化物排出量 二酸化炭素排出量の削減と技術移転 まとめと今後の課題 第6章 国産化率の推定 はじめに 産業連関表と国産化率の定義 国産化率の計測 多国間国際産業連関表を使った国際分業率  まとめと今後の課題 第7章 費用構造の国際比較 日本, アメリカ, 西ドイツを例にとって 問題意識と分析方法 価格決定モデルと国際間での価格格差 購買力平価による価格格差 ジョルゲンソン・黒田モデルの産業連関分析への応用 拡大ジョルゲンソン ・ 黒田モデルによる価格の日米比較 まとめと今後の課題 第8章 戦後日本の費用構造変化の要因分析 はじめに 費用構造変化の要因分解モデル 戦後日本の費用構造変化 まとめと今後の課題 第9章 消費税導入の経済効果 1990年産業連関表を用いた予測とその評価 はじめに 価格決定の基本モデル 伝票方式  帳簿方式 帳簿方式間接税(現行方式「消費税」)の経済効果 伝票方式間接税(中曽根内閣「売上税」)との比較 第6節 本章の分析の限界と今後の課題 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 藤川 清史 1959年まれ。経済学者。愛知学院大学大学教授。神戸大学経済学部卒業。神戸大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は、国際経済学。 著書に、『経済政策入門』(共著)『中国経済の産業連関分析と応用一般均衡分析』(共著)『社会保障の計量モデル分析』(共著)『産業連関分析入門』『グローバル経済の産業連関分析』などがある。
  • 経済学と私
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 時々の経済問題を論じた文章から、海外での研究生活と内外の著名な経済学者たちとの交流、さらに古典を踏まえた現代経済学への批評と熱い期待など、理論経済学の第一線で活躍してきた著者が贈る初のエッセイ集。 【目次より】 目次 記念講演五題 理論経済学の旅 現代経済学の潮流 小泉信三博士と理論経済学 マルクス没後百年 アダム・スミスと現代 機縁 小泉信三先生と私 高橋誠一郎先生の思い出 安井琢磨先生との出会い サミュエルソン教授とのふれ合い サミュエルソン教授との五日間 ジョーン・ロビンソン女史と私 レイヨンヒューブッド教授会見記 遊学雑記 ハーバードの経済学者たち ケンブリッジ寸描 留学雑記 滞濠四ヵ月 オセアニアの旅 祝辞と追悼文 サミュエルソン経済学の功績 ヒックス、アロー両教授の貢献 ノーベル賞受賞のドブルー教授 ノーベル経済学賞のロバート・ソロー教授 追悼 サー・ジョン・ヒックス カルドア教授を偲ぶ やさしい経済学 社会的厚生関数論争 政治的景気循環 雇用理論の新展開 ロビンソン(二十世紀の巨人たち) 『一般理論』への道 フランク・p・ラムゼー レオン・ワルラス生誕一五〇年 レオンチェフ教授の経済学 新著余瀝 経済学の混迷? 現代経済学の諸潮流 主流派批判の虚実 MISCELLANEA ECONOMICA 経済学と古典 経済学者の殺人 The Mystery of John Maynard Keynes ケインズの伝記 ケインズ・ペーパーズ 性の深層意識 ローレンス『恋する女たち』 偶然と必然 マーフィーの法則 反ポパー主義の陥穽 歴史はくり返す 自然保護ということ あとがき 初出一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 福岡 正夫 1924年生まれ。経済学者。慶應義塾大学・宇都宮共和大学名誉教授。慶應義塾大学経済学部卒業。 著書に、『経済原論 ミクロ分析』『経済学の考え方』『一般均衡理論』『均衡理論の研究』『ゼミナール経済学入門』『貨幣と均衡』『経済学と私』『ケインズ』『歴史のなかの経済学 一つの評伝集』『均衡分析の諸相』『経済学わが道』『厚生経済学の理論』(共著)など、 訳書に、O.ランゲ『価格伸縮性と雇傭』(共訳) ロバート・M.ソロー『資本理論と経済成長』(共訳)ソロー『資本成長技術進歩』(共訳)ジョン・ヒックス『資本と成長』(共訳)ポール・サムエルソン『経済学と現代』 アロー,ハーン『一般均衡分析』(共訳)マーク・ブローグ『ケンブリッジ革命』(共訳)ジャッフェ『ワルラス経済学の誕生』(共編訳)ロバート・ギボンズ『経済学のためのゲーム理論入門』(共訳)J-M.グランモン『貨幣と価値』J・A・シュンペーター『経済分析の歴史』(共訳)などがある。
  • 経済学の新しい認知科学的基礎 行動経済学からエマージェンティストの認知経済学へ
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 行動経済学の発展は、将来における認知諸科学と経済学のさらなる急接近を予感させるものである。しかし既存の行動経済学はもっぱら記述的分析を展開してきた関係上、現代認知科学の哲学的問いかけと既存の経済学の革新をリンクさせることに失敗している。本書はこの反省の上に立ち、認知科学の最先端を構成するエマージェンティストの視点から人間の文脈的認知の問題を考察し、既存の経済学が直面している理論的制約性を超える新たな方法論を構想する革新的野心作。 はじめに 序章 1 見えざる既存の知の壁 2 行動経済学の方法論をめぐって 3 本書の構成 第I部 批判:旅の前夜 第1章 記述論的行動経済学:概説 1 新古典派経済学と行動経済学 2 プロスペクト理論 3 アノマリー現象の記述論的分析 4 フレーミング効果と心の家計簿 第2章 行動経済学の理論的位置づけ:批判 1 呪縛からの脱出をめざして 2 フレーム問題について 3 ヒューリスティックスの分析:批判的検討 4 新古典派理論は規範理論たりうるか 第II部 模索:古い世界観からの旅立ち 第3章 自由論の再検討 1 新たな問題の提起 2 選択の自由:批判的考察 3 ハイエクの認識論・自由論 第4章 自由論の深化:内発性の考察 1 多相的な自由 2 自由の主体的条件 3 内発性とは何か:批判的展望 4 内発性研究の理論的意義 5 再説:人間=「マシン以上のもの」 第5章 能動性と意識ある心の起源 1 問題設定 2 アフォーダンス理論:展望  3 心物二元論を超えて 4 意識ある心の起源 第6章 意識ある心の機能 1 進化論的考察へ 2 内なる目と「天性の心理学者」  3 ドーキンスのミーム論 4 文化心理学的考察 第III部 見えてきたもの:旅の効用 第7章 社会的自我:意識の社会性と情報的機能 1 思索の旅のまとめと効用 2 ミー ドの社会的自我論 3 参照点依存型意思決定の認知的原型 第8章 自我と文脈的理性 1 文脈的理性と人間的賢さ:再論  2 理由に基づく選択モデル 3 社会的自我を原型とする意思決定理論 第9章 公正の経済モデルと行動経済学の立て直し 1 個人行動と個人間調整メカニズムの理由づけ 2 公正の経済学:批判的展望 3 公正概念と経済社会の調整メカニズム 4 行動経済学の立て直し:公正概念とプロスペクト理論 付論 認知脳科学の発展とニューロ・エコノミクス展望と批判 まとめとして:経済学の新しい展開をめざして 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 中込 正樹 1950年生まれ。経済学者。青山学院大学経済学部教授。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。専門は、行動経済学。 著書に、『意味と人間知性の民俗認知経済学』『経済学の新しい認知科学的基礎』 『事業再生のマクロ経済学』 『意味世界のマクロ経済学』 『フラクタル社会の経済学』 『都市と地域の経済理論』『不均衡理論と経済政策』などがある。
  • 経済と社会:音楽社会学
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 社会学の泰斗による「経済と社会」シリーズの付論である。一貫して近代の意味を問うウェーバー社会学の重要著作シリーズの冊。 【目次より】 凡例 緒論(テーオドール・クロイヤー) 音楽社会学 音楽の合理的社会学的基礎 解説 マックス・ウェーバーと音楽 音楽理論の基礎について 訳者後記 第二刷あとがき 音楽用語集 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 ウェーバー、マックス 1864-1920年。西洋近代について考察したドイツの法学者・経済学者・社会学者。代表作は『仕事としての学問』『仕事としての政治』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』などがある。
  • 經書の成立(東洋学叢書) 天下的世界觀
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 天下的世界観 「王者の記録」から理念の書として経書が成立する姿を見事に解明し、中国精神史への基本的枠組を設定した名著。 【目次より】 初版自序 目次 第一序説篇 経書と尚書 第一章 経書の概念 一 恒常なるもの 二 編絲綴属の説 三 経の字の本義 第二章 経書の始め 一 孟子 爾雅 論語 孝経 二 春秋 三礼 易 三 詩書執礼 四 孔子に与へられた古典 五 経と称すること 第三章 尚書の名 一 書経 近代の名称 二 尚書 漢代の名称 三 書 元来の名称 第二 伝統篇 王者の記録 第一章 亀甲文 一 卜辞 二 王者の祭祀 三 貞人の記録 四 卜旬 ト夕 五 卜貞と刻辞 六 亀甲文の成立 七 書かれざる亀甲文 第二章 銅器銘 一 権威と神聖の象徴 二 銅器と銘文の関係 三 銅器銘と石刻文および亀甲文 第三章 竹冊 一 甲骨文における冊 二 銅器銘における冊 三 冊の二形態 四 冊命の冊 五 冊字の誤解 六 史官 第三 理念篇 天下的世界観 第一章 経典尚書 一 尚書原始 二 大誥篇の経文 三 尚書の経典性 第二章 血統の条件 一 大誥篇の背景 二 大誥篇の文章 三 王位継承の問題 第三章 天下的世界観 一 天の観念 二 天の相反する二性格 三 王を護る先王 四 王を批判する天 五 殷周の革命 六 天と帝 七 革命と文化の継承 八 天の合理性 九 天と民の関係 十 天の認識 十一 家族の倫理 孝 十二 王者の倫理 徳 十三 天と民 王と官僚 第四 形成篇 経書の定立 第一章 理念の表現 一 理念の表現 亀甲文・銅器銘において 二 理念の表現 竹冊において 第二章 史と書 一 史の意味 二 史と射礼 三 史の職分 四 書と史と冊 第三章 経典尚書の成立 一 鼎の軽重 二 経典の冊 三 孔子と経書の関係 附注 初版刊行の記 附 天下的世界観と宗教 一 序説 二 天の合理性 三 天壇 四 郊天の祭儀 五 郊祀 六 五帝徳神 七 泰一 八 天子と祭儀 九 天の復典 十 祖先配享 続刊行の記 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 平岡 武夫 1909~1995年。中国哲学者。京都大学名誉教授。京都帝国大学文学部卒業。専門は、儒教経典の成立史的研究など。 著書に、『経書の成立 支那精神史序説』『経書の伝統』『漢字の形と文化』『白居易 中国詩文選17』『白居易 生涯と歳時記』『経書の成立 天下的世界観』『平岡武夫遺文集』など、 訳書に、顧頡剛『古史弁自序』顧頡剛『ある歴史家の生い立ち 古史弁自序』郭沫若『歴史小品』『白氏文集(全3冊)』(共校訂)『全釈漢文大系 1 論語』『白氏文集歌詩索引(全3冊)』(共編)などがある。
  • 経典釈文論語音義の研究(東洋学叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 『経典釈文』「論語音義」は、何晏『論語集解』を軸として、『論語集解』諸本、『論語鄭玄注』など異本間の字句の異同、難解字への音釈、漢魏六朝間の論語説家の注釈を集成し、より正しいテキストと字音を示す目的で、六朝末に陸徳明(550-630)によって撰述された。中国では唐・開成2年(837)に建立された開成石経以後、論語本文はすべて開成石経に従うようになり、その結果、「論語音義」の記述とずれが生じ、「論語音義」修改の遠因となった。一方、日本には開成石経以前の論語古写本が伝存し、しかもそれら古写本には現在通行する「論語音義」に見えない多くの条目が書き入れられている。本書は、日本に伝わる鎌倉時代の論語古写本と開成石経系統の論語テキスト、さらに論語古写本から輯佚した「論語音義」と通行本「論語音義」を対比検討して、「論語音義」に関わる諸問題を解明する。日本古代における中国古典の学び方を知る上でも、多くの示唆を与える画期的業績。 【目次より】 凡例 序章 『経典釈文』「論語音義」研究の試み 一 陸徳明と『経典釈文』 二 『経典釈文』「論語音義」研究の目的と本書の構成 第一章 『経典釈文』「論語音義」の成書 一 「序録」に見える「論語』注釈書についての疑問 二 「序録」に見える『論語』注釈書の検討 三 「論語音義」の依拠した『論語』注釈書 四 「論語音義」所引の論語説と皇侃『論語義疏』 第二章 『経典釈文』「論語音義」を通じてみた『論語鄭玄注』 一 鄭玄による「魯論読正」記事 二 「論語音義」所引の『論語鄭玄注』 第三章 『経典釈文』「論語音義」を通じてみた『論語集解』 一 「論語音義」所引『論語集解』と『論語』諸本比校 二 「論語音義」が依拠した『論語集解』の分析 第四章 『経典釈文』「論語音義」の修改 一 「論語音義」に見える「本今作(無)」「今本」「今注」と『論語』諸本との比校 二 「論語音義」に見える「本今」とは 三 集解に「本今」が用いられる場合と用いられない場合 四 経に「本今」が用いられる場合と用いられない場合 五 「論語音義」の所引句が依拠した底本の解明 六 古抄本『論語集解』書き人れの「論語音義」より「本今」を考える 第五章 日本における経書研究と『経典釈文』の受容 (一) 藤原頼長の経書研究 (二)『経典釈文』と『全経大意』 (三) 鎌倉時代写『論語集解』断簡とその書き入れ 附論一 定州漢墓竹簡『論語』試探 附論二 『論語鄭玄注』は日本に伝来したのか まとめ あとがき 初出一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 高橋 均 1936年生まれ。中国文献学者。東京外国語大学名誉教授。 東京教育大学文学部漢文学科卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。 著書に、 『中国語解釈の基礎』『論語義疏の研究(東洋学叢書) 』『経典釈文論語音義の研究(東洋学叢書)』など、 訳書に、趙紀彬『論語新探 論語とその時代』温端政『諺語のはなし 中国のことわざ』 (共編訳)などがある。
  • 刑法綱要各論(第三版)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 戦後刑法学の泰斗による、日本刑法の最重要基本図書である。『刑法綱要 総説』とあわせて読みたい。 【目次より】 第三版のはしがき 初版のはしがき 改訂版のはしがき 改訂版第三刷のはしがき 凡例 文献 緒論 第一編 国家的法益に対する罪 第一章 国家の存立に対する罪 第一節 内乱に関する罪 第二節 外患に関する罪 第三節 破壊活動防止法の罪 第二章 国家・地方公共団体の作用を害する罪 第一節 公務員・公務所の意義 第二節 公務の執行を妨害する罪 第三節 逃走の罪 第四節 犯人蔵匿および証憑湮滅の罪 第五節 偽証の罪 第六節 誣告の罪 第七節 涜職の罪 第八節 経済関係罰則の整備に関する法律の罪 第三章 国際社会に対する罪 第一節 総説 第二節 国交に関する罪 第二編 社会的法益に対する罪 第一章 社会的秩序に対する罪 第一節 騒擾の罪 第二節 放火および失火の罪 第三節 爆発物取締罰則の罪 第四節 溢水および水利に関する罪 第五節 往来を妨害する罪 第六節 アヘン煙に関する罪 第七節 飲料水に関する罪 第二章 経済的秩序に対する罪 第一節 通貨偽造の罪 第二節 有価証券偽造の罪 第三節 文書偽造の罪 第四節 印章偽造の罪 第三章 道徳的秩序に対する罪 第一節 猥褻および重婚の罪 第二節 売春防止法の罪 第三節 賭博および富籤に関する罪 第四節 礼拝所および墳墓に関する罪 第三編 個人的法益に対する罪 付・コンピューター犯罪 第一章 生命・身体に対する罪 第一節 殺人の罪 第二節 傷害の罪 第三節 過失傷害の罪 第四節 決闘に関する罪 第五節 堕胎の罪 第六節 遺棄の罪 第二章 自由に対する罪 第一節 逮捕および監禁の罪 第二節 脅迫の罪 第三節 暴力行為等処罰に関する法律の罪 第四節 略取および誘拐の罪 第五節 強制猥褻の罪 第三章 私生活の平穏を害する罪 第一節 住居を侵す罪 第二節 秘密を侵す罪 第四章 名誉・信用に対する罪 第一節 名誉に対する罪 第二節 信用および業務に対する罪 第五章 財産に対する罪 第一節 総説 第二節 窃盗および強盗の罪 第三節 詐欺および恐喝の罪 第四節 横領および背任の罪 第五節 賍物に関する罪 第六節 毀棄および隠匿の罪 第六章 コンピューター犯罪 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 団藤 重光 1913~2012年。法学者(刑法・刑事訴訟法)、裁判官。東京大学名誉教授。東京帝国大学法学部卒業。学位は法学博。文化功労者。文化勲章。 著書に、『刑事訴訟法綱要』『刑法の近代的展開』『新刑事訴訟法綱要』『訴訟状態と訴訟行為』『刑法と刑事訴訟法との交錯』『条解刑事訴訟法(上)』『刑法綱要総論』『刑法綱要各論』『刑法紀行』『実践の法理と法理の実践』『この一筋につながる』『わが心の旅路』『死刑廃止論』『法学の基礎』『反骨のコツ』(共著)(対談)などがある。
  • 刑法綱要総論(第三版)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 戦後刑法学の泰斗による、刑法についての基本中の基本の図書な長年にわたって改定され続けた。『刑法要綱 各論』もあわせて読みたい。 第三版のはしがき 初版のはしがき 初版第六五刷のはしがき 改訂版のはしがき 改訂版第一四刷のはしがき 凡例 文献 第一編 刑法 第一章 刑法の意義、性格および機能 第二章 刑法理論 第三章 刑法の法源およびその適用範囲 第一節 罪刑法定主義 第二節 刑法の法源 第三節 刑法の時間的適用範囲 第四節 国際刑法 ことに刑法の場所的適用範囲 第二編 犯罪 第一章 犯罪論の体系 第二章 構成要件 第一節 総説 第二節 構成要件要素 第三節 構成要件該当性 第三章 違法性 第一節 総説 第二節 一般的正当行為 第三節 緊急行為 第四章 責任 第一節 総説 第二節 責任能力 第三節 故意 第四節 過失 第五章 未遂罪 第一節 未遂罪(狭義) 第二節 中止犯 第六章 共犯 第一節 共犯の本質 第二節 共同正犯 第三節 教唆犯 第四節 幇助犯 第五節 共犯に関する諸問題 第七章 犯罪の成立、個数および競合 第一節 犯罪の成立と個数 第二節 犯罪の競合 第三編 刑罰および保安処分 第一章 刑罰制度 第一節 刑罰および刑罰法律関係 第二節 刑罰の種類 第二章 観念的刑罰法律関係(刑の適用) 第一節 総説 第二節 刑の加重・減軽 第三節 累犯 第四節 刑の量定 第三章 現実的刑罰法律関係(刑の執行等) 第一節 総説 第二節 刑の執行猶予 第三節 仮釈放 第四章 少年に関する特則 第五章 保安処分 追補 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 団藤 重光 1913~2012年。法学者(刑法・刑事訴訟法)、裁判官。東京大学名誉教授。東京帝国大学法学部卒業。学位は法学博。文化功労者。文化勲章。 著書に、『刑事訴訟法綱要』『刑法の近代的展開』『新刑事訴訟法綱要』『訴訟状態と訴訟行為』『刑法と刑事訴訟法との交錯』『条解刑事訴訟法(上)』『刑法綱要総論』『刑法綱要各論』『刑法紀行』『実践の法理と法理の実践』『この一筋につながる』『わが心の旅路』『死刑廃止論』『法学の基礎』『反骨のコツ』(共著)(対談)などがある。
  • 建安詩人とその伝統(東洋学叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 人間の悪意が横行した建安期にあって、建安文学は悪意への反撥のみならず、悪意の所有者である人間そのものの把握に進み得た。それゆえ我々は建安文学に自由さ奔放さを感ずるとともに、人生の深淵を見せられる思いがするのである――。王粲、劉テイら建安詩人や鮑照の生涯を伝記資料と作品分析により独自の伝論として再構成、杜甫に焦点を当てて建安詩の伝統の継承が盛唐から見られることを指摘し、さらには文学批評史上における盛唐詩の意義を解明する。戦後わが国の建安・盛唐文学研究を導いた不朽の論考集。 【目次より】 第一編 建安の詩 第一章 「巖巖鍾山首」篇 第二章 王粲伝論 第三章 王粲詩論 第四章 劉〓伝論 第五章 劉〓詩論 第六章 楽府 魏の武帝をめぐる 第七章 曹植とその詩 第二編 南朝の詩 第一章 鮑照伝論 第二章 鮑照詩論 第三章 魯迅と陶淵明 文学遺産の問題 第三篇 杜甫の詩 第一章 杜詩における性霊 第二章 杜甫の問題 開元天宝期 第三章 詩家としての杜甫 第四章 杜甫と元結・『篋中集』の詩人たち 第四編 盛唐の詩 第一章 盛唐の詩にあらわれた文学論の性格 第二章 盛唐詩人と前代の詩人 盛唐における文学論の一面 第三章 『捜玉小集』について 初出一覧 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 伊藤 正文 1925-2000年。京都大学文学部卒業。神戸大学名誉教授。 著書に、『建安詩人とその伝統』などがある。
  • ケンブリッジ・プラトン主義 神学と政治の連関
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 政治的・宗教的内乱期にあった17世紀イングランド、ローマとジュネーヴの狭間で、霊権と俗権、信仰と社会性、宗教と科学との間の中庸を探り、君主制と国教会を近代社会に適応させていく、大陸とは異なる独自の近代の姿を示した思想家たちがいた。本書はそうしたケンブリッジ・プラトン主義者――ベンジャミン・ウィチカット、ヘンリー・モア、ラルフ・カドワース、ジョン・スミス――の思想世界とその政治的含意を、神学と政治の連関という視座から、内在的に理解し再構成する政治思想史研究。ケンブリッジ・プラトニストを非活動的な観想主義者とする古典的イメージを排して、各思想家の思想的・政治的プロフィールを概観、中心的テーゼと議論の枠組を示した上で、彼らの枢要概念である「神的理性」と「参与」、「自由意志」、「神愛」、「自然法」という神学的・哲学的主題を順次分析する。次いで、それら理論的考察において示唆された社会的・政治的実践性を踏まえ、彼らの「教会理念」、「黙示録解釈」、「政治世界像」について検討。全体を通じ、理論から実践にいたる架橋が図られていく思惟を再構成し、ケンブリッジ・プラトン主義において神学がいかに来世を導く道徳的準備としての現世統治を要求するのかを解明する。従来の政治思想史研究におけるケンブリッジ・プラトニズムの決定的不在を突き、今ここにある近代の再考を促す。わが国のイギリス政治思想史研究に着実な一歩をもたらす画期作。 【目次より】 凡例 序論 本研究の背景 第一部 神学から道徳ヘ 第一章 思想的来歴 理論と実践におけるヴィア・メディア(中道) 第二章 神的理性と「神への参与」 哲学的神学の基礎 第三章 自由意志と倫理 神への自由と完成 第四章 神愛の概念 善・参与・愛の法 第二部 道徳から国家・教会へ 第五章 神学的主知主義の自然法道徳 第六章 包容教会理念 第七章 黙示録解釈と千年王国論 アングリカン国制の擁護と革新 第八章 政治世界像 善・参与・主知的システム 結論 あとがき 注 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 原田 健二朗 南山大学准教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は、イギリス研究、政治思想史。著書に、『ケンブリッジ・プラトン主義』など、訳書にジョナサン・ウルフ『「正しい選択」がないならどうすべきか』(共訳)などがある。
  • 憲法と立法過程 立法過程法学序説
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「立法行為」はどのように観念されるか。憲法学の見地から立法過程を規範的かつ動態的に考察。基本的にはウィーン法学派の動態的法理論に基づき、団藤教授によって提示された立法過程の重畳的な二面的動態理論に導かれつつ、立法過程をひとつの法現象と捉え、いわば「法現象としての立法過程」を規範的かつ動態的に考察する。 【目次】 目次 はしがき 凡例 序論――本書の目的と方法 第一編 基礎理論 第一章 法現象としての立法過程――ウィーン法学派の立法過程論の特質とその限界―― はじめに 第一節 超法的社会事象としての立法過程論 第二節 法現象としての立法過程論 むすび 第二章 法律の実体形成 はじめに 第一節 訴訟理論における「実体形成」概念 第三節 立法過程法理論における「法律の実体形成」概念 むすび――第二編への移行 第二編 本論 第三章 立法行為論 はじめに 第一節 立法行為の概念と種類 第二節 立法追行行為の分類とその特質 第三節 法律の実体形成行為および手続形成行為の意義 むすび 第四章 立法要件論 はじめに 第一節 立法要件の概念と種類 第二節 形式的立法要件 第三節 実体的立法要件 第四節 立法要件存否の認定と効果 第五節 立法要件論と法律発案権および審理・議決権の概念 むすび 第五章 法律の確定力――法律成立の効果―― はじめに 第一節 わが国の学説・判例 第二節 西ドイツの学説・判例 第三節 両者の比較検討 むすび 条文・先例・判例索引 事項索引 新 正幸 1945年生まれ。法学者。金沢大学名誉教授。信州大学文理学部社会科学科卒業、東北大学大学院法学研究科修士課程修了。専門は憲法。学位は、法学博士(東北大学)。 著書に、『憲法と立法過程』『純粋法学と憲法理論』『憲法訴訟論』『ケルゼンの権利論・基本権論』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 権利と人格(現代自由学芸叢書) 超個人主義の規範理論
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 脳の内容が複製可能であるならば人格の同一性は一体どのようにして証明が可能であるのか。個人の別個性と人格の不確定性――二つのモチーフを焦点とする、統一理論がいま求められている。恐れを知らず実定法学の領域へと越境して、権利に基礎をおく道徳および民事・刑事の法的責任の根拠に迫り、道徳を原始的個人の内面にかかわるものではなく他者との関係において現れる外面的世俗的な社会道徳をして再構成し、個人を超えるインパーソナルな開かれた規範理論を大胆に構築する、現代自由学芸の騎士による挑戦の書である。無批判な権利万能論と一線を画し、基本権間の衝突・統一的人格の虚構性・普遍的利己主義の不可避性等、従来の人権論が無視してきた権利論の根本問題に挑み、明快かつ論争的なスタイルで超個人主義の規範理論を提唱する。 【目次より】 序 第一部 道徳・権利・人格 第一章 狭義の道徳 第一節 道徳の広義と狭義 第二節 正義の「対他性」 第三節 「自然法の最小限の内容」 第四節 法とのオーバーラップと相違 第五節 狭義の道徳に含まれないもの 第二章 権利を基底におく道徳 第一節 目標基底的道徳(特に功利主義)および義務基底的道徳との相違 第二節 権利の衝突 第三節 権利の個人間比較 第四節 中間総括 第三章 権利とは何か、また何のためにあるのか 第一節 基本的な法的諸概念 第二節 選択説による権利の概念 第三節 権利の意義 第四章 権利の道徳では足りないもの 第一節 方法論上の問題 第二節 利己主義と行為者相対的考慮 第三節 公共的価値 第四節 未来の人々と動物 第五章 柔らかい人格と道徳的問題 第一節 序説 第二節 人格の同一性は程度の問題である 第三節 程度説批判の検討 第四節 自己利益 第五節 パターナリズム 第六節 功績と責任 第七節 約束 第八節 配分的正義 第九節 程度説と狭義の道徳 第二部 法的責任の基礎 第一章 序論 第二章 契約はなぜ、またどのように拘束するか 第一節 序説 第二節 信頼説 第三節 契約の法的保護の方法 第四節 手続的要件としての意志(思) 第五節 契約制度の意義 第六節 無償契約の拘束力の弱さ 第七節 自己拘束の可能性 第八節 契約における正義 第三章 刑事責任論における「自由意志」問題 第一節 問題の整理 第二節 決定論と非決定論 第三節 両立不可能論批判 第四節 責任の前提としての「自由意志」 第五節 「自由意志」ということば 第六節 結語 注 文献解題 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 森村 進 1955年生まれ。法学者。一橋大学名誉教授。東京大学法学部卒業。法学博士(一橋大学)。専門は法哲学。 著書に、『ギリシア人の刑罰観』『権利と人格』『財産権の理論』『ロック所有論の再生』『自由はどこまで可能か リバタリアニズム入門』『リバタリアンはこう考える 法哲学論集』『法哲学講義』『リバタリアニズム読本』(編著)『リバタリアニズムの多面体』(編著)『法思想の水脈』(編著)など、 訳書に、H・L・A・ハート『権利・功利・自由』(共訳)マイケル・オークショット『政治における合理主義』(共訳)ユージン・カメンカ、ロバート・ブラウン、アリス・イア・スーン・テイ編『法と社会』アラン・ライアン『所有』デレク・パーフィット『理由と人格』ランディ・デイヴィッド・フリードマン『自由のためのメカニズム アナルコ・キャピタリズムへの道案内』ロナルド・ドゥオーキン『神なき宗教』イリヤ・ソミン『民主主義と政治的無知』など多数ある。
  • ケーキポップスの本
    値引きあり
    -
    今、話題のケーキポップス! 見た目がかわいくて、作るのは簡単! スポンジ(市販のものでも、ホットケーキミックス粉でもOK)にバタークリームを混ぜて、丸めて、チョコレートコーティング。あとは好きなようにトッピングするだけ。 クリスマス、バレンタイン、誕生日などプレゼントにぴったりです。見た瞬間「かわいい!」といわれること間違いなし!
  • 芸術と技術 ハイデッガーの問い
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「技術的世界の意味は覆蔵されている」。ハイデッガーが家郷の人々を前に語り出したこの言葉のうちに、本書は、ハイデッガーの思索の根本契機と、現代世界との接点を見出す。ハイデッガーが西洋形而上学との対決を通して読み解いていった西洋の歴史は、同時に、「制作(ポイエーシス)」の知として「芸術」と「技術」両者の由来である「テクネー」が現代テクノロジーにまで展開した歴史でもあった。その展開は、テクノロジーとアートの新たな関係を探る種々の試みとなって今日もなお不断に生成している。本書は、初期フライブルク時代から晩年に至るハイデッガーの有(存在)の問いの展開を「技術と芸術」の主題のもとに一貫して読み解き、家郷喪失性という現代人の運命を見据えながら、「技術的世界に覆蔵されている意味」の解明を通して、ハイデッガーの思想の現代的意義を探ることを試みる。 【目次より】 序章 問題の所在 第一章 意味と世界 思索の端緒において 第一節 現象学と解釈学 意味への問い 第二節 アリストテレスの受容 ポイエーシスとテクネーの視点から 第二章 『存在と時間』の思索圏 第一節 存在の意味への問しとテクネー 第二節 『存在と時間』の途絶へ 第三章 芸術と真理 第一節 道具と作品 エルゴンの分析 第二節 作品と真理 第三節 真理と芸術 第四章 性起の思索空間 第一節 性起 第二節 省慮 意味から真理へ 第三節 芸術と技術 第一の主題化 第五章 ニーチェとの対決 ニヒリズムの本質への問い 第一節 芸術をめぐるニーチェとの対決 第二節 永劫回帰思想 創造と瞬間 第三節 ニヒリズムの完成としてのニーチェ  第六章 四方界と集立態 第一節 世界と物 第二節 技術の本質への問い 第三節 芸術と技術 第二の主題化 第七章 言葉と世界 第一節 思索と詩作 第二節 情報としての言語 第三節 家郷としての言葉 第八章 技術時代における可能性 第一節 放下と場所 第二節 芸術の可能性 結び ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 秋富 克哉 1962年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、京都大学大学院文学研究科博士後期課程宗教学専攻学修退学。文学博士。フンボルト奨学生としてミュンヘン大学に留学。京都工芸繊維大学工芸学部教授。 著書に、『芸術と技術』『共同研究 共生 そのエトス、パトス、ロゴス』(共著)『再考 三木清』(共著)『日本発の「世界」思想』(共著)『続・ハイデガー読本』(共著)などがある。
  • 芸術とは何か
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 美学者による、芸術の本質をめぐる哲学的思考。人間にとって美とは? 美と芸術の関係とは? 創造と伝統とは? 超越と内在とは?  【目次より】 芸術とは何か 一 美と芸術 二 人間と美 三 芸術と世界観 芸術の内容 芸術の歴史性について 芸術における創造と伝統 芸術制作における内在・超越の問題 あとがき 井島 勉 1908~1978年。美学者。京都大学名誉教授。京都帝国大学文学部哲学科卒。京都大学文学博士。専門は、西洋芸術哲学・芸術史。 著書に、『ヴィンケルマン』『芸術史の哲学』『ヨーロッパ芸術』『芸術とは何か』『美学』『美術教育の理念』『芸術とは何か』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 現代アメリカ外交序説 ウッドロー・ウィルソンと国際秩序
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 現代アメリカの外交において重要なウッドロー・ウィルソンの構想の誕生から、その軍事政策、集団安全保障への道のりを辿る力作。 【目次】 序説 現代アメリカ外交における正統と異端 第一部 ウッドロー・ウィルソンの初期外交思想 序章 米西戦争のはざまで 第一章 基調=リベラル・デモクラシーの政治思想 第二章 「自由貿易主義的:経済思想 第三章 拡張主義的経済外交政策観 第四章 「福祉主義」の内政思想 第五章 帝国主義と三人の思想 終章 ウィルソンとホブソン 第二部 ウッドロー・ウィルソンの軍事政策 第一章 「パクス・ブリタニカ」の世界 第二章 ふたつの政治観 第三章 中立と脅威 第四章 脅威の増大 第五章 陸軍と海軍 一九一六年軍備増強法案の場合 第六章 世論と軍備 第七章 「世界最強の海軍」と新しい脅威 第八章 自由主義世界秩序 第九章 ふたつの条件 第十章 「国際海軍」と国際連盟 第十一章 海軍当局と海軍計画 第十二章 世論の拘束 第十三章 ぱり休戦会議と「海洋の自由」 第十四章 「パリ海軍会議」 第十五章 パリ会議のあと むすびにかえて 補章 軍備増強モデル 第三部 ウッドロー・ウィルソンと集団安全保障体制構想 はじめに 第一章アメリカ外交の文脈のなかで 第二章 集団安全保障体制構想を生み出したもの 終章 「パクス・アメリカーナ」への道 註 参考文献 あとがき 進藤 榮一 1939年生まれ。政治学者。筑波大学名誉教授。京都大学法学部卒業。法学博士。米国ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際関係大学院(SAIS)博士課程。専門は、アメリカ外交、国際政治経済学、アジア地域統合。 著書に、『現代アメリカ外交序説―ウッドロー・ウィルソンと国際秩序』(吉田茂賞受賞)『現代紛争の構造』『非極の世界像』『現代の軍拡構造』『地殻変動の世界像―新たな国際秩序を読み解く』『ポスト・ペレストロイカの世界像』『アメリカ―黄昏の帝国』『敗戦の逆説』『戦後の原像』『現代国際関係学―歴史・思想・理論』『分割された領土―もうひとつの戦後史』『脱グローバリズムの世界像』『東アジア共同体をどうつくるか』(『国際公共政策』『アジア力の世紀――どう生き抜くのか』『アメリカ帝国の終焉』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 現代金融論(現代経済学選書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 現代日本の金融構造とその歴史的経緯を概観し、貨幣の需要と供給に関してマクロとミクロの両面から総合的に考察、その理論体系を簡潔に説明して、金融論の基礎を与える。さらに資産価格の決定のメカニズムを明らかにするとともに、金融派生商品(デリバティブ)の特質とその多様な取引を解説し、最後に将来において重要な役割を果たすと思われる電子マネーを分析して、その問題点と課題を示す。不良債権処理や間接金融から直接金融への転換に見舞われているわが国の金融界、そして単一通貨ユーロの出現と中国のWTO加盟に象徴される世界経済の変化を考えるうえで、金融政策の効果や国際金融理論までをも射程に入れた本書は、扱われているテーマの広さと理論的な信頼性において、金融経済に関心をもつ多くの学生や社会人にとって、今日求めうる最良のテキストとなろう。 【目次より】 まえがき 1 金融現象の基本構造 1.1 金融現象の本質 1.2 貨幣の機能と金融取引 1.3 金融システム 2 わが国の金融構造 2.1 高度成長を支えた金融システム 2.2 金融自由化・国際化へ 2.3 新しい金融制度への動き 3 貨幣供給と金融機関の行動 3.1 貨幣制度と銀行券 3.2 預金通貨の供給 4 家計および企業の金融行動 4.1 家計の金融行動 4.2 企業の金融行動 5 貨幣需要のマクロ的定式化とミクロ的基礎 5.1 マクロ的定式化 5.2 貨幣需要のミクロ的基礎 6 金融市場の理論 6.1 債券価格と利子率 6.2 株式価格 トービンのq理論 6.3 効率的証券市場 6.4 金融契約 7 金融政策 7.1 金融政策の目的と手段 7.2 IS-LM分析 7.3 物価水準の決定 7.4 合理的期待と経済政策 8 国際金融 8.1 外国為替と国際収支 8.2 国際金融市場 8.3 為替レートの決定理論 8.4 開放マクロ経済と金融政策 9 金融派生商品(デリバティブ) 9.1 金融脈生商品(デリバティブ)の一般的特質 9.2 金融先物取引 9.3 金融オプション取引 9.4 オプション価格決定理論(プレミアムの決定モデル) 9.5 スワップ取引 9.6 デリバティブに関するリスク管理 10 電子金融 10.1 電子決済 10.2 電子マネーの特徴 10.3 電子マネーの問題点と課題 10.4 金融政策への影響 付表 参考文献 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 塩澤 修平 1955年生まれ。経済学者。慶應義塾大学経済学部教授。慶應義塾大学経済学部経済学科卒業、同大学大学院経済学研究科修士課程修了。専門は理論経済学。博士(経済学)(ミネソタ大学)。 著書に、『現代金融論』『経済学・入門』『デフレを楽しむ熟年生活』『現代ミクロ経済学 中級コース』(共編著)『説得の技術としての経済学』『基礎から学ぶ ミクロ経済学』などがある。
  • 現代自然哲学の研究
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 自然哲学とは、自然現象を統一的に理解・説明しようとする形而上学であり、現代においては自然科学とほぼ同義。量子力学的哲学を探る。力学、相対論を経て、量子力学の時代にあって、自然とはどのような統一的理論によって説明しうるのかを探究する。 【目次】 序 第一章 物理的自然の特性 1 物理的自然と感覚  2 物質概念の諸相 3 計量と数学的記号 第二章 力学的自然観の凋落 4 古典力学の基礎概念 5 物質とエネルギー 6 熱学とエントロピー 7 光の本性 8 電磁気学 第三章 相対論と物理的実在 9 時間と空間 10 エーテルの存在 11 局所時と光速度 12 質量とエネルギーの同値 13 時空連続体・世界 第四章 科学的宇宙論 14 同値原理 15 一般相対論的宇宙 16 仮想的宇宙と計量的存在 第五章 量子論の成立 17 原子概念の由来 18 素粒子と実体概念 19 不確定性関係 20 実験と理論 第六章 量子論解釈の問題 21 不確定性の意味 22 確率統計と自然法則 23 コペンハーゲン解釈 第七章 量子論と物理的実在 24 量子論における「現実的なもの」 25 量子論解釈の哲学 26 二元論と一元論 27 物理学的認識 第八章 物理的自然と人間 28 物理的存在と物理学的思考 29 決定論と非決定論 30 宇宙における人間の位置 後記 人名索引 永井 博 1921~ 2012年。哲学者。専門は、科学史・科学哲学。筑波大学名誉教授。 東京文理科大学卒業。東京教育大学文学博士。著書に、『近代科学哲学の形成』 『ライプニッツ』『数理の存在論的基礎』『現代自然哲学の研究』(田辺元賞)『科学概論 科学の哲学』『生命論の哲学的基礎』『人間と世界の形而上学』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 現代の租税理論 最適課税理論の展開
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 最適課税理論の展開 望ましい租税制度の要請が強い今日、所得税と消費税に亙る最適課税理論を、最新の研究を踏まえて体系的に考察。 【目次より】 はしがき 序 第I部 最適課税理論:展望 第1章 展望 I:最適消費税理論 線形最適課税 1 最適消費税理論の展開 2 最適消費税問題の構造 3 最適消費税体系の構造 4 租税改革の理論 第2章 展望 II:最適所得税理論 非線形最適課税 1 最適所得税理論の展開 2 最適所得税問題の構造 3 非線形最適所得税 4 最適線形所得税 第II部 基礎理論の検討 第3章 最適消費税体系の存在問題 1 はじめに 2 モデル 3 再分配的な最適消費税体系 4 一般の場合の最適消費税体系 5 利潤が存在する場合の最適消費税体系の特徴 6 反例:最適消費税体系が存在しない場合 第4章 最適消費税ルールの一般化 生産者価格の可変性,利潤と最適課税ルール 1 はじめに 2 可変的生産者価格と最適消費税ルール 3 利潤の存在と最適課税ルール 付論1 不変生産者価格が意味する生産関数 付論2 最適消費税理論と租税改革理論 付論3 政府の徴税方式と課税ルール 補論 最適課税と効率的生産 1 はじめに 2 最適消費課税と非効率生産:反例 3 モデルと準備的議論 4 最適消費税経済における効率的または非効率的生産 5 要約 参照文献 第III部 最適課税のシミュレーション分析 第5章 わが国の最適線形所得税制 1 はじめに 2 分析の枠組み 3 計算の方法 4 わが国の最適線形所得税:結果と解釈 5 結語 第6章 わが国の最適消費税制 1 はじめに 2 分析の枠組みとモデル設定 3 計算の方法 4 わが国の最適消費税体系:結果とその検討 5 要約と展望 第IV部 最適課税理論の展開 第7章 貯蓄と最適課税 1 はじめに 2 モデル 3 貯蓄と最適課税:結果と検討 4 貯蓄課税の是非 第8章 脱税と最適課税 1 脱税と最適課税 2 経済の枠組み 3 脱税がない場合の最適課税体系 4 脱税と最適課税制度 5 最適な税務調査および罰則制度 6 結語:他の税の場合 第9章 最適課税理論の課題:新展開にむけて 1 税の包括化と総合的最適課税体系の考察 2 理論の枠組みの拡大 3 応用的数量分析の展開 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 山田 雅俊 1948年生まれ。大阪大学教授。神戸大学経済学部卒業、大阪大学大学院経済学研究科修士課程修了、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(経済学)。専門は、財政学、公共経済学。 著書に、『現代の経済政策』(共著)『ゼミナール現代財政入門』(共著)『現代の租税理論』『公共政策論』(共著)『財政学』(共著)『APECの経済と税制』(共著)『公共経済学』などがある。
  • 現代マクロ経済学(現代経済学選書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 マクロ経済学はその姿を一変させ、今や新古典派理論の全盛となり、アメリカを中心とする学界もそれを「進歩」として支持する。著者はこれに断固として反対し、過去二五年間のマクロ経済学を批判的に検討し、理論の基礎をケインズの天才が見抜いた需要不足(=有効需要)に据えて、新しいマクロ経済学を試みる。中級レベルの学習のための道先案内を務める本書を通して、読者は実際的で豊かな可能性に満ちたマクロ経済学を見出すに違いない。 【目次より】 まえがき 図表一覧 序論 1 マクロ経済学の「新古典派化」 2 「新しい」ケインズ経済学 3 新しいマクロ経済学を求めて 景気循環の理論 1 Ramseyモデル 2 リアル・ピジネス・サイクル理論 3 ケインズ的アプローチ 4 金融政策と景気循環 経済成長論 1 Old Growth Theory 2 New Growth Theory 内生的成長モデル 3 経済格差の縮小 新しいマクロ経済学 1 価格と数量 2 生産要素の「不完全雇用」と生産性の部門間不均等 3 ルイス・モデル 4 需要と経済成長 5 残された課題 オープン・エンド TFPと技術進歩の需要創出効果 技術進歩はいかにして生み出されるのか 技術進歩と不完全雇用 4章付論 文献表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 吉川 洋 1951年生まれ。経済学者。東京大学名誉教授、立正大学学長。東京大学経済学部経済学科卒業、米国イェール大学にて同大学より博士号 (Ph.D.) 取得。専門は、マクロ経済学、日本経済論。 著書に、『マクロ経済学研究』『日本経済とマクロ経済学』『ケインズ 時代と経済学』『マクロ経済学』『高度成長 日本を変えた6000日』『転換期の日本経済』『現代マクロ経済学』 『構造改革と日本経済』『いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ』『デフレーション “日本の慢性病”の全貌を解明する』『人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長』など多数ある。
  • 現代民主主義の憲法思想 フランス憲法および憲法学を素材として
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 フランスの歴史と事例を元に、憲法が現代の民主主義において、どのような役割を果たしているかを丹念に探究し、その変遷を辿る労作。 【目次】 はしがき 第一章 戦後フランス憲法思想における転換 はじめに 1 フランス近代憲法思想の主流的見解――議会中心主義 2 議会中心主義からの転換(その一)――行政権の優位への転換、および、主権者=国民の優位への転換 3 議会中心主義からの転換(その二)――遠憲審査制の強化の方向、および、憲法の優位の観念の登場 4 議会中心主義からの二方向への転換――その共存と矛盾 第二章 フランス立憲主義の伝統的思考における「憲法」の観念と人権 1 問題の所在――第三共和制における「憲法」と人権 2 一七八九年宣言の憲法に対する優越性 3 一七八九年宣言の憲法優越性の性質 第三章 第五共和制フランスにおける違憲審査制の最近の展開――憲法院判決における「憲法」観念の拡大傾向―― はじめに 1 一九五八年憲法前文、および、「共和国の諸法律によって承認された基本的諸原理」の憲法規範性――一九七一年七月一六日判決 2 一七八九年人権宣言の憲法規範性――一九七三年一二月二七日判決 3 一九四六年憲法前文の憲法規範性――一九七五年一月一五日判決 4 一九七四年の制度改革による申立権者の範囲の拡大 5 フランスにおける違憲審査制論議の特徴 第四章 「憲法慣習」の観念 はじめに 1 最近フランスにおける憲法慣習論 2 実効的憲法の変遷と憲法法源の変遷 3 ケルゼンと憲法変遷論 第五章 フランスにおける「憲法」のありかたとdirigismeの観念――フランス現代憲法学の検討のための予備的一考察―― 1 前提――フランス立憲主義の伝統における「憲法」の観念 2 ≪dirigisme≫の観念 3 ≪dirigisme≫の観念と「憲法」 第六章 「議会までの民主主義」と「行政権までの民主主義」――フランス憲法史における点検―― はじめに 1 「議会までの民主主義」 2 「行政権までの民主主義」 おわりに 第七章 「共同政府綱領」と議会制民主主義 はじめに 1 網領の憲法論的意義 2 一九七三年総選挙以後の展開 第八章 ルネ・カピタン先生の違法論 はじめに 1 法の効力論における直接民主主義の観念 2 統治機構論における直接民主主義の観念 3 経済・社会機構論における直接民主主義の観念 おわりに 樋口 陽一 1934年生まれ。法学者(憲法学・比較憲法学)。東北大学名誉教授、東京大学名誉教授。、東北大学法学部法学科卒業、同大学院博士修了。法学博士。、パリ大学名誉博士。 著書に、『近代立憲主義と現代国家』『議会制の構造と動態』『比較憲法』『現代民主主義の憲法思想』『司法の積極性と消極性』『比較のなかの日本国憲法』『権力・個人・憲法学 フランス憲法研究』『憲法概論』『自由と国家』『ほんとうの自由社会とは 憲法にてらして』『もういちど憲法を読む』『憲法』『憲法入門』『近代国民国家の憲法構造』『近代憲法学にとっての論理と価値』『「普通の国」を超える憲法と「普通の国」すら断念する改憲論』『転換期の憲法?』『人権(一語の辞典)』『憲法と国家』『先人たちの「憲法」観』『個人と国家』『憲法 近代知の復権へ』『国法学 人権原論』『日本国憲法 まっとうに議論するために』『「共和国」フランスと私』『憲法という作為』『いま、「憲法改正」をどう考えるか』『加藤周一と丸山眞男』など、 訳書に、M・デュヴェルジェ『社会科学の諸方法』カール・シュミット『現代議会主義の精神史的状況 他一篇』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 現代ヨーロッパの歴史家
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 西洋史の泰斗による、近代ヨーロッパの歴史家の重要書や歴史観を一冊に纏め上げる。ドーソン、ホイジンガ、トレルチなど英蘭独墺の重要な歴史家を紹介し、その歴史観を解説する。 【目次より】 I イギリス トレヴェリアン雑考 ドーソン追想 トインビー史学に関する二、三の感想 II オランダ ホイジンガの遺産 没後三十年にあたって III オーストリア エンゲル=ヤーノジの『近代の歴史叙述』 付録 十八・九世紀ヨーロッパにおける世界史叙述の試み(エンゲル=ヤーノジ) ヴォルテールからシュペングラーまで IV ドイツ ブールダッハの『宗教改革・ルネサンス・人文主義』 マイネッケの自伝 トレルチの『ドイツ精神と西欧』について トレルチの書簡 ハンス・フライヤーの歴史観 生ける過去 故リッター教授のこと 現代ドイツ史学の二つの記念碑 ザイドルマイヤーの『ヒューマニズム研究』について ドイツ史学の過去と現在 付論 現代社会と歴史学の課題 あとがき 西村 貞二 1913~2004年。西洋史学者。東北大学名誉教授。東京帝国大学文学部西洋史学科卒業。 専門は、ルネサンス期、近世・近代ヨーロッパ。 著書に、『歴史』『ルネサンス精神史序説』『フンボルト』『教養としての世界史』『現代ドイツの歴史学』『神の国から地上の国へ 大世界史 第10巻』改訂版『ルネサンスと宗教改革』『マキアヴェリ』『歴史から何を学ぶか』『レオナルド=ダ=ヴィンチ』『現代ヨーロッパの歴史家』『歴史観とは何か』『マキアヴェリズム』『マキアヴェリ』『マイネッケ』『悪人が歴史をつくる』『ヴェーバー、トレルチ、マイネッケ ある知的交流』『フンボルト』『トレルチの文化哲学』『ブルクハルト』『リッター』『歴史学の遠近』など、 訳書に、ブランデンブルク『近代ヨーロッパ史 世界史の成立』フンボルト『歴史哲学論文集』レッシング『人類の教育』フンボルト『人間の諸問題』トレルチ『近代世界とプロテスタンティズム』『ヨーロッパ精神の構造』『アウグスティヌス』リッター『権力思想史』『ドイツのミリタリズム』『宗教改革の世界的影響』ディルタイ『ルネサンスと宗教改革』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 現代倫理学の冒険(自由学芸叢書) 社会理論のネットワーキングへ
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 メンバーの自由・平等・福祉をバランスさせる〈まともな社会〉のあり方をどう構想するのか――ロールズに始まる現代正義論は、この問いをめぐって果敢な論争を繰り広げている。著者はまず、その闘技場(アリーナ)へと読者を案内する。ついで学問の社会復帰を進めようとしている応用倫理学の現場からのレポートが記され、結びの架空対話編では、現代倫理学が切り拓いた地平が軽妙な語り口で描かれる。〈関連分野への越境と同時代への応答〉を実践し、規範的な社会理論のネットワーキングを志す現代自由学芸の騎士が綴った、冒険物語。人物データベースを併戴。 【目次より】 まえがき 第一部 現代正義論の構図 序章 正義論への招待 第一章 最大多数の最大幸福 功利主義 第二章 公正と平等 リベラリズム 第三章 国家と市場 自由至上主義 第四章 伝統と解釈 共同体論 第五章 ケアと正義 フェミニズム 第六章 福祉と自由 センの到達地点 まとめに代えて 第二部 応用倫理学の展開 序章 応用倫理学の挑戦 倫理学の社会復帰をめざして 第一章 民主主義と自由主義のパラドックス 第二章 自由・秩序・所有 第三章 リベラリズムの継承と克服 第四章 市民的不服従と新しい社会運動 《抵抗の根拠》を求めて 第五章 現代生物学とバイオ・ポリティックス 「社会生物学論争」をめぐって 第六章 介護・世話・配慮 《ケア》を問題化するために 結び マジカル・ミステリー・ディスコース フーコー、ハーバーマス、ロールズとの会話 啓蒙とカントをめぐって 正義と権力をめぐって 道徳と倫理をめぐって 注 プロフィール●現代の倫理学者たち アロー/バーリン/ブラント/コーエン/ドゥウォーキン/フーコー/ギリガン/ハーバーマス/ヘーア/コールバーグ/マッキンタイア/ノージック/ヌスバウム/オーキン/ロールズ/セン/テイラー/ウォルツァー/ウィリアムズ/ウィルソン 文献表(欧文・邦文) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 川本 隆史 1951年生まれ。哲学者。東京大学名誉教授、国際基督教大学教授。東京大学文学部倫理学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程を単位取得退学。文学博士。専門は、倫理学・社会哲学。 著書に、『現代倫理学の冒険』『ロールズ 正義の原理』『共生から』 『ケアの社会倫理学』(編著)『マイクロ・エシックス』(共編著)『応用倫理学の転換』(共編著)など、 訳書に、アマルティア・セン『合理的な愚か者』(共訳)キャロリン・マーチャント『ラディカルエコロジー』(共訳)マイケル・ウォルツァー『解釈としての社会批判』(共訳)ジョン・E・ローマー『分配的正義の理論』(共訳)ジョン・ロールズ『正義論』(共訳)などがある。
  • 孔子と論語(東洋学叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 孔子と高弟の言行を、孔子の死後に弟子たちがまとめた書が『論語』である。その成立の過程で、さまざまな解釈などの影響を受けている。本書は、孔子の生涯と言行録をつぶさに検討し、真実に迫る。 【目次】 自序 序説 第一篇 孔子の伝記について 第一章 孔子の家系・出生・幼少年時代 第二章 孔子の青年時代について 第三章 孔子の職歴について 第四章 孔子の天下遊説について 第五章 孔子の晩年とその事業 第一節 晩年の孔子 第二節 孔子の学校について 附録 孔子以前の学校について 第二篇 論語の成立 第一章 論語の成立についての序説 第二章 齊魯の記録と三論 第三章 章群と章群連関 第四章 論語二十篇の構成 第一節 学而篇の性格と構造 第二節 為政篇の性格と構造 第三節 八〓篇の性格と構造 第四節 里仁篇の性格と構造 第五節 公冶長篇の性格と構造 第六節 雍也篇の性格と構浩 第七節 述而篇の性格と構造 第八節 泰伯篇の性格と構造 第九節 子罕篇の性格と構造 第十節 郷党篇の性格と構造 第十一節 先進篇の性格と構造 第十二節 顔淵篇の性格と構造 第十三節 子路篇の性格と構造 第十四節 憲問篇の性格と構造 第十五節 衛霊公篇の性格と構造 第十六節 季氏篇の性格と構造 第十七節 陽貨篇の性格と構造 第十八節 微子篇の性格と構造 第十九節 子張篇の性格と構造 第二十節 堯日篇の性格と構造 第五章 論語の編輯について 木村 英一 1906~1981。中国哲学研究者。大阪大学名誉教授。京都帝国大学文学部支那哲学史卒。文学博士。 著書に、『法家思想の研究』『中国民衆の思想と文化』『中国的実在観の研究』『老子の新研究』『孔子と論語』『中国哲学の探究』など、 訳書に、『世界の大思想 第2期 第1 老子』(共訳)『中国古典文学大系 3 論語』(共訳)『論語 全訳注』『老子』などがある。
  • 黄老道の成立と展開(東洋学叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 前漢の前期に主導的な政治思想であった黄老道は長く実態が不明だったが、新たな出土資料を駆使して初めてその軌跡を詳細に分析する。 【目次より】 目次 序説 第一部 黄老道の形成 第一章 巻前古佚書と黄帝書 第二章 『国語』越語下篇の思想 第三章 范蠡型思想と『老子』 第四章 『経法』の思想的特色 第五章 『十六経』の思想的特色 第六章 『称』の思想的特色 第七章 『道原』の思想的特色 第八章 『管子』勢篇の性格 第九章 『国語』の資料的性格 第十章 范蠡型思想の淵源(一) 『尚書』との開係 第十一章 范蠡型思想の淵源(二) 『国語』との比較 第十二章 瞽史の官と古代天道思想 第十三章 古代天道思想と范蠡型思想 第十四章 『老子』の成立状況 第十五章 范蠡型思想と稷下の学 第十六章 黄帝への仮託 第十七章 黄老道学派の成立 第二部 黄老道の隆盛 序 第一章 『経法』の道法思想 第二章 『管子』心術上篇の道法思想 第三章 『韓非子』の道法思想 第四章 申不害の法思想 第五章 慎到の法思想 第六章 道法思想の展開 第七章 法術思想の形成(一) 商鞅の法術思想 第八章 法術思想の形成(二) 韓非の法術思想 第九章 秦帝国と法術思想 第十章 秦帝国の皇帝概念 第十一章 皇帝と法術 第十二章 黄老道の政治思想 法術思想との対比 第十三章 漢帝国の皇帝概念(一) 高祖の皇帝観 第十四章 漢帝国の皇帝概念(二) 恵帝・文帝・景帝の皇帝観 第十五章 「秦漢帝国論」批判 第十六章 漢の皇帝権力と諸侯王 第十七章 漢の帝国運営と黄老道 第十八章 漢の重臣と黄老道(一) 曹参の場合 第十九章 漢の重臣と黄老道(二) 陳平の場合 第三部 黄老道の衰退 序 第一章 『伊尹九主』の道法思想 第二章 『六韜』の兵学思想 天人相関と天人分離 第三章 鄒衍の思想 第四章 『五行篇』について 第五章 『五行篇』の内容 第六章 『五行篇』の思想的特色 第七章 『五行篇』と子思・孟子学派 第八章 『五行篇』の文献的性格 第九章 『五行篇』の思想史的位置 儒家による天への接近 第十章 董仲舒・天人対策の再検討 儒学の国教化をめぐって 第十一章 武帝の統治と黄老道の衰退 あとがき 浅野 裕一 1946年生まれ。東北大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程修了。専攻は中国哲学。文学博士。東北大学大学院環境科学研究科教授などを経て、現在、東北大学名誉教授。おもな著書に、『孔子神話』『古代中国の言語哲学』『「孫子」を読む』『古代中国の宇宙論』『老子と上天』『孫子』『墨子』『諸子百家』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 国制と法の歴史理論 比較文明史の歴史像
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 標題のもと,著者の歴史理論を形成してきた諸論考を、その成立事情、著者自身の研究史に占める位置を明らかにして編まれた論集。 【目次より】 凡例 序論 第一部 比較文明史的国制史論の形成と展開 第一章 「世界史の基本法則」的歴史理論からの離脱 I 「三二年体制」論の深化をめざして II 国家と法の類型論を求めて III 『日本資本主義発達史講座』と法学方法論 第二章 比較文明史的国制史論 IV 比較文明史的国制史論の基本構想 補論1 〈国制史〉という概念について 補論2 国制史学の研究史的位置づけ 補論3 〈社会〉と〈国家〉 その実態と概念史 補論4 西欧における国家形成と西欧封建社会の未開性についてのエンゲルスの見解 補論5 文明時代の国制の諸形態およびその根拠について V 比較国制史・文明史論対話 VI 「社会体制と法」の歴史理論 「近代経験と体制転換」の歴史的パースペクティブ VII 「文明化」概念 第二部 国制史学の諸概念 普遍的基本概念の錬磨 第一章 封建制 VIII 封建制概念とアジアの封建制 IX 歴史学的概念としての〈封建制〉と〈郡県制〉 「封建」「郡県」概念の普遍化の試み 第二章 支配 X 「支配のLegitimitat」概念再考 支配の法=権利根拠としてのLegitimitat XI 『経済と社会』「旧稿」における LegalitatとLegitimitat 第三章 王権 XII 商品・貨幣呪物と王カリスマ 『資本論』商品・貨幣呪物論の読解 第三部 比較国制史・法制史の具体相 特殊的諸類型の探究 第一章 所有 XIII 日本近代土地法変革の比較法史的位置 XIV 現代日本の所有問題とその歴史的文脈 第二章 家族 XV イエの比較国制史 中国・西欧・日本 XVI 婚姻・離婚法史の日仏比較 中間団体の日本的類型の探究 第三章 法 XVII 現代法的状況の日本史的文脈 西欧史的文脈との対比において XVIII 西欧法の普遍性と特殊性 中国法との対比において 補註 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 水林 彪 1947年生まれ。法学者(日本法制史)。東京都立大学名誉教授、早稲田大学名誉教授。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科基礎法学専門課程修士課程修了。博士(法学)(一橋大学)。 著書に、『日本通史2 封建制の再編と日本的社会の確立』『記紀神話と王権の祭り』『天皇制史論 本質・起源・展開 』などがある。
  • 国富論 上下合本版
    値引きあり
    -
    『国富論』1776年に出版されたアダム・スミスの『道徳感情論』(講談社学術文庫)とならぶ主要二大著作のひとつです。近代経済学の嚆矢とされ、社会思想史上の最重要古典でもあります。『国富論』の取り扱う主題は、多岐にわたり、 分業の役割、 貨幣の特徴、 労働と利子についての考察、 国家間貿易の意味、 国家社会の発展段階とその特徴、 分業と製造業の発展の関係、 国家における軍隊の維持、 道路、港湾、運河などのインフラストラクチャーの整備と維持、 税金の種類と意味、 会社による独占の問題、 重商主義と重農主義の検討、 公債についての考え方、 などなどです。 かつては、市場という「神の見えざる手」に委ね「レッセフェール(自由放任主義)」で、経済は自然と最善へと向かうと主張した書物と受け取られてきました。 しかしそのような読み方は単純にすぎます。 スミス『道徳感情論』とあわせて読むことで、真に国家が豊かになることの哲学を探究しています。
  • 古ゲルマンの社会状態(歴史学叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 5世紀頃から、フン人と西ゴート人の圧迫から、ゲルマン人は南下して、ヨーロッパ各地への大規模な移動をし、ローマ帝国内に到達した。この大移動が中世という時代の基盤になる。古ゲルマンとは、大移動前のゲルマン人で、本書は彼らがどのような社会生活を営んでいたかを探求する。 【目次』 凡例 古ゲルマンの社会状態 本文 原註 解説 ハインリッヒ・ダンネンバウアーについて 訳者あとがき ダンネンバウアー、H 1897~1961年。ドイツの歴史家。
  • 古ゲルマンの社会組織(歴史学叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古ゲルマンの社会組織や農地制度をめぐって、古くから激しい論争が繰り返されている。本書は1950年に発表され、19世紀末に台頭した領主制説を徹底的に批判し、修正された一般自由人学説が優勢となるきっかけをなした古典的な論文である。ウェーバー一流の鋭利な理論的分析は、今日なお高い価値をもつ。 【目次より】 凡例 目次 一 序論 領主制仮説/クナップ学派の仕事/農業史研究における欠陥/領主制仮説の古代・中世への拡大/マイツェンの見解/マイツェンヘの反論/ヒルデブラントの発展段階論/法制史の通説とヘックの見解/ヴィッティッヒによるヘック理論の利用/指導的ゲルマニストの見解/問題の所在と地域的限定/「文化段階」概念の理念型的性格 二 本論 ヴィッティッヒの二つの仮説 1 第一仮説の吟味 スエービー族とライン沿岸の諸部族/ゲルマン犁について/スエービー人の慢性的戦時状態/遊牧段階説について/ヴィッティッヒ批判(1)、遊牧生活説/ヴィッティッヒ批判(2)、家畜所有者としての magistratus ac principes の領主化/ガリアの状態とゲルマン人のそれとの比較/スエービー人における居住地の毎年の変更/グルントヘルシャフトの不存在/結論 2 第二仮説の吟味 プレーブスとその生活様式/男性の労働回避と婦人労働/男性労働の強化とその非戦士化/大量的奴隷化の現象はない/騎兵軍の問題/被解放自由人について/「ゲルマーニア」第二六章について/耕地の平等分配は自治的規制の産物である/平等思想は必ずしも厳格な「ゲヴァン分配」の形をとらない/「ゲヴァン原理」への移行/グルントヘルシャフト発展の担い手としての貴族/フランク部族における「人民貴族」の消滅/最古の階層分化は政治的事情に由来する/カーロリンガのノービレース/結論 訳註 訳者あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 ウェーバー,マックス 1864-1920年。西洋近代について考察したドイツの法学者・経済学者・社会学者。代表作は『仕事としての学問』『仕事としての政治』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』などがある。
  • 心の形而上学 ジェイムズ哲学とその可能性
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 心とは何か? 機能主義、経験主義、超越性、プラグマティズム、大脳生理学など、「心」をさまざまな角度から、検証する画期的な書。真理、経験、霊魂、超越的経験、実在、意識、宗教、神秘、偶然などなど。われわれの「心」の不思議に迫る。 【目次】 序 第一部 「思考の流れ」の成立から「純粋経験」へ 第一章 意識と物質の存在論 第二章 心粒子と「思考の流れ」 第三章 純粋経験の特徴と問えない領域 第二部 「経験」と心の形而上学的諸問題 第一章 自我の内なる視線と意識流 第二章 機能主義と意識、自我 プラグマティズムの視線 第三章 機能から経験の実在論へ 第四章 内的特性の位置 第五章 「新しさ」の形而上学 第六章 「この私」はなぜ存在するに到ったか 第七章 「私」枠と存在の「神秘」 経験への回帰によるその「解決」 第八章 「この私」の唯一性とその消去 第三部 超越的経験と心の形而上学的諸問題 第一章 超越的経験とその理解 第二章 心の存在と真理概念 第三章 心と霊魂 意識の辺縁から心霊研究へ 第四章 純粋経験と空の経験 第五章 虚無の根拠の無効化 純粋経験への途上にある具体的条件 第六章 純粋経験と空の理解 冲永 宜司 1969年生まれ。哲学者。帝京大学教授。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は、哲学、宗教哲学。 著書に、『無と宗教経験』『始原と根拠の形而上学』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 個体論の崩壊と形成 近世哲学における「個体」の研究
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次】 近代的人間は、主客が分化していない「直接経験」を失ってしまったのではないか。われわれは、生の全体性を了解することができなくなってしまったのではないか。カントによる、合理主義と経験主義のの綜合によって、「個」が崩壊したと主張する著者が、あらためて「個体論」の可能性を追求する。 【目次】 はじめに 前編 カントの個体論ーー伝統的個体論の崩壊 第一章 序論 第一節 なぜ個体なのか 第二節 なぜカントなのか 第二章 物自体と個物 第一節 序説 第二節 物自体と現象 第三節 物自体と自我自体 第三章 〈現象的個体〉の成立 第一節 個別化原理としての直観 第二節 個別化原理としての概念 第三節 知覚判断より経験判断へ 第四章 個体と無限分割ーーカントの第二アンティノミーについて 第一節 仮象の論理としての個体論 第二節 第二アンティノミーの主張 第五章 純粋理性の理想としての個体 第一節 ヴォルフの個体論 第二節 カントにおける汎道的限定の問題 第三節 統制的原理による個体把握 第六章 他人有機体の問題 第一節 第一批判より第三批判へ 第二節 論理的合目的性について 第三節 趣味判断の問題 第四節 有機体について 第五節 歴史的個体への推移 後編 カント以後の個体論の形成 第七章 個体論をめぐってーーカントとヘーゲル 第一節 個体論としてのヘーゲル哲学 第二節 生命の問題 第三節 無限判断 第四節 推理論 第五節 精神と時間 第八章 個体と非存在ーーシェリング 第一節 関係のない財政をめぐって 第二節 個体と非存在 第三節 個体と自由 第九章 現象学的個体ーーフッサール 第一節 個体のスペチエス的単一体 第二節 個体と時間 第三節 個物の構成 第十章 個体と超越ーーハイデッガー 第一節 〈現象的個体〉の存在論的性格 第二節 事実性の問題 第三節 〈物自体〉の見える風景 あとがき 索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 古代から中世へ(歴史学叢書) ピレンヌ学説とその検討
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古代はいかにして中世になったのか? イスラムの興隆とヨーロッパ世界の誕生を結びつけたピレンヌ学説、それをめぐる主な論争を収める。 【目次より】 一 マホメットとシャルルマーニュ   アンリ・ピレンヌ 二 経済的対照 メーロヴィンガ王朝とカーロリンガ王朝   アンリ・ピレンヌ 三 ピレンヌ死後二五年   ブライス・ライアン 四 ピレンヌとマホメット   ダニエル・デネト 五 マホメットとシャルルマーニュ 経済的問題   モリス・ロンバール 六 マホメット、シャルルマーニュ、及びリューリック   スチューレ・ボーリン 解題 あとがき 地図 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 ピレンヌ,アンリ 1862~1935年。ベルギーのヴェルヴィエ生まれの歴史家。 リエージュ大学でヨーロッパ中世史を専攻。ライプチヒ大学、ベルリン大学に留学。1886年にベルギー・ガン大学教授となる。全ヨーロッパ的視野で、中世の都市および商工業のあり方に重点をおく社会経済史を中心に研究。著書に『ヨーロッパ世界の誕生』など。
  • 古代キリスト教思想家の世界 教父学序説
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 オリゲネス、エウセビオス、アウグスティヌスなどの古代キリスト教思想家を、聖書・伝承・哲学・異端・神学・司牧との関わりのうちに概観し、信仰と愛に生きたその姿を描く。 【目次より】 序言 目次 序言 ペテロ・ネメシェギ 序章 第一章 教父とは 第二章 教父と聖書 第三章 教父と伝承 第四章 教父と哲学 第五章 教父と異端 第六章 教父と神学 第七章 教父と司牧 第八章 教父・信仰の人 索引・地図 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 小高 毅 1942年生まれ。神学者。アウグスティニアヌム教父研究所(ローマ)で学ぶ。上智大学大学院神学部博士課程修了。神学博士。聖アントニオ神学院教授(組織神学・教父学)。 著書に、『古代キリスト教思想家の世界 教父学序説』『オリゲネス 『ヨハネによる福音注解』研究』『オリゲネス』 『よくわかるカトリック その信仰と魅力』『父の肖像 古代教会の信仰の証し人』『クレド〈わたしは信じます〉 キリスト教の信仰告白』『霊性神学入門』など、 訳書に、オリゲネス『諸原理について』オリゲネス『雅歌注解・講話』オリゲネス『ヨハネによる福音注解』オリゲネス『祈りについて・殉教の勧め』オリゲネス『ヘラクレイデスとの対話』オリゲネス『ローマの信徒への手紙注解』アタナシオス『聖霊論』 などがある。
  • 古代ギリシアにおける自由と社会
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 前著『古代ギリシアにおける自由と正義』の続編をなし、二著合せて著者の持つ雄大な古代ギリシア史像を提示する。前著が古代ギリシア研究の中心的テーマ、古典期アテナイ民主政の解明に焦点をおいたのに対し、本書はその背景である古代ギリシア世界の源泉ともいうべき「ホメロス社会」やアルカイック期に遡り、寡頭政的ポリス類型を発展させたスパルタをも考察する。制度や構造のみでなく意識・思想の面からも全体的・立体的に捉えた一大成果。 【目次より】 凡例 まえがき 第I部 「ホメロス社会」における個人主義と自由 第一章 トロイ遠征軍の構成 ヘタイロス関係の歴史的意義 補章一 個人主義と自由の起源 第一章への補足 その一 補章二 オデュッセウスとテルシテス 第一章への補足 その二 補章三 「ホメロス社会」と重装歩兵 第一章への補足 その三 第II部 スパルタと寡頭政 第二章 大レトラの成立 第三章 スパルタの「ホモイオイ」 第四章 寡頭政の歴史的意義 第III部 ソロン 第五章 ソロンの思想の発展 第六章 ソロンの「スタシス法」 第七章 ソロンとオイコス中心思想の超克 ポリスとオイコスとの間で 補章四 近年のソロン研究について 『ムーサイヘの祈り』と『エウノミア』を中心として 第IV部 ポリス的生の諸基底 第八章 閑暇の歴史的意義 補章五 ブリオ、ルセルによるゲノス批判 補章六 徳・自由・正義 第V部 史学思想についての若干の考察 第九章 ブルクハルトとギリシア史 補章七 書評:Werner Kaegi, Jacob Burckhardt. Eine Biographie. Bd. 1-VII, Basel/Stuttgart, 1947-1982 補章八 書評:下村寅太郎著『ブルクハルトの世界』 付論 司馬遷とトゥキュディデス 第十章 方法と比較 その一 西洋学の国際化ということ 国際雑誌への寄稿の要件 その二 比較史の可能性 あとがき 引用文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 仲手川 良雄 1929年生まれ。西洋史・思想史学者。早稲田大学名誉教授。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。 専門は古代ギリシア史・西洋思想史。 著書に、『ブルクハルト史学と現代』『歴史のなかの自由 ホメロスとホッブズのあいだ』『古代ギリシアにおける自由と正義』『テミストクレス 古代ギリシア天才政治家の発想と行動』『古代ギリシアにおける自由と社会』『ヨーロッパ的自由の歴史』(編著) 訳書に、ロマーノ・グァルディーニ『近代の終末 方向づけへの試み』などがある。
  • 古代ギリシアにおける自由と正義 思想・心性のあり方から国制・政治の構造へ
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 思想・心性のあり方から国制・政治の構造へ ポリス的意識と思想の実態に迫り、国制や政治構造を形成する要因を解明。 【目次より】 略記号表 まえがき 第I部 自由 第一章 イセーゴリアとパレーシア 発言の平等と言論の自由 第二章 ヘロドトスにおける〈イセーゴリア〉 第三章 ソロンの政治思想における自由 第四章 アテナイ民主政と自由 補章一 「自由」の語源の考察 付論 自由の語源について 補章二 イセーゴリアの意義 伝クセノフォン『アテナイ人の国制』一・―二について 第II部 ソロン 第五章 ソロンとメガラの民主政 第六章 ソロンの僭主政観 第七章 ソロンの「政治詩」の展開 第八章 ソロンの詩「エウノミア」とポリス思想 第III部 正義 第九章 アリステイデスの正義 第一〇章 アテナイ帝国と正義 伝クセノフォン『アテナイ人の国制』の場合 第一一章 五世紀後期におけるポリス間正義 補章三 伝クセノフォン『アテナイ人の国制』の成立年代 第五節 結論 第IV部 アテナイ民主政の比較考察 第一二章 〈アレオパゴス会議の指導〉とエフィアルテス改革 クレイステネス国制の性格づけのために 第一三章 ギリシア世界におけるアテナイ民主政 補章四 最近の諸ポリス研究 研究ノート あとがき 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 仲手川 良雄 1929年生まれ。西洋史・思想史学者。早稲田大学名誉教授。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。 専門は古代ギリシア史・西洋思想史。 著書に、『ブルクハルト史学と現代』『歴史のなかの自由 ホメロスとホッブズのあいだ』『古代ギリシアにおける自由と正義』『テミストクレス 古代ギリシア天才政治家の発想と行動』『古代ギリシアにおける自由と社会』『ヨーロッパ的自由の歴史』(編著) 訳書に、ロマーノ・グァルディーニ『近代の終末 方向づけへの試み』などがある。
  • 古代資本主義(名著翻訳叢書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古代ローマにおいて、「資本主義」は存在したのか? 古代ローマの経済の諸相(農業、工業、商業、貨幣など)を詳細に検討する。 【目次より】 序言 序論 経済史の研究 その時代区分 ビュッヒャー、ロートベルトゥスおよびその他の国民経済学者の理論体系 歴史家モムゼン、マルクヴァルト、ゴルトシュミット、フリートレンダー エドゥアルト・マイヤー 近代資本主義 第一章 富の発端 最古のローマにおける貨幣と交換 家の「自給自足」体制 商業の微弱な形成 高利貸付け・拘束行為 第二章 動産 富の源泉としての征服と戦利品 新人 ローマの奢侈に関する誇大な諸見解  商人と徴税請負い人・共和制末期の実業家たち アッティクス 高利貸付け、建築・土地およびその他の諸投機 第三章 大土地所有 ラティフンディウム 公有地 軍事植民市  自由農民層への影響と軍団の兵員補充 ラティフンディアの分布と規模 人口密度  第四章 小土地所有 小土地所有存続の例証 ラティフンディウムの弱点 第五章 商品生産 家内経済と都市経済 奴隷を欠く家内生産と、奴隷を使役する家内生産・必要物の備わった家 ラティフンディウムの産業的性格 自由手工業 奴隷労働 解放奴隷 分業 手工業者と消費者との関係 組合 古代産業における資本および大経営欠如の主因 大都市における富の配置 小工業の絶対的優越 第六章 農業生産 資本と農業 古代農業における資本制的生産諸条件の欠如 ローマにおける海外穀物の輸入と貧民給養 ローマおよびその近郊の、爾余のイタリアからの経済的分離 古代農業の弱点 ラティフンディアにおける粗放経営 ブドウ栽培 畜産業 第七章 資本主義 資本主義の定義 古代における産業資本の欠如 労働の、資本にたいする絶対的優越 大土地所有と小土地所有との関係 資本家的小作人 資本と畜産業 古代における農業資本主義の欠如 富の形成と蓄積・征服と諸属州の搾取 高利貸資本および商業資本としての富の使用 資本制に先行する時期に関しての、マルクスの見解 ローマ経済における資本の役割 ローマの財産査定 資本蓄積にたいする諸障碍 古代の貨幣観 第八章 経済制度 古代イタリアの家内および都市経済・都市農村間の交換関係 貨幣・信用および銀行組織 現物租税 第九章 経済的破綻 帝政下の奢侈と浪費 貨幣恐慌とこれにたいする防衛措置 生活水準の全般的低下 貨幣欠乏と鋳貨品位の改悪 現物経済への復帰 租税 コローナートゥス制 小手工業者階級 土地所有・小土地所有者 第十章 古代の経済 古代一般に普遍的な経済、および近代の経済にたいする、特殊ローマ的経済。 原註 あとがき 地図 サルヴィオリ,ヨゼフ 1857-1928年。イタリアの法学者、歴史学者。
  • 古代中國思想の研究(東洋学叢書) 〈孔子傳の形成〉と儒墨集團の思想と行動
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 一部「孔子伝の形成」、第二部「孟子の遊説生活」、第三部「墨家の集団とその思想」、第四部「古代の思想」の四部から成る。著者は伝統的な中国哲学研究の方法を批判し、津田、武内両博士の文献批判を継承発展させ、中国での戦争体験を踏まえて、中国古代思想とその思想家群像を生き生きと復元した。故渡辺教授の生涯にわたる主要な業績を編んだ遺著。 【目次より】 凡例 第一部 孔子伝の形成 自序 第一編 『史記』孔子世家の構成と主題 第二編 孔子説話の思想史的研究 第一章 仕官の説話 一 夾谷の会 二 少正卯 三 去魯 第二章 遍歴の説話 一 天下周遊の構造 二 遭難 三 陳蔡の間 第三章 弟子の説話 一 はしがき 二 孔子の学園 三 個個の弟子説話 四 むすび 第四章 著作の説話 一 春秋著作説話の原形 二 前漢時代における春秋著作説話 三 諸経の編集 第五章 周辺の説話 一 祖先 二 叛臣 三 道家的孔子像の成立 第三編 孔子伝の形成 第二部 孟子の遊説生活 第一章 戦国的儒家の遍歴生活 一 まえがき 二 王道講説者の思想・感情と生活様式 三 王道講説者の行動と話術 四 あとがき 第二章 戦国時代における「客」の生態 「戦国的儒家の生活構造」第三章 第三章 暴君と王道講説者 孟子の遊説生活の一側面 〔附編〕『孟子』解説 第一章 日本における『孟子』 回顧と展望 第二章 孟子 一 生いたち 二 思想 三 遍歴 四 著作 附録 参考文献について 第三部 墨家の集団とその思想 第一編 原典批判 第一章 墨家の兵技巧書について 第二章 『墨子』諸篇の著作年代 一 序言 二 十論二十三篇 三 十論以外の諸篇 四 結言 第二編 墨家の集団とその思想 第一章 墨家の集団とその思想 一 序言 二 墨家行動略史 三 墨家集団の組織と事業 四 墨家思想の展開 五 結言 第二章 墨家の守禦した城邑について 〔附編〕 墨家思想 一 本質 二 歴史的概観 三 墨子と三墨 第四部 古代の思想 一 思想の誕生 二 倫理説の基礎づけ 孔子とその学派 三 博愛平等主義 墨子とその学派 四 仁義の理想 孟子 五 知識についての反省 論理派または名家 六 真実の探求 道家 七 自然哲学の擡頭 陰陽家・『易』など 八 古代哲学の集成 荀子 九 人間支配の実践理論 韓非 十 秦から漢初ヘ 雑家・学庸・『孝経』など あとがき 論著目録 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 渡辺 卓 1912-1971年。元お茶の水女子大学教授。中国古代思想研究者。
  • 古代中國の神々(東洋学叢書) 古代傳説の研究
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古代伝説の研究 従来の学説を的確に要約、独自の創見を打出して古代の神々の起源的性格を体系的・総合的に解明した画期的業績。 【目次より】 再版への序言 序論 第一章 顧頡剛氏の古史研究 第二章 楊寛氏の古史研究 本論 第一部 夏・殷・周の始祖傳説 導論 第一章 夏の始祖傳説 鯀・禹の偉説 第二章 上甲微と殷王朝の先公系譜 第三章 殷の始祖傳説 〓微と繁鳥 第四章 周の始祖傳説 后稷について 第二部 五帝とその他の神々に関する傳説 導論 第一章 黄帝の傳説 第二章 〓〓と乾荒・昌意・清陽・夷鼓 〓姓族の神々の系譜について 第三章 蓐收・伯夷・玄冥・玄武 〓姓族の神々の系譜について 第四章 帝〓の傳説 第五章 堯・丹朱・驩兜・傲・長琴について 中國古代における太陽神たち 第六章 羲和の始原的性格 古代中國における「太陽の御者」傳説 第七章 神農・炎帝・句芒 第八章 帝舜の傳説 第九章 大〓と伏犠 綜論 附録 一 鄒衍の大九州説と崑崙傳説 二 崑崙傳説と永劫回蹄 三 『穆天子傳』成立の背景 坐忘と昇天 四 令尹子文の出生傳説 穀・於菟考 後記 掲載誌一覧 英文梗概 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 御手洗 勝 元広島大学教授。
  • こだわる男のスタイリングメソッド ベーシックを自分流に着こなす
    値引きあり
    3.5
    日本のメンズファッション界の重鎮、シップス顧問の鈴木晴生氏が、豊富な知識と経験を綴り、着こなせる男になるためのメソッドを公開!現在進行形の紳士の服装術を、余すことなく伝授。鈴木氏自身の私服コーディネートと、服の選び方、コーディネートの考え方、メンテナンス方法など、「おしゃれになりたい」「格好よく見せたい」と考えている人のための新バイブル。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

    試し読み

    フォロー
  • 言葉の新鮮さについてなど
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 法学者によるエッセイ集。民法、法社会学、財産法、契約法、日本の公安警察など幅広い専門を持つ著者が、社会の事象などを読み解いた一冊。 【目次】 はしがき I  言葉の新鮮さについて 取締官憲の意識 現代警官論 ルポルタージュ 家庭裁判所 ある大臣答弁 広島のこと 助手になった前後 II ある友人から来たはがきのこと ある機動隊長の発言 法律ないし法律学の「無力」ということ 刑事司法に対する批判について 治安立法の機能と裁判の問題 他方の言い分 誘拐事件の続発に考える 夕刊随想から 庭の草 無神経 怒り ある暑い日の思い おとなの責任 私の判例研究 民事紛争処理制度のあり方と立法府 III 大学のこと おもしろい資料 誤字 時事解説放送から 水俣病補償あっせんにおもう ビラはりは違法か 問題のある入国管理行政 患者の人権 偽計による自白 名前の問題 雑誌評コラムから 法律以前の問題 税金の季節 人権と公共の福祉 国家機密 困った公害論 弁護士のこと 助手論文を本にするに際して 聴く側の気持ち 「姦通」と「自然の愛情」との間 IV ふきのとう 「自己の危険において行動する」 弔辞──小川保弘君(民法学者)に 弔辞──乙骨淑子さん(児童文学作家)に 三十一年前の原稿 仙台のこと ロンのこと 一人前 林竹二先生のこと 年ごとに一編を選ぶ 補遺──「思い出」三編 あるドイツの学者の思い出 斎藤忠昭君の思い出 柳瀬先生の思い出 広中 俊雄 1926~ 2014年。法学者。東北大学名誉教授。専門は、民法、法社会学、財産法、契約法、日本の公安警察など。東京大学法学部卒業。法学博士(東京大学)。 著書に、『日本の警察』『契約法の研究』『債権各論講義(3巻)』『法と裁判』『借地借家判例の研究』『戦後日本の警察』『市民と法と警察と』『法と裁判』『民法論集』『警備公安警察の研究』『契約とその法的保護』『法社会学論集』『農地立法史研究 上』『借地借家判例の研究 2』『物権法 第2版 増補版』『言葉の新鮮さについてなど』『民法綱要 第1巻 (総論 上 民法の意義・権利) 新版』『国家への関心と人間への関心 ある法学研究者の歩み』『ある手紙のことなど』『民法解釈方法に関する十二講』『戦争放棄の思想についてなど』など、 訳書に、ハインリッヒ・ミッタイス『ドイツ私法概説』(共訳)などがある。
  • 言葉の捕囚 聖書の沈黙からアウシュヴィッツの沈黙へ
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 フランスの哲学者ネエルの「沈黙」と「言葉」を巡るエッセイ集。キリスト教における沈黙からアウシュビッツにおける沈黙を語る。 【目次】  凡例 巻頭の辞 聖書の沈黙への序曲 形態論・光景 創造は沈黙である 「創造者」は沈黙である 被造物は沈黙である 無-言の発言 反論のない発言 統辞論・構造 沈黙の出現 冒険のおける沈黙・エゼキエル 欠如における沈黙・ルツとエステル 試練における沈黙・「アケダ―」 摂理の沈黙・ヨセフ 陰謀の沈黙・ヨブ 罪責の誤解 意味論・諸次元 空虚の色 夜と死の沈黙 プロメテウスとシシュフォス 存在の貯蔵庫 悪の華 ミサと約束 口のきけない者の存在 対話と二重唱 対話と朗唱 天の裏側 隠された「顔」 忘れられた穂の刈り取り人 1 不活動 言葉の以前 はじめにロゴスがあった 言葉のピアニシモ 反響か挫折か? はじめにプロ・ロゴスがあった 虚無の代弁者 など 2 活力 言葉の創世記・バベルの冒険 道に迷った言葉 閉じられた言葉 並行した独語・アダムとイヴ 兄弟殺しの独語・カイン デマゴギーの誕生 アーメンもなく、感謝もない 大いなる神の光栄のために 代表者の沈黙・ノア 最初の仮面をつけた遊び・あなたはどこにいるのか? 最初の仮面なしの遊び・あなたの兄弟はどこにいるのか? 私と共に洪水がある 第三の次元・もの 所有のしるしに下に 煉瓦の不死性・芸術と人為性 頂上と奈落・英雄と猿 酒は人間の舌をほぐす・ノア 精神的領域の誕生 プロメテウスとニムロデ・言葉は贖うものを待っている 言葉の出エジプト記・アブラハムの変身 対話はシュメールに始まる 対話は人間によって始まる 言葉との格闘・アブラハム 「言葉」は動詞となる 沈黙の岩につながれたアブラハム 創造から歴史への飛躍 神よりも進んで 召命と挑発 など 3 挑戦 アウシュヴィッツの挑戦 ≪アウシュヴィッツの後・・・・≫ 完全な挫折 希望のわれら・エドモン・フレッグとエルンスト・ブロッホ など ネエル,アンドレ 1914~1988年。フランスの哲学者。ストラスブール大学教授。 代表著作に、『聖書の沈黙』『ショアと偉大な世界の悲劇の後の神の沈黙』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

最近チェックした本