ビジネス・実用 - 文春文庫作品一覧

  • 悪魔の勉強術 年収一千万稼ぐ大人になるために
    3.8
    「役立つ。そして稼げる」知識と教養が身につく特別講義! 同志社大学神学部の後輩へ向けての20時間におよぶ集中講義を完全収録。 「やや刺激的かつ俗物的にいえば、年収1000万円を稼げる大人になるための知力を身につけるための授業です。  したがってこの講義では、そうしたことを念頭に置きながら、就活、資格試験や外国語の勉強の仕方など、社会の実践の場で「役立つ。そして稼げる」知識と教養のあり方を、一緒に考えながら進めて生きたいと思います。」(本文より) ■おもな目次■ <第1講>天国か地獄か 型を身につけることは重要だ/自己愛を分析する武器としての神学/ 傷つきたくない自分という病/数学力が身を助ける/ 動機付け次第で暗記力はアップする  ほか <第2講>天使のように貪欲に カイロスとしての年号/資格試験予備校は教材が命/ 勉強のスケジュールにも締切を導入せよ/じつは難しくない司法試験/ 翻訳のあるものはすべて日本語でよい  ほか <第3章>悪魔のように勤勉に 正しいウィキペディア活用術/パウロは「ポケモンGO」に何というのか/ 難しい語学には二重の要素がある/勉強の「踊り場」までは一気呵成に集中する/ メモ起こしからノートづくりまで ほか <第4章>復活の日に向けて 神童が伸び悩む理由とは/学生時代の三〇〇万円か、四十歳の一〇〇〇万円か/ これが一五〇〇時間の勉強習慣のつけ方だ/遅刻は重大なペナルティ/ 「神学者」佐藤優はこうして生まれた  ほか
  • あたらしい哲学入門 なぜ人間は八本足か?
    3.9
    ツチヤ先生の、お茶の水女子大学で学生の人気を集めた初心者向け講義をここに再現! 「火は消えるとどこへ行くのか」「毛が何本抜けたらハゲなのか」「なぜ空は青いのか」「人生は無意味か」など、さまざまな“哲学的問題”を思いもよらない方法で次々に解いてみせ、哲学の核心に直接導く新しいタイプの本格的哲学入門です。「一点のくもりもなく哲学について分かっていただけることを目指しました」(ツチヤ先生)
  • アメリカ人もキラキラ★ネームがお好き USA語録2
    2.0
    週刊文春大人気連載シリーズ第2弾! M・ロムニーは、たった二つの失言で、20億ドルを注ぎ込んだ大統領選をしくじった。言葉を制する者はアメリカを制す。言葉を知ればアメリカがわかる。マンスプレイン、ドーマ、メサイア……日々、かの国で生まれる新語・名言・迷言を現地から毎週レポート。解説 モーリー・ロバートソン ※本書は、単行本『知ってても偉くないUSA語録』を文庫化にあたって改題したものです。
  • イエス・キリストは実在したのか?
    4.3
    米国で一大センセーションを呼んだ衝撃の書 イエスは平和と愛を唱えた救世主ではなく、剣をとることも辞さない革命家だった――。〈ナザレのイエス〉の弟子たちが遺した文献、史料から、聖書には何が創作され、何が史実から落とされていったかを細密に分析。キリスト教がいかにして世界宗教へと飛躍したかを明らかにし、全米を震撼させた衝撃のベストセラー。解説・若松英輔
  • 池上彰のこれが「世界のルール」だ!
    3.0
    平和は終わった! 「イスラム国」からピケティ「21世紀の資本」まで、 大困難の時代に必要な50の知識。 池上さんが「渦中の人」となった朝日新聞問題や 川上量生さんとのスペシャル対談も収録。 「日本が攻撃対象であることを名指しされる時代になりました。 過去ののどかで平和な時代は終わりを告げたかのように見えます。 では、どうすればいいのか。 まずは「敵」を知ることです。 歴史から現代が見えてくるのです。」――「はじめに」より 【目次】 ルール1 組織拡大術――「イスラム国」が急成長したわけ ルール2 トラブル解決法――間違いの謝り方が勝負だ ルール3 ホンネを見抜く――公開情報から推理する ルール4 歴史の勉強法――社会人は教科書「世界史A」を読もう ルール5 究極のリーダー術!?――独裁・中国はどこに行く ルール6 お金、マネー、資本を知ろう ルール7 交渉術、プレゼンテーションを磨け ルール8 ビジネスのカギは科学にあり ルール9 インタビュー術!――「いい質問」をする秘訣
  • 「イスラム国」はよみがえる
    5.0
    地図上では勢力が弱まったかに見える「イスラム国(IS)」。だが、その思想は全世界にウイルスのごとく広がり、彼らはテロリストの盟主として空爆の廃墟からよみがえる――ISの本質が「国家建設」にあると独自の視点で看破したベストセラー『イスラム国 テロリストが国家をつくる時』に、新章6章を書き下ろし改題。解説・池上彰
  • 遺伝子が解く! 愛と性の「なぜ」
    4.0
    当たり前と思っている人間の愛と性も、遺伝子から解き明かすとこんなに違って見えてくる。ブロンド女性の人気も、ペニスに骨がないのも、そもそも性器がこんな場所にあるのも、つまりはみんな偉大なる自然淘汰の思し召し? あなたの性生活までも変える――かもしれない最新の動物行動学のウンチクが満載。 「遺伝子が解く!」シリーズ第3弾。
  • 遺伝子が解く! アタマはスローな方がいい!?
    3.9
    どうして美人はスタイルがよく、ナマケモノは絶滅せず、草食動物は栄養失調にならず、人間とチンパンジーの遺伝子は1%しか違いがなく、実子よりも育ての子のほうが可愛い気がして、夫婦は似たもの同士が多いのか? 動物行動学をベースに、タケウチさんがズバリ、答えます。ますます快調の「遺伝子が解く!」シリーズ第4弾。
  • 遺伝子が解く! 男の指のひみつ 「私が、答えます」1
    4.1
    男を見るとき必ず指をチェックしてしまうのはどうして? 彼のペニスが曲がっている気がするんだけど? 親に離婚経験があると子も離婚しやすい? ――それは、こういうワケなんです。週刊文春読者から寄せられた男と女の疑問を動物行動学でスッキリ解決。痛快無比のタケウチ節が冴え渡る、「遺伝子が解く!」シリーズ第1弾。
  • 遺伝子が解く! 万世一系のひみつ
    3.5
    女帝問題の解決法、男より女のほうが甘いもの好きな理由、腰のくびれがセクシーなわけ、ナマズの地震予知の真偽、犬と飼い主はどっちがどっちに似ているのか――。世間を賑わす大問題から、幼い頃より抱き続けたあの疑問まで、地上に生きるものたちすべての真実を、今回もタケウチさんが動物行動学で解き明かしていきます。「遺伝子が解く!」シリーズ第5弾。
  • 遺伝子が解く! 美人の身体(からだ)
    3.3
    女が恋に非日常的高揚感を求めるのはなぜか。男が女の顔を厳しく選ぶ理由は。遠洋漁業の船員が少ない子作りのチャンスをモノにできるワケは。あまたの側室を持ちながら、豊臣秀吉に晩年まで子ができなかったのはなぜなのか。愛と性に迷う男女のギモンに、おなじみタケウチさんが動物行動学でズバッと答えます。「遺伝子が解く!」シリーズ最終第7弾。
  • 色の秘密 色彩学入門
    3.9
    色彩学のバイブル的著書、文春文庫で再登場 人はピンクで若返り白い部屋が美人を作る。赤は血圧を上げ不眠症には青が効く。商品学の草分け的存在の著者が解明した快適色彩生活。
  • 上野千鶴子のサバイバル語録
    3.7
    著者、初めての語録! 「相手のとどめを刺さず、もてあそびなさい」 「人は、自分の器に応じた理解力しかない」 「立ちはだかる壁は、迂回せよ」 「だれとでもいいから結婚すべきでない」 「『かわいいおばあちゃん』にならなくてもよい」 「女はすでに、がんばっている」 悪戦苦闘の人生から生まれた、140の金言を収録。 「いまを生きる女たちに、生き延びてもらいたい。そして、女であることを愛してもらいたい。人生の終わりに、生きていてよかったな、と思ってもらいたい。そのために、もしかしたら役に立つかもしれないことばを厳選しました」(上野千鶴子)
  • 宇宙が始まる前には何があったのか?
    4.2
    宇宙物理学の最先端を平易に語ったベストセラー! 『種の起源』に匹敵する宇宙論のパラダイム・シフト。 私たちのいる宇宙はビッグバンで誕生した。では、その前には何があったのだろう。宇宙は「無」から生まれたのか――? 物質と反物質のわずかな非対称が生んだ私たちの宇宙。なぜ「無」からエネルギーが生じたのか。宇宙はいかにして終わりを迎えるのか。 ・宇宙は加速しながら膨張しており、やがて光速を超える ・99パーセントの宇宙は見えない ・未来には私たちがいま観測している宇宙は観測困難となる などなど、最先端の研究成果ともとに、気鋭の宇宙物理学者が宇宙の意外な像をわかりやすく描き出す。リチャード・ドーキンス氏、推薦。 解説・井手真也
  • 美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道
    -
    少女、聖女、鬼女、そして極道――。 結婚、出産、独立……タブーを打ち破りながら全身全霊で演じてきた女優が語り尽くす。 医者志望の高校生が徐々に女優という仕事に取り憑かれていく。大女優の年代記、仕事論、そして美の下に隠す狂気を語った濃厚な一冊。 ※この電子書籍は2018年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 運命の絵 なぜ、ままならない
    3.9
    争い、信じ、裏切る人々……刺激的な絵画エッセイ 初々しい恋の始まり。 だが、この後まさかの嫁姑問題勃発――。 カバーを飾るのは、フランソワ・ジェラールの『プシュケとアモル』。 王の娘プシュケの美貌は天界にまで鳴り響き、美の女神ヴィーナスの怒りを買う。 女神は息子アモルに命じてプシュケを不幸の底へと落とそうとしたが、 アモルはたちまちプシュケに恋してしまい……。 「怖い絵」シリーズなどで大人気の絵画エッセイの名手が 西洋絵画に潜む人気ドラマを描き出す人気シリーズの第3弾。 知的でスリリングな刺激にみちた17篇を収録。 ダヴィッド『マラーの死』、ミケランジェロ『デルフォイの巫女』、 レンブラント『エマオの晩餐』、ドガ『ベレッリ家の肖像』、 ブリューゲル『悪女フリート』、ゴヤ『マドリード、1808年5月2日』など、 名画31点をすべてカラーで掲載。 ※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本『中野京子と読み解く 運命の絵 なぜ、ままならない』の文庫版を底本としています(文庫化にあたり改題)。
  • 運命の絵 もう逃れられない
    3.3
    美しい絵画の裏にある人の世の深淵 若く、美しいバーの売り子。彼女の虚ろな表情が物語る、残酷な現実とは――。名画の背後に潜むドラマを読み解く絵画エッセイ17篇。 ※この電子書籍2019年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 運命の絵
    3.9
    『怖い絵』の中野京子が、名画の奥に潜む画家の息吹と人間ドラマに迫る! 命懸けの闘い、とめられぬ恋、英雄達の葛藤、そして、流転の始まり……。ルノワールやムンク、モローなど名だたる画家による“運命”の絵。それは、世紀の瞬間を捉えた名画であり、描いた者の人生を一変させた作品である。絵画エッセイの名手による新シリーズ。絵画は36点をすべてカラー掲載。 【本書の掲載絵画】 ルノワール『シャルパンティエ婦人と子どもたち』 ムンク『叫び』 ジェローム『差し下ろされた親指』 ベッリーニ『好機』 ダヴィッド『書斎のナポレオン一世』 モロー『オイディプスとスフィンクス』 アングル『パオロとフランチェスカ』 ブリューロフ『ポンペイ最後の日』 など 解説・竹下美佐 ※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本を改題した文庫版を底本としています。
  • 映画の生まれる場所で
    4.0
    世界的名匠の目は、現場で何をみているのか? 世界的名匠の目は、現場で何を見て、何を考えているのか? 『万引き家族』がカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞後、 主演にカトリーヌ・ドヌーヴを迎え、全編パリで撮影された映画『真実』。 日仏合作映画の製作は、予想外の困難と発見の連続だった──。 臨場感溢れる撮影日記、手紙、画コンテなど貴重な資料が満載の 単行本『こんな雨の日に~映画「真実」をめぐるいくつかのこと』を改題し、待望の文庫化。 文庫版には、監督自身による渾身の大幅加筆と、女優の橋本愛さんによる解説が新たに付され、 『真実』の後日譚とともに、韓国で撮影され、 カンヌで二冠の偉業を成し遂げた『ベイビー・ブローカー』、 総合演出を務めたNetflixの『舞妓さんちのまかないさん』、 坂元裕二、坂本龍一とタッグを組んだ話題作『怪物』(カンヌ国際映画祭コンペ部門ノミネート)の制作秘話も語られる。 海外での撮影を通して自身に起きた「確変」とは? 韓国のエンタメ隆盛の裏にある、残酷な「イカゲーム」のごとき現実。 Netflixなど配信の台頭と、消えゆくフィルム上映──。 変わりゆく映画を見つめる監督の眼差しは、あくまで透徹している。 橋本愛さんによる文庫解説「映画の暴力と救済について」に横溢する映画への愛と才能にも刮目されたし。 この本は、すべてのクリエイター、何かを生み出したい人のためのバイブルだ。 ※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本『こんな雨の日に 映画『真実』をめぐるいくつかのこと』を文庫化にあたり改題したものを底本としています。
  • 英語となかよくなれる本
    4.0
    私の20代の英語の先生は、アガサ・クリスティだった──。長年、英語を使って仕事をしてきた著者が「英語は苦手」な人にこそ贈るエッセイ集。料理、コミック、音楽、旅とミステリー。読みたい本、外国人と親しくつきあうヒント、趣味をもっと深めたくなる刺激が満載。たとえばパッケージの海外旅行に飽きたら、英語のガイドブックも手にとってみて。日本のガイドブックより、たくさんの情報が手にはいるはず。英語となかよくすると世界は広がる、楽しくなる!
  • 江戸 うまいもの歳時記
    -
    人口100万を超える巨大都市・江戸に暮らす人々は、どんなものを食べていた? 春は白魚、浅蜊、白酒、山菜、竹の子… 夏は茄子、鰹、鰻、鮎、カボチャ… 秋は松茸、鮭、鶉、里芋、梨… 冬は葱、蜜柑、寒天、鰯、山葵… 身分階層の違い、住む場所や気候風土の違いはあるものの、人々は季節の食材を、調理法や調味料などで工夫をこらし、大いに食べることを愉しんでいた! 『幕末単身赴任 下級武士の食日記』のロングセラーがあり、江戸の菓子や食の専門家として多くの時代劇ドラマ・漫画の考証に携わってきた著者ならではの、江戸の食・歳時記。
  • 老いて華やぐ
    4.0
    寂聴さんが99歳の最期まで伝えたかったこと 愛について、生について、老いについて寂庵で語り下ろした法話。私たちがこれからを楽しく力強く生きるためのヒントが詰まった一冊。
  • お母さんの工夫 モンテッソーリ教育を手がかりとして
    3.7
    ママ、あせらないで! 子育ては、楽しまなくっちゃ。 脳科学に基づくメソッドが、家庭ですぐにできる! 先輩ママの実践レポート多数 【ロングセラー『お母さんの「敏感期」』シリーズ決定版】 「早く片づけなさい!」「まだやってないの?」ひっきりなしに、子どもに指示を出していませんか? モンテッソーリ教育は、あの将棋の藤井聡太さんを育てた教育法ということで注目されましたが、いつでも、どこでも、誰にでも、すぐに実践できる教育法です。子どもの集中力を高めて意欲を引き出し、自立心を養います。 実際のモンテッソーリ園で園児の様子を撮影したカラーグラビアや、相良敦子さん生前最後の講演録、最新事情の書き下ろしなどを大幅に追加し、見て楽しく読んでためになる新しい1冊に生まれ変わりました。先輩ママの実践レポートを多数収録しているので、具体的にどのように子どもに接すれば良いか、ヒントが満載です。親のささやかな工夫で、子どもは大きく変わります! ●平和を生きる子どもを育てる ●本当の「躾」とは? ●子どもは自分で選んだ事に集中する ●子どもが一人でできるようになるサポート法 ●「お母さんのイライラ」の特効薬のような教育法 ●子どもにとって一番大切な時期、「敏感期」って何? ●「子どもの見方」のための知識をもつ ●モンテッソーリ教育が前頭葉を育てる ●よくあるモンテッソーリ教育への誤解 ※この電子書籍は2004年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • お母さんの「発見」 モンテッソーリ教育で学ぶ子どもの見方・たすけ方
    4.3
    オバマ大統領や、ラリー・ペイジ&セルゲイ・ブリン(Google創設者)も受けた教育として注目されるモンテッソーリ教育。20世紀初頭、イタリアのマリア・モンテッソーリ博士が生み出したこの教育法の出発点は、日常生活における行動を子どもが自分ひとりでできるよう、手伝うこと。本書は、わが国のモンテッソーリ教育の第一人者である相良さんが著した、子育てに惑う新米ママたち必携の書の加筆決定版。子育てが楽になるヒントが満載です。『お母さんの「敏感期」』とあわせてどうぞ!
  • お母さんの「敏感期」 モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる
    4.2
    20世紀初頭、イタリアのマリア・モンテッソーリ博士が生み出し、今も世界中で支持されている「モンテッソーリ教育」。その一番の特徴は、子どもには特定の事柄に特別な感受性を発揮する「敏感期」があることを指摘し、その重要性を唱えたこと。本書は、わが国のモンテッソーリ教育の第一人者である著者が豊富なイラストとともに解説する、育児書の決定版です! 『お母さんの「発見」』とあわせてどうぞ。
  • お受験
    3.0
    わが子を名門小学校へ! 5歳の秋のワンチャンスをモノにするため、個人塾通いに精を出す“お受験”ママ達。●腹筋50回、鉄棒ぶら下がり10分で根性を養う●自分の洗濯物を洗って干して畳ませる●童話を20話スラスラ説明できるよう記憶させる…など母子一体となって戦闘態勢の「まっしぐら組」。一方、親子代々私立校通い、ほかの選択肢はありえない「老舗組」も…。お受験失敗組の著者が、親たち・塾関係者40人の実態を徹底取材。“お受験”の世界をあぶり出す!
  • 男おひとりさま道
    3.5
    女のおひとりさまと男のおひとりさまとでは、生きていくための暮らしの知恵がちょっと違う。本書では、多くの男性“おひとりさま”を取材し、楽しく幸せに男ひとりで老後を生きていくすべを、豊富な事例をまじえて指南。人生の下り坂を降りるスキル、よい介護を受けるためのハウツー、ひとり暮らしの仕方や、人間関係のコツ、そして、幸福な在宅ひとり死まで…。かゆいところに手が届くような作りで、男ひとりの老後暮らしに、必携の一冊。
  • 大人のいない国
    4.0
    かつてなく幼稚化した日本。メディアでもネットでも、「こんな日本に誰がした」という犯人捜しの物言いや他罰的な言論が多いと思いませんか? 本書では、日本でいま一番練れた「大人」の思考をもつ哲学者と思想家が、現代社会と成熟について存分に語り合います。「子どもを成熟させないシステムを作り上げてきたのは私たち自身」「人は年をとるほど“多重人格化”していく」等々、ドキリとする言葉が満載。「大人が消えつつある日本」のいまを多層的に分析し、成熟への道しるべを示した目からウロコの1冊です!
  • 鬼平犯科帳の人生論
    3.0
    『鬼平犯科帳』は最良の人生指南書だ! 苛烈に見えるが人望を集める鬼平の流儀とは何か。秘策はあるのか? 『鬼平犯科帳の真髄』の著者であり、池波正太郎ファンを自認する河合塾英語講師が金言至言の数々を作品から掘り起こす。有効なカネの使い方、持つべし悪友、モテルための秘訣、中傷をどうさばくか、かけひきの常套手段に用心せよ、運に見放されたとき、恋に勝利する方法、ウマの合わない人間とつき合う法など、今すぐ役立つ目からうろこの八十二話。
  • 女と骨盤
    3.0
    コロナ禍で、な~んか不調だなと感じたら エイジング=骨盤の自由化ととらえ、加齢よドンと来い!という気分になる一冊。コロナ禍で緊張状態が続く体の緩め方についても加筆。 ※この電子書籍は2017年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • オンナの奥義 無敵のオバサンになるための33の扉
    3.0
    ここまで話しちゃっていいの!?  “還暦婚”アガワと“背徳愛”オオイシの赤裸々本音トーク。 『聞く力』シリーズがベストセラーとなる一方、2017年に“還暦婚”を果たした阿川佐和子さんと、『ふたりっ子』『セカンドバージン』などのヒット作を誇る売れっ子脚本家で、実生活でも背徳の愛を重ねてきた大石静さん。 フツーではないオバサン二人が、究極のオンナの生き方を語り合う。 ・アガワはなぜ、還暦すぎて入籍したのか ・新婚生活は「聞かない力」が大事 ・夫婦長続きの秘訣は食べ物と笑いのツボ ・夫と彼氏の三者面談 ・フラれて良かったと思うとき ・理不尽な父親とのつき合い方 ・後悔しない親の送り方 ・いつ“誘われて”も大丈夫な下着選び ・Tバックってあり? ・ホットフラッシュ、情緒不安定……更年期になったら周囲に宣言すべし! ・パワハラ&セクハラ禁止が男とテレビをダメにした ・「これしかない」という仕事を見つよう などなど、結婚、仕事から下着選び、更年期との付き合い方……とっておきの人生論! ※この電子書籍は2018年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • オール・アバウト・セックス
    3.0
    フランス文学者・鹿島教授が“エロスの総合図書館”に集めたエッチ本は百数十冊! 欲望のためならゲロも食いたい? 江戸時代はセックスが健康法で、男色はフツウのこと? 「短」か「長」かは関係ない? 人々の欲望を映し出すエロス本を読み解くことで、日本のセックスの実状が浮かびあがる。官能劇画、フーゾク、SM、AV、フェティシズム……教授が教えてくれる「あんなこと」や「こんなこと」が、あなたのエッチ観を変えてしまうかも!?
  • 続々・怪談和尚の京都怪奇譚
    4.1
    怖いのにためになる!? 大人気、三木大雲住職による、説法スタイルの新しい怪談シリーズ第三弾! この世ではあなたが知らないだけで奇妙な出来事が日夜起きています。動く人形に訳ありの廃村、山道の妖しい公衆電話、曰くつきの刀などなど……、三木住職の元に寄せられた実話怪談20編を収録。 いつか、あなたの身にも起こるかもしれない――。
  • 解読「地獄の黙示録」
    4.0
    「地獄の黙示録」は、はじめて世界文学に匹敵するレベルで作られた映画である! 未完成版のまま出品されたカンヌ映画祭でグランプリを獲得。1979年(日本では80年)に公開されると、世界中で賛否両論が巻き起こった映画史に残る作品を徹底解剖。 舞台はベトナム戦争。陸軍士官ウィラード大尉(マーティン・シーン)は、元グリーンベレー隊長カーツ大佐(マーロン・ブランド)の暗殺を命令される。カーツ大佐は軍の意向を無視し、カンボジアの山岳民族を率いて北ベトナム軍と戦っていた・・・。 監督・脚本・音楽・製作は「ゴッドファーザー」で大成功を収めたフランシス・コッポラ。約90億円にまで制作費がふくれあがったため、全財産を投じて完成させた。 映画の下敷きとなったコンラッドの「闇の奥」、T.S.エリオットの「荒地」「うつろな人々」、イギリスの文化人類学者フレイザーの「金枝篇」、ヨーロッパに伝わる聖杯伝説、そして映画のテーマ音楽となったドアーズの「ジ・エンド」。これらを手がかりに、コッポラが映画にこめたメッセージを読み解く。
  • 合戦の日本史
    4.0
    我々はこの合戦をこのように読み解く! 歴史小説界の論客たちが語り尽くす、日本の合戦の真相。 桶狭間から、幕末維新の合戦まで。 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を軸に西郷隆盛、ついには司馬遼太郎まで。 合戦を語るほどに日本が見えてくる。 作家たちそれぞれの個性が際立つトークで切り結ぶ。 読めば知的好奇心を必ず刺激される。 トリビア満載の座談会へようこそ。
  • 勝つ経営
    3.0
    ソニー、ホンダ、富士フイルム――。なぜ、これら三社は異例の飛躍をつづけることができるのか。組織と人間の関わりを長年にわたり考察した著者が、該当企業のトップとじかに向き合い、彼らの本音を引き出し、経営の舵取りを問うた連続インタビュー。ほか文藝春秋読者賞を受賞した「本田宗一郎は泣いている」、「朝風を運ぶ人々――日本人が失ったもの」を収録。金融不祥事が長引くなど闇の深い日本経済界に、光明をもたらす企業人たちの言葉は世代を超えて心に響く力がある。
  • 身体にきく 「体癖」を活かす整体法
    4.6
    『骨盤にきく』の著者が贈る整体メソッドの決定版! 人は骨盤のタイプによって、最適なリラックス法や疲れ方のパターンが全く異なります。身体の声をよくきき、本来の癖“体癖”を活かすと、本当にその人にとって効く健康法となるのです。倦怠感、頭痛、腰痛、不定愁訴……そんな症状とはさようなら! 本書では、人が無意識のうちに「ゆるもう」とする共鳴作用を利用し、体操でもストレッチでもない、究極の整体法を図解満載で提案します。
  • 花柳界の記憶 芸者論
    4.3
    花柳界、芸者、三業地……文字としては馴染みがあっても、実態は殆ど知られていない世界。長年新橋演舞場に身を置き、数々の名妓たちと親交のあった著者が、芸者の成り立ちから戦前、戦後の東京の花柳界全盛の時代までの歴史と変貌を細やかに描写。処女作にして和辻哲郎文化賞を受賞した、画期的日本文化論。
  • 勘三郎伝説
    4.5
    みんな、あなたが大好きだった! 芝居の世界に身を捧げ57歳で早世した十八代目中村勘三郎。不世出の歌舞伎役者を幼時から知悉する作者だけが知る素顔の名優の姿。
  • 患者よ、がんと闘うな
    4.0
    自分のがん治療法を決めるのは患者自身だ! がん死の恐怖に煽られ、がんと闘わさせられて、苛酷な治療に苦しむ患者たち……。手術はほとんど役にたたず、抗がん剤治療に意味のあるがんは全体の一割にすぎず、がん検診は百害あって一利もないことを知ろう。無知や誤解にもとづくがんについての認識を改め、後悔しないため、自分のがん治療法は自分で決める。そのための書。
  • 学校では教えない「社会人のための現代史」 池上彰教授の東工大講義 国際篇
    4.0
    冷戦後の15年を知れば、混迷の現代が見える! EUの挫折、イスラム国の登場、エネルギー戦争、反日の原点――すべて東西冷戦後に原点が。ビジネスにも投資にも現代史は必須です!
  • がん 生と死の謎に挑む
    4.3
    そもそも、がんとはいかなる病気なのか。 がん本質論に真っ向から取り組んだNHKスペシャルなど4本の番組の情報量が詰まった一冊。がんについて知っておくべき基本的事実と、がんについて考えるときにおさえておくべきポイントが、すべて織りこまれていると自負する著者の自信作。 また、自身の膀胱がん体験記「僕はがんを手術した」も収録。当事者ならではの視点で、がんという「人類最大の敵」に対峙する。
  • 君たちは何のために学ぶのか
    4.2
    “ファーストクラスに乗る人が機上で読む本”として紹介された本書。他人と違うことを強みに、変化の激しい社会を生き抜こう!と「ミスター円」こと榊原英資先生が、グローバル化が進む新しい時代の生き方を若者向けに説く。まずは世界経済の巨大なマーケットの原理からはじまり、激動の時代を生き抜くためにはどのように学び、何をすべきか。学校では教えてくれない、実践的勉強法とサクセス術をわかりやすく指南する! 高校生のための特別なサマースクール「次世代リーダー養成塾」を主催し、彼らとこれからの生き方を考えてきた著者。ビジネスエリートやあらゆる大人にとっても、今すぐ実践したくなるエッセンスがつまった名著!
  • キミは珍獣(ケダモノ)と暮らせるか?
    3.8
    フェネック、サル、スカンク、ハリネズミ、アリクイ──なぜ犬や猫では飽き足らず、珍獣を飼おうとするのか。珍獣と呼ばれるにはワケがある。獰猛や虚弱体質ゆえに飼うのが難しい、飼い主になつかない、ムチャクチャ臭い…それでも飼おうという人は、キセキのような楽しさが味わえるのも、また真実なのだが。伝説の珍獣ショップ「動物堂」店主として、あまたの珍獣を扱い、飼ってきた著者による、類のない珍獣選び・育成指南の書。ぐっとくる写真と自筆イラストも満載です!
  • 逆転の大中国史 ユーラシアの視点から
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    〈中華は漢民族の国〉は幻想だ! 今の中国を解くキーワードは「コンプレックス」、正しい中国史を正視しない限り中国は歴史に復讐されるだろう。 中華人民共和国「内モンゴル」で生まれ、北京で文化人類学を学んだ著者は、「漢民族」が世界の中心だという中華文明の価値観に、次第に違和感を覚える。 日本に留学し梅棹忠夫氏に師事、ユーラシア草原を調査するうち、従来の常識とは全く違う、価値観の逆転した中国史が形成された。 それは「中国四千年の歴史」という漢民族中心の歴史観からの逆転である。 大陸を縦横に駆け、開かれた文明を担ってきたスキタイ、匈奴、鮮卑、ウイグル、チベット、モンゴルといった周辺の遊牧民こそ、この地の歴史を作り上げてきた主役なのだ。 黄河に文明が花開いたころ、北の草原にはまったく別個の独立した文明が存在した。 漢人がシナを支配して「漢帝国」を称していた時代にすら、北方には別の国家が存在していた。 我々が漢民族国家の代表、中国の代名詞と考える「唐」ですら、実は鮮卑の王朝である。 現在の中国人は、こうした真実の歴史を覆い隠し、自分たち「漢民族」が世界の支配者であったという幻想にしがみついている。 絶えざる批判精神と綿密な実地調査で描き出す、諸民族が織り成す雄大な歴史絵巻! 解説・川勝平太
  • 草野球必勝法
    -
    小学生の頃は強肩強打の左翼手。サラリーマン時代は投手兼三塁手にして四番打者。そして後に監督と豊富な経験をもつ筆者が、ウンチクをかたむけて語る、江分利満氏の華麗にして優雅なベースボールの楽しみ方。プロ野球なら長嶋茂雄論から熱涙の巨人・阪神戦観戦記まで、草野球なら選手起用法から監督のありようまで、あらゆる局面にふれたこの本は、根っからの野球好きが愛情をこめて書いた野球論であると同時に、ユニークな人生論にもなっている。
  • 屈折愛 あなたの隣のストーカー
    3.7
    目をつけた相手にどこまでもつきまとう、誹謗中傷をたれ流す、別れる前に妊娠しよう/させようとする、別れるなら死んでやる!と自虐っぷりを見せつける、別れてからはデート代や別れたせいで精神病院に入院したからと費用を請求する…。底なしの執拗さでまとわりつき、被害者の生活を破壊するストーカーの、コントロールできない異常愛。なぜそんなことを? その行動の実態は? 古典的ストーカーと、現代的ストーカーの違いとは? 現代社会論としても秀逸な1冊。
  • クリスパー CRISPR 究極の遺伝子編集技術の発見
    5.0
    ノーベル化学賞受賞の科学者、唯一の手記 ゲノム情報を意のままに編集できる「CRISPR-Cas9」。 人類は種の進化さえ操るに至った。科学者自ら問う、科学の責任とは。 「君の技術を説明してほしい」 ヒトラーは私にこうたずねた。その顔は豚である。 ――恐怖にかられて目が覚める 。 ヒトゲノムを構成する32億文字のなかから、たった一文字の誤りを探し出し、修正するという離れ業ができる、その技術CRISPR-Cas9(クリスパー・キャス9)。2012年にその画期的遺伝子編集技術を「サイエンス」誌に発表したジェニファー・ダウドナ博士は、またたく間に自分の開発した技術が、遺伝病の治療のみならず、マンモスを含む絶滅動物の復活プロジェクト、農作物の改良など燎原の火のように使われていく様におののく。 豚の内臓を「ヒト化」し、臓器移植するための実験も行なわれた。 人間は自らの種の遺伝子までも「編集」し、進化を操るところまで行ってしまうのか? 解説・須田桃子(毎日新聞科学環境部記者) ※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 黒いマナー
    3.5
    今、日本のマナー界が危ない。いわゆる“冠婚葬祭の常識”のような当たり前の物差しが、当てはまらなくなっているのだ。とはいえ、社会生活において程よい礼儀は必要不可欠なもの。「俺の髪、ちょっとヤバくなってきた?」とハゲの恐怖を感じている相手にどう対応すべきか? できちゃった婚の披露宴で、友人として取るべき態度に正解はあるのか? 実に様々な対処法が求められる社交の場。人の心のヒダを読み、スマートな人付き合いの術を考察する“使える”マナー本!
  • 経営に終わりはない
    4.1
    ピラミッド型の会社組織にしない、自社独自の製品を作る、エキスパートを陽のあたる場所に出す、一企業の枠を超えて社会的責任を負う――戦後の混乱の中、天才技術者本田宗一郎とコンビを組み、経営を一手に引き受けて本田技研を世界的な企業にまで育て上げながらも、裏方に徹して表に出ることのなかった藤沢武夫が、自らの半生を振り返って書き記した経営理念。長引く不況、企業の不祥事が相次ぐ今だからこそ、経営とは何かを見つめなおすビジネスマン必読の書!
  • 決定版 100歳までボケない120の方法
    -
    何歳からでも、一つだけでも効果があります 野菜はブロッコリー、魚ならサケ。睡眠は7時間、階段の上り下りは自分の足で。アンチエイジングの第一人者による実践的レッスン。
  • 建築探偵術入門
    4.0
    幻の奇書がおよそ30年ぶりに復刊! 1986年の発売と同時に良書として話題をさらい、長い間建築愛好家たちの間で語り継がれていた幻の本、待望の電子化。藤森照信ら東京建築探偵団の団員が東京・横浜の230もの西洋建築を巡り、贅沢な写真とともにそれらの魅力を伝えています。都市開発の波にのまれ、残念ながら取り壊されてしまった懐かしいビルも多数収録!
  • 元気食 実践マニュアル155
    4.0
    楽に作って楽しく食べよう! ご飯の炊き方から野菜や魚のカンタン料理法、乾物を上手に使う方法、減塩・減糖・減油にする技など、食生活のヒント満載。難しいことやお説教は一切ナシ、博多弁の軽妙な語り口にのって読み進めれば、食事作りが楽になります。面倒くさいと敬遠しがちの根菜、魚、乾物の調理法は、目からウロコの簡単さ。実践すればおいしい食事ができて、健康維持に役立つのみならず、家計も大助かり。さらに美容・ダイエットにも心強い味方になる一冊です!
  • 小泉官邸秘録 総理とは何か
    -
    世界情勢が激変する現在、日本の内閣総理大臣に必要なものは何か? 本書では、小泉内閣で首席首相秘書を務めた飯島勲氏が、官邸のすべてを書き尽くしている。郵政民営化は実現できたのはなぜか? 小泉以降の内閣が短期間で終わった理由は? いまの日本に必要なリーダーシップとチームワークのかたちを明らかにしてくれる一冊!
  • 高校野球を100倍楽しむ ブラバン甲子園大研究
    4.0
    甲子園には魔物が棲む──。 応援には魔曲がある! 高校野球が100倍面白くなる、世界初の甲子園「ブラバン応援」研究本! 吹奏楽名門校出身の著者が、高校球児と吹奏楽少女の恋を描く少女マンガ『青空エール』(河原和音作)監修をつとめるうち、すっかり応援マニアに。 「サウスポー」「狙いうち」なぜ応援は懐メロばかり? 日本一有名な応援曲は○○高校オリジナルだった! 打線爆発する魔曲「ジョックロック」とは? ……などなど、完全ブラバン目線で名門高校顧問やOBに直接取材を重ねた、トリビア満載&マニア垂涎の一冊。 夏の甲子園100回大会にあわせ、新ネタ大増量で文庫化しました!
  • 交渉術
    4.2
    外交官として北方領土交渉の第一線で活躍した著者が、人間の本性を知り尽くしたインテリジェンスの技法を明かす。「私が体験したハニートラップ」「酒は人間の本性を暴く」「賢いワイロの渡し方」「上司と部下の危険な関係」…。スパイがカネやセックスをどう利用するか。外務省・松尾事件や小渕とプーチンの真剣勝負。ビジネスマンのための実用書としても役に立つ、第一級の教科書。その“実用篇”ともいえる「東日本大震災と交渉術」の一章をあらたに書き下ろした増補版!
  • ここがおかしい日本の社会保障
    3.7
    生活保護より低い最低賃金額から、祖父母が孫の年金保険料を支払う実態まで、でたらめすぎる日本の社会保障制度を一刀両断! 「パラサイト・シングル」や「希望格差社会」といったキーワードを創出してきた気鋭の社会学者・山田昌弘さんがずばり問題の本質に迫ります。
  • 古事記神話入門
    3.5
    この1冊で古事記神話のすべてがわかる! ベストセラー『口語訳 古事記』の著者が「あらすじ」と「解説」で紹介する、決定版古事記入門書。 イザナギ、イザナミの国生みから、高天の原を混乱に陥れたアマテラスとスサノヲの諍い、国譲りをするオホクニヌシ、初代天皇イハレビコの誕生まで。 日本人なら一度は読んでおきたい日本のはじまりの物語が、わかりやすく、より深く理解できる。 単行本より解説を増補し、この一冊で古事記のストーリーが完全に把握できるように改編。初代天皇からの系図や2020年に編纂1300年を迎える日本書紀との比較も掲載される。 女系天皇、生前退位と、天皇制に注目が集まる令和の時代を生きる日本人にとっての必読書。 ※この電子書籍は2012年5月に文藝春秋より刊行の『あらすじで読み解く古事記神話』を改題、大幅に加筆した文庫版を底本としています。
  • 孤独について 生きるのが困難な人々へ
    3.7
    孤独を全身で味わった哲学者が孤独を礼賛する 戦う哲学者が、誰一人からも理解されない偏った少年時代、混迷極まる青年時代を振り返り、助手時代の教授による壮絶なイジメ地獄までを実録する。 そして、ようやく「孤独を楽しみ、孤独を磨きあげ、孤独に死のう」という積極的孤独を選びとるまでの思索を描ききった。 この哲学的自分史の凄絶ぶり、また深遠さは比類がない。 解説:南木佳士 ※本書は2008年11月に刊行された文春文庫の電子書籍版です。
  • 小林カツ代伝 私が死んでもレシピは残る
    4.0
    伝説の「肉じゃが」「わが道をゆくワンタン」「黒豆」……没後5年を経た今も愛され、つくり続けられるのはなぜか。戦後を代表する料理研究家・小林カツ代。「家庭料理のカリスマ」と称された天性の舌は、どのように培われたのか。レシピ付き傑作評伝。 解説・山本益博 「小林カツ代という人は天才でした。紀元前、紀元後ではありませんが、カツ代前、カツ代後という言葉があってもおかしくない」(本文より)。 【目次より】 第一章 料理の鉄人 第二章 小林カツ代の家庭料理とは何か? 第三章 大阪大空襲 第四章 カツ代を育てたミナミの味 第五章 料理研究科・小林カツ代誕生 第六章 母として、女としての葛藤 第七章 天命
  • こんな日本でよかったね 構造主義的日本論
    4.1
    その類いまれなる好奇心で現代思想の奥の奥まで分け入るウチダ先生。人気ブログ「内田樹の研究室」のコンピレーション本である本作では、構造主義でこの国の過去・現在・未来を捉えます。時間的に後から来たものがすべてを支配する、という歴史主義的な考え方に対し、構造主義では時間の広がりと深みを重んじます。「私とは違う時間の中に生きている人に世界はどのように見えているのか私にはよくわからない」。そんな謙抑的な知性で、ウチダ先生と一緒に「こんな日本」について考えてみませんか。
  • 合成生物学の衝撃
    4.3
    人間を“改造”する技術はすでに実在する! DNAを設計し人工生命体を作る――。ノーベル賞受賞のゲノム編集技術や新型コロナワクチン開発、 軍事転用など最先端科学の表と裏。 生命の設計図であるゲノムのデジタル改変を可能にした合成生物学。この技術で、人類は自然に存在しない 生命体を誕生させることに成功した。医療などで応用が期待される一方、軍事転用の危険も指摘される “神の領域”の科学。第一線の科学者や巨額の投資を行う軍当局を取材し、その光と影に迫る、渾身のリポート。 ※この電子書籍は2018年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ゴルフに深く悩んだあなたが最後に読むスウィングの5ヵ条 完全版
    5.0
    写真も、イラストもない、読むゴルフレッスン書。 42歳でゴルフと出会った著者は、やみくもに球を打ち、苦労するのではなく、理論的にゴルフスウィングを理解したい! と思い立つ。それから20年。日々の練習やラウンドの合い間に書きためたメモをもとに、ゴルフスウィングを「立つ」「ねじる」「遠心力」「管理」「連動」という5つの言葉で解析することに成功する。その結果、64歳の今、著者はハンディ5を維持している。 「タメ」「コック」「リストターン」「叩く」「飛ばす」という単語はゴルフに必要ない。 多くのレッスン書で多用されている写真やイラストは、誤解や混乱を生んでいることもある。 正しく言葉でスウィングの基本を理解すれば、写真やイラストよりも頭の中でイメージが広がり、結果として頭と身体にしみこんでいくはずだ。 好評を博した『ゴルフに深く悩んだあなたが最後に読むスウィングの5ヶ条』『ゴルフに泣かされた夜あなたが心にきざむスコアメイクの具体策』『あなたがもう迷わずにゴルフを上達するための意識改革と練習方法』の三部作を一冊にまとめ、徹底的に加筆、削除、修正をほどこしたレッスン書の新定番。
  • サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠
    4.6
    1999年のラスベガス。ソニーは絶頂期にあるように見えた。しかし、舞台上でCEOの出井伸之がお披露目した「ウォークマン」の次世代商品は、2つの部門がそれぞれ別個に開発した、2つの互換性のない商品だった。それはソニーの後の凋落を予告するものだった。 世界の金融システムがメルトダウンし、デジタル版ウォークマンの覇権をめぐる戦いでソニーがアップルに完敗し、ニューヨーク市役所が効率的に市民サービスを提供できない背景には、共通の原因がある。それは何か――。謎かけのようなこの問いに、文化人類学者という特異な経歴を持つ、FT紙きってのジャーナリストが挑む。 企業であれ自治体であれ、あらゆる組織は「サイロ化」という罠に陥りがちである。分業化したそれぞれの部門が、それぞれの持つ情報や技術を部署の中だけでとどめてしまい、隣の部署とのあいだに壁を作ってしまう。日本語では「タコツボ化」と呼ばれるこの現象は、どんな組織でも普遍的に存在する。 経済学的な観点からすれば、身内での競争を生むような「サイロ」は無駄であるから、トップが「サイロ撲滅」の掛け声をかければ解決に向かう、と思いがちだ。ソニーの新しい経営者・ストリンガーも最初はそう考えた。しかし、彼は失敗した。壁は極めて強固で、一度できたサイロは容易には壊れない。 文化人類学者の視点を持つ著者は、「サイロ」が出来るのは人間に普遍な原因がある、と説く。人間に求められる技術が高度で専門的になればなるほど、サイロはむしろ必要とされるからだ。 人間は必ずサイロを作る、ならば、その利点を活用しつつ、その弊害を軽減する方法を探ろうとする画期的な論考が、本書である。
  • 詐欺師のすべて あなたの財産、狙われてます
    4.0
    宅地と思って土地を買ったら、河川敷で家を建てられない! 大口注文を受けて納品したのに、代金が支払われず商品まで取られた! 受けとった小切手を銀行で現金化しようとしたらニセモノだった!──元詐欺師や被害者、知能犯担当刑事が明かす、驚くべき騙しのトリック。「最初はまともな話で相手を安心させよ」「真実を核にして嘘を構築せよ」など、詐欺を成功させる鉄則十五箇条も紹介(絶対にマネはしないでください)。詐欺師に勝つための完全撃退マニュアル!
  • ざんねんな食べ物事典
    4.5
    人生に残念はつきものである いまだ語られざる「ラーメン行動学」とは。山一證券から日大アメフト部まで、ざんねんな謝罪会見対策を考える。今回も買って損無し! ■「麺はやっぱり太麺」「だしは煮干」「バリカタ」「二郎」など 居酒屋などでラーメンがひとたび話題になると、みな侃々諤々、喧々囂々の大騒ぎに。 しかし、まだまだ語られるべきラーメンの新側面があった――! ショージ君が考えた「ラーメン行動学」とは。 ■メディアに溢れる「ざんねんな人たち」はなぜ、どこが“残念”なのか? お辞儀ではなく、胸をかきむしってみてはどうか? 手ぶらなのが気になるので、謝罪会見のときは会見専用に開発された数珠を持ってみてはどうか? 山一證券から日大アメフト部まで、ざんねんな謝罪会見の「ざんねん」感を払拭する対策をショージ君なりに考えてみた「残念な人たち」。 ――等々。 今シリーズ本も買って損なし、爆笑必須、 期待を裏切らないショージワールド全開の一冊です! 「オール讀物」人気連載、東海林さだお著「男の分別学」シリーズ。 2017年10月号~2019年1月号までの連載13本に加え、 『気がつけばいつもチェーン店ばかりでメシを食べている』の筆者・村瀬秀信さんとの対談「我らが“チェーン店”道」、 月刊文藝春秋特別寄稿「僕とインスタントラーメンの六〇年」も収録! ※この電子書籍は2019年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 仕事が変わる「魔法の言葉」 名経営者たち73の教え
    3.0
    「大きな仕事は小さな人間からは生まれません」福原義春--日本を代表する名経営者たちの至言を経済小説の泰斗がより選った金言集。「結果は信念についてくる」「部下は向こうから育つ」といった独自の視点から編纂された本書は、ワークスタイルや会社組織を飛躍的に改善するヒントに満ちている。稲盛和夫、三木谷浩史、新浪剛史……ビジネス界のトップ30人が贈る至言!
  • 沈む日本を愛せますか?
    4.0
    いま多くの支持を集める二人の論客が、ロック界の大御所、渋谷陽一氏の司会のもと、2009年から2010年にかけて国内政治をテーマに7回にわたって語り合った。 おりしも日本の政権は自民党から民主党へと交代。このような時代の転換期に、二人は何を、どのように見ていたのか。時間の経過してもなお、輝きを失わない、時代を超えた普遍的な分析がつまった対談集。
  • 宿命 習近平闘争秘史
    -
    徹底した現場取材で、長期政権への内幕を暴露! 中国共産党の原動力は権力闘争だ。地方政治家から国家主席に上り詰め、闘う宿命を背負う男の真実。『十三億分の一の男』を改題増補。 【目次】 序 章 「習近平新時代」 第一章 愛人たちが暮らす村 第二章 習近平の一人娘を探せ 第三章 紅く染まった星条旗 第四章 ドキュメント新皇帝誕生 第五章 反日狂騒曲 第六章 不死身の男 第七章 サラブレッドの悲劇 第八章 クーデター 第九章 紅二代 終 章 宿命 特別収録 エズラ・ボーゲル インタビュー 「習近平は最強の独裁者なのか」 あとがき 文庫版あとがき
  • 生涯投資家
    4.5
    「お金儲けは悪いことですか?」 2006年6月、ライブドア事件に絡みインサイダー取引を行った容疑で東京地検に逮捕され、のちに執行猶予つき有罪判決を受けた村上ファンドの村上世彰氏。逮捕間際に言ったその言葉が印象的だった。以後、表舞台から姿を消したが近年株式取引の世界に復帰。その動向が注目されている。 本書は、その村上氏の初の諸著であり、半生記であり、投資理念の解説書でもある。 灘高―東大法―通産省を歩んだエリートがなぜ投資の世界に飛び込み、いったい何をしたのか。事件となったニッポン放送株買い占めにおいて、いったい何があったのか。彼の投資哲学、日本企業への見方はどうなのか。今後何をしようとしているのか。 嫌われ者を自認する村上氏が、その実像と思いを自らペンをとって書き上げた話題作。 解説・池上彰 ※この電子書籍は2017年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 生涯投資家vs生涯漫画家 世界で一番カンタンな投資とお金の話
    4.0
    どうすればお金と仲良くなれるのか? 麻雀もFXも負け続けのサイバラが、「生涯投資家」村上世彰に投資とお金について教えを乞い、 株とビットコインに挑戦。その結果は文庫特別編「3年後の収支報告」対談で! 村上世彰氏と西原理恵子氏といえば、ともに“お金好き”で知られています。しかし実態は正反対。 村上ファンドをはじめ投資で財をなした村上氏に対し、西原氏は、曰く投資もバクチも麻雀も、実はこれまで負けっぱなし。 そこで本書の前半では、村上氏が西原氏に、 「投資とギャンブルはどう違う?」「買っていい株とダメな株の見分け方」 「損切りのタイミング」「ビットコインの将来性」などについて分かりやすくアドバイス。 後半は実践篇として、西原氏が1000万円を用意し、息子とともに日経225などの株に挑戦! それまでゲームばかりしていた息子はCNNを見るように…… 誰でも投資の極意をつかめるサイバラのイラスト付き! ※この電子書籍は2019年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 昭和天皇独白録
    3.7
    天皇みずから「昭和」を生き生きと語っていた! 1990年12月号の月刊文藝春秋に掲載され、昭和天皇が自ら語った昭和史の瞬間として、内外に一大反響を巻き起こした第一級史料。 寺崎英成が記した「昭和天皇独白録」、寺崎のひとり娘マリコ・テラサキ・ミラーの「“遺産”の重み」の2部構成。 伊藤隆・児島襄・秦郁彦・半藤一利各氏による解説座談会も収録。
  • 食物ことわざ事典
    -
    「青菜に塩」「芋の煮えたもご存じない」「イワシ七度洗えばタイの味」「丑の日のウナギ」「鬼も十八番茶も出端」「匂い松茸味しめじ」「命は食にあり」。食べること──それは本能にもとづいた行為ではあるが、そこに材料、調理法の多様性を生み出したのが人間の文化である。日本人の食生活の知恵は独特なものがあるが、それは“ことわざ”の中にも生きている。ここに選び出された120項目によって、あなたの食卓とともに、あなたの頭脳も豊かになるだろう。
  • 新解さんの謎
    3.7
    辞書の中から立ち現れた謎の男は、魚が好きで苦労人、女に厳しく、金はない――。「新解さん」とは、はたして何者か? 三省堂「新明解国語辞典」のページをめくると、あなたは濃厚な言葉の森に踏み込んでしまう。【恋愛】【合体】【火炎瓶】【浮世】【動物園】……数々の、あまりに親切な定義に抱腹絶倒しながらも、「新解魂」に魅せられていく、言葉のジャングル探検記。“紙”をめぐる高邁深遠かつ不要不急、非パソコン的世界からの考察「紙がみの消息」を併録。
  • 新・学問のすすめ 脳を鍛える神学1000本ノック
    4.0
    これが世界基準の教養だ! 偏差値トラウマを克服し、学べ! もっと学べ! 「知の怪物」佐藤優氏が母校同志社神学部の学生だけに明かした最強の勉強法! 神学を知ると現代が見える。文庫オリジナルでお届け。 なぜ現代日本で得をしない、キリスト教神学を学ぶのか? 世の中を複眼的に見る「思考力」の最強トレーニングになるからだ。 国際情勢分析はもちろん、勉強法、恋愛、パワハラやストーカー問題まで、キリスト教二〇〇〇年の議論を生き方にどう応用するかを伝授する。 学問は必ずあなたの役に立つのだ! 第1講 神学とは何か――得をしない学問が強い 第2講 聖書を持って社会へ――プロテスタンティズム 第3講 不合理ゆえに我信ず――三位一体論 第4講 絶対に解けないから挑む――キリスト論 第5講 無駄死にしないために――終末論1 第6講 過去を振り切って前を見る――終末論2
  • シンメトリーな男
    3.7
    モテる男とモテない男、その差はやっぱり「外見」にあった――。手や足など左右で一対になっている部位は、本来対称なはず。しかし、遺伝的、環境的にストレスを受けると左右にズレが生じる。ズレの少ない男が競争に強い、すなわち優秀な遺伝子の保持者。女が好きな男、それは「シンメトリーな男」なのだ! ご存じ動物行動学の伝道師、竹内久美子が最新の知見に基づいて柔らかく説く驚愕の真実。
  • 心理ゲーム愛情編
    -
    「捧げられても困るものはどれですか? ●自作自演のラブソング ●100万本のバラ ●1億円のダイヤの指輪 ●命」「半年間、急に仕事を休んでいいことになりました。ただし自宅近辺ですごさないといけません。給料はもらえます。どうやってすごしますか?」「次の中の何に話しかけられたら一番気持ちが悪いですか? ●金魚 ●冷蔵庫 ●本 ●ハンバーグ ●枕」クイズに答えれば自分のココロが見えてくる! 大好評「心理ゲーム恋愛編」に続く第2弾。
  • 心理ゲーム恋愛編
    -
    「超能力を一つだけ身につけられます どれがいい? ●透視能力 ●予知能力 ●瞬間移動 ●念力 ●透明になれる ●空を飛べる」「川の絵を描いてください 次に男女2人を絵のなかに配置してみてください」こんな40問に答えれば、ハッキリしない自分の気持ち、相手の本音が分かるんです。簡単な答えや絵が、「この人には恋人がいる」「結婚したがっている」とココロを解き明かし、あなたの「明日の恋」を応援する1冊! 心理ゲームは嘘をつきません。
  • 自殺
    4.0
    「最初に自殺を考えたのは小学六年生の時です」──自らの未遂体験を通じ、芥川賞作家・柳美里が高校生に問う、生きる意味。作家、マラソン選手、アイドル歌手、いじめによる中学生の死など、多くの自殺具体例の核心を見据えて掲げられる、逆説的自殺のすすめ。私は「自殺を肯定しているのか、それとも自殺の抑止について語ろうとしているのか」。読者は透徹した視点で「生きること」「死に向かうこと」を社会構造とともに解き明かす本書をいかに捉えるべきなのか?
  • 自殺──生き残りの証言
    -
    「こんなに切ったのに何で死ねないんですか……」「何で血が止まっちゃうんですか?」自分の手首を、もう少しで切断するくらい切り裂いた男性が、治療にあたった医師たちに言った言葉だ。救命救急医療センターで、自殺を図って死ねなかった未遂者たちに取材した異色のルポルタージュ。なぜ人は自殺を企てるのか、なぜその方法を選んだのか、本当に死ぬつもりだったのか、自殺する瞬間は怖いと思うのか……。自殺未遂者の肉声を基にその心理を解きあかす!
  • 10代の脳 反抗期と思春期の子どもにどう対処するか
    3.7
    子どもの反抗期は脳に原因があった!? 思春期の扱いづらさは脳の成長過程での未熟さや過敏さゆえだった! 未完成な脳の問題と利点を理解すれば、子どもに上手く向き合える。 解説:渡辺久子 ※この電子書籍は2015年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 女帝 小池百合子
    4.7
    誰にも知られたくなかった素顔 キャスターから国会議員へ転身、大臣、さらには都知事へと、権力の階段を駆け上ってきた小池百合子。しかしその半生には、数多くの謎が存在する。「芦屋令嬢」時代、父親との複雑な関係、カイロ留学時代の重大疑惑――彼女は一体、何者なのか? 徹底した取材に基づき、権力とメディアの恐るべき共犯関係を暴いた、衝撃のノンフィクション! 私は小池百合子という個人を恐ろしいとは思わない。だが、彼女に権力の階段を上らせた、日本社会の脆弱さを、陥穽を、心から恐ろしく思う。(「文庫版のためのあとがき」より) ※この電子書籍は2020年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 仁義なき幕末維新 われら賊軍の子孫
    4.0
    異色の顔合わせによる「未公開対談」をお蔵出し! 明治維新で敗れたばかりに“賊軍”とされた歴史のアウトローたちをめぐる、仁義なき幕末史。「歴史の片隅に追いやられた敗者に惹かれる」と語る文太さん、いまも続く「薩長史観」にもの申す昭和史家・半藤氏が、お互い賊軍の子孫として意気投合。西郷という巨きな男の謎に挑む!
  • 人口減少社会の未来学
    3.5
    文明史的スケールの問題に挑む! 21世紀末、日本の人口が約半数になる⁉ この大きな変化に対して私たちは何をなすべきか。 人口減少社会の「不都合な真実」をえぐり出し、文明史的スケールの問題に挑む“生き残るため”の論考集。各ジャンルを代表する第一級の知性が贈る、新しい処方箋がここに。 【目次】 ・序論 文明史的スケールの問題を前にした未来予測 内田樹 ・ホモ・サピエンス史から考える人口動態と種の生存戦略 池田清彦 ・頭脳資本主義の到来 ――AI時代における少子化よりも深刻な問題 井上智洋 ・日本の“人口減少”の実相と、その先の希望 ――シンプルな統計数字により、「空気」の支配を脱する 藻谷浩介 ・人口減少がもたらすモラル大転換の時代 平川克美 ・縮小社会は楽しくなんかない ブレイディみかこ ・武士よさらば ――あったかくてぐちゃぐちゃと、街をイジル 隈 研吾 ・若い女性に好まれない自治体は滅びる ――「文化による社会包摂」のすすめ 平田オリザ ・都市と地方をかきまぜ、「関係人口」を創出する 高橋博之 ・少子化をめぐる世論の背景にある「経営者目線」 小田嶋 隆 ・「斜陽の日本」の賢い安全保障のビジョン 姜尚中 内田樹×藻谷浩介の特別対談「世界の人口動態と帝国再編」を収録 ※この電子書籍は2018年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 人口で語る世界史
    4.0
    人口を制する者が、世界を制してきた── ロンドン大学・気鋭の人口学者が“人口の大変革期”に当たる直近200年を叙述。全く新しい教養書の誕生。 ・産業革命のもといち早く人口を増加させた英国は、植民地政策のもと世界の覇権を握った ・猛追するドイツとロシア。人口膨張への脅威が各国を戦争へ駆り立てる ・ヒトラーによる優生学。人口増との大いなる矛盾のゆくえ ・日露戦争に勝利した大日本帝国は、世界の人口大国へ ・超大国アメリカの出現。人種・移民問題を端緒とする翳りとは ・戦後の復興も遂げた日本が、世界に先駆けて少子高齢大国へ陥った本当の理由 ・王者・中国の14億人パワー。だが一人っ子政策の後遺症が。インドはいつ追い抜くか 「人口」に対して、「技術革新」「経済」「地政学」「為政者」「戦争」「宗教」「イデオロギー」「移民」「医療の進歩」「女子教育」「自己決定権」などの様々なファクターを掛け合わせ、アカデミックな裏づけのもと一般読者向けに書き下ろした決定版。 解説・堀内勉 ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 人生でムダなことばかり、みんなテレビに教わった
    4.0
    さんまの人生哲学、たけしの野望 人気タレントが番組中になにげなくこぼした一言が、彼らの来し方行く末を物語る。 100人による100の名言で編む文庫オリジナル。 お笑い芸人もアイドルも、ゆるキャラまでも、 テレビの前ではその「人間性」がむき出しになる。 ビートたけしの若き日の野望、明石家さんまの「生きてるだけで丸もうけ」。 黒柳徹子は、宮沢りえは、田原総一郎は何を思い、カメラに向かうのか。 人生に「ムダ」だけど大事なことはみんな、テレビが教えてくれる! 【他にもこんな登場人物が!】 綾野剛、有吉弘行、石橋貴明、伊東四朗、内村光良、蛭子能収、大泉洋、太田光、岡村隆史、片桐はいり、香取慎吾、樹木希林、甲本ヒロト、堺雅人、坂上忍、さかなクン、清水富美加、志村けん、笑福亭鶴瓶、関根勤、高田純次、武井壮、武田鉄矢、田村淳、タモリ、壇蜜、千原ジュニア、出川哲朗、所ジョージ、中居正広、長瀬智也、中谷美紀、二階堂ふみ、博多華丸・大吉、バカリズム、濱田岳、早見あかり、ふなっしー、ベッキー、星野源、又吉直樹、マツコ・デラックス、満島ひかり、ムロツヨシ、桃井かおり、百田夏菜子、安田顕、山里亮太、若林正恭……
  • 水族館哲学 人生が変わる30館
    4.0
    超ユニークな水族館ガイドの登場です! 廃館寸前の水族館を独自の斬新な手法で蘇らせてきた水族館プロデューサーの著者。水族館について全てを知り尽くす著者が、数多ある水族館の中から30館を厳選し、その常識的な枠を超えた「展示」の本当の魅力や見所を紹介します。 斬新な発想力を持つ著者が自ら綴った紹介エッセイは、目からウロコの連続。地球と生き物の命、日本のアニミズム、弱点を武器にする方法などなど、水族館の楽しみ方、奥深さについて縦横無尽に綴ります。 また、全国各地の水族館を取り上げることによって、その地域ならではの特性や生きもの、自然について学べるのも本書の特長。好奇心を持つこと、学ぶことの本当の面白さを体験できます。 バブリングをするイルカ、癒しのクラゲ、愉快な海獣たち……水中世界の美しい写真(オールカラー)も必見! 絶体絶命のピンチのとき、癒されたいとき――生きる活力が湧いてくる水族館へぜひ行ってみませんか?
  • 好きになってはいけない国。 韓国発!日本へのまなざし
    4.0
    「ヨン様より、カン・ドンウォンでしょ」「日本の文化は好きだけど、日本は好きになってはいけない国」「『シュリ』の成功が僕たちを変えた」。韓国のジャニーズファンや熱血アムラーたち。彼らの抱く日本への複雑な思いが、ヨン様現象の裏表から97年IMF支援以降に激変した韓国の経済事情、大胆に変わった性意識までを、鮮明に浮かび上がらせる。不登校や援助交際まで、日本に酷似しているようにみえる韓国。新しい日韓関係の可能性を描いた興奮の一冊!
  • スパムメール大賞
    3.0
    受信フォルダを埋め尽くす、迷惑なスパムメール。でも、じっくり読むと、ソコには奇想天外な面白さが! スパム有名人・藁科美智子って? 「禁煙中で口寂しいからフ×ラしたい」「あなたは30億円で落札されました」「大きい動物が希望」など抱腹絶倒のスパムメールに、激しいツッコミを入れる、爆笑必至の奇書。メールならではの怪しい煩悩の世界に魅せられた著者は、ついに禁断の“スパムへの返信”、そして相手との“文通”へと突入! さあ、何が起こる?
  • 聖書を語る
    4.4
    共にキリスト教徒の二人が、聖書をベースに宗教・哲学・社会問題を縦横無尽に語りつくす異色の対談集。 第一章では、カルヴァン派の佐藤氏とバプテスト派の中村氏が、同じプロテスタントでありながら宗派によって異なる、他力本願と自力本願、終末論など神学的な問題を語りあう。第二章では村上春樹の『1Q84』、サリンジャー、『新世紀エヴァンゲリオン』など文学やサブカルに見られるキリスト教の影響を読み解く。第三章は、3・11を契機に激変した日本社会を伝統宗教は救えるのかがテーマ。不安定な世の中にはスピリチュアル的なものがはびこるが、本当の意味で自分と他者をつなぐことのできるものは何なのか? ライプニッツのモナド論など引用しながら考察する。
  • 聖書を読む
    4.0
    共にキリスト教徒の二人が丁々発止の聖書対談 アダムとエバの創世記から世界の終わりを預言するヨハネの黙示録まで。キリスト教徒の二人が共に読み、語り尽くす異色のバトル対談。
  • 成人病の真実
    3.5
    あなたは、健康診断の結果に一喜一憂していませんか? がん、高血圧症、高コレステロール血症、糖尿病……。検査によって作り出される「病気もどき」に惑わされてはいけない。一般人は「成人病、イコール、節制や治療が必要」と思い込んではいないか。患者を増やしたいという医者の欲求は強まることはあっても弱まることはない。それゆえ、人々は自衛策を考える必要がある。
  • 整体かれんだー 旬な身体になる
    -
    「のぼせ」「冷え」「首が痛い」。身体の悩みはありませんか? 骨盤がゆるむ春、胸のひらく夏、おなかの動きの良くなる秋、骨盤を縮めて冷えに対抗する冬。1年のサイクルを快適に過ごすため、身体はバランスをとりながら変化しています。身体の言い分に沿ってあるがままに生きることを目指す「身がまま整体」を、著者の30年の経験からサポート。
  • 清張鉄道1万3500キロ
    3.3
    清張鉄道は旅情・愛憎・ミステリー 松本清張の小説を「乗り鉄」目線で徹底研究。作中の誰が最初にどの路線に乗ったのか、という「初乗り」から昭和の日本が見えてくる。 ※この電子書籍は2017年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 生命の星の条件を探る
    3.0
    早逝した天才研究者による科学ジャーナリスト大賞受賞作 満天に星が輝くこの空のどこかに、生命を宿す星はあるのだろうか。誰もが抱く疑問に、宇宙生命学の泰斗が答える。もし地球の水の量が10分の1だったら? もし太陽系に木星がなかったら? 様々な「if」を想定しながら、生命が存在できる惑星の条件を明らかにする。 解説・阿部彩子/須田桃子
  • 世界史の10人
    5.0
    ライフネット生命の創業者・出口治明会長(当時)が、「歴史を学ぶことは、必ず役に立つ、将来のための教材は過去にしかない」という信念のもと、ビジネスの傍らに長年歴史研究を重ねた成果を世に問うた一冊。 我々が普通に「世界史の偉人」としてイメージする人物ではなく、あえて「通好み」の10人を紹介している。 出口氏がイメージする真のリーダーの条件とは、人格が立派であることでも、志が高いことでもなく、「何を成し遂げたか、後世にどのような影響を与えたか」。 結果責任がすべて、という出口氏のビジネスマンらしい新鮮な視点で選ばれたのが、中世エジブトで奴隷からスルタンになった「バルバイス」、グローバル企業・大元帝国と作り上げた「クビライ」ムガール帝国の雄「バーブル」、中国初の女帝「武則天」、宋の政治改革に挑んだ「王安石」、強国イングランドの基を築いた「アリエノール」、神聖ローマ皇帝として教皇権力と戦った「フェデリーコ三世」、英国を一流国に成長させた「エリザベス一世」、ロシアを強国に育てた「エカチェリーナ二世」、そして近代都市パリを作り上げた「ナポレオン三世」という、世界史の通がうなる顔ぶれ。 西欧中心の世界史では馴染みがない名前も多く、女性の活躍が期待されるこれからの時代を見据えて、女王、女帝が4人も選ばれている。 必ずしも「歴史の勝者」ではなく、「英雄」と称えられることはなくとも、自らの環境を切り開き、後世の人間に大きな業績をもたらした人物について、その前後の時代背景を詳説しつつ紹介している。 歴史を「人生の指針」にしたいと願う人に最適の指南書、待望の文庫化。
  • 戦後70年 日本人の証言
    4.7
    敗戦の焦土から立ち上がった日本人は、いかにして戦後の日本をつくりあげたのか。東京裁判、安保闘争、高度成長、美智子妃ご成婚、新幹線開通、東京オリンピック、大阪万博、バブル崩壊……。本邦初となる貴重な証言をまじえ、昭和・平成70年間の歩みを超豪華執筆陣が描く。月刊「文藝春秋」2015年1月号の大特集を文庫化。高倉健「最期の手記」も特別収録。
  • 創意に生きる 中京財界史
    3.2
    「豊田織機」、「トヨタ自動車」の豊田佐吉、喜一郎父子。 「ノリタケ」、「TOTO」、「INAX」、「日本ガイシ」など世界的セラミックス企業集団の源流となった日本陶器の森村市左衛門。 日本のバイオリンを世界品質に高めた「鈴木バイオリン」の鈴木政吉。 呉服業から「松坂屋」で知られる百貨店へと発展させた織田信長の小姓、蘭丸の子孫・伊藤家の伊藤守松。 味噌・醤油製造から財を築き、紡績、鉄道車両、電気、ガスと次々と事業を拡げた、「名古屋の渋沢栄一」こと奥田正香。 木曽川に日本初のダム式発電所「大井発電所」を建設し、大規模な水力発電開発を進めて「電力王」となった福沢桃介……。 江戸期以来の豪商と外来の商人が混ざり、特異な経済発展を遂げてきた名古屋を中心とする中京圏を舞台に、幕末から昭和初期にかけて、日本の実業界を創った男たちの物語。 本名の杉浦英一名義で1956年に刊行された幻のデビュー作新装版 目次 序  ●第一章 慶応年間 ●第二章 明治初年代  ●第三章 明治十年代前半  ●第四章 明治十年代後半  ●第五章 明治二十年代前半 ●第六章 明治二十年代後半  ●第七章 明治三十年代前半  ●第八章 明治三十年代後半 ●第九章 明治四十年代 ●第十章 大正元年―三年間 ●第十一章 大正四年―八年間 ●第十二章 大正九年―十五年間  ●第十三章 昭和二年―七年間  ●第十四章 結びに代えて その後の発展/中京財界の特色 あとがき/文庫版のためのあとがき/解説 楠木 建
  • それは違う!
    4.3
    『買ってはいけない』はオカルト本だ、そうでなければホラー本! ちまたにあふれるポピュラーな食品を実名であげてその悪影響を叫び、買うなと煽動した200万部ベストセラーは、ウソ、誇張、ねじまげに、詐欺的文章のオンパレードなのだ。著者は環境ホルモン、ダイオキシン問題など、根拠の乏しい説があたかも常識の如く流される風潮をも徹底的に論破。社会現象となった「買ってはいけない論争」を巻き起こした最初の批判者が、世の常識に激しく迫る!
  • 対談集 歴史を考える
    -
    日本の歴史を考えること、それは現在の、そして未来の日本を知るための 一番確かな方法であろう――。 歴史に造詣の深い萩原延壽、山崎正和、綱淵謙錠各氏と歴史小説の巨匠が、 談論風発のうちに、千数百年にわたる我が国の政治、文化の特殊性を模索。 その底に流れる原理を探り、本質に迫ろうとする、豊かな内容と示唆に富んだ 貴重な対談集。 1981年刊行の文庫新装版。 解説・関川夏央

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