社会・政治 - セール作品一覧

  • 近代ロシヤ政治思想史 西欧主義とスラヴ主義
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 19世紀のロシアでは、西欧化するか、スラブ主義を貫くかの政治的葛藤があった。維新期の日本さながら、守旧派と革新派の闘争を読む。ヨーロッパに隣接しながら、独自のスラブ的精神風土をもっていたロシア。近代化の波にどのように対処したのかを、政治思想の観点から説き明かす。 【目次】 序 第一部 第一章 西欧文明の挑戦に対するロシヤの応答 第二章 ロシヤ精神史における「西」と「東」、インディヴィドゥアリズムとコレクティヴィズム 第三章 チャアダーエフとその歴史哲学的問題提起 第四章 スラヴ派と西欧派の大論戦 第二部  第五章 西欧派の系譜 第六章 ペリンスキーとその無神論的社会主義 第七章 バクーニンとその無政府主義 第八章 ゲルツェンのナロードニチェストヴォ 第三部 第九章 古典的スラヴ主義 第十章 キレエーフスキー――ロシヤとヨーロッパの精神史的対比 第十一章 ホミヤーコフにおけるスラヴ主義の展開 第十二章 ダニレフスキーの生物学的スラヴ主義 第十三章 附説 ロシヤ帝国主義のイデオロギーとしての汎スラヴ主義 第十四章 レオンチェフの反動的スラヴ主義 註 参考文献について 主要人名索引 勝田 吉太郎 1928~2019年。政治学者。京都大学、奈良県立大学名誉教授。鈴鹿国際大学名誉学長。京都大学法学部卒業。専門は、ロシア政治思想史、ロシア精神史、アナーキズム。法学博士(京都大学)。 著書に、『近代ロシヤ政治思想史―西欧主義とスラヴ主義』『革命とインテリゲンツィヤ』『アナーキスト-ロシア革命の先駆』『ドストエフスキー』『知識人と自由』『革新の幻想-社会主義を問い直す』『革命の神話-社会主義に未来はあるか』『現代社会と自由の運命』『平和憲法を疑う』『平和病日本を撃つ』『敗戦後遺症シンドローム』『神なき時代の預言者 ドストエフスキーと現代』『宰相論』『民主主義の幻想』『時を読む 勝田吉太郎の警世嗟言』『民主教育の落し穴 戦後世俗化の風土を斬る!!』『勝田吉太郎著作集(全8巻)』『思想の旅路 神なき世紀の悲劇を見つめて』『文明の曲がり角』『核の論理再論-日本よ、どこへ行く』『甦るドストエフスキーの世紀 現代日本への警鐘』『ドストエフスキー』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 現代アメリカ外交序説 ウッドロー・ウィルソンと国際秩序
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 現代アメリカの外交において重要なウッドロー・ウィルソンの構想の誕生から、その軍事政策、集団安全保障への道のりを辿る力作。 【目次】 序説 現代アメリカ外交における正統と異端 第一部 ウッドロー・ウィルソンの初期外交思想 序章 米西戦争のはざまで 第一章 基調=リベラル・デモクラシーの政治思想 第二章 「自由貿易主義的:経済思想 第三章 拡張主義的経済外交政策観 第四章 「福祉主義」の内政思想 第五章 帝国主義と三人の思想 終章 ウィルソンとホブソン 第二部 ウッドロー・ウィルソンの軍事政策 第一章 「パクス・ブリタニカ」の世界 第二章 ふたつの政治観 第三章 中立と脅威 第四章 脅威の増大 第五章 陸軍と海軍 一九一六年軍備増強法案の場合 第六章 世論と軍備 第七章 「世界最強の海軍」と新しい脅威 第八章 自由主義世界秩序 第九章 ふたつの条件 第十章 「国際海軍」と国際連盟 第十一章 海軍当局と海軍計画 第十二章 世論の拘束 第十三章 ぱり休戦会議と「海洋の自由」 第十四章 「パリ海軍会議」 第十五章 パリ会議のあと むすびにかえて 補章 軍備増強モデル 第三部 ウッドロー・ウィルソンと集団安全保障体制構想 はじめに 第一章アメリカ外交の文脈のなかで 第二章 集団安全保障体制構想を生み出したもの 終章 「パクス・アメリカーナ」への道 註 参考文献 あとがき 進藤 榮一 1939年生まれ。政治学者。筑波大学名誉教授。京都大学法学部卒業。法学博士。米国ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際関係大学院(SAIS)博士課程。専門は、アメリカ外交、国際政治経済学、アジア地域統合。 著書に、『現代アメリカ外交序説―ウッドロー・ウィルソンと国際秩序』(吉田茂賞受賞)『現代紛争の構造』『非極の世界像』『現代の軍拡構造』『地殻変動の世界像―新たな国際秩序を読み解く』『ポスト・ペレストロイカの世界像』『アメリカ―黄昏の帝国』『敗戦の逆説』『戦後の原像』『現代国際関係学―歴史・思想・理論』『分割された領土―もうひとつの戦後史』『脱グローバリズムの世界像』『東アジア共同体をどうつくるか』(『国際公共政策』『アジア力の世紀――どう生き抜くのか』『アメリカ帝国の終焉』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 中世イギリスの地方行政(増補版)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 著者が研究室に入って以来9年間取り組んできた中世イングランドの地方行政に関する研究の成果。治安判事制、中世イングランドのコロナー、中世後期の地方行政とそれぞれ別のテーマを持つ3論文を収録。旧版の一部を補った増補版。 【目次より】 序 第一篇 治安判事制成立史試論 はじめに 第一章 治安判事制はいつ成立したか 第二章 治安判事制はいかなる制度か 第一節 治安判事職の管轄権 一 土地管轄 二 事物管轄 法廷内の活動 第二節 治安判事職の人的構成 一 社会的出自 二 資格 三 俸給 第三節 治安判事の任命 第四節 治安判事職の監督 王座裁判所との関係 第三章 治安判事制成立をめぐる利害の対立 第一節 ジェントリーの態度 第二節 貴族の態度 第三節 中央政府の態度 むすび 第一篇付論 一四世紀における治安裁判所 はじめに 第一節 治安判事の就任 第二節 開廷日および開廷場所 第三節 起訴陪審 第四節 訴訟手続 第五節 訴訟の結果 第二篇 中世イングランドのコロナー はじめに 第一章 起源 第二章 管轄区域・選挙・人的構成 第三章 職務 第一節 職務上当然の義務 第二節 特別委任に基づく職務 第四章 効果 俸給・監督 むすび 第三篇 中世後期イングランドの地方行政 シェリフを中心にして はじめに 第一章 前史 一三世紀に至るまでのシェリフ職 第二章 シェリフ職の任命・任期・人的構成 第一節 任命 第二節 就任 第三節 任期 第四節 資格 第五節 社会的出自 第三章 シェリフ職の管轄権 第一節 土地管轄 第二節 職務 一 司法上の職務 二 行政上の職務 三 財政上の職務 四 職務量 第四章 シェリフ職の報酬・腐敗・監督 第五章 シェリフの下僚 第一節 州全体を管轄区とする下僚 第二節 州の一部を管轄区とする下僚 一 ハンドレッド・ペイリフ 二 治安官 第六章 特権領 第一節 特権 一 司法上の特権 二 行政上の特権 三 財政上の特権 第二節 特権領 第三節 特権領役人 第四節 特権に伴う義務と中央の監督 むすび 第四篇 一四世紀のエスチーター はじめに 第一章 エスチーター職の歴史 第二章 エスチーター職の構成 第三章 エスチーターの職務 むすび 付篇一 「中世イギリスの地方行政」再論 批判に答える 付篇二 名望家支配の典型としての治安判事制 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 小山 貞夫 1936年生まれ。法学者。東北大学名誉教授。専門は、西洋法制史。 東北大学法学部卒業。法学博士。 著書に、『イングランド法の形成と近代的変容』『絶対王政期イングランド法制史抄説』『増補版 中世イギリスの地方行政』『英米法律語辞典 Koyama's Dictionary of Anglo-American Legal Terminology』などがある。
  • 社会学論集
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 社会学の泰斗による、「社会学」の諸主題(意味関連、競争、共同社会、社会構造など)についての、考察をまとめた論考集です。社会学の初学者から専門家まで役に立つ論文集です。 【目次】 まえがき 一 社会学の対象と方法 二 意味連関と現実態 三 社会心理学的相互作用の過程 四 他我の了解 五 親和関係考 六 競争考 七 共同社会考 八 利益社会考 九 社会発展の論理 一〇 社会構造と人間形成 一一 未開社会考 一二 村落 一三 日本家族の推移 一四 女性の特質とその社会的基礎 一五 民族 一六 社会と個人 あとがき  索引 臼井 二尚 1900~1991年。社会学者。京都大学名誉教授。京都帝国大学文学部社会学科卒。文学博士。 著書に、『国家国民の象徴としての天皇』『社会学論集』『臼井二尚論攷抄』『社会と民族』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 近代ドイツ公教育体制の再編過程
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 教育への国家関与と財政支援が本格化する第二帝政期における公教育制度の再編過程を、各種法案と議会審議の分析により初めて解明する。 【目次より】 はしがき 序章 本研究の課題と構成 第一節 本研究の課題と先行研究 第二節 本研究の構成 第一章 ドイツ帝国の成立と公教育体制の再編の模索 第一節 ファルク文相の就任と学校監督法(一八七二年)の成立 第二節 ファルク教育法案(一八七七年)と公教育体制の再編構想 第三節 ファルク文相による初等教育の条件整備施策とその矛盾 第二章 一八八〇年代における保守派の台頭と教育行財政制度の再編 第一節 保守派の台頭と初等教育の条件整備をめぐる確執 第二節 プロイセン教育行財政制度の再編とその構造 第三章 「包括的民衆学校法」制定の挫折と初等教育の条件整備 第一節 ゴスラー民衆学校法案(一八九〇年)とその挫折 第二節 ツェドリッツ民衆学校法案(一八九二年)とその挫折 第三節 ボッセ文相による教育条件整備施策 第四章 学校維持法の成立(一九〇六年)と民衆学校の維持・管理機構の法制化 第一節 学校維持法制定に向けた議会活動の高揚とその背景 第二節 「学校妥協」の成立と学校維持法案の特質 第三節 政府原案の修正過程と学校維持法の構造 終章 第二帝政期プロイセンの公教育体制の再編とその構造 付録 III 第二帝政期プロイセン地方教育行政機構図 付録 II 第二帝政期プロイセン文部省主要人名一覧 付録 I プロイセン衆議院(下院)および帝国議会の政党別議席数 主要参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 遠藤 孝夫 淑徳大学教授。東北大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科教育学専攻修士課程修了、同大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。専門は、ドイツ教育史。 著書に、『近代ドイツ公教育体制の再編過程』『管理から自律へ 戦後ドイツの学校改革』『「主体的・対話的で深い学び」の理論と実践』(共著)『ドイツ 過去の克服と人間形成』 (共著) 『教員養成学の誕生 弘前大学教育学部の挑戦』(共著)などがある。
  • 政党支持の分析
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 戦後わが国有権者の政党支持の特性と発展を、全国的規模の政治意識調査データをすべて収集し、長期視野に立って統一的に分析。 【目次より】 序 第1章 政党支持と社会構造・国際環境の変動 1 始めに 2 職業構成の変動 3 都市への人口移動 4 経済的生活意識と石油危機 5 新旧世代の交替 6 高学歴層と政治的シニシズム 7 国際環境の変化 8 時期区分によるまとめ 第2章 政党支持の類型とその特性 1 始めに 2 党派性の諸側面の尺度 3 政党支持の類型 4 政党支持の変動と支持の類型 5 政策に対する態度と政党支持の類型 6 投票における政党選択と政党支持の類型 7 1967年ミシガン調査データによる政党支持類型との比較 8 結び 第3章 政党支持の変動と支持の幅 1 始めに 2 政党支持の変動:長期的,短期的変動要因 3 政党支持の幅の仮説 4 政党支持の幅の尺度の構成 5 政党支持の幅の尺度の相対的安定性 6 政党支持の幅と政党選択 7 結び 第4章 政党支持の社会化過程 1 始めに 2 父親の支持政党の認知 3 両親と子の政党支持の一致 4 政党支持強度に対するグループの影響 5 政党支持をめぐる初期社会化と後期社会化 6 社会化効果の相対的ウェイト 7 結び 第5章 政党支持と職業利益 1 始めに 2 政党支持のデモグラフィック要因による多変量解析 3 政党支持の社会化過程と職業移動 4 職業カテゴリーと職業代表政党 5 職業代表政党から支持政党へ 6 職業代表政党なし層の政党選択 7 新中間層の政党支持と生活満足度 8 結び 第6章 「保守ー革新」イデオロギーと態度空間 1 始めに 2 「保守ー革新」イデオロギーのコンポーネント 3 「保守ー革新」次元の認知的前提 4 保革自己イメージ 5 政党空間における保革次元 6 政策空間における保革次元 7 政策イメージの変換機能 8 結び 第7章 政策争点・政党の政策イメージ・政党選択 1 始めに 2 政策争点と政党選択の関連モデル 3 政策争点と政策イメージの認知 4 政策イメージ尺度の構成とその分布 5 「政党の政策イメージ」と政党支持 6 「政党の政策イメージ」と投票における政党選択 7 結び 第8章 政党支持強度の消長 1 始めに 2 いくつかのモデルの検討 3 データと政党支持強度の尺度 4 政党支持強度に対する年功効果と時勢効果 5 政党支持強度と投票との一致 6 支持強度に及ぼすフォーマル・インフォーマルな集団の影響 7 政治不満の蔓延と政党支持強度の低下 8 結び 引用文献 調査一覧 補遺I 補遺II あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 三宅 一郎 1931年生まれ。政治学者。神戸大学名誉教授。専門は、政治行動論。 京都大学法学部卒業。法学博士。 著書に、『政党支持の分析』『投票行動』『政治参加と投票行動』『日本の政治と選挙』『変動する日本人の選挙行動(5)政党支持の構造』『選挙制度変革と投票行動』『異なるレベルの選挙における投票行動の研究』(共著)『平等をめぐるエリートと対抗エリート』(共著)『日本人の選挙行動』(共著)『変動する日本人の選挙行動(2)環境変動と態度変容』(共著)『55年体制下の政治と経済』(共著)『社会科学のための統計パッケージ』(編著)『合理的選択の政治学』(編著)など、 訳書に、R・イングルハート『静かなる革命』S・ヴァーバ、N・H・ナイ、 J・キム『政治参加と平等』(東京大学出版会、1981年)などがある。
  • ロシア・ナショナリズムの政治文化 「双頭の鷲」とイコン
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 20世紀ロシアの国家・民族・ナショナリズムを、その深層に流れる政治文化に焦点を当て解明、歴史を貫く「ロシア的なもの」を剔出する。 【目次より】 はしがき 第一部 ロシア・ナショナリズムの政治文化 第一章 ロシアにおける国家と民族 歴史的、政治文化的考察 第二章 ロシア・ナショナリズムの歴史と政治文化 第二部 ソヴィエト体制下のロシア・ナショナリズム 第三章 「ユーラシア主義」とロシア国家像の転換 スラブ国家からユーラシア国家へ 第四章 ロシア革命と国家 「ナショナル・ボリシェヴィズム」の系譜 第五章 非スターリン化政策とロシア・ナショナリズム ヴェ・オーシポフをめぐって 第六章 グラースノスチ下のロシア・ナショナリズム運動 第三部 ロシア正教会とナショナリズム 第七章 ゴルバチョフ政権下のロシア正教会とナショナリズム 第八章 宗教とナショナリズム 西ウクライナの「ギリシア・カトリック教会」をめぐって 第九章 ソヴィエト体制崩壊後のロシア正教会とナショナリズム 自由の背理とアイデンティティ危機 第十章 二〇世紀のロシア正教会 チーホンからアレクシー二世へ 註 あとがき 初出一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 廣岡 正久 1940年生まれ。政治学者。京都産業大学名誉教授。専門は、ロシア政治思想史。 大阪外国語大学外国語学部ロシア語科卒業、慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻修士課程修了、同博士課程中退。京都大学より博士(法学)取得。 著書に、『ソヴィエト政治と宗教』『ロシア正教の千年』『ロシアを読み解く』『ロシア・ナショナリズムの政治文化』『キリスト教の歴史〈3〉 東方正教会・東方諸教会』などがある。
  • ロシア近世農村社会史
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ロシア近代化の起点であるピョートル1世の諸改革と、農村がおかれた諸々の状況と変化の過程を基礎史料から描く、我国初の画期的研究。 【目次より】 まえがき 目次 序論 ピョートル改革の基本的性格 一 北方戦争の時代 二 軍事、行政改革 三 財政改革と工業化 四 教会改革と啓蒙 五 改革と民衆 第一章 戦時下の農村社会 第一節 世帯調査(一六七八─一七一〇) 第二節 兵士、労働者の徴用 「空白」の諸原因(その一) 第三節 逃亡と世帯隠し 「空白」の諸原因(その二) 第四節 ランドラート調査 第二章 農村社会の諸相 第一節 領主経営と農民経営 第二節 領主的諸規制 第三節 農民の日常的諸要求 第四節 『貧富の書』における農村社会像 補論 村の教会と聖職者について 第三章 人頭税の導入と農村社会 第一節 世帯税から人頭税へ 第二節 人口調査 人頭税の導入過程(その一) 第三節 軍隊と農村 人頭税の導入過程(その二) 第四節 農村の疲弊と政府の対応 終章 近世農村の成立 引用欧文文献目録 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 土肥 恒之 1947年生まれ。西洋史学者。一橋大学名誉教授。専門は、近世ロシア農村社会史。 小樽商科大学商学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了、同大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学博士。 著書に、『ロシア近世農村社会史』『「死せる魂」の社会史』『ロシア皇帝の虚像と実像』『ピョートル大帝とその時代』『岐路に立つ歴史家たち』『ステンカ・ラージン』『よみがえるロマノフ家』『興亡の世界史 ロシア・ロマノフ王朝の大地』『図説 帝政ロシア』『ロシア社会史の世界』『西洋史学の先駆者たち』『ピョートル大帝』など、 訳書に、B・O・クリュチェフスキー『ロシア農民と農奴制の起源』などがある。
  • 首相の権力 日英比較からみる政権党とのダイナミズム
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は、現代デモクラシーに不可避的に伴う委任関係を捉える分析道具であるプリンシパル・エージェント理論を援用しながら、英国を中心に発展を遂げている執政府中枢研究と政党組織論の接点を探り、比較事例分析の手法を用いて首相の権力を決定づける要因が何であるのかを探究する。これにより、日英の首相を比較政治学の文脈に位置づけつつ、英国政治の脱神話化を図る。日英両国の首相が1970年代の政府内政策決定においてどのような権力のあり方を示したのかを分析することをとおして、議院内閣制が権力を創出しコントロールするその根源的なメカニズムの解明を目指す。 【目次より】 序章 問題の所在 日英比較分析の視座から はじめに 第一部 首相職を位置づける 政党政治と執政政治との間 第一章 首相の権力とは何か 政党政治と執政政治との間に位置する首相職 第二章 首相と執政府中枢 一九七〇年代における日英両国の政府内調整メカニズム 第三章 首相を「操縦」する 一九七〇年代における政権党組織の比較分析 第二部 首相の権力を検証する 比較事例分析 第四章 委任とコントロール エドワード・ヒースと保守党(一九七三年一〇月~一九七四年一月) 第五章 競合するエージェントたち 田中角栄と自民党(一九七三年一〇月~一九七四年一月) 第六章 分裂する政権党・分裂する内閣 ジェームズ・キャラハンと労働党(一九七六年四月~一九七七年一一月) 第七章 党内抗争の激化と閣内の平和 大平正芳と自民党(一九七八年一二月~一九八〇年五月) 終章 議院内閣制と首相の権力 あとがき 註 インタヴュイー一覧・参考文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 高安 健将 1971年生まれ。政治学者、成蹊大学法学部教授。早稲田大学政治経済学部卒業、同大学大学院政治学研究科を経て、ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスにて博士号取得。専門は、比較政治学、政治過程論。 著書に、『首相の権力 日英比較からみる政権党とのダイナミズム』などがある。
  • 離婚(東南アジア研究叢書) 比較社会学的研究
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 離婚は文化に依存するのか。親族構造、宗教、法との関係は。欧米やアジア諸国そして日本における離婚の特徴を解明する。 【目次より】 まえがき I 序論 A 研究の目的 B 親族構造と離婚発生との関係 C 宗教の離婚に対する態度 D 法的手続きとしての離婚 E 親族構造,宗教的価値観,法的手続きの間における相互依存性と独立性 F 近代化および都市化の影響 II 欧米の離婚 A 欧米諸国の離婚統制におけるキリスト教の役割 B 若干の国における離婚法と離婚傾向の変化 C ヨーロッパ諸国の離婚率 D フランスにおける離婚率の地域的分布 E 西ドイツにおける離婚率の地域的分布 F カナダにおける離婚率の地域的分布 G 米国における離婚率の地域的分布 H ヨーロッパ諸国における離婚率の変化とそのパターン I 東西ベルリンにおける離婚率の変化 J ヨーロッパ以外の西欧文化圏における離婚率の変化 K 結論 III マレーシア・インドネシアにおける離婚 A 対象の規定と問題点 B スマトラ バタクとミナンカバウを中心として C ジャワ ジャワ人の場合 D ボルネオ シー・ダヤクの場合 E マレー半島およびシンガポール マレ一人,ヌグリ・スンビランのミナンカバウ系住民,およびジャクンを中心として F マラヤにおけるイスラム教徒の離婚の地域的分布 G マラヤ・シンガポール・インドネシアにおけるイスラム教徒の離婚傾向の変化 H マラヤ・シンガポール・インドネシアにおけるイスラム教徒の離婚傾向とアラブ諸国を中心とするイスラム教国における離婚傾向との比較 I 結論 IV 日本の離婚 A 日本の離婚をとり扱う場合の問題点 B 日本における離婚率の変化 C わが国の離婚と「家] 追出し離婚について D 武士の「家」と離婚 E 農民における離婚とその背景 武士の社会との対比において F 地域による農民家族の類型の相違とその離婚率への反映 G 離婚率の地域的分布における特殊例 H 婚姻をめぐる諸状況の変化と離婚率の変動 I 中国人の離婚 日本人の離婚との対比において J 結論 V 総括 引用文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 坪内 良博 1938年生まれ。 社会学者。京都大学名誉教授。元甲南女子大学学長。京都大学文学部卒業後、同大学院学研究科博士課程修了。 著書に、『東南アジア人口民族誌』『マレー農村の20年』『小人口世界の人口誌』(『東南アジア多民族社会の形成』『バンコク 1883年 水の都から陸の都市へ』などがある。
  • マックス・ウェーバー研究 比較研究としての社会学
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 19~20世紀前半に社会学を大きく発展させた知の巨人の思想の全貌を解き明かすべく、ウェーバーの基礎から応用までを具体的に検証する。 【目次】 まえがき 序論 社会学の成立 一 問題 ニ ウェーバーの学間研究における二つの時期 三 比較研究としての社会学の成立 第一章 社会学の方法的基礎 一 問題 ニ 理念型 三 因果帰属と比較 1 概観 2 因果観の歴史的展望 3 客観的可能性の判断と因果帰属 4 因果適合性の程度と確率の問題 5 比較 四 理解 諸領域の関連付けの問題 1理解社会学の綜合的性格 2「理解」の論理的構造 3 目的合理性の範疇による理解 4「心理学的」理解 第二章 社会学の内容的構造 一 ヨーロッパ的エトスの系譜 ニ 「宗教社会学」のカズイティク 三 世界宗教の経済倫理 1 儒教と道教 2 ヒンズー教と仏教 3 古代ユダヤ教 4 宗教社会学における「世界諸宗教の経済倫理」 第三章 社会学の実践的意味 一 問題 ニ 責任倫理の立場 1 実践的判断の構造 2 目的合理性と責任論 3 自由と人格 4 責任倫理と近代ヨーロッパ 三 政治的実践 附録 ウェーバーとヤスパース 世界史における宗教の意味 1 序論 2 ウェーバー 3 ヤスパース 4 むすび 文献目録 金子 栄一 著書に、『マックス・ウェバー研究』『ウェーバーとヤスパース』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 政府行動の経済分析 国・地方の相互依存関係を中心として
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 国ならびに地方の歳入・歳出と税の関係を徹底的に分析する。国税、地方税、所得税、住民税などを、諸外国の例も交えて論じた力作。税と国と地方の経済活動はどうあるべきなのかを検証するための必読書。 はしがき 第I部  国と地方の財政関係 第1章 政府の役割と財政構造 1 政府の役割 2 公共部門の規模 3 国・地方の財政規模 4 国と地方の財政関係 5  都道府県と市町村の財政 6 経済成長と都道府県・市町村の歳入 第2章 諸外国における財政と地方財政調整制度 1  財政規模 2 地方財政調整制度の概要 3 諸外国の地方財政調整の規模 4 地方財政調整制度の将来動向 第3章 地方交付税による財政調整 1 財政調整の概要 2 地方団体間の財源調整方式 3 地方交付税と交付税率 4 交付税の代替的な配分方式による地方歳入のシミュレーション 5 地方交付税配分方式の評価基準に関する一試論 第II部 国の財政構造 第4章 国の歳入・歳出 1 歳入 2 歳 出 3 歳出に含まれる地方への移転 4 税制改革の動向 第5章 所得税の累進構造 1 実証分析の展望 2 所得税制と所得控除 2. 1 所得税制 2.2 所得階級別控除額の推計 3 所得控除 3.1 所得控除の決定要因 3.2 所得階級別所得控除の推移 4 モデルと分析 5 所得分布と所得税 6 シミュレーション 7 まとめ   第6章 最適課税の観点からみた所得税 1 関心高まる所得税減税 2  最適適所得税構造とは 3 最適所得税論の考え方 4 最適課税理論の適用 5 最適所得税制の分析 6 最適所得税からみた現行所得税制 7 むすび 第III部 地方の財政構造 第7章 地方の歳入構造 1 地方団体の歳入構造 2 国税・地方税の地域間格差 3 歳入総額の地域間格差 4 地域別の受益と負担の構造 5 税制改革と地方財政 補論 住民税の地域別減税額推定 第8章 地方の歳出構造 1 歳出構造の概観 2 歳出の相互依存関係について 第9章 歳入・歳出の相互依存関係 1 地方財政調整制度と歳出 2 社会福祉費と地方団体の財政状況 3 経済合理性からみた市町村の投資行動 4 残された問題. 第10章 地方財政モデル 1 実証研究の展望 2 地方財政モデルの特定化と推定 3 モデル・シミュレーション 参考文献・資料 斉藤 愼 1952年生まれ。大阪学院大学教授、大阪大学名誉教授。大阪大学経済学部卒業〔経済学士〕。大阪大学大学院経済研究科修士課程修了〔経済学修士〕。大阪大学大学院経済研究科博士課程中途退学。経済学博士。専門は、財政学、地方財政論、社会保障論。 著書に、『政府行動の経済分析』『現代経済学』『どうする法人税改革』『地方分権化への挑戦 「新しい公共」の経済分析』(共著)『新しい地方財政論 新版』(共著)などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 未来の年表 5冊合本版
    値引きあり
    -
    ベストセラー「未来の年表」シリーズが合本になって登場! 【収録作品】 『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』 日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか? 第1部では「人口減少カレンダー」とし、2017年から2065年頃まで、いったい何が起こるのかを、時系列に沿って、かつ体系的に示した。第2部では、第1部で取り上げた問題への対策を「10の処方箋」として、なるべく具体的に提示した。本書は、これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書となる。 『未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること』 もう止まらない日本の少子高齢化。あなたの身の回りではこれから具体的に何が起こるのか? 今回は、少子高齢化や人口減少が人々の暮らしにどのような形で降りかかってくるかを、あなたの生活に即しながら明らかにする。言うなれば、これからあなたに起きることを、お中元やお歳暮のギフトカタログのように一覧してみようというのだ。 前著『未来の年表』が年代順というタテ軸を用いて俯瞰したのに対し、本書は起きる出来事を「ヨコ軸」、すなわち面としての広がりをもって眺める。 『未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること』 47都道府県はもはや維持できない。20年後の日本人はどこに暮らすのか? 今回は、これまで誰も本格的に試みることのなかった2つのアプローチに挑んだ。1つは、現在を生きる人々が国土をどう動いているのかを追うこと。もう1つは、「未来の日本人」が日本列島のどこに暮らしているのかを明らかにすることである。 『未来のドリル コロナが見せた日本の弱点』 コロナ禍により人口減少問題は悪化の一途をたどる。社会はどう変わってしまうのか? 日本の病巣である「社会の老化」を、「人口減少ドリル」で易しく学ぶ! 『未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること』 人口減少日本で各業種・職種や公共サービスに何が起こるのか? 実人数が減り消費量が落ち込む「ダブルの縮小」に見舞われるこの国は一体どうすればいいのか? 瀬戸際の日本にこれから起きる大変化を詳細かつ大胆に描きつつ、「戦略的に縮む」という成長モデルの手順を深掘りし、「未来のトリセツ」として具体的に示す。
  • 平和問題十二講
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 西田幾多郎に師事した哲学者だったが、戦後マルクス主義唯物論者に転向した著者が、「平和」について論じた12の講義をまとめた著作である。戦争の原因分析や、戦後日本や世界情勢についての深い洞察がある。 【目次より】 目次 まえがき 第一講 戦争はどうしておきるか 一 戦争の原因 ~ 五 植民地再分割のための戦争 第二講 第一次世界戦争はどうしておきたか 一 自由競争から独占へ ~ 四 植民地政策の必然性 第三講 第二次世界大戦はどうしておきたか 一 第一次大戦後の世界情勢 ~ 八 ファシズムの形成 第四講 戦後の世界情勢 その一 一 全般的危機の第二段階とその特徴 ~ 七 アメリカの侵略的諸計画 第五講 戦後の世界情勢 その二 八 朝鮮戦争とその結果 ~ 一五 資本主義国家のファッショ化 第六講 戦後の世界情勢 その三 一六 植民地体制の崩壊 ~ 二八 ラテン・アメリカ諸国 第七講 戦後の国内情勢 一 敗戦後の日本 ~ 五 MSA体制と平和勢力の発展(一九五三年―一九五四年) 第八講 世界平和運動の発展 一 第二次世界戦争以前の世界平和運動 ~ 四 ヴェトナム休戦以後 第九講 日本の平和運動の発展 一 第二次世界戦争以前の平和運動 ~ 五 第三期 対決期 MSA体制と原水爆に反対し、ソ中との国交回復運動の高まる時期 第十講 平和的共存の可能 一 新らしい事態 ~ 六 平和的共存の可能 第十一講 日本平和運動の諸問題 一 再軍備の問題 ~ 十 組織の問題 第十二講 質疑応答 一 ソ同盟は平和を主張しながらなぜ軍備をもつか ~ 十一 基礎科学の勉強について ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 人間と国家
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 国家こそ人間のために! 本書は理想と現実との間の深いつながりを絶えずはかりながら、人間のために国家をその本来あるべき位置に据えて、新たなデモクラシーの歴史的・具体的理想をわれわれに示したものである。人間・デモクラシー・世界平和がきわめて深刻な危機にさらされている時代に、本書をあらゆる人々におすすめする。 【目次より】 感謝の言葉 目次 第一章 人民と国家 民族、政治団体、国家 協同体と社会 民族 政治団体 国家 正常な発展とそれに伴う倒錯の過程 人民 第二章 主権の概念 問題点 ジャン・ポダンの主権君主 根源的誤謬 主権とはなにを意味するか。ホッブスの「可死的な神」 政治団体も国家も主権者でない 人民も主権者でない。ルソーの主権的国家 結論 第三章 手段の問題 目的と手段 政治生活の技術的合理化 政治生活の倫理的合理化 人民の有するコントロールの手段と民主主義的国家 退歩的もしくは野蛮的社会における手段の問題 第四章 人権 理論的な考え方において対立している人々も人権のリストに関して純粋に実践的な合意に到達することができる 哲学的論点 人権の合理的基礎 自然法 自然法における第一の(存在論的)要素 自然法における第二の(認識論的)要素 人権と自然法 人権一般について 人権の個別的考察 第五章 民主主義的憲章 民主主義的・世俗的信仰 政治的異端者 教育と民主主義的憲章 権威に関する諸問題 予言者的・警世的少数派 第六章 教会と国家 序言 一般的・不変的原理 一般的・不変的原理 (1)人間人格と政治団体 (2)教会の自由 (3)教会と政治団体 現実の歴史的実存における不可変的諸原理の適用 (1)テーシスとヒボテーシス、歴史的風土と具体的な歴史的理想 (2)近代文明の歴史的風土 (3)教会の優越性の原理 (4)協力の原理 最も一般的かつ間接的な協力形態 神の存在を公けに認識すること 相互援助の特殊的形態 いくつかの実際的結論 第七章 世界政府の問題 二者択一 いわゆる国家主権の放棄 世界的政治社会の必然性 まったくの政治理論対たんなる行政理論 超民族的勧告機関 訳者あとがき マリタン、ジャック 1882~1973年。フランスの哲学者。パリ・カトリック大学教授。新トマス主義者。 ソルボンヌ大学卒業。 著書に、『三人の改革者 - ルター.デカルト.ルソー』(麻生宗由訳)『宗教と文化』(吉満義彦訳)『詩とは何か - その位置について』(共著、倉田清訳)『人間教育論 岐路に立つ教育』(溝上茂夫訳)『岐路に立つ教育』(荒木慎一郎訳)『人間と国家』(久保正幡・稲垣良典訳)『典礼と観想』(共著、須賀敦子訳)『芸術家の責任』(浜田ひろ子訳)『フランス哲学者の見たアメリカ』(小林珍雄訳)『人間の教育 - ジャック・マリタンの教育哲学』(ドナルド・A・ギャラガー、アイデラ・J・ギャラガー編、稲垣良典監修、梅村敏郎訳)などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 次は何か? ファシズム論
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 トロツキーによる反ファシズム論パンフレット。トロツキーは、ドイツで台頭しつつあったファシズムの危険性と問題点を解明し、コミンテルンとドイツ共産党による政策の誤りを暴き出した。 【目次より】 一 次は何か? 序文 1 社会民主主義 2 民主主義とファシズム 3 官僚的最後通牒主義 4 統一戦線の問題に関するスターリニスト的ジグザグ 5 統一戦線の歴史 6 ロシアの経験の教訓 7 イタリーの経験の教訓 8 統一戦線をとおして統一戦線の最高機関としてのソヴィエトヘ 9  SAP(ドイツ社会主義労働者党) 10 中間主義『一般』とスターリニスト的官僚主義の中間主義 11 ソ連の経済的成功と制度の官僚化の矛盾 12 ブランドラー派(CPD)とスターリニスト的官僚 13 ストライキ戦術 14 労働者管理とソ連との協力 15 情勢は絶望か 結語 二 唯一の道 序文 1 ポナパーティズムとファシズム 2 ブルジョアジー、プチ・ブルジョアジー、プロレタリアート 3  社会民主党とファシズムの同盟か、ないしは闘争か 4 テールマンの二十一の誤謬 5 スターリン・テールマンの政策を彼ら自身の経験によって検討す 6 プラーグでは統一戦についてなんというか 7 景気循環の光に照らして見た階級闘争 8 社会主義への道 9 唯一の道 結語 三 ドイツ労働者への手紙 1 ヒットラーの戦略の背後に何が隠されているか? 2 われわれはいまファシズムを撃退することができるか? 3 ボルシェヴィキと一九一七年の統一戦線 4 ブリューニングは「より小さな悪」であるか? 5  反ファシスト戦線 6 別個に進み、いっしょに撃て 7 コルニロフとケレンスキーにたいするレーニンの見解 四 ドイツ・プロレクリアートの悲劇 1 スターリンのコミンターン 2 テールマンの愚論 3 政策のジグザグ 4 ドイツを取巻く鉄環 5 オーストリアの役割 6 「相互不可侵」 7 猿轡をはまされた党員 8 スターリンの八月四日 五 ヒットラーはいつまでつづくか? 1 情勢は朋白である 2 卑俗な唯物論 3 露骨な誤謬 トロツキー 1879~1940年。ウクライナ生まれのソビエト連邦の政治家、ボリシェヴィキの革命家、思想家。 著書に、『レーニン』『バルカン戦争』『ロシア革命史』『永続革命論』『わが生涯』『裏切られた革命』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 少年殺人者考
    値引きあり
    4.5
    1巻1,463円 (税込)
    少年たちは、少年ゆえに、罪を犯した。少年たちは、なぜ人を殺したのか? 李珍宇、永山則夫、酒鬼薔薇聖斗、光市母子殺害事件犯・・・。戦後史に残る少年殺人事件、彼らの残した言葉に迫る傑作論考!
  • 日本の方向(フォルミカ選書)
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦後間もない1950年初期に、保守的な動きが強まった。当時は、敗戦の直後ということもあり社会主義的・民主的な思想が隆盛していた中で、保守的な思想が反動として復活したことに対し、日本の進むべき方向性を示した本書は、当時の日本の思想状況を知るための貴重な資料である。 【目次】 はしがき 第一部 民主主義のために 革命と道徳 革命と大学 革命と暴力 社会民主主義と国会の保守性 総選挙を顧みて ひとごとではない 革命問答 反動問答 この数年間民主主義は日本において進歩しつつあるか 第二部 平和主義のために 民族主義と国際連帯主義 内乱 思想の争いは必らず戦争になるか アメリカとソヴエトはどういうわけで協調できないのか 平和論争の盲点 私の愛国心 毛沢東と中国革命 日本・中国・ロシア ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 「哲学と政治」講義全2冊合本版 よみがえる古代思想・宗教と権力の政治
    値引きあり
    -
    政治思想史の第一人者が「政治の本質」を語り、「人類にとって政治とは何か」を考察する。政治について深く、率直に議論したソクラテスやマルクス・アウレリウスら古代ギリシア・ローマの哲人たち、中世における「聖」と「俗」の長い抗争、教皇至上権とトマス・アクィナスの政治論、ルターの宗教改革、マキアヴェッリの権力論、さらに宗教戦争を経て「政治の解体」が訪れ、中世が終幕をむかえるまでを論じる。
  • 欧州戦争としてのウクライナ侵攻(新潮選書)
    値引きあり
    4.4
    2022年2月に始まった一方的な侵攻は、ロシアの戦争を超えて欧州全体の問題――「欧州戦争」になった。欧州が結束して武器や弾薬の供与に踏み切った背景、欧州全域を巻き込んだエネルギー危機の行方は? 欧州の安全保障を専門とする著者がこの大転換の構造を分析し、「ウクライナ後の世界」の課題と日本の選択を探る。
  • 中東 危機の震源を読む(新潮選書)
    値引きあり
    5.0
    1巻1,232円 (税込)
    オバマはイスラームと西洋近代の衝突を避けられるか? ジハード思想とテロの関係は? ドバイ経済は崩壊するか? パレスチナ、イラク、イラン……次々と火を噴く「危機」の深層を、最新情勢から歴史的背景まで掘り下げて解説する。注目の国際政治学者による、イスラーム世界と中東政治の行方を見通すための必読書。
  • 不寛容論―アメリカが生んだ「共存」の哲学―(新潮選書)
    値引きあり
    4.2
    「わたしはあなたの意見に反対だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」――こんなユートピア的な寛容社会は本当に実現可能なのか。不寛容がまかり通る植民地時代のアメリカで、異なる価値観を持つ人びとが暮らす多様性社会を築いた偏屈なピューリタンの苦闘から、その「キレイごとぬきの政治倫理」を読み解く。
  • 鉄道ひとつばなし合本版
    値引きあり
    -
    日本人の時間意識と時刻表の関係、痴漢発生の条件、鉄道から見た「隣県の壁」、東大合格上位校と鉄道の関係、日本の駅百選、海の見える車窓十選、そして抱腹絶倒の「全線シンポジウム」と「廃線シンポジウム」……。車窓に目をこらし、歴史に耳を澄ませ、鉄道から日本を読み解く「鉄」学者・原武史の大人気シリーズ「鉄道ひとつばなし」全3巻を完全収録。
  • 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)
    値引きあり
    3.8
    「日本には人命尊重という概念がない」「有事になると希望的観測で動く」「損切りができない」……この国を動かす「空気」の正体を断じる。「SDGsはただのスローガン」「AIの予測はだいたいはずれる」「カーナビは人間の感性をダメにする」……流行りものにも物申す。84歳と75歳が、日本のほんとうの難題を語り尽くす。
  • 中国共産党 支配の原理 巨大組織の未来と不安
    値引きあり
    -
    「秘密結社」から始まった中国共産党は潜在的に守りの意識や被害者意識が強く、常に内側に不安を抱えている。結党目的の共産主義の実現はすでに失われ、政権党として君臨することが自己目的化している。 米国の「圧力」にさらされていると受けとめる共産党は軍事的統制を強め有事体制に移行しつつある。中国の隅々に張りめぐらされた党組織は硬直化し、自己改革できない「大企業病」に冒されているようだ。膨張の果てに戦前の日本と同じ道を歩むリスクさえ見え隠れするようになった。 外部から見た不可解な行動をとる中国共産党の原理とは何か。共産党の憲法といわれる「党規約」の読み解きを交えながら、有益な中国分析を提供する。「党規約」最新版の全訳も掲載。
  • 発達障害はなぜ誤診されるのか(新潮選書)
    値引きあり
    5.0
    よく耳にするようになった「発達障害」。が、その誤診率が高いことは知られていない。原因は、他の精神疾患との併存、症状の類似と複雑さ、医師の知識不足や臨床経験の少なさ……。長年、うつ病や依存症とされていたが実は違っていた、ということも稀ではない。第一人者が初めてその実態を報告する。患者や家族、医師も必読!
  • 政治改革再考―変貌を遂げた国家の軌跡―(新潮選書)
    値引きあり
    4.3
    まさに平成が始まろうとしていた頃のこと、政治シーンのあちこちで「改革」の二文字が見られるようになった。以来30年、日本の統治システムは改革の名のもと、静かに、しかし激しく変貌を遂げてきた。選挙制度、行政、日銀・大蔵省、司法制度、地方分権……現在の政治を作り出した壮大な理念とその帰結を読み解く。
  • 日本列島回復論―この国で生き続けるために―(新潮選書)
    値引きあり
    3.7
    日本列島を根本から理解すると見えてくる、その凄まじいまでのポテンシャル。驚異の近代化、数々の復興の原動力となった「国土」と「地方」は、いま再び、未来に不安を抱きつつある私たちを救ってくれるのか。自然、歴史、コミュニティ、テクノロジーを総動員して構築する、全く新しいSDGs、イノベーションの思想。
  • 渋滞学(新潮選書)
    値引きあり
    4.1
    人混み、車、インターネット……世の中、渋滞だらけである。新しく生まれた研究「渋滞学」により、その原因と問題解決の糸口が見えてきた。高速道路の設計のコツから混雑した場所での通路の作り方、動く歩道の新利用法まで。一方で、駅張り広告やお金、森林火災など停滞が望ましいケースでのヒントにも論及。渋滞は、面白い!
  • 何ものにも縛られないための政治学 権力の脱構成
    値引きあり
    3.5
    カネにも、人間関係にも、国家にも、 縛られない。強制の理屈を破戒する。 あらゆる支配を打ち破れ! 『村に火をつけ、白痴になれ』で旋風を巻き起こしたアナキズム研究者が放つ、【無強制】の政治学!! アナキズムとは、「支配されない状態」を目指すことだ。 “自由で民主主義的な社会”であるはずなのに、なぜ私たちはまったく自由を感じられないのか? 息苦しくなるほどに、束縛を感じてしまうのはなぜか?  この不快な状況を打破する鍵がアナキズムだ。これは「支配されない状態」を目指す考えである。 【無強制の政治学】という視点から、過去の思想と実践をわかりやすく振り返りつつ、現代社会の支配のルールを破戒する! カネに、人間関係に、社会に、国家に縛られない!! 社会契約をクーリングオフせよ。 ゼロ憲法を宣言せよ! 「神を突破せよ、この世界を罷免してやれ。さけべ、アナーキー!」 ○一番たちが悪いのは、民主主義の名のもとに憲法制定権力をたちあげることだ。 ○契約も交換も自明のことなんかじゃないんだ。 ○なんどでも、権力の脱構成をやってやろう。etc.
  • 天皇と葬儀―日本人の死生観―
    値引きあり
    4.0
    モガリが政治空間だった古代、タタリとケガレに呪縛された平安、火葬が当たり前だった中世、尊皇思想が生まれた幕末・維新期、皇室と仏教の関係を切った明治、国威発揚の儀式と化した大正、国民主権下の大喪となった昭和、そして今、象徴天皇にふさわしい葬儀とは?……古代王朝から昭和まで、歴代天皇の「葬られ方」総覧。
  • 拡大自殺 大量殺人・自爆テロ・無理心中
    値引きあり
    4.7
    2016年7月に起こった相模原障害者施設殺傷事件は日本社会に大きな衝撃を与えた。自分勝手な言い分によって引き起こされた事件は、死者19名、負傷者26名という、戦後最悪の大量殺人事件となった。世界では欧州や中東などで自爆テロが相次いでいるが、こうした不特定多数の人々を巻き込む大量殺人・自爆テロ事件だけでなく、警官による自殺や親子心中、介護心中など無理心中にも通じるのが絶望感と復讐心だ。強い自殺願望に突き動かされ、誰かを道連れにせずにはいられない拡大自殺の根底に潜む病理を分析する。 第一章 大量殺人と拡大自殺 第二章 自爆テロと自殺願望 第三章 警官による自殺 第四章 親子心中 第五章 介護心中 終 章 拡大自殺の根底に潜む病理
  • 無駄学(新潮選書)
    値引きあり
    4.0
    話題の『渋滞学』が進化した! トヨタ生産方式の「カイゼン現場」訪問などをヒントに、まったく新しい学問が誕生。無駄とは何か? そのメカニズムとは? 実践篇では社会や企業、家庭にはびこる「無駄」を検証、省き方も伝授し、さらにポスト自由主義経済の新経済システムまで提言。ビジネスパーソンも家庭人も必読の書。
  • 予測学―未来はどこまで読めるのか―(新潮選書)
    値引きあり
    3.5
    ウイルスの感染率、天気予報、地震・噴火、エスカレーター乗降時の無意識な動き、文字変換、カーナビや自動運転、株式市場、開票結果、世論調査、平均寿命、ガン患者の余命――社会は「予測」に満ち満ちている。スーパーコンピュータなど科学技術の進歩により、この傾向はどこまで進むのか。自然現象、社会現象など、あまたの「予測」を数理学者が読み解く。
  • 貧困専業主婦(新潮選書)
    値引きあり
    3.9
    「100グラム58円の豚肉をまとめ買いするために自転車で30分をかける」「月100円の幼稚園のPTA会費を渋る」――勝ち組の象徴とも思われていた専業主婦の8人に1人が貧困に直面している。なぜ彼女らは、自ら働かない道を選択しているのか? 克明な調査をもとに研究者が分析した衝撃のレポート。
  • 中国はなぜ軍拡を続けるのか(新潮選書)
    値引きあり
    4.5
    日本がいかに誠実な対応を取ろうとも、どれだけ経済的相互依存を深めようとも、中国共産党はこの先も軍拡を続けるし、いつか武力衝突に発展する可能性がある。それはなぜか――? 人民解放軍の分析を続けてきた気鋭の中国研究者が、一党独裁体制における政軍関係のパラドックスを解き明かし、日本の対中政策の転換を迫る決定的論考。
  • ウェブ文明論
    値引きあり
    4.2
    1985年にカリフォルニアと東海岸を旅し、《アメリカ=文明》という視点で、この人工国家を捉えた司馬遼太郎の『アメリカ素描』。多民族社会を活写(スケッチ)するその姿勢に範をとりながら、インターネットという新潮流に注目し、ソーシャルネットワークからクラウドファンディングまで、背後にある精神(スピリット)と機構(メカニズム)を考察する斬新な論考。
  • マーガレット・サッチャー―政治を変えた「鉄の女」―(新潮選書)
    値引きあり
    4.0
    英国初の女性首相サッチャーの功績は、経済再生と冷戦勝利だけではない。その真価は、国家と個人の関係を根本的に組み替えたことにある。彼女はなぜ閉塞感に包まれていた社会の変革に成功したのか。対メディア戦略・大統領型政治・選挙戦術……良くも悪くも二十一世紀の政治指導者の原型を創り出したリーダーシップに迫る。
  • 立憲君主制の現在―日本人は「象徴天皇」を維持できるか―(新潮選書)
    値引きあり
    4.0
    日本の「象徴天皇制」をはじめ世界43ヵ国で採用されている君主制。もはや「時代遅れ」とみなされたこともあった「非合理な制度」が、今なぜ見直されているのか? 各国の立憲君主制の歴史から、君主制が民主主義の欠点を補完するメカニズムを解き明かし、日本の天皇制が「国民統合の象徴」であり続けるための条件を問う。
  • 「ポスト・グローバル時代」の地政学(新潮選書)
    値引きあり
    -
    互いに引かれあうトランプとプーチンの真意、中国「一帯一路」の最終形、弱小国・北朝鮮が求めるもの、移民と難民に悩む欧州と中東……そして日本の行く先は? 隘路に嵌った資本経済と民主主義から生まれる人々の「怒り」をキーワードに、エゴを剥き出しに動き始めた国々の“行動原則”と世界を見るための“8つの指標”を示す。
  • 世界地図の中で考える
    値引きあり
    4.0
    「悪」を取りこみ、人間社会は強くなる――タスマニア人の悲劇から得た洞察の真意とは。なぜイギリスは広大なインドを容易に征服でき、しかしその統治には失敗したのか。なぜ二度の大戦で勝利を収めたアメリカが、ベトナムでは敗北したのか。稀代の国際政治学者が、若き日に世界各地で綴った珠玉の文明論。【没後二十年記念復刊】。
  • 日本の少子化 百年の迷走―人口をめぐる「静かなる戦争」―
    値引きあり
    3.8
    日本の人口の減少速度はこれからさらに加速し、毎年数十万人単位で減り続けることになるという。戦争でもこれほどまでの急減をもたらすことはないだろう。一体なぜ、ここまでの惨状を招いてしまったのか?――実は、そこには国家の衰退を根幹から導くよう、他国より仕掛けられた「静かなる有事」が存在した。驚きの裏面史。 ※新潮選書に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 皇室がなくなる日―「生前退位」が突きつける皇位継承の危機―(新潮選書)
    値引きあり
    -
    昨夏、国民に投げかけられた「生前退位」の意向を受け、陛下への同情論から議論が進められているようにも見えるが、実はそこには皇室制度を根本から覆す危うい問題点が潜んでいた――。有識者会議のヒアリング対象者が、神話の時代から近世、現代まで歴史をひもとき、原点に立ち返って、その存在意義を徹底的に問うていく。 ※新潮選書に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • インドネシア イスラーム大国の変貌―躍進がもたらす新たな危機―
    値引きあり
    4.5
    力強い経済成長、加速するイスラーム化、テロの脅威など、変貌著しいインドネシア。世界が「イスラームとどう向き合うか?」という重要課題に頭を抱える中、資本主義経済とイスラーム的価値を融和させ、かつ、多宗教/多民族の共生をめざすこの国の重要性は増すばかり。日本の未来をも占う、インドネシアの現在を徹底分析!
  • 日本国民であるために―民主主義を考える四つの問い―
    値引きあり
    4.0
    「電車で割り込みをされたとき、あなたは何を思いますか?」──誰もが日常で出会う違和感は、国家の成り立ちにまっすぐつながっている。シンプルな問いから出発して「民主主義の原理」を追究し、憲法の成立過程に分け入るとき、戦後日本のあまりに特異な姿が浮かび上がる。──「今、この国で、あなたは日本国民ですか?」
  • 採用学
    値引きあり
    3.9
    主観や慣習を排した視点に立てば最適な人材を確保でき、企業イメージのアップにもつながる。コミュニケーション能力は重視するな。人は見た目じゃない。“お祈りメール”は送らない――。面接の常識を疑い、採用と育成のつながりを重視すると、まったく新しい地平が見えてくる。「採用」を科学的な手法で再考した新しい学問の誕生!
  • 貧者を喰らう国―中国格差社会からの警告【増補新版】―
    値引きあり
    4.5
    中国建国65周年、共産主義の理想は、なぜ歪んだ弱肉強食の社会を生み出したのか。エイズ村、農民工、学歴競争、役人汚職、ネット世論、反日運動……中国社会の暗部に深く踏み込んだ女性研究者による衝撃の書。習近平政権発足後、ますます緊迫の度合いを深める階級闘争の最新レポート2章を加筆し、選書版で登場。 ※新潮選書に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • これを語りて日本人を戦慄せしめよ―柳田国男が言いたかったこと―
    値引きあり
    -
    明治末刊行の代表作『遠野物語』に続き、『山の人生』では、さらに山間部の壮絶な人間苦が描かれた。近代を謳歌する当時にあって、柳田は文明から隔てられた過酷な人生に目を向け、そして晩年の『海上の道』では日本文化の根源を大胆に語った。その半生を俯瞰し、新しい学問・民俗学を通した日本人へのメッセージを探る。
  • 年収90万円で東京ハッピーライフ
    値引きあり
    4.2
    1巻770円 (税込)
    年収90万円で、誰よりもハッピーに暮らす方法(しかも東京で)。 堀江貴文氏、共感! ↓↓↓ 親も先生も信用してはいけない。 就職しなくても生きていける。 終身雇用なんて期待するな。 世間の常識は疑ってかかれ。 同調圧力や空気に負けるな。 人生は一度きり。他人に自分の運命を左右されるのは御免だ。 など、僕と考え方はほとんど同じだ。 「働かざるもの食うべからず」なんて、古い。---堀江貴文 【目次】 はじめに 第一章 ハッピーライフの基本とは わたしの暮らし 実感を大切にすること 第二章 フツーって、何? 進学とか就職って、しないと生きていけないんでしょうか? 将来やりたいこと、マジないんですけど 友達って必要? 他人と比べられてツライとき いじめられて死にたいとき 自分の見た目が好きになれない LGBTのこと 意味不明なルール 人間はみな平等のはずですよね? 隠居はベストな生き方でしょうか 個性って、何? 第三章 衣食住を実感するくらし 1 「食」で、ひとはつくられる 何を食べればいいのか 粗食をしたらこう変わりました MY粗食マニュアル 1週間の献立 自分に合う食生活を見つける キッチンと、その周辺 食材をどこで買うか問題 紅茶とスコーン 野草狩りもまた楽し 2 「衣」を、生活から考える 服装がしっくりくるのは20代から 隠居のワードローブ大公開 3 「住」は、恋人のようなもの 今のアパートにたどり着くまで 部屋の選び方、付き合い方 第四章 毎日のハッピー思考術 心と体のチューニング お金とうまくやっていくために 働く、ということ 貯金について 低所得者にとっての税 夢や目標はないとダメなのか 平和=退屈ではない 将来について 生きること、死ぬこと おわりに
  • スマホ脳(新潮新書)
    値引きあり
    4.5
    平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。
  • コロナ後―ハーバード知日派10人が語る未来―(新潮新書)
    値引きあり
    5.0
    日はまた沈むのか。コロナ禍からの反転攻勢は可能か。これからの戦略の要点とは何か。ハーバード大学の知日派教授10人に緊急インタビューを敢行。世界最高の知性たちから返ってきたのは、前向きで示唆に富む言葉だった。2030年の展望、新たなキーワード、日本が本来持っていた伝統と強み……彼らの知見は未曾有の危機に立ち向かう私たちに前を向く勇気を与えてくれる。激動の時代を賢く生き抜くための書。
  • なぜ日本企業は勝てなくなったのか―個を活かす「分化」の組織論―(新潮選書)
    値引きあり
    3.3
    会社が危機の時、全社一丸になろうとしてはいないか? かつて利点だった日本企業の「まとまる力」が、いま社員一人一人の能力を引き出すことの大きな妨げとなり、組織を不活性化させている。必要なのは、まず組織や集団から個人を「引き離すこと」なのだ。働き方をドラスティックに変え、個の力を充分に活かすための大胆な提案。
  • 奇妙なアメリカ―神と正義のミュージアム―
    値引きあり
    3.0
    アメリカ人は、なぜ「進化論」を否定し、「核兵器」を賞賛するのか。「真珠湾」と「9・11」はいかに語られるのか。どうして辺境に巨大な「成金美術館」が作られ、首都に凶悪犯が集う「犯罪博物館」が作られたのか。八つの奇妙なミュージアムを東大教授が徹底調査、超大国の複雑な葛藤を浮き彫りにする。異色のアメリカ論。※新潮選書に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 暴力的風景論
    値引きあり
    3.8
    見る人の気分や世界観によって映り方が変わる風景は、“虚構”を生み、時に“暴力”の源泉となって現実に襲いかかる――。沖縄の米軍基地、連合赤軍と軽井沢、村上春樹の物語、オウムと富士山……戦後日本を震撼させた事件の現場を訪ね、風景に隠された凶悪な“力”の正体に迫る。ジャーナリズムの新しい可能性を模索する力作評論。
  • 誤解学
    値引きあり
    3.8
    人類が誕生して以来、国家間から男女の仲まで、「誤解」がもとでの悲喜劇は絶えることがない。それは恨み、嫉妬、断絶、争いを呼び、時には歴史を変え、芸術を生み、科学を発展させてもきた。人間とは切っても切り離せない「誤解」の、原因や種類からメカニズム、対策まで、気鋭の渋滞学者が系統立てて考察した前代未聞の書!
  • むしろ素人の方がよい―防衛庁長官・坂田道太が成し遂げた政策の大転換―
    値引きあり
    4.3
    1974年に三木政権の防衛庁長官に就任した坂田は、防衛・安全保障の「素人」を自認しながら、「玄人」にはできない数々の改革を推進。「防衛計画の大綱」策定など日本の防衛政策に大きな足跡を残した。在任期間は歴代最長の747日。その業績から日本の防衛政策と自衛隊の歩み、そして政治家のあるべき姿を描きだす。
  • 3・11から考える「この国のかたち」―東北学を再建する―
    値引きあり
    3.7
    今まで何を聞き書きしてきたのか――。厳しい自己認識から再出発した著者は、土地の記憶を掘り返し、近代の残像を探りつつ、剥き出しの海辺に「来るべき日本の姿」を見出していく。津波から逃れた縄文貝塚、名勝松島の変貌、大久保利通が描いた夢、塩田から原発、そして再び潟に戻った風景……。日本列島の百年を問う渾身の一冊。

    試し読み

    フォロー
  • 新・幸福論―「近現代」の次に来るもの―
    値引きあり
    3.0
    政治、経済、思想――近現代の先進諸国は、常に「目標」に向かって突き進んできた。到達すれば、幸福な社会が待っている、と。が、たどり着いたのは、手ごたえのない、充足感の薄い成熟社会だった。18世紀のヨーロッパ、明治維新後の日本まで遡り、近現代の構造と宿命を解き明かし、歴史の転換を見据える大胆な論考。
  • 「便利」は人を不幸にする
    値引きあり
    4.3
    科学技術は日々進歩している。消費社会もまた、新しい「技術」や「便利」を生み出し続けなければならない運命にある。「進歩」には益もあれば害もあることを知っていても、我々はそのゲームから降りることはできない。「便利」と「幸福」の間の、ほどよい着地点はどのあたりにあるのか――気鋭のサイエンティストがさぐる。
  • 官邸官僚が本音で語る権力の使い方(新潮新書)
    値引きあり
    4.0
    総理大臣には働いてもらわなければならない。それも最初から、全力で。しかし、巨大タンカーのごとき日本政府を操るにはコツが必要だ。政治家の意思で、霞が関は動かせるのか。そして「本物の有事」に直面した時、政治は自衛隊などの実力部隊をコントロールできるのか。歴代最長の安倍政権で内政・外政・危機管理の各実務トップを務めた官邸官僚が参集し、適切な権力行使のための「官邸のトリセツ」を公開する。
  • 毒親の日本史(新潮新書)
    値引きあり
    3.8
    親子関係は一筋縄ではいかない。古代天皇に平安貴族、戦国武将から僧侶まで、あっちもこっちも「毒親」「毒子」だらけ。子捨て、子殺しや性虐待は勿論のこと、きょうだいの殺し合いを招いたり、子の恋文を世間にさらしたり。父親に見殺しにされたヤマトタケル、子を母に殺された建礼門院徳子、実家にいびられ続けた小林一茶等々、系図上では、はかなく頼りない親子の縦一本線に込められた愛憎が、日本史に与えた影響を読む。
  • 憲法学の病(新潮新書)
    値引きあり
    4.0
    日本は憲法で戦争を放棄した世界唯一の国だ――。日本人の多くは漠然とそう信じているが、これは戦後の憲法学者たちが日本国憲法を捻じ曲げて解釈した「虚構」に過ぎない。憲法が制定された文脈と、国際法の常識に照らし合わせた時、本当は「国際主義的」な日本国憲法の真の姿が明らかとなる。東大法学部を頂点とする「ガラパゴス憲法学」の病理を、平和構築を専門とする国際政治学者が徹底解剖する。
  • 観光立国の正体
    値引きあり
    4.2
    爆買い、インバウンド、東京オリンピック……。訪日外国人の急増とデフレの慢性化で、国策としての「観光立国」への期待が急速に高まってきた。しかし、日本のリゾート・観光地の現場には、いまだに「団体・格安・一泊二日」の旧来型モデルに安住している「地域のボスゾンビ」たちが跋扈している。日本を真の「観光立国」たらしめるには何が必要なのか。地域振興のエキスパートと観光のカリスマが徹底討論。
  • 毛沢東―日本軍と共謀した男―
    値引きあり
    3.9
    「私は皇軍に感謝している」──。日中戦争の時期、実は毛沢東は蒋介石や国民党軍の情報を日本に売り、巨額の情報提供料をせしめていた。それどころか、中共と日本軍の停戦すら申し入れている。毛沢東の基本戦略は、日本との戦いは蒋介石の国民党に任せ、温存した力をその後の「国民党潰し」に使い、自分が皇帝になることだったのだ。中国研究の第一人者が、徹底調査した資料で物語る「中国共産党の不都合な真実」。
  • 国家の尊厳(新潮新書)
    値引きあり
    4.0
    尊厳ある国へ――令和の時代、日本が誇りある国として生き延びるには、この道筋しかない。憲政史上最長に及んだ安倍政権を引き継いだ菅政権は、国家観を持たず、危機管理能力に疑問符が。世界ではグローバリズムが浸透し、中国に象徴される「力」が横行、アメリカの「自由」と「民主主義」は大きく揺らいでいる。混沌とした状況下、国は、個人は何に価値を置くべきなのか。ポストコロナを代表する堂々たる国家論の誕生。
  • パワハラ問題―アウトの基準から対策まで―(新潮新書)
    値引きあり
    3.6
    アウトとセーフの境界はどこにあるのか。被害を受けたら、被害を訴えられたらどうするのか。経営者や管理職に限らず、誰もが被害者、加害者になりうる「パワハラ問題」。2020年6月からは「パワハラ防止法」も施行されたが、中身を理解している人は少ない。過去、1000件以上のハラスメント相談を受けてきた弁護士が、この法律を徹底解説したうえで、予防策や危機管理、過去の判例まで詳述。全組織人必読の書。
  • 誰の味方でもありません(新潮新書)
    値引きあり
    3.7
    炎上したいわけではない。でも、つい言いたくなる。みんなが当然のように信じている価値観や正論って、本当にただしいのだろうか、と。いつの時代も結局見た目が9割だし、観光名所はインスタの写真に勝てないし、血がつながっているから家族を愛せるわけじゃない。“目から鱗”の指摘から独自のライフハックまで、メディアや小説など多方面で活躍する著者が「誰の味方でもない」独自の視点を提示する。
  • なぜアマゾンは1円で本が売れるのか―ネット時代のメディア戦争―
    値引きあり
    3.8
    生き残りを懸けたメディアの攻防戦がすでに始まっている! アマゾンやSNS、スマホの台頭で、小分けされ薄利多売での競争を強いられるコンテンツ。ネット全盛時代に敗色濃厚の新聞・出版・テレビに逆襲の機会は訪れるのか。出版を支える大日本印刷、新しいジャーナリズムを目指すニュースサイト、仮想とリアルをつなぐドワンゴ等への取材をもとにその可能性を検証。これからの時代を掴むための最先端メディア論。
  • NHK受信料の研究(新潮新書)
    値引きあり
    4.5
    「NHKの公共性、客観性を保つために受信料は必要だ」――日本人の多くはこんなプロパガンダを信じ込まされている。しかし、世界を見れば広告収入で運営されている公共放送は数多い。実は、戦後の受信料とは、GHQの意向に反して、吉田茂総理と通信官僚らがNHK支配の道具として存続させたものだ。放送法制定に携わったGHQ側の貴重な証言を盛り込みながら、巨大メディアのタブーに斬りこむ刺激的論考。
  • 悪さをしない子は悪人になります(新潮新書)
    値引きあり
    3.8
    「悪」は排除するべきものではない。悪と善は相対的なものに過ぎない。大事なのは、総体としての生身の人間の中に「悪」を正しく位置づけることだ。罪を犯し、非行に走った少年であっても、「悪」を正しくその子の中に位置づけてやれば、それは人生をプラスの方向に導くためのエネルギーともなるのだ――。家庭裁判所調査官として、数百人の非行少年を更生に導いてきた著者が説く「悪理学」。
  • 流山がすごい(新潮新書)
    値引きあり
    3.9
    「母になるなら、流山市。」のキャッチコピーで、6年連続人口増加率全国トップ――。かつては数多ある東京のベッドタウンの一つにすぎなかった千葉県流山市がいま、脚光を浴びている。「子育て中の共働き世代」に的を絞った政策をはじめ、人材活用、産業振興、都市計画、環境保全まで、あらゆるテーマを同時並行で推し進める。流山市在住30年、気鋭の経済ジャーナリストが、徹底取材でその魅力と秘密に迫る。
  • ブラック霞が関(新潮新書)
    値引きあり
    4.2
    朝七時、仕事開始。二七時二〇分、退庁。ブラック労働は今や霞が関の標準だ。相次ぐ休職や退職、採用難が官僚たちをさらに追いつめる。国会対応のための不毛な残業、乱立する会議、煩雑な手続き、旧態依然の「紙文化」……この負のスパイラルを止めなければ、最終的に被害を受けるのは国家、国民だ。官僚が本当に能力を発揮できるようにするにはどうすればいいのか。元厚生労働省キャリアが具体策を提言する。
  • インサイドレポート 中国コロナの真相(新潮新書)
    値引きあり
    3.3
    二〇一九年末、武漢ではすでに奇妙な肺炎の存在が確認されていた。しかし、警鐘を鳴らした医師たち、現場で真相をルポしたジャーナリストたちは、共産党によって沈黙させられる。危機感皆無だった習近平指導部の初期対応で、新型コロナウイルスは全世界にばらまかれることに――。猛烈な危機の拡大とその封じ込めの過程で、共産党中国は何を隠し、何を犠牲にしたのか。北京在住の記者による戦慄のレポート。
  • AI時代の新・地政学(新潮新書)
    値引きあり
    3.3
    AI時代を迎え、従来の地政学の常識は大きく書き換えられていく。戦略兵器となった「AI兵器」が核にとって代わり、熱い戦争ではなく「水面下の刺し合い」が主戦場となる可能性すらある。大事なのは、技術の革新を認識しつつ、変わらぬ人間の本質と冷徹な現実を見据え、世界の行く末をクールに考え抜く姿勢だ。戦略的思考に定評のある元外交官が、縦横無尽・自由自在・ユーモアたっぷりに未来を読み解く。
  • 誰も知らない憲法9条(新潮新書)
    値引きあり
    4.0
    本当に憲法9条を読んだことがありますか? それは本物の憲法9条ですか? はっきり言いましょう。そんなはず、ありません――挑発的な文章から始まる本書は、これまで論じられなかった視点を提起する。「日本国憲法は平和主義なのか」「教科書はどのように偏向しているか」「自衛官はどう考えているか」等、護憲派も改憲派も、総理も共産党も目からウロコ間違いなし。まったく新しい「9条」入門の誕生。
  • ポピュリズム―世界を覆い尽くす「魔物」の正体―
    値引きあり
    -
    アメリカ、フィリピン、ヨーロッパ……。社会の分断を煽動する政治家が、至る所で熱い支持を集めている。エリートとインテリを敵視し、人民の側に立つと称するその「思想」は、なぜ世界を席巻するに至ったのか。ポピュリズムは民主主義にへばりついた「ヤヌスの裏の顔」であり、簡単に駆逐することはできない。橋下徹氏と対決した経験を持つ社会学者が、起源にまでさかのぼってその本質をえぐり出す。
  • フィリピンパブ嬢の社会学(新潮新書)
    値引きあり
    3.9
    「アイシテルヨ~」の笑顔のかげに、凄まじい人生があった。フィリピンパブを研究するうちに、あるパブ嬢と付き合うようになった筆者は、その奴隷同然の暮らしを目の当たりにする。月給6万円、偽装結婚、ゴキブリ部屋に監視付、休みは月に2回だけ……そしてある日、彼女に懇願されて、雇い主のヤクザのところに、なぜか乗り込む羽目に! 前代未聞、ノンフィクション系社会学。
  • 国家の矛盾
    値引きあり
    4.7
    自民党政権はなぜ集団的自衛権の行使容認に踏み切ったのか。日本外交は本当に「対米追従」なのか。外交・安保論議を一貫してリードしてきた自民党の重鎮が舞台裏を明かす。日米同盟と憲法9条に引き裂かれた戦後日本の安全保障論議に「不健全なもの」を感知する国際政治学者が、平和安全法制の「騒動」に見たものとは──。外交・安保の「現場」と「理論」が正面からぶつかり合った異色の対談。
  • 57歳で婚活したらすごかった(新潮新書)
    値引きあり
    3.6
    やっぱり結婚したい。57歳で強くそう思った著者は、婚活アプリ、結婚相談所、婚活パーティーを駆使した怒濤の婚活ライフに突入する。その目の前に現れたのは個性豊かな女性たちだった。「クソ老人」と罵倒してくる女性、セクシーな写真を次々送りつける女性、衝撃的な量の食事を奢らせる女性等々。リアルかつコミカルに中高年の婚活を徹底レポートする。切実な人のための超実用的「婚活次の一歩」攻略マニュアル付!
  • 中国が宇宙を支配する日―宇宙安保の現代史―(新潮新書)
    値引きあり
    3.8
    2016年8月、中国は軍事・金融に不可欠な暗号通信技術を搭載した量子科学衛星「墨子」の打ち上げに成功。まだ米国も成し遂げていない快挙だった。宇宙開発技術でロシア、欧州、日本を抜き去った中国は、その実力を外交にも利用。多くの国が軍門に下る結果となっている。迎え撃つ覇者・米国の現状は? そして日本はどう動くのか? 第2次大戦後の宇宙開発の歴史を紐解きながら、「宇宙安保」の最前線に迫る。
  • 恥ずかしい人たち(新潮新書)
    値引きあり
    3.9
    今日もまた「恥ずかしい人」が増殖中。態度がエラそう過ぎるオッサン、成功者なのに不満ばかりのコメンテーター、言い訳する能力も欠けた政治家、勝手な“義憤”に駆られた「リベラル」と「保守」。その醜態はネットで拡散され、一般市民は日々呆れ、タメ息をつく。それでも反省しない、恥ずかしさに気づけない者どもをどう考えればいいか。時に実名を挙げ、時に自らを省みながら綴った「壮絶にダメな大人」図鑑。
  • 皇室はなぜ世界で尊敬されるのか(新潮新書)
    値引きあり
    3.6
    現在、世界にある君主国は二十八。その中で最古の歴史を誇る皇室は、他の王室、そしてすでに王室を失ってしまった国々からも、深い敬意を向けられている。それは長い歴史に加え、先の天皇をはじめとする皇族の人間力によるものであり、日本外交にも大きく寄与してきた。皇室という外交資産は、新たな令和の時代にどう生かされるのか。これまでの歩みはどう受け継がれていくのか。歴史的エピソードに照らして考える。
  • ネトウヨとパヨク(新潮新書)
    値引きあり
    3.8
    「すべて中韓の陰謀だ」「いや諸悪の根源は現政権だ」――無知に気付かず、自らの正義を疑わず、対話を拒否し、ひたすら他者を攻撃する。ネット上で日常的な光景となった罵り合いの主役が、ネトウヨとパヨクだ。時に世論をも動かす彼らの影響は、今や中高生にまで及びつつある。眩暈(めまい)のするようなおかしな論理や、無尽蔵のエネルギーはどこから生まれるのか。行動原理や心理を読み解き、建設的な議論への道を探る。
  • さよなら自己責任―生きづらさの処方箋―(新潮新書)
    値引きあり
    4.3
    そもそも、成功は努力の結果なのか? そもそも、「マトモな人」ばかりの世の中は素晴らしいのか? そもそも、ぼくたちの居場所はどこにあるのか? そもそも、生きることとは――? 博覧強記と論理の鮮やかさ、思考の深さで20万人を超す学生たちを虜にしてきたカリスマ予備校講師の著者が答える12の「そもそも」。相互監視と同調圧力が増すばかりの“生きづらい”現代社会で、肩の力を抜いて生きられる思考法がここに。
  • 受験と進学の新常識―いま変わりつつある12の現実―(新潮新書)
    値引きあり
    4.0
    激変を続ける受験の世界。国公私立に海外進学、幾多の塾・予備校……親子の目の前に広がる選択肢は多様化の一方だ。いま勢いのある学校や塾は? 東大生の3人に1人が小学生でやっていたこととは? 受験に勝つ子の「3条件」とは? 東大医学部合格者の6割超が通った秘密結社のような塾がある……? 子供の受験・進学を考えるようになったら真っ先に読むべき入門書、誰も教えてくれない“新常識”が明かされる。
  • 政策至上主義(新潮新書)
    値引きあり
    3.9
    「政治家の仕事は、勇気と真心をもって真実を語ることだ」――この言葉を座右の銘としてきた著者は、国会議員ができることは突き詰めて言えば一つだという。課題解決のプラン、すなわち政策を考え、実行していくことしかない、と。自立精神旺盛で、かつ持続的な発展を遂げられる国をつくる政策とは何か。政治家はどう国民と向き合い、それを語るべきなのか。ひたすら政策を磨き続けてきた政治家からの熱きメッセージ。
  • 日本を蝕む「極論」の正体(新潮新書)
    値引きあり
    3.3
    極論を目にすることが増えた。政界、教育現場、論壇、職場、メディア……あらゆる場所で左右も保革も関係なく、ちょっと冷静になれば明らかに変だとわかることを声高に主張し、他人を糾弾する「極端な人たち」が目立つ。それはかつての連合赤軍やオウム真理教を想起させる存在だ。「バブル賛歌」「TPP亡国論」「地方消滅」「憲法九条無殺生論」等々、はびこる極論の奇怪さを嗤い、その背景を考察する。
  • 習近平と永楽帝―中華帝国皇帝の野望―(新潮新書)
    値引きあり
    3.5
    漢民族の最後の帝国であった明の3代目・永楽帝と習近平には、意外なほど共通点がある。権門出身という血統のよさ、権力掌握前の苦節、正統性を証明するため、政権創設者に範を取りつつ、前任者を超える政治実績を示すことを迫られた立ち位置、「法治」を掲げた苛烈な政敵排除や国内統制、政権の威光を高めるための対外拡張とアジア秩序構築への意欲――。歴史を踏まえると見えてくる、現代中国の核心に迫る。
  • リベラルという病(新潮新書)
    値引きあり
    4.2
    人間への信頼、平等の理念にもとづくアメリカのリベラリズムが今、危機に瀕している。政治や司法から、宗教観や家族観、性差や人種問題まで、伝統的コンサバティズムとの対立を繰り返してきた歴史をひもとき、トランプ政権下で大きく軋む社会の断層を浮き彫りにする。さらには、欧米のリベラリズムを奇妙な形で輸入・加工し続けてきた日本的リベラルの矛盾と限界をも鮮やかに解き明かす。
  • 日本列島創生論―地方は国家の希望なり―
    値引きあり
    4.4
    お任せ民主主義と決別し、地方から革命を起こさなければ、未来は切り拓けない。金融政策、財政出動のみで日本は甦らないのだ。「補助金と企業誘致の時代は終わった」「観光はA級を目指すべし」「官僚こそ地方で汗を流せ」「里帰りに魅力を付加せよ」――地方と中央、与党と野党、政官財、老若男女の別なく一致できる「創生への道」とは。初代地方創生大臣が具体的なアイディアをもとに示す、可能性と希望に満ちた日本論。
  • お寺さん崩壊
    値引きあり
    3.8
    今、日本のお寺が危ない! 特に地方は過疎化や仏教離れで檀家が激減、門を閉ざす寺院が続出している。「もう寺だけでは食えない」と嘆く兼業住職、金持ち寺院へ出稼ぎに行く僧侶など、現状は「坊主丸もうけ」とは縁遠い話ばかり。ズバリお坊さんの収入は? 院号はなぜ高い? 檀家さんに知られたくない本音は? 問題作『高学歴ワーキングプア』の著者にして地方寺院の住職がぶっちゃける、お寺さんの不都合な真実。
  • バカざんまい
    値引きあり
    3.5
    「日本代表勝てる」と煽るメディア、「お騒がせ」を謝罪する芸能人、上から目線で地方を語る東京人、バーベキューを礼賛したがる若者――。ウェブを介して増殖し続ける奴らを、ネットニュース編集者が次々捕獲、鋭いツッコミで成敗していく。読後爽快感220%、ネットに脳が侵されていない賢明な読者に贈る、現代日本バカ見本帳。
  • ヒラリー・クリントン―その政策・信条・人脈―
    値引きあり
    3.0
    2008年になめた苦杯を胸に、ようやくアメリカ大統領の座を目前にしたヒラリー・クリントン。初の女性大統領は何を目指すのか。側近や閣僚候補はどんな人たちなのか。「親中・反日」になるとの憶測は本当か──。ヒラリーへの単独インタビューの経験を持ち、ワシントンのインサイダーや日米の外交・安保コミュニティにも通じた記者が、「ヒラリー政権」の全貌を徹底予測する。
  • 新版 総理の値打ち
    値引きあり
    3.3
    一体、いつから日本の政治はこんなにダメになったのか。そもそも、かつて日本にはすぐれた指導者がいたのだろうか。そんな疑問に答えるべく、伊藤博文から安倍晋三まで、歴代首相全62人の経歴、人柄、功績を百点満点で採点。明治維新からアベノミクスまで、日本の近現代史の局面における責任の所在を炙り出す。井上馨から小沢一郎ら、首相にはなれなかった実力者列伝も併録。
  • ヤクザになる理由
    値引きあり
    3.8
    グレない人。グレたが更生した人。グレ続けてヤクザになった人。人生の分岐点はどこにあるのだろうか。「門限なんかなかったで」「教師や警察官は敵やったな」「東京の麻布に生まれとったら、ヤクザにはならへんかったろうな」――元組員たちの証言から、その人生を丹念に辿り、家庭、学校、仲間、地域、個人的資質等が与える影響を浮かび上がらせる。自身、グレていた過去を持つ新進の犯罪社会学者による入魂の書。
  • 韓国は裏切る
    値引きあり
    4.0
    「不可逆的」と約束しても、隣国の病的な反日は決して止まらない──。今日も韓国メディアには、日本人には理解しがたい発言と行動の数々が、対日関係に限らずあふれている。なぜ、彼らは独善的な「正義」を叫び、勝手な「正しい歴史認識」を振りかざすのか。法治主義が機能しない社会的病理や、反日を政治利用しつづけてきた歴代大統領の政治手法まで、たしかなデータをもとに、日韓関係の根幹を徹底的に解剖する。
  • いい子に育てると犯罪者になります
    値引きあり
    4.3
    意外なことに、刑務所への出入りを繰り返す累犯受刑者には「いい子」だった者が多い。自分の感情を素直に出さず、幼少期から無理を重ね、親の期待する役割を演じることに耐えられなくなった時、積もり積もった否定的感情が「犯罪」という形で爆発するのだ。健全な子育ては、「いい子」を強いるのではなく「ありのままの姿」を認めることから始まる──。矯正教育の知見で「子育ての常識」をひっくり返す。
  • 財務省の「ワル」(新潮新書)
    値引きあり
    3.3
    霞が関のトップエリートが集う財務省。そこでは「ワル」と言えば、いわゆる「悪人」ではなく、「やり手」という一種の尊称になる。しかし、事務次官のセクハラ、国税庁長官の公文書改ざんなどで、“省庁の中の省庁”に巣くうワル文化はもはや崩壊待ったなしだ。求められてきた「勉強もできるが、遊びも人並み以上にできる」タイプとは? 出世の条件とは?――当代一の財務省通が「ワル」たちの内幕を明かす。
  • 本当は危ない国産食品―「食」が「病」を引き起こす―(新潮新書)
    値引きあり
    4.2
    「国産食品だから安心、安全」というのは噓(ウソ)である。実は日本では一部の農薬の規制が世界的に見ても緩(ゆる)い。それらが残留した日本茶、野菜、果物、コメ、パン、パスタなどを私たちは日常、口にしているのだ。研究者たちが指摘するのは、肥満、アレルギーのみならず、脳の萎縮(いしゅく)、自律神経の失調、神経伝達の異常、発達障害など、数々の重大なリスクである。最新の科学データと緻密(ちみつ)な取材をもとに、大宅賞作家が警鐘を鳴らす問題作。
  • コンビニは通える引きこもりたち(新潮新書)
    値引きあり
    4.0
    「9割近くは外出している」「不登校がきっかけは2割以下」「10年以上働いた後になることも」――。顕在化してからおよそ25年、かつては「青少年の一時的な現象」とされた引きこもりの内実は激変した。その数はいまや100万人を優に超え、問題も多様になり、従来のイメージでは捉えきれなくなっている。親は、本人は、社会は、何をすればいいのか。引きこもり支援で圧倒的な実績を誇るNPOの知見で示す最適解。

最近チェックした本