BL - ラヴァーズ文庫 - ウェルネスマートシリーズ作品一覧

  • 嘘つきな天使
    3.7
    「どうやって俺をその気にさせるのか、じっくり教えてもらおうか…」。老舗デパート『高砂屋』の御曹司、加納遥は、仕事と恋愛を同時に失い、ヤケ酒の勢いで男とホテルに行くという醜態をさらしてしまった。相手の男は世界屈指の優良企業、『ウェルネスマート』日本支部代表の片岡宗二。経営難に陥っている高砂屋が、提携を希望して失敗した会社の男だった。傾いたデパートを守りたい遥は、ホテルの夜のことを盾に片岡を挑発して提携を迫るが、逆に怒りをかってしまい…。張り巡らされる欲望の罠。
  • 駆け引きはベッドの上で
    4.4
    「この賭けに君が負ければ、君の人生は私がもらう」「それでも逃げるのは性に合わない」仕事、恋愛。遊佐の人生はまさに順風満帆のはずだった。社運をかけた大きな契約が破談になるまでは…。理不尽なリストラをされ、その退職金で憂さ晴らしをする為に遊佐はラスベガスのカジノを訪れていた。そこでヨシュアと名乗る美形の日系人と勝負することになる。自棄になっていた遊佐は勝負に負け、約束通りヨシュアに身体も、これからの人生も握られることになるのだが、ヨシュアは遊佐をベットに押し倒しながら、更なる賭けを持ちかけてきた。今度こそ、勝負に負ければ一生囚われの身…。遊佐はその勝負を受けて立った。
  • 華麗なる紳士のウェディング
    3.7
    恋人だったリシャールと別れて10年。アンリは、いまだ忘れられない想いを秘めながらも、逃げるようにリシャールとの再会を避けていた。絶対的な白人至上主義者であるリシャールに、自分が日系の血をひいていることを言い出せなかったアンリは、嫌われることを恐れたゆえに、別れるためにひどい裏切りを行ったのだ。しかし、そんなアンリの前に10年の時を経てリシャールが姿を現す。動揺するアンリは拉致同然に連れ去られ、ホテルに閉じ込められて----…。
  • 獅子と冷獣
    5.0
    「あの男にも、抱きながらタトゥーを入れたのか」 敏腕弁護士の梶谷英令(かじやひではる)は、仕事で訪れたシンガポールで、ひとりの美しい男と出会う。その男・ハリーの身体に入れられたタトゥーを見て、梶谷はショックを受けた。それを彫ったのは、梶谷の恋人であるレオンに間違いないと、すぐにわかったからだ。 「こうして抱き合っていれば痛くない――」 恋人になる前、レオンにタトゥーを入れられながら乱れた自分が、ハリーと重なり、梶谷は暗い感情に翻弄されてゆく――。そんな梶谷の不安をよそに『上海の獅子』・レオンと『シンガポールの冷獣』・ハリーは運命の再会を果たしてしまうが…。
  • 獅子の黒炎
    4.1
    「眠れる獅子を起こすのが、あなたの仕事です」世界屈指の優良企業、ウェルネスマート。その法務部に所属する弁護士の梶谷英令は、契約問題で上海出張を命じられる。しかし、上海の表と裏社会、両方の頂点に立つレオン・リーという若い男は、ウェルネスの上海出店になどまったく興味を持っていなかった。「でも傲慢でプライドが高そうなあんたには興味がある」。レオンは、ウェルネスと契約をする代わりに梶谷に屈辱的な要求をしてくる。レオンに抱かれることと、決して裏切らないという覚悟の証に、その身体に刺青を入れること―。仕事の領域を大きく超えるレオンの要求だが、会社に逆らえない弱みがある梶谷は、苦渋をのみ…。
  • 獅子の爪牙
    4.4
    「この爪と牙は、お前を守るため、そして弄ぶためにある…」 世界屈指の優良企業、ウェルネスマート。その法務部である弁護士の梶谷は、上海進出を成し遂げるため、マフィアのレオンと交渉する。その結果、プライドの高い梶谷がレオンに抱かれ、身体に刺青を入れてもらえて、ようやく進出の許可を得た。しかし、その後もレオンとの関係は切れず、次第にレオンを受け入れてゆく自分自身を、梶谷は持て余すようになっていた。そんな時、突然、レオンが姿を消してしまう。梶谷をさんざん翻弄し、深い爪痕を残したまま…。レオンの行方を捜す梶谷にも黒い影が忍び寄り…。
  • 獅子の双飛
    4.0
    「お前は、あいつをおびき出すための餌だ」 世界屈指の優良企業・ウェルネスマート。そこのNY本社出身である弁護士の梶谷英令(かじやひではる)は、恋人であるレオンとケンカしたまま、久しぶりに日本を訪れる。しかしそこには、東京・新宿の裏組織による妖しい陰謀が待ち構えていた。 裏組織の罠に堕ちた梶谷は、レオンによって彫られた腰の刺青を暴かれ、上海の陰の権力者であるレオンを日本に呼び出すよう、強要される。 「私をこんな目に遭わせても、『上海の獅子』はここへは来ない」 気丈に振る舞いながら、屈辱に耐える梶谷だが…。 眠らない街で、男たちは真実の愛を求め彷徨う。
  • 虎に翼
    4.7
    「これからひでえことされんのに、嬉しそうにしてるじゃないか」 世界屈指の大手企業・ウェルネスマートに入社が決まった浅海(あさみ)翼は、派遣先のシンガポールで、突然、闇組織に拉致されてしまう。ある事件以来、何事にも感情の起伏がない翼だったが、組織のリーダー・ハリーこと黄顕揚(ホアン・シェン ヤン)に妖しく責め立てられると、激しく高ぶる自分を抑えきれなくなる。 「俺が欲しけりゃその気にさせろ」 甘い手管と冷酷な言葉で、無情に嬲られてゆく翼だが――。誰より美しく聡明な男が、翼とウェルネスに仕掛けた危険な罠とは!?
  • 鳳凰の片翼
    5.0
    「覚悟はありますか? 私を受け入れれば、もう後戻りはできない。あなたは一生、私のものです」 建築家の遠藤翔太は、縁もゆかりもない、美貌の風水師に台湾で出会う。その助言で一国をも動かすと言われる高名な風水師・劉は、ある一件以来、遠藤のことが気に入ったようで、いつの間にか同じマンションに越して来て、遠藤の近くにいるようになった。 しかし劉は、アジアの国々はおろか、世界中の裏組織がその身を囲いたがっている類まれなる存在で――。 劉が唯一、気を許している遠藤は、裏組織の格好の餌食となってしまい…!!
  • 鳳凰の天翔
    3.5
    『人形のようでいて、人間で。女性のようでいて、男性で。光のようでいて、陰で…』。アジアを始め世界でも有名な美貌の風水師・劉は、建築家・遠藤翔太の将来をたったひと言で大きく変えてしまった。劉の口から出た「ノー」のひと言で、人生を賭けた一大プロジェクトが潰されたのだ。以来。劉を恨むように経験を積んだ遠藤は、必死に伝を探し、劉との再会を果たすが、その時の劉は、ある男に囚われの身になっていた。劉を取り巻く危険な計画に巻き込まれた遠藤は、妖しい色香を纏う風水師とふたり、男の屋敷に監禁され……。
  • 蜜約はスーツを脱いで
    4.3
    ふたりの出会った思い出の地、ラスベガス。遊佐はそこで恋人のヨシュアと共に甘い蜜月を過ごしていた。半年前、遊佐とヨシュアは、カジノでお互いの人生を賭けた勝負をした。勝負に負けた遊佐は、ヨシュアの会社に採用され、その心も長い時間をかけて口説きおとされたのだ。しかし、再び訪れたカジノで、金髪の美しい男に新たな賭けを持ち掛けられてから、遊佐の運命は変わり始める…。「お金ではなく、お互いの最も大切なモノを賭けないか?」男との駆け引きは、ただのカジノゲームではなかった。愛するヨシュアと、ふたりの大切な会社ウェルネスを守るため、遊佐は男と密約を結ぶ――…。
  • 龍の逆鱗
    5.0
    香港から『龍』が消えて3年――。 高柳智明は、『龍』の重い宿命から解放された恋人のテイエンと共に、穏やかな日々を過ごしていた。そこへ、新しい『龍』こと3歳のフェイロンがやってくる。とある事情で何故だか、フェイロンとふたり、パンダを見る旅行に出かけることになった高柳だが、そこには再び『龍』を巡る闇の罠が仕掛けられていて……!! 混沌として絡み合う、アジアの雑踏の中で、二匹の『龍』は、愛する者を守れるのか――。
  • 龍の後継者
    4.4
    世界でも超のつく優良企業ウェルネス社。高柳はそこで大手スーパーの香港出店を任されている。立ち上げ当初はマフィアに邪魔され困難をきたしていたが、高柳の大学の同期であり香港最大のマフィアのトップ、ティエンに助けられた。その時に交わした「代償は肉体関係」の条件のせいでティエンとは恋人同士だが、香港を治める「龍」であるティエンの力を利用しようといくつもの影が動き始めている事も、自分がティエンの弱点である事も高柳は気がついていなかった。ティエンの忠告もむなしく、巧みに近づいてきた相手に高柳は翻弄され…。香港VS上海、その中にただひとり置かれた日本人高柳の運命の龍が動き出す――…。
  • 龍の策略
    5.0
    米国の大手企業、ウェルネスマートに勤める高柳智明は、会社の重役であるヨシュアの命令で、シンガポールを訪れていた。しかし、その呼び出したはずの張本人が、突然、高柳の前から消えてしまう――。 慣れない国で、ヨシュアの行方を探す高柳は、同僚で恋人のティエン・ライの力を借りることにするが、その『獅子の都』と称される灼熱の地では、ティエンの裏の顔、香港マフィアの力が及ばない事実を知ることになる。 「あなたからの連絡を待っていましたよ。私のところにひとりでお越しください」 それでも、唯一の手掛かりとなる人物を探し当てた高柳を、その男は優雅な物腰で危険な場所へと誘う。敵か味方か、罠か…? 男に導かれ、高柳は…。
  • 龍の覇道 上巻
    4.0
    世界屈指の優良企業、ウェルネスマート。その香港支社に勤める高柳は、香港一号店のオープニングセレモニーで事件に巻き込まれる。 原因は、香港の闇社会を治める『龍』であるテイエン・ライ。テイエンは高柳の身体と引き換えにウェルネスに協力していたが、いつしか高柳の「心」を手に入れたいと思うようになり、闇社会から消えようとしていた。 「高柳と同じ世界で向き合いたい」 そんなテイエンの真摯な決心とは裏腹に、次の『龍』の座を巡って、深い闇が動き出している。その闇は美しい『麗人』に形を変え、高柳に近づき…。 あなたのためなら、僕は死んでもいいと思ったんだ――…。
  • 龍を飼う男
    4.4
    高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。目的の相手は、大学時代の同級生、ティエン・ライ。香港での仕事をマフィアに邪魔され、失敗しそうな高柳は、最後の手段でティエンに交渉を持ちかけに来たのだ。交渉金のない高柳は、自分自身の身体をティエイに売るから、それでマフィアを何とかしてほしいと頼む。必死な高柳に、香港でも有名なマフィアの血を引くティエンは、妖しい取引を持ちかけてきた。「お前の身体だけで報酬が足りない場合は、俺に一生飼われる覚悟はあるか」危険な魅力を放つティエンの目の中に茫然と頷く自分の姿を高柳は見た…。

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