小説・文芸 - ある運命の物語シリーズ作品一覧

  • 愛することを教えて ある運命の物語 VI
    3.0
    イラストレーターのリズはうんざりしていた。目の前にいるモデルが、どうしてもイメージと違うのだ。あきらめ半分で、休憩をしようと外に出たリズは偶然すれ違った男性を見て息をのむ。私の理想にぴったりだ!デビッドと名乗る男性は、一日だけモデルを務めることをこころよく受け入れてくれた――夕食をともにする条件で。翌日にはモスクワに赴任するという彼と、互いに引かれ合いながら、リズは熱いキスだけをかわして別れた。ほんの一日だけの、甘い思い出は心に秘めたままにしよう。だが五年後、ある皮肉な運命が二人を待っていた。★エキゾチックなモスクワの街を舞台に、再会した二人の恋ははたして……。★
  • 失われた絆 ある運命の物語 III
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    派遣会社からの紹介を受け、エリンは仕事の面接へと向かった。ある独身男性が、二歳の女の子のナニー子守りを探しているというのだ。一つだけ気がかりなのは、相手が年のいった地味な女性を探していること。きっと雇い主は、女性には興味のない堅物の男性に違いない。だが面接場所に着いたエリンを迎えたのは、とびきりセクシーなサムという男性の侮蔑に満ちた表情だった。「手違いがあったようだ。帰ってくれないか」そう冷ややかに言われ、エリンは思わず大胆な行動に出ていた。★『ある運命の物語』第三話です。エリンは、ひと目で引かれたサムの影のある表情が気にかかります。やがてその秘密が明らかになりますが……。★
  • 御曹子とシンデレラ ある運命の物語 X
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    “独身者オークション”の司会を務めていたジェニーは、魅力的な独身男性が次々と落札されていくのを眺めていた。さえないわたしには縁のないことだわ。だからオークション終了後、権利証を渡されたときは心底驚いた。友人たちが一夜のデートをする権利をプレゼントしてくれたのだ。しかも、相手はエリック・ローガン。御曹子のプレイボーイで、ジェニーがひそかに思いを寄せていた男性だった。彼女は困惑しながらもその申し出を受けたが、デート当日、とんでもないことが起きてしまい……。★大型企画ミニシリーズ『ある運命の物語』では、名門ローガン家を取り巻くさまざまな愛の形を描いています。今月は、王子様のような御曹子エリックとジェニーの物語をお楽しみください。★
  • キスの予感
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    幼い頃から美しい双子の姉イブと比べられ、テレーズは劣等感を抱き続けてきた。そんな彼女の前に、ある日突然一人の男性が現れた。イブの子供を養子に迎えたハンターだ。テレーズにとっては甥であり、彼にとっては大切な一人息子ジョニーが倒れ、緊急に輸血が必要だというのだ。甥のためにテレーズはすぐさま輸血に応じ、お礼に彼の経営する牧場に招かれる。ハンサムで心優しいハンターに惹かれながらも、テレーズは心の中で別の不安を募らせていた。★対照的な双子の姉妹テレーズとイブ。ハンターの出現によって、その運命はどう変わっていくのでしょうか?★
  • 唇の記憶 ある運命の物語 II
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    看護師のリーは、命に携わる仕事に生きがいを見いだしながら、医師になるための勉強も続けている。一人前の医師になるまでは、男性との恋に溺れるつもりはない。過去の苦い恋の痛手を思えばなおさらだ。ある日検査を受ける予定の男性の名前を聞き、リーはその場に凍りついた。アダム――かつて心から愛し合い、傷つけてしまった人。今でも本当は、忘れられないくらい愛している男性。緊張を隠しながら近況を尋ねたリーに、彼は冷たく言い放った。「ぼくは過去について話すためにここに来たんじゃない」★ミニシリーズ『ある運命の物語』の二作目です。運命のいたずらで、生き別れた姉がいることを知ったアダム。さらに十年前、突然彼のもとを去った恋人とも再会し、心乱れますが……。★
  • 恋してはいけない人 ある運命の物語 VII
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    自分が養女だったことを知り、出生の秘密を知りたくてエマはモーガンという男性に会いに行く。すべてのいきさつについて、知っている唯一の人物だからだ。だがかたくなに拒絶され、エマは憤慨して席を立つが、数日後、彼から仕事のあっせんの電話を受けて驚く。カウンセラーとしての職を失ったばかりの彼女に、あるキャンプに同行してほしいというのだ。知り合ったばかりの私に、なぜこんなことを?一瞬いぶかったものの、エマはモーガンの依頼を承諾する――彼と昼夜をともにすれば、何か情報を引き出せるかもしれない。
  • 孤島で愛して ある運命の物語 XVII
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    ダニーがハワイの孤島に隠遁して四年が過ぎた。愛息の誘拐、妻の死……いまだ、心の傷は完全に癒えていない。ある朝、ダニーはビーチで倒れている女性を発見した。幸運にも、大きな怪我はないらしい。ほっとしたのもつかのま、彼女が言った。「私……自分が誰なのかわからないわ!」
  • ひめやかな情事 ある運命の物語 VIII
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    アイビーは妊娠検査薬を買おうと、薬局のレジに並んだ。二カ月前、偶然知り合ったマックスと熱い夜をともにした。彼とは二度と会うこともないだろうけれど、あの思い出を胸に、一人で子供を育てていくわ。ほほ笑みながら、ふとタブロイド紙に目をやったアイビーは、次の瞬間、その場にくずおれそうになった。うれしそうに笑い合う男女は――まぎれもなくアイビーとマックス!小国ランタニアで、夢のような時間を過ごしたときのものだ。ランタニアの皇太子だというマックスは、アイビーとの密会を新聞に暴かれ、今、窮地に立たされているらしい。彼女は混乱する頭で考えた。この妊娠を、絶対に隠しとおさなければ。
  • 百万ドルの新妻 ある運命の物語 XVI
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    “きみの子供の父親は、トレント・クロスビーだ”レベッカはそう聞かされて、激しいショックを受けた。ある事情から精子提供を受けたものの、まさかこんな現実が待ち受けていようとは……。数日後、トレント本人から完璧な“提案”が持ちかけられる。

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