小説・文芸 - くもん出版作品一覧

  • あえてよかったね
    4.0
    ワカバとアスカは、ケヤキ坂の家で、一まいの絵を見つけた。水色のワンピースを着てパラソルをさしたおかあさんの絵。それは、ハジメおじいちゃんが一年生のときに描いた若いおかあさんだったときのひばちゃん。ひばちゃんは、ワカバとアスカのひいおばあちゃんで、八十八歳。ひばちゃんは、長いあいだ生きてきたいちばんのごほうびは「ワカバやアスカにあえたことだよ」といった。
  • あやかし探偵団事件ファイル〈No.1〉庚申塔の怪
    -
    1~3巻643円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人間の体のなかには、三尸という、神様の使いの虫がいるという。三尸は庚申祭の夜、人間の体をぬけだして、神様に、その人間の悪事を告げ口にいく。神様は三尸の報告を聞いて、人間に罰をくだすのだ。あるかくしごとのために、罰をおそれた健太は、庚申塔の前で、自分の三尸と思われる光の玉をつかまえる。だがそれは、別の「だれか」の三尸だった。その「だれか」は、きょう、爆破と殺人を企てているらしい。「だれか」をつきとめ、凶行を阻止しなければ。
  • いい夢ひとつおあずかり
    5.0
    夢をあずける銀行を舞台に、人の夢を食べるふしぎな動物バク、純朴な町の人びと、心に傷をもつ悪魔がくり広げる、心優しい物語。小学校中級から。
  • いい夢ひとつみぃつけた
    -
    バク太郎がひらいた、夢をあずかる「夢銀行」。色とりどりの夢玉に、コツンとおでこを合わせたら、だいじな夢は玉のなか。あとはおまけをまつばかり。「あなたのいい夢、おあずかり!」小学校中級から。
  • 一九四一黄色い蝶
    3.0
    のんびりやの長女、16歳。慎重派の次女、14歳。あまったれの三女、8歳。太平洋戦争がはじまった年、昭和16年(1941年)。人々は、何を思い、どのような毎日を過ごしていたか。そのとき、少女たちは…。平和への祈りを込めてつづる、著者の自伝的作品。
  • 「遺伝子組みかえ」だいさくせん
    -
    「口ヒゲが、やたらにこいよーん」近ごろ気になるケンのひと言で、毛深いことになやみはじめたあたし。“遺伝子組みかえクリーム”で、望みどおりツルツルになれたけど。わあ、パパったら、どうしたの?えっ、おじいちゃんまで?どうやら、遺伝子を組みかえたフクサヨウが起きたらしいの。もとにもどして、あたしの遺伝子!クリームをつくっている研究所に乗りこむと、なんと、ケンも来ていたの。いったい、どうして?ええっ、ケンも、フクサヨウでこまっているって?クリームを発明したあやしい博士から、ついに解決方法を聞きだした。「あれっ、そんなことなの?」小学中学年から楽しめるお話。
  • ウソがいっぱい
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 リュウは、毎日、ついウソをついておこられる。5年生になるまでに、一日に一度もウソをつかない日なんてなかった…と思う。でも、サッカーを教えてくれるオカマのバブちゃんは、「自分にウソをついちゃいけない」といった。
  • 鬼が瀬物語 魔の海に炎たつ
    3.5
    1~4巻929~1,001円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 “鬼が瀬”は、房総半島(千葉県)南端の沖合いの浅瀬で、黒潮がその流れや速度を複雑に変えたりする魔の海域だった。ある朝、船大工“亀萬”の倅満吉は祖父と釣りに出かけるが、霧につつまれ、漂流しつづける破船と出会う。帆柱には漁師見習いの平太と思われる無残な骸がしばられてあった。明治初期、漁船改良の夢を一途につらぬく船大工満吉の壮大な物語の幕あけ。
  • おばあちゃんのおにぎり
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明日はぼくのたんじょう会。おばあちゃんも、ぼくが「いちばんすきなもの」をくれるって、いってた。ぼくはうれしくて、ふとんのなかにはいっても、ちっともねむくならないんだ。少年と祖母の心を通し、生きることの意味を問う、さだまさしの児童文学第2作。
  • おばっちのブイサイン
    4.0
    市民病院に入院しているわたしのおばさん、“おばっち”。不満をぶちまけたりしたいはずなのに、いつもみんなに元気をくれる。
  • お遍路ウォーク
    4.0
    「クルシイメニアッテ、アルカナイトダメ」と、たどたどしい話し方で、道々争いをくり返す母娘。ひきこもりから脱したというオタクの青年。祖母の供養のために歩き続ける大学生。「接待」によってのみ生きつないでいる老人…。ナオトは遍路道を歩きながら、母の死や残された父との関係をタクやユースケの親子関係と比しながら、問い直していく。
  • お笑い一番星
    -
    お笑い学校に入学したトシオとトビ太。ネタの練習に歌にダンス…たいへんだけど、夢はビッグなお笑い芸人!まずは、学校の“お笑いバトル”で優勝だ。
  • かいぞくゾイカうちゅうなぞなぞ大ぼうけん
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 かいぞくゾイカの三人組は、うちゅう大すきなぞなぞ大すき。キラキラたからはもっとすき。ふしぎな地図をみつけた三人は、たからの地図だと大よろこびで、じゃがいも星へむかいますが…。
  • きらめく夏
    -
    おかあさんがなくなってから、知之介は、妹の典子がさびしい思いをしないかといつも気をつかっている。そんなふたりの前に、ある日、母が蒸発したという少年があらわれた。きらきらかがやく夏の記憶。
  • きりんゆらゆら
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 荒太(こうた)は小さい頃から何度も引越しをした。今度の小学校も三度目だった。友だちと別れるつらさで自分が傷つくのが怖いから、荒太の友だちづきあいは、いつも浅く表面的なものだった。しかし、今度の学校で、荒太はクワガタくんという不思議な少年に興味を持った。クラスではしゃべらない子だった。何かいわく因縁があるらしい。同級生もみんなそれを受けとめている。生まれて初めて友だちになりたいと思ったクワガタくんの家まで、荒太は行くが、あっさり母親に断られる。クワガタくんが気になる荒太は、その原因が半年前の交通事故にあると知り、当時の新聞を読もうと図書館に向かう…。
  • きんいろのさかな・たち
    5.0
    マリ、あずさ、桃子、康子、美帆は、小学六年生。彼女たちは、だれもが経験する問題をかかえている。ささやかなことに、心をこめてむかいあったとき、平凡な日常のなかにたいせつなものが見えてくる。子どもと大人が共有できるあたらしい児童文学。
  • くりぃむパン
    3.7
    父親とふたりで生きてきた小学4年生の未果と11人の大家族のもとでくらす香里が、友情を通してつながりの大切さに気づく物語。
  • 氷石
    3.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「これがほしいの」宿奈がさしだした手の上に、千広が売った小石がのっていた。「疫病に効くとか大神のご加護とか、全部、空言なんだぜ」「知ってる。それでもかまわない。つるつるしていて、まるで水晶みたいでしょう。水晶のこと、氷石ともいうのだって…」ひたむきさを失いかけた少年に訪れる、天平九年の夏の出会い。
  • 子っこヤギのむこうに
    -
    「わたし、だっこしてもいいの」生まれてはじめて子っこヤギをだかせてもらえる。マユはうれしさで胸がいっぱい。ふぶきのなか、農家へいそいだ。冬休みのある一日、マユは一ぴきの子っこヤギのいのちをとおして、生きもののあり方、いのちの尊さを知る。
  • 砂漠の国からフォフォー
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地元の幼稚園で働くあゆらは、「もっと自分にできることがあるのでは」という思いを抱えている。そんな時に見つけた「青年海外協力隊」の記事に、心が強く動かされた。「これだ!」難関をクリアして派遣されたのは、西アフリカのニジェール共和国。気力をうばうほどの暑さ、貧しさからくる死、男尊女卑の厳しい職場…。習慣や文化の違いにとまどい、悩みながらも、現地の子どもたちの輝く瞳を原動力に、自分の信じた道を、まっすぐに歩んでいく女性、あゆらの物語。
  • 3にん4きゃく、イヌ1ぴき
    -
    あたしんちの家族は、出版社につとめるお父さんと本好きのお母さん。そして小学四年生のわたしの三人に、パピヨンという種類の小型犬が一ぴき。その名はタイキ、女の子だけどね。そのタイキに、午後四時になるとあやしくてふしぎな事件が、十日間も続けて起こったんだ。そうしたら、予想もつかなったことや、思いがけないビックリなできこどが、つぎつぎと家族にふりかかってきた。小学中学年から。
  • じったんのオムライス
    4.3
    ぼくは、じったんに料理を習って、ママの誕生日に、オムライスをつくることにした。料理を教えてくれながら、じったんは、ぼくが知らなかった、ママが子どもだったころのことを話してくれた。ママが好きなオムライスには、とてもすてきな秘密があった。小学校中級から。
  • タイムマシンクラブ〈1〉 ブラックホール事件
    5.0
    パシッ!シュートしたサッカーボールが空中で消えた。そればかりじゃない、町じゅうからいろんなものが消えていく…。アマカタ・タケルを中心に、熱血「タイムマシンクラブ」がナゾ解きにチャレンジだ!ところが、さらにとんでもない事件が起こった。信じられない人物が時空をこえて、すがたをあらわしたのだ!!いったい、何者?なにが起きているのか?タイムマシンの暴走か?もしや、世界ホウカイの前ぶれか?「あっ、ほうかい」なんてボケてる場合じゃない!21世紀最大のSFエンタメ、ここに発進。きみもタイムマシンに乗りおくれるな。
  • つくも神のゆゆばあ
    3.7
    1巻572円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 冬休み、みずきはパパといっしょに、ひいばあちゃんの家で年末をすごすことになった。田舎の古い家では、夜中になぞの声がきこえたり写真の人がわらいかけてきたりと、おかしなことがおこる。空想ずきで妖怪や魔法の本が大すきなみずきは、声の正体をつきとめようと、家のうら手にある土蔵へむかう。そこには、身長五十センチほどのふしぎなおばあさんが…。
  • 土笛
    3.0
    水の声を聞ける少女ミズハと多数の兵でせまりくる、天の神の子。不老の妙薬“朱砂”をめぐってくりひろげられる、神話時代の歴史物語。
  • 手のひらにザクロ : ひみつのささやきが聞こえたら
    3.5
    「仏像に、たたりがないか見にいこう!」おばの薫ちゃんにつれられて、ひみつの仏さまを見にいったわたし、桜木花。仏像なんて、ぜーんぜん興味がなかったのに、とつぜん、仏さまから『ここに、いたい…たすけて…』という声が!クラスメイトで仏像マニアの耕太郎も「仏さまをたすけて!」っていうし、ここは、わたしがやるっきゃないよね…?小学中学年から。
  • 天游 : 蘭学の架け橋となった男
    4.0
    愛妻のさだに助けられ、医学にとどまらず物理、数学、自然科学の分野など新たな蘭学の研究分野を切りひらき、緒方洪庵を育てた中天游の物語。子どもと大人が共有できる新しい児童文学。
  • 動物園ものがたり
    4.3
    動物園のおきゃくさんは、まい子だけれど、元気な女の子、まあちゃん。たのしそうに手をつないだ、おじいさんとおばあさん。ケンカばかりしている、おとうさんとおかあさん。飼育員は、カバ係の井上くんと小林さん。「ヒ・ポ・ポ・タ・マ・ス!」まい子のまあちゃんが、まほうのことばをとなえたら…?登場人物ぜんいんが、主人公のお話。
  • なにわ春風堂〈1〉なぞの金まき男
    -
    1~3巻629円 (税込)
    およそ200年前。江戸時代の大坂にあった、寺子屋の「春風堂」。子どもたちは文字の読み書きや計算、生活に必要な知識などを学んでいた。そこに通う幸太郎、お恵、俊輔、そしてお由美の仲よし四人組が大坂の町で、なぞやふしぎに満ちたできごとに、次つぎと巻きこまれていく。さてさてどのように切りぬけていくのか…。
  • なまえをかえましょ!まほうのはさみ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぞの生物ハサミ・ムシにもらった魔法のはさみ。「ことばを切るはさみ」で動物園をすくう、痛快な物語。
  • 23時間57分のひとり旅
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ふるさとに帰りたくて、帰りたくて、しかたがなかった、ある日。気がつくと、ぼくは、列車のなかにいた。歌手・さだまさしが描く児童文学。
  • ネーネ。
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 末っ子のかよ子は、弟ができて大はりきり。日本が戦争をしていたって、かわいい弟の孝ちゃんと、やさしい家族がいれば、かよ子はしあわせいっぱい。ないたりわらったり、毎日元気にすごしています。でも、そのしあわせが、ある日…。戦争で、ひとりぼっちになった著者が、いま、弟への愛と平和への祈りをこめてつづる、ほんとうにあった物語。小学校中学年から。
  • はるかちゃんとかなたくんのしりとりさんぽ
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 さんぽとしりとりが大すきなふたごのきょうだい、はるかちゃんとかなたくん。ふたりはいったい、どんなさんぽやしりとりを楽しんでいるのでしょうか?こっそり、のぞいてみると・・・。
  • はるになたらいく
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「おい、あいつが西村勇太だぞ」「あいつか。顔はふつうだな」五年三組に転校してきた西村勇太は「ふつうの子」とは、どこかちがう。文字は書けないし、計算もできない。教室からは勝手に消えてしまうし、かけっこをすれば一等ほしさにルール違反。そんな勇太は、みんなにとって「迷惑な子」でしかないのか…?勉強も運動も「ふつう」にできない転校生・西村勇太。そんな勇太がつむぎだす、あたたかな心と心の物語。小学上級から。
  • 半分のさつまいも
    -
    昭和20年(1945年)11月。戦争が終わって、3か月がすぎようとしていたころ、「かよ子」は、疎開先の石川県から、ふるさとの東京に帰ってきました。しかし、そこにはもう、家族の笑顔はありません。少女の、生きるための「戦い」が、いま、はじまったのです-。小学上級から。
  • ひかりの季節に
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ローバはいいね。年をとらないし、死なないし。みさきのいとこの輝が十九歳で亡くなった。そのときから、みさきは生のはかなさと死の不安を抱くようになった。心をゆるせる相手は、ぬいぐるみの人形のローバだけだった。生きていくのに大事なことは、みんな心に関係がある。みさきに希望のひかりをしめしたのは、つれあいを亡くした七十六歳の祖父だった。
  • 羊ケ森のひみつ〈巻の一〉荒ぶる眠り神
    3.0
    1~3巻643円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 悠人は、住みなれた東京をはなれ、母親の実家の「羊ケ森」で暮らすことになる。そこは、見わたすかぎり、大きな森と田畑ばかりがつづく土地だった。田舎の生活にうんざりする悠人に、同級生の瑞穂が、不可解な言動でさらに追い討ちをかける。この羊ケ森には、いったいどんな秘密がかくされているのか…。
  • ピアスの星
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    卒業まで、あと少し。わたしたち、大人になれるのかな?「ピアスってどう思う?したいと思わない?」サヤが、ささやくようにいった。
  • ふうせんのはか
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 それは、なんともふしぎなながめだった。弟は、両方の腕をくみ、ふうせん売りのおじさんのことを、にらみつけていた…。「こころ」をうたいつづける歌手・さだまさしが書いた初めての児童文学。
  • ぼくとおじちゃんとハルの森
    4.0
    輝矢はいつも友だちや家族にささえられていると思っていた。でも、山小屋で輝矢は、おじちゃんや家族をささえているじぶんを知った。森の木ぎ、動物や植物、そして家族の心を知るようになった。小学校中級から。
  • ぼくは、いつでもぼくだった。
    4.0
    ぼくが、少年時代をすごした沖縄は、まだ、「アメリカ」でした。チョコレートを買うのも、えんぴつを買うのも、お金は「ドル」でした。いたずら仲間といっしょに、アメリカ軍の基地にしのびこみ、自転車で走りまわって、しかられたこともありました。やがて、ぼくは野球チームに入り、将来はプロ野球選手になりたい、という夢を、もちました。目の前のことが、すべて、光りかがやいて見えました。ところが、ある日、ぼくの身に、思いがけないことがおこったのです…。いっこく堂がはじめて書き下ろした、自伝的児童文学。
  • マザー・テレサ : かぎりない愛の奉仕
    4.4
    1巻929円 (税込)
    マザー・テレサとの対話と、許可をえて撮られた多くの写真を通し、マザーの生い立ちから生涯、著者とマザーとの交流などをあますところなく語る。
  • またね
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江坂麻実は、小学六年生。大阪で、陽気なお母さんとふたりぐらし。お父さんは、単身赴任で福岡にいっている。ある日、お母さんが会社の健康診断で、再検査を受けることになった。結果は、乳ガン。そして、急きょ入院をすることになった。「お母さんが、ガン」麻実は、不安をかかえたまま、たったひとりですごすことになった。人間の仕事、それは生きること-街路樹の葉が金色にそまるころ、少女は「心に生きるいのち」を知った。子どもと大人のための新しい児童文学。小学中級から。
  • まぶらいの島
    -
    メル友に誘われて、まぶらいの島にやってきたひろみ。魂がその人を護るという島で人々と暮らす日々。不登校を続けるひろみの心も癒されていく…。第50回毎日児童小説コンクール最優秀賞作品。
  • みつばち
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『ダルマ』の道夫と和男、『手紙』の研之介とヤッちゃん、『ひったくり』のぼくとこうちゃん、『みつばち』の春子と真理とミズキ。いつもと同じ毎日がやってくるはずなのに、思いがけない事件が待っていた。へいぼんな一日がすこしちがって見えてくる四編の物語。
  • ムジカの森の音楽隊
    -
    音楽がさかんな「ムジカの森」に引っこしてきた、ハムスターで医者のコツブ先生。ある日、アゲハ、テントウムシ、ヤンマ、ゾウムシ、カマキリが、コツブ先生をたずねてきました。もともとなかない虫たちが、「音楽をやりたい」といいます。音楽がすきで、体のことをよく知っているコツブ先生は、音を出すくふうを教えました。アゲハたちはおおよろこび。音楽隊をつくり、音楽会に出ることにしたのです。ところが森の音楽家、フクロウ、カエル、なく虫たちは、なかがよくありません。おなじ場所で音楽会をひらけば、食うか食われるかのおおさわぎになるのですから…。それなのに、虫の音楽会に出してもらえないアゲハたちの音楽隊“ムシ・ムジカ”は、カエルの音楽会に出場するといいます。さてさて、音楽会はいったい、どうなる?小学中学年から。
  • ヤマトシジミの食卓
    4.0
    風助さんは謎の人だった。いつもあの平たい石に座っていた。「明日は、いつだって、かんこの味方だ」という励ましの呪文も教えてくれた。小学校中級から。
  • ゆうたとおつきみ
    -
    1巻858円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「ぼく、きくの花を、もらってくる!」ゆうたはまかせてと、まほうのコンペイトウをもって、出かけました。こんやは、ゆうたのいえのおつきみ。おばあちゃんがすきなきいろのきくを、よういするためです。ところが、コンペイトウを口に入れて、じゅもんをいっても、道をおもいだせません。「まいごになっちゃった」ゆうたは、すわりこんでしまいました。1・2年生から。
  • 雄太昆虫記 : ぼくのアシナガバチ研究所日記
    -
    1巻929円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ひとりの少年が小学校4年生から6年生にかけてアシナガバチを観察し続け、たくさんの疑問と発見と感動をまとめた観察日記。
  • YUKICHI-福沢諭吉の青春物語
    -
    1巻1,001円 (税込)
    福沢諭吉という人を知っていますか。そう、一万円札に顔がえがかれている人ですね。この本は、…その諭吉さんがまだずっと若いころのお話です。大きな夢と熱い心をもって、いっしょうけんめい学びながら、時には友だちと語り、そして時にはなやむ…。そんな諭吉さんの青春物語を楽しんでください。
  • 夢色の絵筆 : ハンディキャップをのりこえる少年画家・浅井力也の物語
    -
    1巻786円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 リッキーが絵をかくと、あたたかな色が、絵筆から、そして、キャンバスからあふれだし、見る人の心は、きらきらとかがやきだす…。生まれつき、からだに障害をもちながらも、絵をかくことで、みずからの命を燃やしつづける、少年画家・浅井力也。愛と勇気にみちた、ひとりの少年の歩みを、たんねんにえがくノンフィクション。
  • 夢見の猫風の犬宮
    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    平安とは名ばかりの時代が、すぎさろうとしていた。武士として力をのばす平清盛と、平家をたおそうとする院(後白河法皇)。それぞれから仕事をうけた蠱毒使いの虫頭は、究極の毒をつくることをもくろむが…。小学高学年から読める歴史怪奇ファンタジー。
  • 読まれなかった手紙
    4.5
    1巻929円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 四年間の奉公を終え、道子は十七歳になった。あと一年がんばれば、家族が待つ実家に帰ることができる…。戦争が奪うのは、兵士の“命”だけではない。おだやかに暮らす人々の“愛”や、未来を生きる若者たちの“夢”までも-。実際の出来事をもとに、戦争の悲惨さ、平和の大切さを伝える物語。
  • 竜宮城はどこですか
    -
    1巻929円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 竜宮城へいってきます。なぞの手紙をおいて、とつぜん姿をけしてしまった姉・真弓。弟の俊は、数少ない手がかりをもとに、姉さがしの旅にでる。その手がかりとは、日本各地につたわる「竜宮伝説」や「浦島伝説」であった…。小学上級から。
  • 龍の腹
    4.0
    「焼き物の技術を学びたい」という、父の夢に引きずられ、父とともに日本から宋へと渡った少年、希龍。苦難の道程をへて、焼き物の地、龍泉にたどりついた二人の前に、まるで丘をはう龍のような、巨大な登り窯が現れた…。戦乱激しい南宋時代末期を舞台に、陶工として、焼き物作りに身を投じる少年、希龍の命の物語。
  • 六四五年への過去わたり 平城の氷と飛鳥の炎
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    平城京に置かれ、占い・天文・時・暦にたずさわる部署、陰陽寮。天文博士のもとで星図をかく星読みの青年、言祝にはとくべつの秘めた務めがあった。 大化の改新がはじまる直前まで、飛鳥の地には、『日本書紀』をまとめるために欠かせない書物があったという。蘇我氏が滅びる乙巳の変によって、一族とともに焼失したそれを探しだし、炎にまかれる直前に持ちかえってくるようにとの命を受けた言祝。ありかをつきとめるため、蘇我の邸にまぎれこませる女の子として、言祝が見こんだ少女、沙々。 平城京と飛鳥、およそ70年離れた時をこえて過去わたりをする二人に訪れた結末は……。
  • わがはいは中村春吉である。 : 自転車で世界一周無銭旅行をした男
    3.7
    徒歩では、いくらなんでも時間がかかりすぎるだろうし、馬はえさ代がかかる。自動車はえさは食わんが、燃料が必要だ。すると、残るのは、…自転車しかない!1902(明治35)年2月23日、ひとりの青年が、横浜港を旅立った-。
  • わが家
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 父は二年前に自死を選んだ。真実子は、父の死因をだれにも言えず、自責の念を抱えながら、生きる意味を見出せずにいた。残された兄妹を思うあまり、母は過干渉になり、ふたりの関係は限界に来ていた。夏、丹後のおっちゃんから連絡が入った。民宿を手伝ってほしいという。民宿『わが家』で知りあう人たちは、真実子に、生きること自体にこそ、生きる意味があることをやさしく語るのだった。
  • ワルルルさん
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ある日、弟の信とけんかしてお母さんにおこられた來未は、おばあちゃんの家への家出を決行する。しかしバスを乗りまちがえてしまい、しらない町へ…。來未はそこで、ふしぎなおばあさんと出会う。なぜか文字の読み書きができないこのおばあさんは、いったい何者-。戦争中の貧しい生活だって、阪神・淡路大震災だって、どんな困難も前向きに、明るくたくましく乗り越えていく。朝鮮半島から日本へわたってきた、ワルルルおばあさんの元気いっぱいの物語。

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