小説・文芸 - 角川選書一覧

  • 信仰と医学 聖地ルルドをめぐる省察
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    カトリック信者の聖地フランス・ルルド。毎年500万人が訪れ、その洞窟から湧き出る水を飲むと病気が治癒すると言われた彼の地を、作家であり現役精神科医でもある著者が実際に取材。科学では説明がつかない不思議な現象をどう受け入れるべきなのか。聖母マリアの出現以来、160年の歴史を振り返り、過去の治癒事例から徹底検証する。ルルド体験を通じて信仰と医学の関係性を多角的に論じる、世界に類を見ない貴重な一冊。
  • 太宰治の作り方
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    太宰治の文学碑のある青森県・蟹田で少年時代をすごし、その小説を愛した著者が、津軽、龍飛、五所川原へと太宰ゆかりの地を訪ねながら、今なお多くの読者を惹きつけてやまない太宰の卓抜な作法の秘密に迫る。
  • 風土記 日本人の感覚を読む
    5.0
    1巻1,408円 (税込)
    七一三年の官命によって編纂された「風土記」。全国各地の産物や土地、神話などを記す古代の貴重な資料である。その地誌としての性格をふまえ「風土記」を読み解けば、日本人に通底する心のありようが見えてくる。 【目次】 はじめに 第一章 「風土記」とはなにか 第二章 「風土記」の時間  序 説  第一節 「風土記」の時間認識 ―「古」「昔」「今」―  第二節 神の歴史 ―オオナムチ神話の国作り―  第三節 天皇の歴史 ―風土記巡行伝説―  第四節 祖先の歴史 ―「祖」「初祖」「遠祖」「始祖」「上祖」の世界― 第三章 「風土記」の空間  序 説  第一節 神話の空間認識  第二節 里長の役割と「里の伝承」  第三節 巡行伝承の空間的再配置 第四章 「風土記」からみた日本文化  序 説  第一節 松になった男女の「罪」と「恥」  第二節 天女の追放 終章 「風土記史観」でみた古代の日本 おわりに 引用文献および参考文献
  • 雨月物語の世界 上田秋成の怪異の正体
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    短篇傑作集であり、伝奇小説、時代小説、怪異小説、翻案小説のいずれともいえる『雨月物語』九作品を、より深く面白く読むための絶好のガイド。翻案の元となった古典作品をたどりつつ怪異の本質に迫る。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 江戸の思想闘争
    3.0
    死んだらどうなるのか。「鬼神(霊魂)」は存在するのか、しないのか。「社会秩序」はいかにして生まれるのか。「道」をめぐる、儒家と国学者による「国儒論争」とは何だったのか。伊藤仁斎、荻生徂徠、太宰春台、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤ほか、近代社会の根本問題に果敢に挑んだ思想家たちの闘争を考察。「死」と「贈与」の言説への、思想史と社会学のアプローチによって江戸の思想を展望する、挑戦的な試み。 序章  贈与で読み解く江戸思想 第一章 死んだらどうなるのか ――本居宣長と死後の問い 第二章 言葉と文字─ 自言語認識と『古事記』の再発見 第三章 他者問題 ―― 「漢意」とイデオロギー批判 第四章 翻訳問題 ―― 荻生徂徠の言語観 第五章 「日常」の発見 ―― 伊藤仁斎と「道」の言説 第六章 二つの秩序問題 ―― 荻生徂徠の社会理論  第七章 「文化」の起源論争 ―― 太宰春台と賀茂真淵 第八章 論争の展開 ―― 本居宣長と「道」の言説 第九章 贈与の逆転 ―― 本居宣長から平田篤胤へ 第十章 死者の人情 ―― 平田篤胤の死後観 第十一章 死後の審判と生命の贈与 ―― 平田篤胤と「幽世」の誕生  終章 鬼神論の近代的展開 ―― 柳田国男と和辻哲郎
  • 王朝文学入門
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    1巻1,408円 (税込)
    『源氏物語』や『枕草子』などの物語・エッセイ、『土佐日記』『蜻蛉日記』などの日記文学を中心に、主要な王朝作品のあらすじ、特徴・ポイントをわかりやすく解説。便利な「王朝文化ミニ辞典」付き。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 暮らしの古典歳時記
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    1巻1,650円 (税込)
    夕方に鳴くのは「からす」か「かえる」か? 「おにぎり」と「おむすび」はどちらが古い言い方? 蛍が登場する最古の古典は『日本書紀』!? イチョウは『万葉集』『枕草子』『源氏物語』にまったく出てこない……。旬の食べ物、花鳥風月、記念日や年中・伝統行事日々の暮らしにまつわる豊富な話題から、古典文学の楽しみ方を解き明かす! 日本文学の奥深さ・幅広さが堪能できる、目からウロコの教養が満載の古典文学案内。
  • 黒田官兵衛・長政の野望 もう一つの関ヶ原
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    関ヶ原合戦。武将たちは、戦いの直前までどの軍に与するのかに苦悩していた。軍師伝説を検証することで明らかになってきた黒田官兵衛・長政の暗躍の事実。関ヶ原合戦に賭けたふたりの知られざる野望に迫る。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 源氏物語入門
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    巻ごとのあらすじ、よりすぐりの名場面、物語を読むために必須の有職の知識、作中人物の紹介、国宝源氏物語絵巻の全場面解説など、まずは現代語で源氏物語を楽しむための、基礎知識を満載した入門書。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • ここからはじめる短歌入門
    -
    三十一音で無限の世界を表現できる短歌。恋、家族、老いなどの人生がどう歌になるのか、その技法は? 作法から鑑賞法まで、近現代の秀歌を例にあげながら、平易なことばで短歌の深い魅力を伝える短歌入門。
  • 古典歳時記
    -
    1巻1,650円 (税込)
    古来、日本人は自然に寄り添い、時季を楽しんできた。旬の食べ物、花や野鳥、気候や年中行事……折々の暮らしに根ざしたテーマを厳選し、時事的な話題・歴史的な出来事を入り口に、四季折々のことばの語源と意味を解き明かす。「『春はあけぼの』は平安朝の人々の美意識ではなかった」「西行の詠んだ『花』は何か」「あじさいは平安朝の女流文学には出てこない」など、文学の知識も学べる古典文化の案内書。 目次 第一部 正月/第二部 春/第三部 夏/第四部 秋/第五部 冬/第六部 京都文化
  • 古典のすすめ
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    神話から江戸の世話物へとつながる恋愛観、挽歌と哀傷歌そして源氏物語に描かれた「死」と「病」など、日本の古典作品に描かれた哲学をやさしく説く。古典に立ち返り、人生を見つめる新たな視点を養う本。
  • 子規の宇宙
    4.3
    聖なる六尺の病床で近代俳句の礎を築いた子規。「真の革新は、古典から生まれる」と説く著者が、子規の俳句革新の意義に迫り、「即時ということ」「拙の文学」「子規の食卓」等、新たな子規像に鋭く迫る。
  • 新古今集 後鳥羽院と定家の時代
    5.0
    歌に目覚めた後鳥羽上皇の元には藤原俊成、定家、良経など、新たな手法で歌を詠む廷臣たちが揃い、式子内親王、俊成女など、女性歌人も顔を並べた。宮廷をあげて歌に明け暮れる稀有な時代の幕明けを描く。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 浄土思想入門 古代インドから現代日本まで
    3.0
    「念仏を称えれば、死後には阿弥陀仏の本願力に乗じて、善人も悪人も平等に西方の極楽浄土に往生すると説く浄土教。死を直視する教えはどのように変容してきたのか。インドで誕生したブッダの教えが、その後中国から日本に伝わり、法然により大きく展開された。結節点である法然を軸に浄土教の教えに迫りつつ、死を隠蔽し、科学の知を万能視して自我の肥大化が進行する、苦悩に満ちた現代社会を強かに生き抜くヒントを提供する。 序  章 現代社会における浄土教の意義 第一章 インド仏教史 第二章 浄土教の誕生 第三章 インドと中国における浄土教の解釈 第四章 鎌倉時代までの日本仏教 第五章 法然の浄土教 第六章 親鸞の浄土教 第七章 一遍の浄土教 第八章 近代以降の浄土教 終  章 浄土教が浄土教であるために
  • 戦争と諜報外交 杉原千畝たちの時代
    4.0
    日本が大戦へと向かう中、頭脳で世界と渡り合い、闘った外交官たちがいた。彼らはそのとき一体何を見、何を試み、日本をどんな未来へ導こうとしたのか? 外務省に眠る4万冊の資料から、その足跡をあぶり出す。
  • 旅する神々
    5.0
    五つの名を持つ大国主神の変幻自在な旅、浦島太郎のモデルとなった山幸彦の海神の宮訪問、吉備津神の温羅退治遠征、天照大御神の「永遠の宮所」を探し求める倭姫命の国覓ぎの旅、民俗行事にみえる仮面・仮装の神々の来訪――神は常在せず、古来、人びとの延長線上にあった。『古事記』をはじめ神話や行事に息づく奔放で多情多様な「旅する神」の姿に、日本独自の神々と人びとの関係をさぐり、原信仰を浮かび上がらせる。 「日本は、ついぞ宗教統制をさほどに大事とせず、多神教が共存を是としてきた。おもしろい、というしかない。そこでの神々も多様な性格があるが、それも絶対的ではない。時どきに変化もあり習合もあり、それがおもしろい。ということは、神々と人びとの自在な関係がおもしろい――」(「第一章」より) 序章 呼べば応える日本の神々 第一章 大国主神の旅 第二章 山幸彦の旅 第三章 吉備津彦の旅 第四章 倭姫命の旅 第五章 倭建命の旅 終章 招かれざる神々の来訪
  • 定本 現代俳句
    -
    近現代俳句の優れた鑑賞書であり、俳句の奥深さと可能性をあますところなく伝える不朽の名著。正岡子規をはじめ四八人の俳人ごとに句を鑑賞し、表現はもとより俳人の決意までを読みとる。引用句索引付き。 ※本文中に「*」が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。
  • 陶淵明と白楽天 生きる喜びをうたい続けた詩人
    -
    1巻1,584円 (税込)
    自分が快適だと思う生き方を選び、田園生活の充実と生きる喜びを追求することで死への恐怖を克服した陶淵明。後世、最も影響を受けた白楽天との対比により、ふたりの詩人がうたいつづけた喜びの意味を読み解く。
  • 徳川家臣団の謎
    4.0
    忠節の鑑とされてきた徳川家臣団。しかし、家康以前の徳川(松平)家は激しい派閥争いが存在していた。徳川(松平)家の系譜を辿り、家康が率いた家臣団がどのように変貌したのか豊富な史料を用いつつ検証。
  • 日本風景論
    -
    宗谷岬、那智の滝、四国の遍路路、富士山――。日本各地の懐かしい風景、新しい風景の中を歩きながら、人に出会い、歴史と文化に思いを馳せる。日本の風景と暮らしの豊かさをゆったりと味わうエッセイ。
  • 入門  俳句の表現
    -
    「定型」と「季語」そして「切字」「省略」「リズム」が渾然となっている俳句。約束や形式の大切さをしっかり認識した上での実作のヒントを、選評を通して具体的に解説。初心者にもよくわかる俳句表現入門。
  • 忍者とは何か 忍法・手裏剣・黒装束
    -
    1巻2,640円 (税込)
    歌舞伎、小説、漫画、ゲーム……忍者は、さまざまな作品に登場しえがかれることで、そのイメージを縦横に変化させてきた。その軌跡をたどり、現代の忍者イメージの根源を探る。
  • ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで
    4.5
    ノーベル文学賞受賞から、ベストセラーはカズオ・イシグロ一色に。しかし、受賞作のうち何作読んだことがあるだろう? 古今東西の受賞作を読み直し、多様な作品たちの「面白さ」を作る仕掛けに迫る! 〈目次〉 はじめに ノーベル文学賞を読むということ 一九八〇年代 一 章 めくるめく勘違い小説『眩暈』            エリアス・カネッティ 二 章 ラテンアメリカと魔術的リアリズム         ガブリエル・ガルシア=マルケス 三 章 アラビア語圏のリアリズム              ナギーブ・マフフーズ   一九九〇年代 四 章 「黒人」「女性」作家                 ト二・モリスン 五 章 「情けないオレ語り」と日本文学         大江健三郎 二〇〇〇年代 六 章 中国語としての表現の追求            高行健 七 章 ワールドワイドで胡散臭い語り      V・S・ナイポール 八 章 「他者」と暴力の寓話              J・M・クッツェー 九 章 非非西洋としてのトルコ           オルハン・パムク 十 章 共産主義体制下の静かな絶叫         ヘルタ・ミュラー 二〇一〇年代 十一章 ペルー、あるいは梁山泊      マリオ・バルガス=リョサ 十二章 中国版「魔術的リアリズム」            莫言 十三章 信頼できない語り手             カズオ・イシグロ 終わりに 主要参考文献 受賞者の出身国 索引
  • 俳句で楽しく文語文法
    4.0
    俳句を作る時はもちろん、俳句を読む時にも、文語文法の正しい知識は欠かせない。単語の分け方、活用語の種類の見分け方、正しい接続の仕方など、俳句を用例にして、楽しく文法が覚えられる入門書。
  • 俳句のはじまる場所 実力俳人への道
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    俳句はなぜ縦に書くのか、なぜ季語を含むのか、写生とはなにかなどの疑問・難問を丁寧に解説。古代歌謡以来の詩歌文芸の歴史のなかに俳句という詩を位置付けて、「俳句とは何か」を解明する。
  • 俳句の秘法
    -
    俳句は一字の違いが大違い。凡句を秀句に変える一字の秘訣とは何か。俳句界の第一人者が作句の秘法を公開する。俳句の素材と発想、詩趣と品格、作句の急所など、秀句への道を平明に説く、会心の俳句作法入門。
  • 俳聖芭蕉と俳魔支考
    -
    1巻1,584円 (税込)
    芭蕉と支考が師弟として過ごしたのは四、五年だが、芭蕉が俳聖となった背景には、蕉風を賞揚した俳論の刊行、美濃派の全国展開による蕉風の伝播など、“俳魔”支考の大きな働きがあった。二人の人間像に迫る。
  • 芭蕉の人情句 付句の世界
    -
    人物や心情を詠んだ句を、人情句と呼ぶ。優れた叙景句が多く自然詩人として知られる芭蕉には一方で、人間を犀利に見つめ多彩な人々の姿をリアルに捉える世界があった。人情句を通して語る、もう一つの芭蕉。
  • 風雅と官能の室町歌謡 五感で読む閑吟集
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    庶民から貴族までが小歌に熱狂した室町後期、『閑吟集』は恋歌、明るい諦念の歌など三一一首を収録。無常の世を悟りながら、官能に身を投げ出した室町人の心を「五感」で捉え、豊かな歌謡の世界を描く。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 仏教からよむ古典文学
    -
    【目次】 1 源氏物語と仏教 2 平家物語と仏教 3 能と仏教   修羅の救い   大和をめぐる謡曲と宗教   中世思想の転回と能 4 仏典とその受容   仏教経典概論   経典に見る女性   仏教と夢   西欧における日本仏教の紹介 5 思想と文学の間   真福寺写本から見た中世禅   思想家としての無住道暁   『徒然草』の酒談義   良寛と仏教――『法華讃』をどう読むか   禅と女性 6 愛と修道――漱石のジェンダー戦略
  • 平安貴族のシルクロード
    -
    1巻1,232円 (税込)
    『竹取物語』のかぐや姫が五人の求婚者に求めたものはすべてシルクロードの産物だった! 『源氏物語』に先立つ長編『うつほ物語』には、オリエンタルな話題が満載。王朝物語を国際的な観点で読み直す。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 編集者国木田独歩の時代
    3.5
    自然主義作家・国木田独歩は、優れた編集者としての一面をもち、日露戦争期に爆発的な人気を博したグラフ誌を創刊・発行した。独歩の編集者としての半生を綿密に追い、活気あふれる明治の時代を描き出す。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 万葉集 隠された歴史のメッセージ
    -
    1巻1,408円 (税込)
    『万葉集』は何のために編集されたのか。漢字で〈やまと歌〉を書くための技術をどのように開発し、それが歌にどのような広がりを与えたのか。万葉の歌の魅力を堪能しながら『万葉集』の全体を一望する。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 万葉集と日本人 読み継がれる千二百年の歴史
    -
    八世紀末の成立から千二百年。紫式部、藤原定家、佐佐木信綱らが読んだそれぞれの時代の万葉集は、どのようなものだったのか。その読み方に現われる日本人のこころの歴史をたどり、万葉集の魅力に迫る。
  • 万葉集の〈われ〉
    -
    万葉人たちが生きた七世紀半ばから八世紀にかけては、都市生活者が現れ、個の自覚や孤独が意識され始めた時代だった。恋の歌から挽歌まで、万葉集の歌の〈われ〉を検証し、歌とは何かを解き明かしていく。
  • 社をもたない神々
    -
    歳神・田の神・山の神・塞の神・地神・産神・産土神――ご先祖様たちが広大な自然や日々の営みから見出し、崇め祀り、連綿と子孫に託してきたものとは何か。 「我われの民俗学は、先学の落とした落穂を拾うようなもの」。師・宮本常一の言葉に導かれるように、日本各地に残る原初の多様なカミたちの足跡を探索。代々続く吉備・宇佐八幡神社の神主として、半世紀にわたり古神道(民間神道)を実践してきた著者が、いま急速に失われつつある「日本のかたち」を伝え残す。 序章――自然に宿る神々の群れ 第一章 歳神と田の神 第二章 原初に神体山あり 第三章 神宿る樹木とその森 第四章 境を守る「塞の神」 第五章 地神・産神と産土神 終章――まじないと流行神
  • 豊かさ幻想 戦後日本が目指したもの
    4.0
    「幸福な暮らし」とは何だろう。昭和どころか平成すらも終わろうとしている今、戦後の占領期の、「開発すれば、大規模なイベントをすれば、遮二無二働けば豊かになる」という考え方が再び頭をもたげているようにも思われる。アメリカ博覧会、国土開発プロジェクト、公害などの歴史をひもとくことで、開発、発展、生産性という言葉が、日本において豊かさや幸福とどのように結びつけられてきたのか、その来歴を考え、現代への警笛を鳴らす。 序 章 「豊かさ」の夢 第二章 アメリカ的な豊かさと展示される事物―空間の地政学 第三章 国土開発、産業化と豊かさへの確信―空間の文化・政治・経済学 第四章 道路開発と豊かさへの幻想―国土空間のネットワーク化と物質化 第五章 性と生―家族計画と身体空間への介入 第六章 物質的豊かさと収奪される身体空間 第七章 港都四日市の輝ける未来と公害―イデオロギー装置としての風景 第八章 豊かさという幻想の虚構性(から目覚める) 終 章 「昭和」を終わらせる力に抗して
  • 装いの王朝文化
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    衣服は、いつの時代も、着用している人物の位や性格など、様々な情報を示してきた。『源氏物語』『枕草子』などの作品の記述を手がかりに装束の記号性を読み解き、作品の新たな解釈と古典を読む楽しみを味わう!
  • 梁塵秘抄の世界 中世を映す歌謡
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    悪人への共感、赤裸々な恋愛、ファッション、祭礼の賑わい――。『梁塵秘抄』に歌われた世界の多様なひろがりを探り、中世の人々を魅了した歌謡の面白さ、楽しさを通して当時の世相を鮮やかに描き出す。 ※本文中に〔*〕が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 和歌史 なぜ千年を越えて続いたか
    3.5
    人々は、万葉集の時代から言葉と人による網目のような縁をつくり、あるときには「本歌取り」を通して時代をこえた会話をし、一時代にはグループを作って時代ごとの言葉の塊を形成してきた。本書では、和歌の縦の歴史を追いながら、言葉と言葉によってできた網のようなつながりを解き明かす。表現の背後にある観念を析出し、系譜化する。和歌研究の地平をひらく画期的な書!
  • 和歌文学の基礎知識
    4.8
    1巻1,320円 (税込)
    ヤマトタケルから良寛まで、よりすぐりの和歌を楽しみながら、歌の発生、修辞技法や歌の社会的役割、工芸の世界をはじめ日本文化全体におよぶ和歌の影響などを解説。和歌がどんどん身近になる! ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 和本への招待 日本人と書物の歴史
    -
    なぜ平安時代の物語が今も読めるのか? 千三百年にわたる書物の歴史を辿り、素材や装訂、写本の手法、本屋事情の他、和本の見方と魅力を紹介。手にとって愉しめる伝統文化、和本の世界に出会う案内書。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。

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