小説・文芸 - 辻早苗 - ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル作品一覧

  • 歌姫に薔薇の花を
    3.0
    オペラ歌手を夢見るローズは、ロンドンで初舞台を踏んで喝采を浴びた。早速さる高名な侯爵の秘書が家を訪れ、主が後援者になりたがっているとの知らせをもたらした。その瞬間、キューピッドの矢は間違った相手の心臓を射抜いた。ローズは侯爵の秘書フリンとひと目で恋におちてしまったのだ。けれど、舞台に立つ女性が後援者を得るとは、愛人契約を結ぶこと。強欲な後妻にたきつけられ、父は今にも契約書にサインしそうだ。歌は大好き。でも……真実の愛だって見つけたい。そこへ、サド侯爵の信望者と囁かれる放埒な伯爵が現れ、ローズの運命は思いもよらない方向へむかう。■お待たせいたしました。胸を打つクリスマス短編作で日本デビューを果たしたダイアン・ガストン、初の長編をお贈りします。スリリングかつシェイクスピア作品を彷彿させる独特の作風をご堪能ください。
  • 華麗なる企て
    3.7
    頭の空っぽな貴族と結婚するくらいなら、身分は低くとも善良でりっぱな男性と結ばれたい――伯爵令嬢ソフィアは両親の反対をよそにそう公言している。そんなある日、新入りの馬番ベンと乗馬に出かけた彼女は、ユーモアあふれる彼との会話に思いがけない心地よさをおぼえた。ハンサムで謎めいたベンに、どこか気品さえ感じて。一方、ベンはソフィアに惹かれるほどに危機感を募らせていた。実は、彼は貴族――シャーンブルック公爵なのだ。彼女にひと目惚れしたものの、貴族嫌いという噂を聞き、一計を案じて伯爵家に潜り込んだのだが……。■来月は往年の名作家シルヴィア・アンドルーの作品をお届けします。第3話『予期せぬ求婚』で登場したへスター・パーシヴァルがヒロインとなる『社交界の評判』(HSS-7)をどうぞお楽しみに!
  • 侯爵の愛人【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
    3.5
    愛人契約は、一生に一度の無謀な冒険。永遠に続かなくてもかまわない。 エマの父は賭博で負け、地所を奪われたあげく非業の死を遂げた。弟は行方知れずになり、母も寝ついてしまった。災いの元凶はリザム侯爵……。けれど友人のコンパニオンとしてどうにか暮らせるめどがついたころ、エマの前に現れたリザム侯爵は、呪わしい悪党などではなく、とびきりハンサムで魅力的な人物だった。そんな彼に、愛人にならないかとからかわれ、エマは憤慨した。なんて恥知らずな人なの! ところが、友人がトラブルに見舞われ、エマは職も住まいも失うはめに。もはやどうすることもできず、侯爵の愛人になるほか道はなく―― ■父の死後、音をたてて崩れた幸せな日々。行き場をなくしたうら若き乙女に突きつけられたのは、あろうことか父の仇敵との愛人契約で……。 リージェンシーの名手アン・ヘリスが描く、清らかなヒロインを惑わす罪作りな放蕩侯爵との波瀾の恋をお楽しみください。 *本書は、初版ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 尽きせぬ想い
    3.0
    婚約者をふり、社交界の爪弾き者にされたオリヴィアにとって、すばらしい結婚相手に巡り合うことなど夢のような話だった。そんなある日、出席した舞踏会で居心地の悪い思いをしていると、ジャック・デニング大尉がワルツを申し込んでくれた。数日前、森で犬に襲われかけた彼女を救ってくれたジャックは、輝くような魅力とやさしさにあふれているが、戦争から戻ってきたばかりのせいか、瞳の奥に悲しみを宿している。彼の頬に触れ、あの苦痛を和らげてあげたい。オリヴィアはあふれだした想いを止めることができなかった。たとえ彼が結婚しないと誓っているという噂を聞いても……。■絶大な人気を誇るアン・ヘリスの作品をお届けします。第1話『侯爵のお気に入り』で悲しい思いをしたオリヴィアについに幸せが訪れます。1月刊『一夜の刻印』も、どうぞお見逃しなく!
  • 囚われの花嫁【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
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    結婚か? 死か?選択を迫られた、ハイランドの乙女は…… 愛なき結婚――これがわたしの宿命なのだろうか。反旗を翻したスコットランド王の軍により、ローンの城は陥落。父は城を追われ、ララと弟妹は敵の捕虜となった。スコットランド王の腹心の部下セバスチャンが、眼光鋭くララに迫る。花嫁になれ、さもなくば死を選べ、と。敵に身を捧げるのは屈辱だが、結婚を拒めば弟妹の命まで奪われてしまう。ララは敵の支配する城で、囚われの花嫁となるほかなかった。その夜、従順な新妻を演ずるべく、ララはベッドに身を横たえ、そして、待った。夫を欺こうという企みなどおくびにも出さず。 ■『ハイランドの野獣』で話題をさらったUSAトゥデイのベストセラー作家、テリー・ブリズビン。「私の前世は、古代エジプト人と中世スコットランド人」と語る彼女の描く、逞しく野性味あふれるヒーローにあなたもたちまち虜になること請け合いです! *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 美徳の戯れ
    -
    ウィンダム子爵は無邪気なセリーナにすっかり魅了されて父親のリース卿のもとへ求婚しに行ったが、娘が心変わりしたという見え透いた理由で拒絶された。一方、セリーナは子爵からの求婚を心待ちにしていたところ、彼が堕落した放蕩者だと教えられ、別れるよう命じられる。代わりに父がすすめたのは、粗野で品のないヘイルクーム卿との結婚だった。あんないやらしい男に嫁ぐのだけはいや!セリーナは子爵への思慕をつのらせた。ウィンダムもまたリース卿への疑念が日に日にふくらんでいった。■「侯爵のお気に入り」に引き続き、スティープウッドを舞台に繰り広げられる恋物語をお届けします。十九世紀初頭の華やかなりし英国摂政期、放蕩者子爵と無垢な令嬢セリーナの恋のゆくえは……?

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