ノンフィクション - 清水一行 - 光文社 - 光文社文庫作品一覧

  • 兜町(かぶとちょう)物語
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    興業証券の危機的な経営を再建するため、もちまえの剛腕を買われて大抜擢をうけた谷川。彼は経営陣を刷新し、首位野村證券の牙城(がじょう)に肉迫した。――ルポライターの安部は、超特ダネ山一證券の経営危機を追ったが、地方紙の報道協定破りで夢破れ、作家への道を狙っていた。2人の男がそのとき出会った。苛烈(かれつ)な競争に明け暮れる兜町の舞台にぶつかりあう、男たちの夢。
  • すげえ奴
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    大正六年、乙幡連三が生家の借金百円を返済すべく、木更津に帰ってきた。由緒ある没落旧家の三男坊が東京で必死に働いて貯めた金だ。連三、十七歳である。……初恋のおけいと夫婦になるという夢。破産寸前の瓦店の小僧になった連三は、そこでも必死に働いた。──波乱万丈の時代背景、息をつかせぬストーリー展開。日本経済の黎明期を力強く生き抜いた男の痛快一代記。(『残侠一代』改題)

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