国内ホラー - 実業之日本社文庫作品一覧

  • 魔界都市<J>
    -
    <魔界都市>から世界を破滅させる甲冑が盗まれた。<新宿>を統べるドクター・メフィストは、<新宿警察>の誇る屍(かばね)刑事に奪還指令を発した。メフィストが屍の相棒に指名したのは、善悪の感情がない錬金術師・ブロワ銀城。甲冑が持ち去られたのは長野県麝鏡市。重火器で武装し、西欧の魔女も味方する<無法都市>へ<魔界都市>の最凶コンビが乗り込んだ。
  • ファミリー・レストラン
    2.3
    私たちを招いたのは誰? 殺人ディナーの謎を解け! 金持ち整形外科医・天本圭に誘われて瀟洒なスペイン料理レストランを訪れた女・深月。店には品のいい老夫婦と、深月のあとに入ってきた男性客が一人。天本と深月がワインで乾杯をし、タパスを口にしはじめて間もなく、甘く穏やかな空気が一瞬にして戦慄に変わる。突然「こんな所に呼び出して、いったい何の用だよ!?」と男性客が暴れ出し、客たちの前で、店の主人が自分の首を切る。「あなたもサバイバーですか」という謎の言葉を遺して。やがて客たち全員を巻き込んだ「死」のゲームが始まりを告げる。この店に客を招いたのは誰なのか。そして究極の選択を迫られた人々の運命は!? 驚愕のサスペンスホラー!
  • いのちのパレード 新装版
    3.0
    無国籍で摩訶不思議 華麗でクレイジーな変奏曲集!  指や手の形をした巨岩があちこちから生える奇妙な村に、妻と私はやって来た(「観光旅行」)。後期ロト7の当箋通知が届いた。まさか、この俺が?(「当箋者」)。大人なんだから不用意な発言はやめてほしいよ。だって僕らは…(「夕飯は七時」)。恩田ワールドの原点<異色作家短篇集>への熱きオマージュ。小説のあらゆるジャンルに越境し読者を幻惑する15篇。 新装版刊行に当たって、書評家・杉江松恋氏が解説「パレードは世界の果てまでも」を寄稿。また、2010年版の表紙に使用されたジョセフ・クーデルカの写真作品を斬新なデザインで再構成し、パッケージの奇想度合いもバージョンアップした「ジャケ買い」必至の一冊です。
  • 感染夢
    3.5
    不可解な夢に現れる、妖艶な女。夢から夢へ、不幸が伝染してゆく……。ベストセラー『契約』『汝の名』の明野照葉の原点といえるサスペンスホラーの傑作がついに電子化! 幸せな暮らしを営んでいたはずの従兄弟が、一家心中を遂げた。阿波隼人は、従兄弟が生前、不可解な夢に苦しんでいたことを知り驚愕する。隼人も、同じ悪夢に魘されてされていたからだ。夢に出てくる女は誰なのか。そして、隣に越してきたあの女は――隼人の日常が、少しずつ狂ってゆく。衝撃のラストまで繰る手が止められない、ノンストップホラー!

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  • ごりょうの森
    3.7
    平将門、菅原道真、崇徳天皇、井上内親王……古くから語り継がれ、恐れられてきた日本の「怨霊」をモチーフに、現代に生きる男女の情愛の行方を艶やかな筆致で描く官能短編集。 自殺した議員秘書の謎を追うフリー記者は、秘書の妻と大手町の将門塚で待ち合わせるが――(「首塚」)。 「京都の濃い闇の中から生まれ出た物語集」――東 雅夫(解説より)
  • 下町の迷宮、昭和の幻
    4.0
    田端にある古い銭湯の「昭和湯」の主人が旧式の柱時計を見るうちに……。飛鳥山公園の坂を上るたびに、母親の顔から「癒しの天使」となる女は……。かつての人気漫才師が、古巣の浅草にある蕎麦屋で聴いた歌謡曲は……。三十年ぶりに谷中を訪れた紙芝居屋が、千代紙を買った後に向かうのは……。現代の下町を舞台に、郷愁と恐怖が横溢する昭和レトロホラー。

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  • ぞろりん がったん 怪談をめぐるミステリー
    4.0
    瀬戸内海に面した広島の三原市に暮らす作家・世良の家から、妻の加奈子が姿を消した。世良の友人・内畠は、加奈子の妹から頼まれ、実情を探ろうと世良の家を訪ねる。しかし、世良は話を逸らすばかりで、それよりも執筆中の原稿を読んでほしいと内畠に頼んだ。寡作で、世間からも忘れ去られている世良だが、いま書いている作品は「話題になって大ヒット間違いなしだ」と豪語する。それは、日本各地に伝わる怪談に起因する、不可思議なエピソードを綴る物語。内畠は、「座敷わらし」とタイトルのつけられた最初の作品のページをめくった……。「座敷わらし」「言うな地蔵」「河童の雨乞い」「吉作落とし」「チロリン橋」「ぞろりん がったん」、6つの怪談と現実世界が交錯する幻想ミステリー短編集。読後に残るのは恐怖か、感動か!? 横溝正史ミステリ大賞出身で社会派ミステリーの新鋭による、初の短編集!!
  • 24時間走の幻影
    -
    24時間マラソンが舞台。レースが進むにつれ、明らかになる選手の真実の姿、コースに現れる謎の影など、怪しい空気が漂い…… 一昼夜走る過酷なレース。コースに現れたのは…… 24時間で、走った距離を競う耐久マラソンレースは過酷なもの。参加ランナー達は、それぞれの覚悟や想いを抱きスタートしていった。コースとなる公園には、出るという噂があり、真夜中になる頃、怪しさが漂いはじめる。そこに現れたのは、もう二度と会えないと思っていた人だった……。本格ランナーの著者が描く、不思議で切ない感動ストーリー。
  • 呪いのカルテ たそがれ心霊クリニック
    3.5
    心霊科へ、ようこそ。 あなたの幽霊、見えてます。 この恐怖(ホラー)は、泣ける――。 「この物語の結末は、少しだけ怖くて、切なくて、悲しくて、美しい。」 ――織守きょうや(作家・解説より) 『事故物件7日間監視リポート』 著者が放つ新感覚ホラー! 30歳で死ぬ呪いを解くため心霊科医は悪霊を食べる―― 久那納恵介は元春日クリニックで、日本で唯一の心霊科を掲げる自称心霊科医だ。病院には「うちに幽霊の死体が出る」「誘拐された娘の幽霊を探して」など、無茶な依頼が次々舞い込む。彼らの相談に応えることができる裏には、幽霊を見られる相棒の存在が。そして、間もなく30歳になる恵介には秘められた運命が―。 『呪いに首はありますか』改題 〈目次〉  呪い                   どうして幽霊は服を着ているのですか?    祖母                   身代金の相場を教えてください        父                    結婚してから彼が変わったように思います   妹                    犬も幽霊になるのでしょうか?        呪い                   誕生日プレゼントは何がいい?        解説 呪いに心はありますか 織守きょうや

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