小説 - 三好徹 - 集英社作品一覧

  • 愛と死の空路
    -
    国際線パイロット、志摩吾朗に思いがけない情報がもたらされた。かつて愛しあったスチュワーデスが、サンフランシスコで謎の失踪をしたという。シスコ便の場合、現地に着けば乗務員には約48時間の休みがとれる。その日から、彼女の行方を追う、志摩の執拗な追跡調査がはじまった。が、彼を待ち受けていたのは――麻薬、売春、暴力が渦まく暗黒街の罠だった…。著者会心の連作長編ミステリー。
  • 【合本版】興亡と夢(全5巻)
    -
    1巻2,970円 (税込)
    平成時代の基礎となった昭和の時代。戦争から経済大国へ、激動の昭和をもたらしたものは何だったのか。「二・二六事件」によって幕あけた狂気の時代を、壮大なスケールで捉えた感動の昭和史。『この作品は、日本人の運命と日本の針路を決定づけた「二・二六事件」から十数年間の歴史をつづったもので、執筆に五年の歳月を費やした。日本の動きだけでなく、世界史のなかの日本という視点に立って書いた。いいかえれば、ヒットラーやルーズベルトが何を考えたかによって、わたしたち日本人の運命も変わってきた。戦争を知らぬ世代にも経験してきた世代にも読んでいただきたいと思う。(三好徹)』
  • 貴族の娘
    -
    政界に重きをなす伯爵の孫娘として生まれた城山貴志子。夫を残して実家を出た彼女は親衛隊少佐フランツと恋におちるが、戦争に引き裂かれる。戦後の混乱を切り抜け、貴志子はフランツの消息を求めて欧州へ旅立った。さらに南米へと渡った彼女はカストロ、チェ・ゲバラと出会って…。激動の時代を気高く、そして奔放に生きた女性の一代記。
  • 興亡と夢 1
    -
    1~5巻550~660円 (税込)
    この作品は、日本人の運命と日本の針路を決定づけた「二・二六事件」から十数年間の歴史をつづったもので、執筆に五年の歳月を費した。日本の動きだけでなく、世界史のなかの日本という視点に立って書いた。いいかえれば、ヒットラーやルーズベルトが何を考えたかによって、わたしたち日本人の運命も変わってきた。戦争を知らぬ世代にも経験してきた世代にも読んでいただきたいと思う。 三好徹
  • 小説 総会屋
    -
    商事会社の営業から総務課に移った戸田は、株主総会でド肝をぬかれた。殺気だち緊張がみなぎる会場で、一匹狼の総会屋として頭角をあらわしている昔のクラスメート、鈴村に出会ったのだ。彼は会社の不正を嗅ぎつけ、いきり立っていた………。企業犯罪の新手口を暴き、色と欲望の悪の世界に挑戦する男を描く迫真の長編企業小説。
  • 戦士の賦 土方歳三の生と死 上
    -
    1~2巻902円 (税込)
    幕府の浪士新徴に応じて、土方歳三は近藤勇、沖田総司らとともに京に上り、新選組を結成した。尊攘・佐幕両派が入り乱れ騒然としていた京の巷で、不逞浪士を相手に血刃をふるう新選組の武名は、池田屋の変、蛤御門の変などの活躍で天下に響きわたった。土方は副長として近藤を助け、隊内を鉄の規律で統制してゆく――。幕末激動の時代に剣に己の魂を託し、意地と誠を貫いた男の壮烈な生涯、その知られざる実像に迫る! 巨匠・三好徹が遺した不朽の名作。
  • テロリスト伝説
    -
    アラビア語、ヘブライ語に堪能な外交官が行先を隠して海外へ出た。謎を感じて追うルポ・ライターにいつしか死の匂いが……。(赤い星の伝説) リビアのカダフィ大佐会見記を目論むフリー・ライターが、ホテルにひそむ赤軍派テロリストと見られる男に日本語で話しかけたことから、アッラー神の怒りが……。(暗殺者の伝説) 激動する政治の背後で策動する男たちを描く迫真の国際ゲリラ・サスペンス。
  • 汚れた天使
    -
    1~6巻550円 (税込)
    <私>は大新聞社の横浜支局詰め記者。三十半ばを過ぎて独身。仕事はできるがちょっとニヒルな一匹狼。事件の取材で出会った女たちには、さまざまな<天使>の素顔がある……。表題作ほか6編収録。
  • 犯罪ストリート
    -
    二千万円の金が入った買物袋を拾った警察官。完全に隠し通せるはずが……。(悪徳警官) 自分とは関係のないところでもてあそばれる結果となったひとりの女の運命。(空白の肖像) 虚実が錯綜した中でうごめくルポライターの生態。(重層軌道) など、ふとしたことから罠に落ち、深みにはまる男と女の人生を、鋭く抉るクライム・ノベル、6編を収録。
  • 幻の美女
    -
    “現代の小野小町”といわれる美貌のインテリアデザイナー深草夢路に取材を申し込んだ新聞記者・庄野。ところが、彼の周囲で不可解な事件が続出した。深草の秘書の偽装心中、上司のデスクの不可解な死…。本当の姿を見せぬ美貌の深草とは一体何者なのか。現代と歴史上の謎を巧みに結んで描く長編推理。
  • 妖婦の伝説
    -
    役者と謀って男を毒殺し、「夜嵐」の異名をとった原田きぬ、古着屋を殺し、大金を奪った高橋お伝、大逆事件で幸徳秋水らと共に逮捕された菅野すが子。毒婦、悪女、妖婦などと決めつけられた美貌の女たち。本当に彼女たちが悪かったのか? 偏見に立ち向かい、文明開化期の影の部分を鮮やかに浮かび上がらせる連作。

最近チェックした本