小説 - 内田康夫 - 実業之日本社作品一覧

  • 十三の冥府
    3.0
    1巻660円 (税込)
    ウミネコで有名な八戸の蕪島でお遍路の女性とすれ違った時、女子大生・神尾容子は、記憶の底に刻み込まれた奇妙な唄を耳にした。ところが数日後、唄を口ずさんでいたお遍路と思しき女性の絞殺死体が、新郷村の“ピラミッド”へつづく山道で発見される。同じ頃、古文書の真贋論争を取材するため青森を訪れた浅見光彦は<ピラミッド殺人事件>を皮切りに、行く先々で不可解な死に遭遇するが、その死の原因を“アラハバキ神の祟り”だと噂し、恐れおののく人たちがいた……。本州最果ての地に息づく謎めいた伝説と信仰。その背後に潜む憎悪と殺意に敢然と立ち向かう名探偵・浅見光彦の活躍を描いた、長編旅情ミステリーの傑作!

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  • 明日香の皇子 新装版
    -
    1巻550円 (税込)
    大東広告社員で24歳になる村久の恋人・恵津子が失踪した。恵津子の伝言を預かっていると語る男に呼び出されるが、男は村久の眼前で殺される。「アスカノミコ」という言葉を遺した被害者は、村久が担当する大取引先企業・エイブルックタイヤの社員だった。謎めいた言葉の意味を解く手がかりを求め、奈良の古都・飛鳥へと向かう村久の周囲で、得体のしれない「敵」の影が蠢きだす。失踪直前、恵津子が村久に託した一枚の絵が秘めた事件の真相とは…!? 内田康夫ワールドの原点がここにある。推理とロマンが渾然一体となった、壮大なミステリー!

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  • 三州吉良殺人事件 新装版
    -
    1巻550円 (税込)
    母・雪江の発案で三河への旅に出かけた名探偵・浅見光彦。旅先の「殉国七士の墓」で出会い、ふたりに説教までした愛国老人が、翌日吉良町の海岸で死体となって発見された。全身には高い崖から転落したと思われる激しい打撲の跡があった。しかし、現場にはそのような断崖はない。となると、まるで「名も知らぬ遠き島より…」と島崎藤村の詩にも歌われた椰子の実のように、死体は別の場所から流れ着いたのだろうか。一体犯行現場はどこなのか!? 一度は警察に疑いをかけられた浅見光彦が、美しい海岸に仕掛けられた完全犯罪と、その背後に隠された悪意に立ち向かう、傑作長編旅情ミステリー!

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  • 逃げろ光彦 内田康夫と5人の女たち
    3.5
    1巻550円 (税込)
    レストランで隣り合わせた女性が忘れていった携帯電話を、ふとしたきっかけで手にした浅見光彦は、メッセージのなかに奇妙な暗号のようなものが書かれているのに気づいた。さっそく、軽井沢のセンセと共に、解読を試みるものの、なかなか判読できない。光彦はもう一度レストランを訪ねたが、なぜか店を出たところで何者かに追いかけられることに……あわてて軽井沢のセンセがカンヅメになっているホテルに逃げ込んだ光彦を待っていたものは、そのレストランの従業員が殺されたというニュースだった。書き下ろしの表題作を収録した話題の作品集。

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  • 朝日殺人事件 新装版
    5.0
    1巻550円 (税込)
    東京都内の高級ホテルで、不動産ブローカーの男が殺された。死因は後頭部を強打された際のショックによる急性心不全らしいが、現場には手掛かりが残されておらず、捜査は難航する。母親が旅行中に偶然被害者を目撃、男が発した「アサヒのことはよろしく」という言葉を耳にしていた縁で、浅見光彦は調査に乗り出す。同じ頃、「旅と歴史」編集部記者・宮崎さとみが、アパート隣室の女性が行方不明になった謎を解明して欲しいと持ちかけるが、浅見はその依頼を断ってしまう。やがて次なる殺人が発生。ところがその被害者は……。「アサヒ」の意味するところを求め、そして、第二の殺人の真相を究明する、名探偵・浅見光彦の推理が冴える!

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  • 砂冥宮
    3.8
    砂の記憶に幻惑され、男は還らぬ人となった――。明治から昭和初期にかけて活躍した文豪・泉鏡花。彼の代表作のひとつ『草迷宮』のモデルになったという神奈川県三浦半島の旧家で、ルポライター浅見光彦が取材をした老人は、「金沢へ行く」と言い残して数日後、歌舞伎の「勧進帳」で知られる石川県「安宅の関」で死体となって発見される。浅見はその死の真相に近づくため金沢へ向かうが、老人の足跡は意外な場所で途切れていた。老人の「旅」の目的に思いを馳せる浅見の前で、やがて第二の殺人が発生してしまう……。名探偵・浅見光彦の推理は!? 傑作旅情ミステリー! 著者自作解説付き。

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